常々、愛猫に願うのが「長生きしてほしい」ということ。一日でも健康に、元気に猫に長生きしてもらうためには、下記のような、当たり前のことを行いお世話しながら育てるのが大切です。
■小さい頃から、完全室内飼いに
リードをつけて散歩させるのがむずかしい猫。だから放し飼いにして、外でも遊ばせてあげたいという飼い主さんも多いと思いますが、猫同士はなわばり争い、メスのとりあいでかなり激しいケンカをします。交通事故に遭う危険性もありますし、外で危ないものを口にする可能性もあります。小さい頃から完全室内飼いに慣らしておけば、いろんなリスクから猫を守ってあげられ、長生きしてもらいやすくなります。実際、完全室内飼いの猫は、「外にも出る飼い猫」より、約3年長生きすることがわかっています。
■食事では、カロリーや栄養に注意しよう
一般的な成猫では体重1kgに対して80kcalほど、完全室内飼育の猫や運動をあまりしない猫なら1kgあたり70kcal程度の食事量が望ましいとされています。また、成長の度合いによってカロリーや与える栄養素を変えていった方が、適正な体重を維持しやすくなり、健康を維持しやすくなります。インターネット上には猫に必要なカロリー計算をしてくれるサイトや、猫の成長に合わせて必要になってくる栄養素等、さまざまなサイトで紹介していますので、ぜひ参考にしましょう。
■ストレスが発散できる環境を整えてあげよう
ストレスは人間だけでなく、猫にとっても悩ましい問題です。猫もストレスがかかりすぎると、トイレでの粗相が増えたり、攻撃的になったり、自分の体をなめ続けるなどの問題行動が見られるようになります。さらにそのまま放っておくと、病気の原因になることもあります。ぜひ猫ちゃんが思いっきりストレスを発散できるような、環境を整えてあげましょう。
■何かあったら、すぐに病院へ
自分の病気なら、「風邪かな」、「いや、いつもと違う病気かも」と判断することができても、ペットとなると難しいもの。少しでも病気の不安がある時は、迷うことなくすぐに病院へ行きましょう。何ともないなら、それで飼い主も安心することができます。病気に早く気づいてあげれば、それだけ長生きしてもらいやすくなります。また、猫は病気を隠したがる生き物。ちょっと様子がおかしいと思って病院に連れて行ったらもう手遅れ…なんてことにもなりかねません。普段から猫の様子には注意しておく必要があります。
一日でも長く一緒にいたいと願うのは、猫を愛する人なら誰しもだと思います。ぜひ当たり前のこんなことを忘れずに、猫と楽しい暮らしを一日でも長く続けていきましょう。
(ファナティック)