動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年06月01日

ペット多頭飼育、絶えぬトラブル 鳴き声、飼い主入院で引き取り

西日本新聞


 鳴き声がうるさいなど、ペットの「多頭飼育」をめぐる近隣トラブルが絶えない。今年1月には、福岡市で60匹を超える猫を飼っていた30代男性が緊急入院し、市が特例で収容する事態も発生。動物愛護団体の尽力で殺処分されずに新たな飼い主に引き取られたが、「これは氷山の一角」(市生活衛生課)。周囲に迷惑を掛けない動物愛護はどうあるべきか。関係者は対策の必要性を訴える。
 松の内が明けたばかりの1月10日。福岡市東部動物愛護管理センターに一本の電話が掛かってきた。「1人では飼えない」。市内のマンションで猫61匹を飼っていた男性と同居している女性からだった。
 昨年9月に改正動物愛護管理法が施行され、自治体はペットの引き取りを拒否できるようになった。センターも一度は「新たな飼い主を探してほしい」と断るが、数日後に同じ女性から「やっぱり引き取って」。結局、捨てられた場合の周辺環境の悪影響を懸念し、特例での収容を決めた。
 通報の時点では61匹だったが、引き取る前に1匹が死に、9匹は新たな飼い主が見つかった。センターでは職員が部屋を改造し、51匹を収容。動物愛護団体と連携しながら新たな飼い主を探し、4月中旬までに51匹すべて引き取られた。
 そもそも、なぜこうした事態に陥ったのか。市によると、男性が飼い始めたときはペットショップで購入したアメリカンショートヘアと拾った野良猫2匹の計3匹だった。それから16年を経て61匹に繁殖。健康状態は良好でトイレのしつけもされていたが、不妊・去勢手術が施されていなかったという。通常、1歳前後で成猫になり、年に2〜3回、一度に5〜6匹を産めるようになる。野良猫の寿命は4〜5年ほどなのに対し、栄養や衛生面で恵まれたペット猫は長くて20歳くらいまで生きる。繁殖を抑制して適正に飼育するには不妊・去勢手術が欠かせないが、雌の不妊に3万〜4万円、雄の去勢で2万円前後かかる。費用面だけでなく「かわいそう」と敬遠する飼い主もいる。
 センターの井之上尚文所長は「かわいいので手放したくない、体にメスを入れさせたくないからといって安易にペットの数を増やせば、結果的に飼えなくなって殺処分に追いやってしまう。飼い主は自分の責任で最後まで面倒を見る覚悟を持ってほしい」と訴える。
 ●「不妊・去勢手術など責任持って」
 動物愛護団体「TNR−博多ねこ」の木本美香代表の話 「愛情よりもまず管理」「殺処分という選択肢はない」。これらはペットを飼う上で忘れてはいけないことだ。不妊・去勢手術もせず安易に増やし、飼えなくなったら自治体に持ち込んで他人任せで処分するのは無責任。家族や知人も、飼い主が育てられなくなったときのことを考えておく必要がある。1人暮らしの高齢者や年金受給者、生活保護世帯を担当する自治体職員にも周知してほしい。多頭飼育で相談してくる人のほとんどが「頼む人がいない」と言う。表面化したときには手が付けられないということにならないよう事前に手を打ち、受け皿をつくっておくのが動物福祉の今後の課題だ。
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 ●届け出制導入の自治体も
 自治体が犬や猫などペットの引き取りを求められた場合、原則、受け入れなければならない。ただし、昨年9月に改正動物愛護管理法が施行され、(1)業として営んでいる(2)繰り返し引き取りを求めてくる(3)不妊・去勢手術をしていない(4)高齢、病気が理由(5)飼育が困難と認められない−場合は拒否できるようになった。
 今回の福岡市のケースは(3)に該当する。収容に踏み切ったのは、数の多さと近所への悪影響を考慮したからで、あくまで特例。北九州市でも昨年12月、入院した飼い主の家族から相談があり、市動物愛護センターに数十匹の猫が引き取られた。
 多頭飼育では、鳴き声がうるさい▽庭や道路に排せつする▽ノミやダニが発生する▽毛が舞ってアレルギー反応を起こす−など、近隣からの苦情が絶えない。動物愛護管理法ではペットの飼育数の規制はないが、環境省によると、佐賀、滋賀、長野、山梨、茨城の5県が一定数以上を飼う場合に届け出を求めている。
 このうち佐賀県は2008年に導入。犬か猫を計6匹以上飼っている場合に適用している。今年3月末時点で98件の届け出があり、県職員が定期的に訪問して不妊・去勢手術を指導。住民の苦情を受けて訪問した飼い主が届け出をしていなければ、その場で手続きをしてもらう。再三の要請に応じなかったり、虚偽申請をしたりした飼い主には5万円以下の過料を科す。


