動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年12月31日

県内の犬猫の殺処分が大幅減/静岡

中日新聞


◆法改正 ペット飼育に重い責任

センターで保護された後、新たな飼い主が見つかった犬=浜松市西区の県動物管理指導センターで
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 静岡県内で飼えなくなった犬と猫を引き取る県動物管理指導センター(浜松市)で、新たな飼い主が見つからずに殺処分される犬猫の数が大幅に減っている。昨年九月の法改正で安易な飼育放棄による犬猫の引き取りを拒否できるようになったためで全国的傾向。それでも年間の殺処分は県内で三千三百匹に上り、センターは「最後まで責任を持って飼ってほしい」と呼び掛けている。

 「思った以上に世話が大変」「不妊手術をせずに子猫がたくさん生まれた」「引っ越しで飼えなくなった」。飼い主がセンターや保健所に犬猫を持ち込む理由はさまざま。近年のペットブームで「かわいい」と安易に飼い始めて、世話ができなくなるケースもあるという。

 センターは以前、明らかに飼い主のわがままと思えるケースでも、責任持って飼うよう説得はできても、最終的には引き取りを拒むことはできなかった。昨年九月の改正動物愛護管理法の施行で、安易な飼育放棄の場合、自治体は飼い主からの引き取り要請を拒否できるようになった。その結果、飼い主が自力で飼い続けるようになったり、新たな飼い主を見つけるケースが増えているという。

 県内で二〇一三年度、殺処分された犬猫は三千三百五十二匹。一二年度の四千九百六匹と比べて大幅に減った。センターの村松芳貴所長は「殺処分が減ったのは、引き取り件数が減ったため。さらに殺処分される命を少なくするため、ペットが死ぬまで飼い続け、それが無理なら新たな飼い主を探すことが大切。飼い主への啓発活動を続けたい」と話す。

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 一方で法改正後、小型犬が山中などに大量に捨てられるケースが全国で相次いで発生。多くがトイプードルなどの人気犬で、年老いて繁殖に使えなくなり、引き取りを拒まれた業者が捨てた疑いが指摘されている。

 村松所長は、ペットを家族同様に大切にする人がいる半面、ペットを物のように扱う風潮もみられると懸念。「犬や猫もかけがえのない命。社会全体で大切にし、共存していかなければいけない」と訴えている。

◆処分数、全国で減少傾向

 全国の自治体で殺処分される犬猫の数は、減少傾向にある。自治体がそれぞれペットの引き取りを有料化し、新たな飼い主を探す取り組みも進めてきたためだ。昨年九月の改正動物愛護管理法の施行後、さらに殺処分数は減っている。

 環境省動物愛護管理室によると、全国で殺処分された犬猫の数は、一九七四年度は百二十二万一千匹にも上ったが二〇一三年度は十二万八千匹。四十年間で十分の一に減っている。

 犬猫の引き取りの有料化は数年前から、自治体が独自に進めている。静岡県は〇九年十月から、犬猫の引き取り手数料として一匹につき二千円(生後九十日以内は四百円)を徴収している。このほかボランティア団体とも協力して新たな飼い主を探したり、動物と触れ合う出前授業で命の大切さを伝えたりして、殺処分を減らす取り組みを強化している。

(宿谷紀子)

 <改正動物愛護管理法> 2013年9月に施行された。安易な飼育放棄を防ぐため、飼い主や繁殖業者が犬猫を最後まで世話する「終生飼養(しよう)」の責任を明記。自治体は、病気やしつけの失敗などを理由にした犬猫の引き取りを拒否できるようになった。ペットの殺傷に対する罰則も強化され懲役は1年以下から2年以下に、罰金は100万円以下から200万円以下に引き上げられた。


タグ:殺処分
posted by しっぽ@にゅうす at 07:03 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大阪・鶴見緑地にパートナードッグタウン開設 ── 保護犬譲渡で命の大切さ学ぶ

THE PAGE 大阪


寒風を切って元気に走り回るワンちゃんたち──。犬が自由に運動できるドッグラン施設と保護犬の譲渡施設を統合した鶴見緑地パートナードッグタウンがこのほど、大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地の一角にオープン。無料で利用できる本格的ドッグラン施設は大阪府下でも珍しく、愛犬家らの関心を呼んでいる。

愛犬家が無料利用しボランティアで運営支援

 地下鉄鶴見緑地駅前エリアにお目見えした鶴見緑地パートナードッグタウン。鶴見緑地プールのすぐ南側と、立地は抜群だ。木枯らしなどまったく気にすることなく、犬たちがうれしそうに駆け回る。見守る飼い主たちにも笑顔が浮かぶ。

