動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2013年01月10日

【多頭飼育崩壊の連鎖】地獄に取り残された犬猫たち

2013.01.09 ニュース日刊SPA!


 SPA!で度々、その惨状を報じてきた多頭飼育崩壊。
それは、ペットを一か所で何頭も飼育していた飼い主が、
ずさんな飼い方をしたために異常繁殖を繰り返し、
飼育不可能な状況に陥ることだ。
多くの場合、その現場では糞尿が垂れ流しにされ、
エサも満足に与えられないペットたちは、病気や共食い、
さらに餓死をして、目も当てられないような惨状が広がることになる。

 ‘12年5月に本誌が報じたケースでは、東京都町田市の一軒家で、
なんと105匹もの猫が飼育崩壊の憂き目に遭っていた。

 幸い、多数の民間ボランティア団体の努力もあり、
その町田の猫たちは全頭が保護されることになった。
しかし、そのケースに関わった保護団体「たんぽぽの里」
(里親希望の方は代表番号042-707-4648まで)の
石丸雅代氏から、’12年末に信じられない連絡が記者に届いた。

「あの町田の猫たちを保護した個人ボランティアの方が、
今度は“二次崩壊”を起こしてしまったのです」

 つまり、保護をしすぎたために、今度はボランティアの保護施設内で
多頭飼育崩壊が起こってしまったというのだ。石丸氏が続ける。

「静岡県で長年熱心に保護活動をしてきた個人ボランティアの方に、
人を介して町田の猫を20頭保護してもらいました。
その後、何度か連絡はとっていたのですが、12月に入って突然、
『これ以上の飼育が難しい』と言われ……。聞くと、
その方は町田の猫以外にも、東京都や岐阜県で同じように
多頭飼育崩壊をしたケースから、
合わせて数十頭もの犬猫を預かっていたんです。
もちろん、そのボランティアの人も、『なんとか助けなければ』
という一心で行ったようですが・・・。
現実問題、飼育不可能な状況になってしまったと」

 石丸氏ら複数のボランティアは急遽、静岡県内の現場に行くことにした。
向かった先では地獄としか言いようのない光景が広がっていたという。

「そこは古民家風の2階建て一軒家でした。
建物内は糞尿や引っ掻き傷だらけ。
臭いも息ができないほどスゴイ状態でした。
餌もほとんど与えられてなかったのでしょう。
ある部屋では猫の無残な干からびた死体が放置されていました。
今は、現地のボランティアの方などが懸命に
掃除やエサやりをしてくれたので改善してはいますが、
残された20数頭の犬猫たちは今もその現場に置いておくしかありません。
保護できる預け先が見つからないからです」
 
 安易に他の場所に預けては、その先でまた次の崩壊が起きるかもしれない・・・。
多頭飼育崩壊の“レスキュー”が難しい理由の一つだ。
ただ、この静岡県のケースの場合、
複数の崩壊現場から犬猫を預かっていたというが、
なぜこんなにも崩壊が起きてしまうのか?

「一番の理由は繁殖制限をしていないことです。
飼い主が気付いたときにはネズミ算式に増えすぎて、
手に負えなくなってしまう。また、高齢化が進んでいるので、
独居老人の方などが寂しさから猫を拾ってくるパターンも多いですね。
飼い主が病気になったり、経済上の問題が起こると、
それがトリガーとなって一気に悲惨なことになってしまうんです。
’12年5月に町田の猫105匹をレスキューした後も、
都内で15頭の猫のケースが起こりました。
そこの場合、飼い主の独居老人が入院し、
猫だけがマンションの一室に取り残されていたのです。
悪臭や騒音がひどくなり、近隣住人からの通報でようやく発覚しました。
今回の静岡県のように二次崩壊を起こすケースは珍しいですが、
多頭飼育崩壊は全国どこでも毎日のように起きているし、
その数は年々、増え続けています」

 地獄から救われた先で、また地獄をみた犬猫たち。
真の救いの手が差し伸べられることはあるのだろうか・・・。 
<取材・文/秋山純一郎 画像提供/たんぽぽの里>



posted by しっぽ@にゅうす at 23:55 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

劇物付着ソーセージで犬に被害

1月9日 18時10分 NHK NEW SWEB

去年10月、千葉県栄町の公園で、落ちていたソーセージを
食べたとみられる飼い犬が立てなくなり、
警察がソーセージに付いた液体を鑑定したところ、
劇物に指定された農薬と分かりました。
警察は、農薬の付いた食べ物が故意に置かれた疑いもあるとみて
調べています。

去年10月、千葉県栄町安食台の「十王児童公園」で、
近所の男性が散歩をさせていた飼い犬が突然、立てなくなり、
動物病院で手当てを受けました。
公園内では、青い液体の付いたソーセージが
落ちているのが見つかり、警察は、犬がソーセージを
食べたとみて液体の成分を鑑定したところ、
法律で劇物に指定された農薬と分かりました。
農林水産省農薬対策室によりますと、この農薬は、
ラットの場合、致死量が体重1キログラム当たり
およそ30ミリグラムで、
人が口にすると筋肉のけいれんなどを起こすということです。
また、購入する際には署名となつ印が必要だということです。
警察の調べによりますと、
これまでにほかに農薬の付いた食べ物などは発見されていませんが、
公園やその周辺では去年9月から10月にかけて
5匹の猫の死体が見つかっているということです。
警察は、農薬の付いた食べ物が故意に置かれた疑いもあると
みて調べています。



タグ:毒入り
posted by しっぽ@にゅうす at 23:36 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬は体重1kgあたり4gのアルコールで24時間以内に半数死ぬ

NEWSポストセブン

西川文二氏は、1957年生まれ。
主宰するCan! Do! Pet Dog Schoolで科学的な理論に基づく
犬のしつけを指導している。
その西川氏が、犬もお屠蘇気分で酒を楽しめるのかについて、解説する。

 * * *
 あけおめ、2013年。
本日あたりは、まだまだお屠蘇気分の諸兄が多いのでは? 
ところでですな、酒好きであれば、一度は考えたことがあるのでは?
 「犬に酒ってどうなのよ」ってことを。

 私めも、晩酌は欠かさないタイプ。酒の肴の匂いに誘われてか、
私めがたしなんでいると、犬ってのは必ず数回はよってくる。
悪戯心を出して試しに、「おまえもたしなむか」って、
酒の匂いを嗅がす。
その時の反応はっていうと、これが犬によって違う。

 今は亡き日本犬MIXのパートナー犬は、
日本酒とビールにはペロペロって舌をつけた。
ワイン、焼酎、ウイスキーはまったくダメ。
匂いを嗅いだだけで、どっかへいっちゃう。

 現在のパートナー犬の1匹も日本犬MIXだけど、
こやつはすべての酒類に対して、顔を背ける。
もう一匹のパートナー犬は、ドイツとフランス原産の純血種のMIX。
ワインとビールならいけそうだけど、こやつも酒類は一切ダメ。

 たしなめる奴とそうでない奴、どこがどう違うのか? 
謎ではありますな。

 さて、そもそも酒を犬に飲ませていいものか。
獣医師によれば、微量なら問題ないのでは? ってこと。
実は、犬は体重1キログラムあたり4グラムほどの
アルコールを摂取すると、24時間以内に半数が死に至る。

 4グラムのアルコールってのは度数15%の日本酒で換算すると、
約26cc。おちょこ1杯分程度ってこと。
先の亡きパートナー犬は体重16キログラム。
ペロペロって舌をつけるくらいなら、とりあえず問題ないってところですかな。

 ちょっとぉ、あんた達こそ今日あたりは
ペロペロでおしまいにしなさいよね、
ベロベロになるまでじゃなくってさ! って。
カミさん達の声が、なんか聞こえてきそう。
ま、お互い、ほどほどにしておきましょうか、今夜あたりは。

※週刊ポスト2013年1月18日号



タグ:お酒
posted by しっぽ@にゅうす at 23:30 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。