タグ:多頭飼育
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職員手作り「ワンワンBOOK」 犬の“母子手帳”配布

東京新聞


 守谷市は、愛犬の誕生日や性別、鑑札番号、狂犬病予防注射の記録など、人間の母子保健手帳的な要素を持たせた飼い主向けの冊子「ワンワンBOOK」を制作した。職員の手作りで千五百部を庁内で印刷、狂犬病予防集合注射会場で配布を始めた。
 他の自治体の取り組みを参考に編集。犬に関する法律や県条例の解説のほか、犬のしつけや去勢・避妊手術料金、犬と人間共通の感染症、人間に換算した犬の年齢、高齢犬の介護など内容は多岐にわたる。
 必要なマナー、捨て犬や放し飼いの防止などのルール順守を呼び掛けるのが発行の目的。愛犬を家族の一員、地域の一員として受け入れてもらえるよう、母子手帳のようにしたという。 (坂入基之)
タグ:手帳
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あなたの犬は今、幸せ? ベテランドッグ・ライフ・カウンセラーが教えてくれる愛犬の幸せのかたち

アメーバニュース


犬の幸せとは何だろう? あなたが犬を飼っているとして、そんな問いを考えたことはあるだろうか。当然ながら犬にも感情があるわけで、人間の幸せの形が人によって違うように、犬にだって犬の数だけ幸せの形があってもおかしくない。このたび出版された『犬のおもいで 犬のカウンセラーが出会った7つの感動実話』は、「ドッグ・ライフ・カウンセラー」の第一人者である著者が、普段はあまり意識されていない「犬自身の幸せ」について、新しい気づきを与えてくれる興味深い1冊だ。

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 「ドッグ・ライフ・カウンセラー」とは、飼い主に愛犬との暮らしに必要な知識を伝え、トラブルのない近隣社会を作るための知識を持ったアドバイザーのこと。犬との上手な暮らし方を伝えることで、不本意な捨て犬を少しでも減らそうと、著者がカウンセラーを始めたのは20年前にさかのぼる。当時は「犬をどう操縦するか」が重要な時代だったというから、おそらく犬の感情などあまり意識されていなかったことだろう。だが現在は、たとえば街に犬OKのカフェも珍しくないように、犬は飼い主と共に生活を楽しむ「家族」のような存在になってきている。その中においては、犬の幸せだって、当然、意識されるべきことであっていいはずだ。

 たとえば本書で紹介されている「家族」というエピソードは、まさにそうした変化を象徴的に表している一編だ。過去に2匹の犬を育てたものの、しつけにばかり気をとられて犬の幸せを考えていなかったことを反省した戸田さんは、新しく愛護センターからもらってきた雑種の「幸」に、人間の子育てのように向き合ってみようと奮闘する。さまざまなトラブルを犬の気持ちに寄り添って乗り越えた戸田さんは、次第に幸と深い信頼関係で結ばれ、幸も表情豊かなとびっきりの「いいヤツ」に育っていく。つまり両者がタイトルの通り「家族」になることでハッピーになったわけで、そこにあらわれる等身大の自然なぬくもりは、なんだかとても心地いい。

だが、いくら家族として愛犬と幸せを分かち合っていたとしも、時としてそれが突然奪われることもある。愛犬そのものの死もそうだが、たとえば東日本大震災のように予期せぬ災害が日常を破壊することもあるのだ。この本には2頭の被災犬のエピソードが紹介されているが、今後も大きな地震の脅威にさらされている私たちにとって、多分に示唆的な内容といえるだろう。

 ちなみに著者は、東日本大震災に際して、東北地方に何回も足を運び、のべ400頭近くの犬の一時預かり救援サービスを実施していたというが、原発事故も重なって長引く今回の震災では、まだ30頭近くが飼い主の元に戻れず、離ればなれの生活をしているという。実際、本で紹介されているどちらのケースも、避難所生活の中では犬と一緒に暮らすことが難しく、被災した犬の心の傷を癒してあげることもままならず、悩んだ末に被災犬の保護団体を頼って「犬自身が安心して暮らせる道」を選ぶことになったというものだ。飼い主にとって家族だった愛犬と離れるのは本当に辛いことだったろう。だが、家族だったからこそ、犬自身の本当の「幸せ」を考えての決断、といえるのかもしれない。

 たとえ離ればなれになっても、愛犬との「思い出」は消えない。そしてそんな大切な「思い出」の数々が、時に私たちを励ましてくれることもある。“十数年もの時間を共に生き、たくさんの「思い出」を残してくれる愛犬こそが、あなたにとってのかけがえのない「名犬」”との著者の言葉を噛み締める時、愛犬との暮らしが、より一層、愛おしく思えるに違いない。


タグ:生活
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老犬面倒見ます つくば・わんわんランド、専用介護ホーム開設

茨城新聞


犬のテーマパークを運営するわんわんランド(つくば市、東郷治久社長)は5月、高齢化した飼い犬の介護ホームを開設した。寝たきりや認知症になった老犬を預かり、専任スタッフが昼夜面倒を見るもので、同社によると法人が飼い犬の介護事業を始めるのは日本初という。ペットも寿命が延びて介護の必要なケースが増えており、同社は「培った犬の世話に関するノウハウを生かせる」と介護ビジネスに参入した。

飼い犬専用の介護ホーム「ひまわり」は、つくばわんわんランド(同市沼田)の敷地内に12日、プレオープンした。6畳ほどの個室が8部屋あり、付属のペット専門学校卒業生らがスタッフとして犬の体調を管理する。容体が悪化すれば、隣接する動物病院の獣医師がすぐに診療できる態勢という。

介護サービスは1年ごとの契約と最期までみとる終生契約の2種類を設定し、費用は1年契約で月額3万〜5万円。死んだ場合は併設のペット霊園に入ることもできる。

飼い犬の寿命は、医療の充実や餌の質向上で延びる一方、高齢になると▽夜鳴き▽目が見えにくくなる▽歩けなくなる▽排せつや食事が自分でできなくなる-などの症状が出たりする。1人暮らしの高齢者などは、こうした犬を自宅で飼い続けることは難しい。

同社は、ショーで活躍した犬を現役引退後も施設内で世話しており、ノウハウを生かせば高齢犬預かりの需要に対応できると判断、事業開始を決めた。

現在の収容可能数は約50匹だが、東郷社長は「今後の需要に合わせ、建物の新設も含めて拡張を検討する。ペット産業をさまざまな視点から見て、サービスを提供していきたい」と話す。今後の需要増を見据え、付属のペット専門学校に「高齢犬介護」の講座を開設し、人材育成も図っていく考えだ。早くもオープンを聞きつけた県内外の愛犬家から問い合わせが相次ぎ、数匹の老犬が入所したという。(小原瑛平)



タグ:老犬ホーム
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