 利用者のひとりは「うちの子と散歩するとき、いつもリード(引きひも)でつないだままですから、リードを外して自由に遊ばせられるのはありがたいですね」と話す。

 運営するのは、大阪市の同エリア整備・管理運営事業者募集で選定された一般社団法人パートナードッグタウン協会。鶴見緑地パートナードッグタウンを運営するために設立された新しい団体で、施設の運営に関し、ふたつの新しい手法にトライしている。

 ひとつ目の試みは非営利運営によるドッグラン施設無料利用の実現だ。柳原英次理事長は「犬を自由に遊ばせるためには、一定のルールやマナーを守る必要がある。しかし、運営スタッフを置くと、有料になって愛犬家が利用しにくい。無料開放すると、スタッフが常駐できないので、運営に支障が生じかねない」と、ドッグラン施設運営のもどかしい実情を報告。「営利を追求しない市民団体を新たに設立し、無料で利用できる市民が、常駐スタッフの支援を受けながら自発的に運営できる態勢で臨んでいる」と話す。

 スタッフ人件費を含めた運営費は、設立基金や企業からの賛助会員会費、個人からの寄付金でまかなう方針。利用希望者は愛犬とともに登録する必要があるが、登録費は不要で、常時無料で利用できる。その代わり、できる範囲内で清掃などのボランティア活動を通じて、運営をサポートしたいところだ。

もうひとつの試みは、ドッグラン施設と保護犬譲渡施設の統合だ。柳原理事長は「ペット人気とは裏腹に、飼い主から虐待を受けたり捨てられ、公的機関で殺処分される犬や猫が、年間18万頭におよぶ」と厳しい現実を指摘。「ペットの殺処分ゼロをめざして、保護犬と新しい飼い主の出会いの場を提供し、犬と人間が共生できる環境づくりを進めていきたい」と、長期的展望を見据えて話す。

 愛犬の運動エリアは犬のサイズによって、3つのエリアに分かれている。体は立派でも他の犬と遊ぶことに慣れていない初心者の犬は、まず小型犬のエリアへ。他の犬と一緒に遊ぶ心構えの習得からスタートできるよう配慮されている。

 愛犬が遊べるエリアに隣接して、常時数頭の保護犬とふれあうことのできるエリアを併設。ふれあいを通して気になる保護犬が見つかれば、スタッフの仲介で譲渡手続きを開始することができる。

 営利目的ではないので、運営の継続が当面のテーマ。初年度に2000人の会員を集め、毎月10頭程度の保護犬譲渡をおおよその目安にしていく方針だ。

駆け回るワンちゃんから元気をもらう

 柳原理事長は、守口市内でペット用品販売店を経営。1990年、鶴見緑地で開催された「花の万博」でも、犬にちなんだキーホルダーを販売するなど、ペット業界ひと筋に歩んできた。

 「かつて野良犬が珍しくなかった時代、多くの野良犬が殺処分を受けていましたが、一方では子どもたちが、近所で拾ってきた野良犬を、苦労しながら育てることで、いのちの大切さを学ぶことができた」と振り返る。

 「いまではペットショップでかわいいペットが簡単に手に入るものの、いのちの重さを理解しないまま、ペットの虐待につながるケースが後を絶たない」と指摘。「ペット業界と市民の垣根を越えて、いのちをはぐくむ大切さを伝えていきたい」と静かに意気込む。

 個人からの寄付は、ペットショップに募金箱を設置して募っていく。「愛犬家の皆さんに、ペットの殺処分をなくしたいという思いを、募金箱に入れてもらえれば」と訴える。

 ペットにいやされるのは飼い主だけではない。柳原理事長は「体調を崩し、心を病んで落ち込んでいる人が、駆け回るワンちゃんを見て、生きるっていいなあと感じることもある。駅前で人通りが多いので、いろいろな人たちにワンちゃんをながめてもらうだけでいい」と付け加える。

 営業時間は午前11時〜午後4時で休園日は毎週火曜日と金曜日。場所は鶴見緑地プール横。年末年始は29日から1月2日まで休み。くわしくは同協会の公式サイトで。
(文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)


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猫が出す「僕、今とっても困ってます」のサイン

マイナビニュース


猫は、人間の想像以上に感情豊かです。しぐさに注目することで、様々な猫の気持ちを理解することができるのをご存じですか?さて、猫と仲良くなりたいときに必ず頭に入れておかなければならないのが、「猫が嫌がっていることは避ける」ということ。こんなサインが見られたら、猫が困っているサインですよ。

■顔を隠して寝る

自分の前足で顔を隠し、まるで「ごめんなさい」をするようにして眠っている猫を見たことはありませんか?せっかくの寝顔を見ることはできませんが、そのしぐさは非常に愛らしいもの。猫好きの間でも、人気が高いポーズです。しかし実はこれが、猫が発している「困った」のサインの一つなのです。

人間からすると、こんな姿で眠るのはなんとも窮屈そうに感じてしまいます。そしてそれは、猫にとっても同様なのです。こんなしぐさをするのは、実は周囲が明るすぎるから。猫にとっては刺激が強く、眠るのには適していません。だからこそ、少しでも光を遮ろうと、自分の前足の間に顔を隠しているのです。

こんなしぐさが見られたら、猫にとって居心地の良い睡眠環境を用意してあげることも大切です。もし可能なら、部屋の電気を切ってあげるのが良いでしょう。それが無理なら、光を遮る猫用段ボールハウスなどを用意するのもオススメです。

■低い鳴き声で「アーオ」

自分の身に何か突発的な事態が起きたとき、猫は周囲の人間に助けを求めます。自分の困った状況を、必死に伝えようとしているのです。そのためのしぐさが、「普段よりも低い声で『アーオ』と連呼する」というものです。こんなとき、猫はヒゲをだらりと下げ、さらに身体を硬直させ、必死で助けを求めているのです。

こんなしぐさは、「高いところから降りられなくなった」「出られない」など、誰が見ても分かる「困った」状況で見られることもありますが、人間からすると「?」な状況で見られることも多いものです。もしも何気ない日常生活の中で、猫がこんな声を出したら、何が嫌なのかを推察してあげてください。猫の「困った」を解決してあげれば、より仲良くなることができるはずです。

困っている猫は、人間のように分かりやすく「助けて」とは言えません。だからこそ、身近な人間が猫の気持ちを理解してあげたいものですね。猫にとって、心地よい環境を用意してあげてください。


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福井)飼い主いずこ 坂井と福井で迷い犬保護

朝日新聞


坂井市と福井市で迷い犬が保護され、それぞれ飼い主の迎えを待っている。

 坂井健康福祉センター(0776・73・0600)は、坂井市坂井町宮領付近で24日、ビーグル系雑種の雄を保護。年齢は不明。中型、短毛で、首輪はなかった。

 福井健康福祉センター(0776・36・1118)は27日、福井市南四ツ居1丁目付近で雄のしば犬を保護。年齢は不明。中型、短毛で、首輪はない。同センターによると、雷鳴に犬が驚いて首輪から抜けたり、ヒモをちぎったりする例があるという。

各センターの職員が交代で世話をしている。心当たりのある人は各センターへ。(山田理恵)



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2014年12月30日

犬の「大量遺棄事件」はなぜ起きたのか?弁護士が指摘する「ペット業界」の構造的問題

弁護士ドットコム


栃木県の河川敷や山林で10月〜11月、ミニチュアダックスフントやトイプードルなどの人気犬種約80匹が遺棄された状態で見つかるという事件が起きた。

その後、ペットショップの元従業員が犬を捨てた疑いで逮捕され、罰金の略式命令を受けた。報道によると、愛知県のブリーダーが廃業した際に犬80匹を買い取ったが、木箱に入れてトラックで輸送しているときに多くが死んでしまい、処分に困って捨てたのだという。

ほぼ同じころ、佐賀県で大量の犬が捨てられていたというニュースが報じられた。ペット業界でいま、何が起きているのか。ペットの問題にくわしい細川敦史弁護士に聞いた。

●大量遺棄事件は過去にも起こっていた
−−栃木の遺棄事件について、どう見ていますか?

「法改正によって、業者が保健所に動物を持ち込めなくなったことが事件のきっかけと見る声もあるようですが、必ずしも法改正だけが事件の要因とは言えません。そもそも法改正前から、業者による10匹や20匹の大量遺棄事件は起きていました。個人遺棄にいたっては日々各地で起きています。

また、保健所での引き取りが義務だった法改正前でも、『業者からの引き取り要請には応じない』という自治体も半分くらいありました。

むしろ、ペットを飼う人が減り、売れる数が少なくなって、業者の経営状態が悪化したことが大きな要因だと思います」

−−今回のように大量の犬が遺棄・放置された事件は、過去にもあったのでしょうか?

「はい。たとえば2009年に、茨城県のある繁殖業者の施設で、劣悪な環境で飼育されていた64匹の犬が見つかった事件がありました。犬たちは糞尿まみれの狭いケージで飼育されており、毛も爪も伸び放題のひどい状態だったようです。

この事件では、64匹の犬すべてに対して虐待(ネグレクト)があったと認められました。通常、犬は一匹ずつ検査をするので、何匹かは虐待が認められない犬がいてもよさそうなものですが、64匹すべてに虐待が認められたというのはかなり珍しいです。この事件は2009年に発覚し、2010年に繁殖業者が罰金で処罰されました」

−−64匹もの犬を虐待して罰金だけというのは、刑が軽いような気もしますが・・・

「この事件のとき、動物をネグレクトした人への罰金は上限50万円でしたが、2012年の法改正で、上限が100万円まで上がりました。

また、動物虐待に関する事件が起きると、その種の犯罪を許せないと思う人によって、犯人の顔写真や実名がネット上に公表されることがあります。こうした行為は好ましいとは思えませんが、刑罰だけではなく、そういった社会的制裁も受けることになります。

ちなみに、2000年以前は、誰の所有物でもない野良猫などを虐殺しても、刑罰の上限は罰金3万円でした。それが法改正のたびに重くなり、今では2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科せられるというように厳しくなりました。

ただ、特に野良猫の虐殺は目撃者のいないところで行われる場合が多く、犯人が捕まりにくいです。人間なら『あいつに殴られた』と言えますが、動物は被害の声を上げることができませんから」

●「犬の8週齢問題」とは何か
−−法改正のたびに、「犬の8週齢問題」が議論になるようですが、これは具体的にどういうことなのでしょうか?

「犬は、幼い時期に親犬やきょうだい犬から引き離すと、犬としての『社会化』が適切に行われず、成犬になってから問題行動が出やすくなると言われています。引き離しをすべきでない幼い時期がいつかという点について、欧米の法律では56日(8週齢)とされていることが多いので、『犬の8週齢問題』と言われています。

しかし、日本では、幼いほうが可愛くてよく売れるからと、生後30〜40日程度で販売している業者が少なくありません。

2012年に、生後56日までの犬猫は『展示販売』ができないよう法律が改正されました。ところがこれには裏があり、業者が法改正に対応するための準備期間として、執行後3年間は『56日を45日と読み替える』という条文が付いていたのです。

45日の対応期間が終わった2016年9月からは、次の49日という段階になります。しかし、いつ最終段階の56日となるのかわかりません」

−−8週齢を過ぎる前に親やきょうだいから引き離すと、後々問題が出るというのは本当なのですか?

「動物病院の獣医さんの中には、8週齢前に引き離すことを問題視している人は沢山います。3カ月くらい待ったほうがいいという人もいるようですね。

ただ一方で、さきほど紹介した事件のようなひどい環境であれば、56日間もその場所に入れておかれるのは、逆に問題があると思います。

実は法律上は、ペット業者が動物を収容する『場所』について規制があるのですが、あいまいです。『動物姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたくことができる十分な広さ及び空間』といった、あいまいな内容であるため、基準を満たしているのか否か、指導すべき行政も判断しづらいのが現状です。

法改正のたびに、『1匹あたり何平方メートルというような、明確な数値規制をすべきではないか』ということが検討されるのですが、業者は反対しています」

●「ペットを飼わないのも愛」
−−これからペットを飼おうという人に伝えたいことはありますか?

「『飼わないのも愛』ということ。将来、引っ越したり、自分や家族が病気になるリスクなども見越して、最後まで責任を持って飼い続けられるか、よく考えてほしいです。

また、出会いの場はペットショップだけではありません。保健所や保護された犬や猫が暮らすシェルターも、ぜひ選択肢の1つに入れてほしいなと思います」

−−急にペットを手放さざるをえなくなったとき、飼い主はどうすべきでしょうか?

「どうしても引き取り手が見つからない場合もありますよね。飼えなくなったペットの引き取り業者もありますが、中には引き取った後、飼い殺し・ネグレクト同然の劣悪な環境で飼育している業者もあります。

元の飼い主が様子を見に行ったら、『逃げてしまいました』とか『原因不明の病気で急死しました』などと言われたというケースもあるようです。業者の管理が悪くて死んでしまった可能性もあると思うのですが。

もちろん、飼い主が最後まで育てようという意識を持つことは大切です。一方で、どうしても飼えなくなったときの受け皿を、社会的に整えることも必要でしょう。たとえば、動物を保護する施設や団体が寄付を受けやすい土壌を作る。その方法として、寄付をした人の税金を優遇するなどの措置も、検討すべきだと思います」

(弁護士ドットコムニュース)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:32 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬猫受難の年 人間の都合で捨てられ、殺され…一方で幸せな新生活送る犬も

産経ニュース


動物が被害に遭う事件が後を絶たない年だった。都内でも4月以降、大田区の公園や駐車場で不審死した猫が相次いで見つかる事件が発生。有害物質入りの餌を食べるなどして計45匹の猫が死亡し、周辺住民に大きな不安を与えた。

 猫の死骸(しがい)が見つかったのは、大田区蒲田、大森西などの半径約500メートルの範囲。周辺は野良猫が多い地域で、犯行は農薬や不凍液を混ぜた“毒餌”を置くなどの悪質な手口で繰り返されていた。9月には、警視庁が動物愛護法違反容疑で区内の男(33)を逮捕。男は「仕事のストレスでやった」などと話し、一連の不審死への関与を認めた。

 男の逮捕に近所の人らは安堵(あんど)の表情を浮かべたが、栃木県の山林で多数の小型犬の死骸が見つかるなど、動物が被害に遭うニュースが多かったように感じた。標的になるのは、抵抗できない犬や猫などの小動物たち。人間の都合でペットとして飼われ、飼えなくなれば捨てられ、揚げ句にはストレスのはけ口として殺されてしまう。そんな動物たちがふびんでならない。

 その一方で、9月には富士山頂で昨年7月に保護された迷い犬「富士男」が、台東区の50代夫婦に引き取られるという明るい話題に触れた。

 保護された際は、あばら骨が浮き出るほどやせ細っていたというが、9月下旬に取材に訪れたときには体重は約5キロ増えており、尻尾を振るなど元気な姿で出迎えてくれた。

 富士男は、昨年6月ごろから富士山頂で目撃されるようになった。犬が単独で富士山を登ることは考え難く、飼い主に置き去りにされた可能性が高いという。

 夫婦は約1カ月の経過観察を経て、動物保護団体「RJAV被災動物ネットワーク」(昭島市)から10月に正式譲渡された。「とんと」という新しい名前も与えられ、新生活を満喫している様子だ。

「やせ細った写真を見たときは、人間の非道さを感じた。食べ物や住むところに不安を感じないような生活を送らせてあげたい」。引き取った男性が、とんとに優しい目を向けながらそう話したのが、何よりも印象に残っている。

 ネットワークによると、国内では年間16万匹の犬・猫が殺処分されているという。来年は、幸せな生活を送るとんとのような、動物たちの明るいニュースであふれることを願ってやまない。(今仲信博)




posted by しっぽ@にゅうす at 07:32 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

県動物管理センターの犬殺処分、3匹に減少/佐賀

佐賀新聞


犬猫の「殺処分ゼロ」を目指す機運が全国的に広がる中、佐賀県で本年度、殺処分された犬はわずか3匹にとどまっている。昨年度160匹近かったのが大幅に減少した。飼い主に対する法規制の強化で、県動物管理センター(佐賀市三瀬村)に持ち込まれる犬自体が減っており、施設に余裕ができたことで収容期間が延び、飼い主探しがしやすくなったという。

 県生活衛生課によると、同センターには昨年度、635匹が収容され、このうち飼い主が見つからなかった159匹が殺処分された。今年は4〜10月で収容犬は計305匹。ほとんどが元の飼い主が見つかったり、新しい飼い主が引き取り、殺処分は3匹にとどまっている。

 これまで、飼い主の高齢化や転居などで年間200匹以上が県内の各保健所に持ち込まれ、同センターに収容されていた。しかし、飼い主にペットを最後まで責任を持って飼うよう義務付けた改正動物愛護管理法が昨年9月に施行され、保健所では犬を持ち込んできた飼い主に、別の飼い主を確保するよう指導を徹底。この結果、保健所での引き取りがゼロになり、センターへの収容数も大幅に減った。

 常時“満杯”状態だったセンターにも余裕ができ、保護期間経過後1週間で殺処分されていたのが、最大1カ月程度引き延ばせるようになった。4月からは月1回、参加しやすい休日に譲渡会を開く一方、県内の動物愛護団体と連携し、橋渡しに力を入れている。

 ただ、保健所など「水際」で飼養放棄を防いでも、捨てられるケースは後を絶たず、譲渡先が見つかりにくい老犬などは殺処分にならないよう愛護団体が引き取っているのが実情。一方、猫は去勢や避妊などの対策が難しく、殺処分は年間1千匹以上。県生活衛生課は「殺処分ゼロという数値目標より、まずは飼い主のモラル向上が急務」と話す。



posted by しっぽ@にゅうす at 07:31 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする