アニコム損害保険株式会社は、2013年の1年間にペットにかけた費用に関する調査を実施、その結果を発表した。
この調査は、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者に対し、インターネットで実施。調査期間は2014年1月15日から20日までで、有効回答数は、2,564人であった。
全体では費用は横ばいの傾向
調査によると、2013年の1年間にペットにかけた費用は、犬が331,026円で前年の98.2%、猫が173,172円で前年の94%となった。
その内訳を見ると、犬は「病気やケガの治療費」にかかる費用が最も大きく、75,400円となった。一方猫は「フード・おやつ」にかかる割合が最も大きく36,182円、続いて「病気やケガの治療費」が35,599円であった。
また、犬には猫にはない「しつけ・トレーニング料」にかかる費用が大きく、34,128円であった。「シャンプー・カット・トリミング料」も猫にかかった費用が6,492円だったのに対し、犬は39,226円もかかっている。2013年の夏は猛暑の影響でトリミング回数を増やしたという飼い主もいたようだ。
2014年の費用はほぼ変わらずの見込み
2014年の1年間にペットにかける費用の見込みを聞いたところ、約半数の50.4%が「変わらない」と回答した。その理由としては、「消耗品以外はそろっており、食事、運動、環境に気を付けて、健康な生活ができると思っているため」「食事やケア用品、健康診断等、健康を維持するのに十分なものを選択できており、現状から変える予定がないため」などが挙げられた。
一方「増加する」と回答した人からは、「ペットが高齢になってきたので、健康診断の回数を増やした、フードにもより気を使うため」や、「成長にともない、用品、洋服の買い替えが必要になるから」「消費税が増税となるから」といった理由が挙げられた。