動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年09月27日

県動物愛護条例制定へ/千葉

読売新聞


県は犬や猫などのペット保護のため、新たに県動物愛護管理条例を制定する。県議会9月定例会に条例案を提出し、可決される見通しだ。2012年、捨てられたり、飼い主が飼育できなくなったりして県が施設で引き取った犬、猫の数は都道府県でワースト3位。条例で飼い主の責務を明確化することで捨てられるペットを減らし、汚名返上を目指す。(服部有希子)


 県は犬に限った「犬取締条例」を1968年に制定したが、ペット全般を対象にした条例はなかった。政令市の千葉市、中核市の船橋、柏両市では既に制定されており、都道府県で未制定なのは5県となっていた。県の愛護条例は、制定済みの県内3市以外で適用される。

 県が12年、県動物愛護センター(富里市)などで引き取った犬は2764匹、猫は3739匹で、いずれも全国ワースト3位。安易に飼い始めた末に、手放す飼い主が多い。

 このため、条例案は動物の「適正な管理」に重点を置いた。5月に公表した骨子案に対し、県民から「最期まで飼い続けることを飼い主の責務にしてほしい」との要望が多く寄せられ、「飼う前に将来にわたって飼い続けられるか判断する」と、飼い主の心構えを明文化した。

 飼い主の努力義務として、飼い主の名前や連絡先を示す名札を付けさせたり、ペットの皮膚に個体識別番号を記録した「マイクロチップ」を埋め込んだりすることも明記した。逃げたり、捨てられたりしても、飼い主を特定できるからだ。県によると、マイクロチップの規定を条例に盛り込むのは全国的に珍しい。

 県衛生指導課は「新たな条例案だからこそ、最新の技術を反映させることができた」と明かす。

 1人で何匹も飼育し、鳴き声などを巡って近隣住民とトラブルになる例も相次いでおり、猫と犬を計10匹以上飼う場合、県への届け出義務も新たに課す。同課は「ペットが子どもをたくさん産み、飼い主が管理しきれなくなって病気や飢餓状態になる例もあった。届け出を受ければ、定期視察などの対策も可能になる」と説明している。

 罰則は、犬取締条例より強化。10匹以上の飼い主が届け出をしなかった場合は5万円以下の過料、犬を正当な理由なく放し飼いした場合は30万円以下の罰金。県は県警などと連携し、情報収集などを行う方針だ。

 条例制定を求め、署名活動をしてきたNPO法人「地球生物会議ALIVE」の小沢利子さんは、「民間保護団体の活動の後ろ盾にもなる」と、条例案を評価する。一方で、求めていた野良猫対策は具体的に盛り込まれておらず、「野良猫に去勢手術をし、地域住民らが共同で飼育する『地域猫』の推進も考えていくべきだ」と指摘した。

◇県動物愛護管理条例案の主な規定

▽犬は原則、つないで飼う(違反した場合30万円以下の罰金)

▽犬が他人をかんだ場合、県に届け出る(同20万円以下の罰金)

▽犬や猫を10匹以上飼育する場合、県に届け出る(同5万円以下の過料)

▽猫は屋内で飼育するよう努める

▽犬の散歩ではふんを持ち帰るための容器を携行する

▽県は、マイクロチップ装着の普及を図る。飼い主は装着の措置を講じる

2014年09月27日 Copyright コピーライトマーク The Yomiuri Shimbun
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posted by しっぽ@にゅうす at 08:40 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬猫殺処分ゼロを目指して

読売新聞


私は言わずと知れた無類の猫好きである。であるからして、最近幾度となく報道される猫の虐待事件に胸を痛め、はらわたが煮えくり返っている次第だ。

今月、東京大田区で猫が50匹殺される事件があった。犯人は猫を地面に叩きつけた他、餌に不凍液をかけて毒殺したという。また、先日佐世保市で起きた高1女子同級生殺人事件の影で、犯人の女子生徒の家の冷蔵庫から猫の首が見つかったと聞いた。

自分より弱い幼児や小動物に不満や怒りをぶつける人が後を絶たず、今の日本は相当生きにくい社会になっているのかと思う。

一方で、日本では犬猫の殺処分を合法的に行っている。その数は以前より減っているというものの、平成24年度で16.2万頭(犬3.8万頭、猫12.3万頭)に上る。小動物を虐待する人に怒りを覚えながら、国による殺処分を仕方ないこととして放置するのはいかがなものかと自責の念に駆られてならない。同時に、少しでも殺処分を減らそうと地域で活動を続ける諸団体の皆様には頭が下がる思いである。

私が子どもの頃は都会ゆえ野良犬こそ殆ど見なかったが、野良猫はうじゃうじゃいた。
しかし、最近は目撃頻度が激減している。今年5月にトルコ・イスタンブールを訪問した時には、野良犬・野良猫が街なかで幸せそうにしているのが印象的だった。道路に悠然と寝そべる犬をそっとよけて歩く現地の人の優しい姿や、野良猫に餌をあげる人達をごく普通に見た。

日本ではこういう情景はあってはならないとされている。野良犬は「危険」だから駆除され、野良猫は増えてはいけないからむやみに餌をやってはいけないのだ。しかし、なぜこれがトルコでは良くて日本では問題となるのか。トルコ人に聞くと、「小動物を慈しむ」というイスラムの教えの影響が大きいという。

日本では全国の動物保護施設に引き取られる犬・猫約21万頭のうち77.3%が殺処分されている。アメリカでは600万〜800万頭の引き取りのうち約4割が、イギリスでは引き取り約30万頭に対して1割強が殺処分されているというデータがあり、日本の殺処分率は相対的に高い。

欧米では施設に引き取られた犬・猫の譲渡のシステムが発達しているのに対し、日本ではどうしてもペットはペットショップで「買う」のが主流であることが一因である。殺処分16万頭というデータだけを見ても実感が湧きにくいものだが、ガス室から出てきた猫の死骸が山積みになっている写真を見れば平気な人はいない筈だ。

折しも、日本の捕鯨が国際社会で槍玉に挙がっている。人類の仲間であるほ乳類・鯨を殺すことを問題にするなら、犬猫の殺処分がもっと話題になってもいいのではないか。

ここで、国や自治体、ペット関連業界、飼い主各々がなすべき施策について包括的に解説するつもりはない。日本の殺処分を減らすために最も有効なポイントだけ述べたい。殺処分の対象の76%は猫だ。これは猫の飼い主に問題があるためで、猫を家の中だけで飼えば問題はないのだが、避妊・去勢手術もしないまま猫を出入り自由にする飼い主が罪深い。

一見、猫の自然な生き方を尊重しているようであるが、飼い猫が、外で殺処分の対象となる子孫をどんどん再生産しているわけだから、国を挙げての猫の虐待に加担していることを自覚すべきだ。

NPOや地域ボランティアの皆さんが、寄付を募って野良猫の避妊・去勢手術を施し、識別マークをつけて地域に返す活動をしている。大変なご苦労であり、無責任な飼い主がいる限り、決して終わりのない活動だ。一部の心ある人々に負担を押しつけ続けるわけにはいかない。

9月20日から始まった動物愛護週間は今日で終わるが、日本の殺処分の実態を直視し、国民全体の責任として殺処分を減らすためにできることをしていきたい。


タグ:殺処分
posted by しっぽ@にゅうす at 08:39 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トラブル多発のペット葬儀やペット保険…巻き込まれない為にするべきこと

シェアしたくなる法律相談所


人間だけではなく、ペットも長寿になり、長い期間ペットとともに生きることができるようになりました。

また、それに伴ってペットの高齢期に対応した介護サービスや心に残る火葬サービス、ペット保険などのサービスが多数登場しています。

しかし、新たなサービスについて、法の規制が及ばないために、トラブルも散見されます。今回は、ペットの後半生で起こりがちなトラブルと対策などについて解説します。

■動物介護施設

衛生・飼育環境の向上により、ペットの寿命は伸長する傾向にあります。人間に例えると100歳超えとなる超高齢犬も珍しくなくなりました。そのため、ペットにも認知症などの病気が増えているようです。

そこで、最近は、自宅での介護が難しい飼主を対象に、動物介護事業を行う業者が増えています。

トラブルが多いのは、契約内容の不履行・解約です。

一般にあまり周知されていないサービス分野であるため、契約書やパンフレットだけで暗に契約すると、説明を受けていた介護環境と違ったということになりやすいです。

1頭あたりの広さや、飼育環境、人員体制・獣医師の巡回体制・食事等を必ず施設見学をして確認しましょう。

解約時には、違約金を取られたり、一括で前払いした頭金・月額費用が戻ってこないケースがあります。

もっとも、不当な違約金条項は、消費者契約法により無効になる可能性もあります。

契約前に必ず現地の居住環境を見学し、違約金等中途解約時の条件を確認しましょう。



■ペットの火葬・埋葬

ペットの葬式に関連して、様々なサービスを提供する事業者が増えています。
全国一律の法規制はないのが現状ですが、中には、契約内容に反して複数のペットをまとめて火葬したりする悪質な業者も存在します。

法規制がない現状でトラブルにあった場合、最終的には民事訴訟を通じて解決する他ありません。

業者との契約内容についての法的な規制がない以上、原則として、業者は自由に料金やサービス内容を設定できます。

他方、比較的新しいサービスであるため、消費者側は比較材料に乏しく、業者が呈示したサービス対価の妥当性の判断が困難です。

サービス内容の質もピンからキリまでありますので、契約前に複数業者から相見積もりを取って参考にするとよいでしょう。



■ペット保険

犬も人と同じように、遊んでいるときにケガをしたり、病気になることがあります。

犬には公的な医療保険がないので、動物病院でかかる治療費は基本的に全額飼主の自己負担となります。

犬種によっては、人間以上に頻繁に動物医療機関にかかることも多く、頻繁に治療が必要な疾病にかかることも珍しくありません。

近年は、ペット保険を取り扱う事業者が増え、加入者も年々増加しています。それに伴って、ペット保険会社とのトラブル増えています。

ペット保険加入に際し、特に注意すべき点は、加入時の告知義務違反と保険金支給の対象とならない免責期間の存在です。

ペット保険も、人間のがん保険などと同様、加入時に告知義務が課せられています。人間の場合、告知するのは自分の病歴であり、比較的告知義務の有無の判断が容易です。

しかし、ペットの場合、当然、飼主がペットの病歴を告知することになるため、自分の体ではなく、しかも、犬の病気をよく理解できていないケースも生じます。

告知義務違反は、故意・重過失でないと認められませんが、それでもペットの病歴と疾病の内容をよく理解していないため、うっかり告知義務に違反したということは十分考えられます。

また、ペット保険では、加入から一定期間に生じた疾病については保険金対象外とする待機期間が定められています。

待機期間中に発病した疾病を待機期間後に受診した場合、保険対象外となりますが、保険会社の事前の説明不足などにより、トラブルとなるケースがあります。

人間の保険以上に分かりにくいので、不明な点があれば納得いくまで保険会社に確認しましょう。



*著者:弁護士 星野宏明(星野法律事務所。不貞による慰謝料請求、外国人の離婚事件、国際案件、中国法務、中小企業の法律相談、ペット訴訟等が専門。)


タグ:トラブル
posted by しっぽ@にゅうす at 08:37 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

言葉じゃなくて、触ってあげて―犬が喜ぶほめる方法

アメーバニュース


ワンちゃん愛好家のみなさん。愛犬をほめてあげる時どんな方法を用いていますか?

おやつをあげる、一緒に遊んであげる、声に出してほめてあげる……さまざまな方法がありますがワンちゃんたちが最も喜ぶのは優しくなでてもらうことなのだそうです。

フロリダ大学とアリゾナ州立大学の研究では飼い主のいる犬と保護された犬の両方が用いられました。

ふたりの人物が「声をかけてほめる」と「なでてあげる」の二種類の方法を両方の犬に試してみました。

ちなみになでる時は声を出してはいけません。

その結果、犬はなでてくれる人物のところへ積極的に近寄り、長い間そこにいることが明らかになったのです。

興味深いのは飼い主がいるいないにも関わらず、犬たちが同じリアクションをしたということです。

ワンちゃんたちは言葉がわかるというのは事実でしょうが、やはりワンちゃんも人間と同じようにスキンシップを大変好むようです。

今まで「おすわり」などの命令に従った後、単に「いい子、いい子」とほめているだけだったら、愛犬は寂しい思いをしているのかもしれません。だまってなでてあげるだけでも十分なのです。

