動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年02月14日

キリンの殺処分に見る動物園の現実

National Geographic News

数日前、コペンハーゲン動物園で若いオスのキリン、マリウスが殺処分されたとき、世界中が息をのんだ。世界中から反対の声が届いていたというのに、動物園と飼育係はどうしてこのようなことができたのだろうか?

 動物園は動物たちの安息の地であり、動物たちは愛され、守られていると、多くの人が考えている。また、動 物園は教育の場でもあると自称している。なかなか目にする機会がない生き物を見て学ぶことができる場所だ。

 さらに、動物園は絶滅寸前の種が命をつなぐことができる唯一の場であると主張している。

 そして、それこそが動物園の存在意義だという。地球上で最も希少な種の保護者として、いつか野生に戻した いという一心で飼育し、繁殖させているのだ。動物園は種とその遺伝的な変異性を維持する最善の方法、場合に よっては唯一の方法であると、われわれは教えられている。

 では、なぜ動物園が若い健康なキリンを殺すのだろうか?

 コペンハーゲン動物園の科学ディレクター、ベンクト・ホルスト(Bengt Holst)氏がその答えを示したが、 かえって不安になる内容だった。まず、マリウスの種アミメキリン(学名Giraffa camelopardalis reticulata)は野生で絶滅の危機に瀕していない。次に、コペンハーゲン動物園はキリンの“余剰”を抱えてお り、中でもマリウスと遺伝的に類似したオスが多い。マリウスは動物園の飼育プログラムに沿っていなかった。 生後18カ月になったマリウスはもはやぬいぐるみのような赤ん坊ではなく、間もなく交尾をしたがるようにな る。

 コペンハーゲン動物園の計算では、マリウスは生きているより死んでもらう方が都合が良かった。

 そこで飼育係は、好物のライ麦パンでほかのキリンがいない場所にマリウスを誘い出した。マリウスが長い首 を下げ、飼育係から餌をもらおうとしたとき、獣医が頭を狙って空気銃を放った。

 獣医はマリウスを解体し、子供を含む来園者にキリンの体の構造を説明してみせた。ホルスト氏はこの解剖の 講義について、「動物に関する知識とともに、生死にかかわる知識を深めることができる」と説明している。解 剖されたマリウスの死体はライオンの柵の中に投げ込まれた。もしマリウスが本来の生息地であるアフリカのサ バンナで暮らしていたら、同じような運命をたどった可能性が高いと述べる人たちもいる。

◆動物園の目的とは?

 確かにその通りかもしれない。しかし、マリウスが暮らしていたのはアフリカのサバンナではない。“高い水 準、質での動物の飼育”と倫理で“知られ、尊敬される”ことを使命とする動物園だ。

 これらすべてが問題を提起している。なぜ野生で絶滅の危機にないアミメキリンを動物園で飼育するのか? なぜマリウスの両親に交尾させたのだろう?

 コペンハーゲン動物園のフェイスブックのページを見ればその答えがわかる。2012年までさかのぼると、キリ ンの赤ん坊(もしかしたらマリウスかもしれない)の誕生を祝福している。人はあらゆる赤ん坊に引き付けられ ることは、科学が証明している。大きな目、柔らかい手足、ふわふわの産毛がたまらなく好きなのだ。

 また、コペンハーゲン動物園は絶滅寸前の動物を保護する聖域であることを誇りにしているかもしれないが、 ボーン・フリー財団(Born Free Foundation)は2011年、全く異なる報告を行っている。国際自然保護連合 (IUCN)のレッドリストで「世界的に絶滅の危機にさらされていると分類されている種は、ヨーロッパの動物園 で飼育されている種の平均13%にすぎない」という。

 では、種の保存に努めているという動物園の主張が真実でないとしたら、動物園の目的はいったい何だろう?

 おそらくコペンハーゲン動物園の飼育係や獣医、ディレクターは全員が動物好き、動物愛護者を自認している だろう。彼らは実際、囚われの生活を運命づけられた動物たちの世話というハードな、時に胸の張り裂けるよう な仕事を続けている。そして、同時に採算性という別の目的を持っている。

 この2つの目的はぶつかり合う運命にある。動物の飼育には費用が掛かるためだ。長生きすればなおさらだ。 コペンハーゲン動物園が述べているように、動物たちに子育ての経験をさせようとしたら、動物園の限られた空 間がいっぱいになってしまう。すぐに大人の動物であふれ返り、客を呼び、利益をもたらす人気の赤ん坊を十分 に飼育できない。

 遺伝学や入念に練られた飼育プログラムは別として、マリウスが死ななければならなかった本当の理由は、単 に人々を魅了する旬の年頃を過ぎたことではないかと疑わずにはいられない。

PHOTOGRAPH BY KELD NAVNTOFT/AFP/GETTY IMAGES






posted by しっぽ@にゅうす at 22:46 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飯舘村に残された犬達

BLOGOS

週末の郡山での党大会の後、半年ぶりに飯舘村を訪れた。折からの豪雪で村は真っ白に覆われ、さびれた現状まで覆い隠してしまったため、人が住んでいないようには見えなかった。そして美しい雪景色に圧倒される程、失ったものの大きさが身に沁みた。

「飯舘村のお父さん」として慕うMさんが、どうしても会わせたい人がいると言う。避難の際につながれたまま残された犬達を助け続けている、平山ガンマンさん。サラリーマンでありながら、毎週末、千葉から飯舘村に通う。

東日本大震災後、飯舘村は「計画的避難区域」に指定され、約6千人の村民が全員村を離れた。仮設住宅に入った人も、つてを頼って移住した人も、ほとんどの場合、ペットを連れて行くことは困難で、泣く泣く置き去りとするしかなかった。

このことに心痛め、当初、家畜の救済に奔走した人達がいたことは報道されていた。但し、ペットとなると、震災後、日の浅いうちは、「人間の生活再建もままならないのだから後回し」という風潮が圧倒的だった。それは仕方ない現実だったかもしれない。

しかし、あれからまもなく3年が経とうとしている。その間、飼い主を待つ犬達はつながれたまま、3度目の厳しい冬を過ごしている。飼い主が定期的に訪れエサを補給しているケースもあるが、遠くに住んでいたりして通えない人も多く、ボランティアによるケアでやっと命を繋いでいる犬達もいるのだ。

Mさんの家には動物がたくさんいた。大型犬が3匹と猫が7匹、アヒルが3羽。避難するにあたり、2人は必死で引き取り手を探した。私は2匹の猫を預かった。結局、犬2匹は家に残ることになった。今はMさん夫妻が除染作業に通ってくる度にエサをあげ、散歩をさせ、思いっきり甘やかす。平山さんによれば、ここの犬達はかなり恵まれている方だと言う。

飯舘村にはこのように外につながれたままの犬達が推定150匹いる。中には寒さと飢え、不安が重なり、病気になったり死んでしまったりする犬達もいる。与えた筈の水は凍っていて飲めない、与えた筈のエサの大半は夜中に何百匹ものネズミに平らげられてしまう・・・そんな厳しい現実と戦いながら力尽きてしまうのだ。

平山さんは一念発起して、飯舘村に犬を保護する施設を作ることにした。その思いに共感したMさんが土地を提供すると申し出たのが昨秋。それから様々な行政の壁を乗り越え、犬を収容するプレハブ施設とドッグランからなる「福光の家」が完成した。私は、最初の11匹の犬達を連れてくる日にたまたま居合わせたのだ。

犬達を連れてくると言ったって簡単ではない。飼い主を探し、連絡し、説得する。飼い主だって好きこのんで今の状態を放置しているわけではないし、ペットには自分達が帰る日まで家で待っていてほしいと思う人もいるからだ。苦しいながら無料で預かるのも、飼い主が決断しやすいようにとの配慮だ。

施設を作るのに250万円程度掛かり、今後の維持費は常駐のスタッフの人件費も含め月30万円程度掛かるが、すべて国内外からの寄付で賄うという。行政がなぜか全く動かない、1円たりとも出さないことに業を煮やし、自ら動いた結果だ。しかし、自ら資金集め、人集めをしながら毎週末、千葉から通い続ける状況は持続可能だろうか。平山さんが倒れたら犬達も共倒れになってしまう。

復興特別会計では2.2兆円が繰り越され、1.2兆円が不用となっている。また、向こう25年間、国民には復興特別所得税が課され、7.3兆円の税収が見込まれる。行政が動かない中、すべての大変な部分をお膳立てし、問題を解決し物事をとにかく前に進めてくれる個人や団体に、もう少し柔軟に予算をつけられないものなのか、検討する必要がある。

■平山さんの活動の詳細はこちらでご覧下さい。(facebookに飛びます)

https://www.facebook.com/ganmann.hirayama/posts/259232167577650





posted by しっぽ@にゅうす at 22:43 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【EU発!Breaking News】ロシアを悩ませる野良犬の問題。資産家が救助に尽力するも、解決の道遠く

LIVEDOORNEWS

都市部、あるいは地方部問わず、野良犬の存在が問題となっているロシア。冬季オリンピックに沸くソチでもそれは例外ではなく、オリンピック開始までに多くの野良犬が捕獲、殺処分された。だがそうした中、野良犬達の救助を申し出た資産家がいたことが話題となっている。

ロシアの新興財閥『ロシア・アルミニウム』社社長オレグ・デリパスカ氏は、ソチ五輪に対する多額の投資を行う一方で、オリンピック開始前に野良犬保護のためのチームを結成。彼らによって保護された約150頭の野良犬は、ソチ郊外に設置されたシェルターに保護されることとなった。

こうした動物愛護への動機についてデリパスカ氏は『BBC』のインタビューに対し、「私にとっての最初の“飼い犬”は、私が生まれ育った村で暮らしていた野良犬でした。5年もの間、私達は強い友情で結ばれていたのです」と話している。

だが、このように救助された野良犬達は稀な幸運の持ち主と言えるだろう。ロシアの野良犬達は多くの場合、捕獲後に待ち受けているのは殺処分という運命であり、新たな飼い主探しやシェルターでの保護という選択肢が与えられる可能性は極めて少ない。ソチでも救助されたのはほんの一部であり、多くがオリンピック開始前に捕獲、殺処分されたと『ABC News』は報じている。

時に人を襲うこともある野良犬の存在は、ソチに限らずロシアのあちこちで問題となっており、同時にそれに関与する事件も増加している。ウラジオストクでは、昨年5月から今年1月にかけ毒入りの肉団子を何千頭もの野良犬達に与え殺害していた男が逮捕され、懲役6か月の実刑判決が言い渡された。



posted by しっぽ@にゅうす at 22:37 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬人一体で捜査 定年後も 内警部補、初の再任用へ

東京新聞

ヴァーラをエースのまま引退させたい−。県警察犬のエース「ヴァーラ号」(雌、八歳)とコンビを組む県警鑑識課警察犬係の内(うち)幸一警部補(60)は、そんな思いを胸に警察人生を再出発させる。三月で定年だが、ヴァーラが新しい担当者と信頼関係を築くのは難しいと考え、残留を希望。四月から再任用されることになった。現場の警察犬係としては県警初だ。 (小沢慧一)


 シェパード犬のヴァーラは鑑識課の警察犬十五頭の中で最年長。行方不明者や逃走した容疑者の発見で、これまでに警察庁犯罪鑑識官賞など四十五回の表彰を受けた。


 ヴァーラの実力を確かめるため、記者は広さ約二千四百平方メートルの県警直轄の警察犬訓練所(横浜市栄区)内に隠れ、何分で見つけ出せるか試した。


 記者の服をこすった布を内警部補に渡した後、約五分間、施設中を歩き回った。途中、においを消すために水たまりを踏んだりして建物の陰に隠れた。


 だが、布のにおいをかいだヴァーラはわずか十分後に記者を発見。舗装されていない道で天候が良ければ、半日前のにおいでも追跡できるという。


 川崎市の無職杉本裕太被告(20)=強盗罪などで起訴=が一月、強盗容疑などで逮捕され、横浜地検川崎支部から逃走した事件でも初日に出動。杉本容疑者は逃走後間もなく、呼び止めた少年の大型バイクで移動したが、ヴァーラは、バイクに乗った場所で杉本容疑者のにおいが消えていることを特定。捜査に貢献した。


 内警部補は警察犬係に配属される前は十八年間暴力団の事件を扱う刑事一筋だった。二十年前に「違う部署で自分の力を試したい」と思うようになり、人間には計り知れない力を持つ警察犬とともに事件を追う警察犬係の捜査に興味を持った。一九九六年に異動希望がかない、警察犬係に配属された。


 ヴァーラとコンビを組むようになったのは二〇〇九年から。初めはあまり懐かず、神経質でシャイな犬で内警部補も不安を感じた。だが現場ではその慎重な性格が生き、次々と手柄を立てた。


 「においを追って、犯人を捕まえる瞬間が一番やりがいを感じる」と話す内警部補。そんな時は、ヴァーラの胸をたたいて、「よくやった」と褒める。ヴァーラは座ってじっとしているが、内警部補を見つめる目に興奮と喜びを感じるという。


 犬と信頼関係を結ぶ秘訣(ひけつ)は愛情と忍耐で、内警部補は刑事の時より気が長くなった。内警部補は「犬人一体となってやってきた。長年連れ添った女房と一緒で、お互いのことは何でもわかる」と話し、「また一緒に頑張ろうな」とヴァーラの胸を強くなでた。



posted by しっぽ@にゅうす at 22:35 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

離婚に際し、カップルが大もめ…犬の『親権』を巡る争いが激化!

ジャーニー

離婚に際し、子供の親権争いが泥沼化するのは良く聞く話。しかし、一緒に飼っていた犬をどちらが引き取るか―『飼い犬の親権』を巡り、争う夫婦が増えていることを「デイリー・テレグラフ」が伝えた。

 離婚が珍しくない今日、婚前契約書を交わすカップルは珍しくないが、犬を飼っている夫婦が万が一離婚となってしまった場合、飼い犬を巡る争いを避けるために、契約内容に飼い犬についての項目を記載するケースも増えているという。

 「The Dog Trust」が行った調査で、犬を飼っていた夫婦の4組に1組が、離婚後の犬の所有権を巡って争ったことが判明。1年のうち、1月は離婚に向けて手続きを始めるカップルが最も多いという統計が出ているのをうけ、犬の保護を目的としたチャリティ団体「The Dog Trust」で、離婚後、どちらが犬を引き取るか、きちんと話し合うように注意を促している。

しかし、離婚後、結婚生活の思い出に直結する、まっさらのスタートを切りたいといった理由で、犬をどちらも引き取ろうとしないケースも報告されており、「The Dog Trust」では、過去3年間で400匹以上の犬が、こうした離婚により身勝手な飼い主たちから捨てられてしまったと話している。

離婚により少なからず悲しい思いしているのは、人間だけではなさそうだ。




posted by しっぽ@にゅうす at 22:33 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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