動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2013年01月19日

飼い犬も犠牲に。犬の肉を食用として販売していた男を逮捕。(台湾)

マイナビニュース2013/01/18

15日午後、野良犬や飼い犬を食用肉として販売していた男が逮捕された。
と畜場からは乾燥させたオス犬の性器が435本見つかっており、メス犬も合わせると、
このと畜場で殺された犬の数は1000頭にのぼるとみられている。
『自由時報』によれば、犬のと畜場が見つかったのは雲林県元長郷。
2年ほど前に市民からの通報により、と畜場の存在を知った台湾猫狗人協会は、
台南市、嘉義県、雲林県などで野良犬を連れ去る車の追跡を何度も試みたが失敗しており、
2か月前にようやく工場を突き止めた。協会員は工場側の警戒を防ぐため顧客のふりをして
二度の取引を行った。犬の肉は600グラムあたり160元で取引されていたという。
15日には3回目の取引が行われ、協会員は取引の全過程を録画。
さらに別の協会員と警察、雲林県家畜疾病防治所員が駆けつけ、現場を取り押さえた。
犬の肉を販売していたのは59歳の男で、これまでにも犬を殺して肉を販売したり、
豚を違法に処理した前科がある。と畜場から見つかった多数の犬の性器については、
「長年溜めたもので一度に殺したわけじゃない」と供述している。
用途については詳しく話そうとしなかったが、漢方漬けにするつもりだったとみられる。
現場付近の住民によれば、と畜場の存在は随分前から知られていたが、
野良犬を殺しているのだと思い見て見ぬふりをしていたという。
しかし、と畜場からは首輪が多数見つかっており、飼い犬も連れ去られ殺されていたとみられている。
男の逮捕当時、現場からは犬2頭が救出されたが体に切りつけられた跡があり、
救出される際も非常におびえた様子だったそうだ。
現在、県の当局に保護されており、広く里親を募集している。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)



タグ:食用 海外
posted by しっぽ@にゅうす at 00:21 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BSスカパー!:ペットブームの裏にある「現実」−−19日午後8時、無料で放送

毎日新聞 2013年01月18日 東京夕刊

 ペットブームのなか、テレビでも動物番組の人気は高い。
その陰で、飼い続けられずに捨てられ、殺処分される犬や猫も多い。
BSスカパー!はこの問題と向き合うドキュメンタリー「犬と命の物語〜どうぶつと生きる社会〜」を
19日午後8時から無料放送する。

 徳島県動物愛護管理センターの職員が、町中で野良犬を追いかけ回す。
捕獲した犬は施設内に7日間収容される。
信じがたいことに、つい昨日まで飼われて首輪をつけたままの犬もいる。
ペットや飼い主が高齢化したり、子供が生まれたりして都合が悪くなり、直接連れてこられるケースだ。
この間、飼い主や引き取り手が現れなければ殺処分される。

 スカパーがこうした社会派ドキュメンタリーを自主制作するのは初めて。
企画した赤松勇介プロデューサー(31)は「やるからには地上波のゴールデンタイムでは
放送できないところまで踏み込んでメッセージを打ち出したかった。殺処分を批判するのではなく、
飼う人に問題意識を持ってもらえる内容にしたかった」と制作意図を語る。

 全国で取材に応じた自治体は、殺処分の大幅削減を目指す徳島県だけだったという。
これを切り口に、ペットブームに乗って人気種を劣悪な環境で大量に繁殖させる犬ビジネスや、
誰でも参加できる犬のオークションの悲惨な実態、原発事故の影響で置き去りにされた
福島県内の犬を助けるボランティアの人たちの姿などを追う。

 犬が苦しむ様子などショッキングな映像も含まれているが、これが現実だ。
結局、飼い主が最後まで責任を持って面倒を見る覚悟が必要だということを思い知らされる90分。
動物好きの人こそ、ぜひ目を背けずに見てほしい。【土屋渓】



posted by しっぽ@にゅうす at 00:14 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名古屋一家殺人 自殺長女の被災地犬猫ボランティアは火の車

NEWSポストセブン

愛知県小牧市の山中で13日、早川充益(みつえ)さん(享年39)が
首を吊って亡くなっているのが発見された。

「充益さんがはいていたパンツのポケットには本人が乗っていた車の鍵と若干の小銭、
あとは犬の写真等が入っていました」(捜査関係者)

 その前日の12日、名古屋市西区にある彼女の自宅で、同居していた不動産会社社長で
父の澄雄さん(享年68)と母・律子さん(享年64)、母方の祖母・靜枝さん(享年84)が
何者かに殺害されているのが発見された。律子さんと靜枝さんはネクタイで首を絞められ、
澄雄さんはタオルで首を絞められた上に、頭を数回漬物石ほどの大きさの石で殴られていたという。

 50年近く続く不動産会社を営む早川家。
澄雄さんが社長を務め、充益さんと長男(35才)が手伝っていた。

「早川さんは有名な資産家なんですよ。あんなにお金持ちなのに、
あの家の人たちは誰もえらぶらない。ブランド物も持たず、ぜいたくもしていなかった。
そんな両親に育てられたから、充益さんも飾り気がなくて、近所の人にも丁寧に挨拶する
真面目なお嬢さんでしたよ」(早川家を知る人)

 充益さんが何よりも大切にしていたのが、愛犬・幸太郎だった。
あるブログで、里親募集をしているのを目にしたのが幸太郎との出会いだった。

「その子は飼い主から見捨てられた捨て犬だったんですが、そのまま飼い主が見つからなければ
保健所に送られてしまうと思った彼女は、すぐに引き取ることを決めたんです」(前出・知人)

 そんな彼女には、東日本大震災の原発事故で置き去りにされた多くの犬猫たちの命も愛しく
大切なものと映ったようだ。

「充益さんはいても立ってもいられず、すぐにボランティア団体を作って、現地に通うようになりました。
犬や猫に餌をあげたり、引き取って治療を受けさせ、自分のブログやペットショップなどで
里親を探す活動を始めたんです」(充益さんの知人)

 しかし、被災地に足を運ぶ度に増えていくペットたち。餌代や医療費はかさみ、
募金で得た費用では到底足りなかった。団体の収支報告によると、毎月ほぼ50 万円程度の赤字。
彼女の昨年12月14日付のブログには、
「車1台買える」までに膨らんだ団体の赤字をなげく様子が綴られていた。

「充益さんはよく、“私がちゃんとしてないから収支が合わない”ってこぼしてました。
足りない分は彼女の自腹だったんですよ。でもそれも底をついてきたみたいで…。
たぶん食費も削っていたと思いますよ。亡くなる前の彼女は、かなり痩せていましたから」
(前出・充益さんの知人)

 さらに、家業についてもこんな話が。「澄雄さんは商売上手な人だったんですけど、最近は会社のほうがうまくいってないという噂を耳にしました…」(前出・早川家を知る人)
充益さんの部屋からは「犬をよろしく」など自殺をほのめかすような手紙が遺されていた。

※女性セブン2013年1月31号



posted by しっぽ@にゅうす at 00:10 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットのボランティア活動

コミドクター2013.1月18日
(不思議な事件ではありますが、活動が行き詰ってでないことを祈ります) 
 ペットロスという言葉は、定着した感じがあるのですが、まだご存じない方もいらっしゃいます。
中には「たかが犬でしょ?」という人がいたりして、
どうしてそんなに動物に感情移入するのか理解できないという方もいらっしゃいます。

 でも昨日私がお会いした友人は、特別な鳥屋さんの「ささみ」を愛犬のために購入して
保冷器に入れて持っていらっしゃいました。人間が食べるものと全く同じ高級ささみで、
「私も1本ちょうだいって言いたいぐらいオイシイ」とのこと。
そのささみでないとペットが食べないそうです。家に赤ちゃんがいるようなものです、
とおっしゃっていました。子育てが終わり定年退職したご夫婦がペットを子どものように
育てているような情熱で飼っていると感じました。
その前にいた1匹は長い介護の末に亡くなったそうで、
「充分心の準備が出来てから逝ってくれたので良かった」とおっしゃる。

 ペットを通したコミュニケーションは発展しますから、友人知人は増える。
散歩にも行くし、ペットを飼うことが好きであれば、健康生活の手段であることは間違いありません。

 例外もあるでしょうが、ペットを愛する人は不思議なぐらいその介護にも情熱をそそぎます。
愚痴も言いません。一生懸命飼い主が尽くしているのです。
人間と違ってペットは口をきかないことは大きな違いだとは思いますが、
一心に自分を頼ってくるし、文句も言わない。そうした愛おしさがたまらないとおっしゃいます。
家で飼っている限り、勝手に戸をあけて徘徊はしませんし、散歩の時はリードでつながっている・・・。
人間はこうはいきません。

 逆に、犬や猫を簡単に捨ててしまう人もいます。

 被災地で、置き去りペットの飼い主探しというボランティア活動が盛んだったこともありました。
あれから間もなく2年が過ぎようとしています。どうなったかなと思っていたら、
名古屋で家族が殺害された事件のあとに自殺をしたとされる女性が、
ペットのボランティア活動もしていたと読みました。
なかなか資金が足りず、自分の蓄えで資金繰りをしていたという情報もあります。
事件の真相はまだ解明されてませんから、何もハッキリとした事は分かりませんが、
様々な状況の中、ペットのボランティア活動も行き詰っていたのではないかと想像しております。

 ペットの飼い主探しに限らず、ボランティア活動の主旨に一貫性を持ち、
組織的に継続していくには経済的基盤をどこに置くかが難しい。
人手は足りなくなるのに、やらなければならない事は増え、そして資金不足になっていくという現象は、
どのボランティア活動もかかえる課題です。
何かいい事をしたいという意欲だけでは続いていかないものです。

 動物が置き去りにされているのを見ていられないほど優しい気持ちを持っていた彼女が、なぜ事件?
と不思議な気持ちにもなりますが、そこはこれから背景が明らかになるのを待つしかないでしょう。



posted by しっぽ@にゅうす at 00:02 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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