対応を変えることでふたりの絆もさらに強まるのではないでしょうか。たくさん触ってあげてゆっくりと愛情を育んでいきましょう。

Shut up and pet me! Domestic dogs (Canis lupus familiaris) prefer petting to vocal praise in concurrent and single-alternative choice procedures.
http://www.bioportfolio.com/resources/pmarticle/1058172/Shut-up-and-pet-me-Domestic-dogs-Canis-lupus-familiaris-prefer-petting.html


タグ:研究
posted by しっぽ@にゅうす at 08:34 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

神奈川県鎌倉市で、殺処分寸前で保護された犬たちの譲渡会開催

マイナビニュース


関東首都圏にて非営利で活動する犬猫保護ボランティア団体「ちばわん」は10月5日、神奈川県鎌倉市にて、「湘南いぬ親会」を開催する。

お試し生活期間を経て正式な里親に

同会は、殺処分寸前で保護された犬たちの里親を探す譲渡会。「ちばわん」は、2002年から犬猫家族探しの活動を始め、数千頭の犬猫を保護・譲渡。2007年に発足した千葉県動物愛護センターの登録ボランティア譲渡制度の認可を受け、引き出し・再譲渡活動を続けている。

10月5日に開催される「湘南いぬ親会」は屋外で開催され、いぬ親募集中の犬たちと会いたい里親希望者は自由に参加できる。会場では、腕章と名札をつけているボランティアスタッフが質問・相談を受け付ける。


「いぬ親会」開催風景

里親希望者がその場で里親になれるわけではなく、現地またはメールでのアンケート記入後、里親候補に選定されると書面での譲渡契約書を締結。約1カ月のお試し生活を経て正式譲渡可能かが決定される。ワクチン・不妊手術代など保護犬にかかった費用は、家族になる里親も負担が必要。また、飼育は基本的に室内飼育となる。なお、自分で保護した犬を当日一般飛び入り参加で里親探しすることはできない。

会場は神奈川県鎌倉市由比ガ浜4-7-1 鎌倉海浜公園 由比ヶ浜地区 芝生広場 地下駐車場エレベーター付近。日時は10月5日10時30分〜14時30分。雨天等の場合は当日8時までに公式ページで発表。中止の場合は12日開催予定。


タグ:譲渡会
posted by しっぽ@にゅうす at 08:33 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月26日

犬猫の殺処分と人間の高齢化問題/動物愛護センター視察

BLOGOS


2081…。この数字は何のことだかお分かりだろうか? 平成24年度に都内で殺処分された犬と猫の数だ。武蔵野市をはじめ地域猫の活動が広まっているが、殺処分ゼロはまだまだ実現できそうにない。どうすればなくすことができるのだろうか。

■数は減った
 東京都動物愛護相談センターに収容された犬の数は平成24年度で789頭(成犬783、子犬6)。猫は2289頭(成猫660、子猫1629)だった(※)。
 このうち、160頭の犬、1921頭の猫が殺処分されている。犬の約20%、猫の約84%が収容後に殺処分となっていた。

 区市町村別から見ると武蔵野市からは23頭が収容されている。内訳は成犬が8頭、成猫10、子猫が5頭となっていた。23頭のうち殺処分された頭数は統計には出ていないが、割合から考えればおおよその数は分かる。これらの犬や猫を救うことはできないだろうか。

 殺処分をなくすには、まず、収容されないことが一番だ。そのためには、地域猫などの活動が効果的だろう。だが、実際にはゼロになっていないこともあり、現状がどうなっているのかを伺うために、武蔵野市で収容された犬や猫を担当することになる東京都動物愛護相談センター多摩支所(日野市)を視察させていただいた。

