
どんな大きな犬でも、どんな小さな犬でも、あの人と会わせるとたちまち仲良くなってしまう。そんな犬に好かれる人たちがいます。そんな人たちに共通することとは、一体何なのでしょうか?
■自分からは近づかない
初対面の人とコミュニケーションを取るのは、人間同士でも緊張するもの。よほど人好きの犬でない限り、初めて会う人には犬も緊張しています。犬に好かれる人には、犬が何を考えているのかを探りながら、接し方を考えてくれる特徴があります。
■犬のカーミングシグナルに敏感
犬はしゃべれませんが、代わりにカーミングシグナル(いわゆる犬のボディーランゲージと呼ばれるもの)を出して気持ちを伝えてくれます。カーミングシグナルの主なものは、ニオイを嗅ぐ、お尻を向ける、目を背ける、動作がフリーズする、前足をあげるなど。
不安やストレスを感じたとき、犬はいろいろなシグナルを相手に送ります。その動作に敏感な人は、犬の好まない行動はとりません。
■落ち着いた態度で接してくれる
人間が大好きな犬は、興奮状態で人に飛びかかってくる子もいます。興奮して犬が飛びかかっても優しく落ち着きのある態度で接し、興奮をなだめようとしてくれるのが犬から好かれる人の特徴です。また逆におずおずと近寄ろうとする子を無理になでたり、抱きあげようとしたりもしません。犬の性格に合わせて、落ち着いた態度で接してくれます。
■犬にさわるときは、前胸か下あご
初対面の犬をさわるとき、頭をなでる人も多いと思いますが、頭を突然さわられるのが苦手だという犬も多くいます。頭をたたかれるんじゃないかと心配してしまうのです。犬から好かれる人はそれを知っているので、前胸や下あごなど、犬の目線から見えるところに手をかざし、さわってくれる特徴があります。
■飼い主と雰囲気が似ている
飼い主と体形や服装が似ている人には犬は心を開きやすいようです。また飼い主の性格と同じような雰囲気で、落ち着いた動作や明るい動作などで犬と接すると、犬から好かれやすいようです。
■何か、いいものを持ってそうな人
日常生活の中で「おやつをもらえる」というタイミングで出る音、例えばコンビニの袋がカサカサとたてる音や、スナックの袋を開ける音などに反応して、犬が知らない人に愛嬌(あいきょう)を振りまいて近寄っていくことがあります。
この場合は、人ではなくて物につられているというのが実情ですが、それが犬と仲よくなるきっかけになることがあります。犬が心を開きやすいきっかけを持っている人、又は、きっかけを作れる人も犬に好かれやすいでしょう。
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