動物 しっぽニュース
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2017年06月24日

小池都知事の公約「殺処分ゼロ」は実現できるのか 東京都動物愛護相談センター取材レポ

ペトこと


小池百合子都知事が「殺処分ゼロ」を公約に掲げたことでも話題になった東京都の殺処分問題。先日発表された2016年度のデータによると、東京都内で治療困難や譲渡困難などで行われた殺処分の数(※)は、犬がゼロを達成し、猫は94匹となりました。今年3月には動物愛護相談センターを整備するための基本構想も策定され、殺処分問題への取り組みが加速しています。

※予後不良等、動物福祉の観点から行った致死処分や収容中の死亡を除き、譲渡困難等の理由により行った殺処分の数
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そんな東京都の動物愛護行政において中心的な役割を果たしているのが、世田谷区八幡山の「本所」、日野市石田の「多摩支所」、大田区城南島の「城南島出張所」の三つの施設からなる「東京都動物愛護相談センター」です。

今回ペトこと編集部は動物愛護相談センターの「本所」を取材し、所長をはじめとした職員の方々にセンターの取り組みや「殺処分ゼロ」の考え方を伺ってきました。(取材:山本恵太、薄井慧)

なお、ペトこと編集部ではこれまでも全国の動物愛護センターを取材しています。以下の記事もあわせてご覧ください。

神奈川県:神奈川県動物保護センター
愛知県:愛知県動物保護管理センター、名古屋市動物愛護センター、豊田市動物愛護センター
京都府:京都動物愛護センター
沖縄県:沖縄県動物愛護管理センター
目次 [閉じる]
1 最も狭く、老朽化が進む世田谷の「本所」
2 犬舎は1匹ごとの個体管理
2.1 清潔にしても臭いが強烈な犬舎
3 猫舎はスペース不足が深刻化
4 所長に伺う、「殺処分ゼロ」の誤解と本当の意味
最も狭く、老朽化が進む世田谷の「本所」

東京都動物愛護相談センター
東京都動物愛護相談センター本所
東京都動物愛護相談センター本所(以下、本所)は、京王線「八幡山駅」よりバスと徒歩で約20分の場所にあります。小田急線「千歳船橋駅」からの所要時間も同様にバスと徒歩で約20分ほど。どちらの駅からも徒歩では30分程度の距離です。

東京都動物愛護相談センター
環状八号線沿いに立地する本所(写真中央のボートの奥にある建物)
建物があるのは環状八号線の目の前。近くには芦花公園や東京23区清掃一部事務組合の千歳清掃工場があります。住宅街は隣接していないため、犬の吠え声による影響は少ない立地です。しかし敷地・建物ともに十分な広さが確保できているとはいえず、少し離れた場所から本所の建物を見るとその小ささがよく分かります。東京都動物愛護相談センターの3施設の中では、本所が最も敷地面積・建物延床面積の狭い施設です。

東京都動物愛護相談センター
「人と動物の共生をめざして」と書かれた看板が目印
環状八号線に面した壁には「人と動物の共生をめざして」と書かれた看板が。その年季の入り方から、建物の古さが感じられます。本所は、犬舎や猫舎、事務室がある「業務棟」が築43年、庶務部門や医務室がある「事務棟」が築27年と、東京都動物愛護相談センターの施設の中では最も建物の老朽化が進んでいます。

この本所で行われている業務は、大きく分けて以下の4種類。

動物愛護・適正飼養の推進に係る業務:動物教室の開催、飼育相談の受付など
動物の保護・収容と管理に係る業務:犬の捕獲・収容、犬猫の引き取り、飼養管理、譲渡など
動物取扱業者の監視指導に係る業務:動物取扱業者の登録・監視指導など
動物に関する危機管理に係る業務:災害対策、特定動物逸走時の対応など
いち拠点として23区西部地域の管理を担当しながら、東京都動物愛護相談センターの中心施設としての役割も担っています。

犬舎は1匹ごとの個体管理

今回は東京都動物愛護相談センターの金谷和明所長にご案内いただき、施設内を見学しました。

東京都動物愛護相談センター
東京都動物愛護相談センターの金谷和明所長(金谷所長は獣医師でもあります)
……と、見学を始めたその時。犬舎がある建物に1台の車が乗り入れ、周りの様子が一気に慌ただしくなりました。2階の事務室から何人もの職員の方が駆け降りてきます。偶然にも、犬が保護されて運ばれてきたのです。職員の方によると、「地域の方が見つけて警察に保護され、そこからうちに運ばれてきました」とのこと。運ばれてきた犬を確認する職員の方々が全員そろうと車庫のシャッターが降ろされ、保護された犬が車から運び出されました。保護された動物の脱走はあってはならないこと。必ずシャッターを降ろし、安全を確認して動物を移動させます。

このとき保護された犬もそうですが、動物が運ばれてきた時はまず状態確認の作業が行われます。性別、体重や毛色など外見の特徴、健康状態を確認するとともに、鑑札やマイクロチップの有無など所有者情報を確認し、「収容動物情報」ページに載せるための写真を撮影します。このタイミングで撮影するのは、保護時の状態を保つことで飼い主が探している動物を見つけやすくするためです(ただし、負傷が激しい場合はページへの掲載を控えます)。そして負傷や汚れがある場合は処置を行います。23区地域では負傷動物の収容と治療を城南島出張所で行っていますが、緊急で本所に収容する場合は、城南島出張所に移送する前に最低限の応急処置を施します。

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清潔にしても臭いが強烈な犬舎

収容時の処置が済むと、保護された体の大きさに合わせた種類別の犬舎に収容されます。先ほど保護された犬の収容が終わるのを待って、こちらの犬舎も見学させていただきました。

最初に案内されたのは大型犬舎。入り口のドア越しではまったく分かりませんでしたが、ドアを開けていただいた瞬間に強烈な匂いが鼻をつきます。臭いは強烈なものの、床の掃除や窓磨きなどは毎日欠かさず行っているとのことで、床、窓ガラス、壁、天井など、建物の年季を感じさせないほどに清潔さが保たれていました。

東京都動物愛護相談センター
大型犬舎(提供:東京都動物愛護相談センター)
臭いは、長年の経過で建物そのものに染み付いてしまっていることと、脱臭装置が古すぎて修理できない(修理用の部品がない)ため、なかなか解消できないそうです。エアコンは完備されており温度の調節は問題なくできるのですが、収容される犬にとってもその世話をする職員の方々にとっても、この臭いはつらそうです。

取材時の収容密度は、1部屋あたり1匹。保護数が多かった時代はこの部屋の中で複数頭をまとめて飼育する群飼育をせざるを得なかったそうですが、近年はさまざまな取り組みにより保護数そのものが減少してきているため、ゆとりをもって収容できています。現在は1匹ごとの個体管理を原則としているそうです。

本所にはドッグランなどの広い運動用スペースはありません。外に出られる状態の犬は職員の方が散歩に連れ出したり、敷地内の「ふれあい広場」に出してあげるそうです。人がいるところに慣れさせる訓練として、職員の方々が集まっている事務室に連れて行き、人に慣らすトレーニングも行われます。

東京都動物愛護相談センター
屋外に設置されている「ふれあい広場」(提供:東京都動物愛護相談センター)
猫舎はスペース不足が深刻化

続いて猫舎も見学させていただきました。こちらは犬舎と比べてもかなりスペースが不足しています。譲渡用の猫舎は成猫の収容でいっぱいとなりスペースが足りないため、子猫は医務室で検疫しています。しかし、「譲渡用の猫舎は収容されている犬のトリミングにも使うので、その時は猫を事務室に移すんです」と職員の方。スペース不足は深刻なようでした。

東京都動物愛護相談センター
猫舎(提供:東京都動物愛護相談センター)
医務室には備え付けのケージがないので、個別ケージを使って収容しています。譲渡用の猫舎と医務室では、子猫の「ミャー」という鳴き声がたくさん聞こえてきました。取材時(2017年6月)は、成猫よりも子猫の収容数の方がずっと多い状況でした。

離乳前の子猫は3〜4時間おきにミルクを与えないといけないため、職員の方々やミルクボランティアの方々が協力して世話をしています。ミルクボランティア制度は今年の4月から本格的に導入しており、登録人数はすでに約20人にのぼるそうです。子猫をいったんミルクボランティアの家庭に移し、ミルクやベッドシーツ、哺乳瓶などの物資をお渡しした上で、離乳までの世話をお願いしています。以前から離乳前の子猫を引き取ってくれる保護団体もいたそうですが、この制度が開始されたことにより、そういった団体にも物資の支援ができるようになりました。

猫は警戒心が強いため、子猫はもちろん成猫にも飼育の難しさがあります。人が来ると固まってしまったり、人に対する攻撃性が強かったりと、心を開くのに時間がかかる猫も多いそうです。

所長に伺う、「殺処分ゼロ」の誤解と本当の意味

東京都動物愛護相談センターの大きな役割の一つとして、「動物の保護・収容と管理」があります。飼い主からの直接の引き取りのほか、拾得者からの引き取り、捕獲(東京都動物愛護相談センターでは犬のみ行っています)などで、センターにやってきた動物たちは一定期間保護した上で、飼い主が見つかれば返還、見つからなければ個人、登録団体(※)への譲渡を試みます。

※登録団体への譲渡は、団体の飼養状況などを確認した上で行われます。
しかし、保護されてすぐ状態が悪化して死んでしまう動物もいますし、重篤な感染症を発症したり、著しい攻撃性を持っており人と一緒に暮らすことが不可能だったり、「生きている限り著しい苦痛から解放されない」ほど健康状態が悪くなってしまってしまい治療が困難だったりで、譲渡することが難しい動物もいます。その場合は、最終的に致死処分せざるを得ないこともあります。

「私たちは殺処分数(治療困難などにより譲渡することが難しいため殺処分を行う数)をゼロにできるようにさまざまな取り組みをしていますが、あらゆる死亡数をゼロにするのはまだ難しい状況です」と金谷所長が話します。前述の通り、健康状態の悪化などで死亡してしまう動物や、苦痛から解放するために致死処分せざるを得ない動物たちがいるためです。まずはセンターに収容される動物の数自体を減らしていけるように根本的な対策を取っていくこと、そして動物をできるだけ譲渡することが大切だと語りました。

殺処分問題における一つの問題として、飼い主が「自分の飼う動物に責任を持つ」という当たり前のことが徹底されていないという現状があります。そのためセンターでは、動物教室や事業者の監督、普及啓発の活動にも取り組んでいます。そして、さまざまな理由でセンターに引き取られた動物に関しては、1匹1匹を手厚くサポートし、可能な限りセンターに収容している間の生活の質(QOL:quality of life)を上げられるようにしているのです。

2016年度致死処分数の内訳(単位:匹)
犬 猫 その他(※2) 合計
1:動物福祉等(※1)の観点から行ったもの 1 205 0 206
2:引き取り・収容後死亡したもの 10 287 0 297
3:1、2以外の致死処分 0 94 0 94
合計 11 586 0 597
東京都福祉保健局資料「平成28年度致死処分数の内訳」より。表の中の数値は東京都全体(保健所政令市の八王子市と町田市を含む)のもの
※1:苦痛からの解放、著しい攻撃性、衰弱や感染症によって生育が極めて困難
※2:いえうさぎ、にわとり、あひる
最新版の2016年度のデータでは、東京都は犬の「1、2以外の致死処分」数ではゼロを達成しています。小池都知事が宣言した「殺処分ゼロ」は、こちらの数を指しています。そのため、犬に関しては目標が達成できたということになります。しかし猫の「1、2以外の致死処分」数は94匹です。東京都の猫対策は、繁殖のコントロールや室内飼育、そして身元表示などを呼びかける「猫の飼い主への対策」と、地域で取り組む「飼い主のいない猫への対策」の二つの軸で行われており、引き取り数も確実に減少してきているそうですが、まだ「ゼロ」の達成はできていません。

小池都知事が昨年開催されたアニマル・ウェルフェアサミットで宣言した「殺処分ゼロ」という言葉は、キャッチーで分かりやすくも聞こえる一方、誤解を招きやすい言葉でもあります。小池都知事は、致死処分の合計の数である「597」をゼロにすると言っているのではなく、やむを得ず致死処分を行っている数を除いた数、つまり2016年度では「94」となっている部分をゼロにすると言っているのです。

関連記事:小池都知事が滝川クリステルさんと対談 「2020年を期限として『殺処分ゼロ』を実現する」
関連リンク:小池知事記者会見「犬の殺処分ゼロが実現したことについて」(2017年6月1日)
これまで「東京都動物愛護管理推進計画」(ハルスプラン)では誤解を生む可能性を懸念して、あえて「殺処分ゼロ」とは宣言せず、「致死処分数のさらなる減少」と表現していました。現在は都民の関心の高まりを受けて、さらに統計を分かりやすく見せたり、説明する機会を設けたりするなど、誤解を防ぐための対策を行っています。

東京都動物愛護相談センター
道路沿いには譲渡引き受け者募集のチラシも
この記事の冒頭でも紹介した通り、今年3月には「動物愛護相談センター整備基本構想」も策定されました。東京都の近年の状況をふまえた上でセンター各施設の再整備が検討されており、本所の移転計画も明記されています。現段階では具体的な整備スケジュールは発表されていませんが、東京都の動物保護環境のさらなる改善に向けて注目が集まっています。計画の詳細が分かり次第、ペトことでもお伝えします。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:52 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬のトリミングの必要性

産経ニュース


 大人気のトイプードルは定期的にトリミングが必要なためトリミングルームでよく見かけます。きれいにカットされてサラッとフワッと、“別人”になったように帰っていきます。この子たちは美容の観点以外にも、トリミングでたくさんの恩恵を受けています。

 ワンちゃんの余分な皮脂は、ベタつきやにおいの原因になります。また、被毛の量が多過ぎると毛玉となり、通気性も悪くなります。シャンプーすることで余分な皮脂やハウスダストなどのアレルゲンを除去することができます。

 また、カットで毛の量を調節すると、皮膚炎、ノミやダニの寄生予防、熱中症対策になるほか、分娩(ぶんべん)や授乳の際には毛が邪魔になりません。

 肉球まわりの毛のカットや爪切りは、けがの防止になります。爪は伸びると折れてしまうことがあり、肉球まわりの毛は伸び過ぎるとフローリングなどの床で滑る原因になるからです。

 耳や肛門腺の処置も定期的に行うことで外耳炎や肛門腺破裂などの予防になります。これらの処置は自宅では難しい場合があるため、プロのトリミングを利用するとよいでしょう。

トリマーはたくさんのワンちゃんと接しています。体重の増減や皮膚のできもの、病気のサインなど飼い主では気づかないトラブルもトリマーが発見してくれることがあります。トリミングはトリマーとのコミュニケーションの場にもなるのです。

 犬と飼い主との関係はより密接になってきており、ペットというより、家族の一員となっています。トリミングを上手に利用することで、ワンちゃんたちと幸せに過ごしていただきたいと思います。(チームホープ、兵庫ペット医療センター東灘病院 副院長 杉山直也)



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ネコ家畜化、新石器時代に拡大か DNA研究

AFP


【6月20日 AFP】ネコは古代エジプトを「征服」するはるか以前に、石器時代の農耕民を魅了していたとする研究論文が19日、発表された。DNA分析で明らかになったところによると、これ以降にネコの家畜化と愛玩動物化が世界中に広まっていったのだという。

 原産地を出て世界に拡散した最初の野生ネコで、今日の飼いネコの祖先となったのは、リビアヤマネコ(学名:Felis silvestris lybica)であることが今回、研究で明らかになった。小型で縞模様のある中東産の亜種は全世界に生息地を拡大させるまでに上り詰めた。