 担当者の話によると、引き取り依頼の連絡があったとしてもすぐには引き取らない。特に猫の場合は飼い猫か野良猫なのかの区別ができないので引き取らず、地域猫活動など地域で解決してもらうようにしている。収容する場合は、病気やけがをして動けないケースや生まれたばかりで単独では生きていけないケースが多い。以前のように連絡があれば収容することは止めていると方針変更があったことを話されていた。

 統計を見ると確実に減ってきていた(画像は東京都全体の犬猫の取扱数の推移。八王子市は平成19年4月に、町田市は平成23年4月に保健所政令市となったため、それ以降は両市の数値は入っていない)。



■新たな課題は高齢化
 担当者に、方針が変更されたことで数は少なったとはいえ、未だに殺処分がなくならないのは気が変わったなど飼い主の勝手な理由が多いのかと聞いてみた。すると、そのような理由では収容しない。飼い主が高齢化し飼いきれないケースや飼い主が亡くなってしまった場合が多いと説明されていた。

 高齢化の問題が、ペットにも影響しているのだ。

 高齢者が一人暮らしで犬や猫が生きがいになっている例はよく聞く。しかし、飼い主が亡くなってしまった場合には、犬や猫がどうなってしまうのかの問題だ。

 飼い主が亡くなっても犬の場合であれば、犬がよほど高齢になっていなければ引き取り手はあるのだという。しつけをするなど若い年齢の犬よりも手間がかからないのだそうだ。

写真 1 しかし猫の場合は、子猫なら引き取る人は多く愛護センターと連携している地域猫の会などが引き取り第二の人生(猫生?)を送ることは少ないのだが… という現実がそこにはあった。

 わがままな飼い主は、愛護センターで引き取ることがなくなったため、自宅から遠くまで車で運び、そこで捨ててしまったり、高速のインターでも捨てたりするケースがあるのだそうだ。多摩支所の場合には管内にインターがないのでこのようなケースはないが、地方ではよく聞くケースだという。呆れてしまうしかない。人間のわがままが動物の命を左右していることになる。いつか、そのしっぺ返しが人間にくるのかも、と思ってしまった。

■法改正
 change.orgで愛護動物の虐待及び殺害の厳罰化-刑の厳格化を求めるネット署名が行われている。

 日本では、動物を傷つけても、殺しても罪に問われない事が多く、罪としては器物損壊の方が重い罪になるのが現状だ。そのため、動物への虐待は「器物損壊」としての罪に問われることになる。動物は「物」以下というわけだ。
 
 ネット署名が行われているサイトには、『暴力事件を起こした事がある人の8割以上が動物虐待を経験しています。又、動物虐待は幼児虐待やDVとも関係しています。犯罪行為、暴力行為はエスカレートします。凶悪犯罪が増える中、動物虐待の犯人を厳しく取り締まる事は私達人間の安全も守ることになります』と訴えている。

 地球生物会議(ALIVE)のサイトにも児童期の虐待経験と動物虐待の関連を示す研究についての記事が掲載されている。
 ジェームズ・ブレウェットロンドン大学キングズ・カレッジ、社会福祉労働力研究部部長の研究を紹介する内容で、動物を虐待する児童が暴力的傾向を持つ成人になるかどうかに関して、『動物虐待で有罪宣告を受けたことのある153人の若者の70%は、他者への暴力を含め、動物虐待以外に、少なくともひとつの犯罪歴があることを示しており、これらの若者は、財産関連や麻薬関連の犯罪に関わる率が高かった』という事例を紹介し。文献調査では『虐待が、過去のトラウマの表現であったのは明らかだった』ことも紹介している。
 しかし、動物虐待が他者への暴力へと発展する人間の特定予測はむずかしく、単純に決め付けないよう気をつけなくてはいけない、と警告している。それは、児童福祉団体と動物福祉団体が協力してデータを構築する研究をしてこなかったからだとしていた。

 大阪府立中央図書館のレファレンス事例でも明確な文献はないもののいくつかの文献が紹介されていた。動物虐待と暴力行為の関係は明確でないとはいえ、猟奇的な事件があると動物虐待もあったことが報道されていることが記憶に残っていることを考えれば、何らかの関係性は否定できないだろう。

 厳罰化でどこまで効果があるか、私には分からない。だが、物以下ではない。現状のままでは虐待しても罪にならないのはおかしなことではないだろうか。


■どうすればいいのか
 犬猫の殺処分は以前には保健所で行われ、野犬狩りということも行われていた。今では組織も変わり、野犬狩りなどは行わないと大きく状況は変わり、人間の高齢化など新たな課題もでてきている。人間のわがままに変わりがないのかもしれないが、どうしたら殺処分ゼロになるだろうか。

 動物愛護センターでは、小学校低学年を対象に、動物とふれあう体験により動物愛護精神の普及啓発を無料で行っていた。このような地道な活動から動物虐待や殺処分がなくなっていくのだろう。時間はかかるが、さらに広めていくことがまず必要と思った視察だった。

 話を伺った後、収容されている犬を見させていただいた(猫は公開していない。写真撮影は不可)。けなげに尻尾を振ってくる犬。年老いて動けなくなっている犬。病気になっている犬などがそこには収容されていた。引き取り手があれば、救われるのだが、そうでない場合の結果は明らかだ。気持ちが重くなり帰り際に降り出した雨が何かを訴えているように思えてしまった。愛護センターのわきにあった看板は、殺処分止まれと言っているようだった。


posted by しっぽ@にゅうす at 09:24 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京ドイツ村に「置き去り」の高齢犬、里親のもとへ 千葉

産経ニュース


袖ケ浦市永吉のテーマパーク「東京ドイツ村」のドッグランに、高齢の小型犬が置き去りにされているのが見つかった。心臓に持病があるこの犬は25日、香取市内の愛犬家の善意で無事に引き取られた。ドイツ村では、新しい飼い主が見つかり胸をなで下ろす一方、元飼い主に対する非難やモラルを問うメールが全国から寄せられたことも明らかにした。同園では「二度とあってはならないことだ」と訴えている。

                    ◇

 ドイツ村によると、14日午後2時ごろ、園内のドッグラン「わんちゃんランド」の小型犬エリアの片隅に、1匹で座り込んでいた犬を利用者が発見した。場内放送で呼びかけても飼い主は現れず、同園が保護することになった。体長約35センチ、体重約3・6キロの雄のシーズー犬で、従業員によると、自分が捨てられたことなど少しも気付いていない様子で、「小さな体を震わせながら飼い主を待ち続けているようだった」という。

 4日後、元飼い主からとみられる匿名の手紙が同園に届いた。そこには「カール」という名前や12歳の高齢であること、心臓を患っていることなどが書かれていた。

 置き去りにした理由については「犬を飼えない家に引っ越してしまい、保健所に連れて行くことになった」と事情を説明。続いて、「最後にドッグランに連れてきたところ、楽しそうに遊んでいる姿を見て連れて行けなくなり、置いてきてしまった」ともつづられていた。

 「ここは犬の姥捨て山じゃない」。飼い主の身勝手な行為に、カールの世話をした従業員の石川百合子さん(64)は、怒りと悲しみで涙がこみ上げたという。

 このことがインターネットなどで広まると、全国から元飼い主の無責任な振る舞いを非難するメールが同園に寄せられた。そして、引き取り手を探していることを知った香取市の森田みどりさん(65)が24日、名乗りを上げた。愛犬家の森田さんは「カールの境遇を知り、放っておけない気持ちになった。ひどい仕打ちをした飼い主が許せない」と嘆き、カールの新しい飼い主になることを決意した。

 カールは25日、同園を訪れた森田さんに引き取られた。森田さんが犬の飼育経験が豊富ということを知った石川さんは、「いい人に引き取ってもらえて本当によかった」と胸をなで下ろした。森田さんの腕に抱かれたカールも、安堵(あんど)したように尻尾を振っていた。

 人間なら60〜70歳に相当するというカール。森田さんは「高齢で病気もあるので、とにかく最期まで面倒を見ます」と話した。同園では「平成22年にドッグランがオープンしてからこんなことは初めて。二度とあってはならない」と訴えている。


タグ:捨て犬 遺棄
posted by しっぽ@にゅうす at 09:16 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする