動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年08月31日

青森の高校生、「動物の殺処分」と向き合う

東洋経済


『いのちの花』を読み、生命の尊さを考える
http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872906950/
「この花の里親になってください」

学生服の女の子がそう言っているようだ。鮮やかなオレンジ色の花が印象的な表紙のこの本は、青森県立三本木農業高等学校動物科学科が行っている動物殺処分ゼロを目指す「命の花プロジェクト」の誕生を描いたノンフィクションだ。

美しい、生き生きと咲く花は、学生たちによる鎮魂の祈りと、決意の込められた花だ。彼女らは、この花を愛犬家の集まる場や、地域の施設などで配り、動物殺処分の現状を訴えている。

プロジェクトを始めるきっかけは、青森県動物愛護センターへの見学だった。2012年、当時同校2年生だった著者・向井愛美さんらが遠足気分で出かけたと いうその場所には、よく見かけるペットたちと何ら変わることのない姿の動物たちが収容されていた。だがしかし、彼らは死ぬのである。

「こんな施設、無駄なんです!」

彼女らが見学に行ったその日も、動物たちの殺処分は行われていたのだ。おそらくはいつもと変わらぬ日のスケジュールとして。

案内をしてくれた職員の方がこんなことをおっしゃった。「この殺処分は、税金で行われています。みなさんから集めたお金で、動物を殺しているんです。こんな施設、無駄なんです!」
そこで働いている人に、こんなことを言わせてしまって、日本では今までどれだけの人がこの問題に目を向けてきたのだろう?何をしてきたのだろう?こんな現実があるのに。
今まで目に触れることのなかった現実に打ちひしがれてばかりの時間は長くなかった。彼女らは、立ち上がる。

高校生だからできること、大人になってからではできないこと、自分たちができる精一杯のことを、何かしなくては!
彼女らを痛めつけたのは、ただ飼い主から離れ殺処分される動物たちの姿だけではなかった。焼却された彼らの骨が、大きな紙袋に入れられ、施設の裏に 無造作に積み上げられて事業系廃棄物としてゴミ収集車の引き取りを待っている現実だ。

人の骨によく似た、動物たちの骨。細く、脆い骨。人間と共に生きるよ う望まれた命が、人間の都合によって奪われ、その最後にはゴミとして処分される。最期まで人間の都合によって行き先を決められている。その理不尽さ、残酷さ。


埋葬されることのない骨を、どうにかできないか。生徒たちの思いに教師から一つの光が投げかけられた。骨を肥料にするというアイディアだ。骨を細かく砕き、肥料にして土と混ぜ、その土に花を咲かせる――「命の花プロジェクト」が生まれた。骨にレンガを振り下ろし、細かく砕く作業。動物たちを死後も傷つけるような作業は心に重い負担をかけた。骨の中から時折見つかる首輪やリードの金属片に、飼われていた日の姿を垣間見る。辛い作業が、逆に彼女たちの決意を確固たるものにしていった。

殺処分された動物の骨を、土に還してあげたい。
形は変わってしまっても、命として続いてくれますように。

小さな歩みの軌跡

動物殺処分の問題は、今までも幾度となく取りざたされてきた。本も出版されてきた。『ペット殺処分―ドリームボックスに入れられる犬猫たち』は殺処分業務に就く動物愛護センター職員の苦悩をつづったノンフィクションとして話題になったし、ペット流通の闇を暴き法改正を巡る業者と行政の攻防を描いた『犬を殺すのは誰か―ペット流通の闇』は 社会現象を巻き起こした。

そのような本とこの本は、少し違う。問題を暴き、大きく声を上げる役割を担った本とは違い、本書は、どこにでもいる高校生が、自分たちにできることはないかと模索する、小さな歩みの軌跡だ。だがしかしそれは、小さいがゆえに、殺処分問題を知り、それに心を痛める者にとって、手を挙 げる契機となり得る。青森県内の他の高等学校との共同プロジェクトが立ち上がるなど、「命の花プロジェクト」は広がりを見せている。


昨年、このプロジェクトはいくつかのテレビ番組で取り上げられ、多くの人の感動を呼んだ。その感動を、今度はこの一冊の本が広げてくれるに違いない。広く、また長く読み継がれることで、生きるべき命がただ愛玩する人間を失ったために殺されることの不条理を、問い続けるに違いない。私たちの無責任さ が多くの動物たちの命を奪っている、しかもその処分に税金を使って。どうかこの問題に気付いてほしいと、この本の花はひたむきな輝きで訴えている。

もうすぐ夏休みも終わる。この本を特に若い学生にお勧めしたい。同じ世代の、高校生が始めたこのプロジェクトについてどう思うか、感想を聞いてみたい。もしこの本を読んだら、友達に、周りの大人に、弟や妹に、死んでいく命について話をしてみてほしい。中学生の皆さん、高校生の皆さん、そしてすべての動物を愛する大人へ、この本をこの夏最後の課題図書として推薦します。

http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872906950/
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迷い犬の保護相次ぐ「名前と連絡先の明示を」名張市

伊賀タウン情報YOU


名張市が保護した迷い犬の件数が8月下旬にかけて4件と相次いだ。保護された犬は全て飼い主の連絡先などが記されていなかったことから、市環境対策室は「首輪に必ず飼い主の名前と連絡先を明示するようにしてほしい」と呼びかけている。【市に保護された迷い犬=名張市鴻之台で】

 同室によると、8月22日と25日に市内で職員が保護し、26日、27日には市民が保護した犬が市役所に持ち込まれた。

 普段使用している2匹分のゲージに加え、予備のゲージも使って保護していたところ、29日までに4匹のうち3匹は飼い主が見つかったという。

 同室によると、市が今年度保護した迷い犬は8月29日現在12匹で、うち7匹は飼い主が見つかっている。保護期間の1週間が過ぎても飼い主が見つからない犬のほとんどは、市内の動物愛護団体を通じて里親を見つけてもらっているという。
タグ:迷い犬
posted by しっぽ@にゅうす at 07:50 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人と動物が共に暮らせるハッピーな社会を目指して アニマルセーバーキャンペーン 2014年9月5日(金)〜18日(木)

PR TIMES


フレッシュハンドメイドコスメLUSH(ラッシュ)は、2014年9月5日(金)より、動物愛護週間を前に、人と動物が共に暮らせるハッピーな社会の実現を目指し、アニマルセーバーキャンペーンを実施いたします。ラッシュは創立以来、化粧品のための動物実験に反対の声を上げ、キャンペーン活動を行ってきました。動物を犠牲にすることなく、人、動物が持続的に共存できる社会の実現を目指す活動の一つとして、今回、日本国内において、毎日400匹の犬や猫が殺処分にされているという現状に対して問題を提起するキャンペーンを実施。本キャンペーンを通して、一人でも多くの人々に犬猫の殺処分の問題についての認知を向上させ、同時にこの問題に取り組む草の根団体の支援をサポートします。

【背景】
日本国内では、毎日400匹以上(*)の犬や猫が殺処分されています。殺処分とは、各自治体の保健所、動物愛護センターや動物介護センターと呼ばれる施設に収容された動物が、引き取り先が見つからずにその施設で処分されてしまうことです。

年間16万匹以上(*)の犬や猫が殺処分されるその多くの方法は、高濃度ガスによる窒息死です。施設に収容されてから早ければ数日以内、遅くても1週間程度で、施設内の処分機に入れられてしまいます。数は少ないですが、自治体の中には動物の苦痛を軽減するため、吸引麻酔剤や注射により動物を安楽死させるところもあります。

多くの動物が殺処分の犠牲をなくすためには、飼い主が責任を持って動物を飼うことや飼いきれない命を生み出さないことが大切です。また、殺処分問題の現状や殺処分が起こる背景を知り、この状況の改善に向けた活動を応援したいと考えます。

* 参考:環境省「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」



【キャンペーン概要】

キャンペーン名:アニマルセーバーキャンペーン

期間:2014年9月5日(金)〜18日(木)

目的:犬猫の殺処分問題に関する認知向上及びこの問題に取り組む草の根団体の支援

取り組み:

@ 問題周知のため、ラッシュショップにてアニマルセーバース

テッカーの配布

A キャンペーン期間中の『チャリティポット』の売上げを犬猫の殺処分問題に取り組む草の根団体へ寄付。

240g 2,270円 / 100g 1,000円 / 45g 500円(限定サイズ)

『チャリティポット』は、売り上げの全額(消費税除く)が寄付・助成に使われるハンド&ボディローション。2007年の発売開始以来、多くの草の根団体の活動を応援してきました。発売以来3億4千万円、280プロジェクトを支援しています。(2014年6月末現在)

関連ショップイベント:「アニマルセーバー宣言」ショップイベント
ショップウインドウに「動物への愛や想い」をイラストやメッセージで書いていただき「アニマルセーバー宣言」を集めるイベントです。

LUSH 新宿駅前店 9/7(日) 13:00〜
新宿区新宿3丁目36番5号 市嶋ビル1階

LUSH 渋谷駅前店 9/13(土) 12:00〜
渋谷区道玄坂2-3-1 渋谷駅前ビル 1階
タグ:動物実験 LUSH
posted by しっぽ@にゅうす at 07:49 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ネコは地球を救う」だからまずは猫を救う!〜ネコ市ネコ座ってなんだ?〜

The Huffington Post


猫カフェ・ネコリパブリックを運営する河瀬麻花(かわせあさか)さんから当サイトへ寄稿して頂きました。猫の殺処分について、それを減らすために始めた猫カフェについて、そして来月開催の猫祭り・ネコ市ネコ座にかける想いについて書いて頂いています。

■ネコの保健所持ち込みを減らすには?
現在、全国の保健所で殺処分されているネコは、1年間で約13万匹と言われている。 地域によってかなりの格差はあるようだが、殺処分ゼロを達成したところもあれば、なんと、持ち込み当日に殺処分をしてしまうような地域もまだ存在する。

殺されているネコの8割は生まれたばかりの子猫だという。 更に安楽死ではなく、15分間ガス室で窒息させ、もがき苦しみながら死んでいくという方法、それが今日もどこかの保健所では行われているのだ。生粋のネコ好きとしては、本当に心が痛む事実だ。

子供の頃、殺処分の事実を知ったときに、「なぜ?なぜ?なぜ?」が頭を巡った。 大人になった今でも、ずーっと「なぜ?」という気持ちは消えない。絶対に、殺さないで済む方法があるはず。

現場で殺す人は、それが仕事。 そんな仕事がこの世に存在してはいけないと思う。 きっと現場の方々は、毎日心を傷めながら、あるいは心が傷つくのを防御するために思考を停止して作業として仕事をしているのではないか、って思う。

何がいけなくて何がよい......という単純な問題ではないが、きっと犬やネコなど動物の殺処分については、解決方法が絶対的に存在するのだ。

■殺処分を無くす方法。
まず一つ目は、ネコの飼い主のマナー向上。

具体的な方法としては、まずは飼い主の持ち込みをゼロにする。 そのためには、ネコを飼うなら終生必ず愛し続けることを飼い主側で徹底する。これは本来当然のことだけど、病気になったからとか、離婚するから、引っ越しするから、とそんな理由で持ち込まれるペットたちも多いのが悲しい現実だ。

次に飼い猫の避妊・去勢の徹底と、室内飼いの徹底。 まだまだ外飼いをしている飼い主は多いが、外と家の中を自由に行き来するということは、ネコにとってとてもリスクが高いことを知ってほしい。猫エイズに感染してしまう可能性が高まるし、交通事故や迷子になってしまう可能性だってある。 避妊・去勢をすることで発情を抑えることができるので、脱出してしまうリスクをおさえられ、猫独特の病気になるリスクも抑えることができるのだ。

そして二つ目は、地域猫活動や、TNR活動(後述)を広めること。

野良猫問題を解決する方法。 それは地域のボランティアと行政などが協力して、野良猫の避妊・去勢を行い、避妊・去勢をすませた猫は、一代限りの命として、地域で暖かく見守るという方法をとること。

猫は1年間で、4回出産することができる、1回の出産で平均5匹の子猫を産む。自分の家の軒先やガレージで野良猫が子猫を産んだから......公園で子猫がうまれていたから......と保健所に持ち込まれる子猫が後をたたないのだ。

その負の連鎖をたつには、野良猫を保護し(T:トラップ) 避妊・去勢し(N:ニューター)元の場所に戻す(R:リリース)※その際に去勢避妊済のマークとして、片耳をカットすることもある。このTNR活動を、地域のボランティアと、行政が協力して行っていくことで、劇的に、殺されるためだけに生まれる命が減るのだ。 増えることのない一代限りの命ならば、地域であたたかく見守ることもできるのではないかと思うのだ。

かわいそうな野良を見てなんとかしたいけど、捕まえられないという人も多い。「保護機」という優れた道具があるのを知らないからだ。 保護機は、ボランティア団体さんに頼めば無料で貸してくれるし、地域の保健所でも借りることが出来る。

とっても単純な活動だけど、知らない人が多いのが事実。

■猫共和国、設立。
こんなに大切な事を多くの人に知ってもらうにはどうしたら良いんだろう?と想い、私たちは2014年2月2日、まずは岐阜県岐阜市に保護猫カフェ「ネコリパブリック」を立ち上げた(略称・ネコリパ)。

ネコリパブリック NECO REPUBLIC

この猫カフェは継続性を持つことが出来るよう、運営資金は自前で稼ぐ「自走型」にこだわった。

保護された猫達に会いに来るだけで、保護活動の支援になる。 そして気に入った猫は、審査を通ったら、新しい家族として迎え入れてもらうことが出来る。 今年の9月には、大阪心斎橋にも第二号店をオープンさせる予定だ。 ネコリパブリックの目標は、2022年2月22日までに行政による猫の殺処分をゼロにすること!

この猫カフェを運営してみて、やはり多くの猫好きの方々が、上記の殺処分の解決方法を知らない事がわかった。この解決方法をもっともっと、多くの人に、一気に広めるために何ができるか??それを考えて、ある結論にたどりついた。

猫の祭りをやろう!!
猫嫌いの人も、猫に興味のない人も、もちろん猫が大好きな人も、単純に楽しめる祭りをしよう!
その祭りを通して、伝えたいメッセージを伝えていこう!

■クラウドファンディング開始。まさかの一週間で......!
......そんなこんなで今年9月20日に、アメリカで大人気の猫の映画祭を日本でやるためにクラウドファンディング(ネット上で資金を募る事)をはじめた。驚いたことに......なんと開始1週間で目標金額の100万円を達成してしまったのだ! これで、猫祭りは開催できる。

開催までまだまだ時間はあるので、更なる目標金額を222万円(にゃんにゃんにゃん)に引き上げた。これが達成できたら東京と大阪で盛大な猫パーティーを行うことにした。これでネコリパブリックをもっと沢山の人に知ってもらって、もっと沢山の猫を救う事が出来る。

今回のクラウドファンディングは単なる寄付ではなく、リワードという、プロジェクトオーナー側が用意した商品を購入することで、支援ができるシステム。こちらのページに、私の熱い思いを語っているので、もし共感していただけたら、ぜひ支援いただきたいと思う。

保護猫カフェ「ネコリパブリック」のチャレンジ!ネコ市ネコ座「ネコ祭り」プロジェクト
http://kibi-dango.jp/info.php?type=items&id=I0000053

知らないことを、知ってもらうきっかけ作り、猫好きだけじゃなく、その周りも巻き込み、伝えたいことを伝えていきたい。

全員が、保護活動や、TNR活動をやる必要は無い。実際の行動を起こすのは、私たち超猫好き人間だけでOK なのだ。 ただ、こういう活動があるってことを皆に知ってもらいたい。そして、その活動をする人を温かい目で見守ってもらいたい。 猫が嫌いな人も、そんな活動をする人がいる、その活動をすることで、野良猫等の問題が解決できる......こんなことを知ってもらうのは、とても大切だと思うのだ。 

ネコリパブリック首相・ベーグル屋エルクアトロギャッツ代表 河瀬麻花
なお、ネコ市ネコ座は9/7・9/20に岐阜にて開催されます。

イベント詳細はネコ市ネコ座公式ページにて。
http://www.neco-republic.jp/nekoichinekoza/
posted by しっぽ@にゅうす at 07:48 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

兼松、北海道のペットフード製造会社を買収

日本経済新聞


 ■兼松 ペットフードを製造するノースペット(北海道栗山町)を買収した。全額出資会社を設立し、ノースペットの事業と約60人の従業員を引き継ぐ。買収額は6億円。道内産の畜肉や魚介類を使い、犬や猫向けに栄養価の高いビーフジャーキーやスナックなどを生産する。日本国内のほか、タイや香港などにも輸出する。

 兼松はペットフードの原料の取り扱いに加え、生産から販売までを一貫運営できるようにする。ペット事業の売上高を現在の250億円から将来は600億円以上にするのを目指す。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:48 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月30日

塩村文夏都議、犬猫殺処分ゼロへ国が対策を

nikkansports.com

超党派の国会議員が28日、国会内で、社会問題となっている犬猫の殺処分ゼロを目指す動物愛護議員連盟(はっぴぃゼロ議連)の設立準備会を開いた。

 自民党の尾辻秀久元参院副議長や日本維新の会の松野頼久衆院議員らが出席。福島瑞穂参院議員は「広島の土砂災害現場では、動物愛護センターにいた犬たちが救助犬として頑張っている。殺処分のない社会をつくりたい」とあいさつした。

 会合には今年6月、東京都議会でセクハラやじを受けた塩谷文夏都議も参加した。塩谷氏は、かねて動物愛護問題に取り組んでいる。司会の中川俊直衆院議員(自民党)にあいさつを促されると、マイクを握り「国の方で(対策を)やってもらわないと、殺処分はなくならない。ブリーダーの適正化をお願いしたい」と、強く要望した。タレントのさとう珠緒、映画監督の岩井俊二氏らも協力を呼び掛けた。

 現在、年間21万匹の犬や猫が自治体の保健所や動物愛護センターに引き取られ、8割に当たる約16万匹(12年度)が殺処分となっている。議連は今秋の臨時国会で正式に発足。今後、飼い主責任などに関する普及啓発の徹底を進め、殺処分の削減を目指す。

 [2014年8月28日18時45分]
posted by しっぽ@にゅうす at 06:44 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高齢者とペット

産経ニュース


少子高齢化の日本では、食生活に注意して適度な運動で病気を予防し、健康に生きがいを持って、いかに楽しく生活するかが見直されているようです。最近は、趣味や仕事などに並んでペットの世話を生きがいにする高齢者が増えているようだ、と多く耳にします。

 ペットが傍らにいると、食事の世話や散歩で一日の生活のリズムが整います。1人暮らしの方も家でペットに話しかけ、散歩の際にはご近所や散歩仲間と会話の機会が増えます。ペットによって癒やされることでストレスが軽減され、心身共に健康でいようという活力にもなるのでしょう。

 一方、自分が病気になってペットの世話ができなくなったらどうしようと、不安を抱えている高齢者の声も多く耳にします。親類や知人など身近にペットの世話をお願いできる人が必ずしもいるとは限りません。

 そのため、こういった不安を取り除き、ペットと暮らす高齢者をサポートしようという活動が少しずつ広まりつつあります。例えば、飼い主を失ったペットの新しい飼い主を探す民間団体です。また、ペットの世話は自宅でできるけど、手伝いや相談を必要としている高齢者に動物看護師(獣医療補助者)の派遣を行う動物病院もあります。

 このほか、ペット信託といって、飼い主がもしものときに備えてペットの新しい飼い主に飼育費用を遺産として残し、その後の飼育状況も確認する新たな仕組みも注目されています。

 こういったサポートも必要に応じて利用しながら高齢者の方にもペットとともに健康で充実した毎日を送っていただきたいものですね。(アニコム獣医師 酒井雅代)


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