猫と人間の歴史は長い。女王クレオパトラのように、古代エジプトでは、すでにこの可愛い生命体と人間との接点が見られる。また歴史を遡れば、紀元前9500年前から猫を飼っていた形跡が見つかっているのだとか。自由奔放でのびのび動き回る猫ちゃんたちは、現代でも、人間たちを存分に癒している。
さて、そんな猫ちゃんの救出劇が、中国のニュースによって報じられている。
5月3日の明け方、安徽省滁州天長市にあるレストランが火事になる事件が発生した。店内に寝ていた主人夫婦は幸いにも、一命を取りとめた。なんと、その夫婦を助けたのは、彼らが飼っていた「猫ちゃん」だったのだ。
火事が発生する時、猫ちゃんは主人が寝ている部屋のドアを必死にひっかき、声の限り鳴き叫んだという。そして、このお陰で、熟睡している夫婦は目を覚まし、強烈な焦げる匂いを鼻にして、パジャマのまま、煙の中を逃げ出したのだという。
消防警が迅速に現場到着した直後、通報人の主人夫婦はレストランの外に呆然として立ち尽くしていた。店内では黒い煙が勢いよく立ち上がっていた。
その後の消防警の調査によって、今回の火事はレストランの一階にある貸切部屋のエアコン回線の劣化が原因だったようだ。ほぼ全焼状態だった。「もう少しでも逃げるのが遅れていたら一酸化炭素による窒息死に至っていた可能性が高い」とのコメントが寄せられている。
無事に鎮火された家の前で、主人の華さんは埃だらけになっている猫ちゃんを親しく抱きしめたという。「この猫ちゃんは家内と私の命の恩人だ」と感慨深そうにコメントした。
動物が人類の友達であるというのはよく聞くところだ。一方で、人間は自分の私欲や生命維持の為に、大量の動物を殺しているのも事実だ。地球は全ての生き物の共有物である。生命のつながりの中で、皆仲良くし、共に過ごしていきたい。
【記事:Bonnie_晨】
参考元:腾讯网
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