動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2013年05月26日

ドキュメンタリー映画「動物たちの大震災」 宍戸大裕監督に聞く

中日新聞

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【被災地に残されたペットや家畜を撮影した宍戸大裕監督=都内で】

 東日本大震災の被災地に残されたペットや家畜を救おうとする人々を追ったドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」が来月、公開される。劇場公開作品を初めて撮った宍戸大裕監督(31)に思いを聞いた。(砂本紅年)


 −撮影のきっかけは。


 震災後、東京から宮城県名取市の実家に戻り、地元で被災者の映像を撮ろうと思った。ペットブームの影に迫った映画「犬と猫と人間と」を撮った飯田基晴さんから「石巻市の動物保護団体の代表と連絡がつかない。訪ねてみて」と頼まれた。そこで、残されたペットの対応に奔走する人たちを知った。


 −原発事故もあった。


 震災から一カ月後、原発の二十キロ圏内に残されたペットの元に通い、餌をやっている名取市の主婦岡田久子さんに同行した。鎖につながれたまま餓死していた犬にショックを受けた。


 −立ち入り禁止となってからも、岡田さんらは通った。


 立ち入り禁止の区域を設けるのは当然だが、ペットを救うことを理由には立ち入り許可を得ることはできず、怒りを覚えた。救える命があり、救いたいと思っている人がいるのに…。さまざまな団体、個人が今もボランティアで活動している。


 −ペットが残された理由は。


 「すぐに帰れると思い、置いてきた」「避難先で飼えない」などが多い。映画にも出てくる福島県浪江町の女性の場合、犬を置いたまま避難。十日後に戻ると、水も餌もなくなり、犬がうなっていた。不安だっただろう。残された飼い犬は、待ち続けて死んでしまうか、逃げ惑うか−。


 −震災後の喪失感を埋めようと、ペットを購入する人が増えたという話もあった。


 ペットを飼って笑顔が戻ったという家族もあったが、その後捨てられたペットも出てきている。仮設住宅では飼えたが、移住先のアパートはペット禁止で、結果的に手放さざるを得ないという人も今後増えるだろう。一方、ペットを震災で失った人の心のケアはほとんどされていない。いろんな飼い主に話を聞いたが、家族を亡くした人に気兼ねして、避難所では泣けなかったという人や、捜しているペットのことを聞けないという人は多い。


 −家畜である牛にもカメラを向けた。


 当初は撮るつもりはなかったが、飢え渇いた牛たちを見た時の衝撃がすごかった。仲間だろう牛の死体の隣で、生き残っている牛がふん尿につかって、猛烈な腐臭の中で自分の死を待っている。人を見ると「餌をくれ」とでも言うように大きな瞳を向け、泣いているようだった。


 −殺される運命の家畜の保護活動は共感を得にくかった。


 取り残され、消えてしまいそうな命があれば、「救いたい、餌や水をあげたい」と思うのは自然なこと。今も、岡田さんらは被ばくした約三百五十頭の牛の世話をしている。被災地の動物たちの命は、まだ救えるんです。


<上映予定> 東京・渋谷のユーロスペースで6月1日から公開。その後、栃木、神奈川両県の他、名古屋市でも予定されている。詳しくは東風=電03(5919)1542=または映画の公式HPで。


   ◇


<ししど・だいすけ> 一九八二年、仙台市生まれ。早稲田大在学中に映像サークルに参加、映像制作を学ぶ。学生時代の作品に、高尾山(東京)の環境問題を扱った『高尾山二十四年目の記憶』。福祉関係のNPO勤務を経て、現在は映像制作者として活動。



タグ:映画
posted by しっぽ@にゅうす at 11:23 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

米巨大竜巻、ペットも多数被災

AFPBBニュース
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米中部オクラホマ(Oklahoma)州を襲った巨大竜巻では、たくさんのペットたちも被災した。竜巻の直撃を受けた州都オクラホマシティー(Oklahoma City)近郊のムーア(Moore)では、救出されたペットの犬や猫たちが仮設の施設に保護されている。

23日の当局発表によると、ムーアでは住民3万3000人が被災し、米国でも近年まれに見る被害規模となった。死者は24人、負傷者は377人。

写真は、がれきと化した自宅跡から救出された愛犬リリー(Lillie)を膝に乗せるビバリー・ベレナー(Beberly Berenner)さん(2013年5月22日撮影)。(c)AFP/Jewel Samad


詳しくはコチラからご覧ください。

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2945924/10793253?ctm_campaign=photo_topics



タグ:災害 海外
posted by しっぽ@にゅうす at 11:10 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

避妊・去勢手術はすべきか?

産経ニュース
犬や猫の飼い主さんによく質問をされることの一つに、「避妊・去勢手術を受けさせるべきでしょうか?」というものがあります。そんなときは、メリットとデメリットをお伝えしたうえでご家族で決めていただくようにお話ししています。

 では、まずメリットは? 第一に病気の予防です。メスであれば卵巣と子宮の病気、乳腺腫瘍など、オスであれば精巣や前立腺の病気などが予防できるといわれています。乳腺腫瘍については手術する時期により予防効果が変わってきます。

 次にストレスの軽減です。毎回発情の欲求が満たされないようであれば取り除いてあげた方が幸せかもしれません。動物福祉の考え方に、5つの自由を満たすというものがあります。(1)渇きと飢えからの解放(2)不快からの自由(3)苦痛・損傷・疾病からの自由(4)正常行動発現の自由(5)恐怖・苦悩からの解放。(4)の正常行動の中には繁殖行動も含まれています。

 次にデメリットです。手術をすることで高まるリスクが大きく2つあります。1つ目は手術そのもの。健康体に対してとはいえ、全身麻酔下で、メスの場合はおなかを開ける手術です。術前にしっかり術前検査を受けておくことをお勧めします。

 次に肥満です。発情行動にかかるエネルギー消費がなくなり、生殖器がなくなることで代謝も下がりますので太りやすくなります。食事や運動などで肥満予防に努めることが重要となってきます。

 これらを踏まえたうえで決断するのはご家族です。わが子にとってどちらが最良か、家族みんなで話し合って決めてあげてください。(アニコム損保 獣医師 井上舞)



posted by しっぽ@にゅうす at 10:17 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

松嶋菜々子と反町隆史のドーベルマン危なかった!「犬による殺人」年間11人

JCAST
大型犬禁止のマンションで住民に大ケガ

松嶋菜々子と反町隆史夫妻が飼っていたドーベルマン「カイザー」が同じマンションの住人に大けがをさせたことがワイドショーで取り上げられているが、この事件、かなりのものだったと『週刊文春』が報じている。事件を知る関係者が阿鼻叫喚の現場を解説している。

<「反町の娘は、愛犬の散歩のためカイザーを二階フロアの共有スペースに連れ出していました。その時A子さんと子供は一つ上の三階フロアの廊下を歩いていたのです。
すると突然カイザーが暴走し、反町の娘を半ば引き摺るようにして三階に駆け上がった。そしてカイザーはリードをふりほどき、A子さんと子どもに襲いかかるように突進していったそうです。そもそもドーベルマンは力が強く、とても六歳の子供の手では引っ張りきれるわけもない。カイザーは咄嗟に我が子を守ろうと盾になったA子さんの太腿に咬みつき、そのままずっと離れなかった。A子さんの子供は横で怯えて泣いていたそうです」>

週刊文春によれば、ドーベルマンが人を襲う事件は少なくないという。2010年には愛知県で老人と飼い犬のトイプードルが近所のドーベルマンに襲われ、老人は脳挫傷、トイプードルは咬み殺された。

11年には部活動中の東京の大学生がドーベルマンに襲われ重傷を負っている。環境省の統計によれば、犬による咬傷事故は年間5000〜6000件にも上り、あまり知られていないが、犬による「殺人事件」も実は少なからず起きている。2005年度には年間で11人の被害者が死亡しているが、その被害者のほとんどが老人か子供だというのである。

飼うには相当な注意が必要なのだ。反町は雑誌『愛犬の友』(08年8月号)のインタビューでこんなことを話している。<「飼い方の責任というのは、かなり問われるなと僕は思っているんです」>

反町たちが住んでいたマンションは大型犬の飼育は禁止されていたというのだから、責任感が欠如していたといわれても致し方なかろう。



posted by しっぽ@にゅうす at 10:14 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

室内犬飼育家庭は微生物汚染が多い

産経ニュース
日本全国で約908万世帯が犬を飼育し、飼育数は1153万4千匹に上るそうです(平成24年、ペットフード協会調べ)。そのうち7割が室内で飼われています。ペット(愛玩動物)というよりもコンパニオンアニマル(伴侶動物)という状態です。

 リビングルームで犬と一緒に食事をし、同じベッドで眠っている方も多いのではないでしょうか? そこで、気をつけたいのは感染症の問題です。屋外へ散歩に連れ出す際、犬はいろいろな場所の臭いを嗅いだり、なめたりします。さらに、足裏の爪や肉球に土やほこりを付けてきます。ところが、犬を家族同様に考えている飼い主さんは、犬が運んできた土やほこりに対する意識が低い人が多いようです。

 これまで、いろいろな家庭を対象としたカビや細菌の調査・研究を行っています。犬を室内飼育している家庭の方が、飼育していない家庭と比べて微生物汚染頻度が高い傾向が見られました。

 表は、犬を飼育している3軒から提供してもらった飼育用具の微生物検査結果の一例。1年間使用したものでは、細菌で1万〜1千万の単位で、真菌(カビ)で1千〜100万の単位でそれぞれ想像以上に多いことが分かります。

 足拭きタオルは1カ月の使用で、犬の足を拭いた後、そのまま玄関に置き、半乾きのまま3日間経過したものを調べました。洗わずに放置すると微生物は大繁殖します。玩具などの飼育用具も日頃の衛生管理を怠っていることがうかがえます。屋外の土の中には細菌やカビが1グラムあたり万単位で存在しています。中には食中毒や感染症の原因になる細菌やアレルギー疾患の原因になるカビも含まれます。

犬に感染してもほとんど無症状ですが、人に感染すると重篤な症状を引き起こす人獣共通感染症があります。犬を介して人への感染が懸念される疾病には、回虫症、皮膚糸状菌症、エルシニア症、パスツレラ症などが知られています。免疫力が弱い子供やお年寄りがいる家庭では注意が必要で、口移しで餌を与えることは厳禁です。

 散歩から帰ったら部屋に上げる前に必ず犬の足をよく洗い、泥汚れを洗い流し、体も十分拭いてやりましょう。犬飼育用具はこまめに洗浄し、部屋の清掃を怠らないことも大切です。

 エフシージー総合研究所 環境科学研究室 www.fcg−r.co.jp



タグ:健康 感染症
posted by しっぽ@にゅうす at 10:11 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月24日

テリア犬233匹、血統書取り消し騒動

ゲンダイネット
申請は書類提出だけ、偽造が横行?
 小型犬「ノーリッチ・テリア」233匹の血統登録が取り消されることになって愛犬家が大騒ぎしている。アメリカから輸入された犬3匹の血統登録に問題があったため、血統証明書を発行している社団法人「ジャパンケネルクラブ」が、子孫犬を含む233匹の血統を取り消した。

 これほど大量に登録が抹消されるのは過去に例がない。ペットショップで20万円前後で売られている人気犬だけに波紋が広がっている。血統書つきだから高いカネを出した……という飼い主もいるだろう。しかし、そもそも犬の血統登録はかなりいい加減なものだ。

「オス犬、メス犬の両方が血統つきでなければ、生まれた子犬は血統登録できません。しかし、抜け道がある。たとえば、子犬が3匹しか生まれていなくても、ブリーダーが5匹生まれたと申請すれば血統証明書が5枚送られてくる。駄犬の子犬2匹を血統書つきに仕立て上げられるのです。DNA鑑定するわけじゃない。この業界では血統書の真偽について議論するのはタブーです」(ペットショップ関係者)

 血統書の申請は書類提出だけで済むから“偽造”が横行しておかしくないのだ。一方、血統書を発行する「ジャパンケネル」は、1枚発行するたびに6000円の手数料が入る仕組みになっている。書類申請だけで済ませているのは、血統書発行がビジネスになっているからではないのか。

 ジャパンケネルは農水官僚の天下り先になっている団体。お役所仕事になってやしないか。

「日本のペット産業は、欧米と比べて特殊です。欧米にはペットショップはなく、ブリーダーから直接買うのが普通です。ブリーダーはプライドが高く、信用問題にもつながるので、血統犬の登録もしっかりしています」(動物愛護議連の事務局次長だった岡本英子前議員)

 いまやペット産業は1兆1000億円市場。飼い主は愛犬のために年間33万円も使っているという。血統書ビジネスも相当な額になっているはずだ。



タグ:事件 JKC
posted by しっぽ@にゅうす at 15:03 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なぜ猫は夜中に大運動会を開催するのか

マイナビニュース
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明日も仕事だし、もう寝よう。と、思った瞬間に猫の大運動会が開催されたりしますよね。元気いっぱいなのはうれしいことですが、飼い主さんが寝不足になることも。

猫はなぜ夜中に運動会を始めるのでしょうか。

■猫は、本当は夜行性
夜中に猫が運動を始めるのは、実はすごく当たり前のこと。本来の猫の活動時間が始まったからなのです。飼い主は昼間、ずっと猫のことを見ているのでつい勘違いしがちですが、猫が昼間ずっと寝てばかりいるのも、猫の瞳孔が大きくなったり小さくなったりする特性を持っているのも、夜行性の生き物だったからなのです。

ただ人間との暮らしが長いと、昼夜逆転の生活を送るようになる猫も多くいます。本当は夜行性の動物だということを忘れて、飼い主に合わせてくれているのかもしれません。

■猫の縄張りには二種類ある

猫には自分の巣を中心にしたテリトリーと、他の猫と共有している狩猟用のテリトリーがあります。昼間は巣を中心にしたテリトリーで過ごし、夜にはハンティングのために狩猟用テリトリーに出掛けます。

しかし飼い猫には、そのテリトリーの区分があやふやなことがあります。取りあえず、いつも遊んでもらっている場所で夜にバタバタしている子は、そこが狩猟テリトリーということなのかもしれません。

■猫は、人間よりも6倍、目がいい

人間が感じ取れる明るさの、更に6分の1の明るさでも猫は感じることができると言われています。それは猫の瞳孔に理由があります。猫は瞳孔の広さを調整することで、感じとれる光の量を多くしたり、少なくしたりすることができるのです。猫が夜でも活発に動けるのは、そのすぐれた視力にも理由があります。

■発情期に困りやすい、猫の夜活(やかつ)

猫は夜行性なので、発情期の行動も夜に多くなります。オスは発情期にオス同士でケンカすることもあるため、その騒音で夜に起こされてしまう人も。またメスの場合は独特の鳴き声を出しながら、床を転げまわったりします。発情期は猫の本能が起こす行動のため、しつけしてどうこうすることはできません。発情期は春に起こりやすいため、一定の時期は我慢するか、獣医師さんに相談しましょう。発情期は、猫にとってもストレスが大きいことがあります。

■寝る前に、しっかり運動させよう

猫は夜行性なので、夜に動き回るのはある程度仕方ないことですが、飼い主さんにも生活があります。夜、一緒になって眠るためには昼間にしっかり運動させて、昼間の活動時間を作ってみることも対策のひとつ。ちょっと迷惑かもしれませんが、家猫にとってみれば遊び相手の多い昼間の方が活動するのにもいい時間です。寝る前にしっかり遊ばせ、運動させて、ゆっくり睡眠できるような習慣づくりをしてみましょう。



タグ:生態
posted by しっぽ@にゅうす at 14:58 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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