 リビアヤマネコは約6000年前、現代のトルコ周辺のアナトリア(Anatolia)地域から船で欧州に渡った可能性が高い。「リビアヤマネコの世界征服は新石器時代に始まった」と、論文の執筆者らは記している。

 石器時代の最終章に当たる新石器時代には、それまで狩猟採集民として各地を放浪していた先史時代の人類が作物の栽培と恒久的な村の構築に初めて着手した時期だ。そして、農耕の始まりとともに収穫物を食い荒らすネズミが現れ、これにネコが引きつけられた。

 米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」に掲載の論文では、「納屋や村、船上などのネコは古代社会に対して、害獣、特に経済的損失や病気の原因となるげっ歯類の有害動物を駆除する極めて重要な防御手段を提供した」とある。

 研究チームは今回、野生のネコ科動物が現在知られているような、ソファで寝そべるかわいらしい飼いネコに姿を変えた背景にあるものについての論争に終止符を打つべく、埋葬やミイラ化された古代のネコ230匹のDNAを分析した。

 古代エジプトで、像や絵、死骸のミイラなどによって「不滅化」されたネコ科動物が明白な崇拝の対象となっていたことを根拠に、ネコを初めて家畜化したのは紀元前数世紀ごろの古代エジプト人と考える人は多い。しかしその一方で、地中海の島国キプロスにある紀元前7500年の子どもの墓で発見されたネコの骨を、「肥沃な三日月地帯(Fertile Crescent)」の古代文明がエジプトより早くネコを家畜化した証拠として指摘する説もある。

今回の詳細なDNA分析の結果によると、家畜化はその両方のおかげであると考えられるようだ。

論文の共同執筆者で、フランス国立科学研究センター(CNRS)のエバ・マリア・ガイグル(Eva-Maria Geigl)氏はAFPの取材に、リビアヤマネコは紀元前4400年頃に「最初の農耕民が欧州に移住し始めた時期に広まり始めた」と語った。「これは(恐らく古代の交易路をたどると思われる)海路か陸路で、リビアヤマネコが人によって移動していったことを示していると考えられる」

 それから数千年後、今度は古代エジプトのファラオ王朝時代に、リビアヤマネコのエジプト変種が第2の波で欧州とその先へ拡大して「熱狂的流行」を巻き起こしたと、論文の執筆者らは指摘する。そして「エジプト種のネコの熱狂的流行は、古代のギリシャとローマの世界全体からさらにそのずっと先へと、非常に速いペースで拡大した」とした。

 エジプト種のネコはアナトリア原産の近縁種と外見が非常によく似ていたと思われることを考えると、その成功は、性格の「社交性と従順さにおける変化」が後押しした可能性が高いと推察できる。野生ネコは縄張りを単独で行動する狩猟動物で、階層的な社会構造を持たないため、家畜化の対象には適さないと考えられるのだ。

 また、イヌやウマの場合と異なり、外見目的の交配が少なくとも最初の数千年間は行われていなかったことも今回分かった。今日に至るまで、飼いネコは体の構造や機能、動きなどに関して野生の近縁種と酷似している。

 品種改良が開始された当初は、ネコの毛並みが主な対象となっていた。ぶち模様の色合いが初めて遺伝子に記録されるのは西暦500〜1300年の中世だったことも明らかになっている。

 まだらのぶち模様は今日の飼いネコに多くみられるが、野生ネコには存在せずすべて縞模様だ。ガイグル氏は「ネコの『装飾的な品種』を作るための繁殖計画が始まったのはごく最近の19世紀のことだ」と指摘。そして、それらでさえも「野生ネコとそれほど違っていない」ことを説明した。(c)AFP/Mariëtte Le Roux


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アパート敷地に頭部ない猫=東京

Yahoo! JAPAN


 20日午前8時半ごろ、東京都三鷹市牟礼のアパート駐輪場に、頭部がない猫の死骸があるのを住民が発見、同市に通報した。

 刃物で切られたような痕があることから、警視庁三鷹署は動物愛護法違反の疑いもあるとみて調べている。

 三鷹署によると、猫はアパートの自転車置き場に横たわっていた。首輪はなかった。状況などから、何者かが頭部を切断して放置したか、動物に食べられた可能性があるという。 


posted by しっぽ@にゅうす at 08:36 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬が持つ6つの特殊な能力

ネタりか


犬の優れた嗅覚や直感が、人間のピンチを救ってくれています。中には科学的に実証はされていないものもあり、以下のような能力のある犬がいることが報告されています。嗅覚や直感が関係していそうな6例の犬の能力を紹介します。

1.糖尿病患者へ低血糖を知らせる能力

撫でられる犬

訓練を受けた犬は、人間の体から発せられる匂いで、糖尿病患者の低血糖状態を感知できるようになるといいます。
犬の人間の100万倍以上といわれる優れた嗅覚を利用して、糖尿病患者が低血糖に陥ると、呼気中のイソプレンという物質の値が上昇するのを嗅ぎ分ける訓練を受けた犬が「糖尿病アラート犬」として、糖尿病患者の生活を手助けしています。
実際は犬だけでなく、血糖値測定器も使用しますが、急な発作などに備えて活躍しています。
インスリン治療を行う糖尿病患者にとって、低血糖は命に関わる重大な状態です。
いち早く感知して知らせてくれる糖尿病アラート犬の育成は、日本ではまだ例がありませんが、アメリカやイギリスで積極的に行われているようです。

2.てんかん患者のてんかん発作を察知する

遠くをみつめる犬

「てんかん感知犬」という犬がわずかですが存在します。
てんかん発作は突然起こるものですが、このてんかん感知犬は発作の起こる15分前に察知して教えてくれるんだとか。
どうして予知することができるのか、まだ理由はわかっていません。しかし、てんかんの発作は止められないものの、事前に分かれば発作を起こした拍子に危険な状況に陥らないよう、安全な場所へ移動したり、助けをお願いすることができますね。

3.飼い主の妊娠や出産を察知する

赤ちゃんの部屋にいる犬

犬は飼い主の妊娠や出産を察知するとよくいわれています。こちらも科学的な根拠はないのですが、女性の妊娠によるホルモンバランスの変化や、家族間の雰囲気の変化などを感じ取っているのではないかと思われています。
急に犬が赤ちゃん返りをしたり、これから誕生する赤ちゃんのために用意したものを噛まれたり、マーキングが多くなったりなどの行動もみられるそうです。
ほとんどのケースでは、そのうち犬も変化に慣れていつもの状態に戻るようです。

4.がんを感知する能力?

医者と2匹の犬

癌をもつ人の呼気や尿から何らかの物質の匂いを嗅ぎ分け、100%に近い確率で癌患者のものを探し出す犬の能力に注目が集まっています。
2017年からは山形県でも試験的に癌検査に導入されることになりました。
特徴は、他の検査では発見しにくい早期の癌にも反応することです。犬が何の物質に反応しているのかはまだ究明中なのですが、この物質が何か解明されればよりいっそう癌検査の精度が上がることでしょう。

5.地震を予言する能力がある?

吠える犬

動物たちは大地震を予知すると良くいわれますが、犬に関してもそういった記録が残っています。1975年に中国で大地震があった際には、直前に犬たちが突然吠えだしたり、走り回る、飼い主に噛み付くといった異常行動を取ったという記録があります。
優れた嗅覚だけでなく、聴覚も人間よりはるかに優れている犬には、人間には感じることのできない何かを感じたのかもしれません。

6.テレパシー?飼い主の心が離れていても分かる?

犬のアップ

遠く離れた場所にいる飼い主が事故や事件に巻き込まれた同時刻に、家で飼い犬がいつもとは違う異常な興奮状態になったり異常行動を起こしていた、といった例が数多く報告されています。
飼い主の帰宅を察知できるのがなぜかも、科学ではまだ確実な証明にはいたっていませんが、飼い主と愛犬は、物理的には解明できないレベル、テレパシーのようなものでつながっているのかもしれませんね。
飼い主が心の中に「ソーセージ」と言葉を思い浮かべるだけで、庭にいた犬たちたちがそそくさと姿を現すといったかわいらしいテレパシー話もありました。

まとめ

男性と犬

犬が人間にとっていかに素晴らしいパートナーであるかは、犬を飼っている方はお分かりだと思います。犬の持つ素晴らしい能力とともに、犬と人間は、時によっては人間同士より分かり合えることがありそうですね。
余談ですが、海外では、ホームレスに犬を飼うことを勧めている国があります。日本では、家に住めない人がどうして犬なんて飼うんだ!と反発がありそうですが、実状は違いました。動物愛護の背景あってのことかと思いきや、ホームレスの人たちの健康や治安を守る役割があるそうです。家も仕事もない状態の人間が自暴自棄にならないよう、明日も生きて行くために、パートナーである犬の存在がその大きな理由になり得るということなのだそうです。ホームレスにとっては、犬は施しを受けるためのパフォーマンスにもなりますし、動物愛護の進んでいる国ですので、犬のために助成金が出るのも実情です。獣医などの医療費もかからないそうです。しかし、なにより心の通じる家族が出来ることが彼らが犬を飼う一番の理由とのことでした。本当に、犬って素晴らしいですね。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:24 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

【高齢者が犬を飼うということ】おばあちゃんと老犬

ネタりか


おばあちゃんと老犬

歩くシーズー

私が勤めている動物病院に通う飼い主さんで、私の大好きな飼い主さんがいます。

老犬と一人暮らしのおばあちゃんです。

おばあちゃんはもうすぐ80歳、犬も15歳を越えているシーズーです。
犬は心臓が悪く、いつもたくさんの薬を飲んでいます。時々調子を崩すこともあるので、いつもおばあちゃんは近所の人からもらったというベビーカーに愛犬を乗せて、病院へ20分かけて歩いてやってきます。私達だったら10分もかからない道を、おばあちゃんと愛犬は雨の日も歩いて病院にやってきます。

「往診に行くことも出来ますよ」と伝えても、「まだ自分の足が動くから運動を兼ねて歩いてるんよ」と、かわいい笑顔で答えてくれます。

愛犬との出会い

おばあちゃんに聞いた話ですが、おばあちゃんはもともと犬は嫌いだったそうです。
おばあちゃんは、おじいちゃんと二人で暮らしていました。
ある時、おじいちゃんがたまたま立ち寄ったペットショップで、その後愛犬となるシーズーをみつけました。あまり手入れをされていない状態で、見た目も悪く売れ残っていたそうです。もうほぼ成犬になっており、寂しそうに店の隅っこの狭いゲージで飼われていました。

実は、おじいちゃんは犬が大好き。昔から犬を飼っていましたが、高齢になってからは諦めていたそうです。
おじいちゃんがそのシーズーを飼いたいとおばあちゃんに相談すると、おばあちゃんは強く反対しました。その時、お互い60歳を超えていたため、「これから先、何かあったら困るからダメだ」と・・・。

それでも諦めきれなかったおじいちゃんは、後日おばあちゃんを連れて、そのペットショップに行ったそうです。
おばあちゃんは、悲しそうな目でこちらをみつめるシーズーを見た瞬間、すっかり心を奪われてしまったそうで、そのまま連れて帰ることになりました。

おじいちゃんの死

おじいちゃんは、愛犬を本当の子供のように可愛がっていたそうです。
犬もおじいちゃんが大好きで、おばあちゃんは、「私よりもおじいちゃんの方が好きな子やから、私には懐いていない。可愛くない子!」といつも言います。
「でも、昔は近所でかわいいって人気者やったんよ。今はおじいちゃん犬になって顔も汚れちゃって、見る影もないけどね。」と笑って、昔の愛犬の写真を見せてくれました。
愛犬は綺麗にトリミングされていて、かわいいリボンをつけフリフリの服を着て、おじいちゃんの膝の上で嬉しそうに笑っています。
おばあちゃんはその写真をいつも持ち歩いているようで、病院に来るといつも見せてくれます。

自分の子供のように愛犬を可愛がっていたおじいちゃんは、病気で急に亡くなりました。

おじいちゃんに可愛がってもらっていた愛犬は、おじいちゃんが亡くなってから急に体調を崩しました。一時は、かなり危険な状態までいったそうです。
おばあちゃんの看病でなんとか持ち直しましたが、おばあちゃんは、「そのお陰で、おじいちゃんの死を考える暇なんてなかった」と笑って話してくれました。

「飼うだけ飼って、勝手に死んで・・・本当に勝手な爺さん!」と、いつも笑って言います。

お会計をする時、「犬か私かどっちが先に天国に行くか」という話を笑いながらよくします。
正直、私達もすごく心配です。

もし、おばあちゃんが先なら、この老犬はどこへいくのか・・・面倒見てくれる人がいなければどうなるのか?

考えたくありませんが、現実に起こりうる問題です。
近所に娘さんが住んでいるようですが、果たして心臓の悪い老犬を引き取ってくれるのかわかりません。
もし、老犬が先なら、おばあちゃんの生き甲斐がなくなってしまわないか・・・それに、おばあちゃんは一人になってしまいます。考えるだけで心が痛みます。

でも、おばあちゃんはいつも言います。

「近くに娘も住んでるけど、娘になんかこの子を任せたくない。だから、私は絶対この子よりも先には逝かない!
だから毎日健康には気をつけている、あんたらよりもまだまだ若いよ!」

そう言っていつもの道を、ベビーカーを押しながら愛犬と帰っていきます。

小さい背中ですが、頼もしい背中です。
いつまでもこの背中を見守りたい、といつも思います。

まとめ

見上げているシーズー

私はおばあちゃんが大好きです。
でも、やはり高齢者が犬を飼うことは、さまざまな問題が生じます。そのことを考えると、反対せざるを得ません。

しかし、それは私達にも言えることです。
私も犬と猫を飼っています。私も主人も今は元気ですが、これから何があるかわかりません。

「一人暮らしで寂しいから犬を飼う」

そんな気持ちで犬を飼ってほしくありません。
それは高齢者だけではなく、若い人でも同じことだと思います。

動物病院で働いていると、毎日たくさんの飼い主さんに出会います。
その中には残念ですが、愛犬を「家族」として扱っていないような飼い主さんもいるのが現状です。

犬は一生をかけて、私達家族のために一緒にいてくれます。犬を飼うことは、体力も気力もなければ飼えません。
その犬の最後を看取る体力と覚悟がないなら、犬を飼う資格はないと思います。
少なくとも私の大好きなおばあちゃんには、その資格はあると私は思っています。


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「飼いとげて」パネルで訴え 殺処分前の犬、猫を写す

東京新聞


 犬や猫を最後まで「飼いとげる」大切さを訴えるパネル展(県動物愛護推進員など主催)が、水戸市のイオンモール水戸内原2階で開かれている。25日まで。
 全国ワーストの水準にある県の殺処分の実態を知ってもらおうと毎年、実施しており、今年で5回目。
 県内で、捨てられたり飼い主とはぐれて迷ったりした犬や猫は、笠間市にある県動物指導センターに収容される。
 2016年度のセンターの殺処分数は2291匹で、記録が残る1990年以降、最も少なかった。昨年12月には殺処分ゼロを目指す条例が施行されたが、依然、多くの命が失われている実情がある。
 センターのガス室や、殺処分を前にした犬や猫のパネルを展示、「もっと生きたかった」などの訴えが添えられている。
 愛護推進員の飯塚みどりさん(61)は、飼い主に向けて「ここで最期を迎えさせることのないようにして」と呼び掛けている。
 最終日の25日には、午後2〜4時に獣医師による無料の相談コーナーも開設する。 (越田普之)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:34 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする