動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2015年09月30日

耳切り取られたウサギ見つかる 動物愛護法違反事件として捜査 千葉・船橋

産経ニュース

29日午前6時10分ごろ、千葉県船橋市夏見の路上で、刃物のようなもので両耳が切り取られ、下腹部が切り裂かれたウサギ1匹が発見された。船橋署は何者かが虐待した可能性があるとして、動物愛護法違反事件として捜査している。

 同署によると、現場は東武野田線の新船橋駅から北東方向に直線で約750メートル離れた遊歩道。市内に住む男性が犬の散歩の途中に発見した。ウサギは発見当時は呼吸があったが、間もなく死んだという。



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ペットを飼っている妊婦さんは「破傷風」に注意!

アメーバニュース


「破傷風」とは、破傷風菌がつくる毒素によって起こされる病気です。破傷風菌は人から人へ感染するわけではなく、土壌中に存在する菌で、世界中どこにでもいるためいつでも感染の危険性があります。


破傷風、その症状は?
<破傷風の主な症状>

・全身がこわばる
・筋肉の痙攣

筋肉のこわばりは通常、顎や首のあたりから始まり、口が開けにくくなり、やがて全身へと広がります。意識障害はなく、呼吸筋のけいれん、日光や騒音などの刺激で全身強直をきたし死亡することが多い重篤な病気です。
破傷風は犬などの動物にも容易に感染しますので、もしペットに噛まれた場合には傷口をすぐに消毒した方がよいでしょう。

「妊産婦破傷風」の実態と予防法

妊娠中〜妊娠終了後6週間(42日間)までの母親の破傷風が多いと言われています。この「妊産婦破傷風」により起きる死亡は全体の約5%程度であり、年間15000〜30000人が死亡していると推計されています。

新生児に見られる全身型の「新生児破傷風」も問題となっています。これはへその緒を切断する際の感染が多いと言われていますが、妊産婦破傷風も同じ感染源の場合もあり、どちらも予防法は同じです。

生涯で一度も破傷風トキソイドワクチンを受けたことがない妊婦の場合、同ワクチンを一回接種するだけでは十分な免疫を生じません。遅くとも出産の2週間以上前までに2回目の接種を完了することで、妊産婦および新生児の破傷風の予防に役立ちます。
破傷風トキソイドワクチンは不活化ワクチンであり、接種による妊娠している児への危険性は確認されていません。


まとめ
子供の頃に予防接種を受けていても、何十年と経つうちに抗体価が落ちている場合も多いので、特にペットを飼っている人や、土をよく触る方などは、妊娠中に主治医の先生に確認することをおすすめします。


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TNRでノラ猫のケンカが減り穏やかに

読売新聞


福岡県北九州市の離島・馬島の活動

公益財団どうぶつ基金提供
公益財団どうぶつ基金提供

 福岡県北九州市の馬島は、小倉から連絡船で20分、人口40人、猫80匹の小さな島です。糞尿やさかりの鳴き声の苦情解決のために地元ボランティアは最初、北九州市行政に無料で地域猫の不妊手術を要請しましが、市の対応は「ノー」。

 理由は「島の猫はエサを与えている人がいて飼い主不明と言い切れない。よって地域猫とはいえない」というものでした。そこでどうぶつ基金の獣医療チームが2日にわたって79頭の不妊手術を行いました。以下は島からの事後報告です。


 2014年12月13〜14日に福岡県北九州市の離島・馬島で猫79頭の一斉TNRを終え、TNRは猫好きよりもむしろ猫が嫌いな人にこそメリットがあるのではないかと思うようになりました。

 それから半年後には、猫たちのおしっこで目も開けられないほど臭かった渡船所待合室のにおいがだいぶ減り、島民の方から「ありがとう」と感謝の言葉をいただくこともあります。

 また、手術後発情ストレスがなくなった猫たちは、プロレスごっこのようなじゃれ合いはしますが、流血するような激しいけんかはしなくなりました。島民の方によると「春先に気味の悪い鳴き声がしなくなった」そうで、以前は生傷が絶えなかったオスの成猫の顔に少しずつカサブタができて、会うたびに顔つきが穏やかになっているのはとてもうれしいことです。

 現在は、有志で必要量の餌を支援しながら、毎月1〜2回ほど島へ通って猫たちの健康チェックや掃除などを行っています。「ぶっつけ本番」のTNRの現場では大変なこともたくさんありましたが、道路の真ん中で仰向けに寝転び「開き」になって、安心しきって昼寝する島猫たちを見ていると、報われる気がします。これからも馬島が「さくらねこ」にとって平和であるように、できる限りのことを続けていきたいと思います。(竹下雅美 大切な猫たちプロジェクト in 馬島 代表)

徳之島ごと、さくらねこTNRプロジェクトって?

イラスト=公益財団どうぶつ基金提供
イラスト=公益財団どうぶつ基金提供
 鹿児島県奄美群島の世界自然遺産登録への取り組みとして、徳之島3町からの申請を受け、行政と協働し、猫の捕食によるアマミノクロウサギ絶滅の保護措置のために、徳之島に生息する全ての猫(推定3000頭)に、さくらねこ無料不妊手術を行う一大プロジェクトが発足しました。

 アマミノクロウサギは、いまや地球上で奄美大島にわずか4000匹、徳之島にはたった200匹だけしかいなくなってしまい環境省も絶滅を危惧する生きた化石と呼ばれる珍獣です。

さくらねこでアマミノクロウサギも救おう!

猫の避妊・去勢の様子(公益財団どうぶつ基金提供)
猫の避妊・去勢の様子(公益財団どうぶつ基金提供)
 そんな中、島にすむ猫がアマミノクロウサギを食べていることがわかりました。

 もともと島には人も猫もいませんでしたが、島に移り住んだ人たちが猫も連れて来ました。不妊手術をせずに放し飼いをして増えてしまった飼い猫は、やがてノラ猫になって森に入り、クロウサギを食べるようになってしまったのです。

 わかっているクロウサギの死因の約90%は交通事故で犬や猫に食べられたことによる死亡は10%ほどですが、いずれにしてもこのままでは私たち人間のせいで地球上からアマミノクロウサギがいなくなってしまいます。「1000万年続いたアマミノクロウサギを私たちの世代が滅ぼしてしまった」なんて、申し訳ないではすまされません。かといって少なくなったクロウサギの命を守るために増えすぎた猫を殺すなんて残酷なことは心やさしい島の人たちにはとてもできません。そこで、徳之島では、みんなで、アマミノクロウサギとさくらねこ、どちらも殺さずに一緒に暮らせるしくみを作っていくことになりました。島ではすでにその効果が確認できるほどの状況になってきました。

 平成26年度に合計2回のTNR事業で約1178匹の猫の避妊・去勢を行いました。

 世界自然遺産登録という国家プロジェクトは猫問題によって立ちふさがれ、何の問題解決もされない、ただアマミノクロウサギ絶滅を待つ空白の10年が過ぎようとしていました。そんな中、どうぶつ基金と徳之島の3町は協働してすでに島の半数の猫の不妊手術を終えました。以下は伊仙町環境課長の美延さんの中間報告です。


 ここは、鹿児島から南に約480キロの小さな島。しかし約1000万年前からの先住動物「アマミノクロウサギ」や「トクノシマトゲネズミ」など、世界でここにしか生息していない動物や昆虫・植物など、多くの絶滅危惧動植物が島民と共生しています。

 近年、開発が進み、先住の動物や植物の生息域が狭くなってきました。この人間による生活域の拡大に伴い、ノラ猫や野犬の被害が深刻になってきました。世界自然遺産の候補地となっている奄美・琉球地域の中の「徳之島」という小さな島の大きな脅威として、その存在が大きくなってきました。そのような中で猫の脅威に対応する術すべについて、約3年前から関係機関において議論を尽くしてきましたが、これという有効な策がないまま、終始議論だけの問答に嫌気がさしてきたところに、どうぶつ基金という団体の情報を得ました。

 早速連絡をとり、趣旨を理解していただくとともにその緊急性に共感していただき、対応していただきました。これまでに多くの処置数を上げることができ、すでにその効果が確認できるほどの状況になってきました。

 奄美・琉球の世界自然遺産登録に向け、更なる脅威の回避に努めるとともに、子や孫にこの豊かな自然を引き継ぎ、猫も犬も人間も住みよい世界自然遺産の島でありたいと思っています。(伊仙町環境課 美延治郷)

南国の美しい海に浮かぶ公園、ここでは心無い人たちに捨てられ繁殖した多くのノラ猫が生きていました。猫たちの健康状態はとても悪く、虐待されてケガをした猫、捨てられた釣り針を食べてしまった猫もいます。飢えと発情で狂暴になった猫、糞尿と生ごみの臭いが漂う芝生。本来、市民の憩いの場であるはずの公園は退廃していました。市には苦情が寄せられます。中には「ノラ猫なんか全部殺してしまえ」という過激な意見も寄せられ市も対応に苦慮していました。

 どうぶつ基金ではこの問題を解決するため島に獣医師団を派遣。182頭の猫を捕獲し、不妊手術とワクチン、ノミダニの駆除などを行い元の場所に戻すさくらねこTNRを行いました。南国の公園に平和が戻るまで長い時間はかかりませんでした。

公益財団どうぶつ基金提供
公益財団どうぶつ基金提供
 不妊手術を終え、さくらねこになった猫たちは性格もずいぶん穏やかになり、糞尿の臭いも激減しました。市民ボランティアが猫の世話と公園の掃除を始めました。市は公園に猫の専用トイレを作ってくれました。清潔になった公園には、さくらねこと触れ合いたい子供や家族連れが戻ってきました。

 今、平和が戻った公園では、さくらねこは人と共生し穏やかに暮らしています。


世界文化遺産国宝姫路城での活動

姫路城に移動車を持ち込んでの活動(公益財団どうぶつ基金提供)
姫路城に移動車を持ち込んでの活動(公益財団どうぶつ基金提供)
 移動手術車を持ち込んで約100頭の手術を姫路城で行いました。姫路城の無料不妊手術には文科副大臣や環境副大臣ほか国会議員が多数参加しました。

 さくらねこTNRを東京中のノラ猫に行えば、殺処分ゼロは実現できます。では東京中のノラ猫をさくらねこにするための手術代はいったいいくらかかるのでしょうか?

 東京のノラ猫っていったい何頭いるのでしょうか? 

 実は東京都が数年に一度まじめに調査しているんです。

 1998年に行われた調査で飼い主のいない猫の数は、約11万頭と推計されました。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/cat/fcat00/fcat02.html

(出典:東京都福祉保健局HP)

 これが2年前の調査ではノラ猫は約6万頭 屋外で暮らす飼い猫は約2万頭と推計されています。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/horeishiryou/siryou.files/23tyousa_gaiyou.pdf

(出典:東京都における犬および猫の飼育実態調査の概要)

 ここでノラ猫の数が半減していることがわかります。

 どうぶつ基金が全国で行っている不妊手術の費用は1頭当たり約3000円です。

東京のノラ猫6万頭すべてに無料で不妊手術をして手術代はわずか1億8000万円です。

 2億足らずの予算で、世界でも類を見ない、殺処分ゼロの大都市東京が誕生します。

その上、殺処分ゼロを達成したら、建設費だけで20億ほどかかる管理センターは不必要になります。

「2020殺処分ゼロ」に向けて

 どうぶつ基金では25年にわたって殺処分ゼロを実現するために、地道に活動を続けてきました。そしてここ数年、毎年2万〜3万頭単位で猫の殺処分は減り続け、ついに10万頭の大台を割りました。5年後の2020年東京オリンピックまでに「日本の行政による犬や猫の殺処分」をゼロにするという目標は決して夢物語ではありません。

 殺処分ゼロは見えてきました。「2020年のオリンピックは殺処分ゼロの国、日本で行われた」と自慢できるように、殺処分ゼロへのラスト1マイルを走り切りたいと考えています。



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2015年09月29日

誰がノラ猫を増やしたのか?

読売新聞


人目を避け、深夜の餌やり

 行政では毎年、数十万頭の猫を殺処分してきましたが、ノラ猫の数も住民からの苦情も減らない状況が続いてきました。

 この原因を作ったのは猫を捨てた人たちです。餌を与える人たちではありません。

 しかし行政は、住民からの苦情への対応として公園など公共の場に「餌やり禁止」の看板をつけ、猫に餌を与えることを禁止にしたのです。餌を与えるから猫が増える。餌を与えなければノラ猫は飢え死にしていなくなる。そうすれば苦情はなくなるはず、ということで日本中あちこちの公園や地域の掲示板には「猫の餌やりは禁止されています。」といった内容のポスターが貼られました。

 その結果、飢えたノラ猫たちはゴミ箱を荒らすようになりました。「猫の餌やりさん」は悪人扱いされても愛する猫のために餌やりをやめませんでした。これまで餌入れや水入れを用意して後片付けまでしていた人たちが、人目をはばかり、餌をばらまいて走り去るようになりました。活動時間を人けのない深夜にした女性もいました。


餌やりを禁止してもノラ猫は減らない

 結局、餌やり禁止では逆効果。ノラ猫に生ごみを荒らされ、苦情は増えました。猫の尿の臭いも夜中のさかり声もなくならない、猫は減らない、住民間の仲も険悪になるばかりで、問題は悪化していきました。

 そんな状況の中、地域猫という制度がうまれたのです。

地域猫とTNR

 地域猫という言葉、知っている人も多いでしょう。2010年の新語・流行語大賞にもノミネートされました。

 この地域猫という方法に全国の「猫の餌やりさん」はとても喜びました。

 

 ※地域猫(ちいきねこ)とは…

 ノラ猫がすみつく場所で、地域住民の認知と合意の上で共同管理されている猫の通称である。増え過ぎてしまったノラ猫の数を抑制し、住民やボランティア等が共同管理することで、猫が起こす様々な問題に対応していく活動である。なお、地域猫活動に法律上の定義は存在せず、猫の管理実態によっては飼い主のいる、または飼い主のいない猫として取り扱われる。(※出典=ウィキペディアより抜粋)

 では、TNRということばをご存じですか?

 ノラ猫を罠で捕獲し、不妊化の後に元の場所に戻す活動である。地域社会との合意形成や不妊後の管理を伴う地域猫活動とは活動の趣旨が異なる。(※出典=ウィキペディアより抜粋)

 ウィキペディアではこのように地域猫とTNRを分けていますが、実際には地域猫活動の中でTNRは問題解決手段の中心、一丁目一番地になる活動で分けて考えることはできません。

 しかし地域猫活動には「地域住民の認知と合意」という高いハードルが立ちはだかっていました。地域の合意って? いったい誰の合意を得ればいいのでしょう。「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」(環境省)には下記のように記されています。

 ※地域の合意

 地域猫活動の実施には周辺住民の理解が必要であり、自治会としての合意は重要です。地域猫活動は、一方的に行えば人間同士のトラブルの原因になりかねません。

 まず、周辺の人々に十分に趣旨を説明し、理解を得た上で行いましょう。地域で話し合いを行う際は、実際に活動を行う人、自治会、猫が苦手な方、猫の管理に反対な方も含めてください。事前に各関係者が集まり現状を確認した上で、活動を行うかを検討し、意思の統一を確認した上で活動を始めることが必要です。(※出典=住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン 環境省より抜粋)

 地域猫活動の声が上がる自治会というのは、すでにノラ猫問題で苦情が多くあり、人間同士のトラブルも話し合いでは解決できない状態です。

 そんな中で「猫の餌やりさんとけんか状態の人は握手してください。猫が苦手な方、猫の管理に反対な方も、一緒にトイレの世話や餌やりをして地域の飼い猫として愛してください」というのは無理がありました。

 結果として地域猫活動の実施に至らない、だからTNRもできない。問題は解決しない。ということが起こりました。また多くの地域で自治会活動が崩壊、存在しない地域もあります。地域住民のいない公園などの公共地では地域猫の定義は当てはまらない。その結果、地域猫活動実施に至らないということも起こりました。


 そんな現実のなか、ではどうすればいいか? たどり着いた答えが、「さくらねこTNR」つまり「TNR先行型地域猫活動」です。問題解決のために何よりも先行して一丁目一番地のTNRを行う、話し合いは、まず不妊手術を行ってからにしましょう。というものです。

 さくらねこTNRを成功させるには、速攻、徹底、継続が不可欠です。

 この三つすべてそろわなければ成功しません。逆にこの三つを着実に行えば、確実に問題は解決していきます。

 どうぶつ基金はこの三つの成功セオリーを守り、コツコツと成功事例を積み上げてきました。

 協力病院のない地域からの要請に応えるために、どうぶつ基金では無料出張手術を行っています。平成26年度は鹿児島県徳之島、同志社大学、世界遺産国宝姫路城、福岡県の久留米競輪場など、14回の出張手術によって2107頭がさくらねこになりました。
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動物園の未来像、園長熱く語る 旭川・旭山と名古屋・東山

北海道新聞


【旭川】動物園の役割などについて考えるフォーラムが27日、旭川市旭山動物園で開かれ、同園の坂東元園長と、名古屋市の東山動物園の橋川央(ひさし)園長が両園の取り組みや、目指す動物園像などを語った。

 NPO法人旭山動物園くらぶの主催。坂東園長は、動物園の役割について「動物のふるさとを守る取り組みが求められている」と述べ、絶滅危機にあるボルネオゾウなどを救うために同園が協力し、マレーシア・ボルネオ島で行っている保護活動を紹介した。

 坂東園長は、追い込み漁で捕らえたイルカの入手をめぐり、世界動物園水族館協会が「残虐だ」として問題視したことにも触れた。「日本ではイルカは水産庁の管轄で、(死んでしまえば)外から捕ってくるという考え方だが、欧米などはイルカはゾウなどと同じく野生動物だと認識している。国際的に繁殖が重視されており、自然に負荷をかけるのは受け入れてもらえない」と指摘した。

 また、札幌市円山動物園のマレーグマの雌が、雄に襲われて死んだ問題について、橋川園長は「動物愛護管理法に基づく改善勧告を動物園が受けるのは重く受け止めなければならない」と話した。坂東園長は「繁殖を目指すのはリスクを負うが、動物園の役割でもある。(かわいそう、などといった)感情論だけでなく、動物園や熱心な動物ファンなどが情報を共有していかなければならない」と述べた。(金谷育生)
posted by しっぽ@にゅうす at 06:29 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物の命もっと重く 教材開発や救護活動強化

Yahoo! ニュース


犬の殺処分ゼロを2年連続で達成している川崎市が、動物愛護の取り組みを加速させている。小さな命を「まなぶ」「つなぐ」「まもる」−をテーマに、小学生向けの教育プログラム開発や負傷動物の救護活動強化、ペットの防災対策などを推進。県内自治体でも珍しい庁内横断型のプロジェクトを発足させ、市民への啓発にも努めていく考えだ。

 市動物愛護センター(高津区)で2013、14年度に犬の殺処分ゼロを達成し、18年度中にも中原区内に新施設を整備予定の同市。老朽化に伴うハード面のリニューアルに合わせ、動物愛護の機運をさらに高めようと、市健康福祉局内に立ち上げたのが「ひと どうぶつ MIRAIプロジェクト」だ。

 児童に命の大切さを伝える市独自の教材開発が、その大きな柱となる。10月に外部有識者らによる意見交換会をスタート。教育現場やボランティアの声を反映させながら年齢に応じたカリキュラムづくりを進め、来年度中にも試行的に実施したい意向だ。

 また、同センターで引き取った負傷動物の治療にも力を入れる。近く市獣医師会と「動物診療に係る技術支援協定」を締結予定で、市職員が獣医師から応急処置のノウハウを学び、重傷の犬猫などを専門の動物病院に引き受けてもらう環境を整備。併せて、ボランティアの協力で子猫の哺乳を実施し、一つでも多く命を救う取り組みとする。

 東京電力福島第1原発事故を教訓として、同市は8月下旬にペット同行の防災訓練を実施。今月20日に宮前区で開いた動物愛護フェアでは初の犬猫譲渡会も開き、反響を呼んだ。

 市生活衛生課は「犬の殺処分ゼロは通過点。新センター整備を一つのきっかけに、永続的なテーマとして市民に命の大切さを伝えていきたい」としている。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:21 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の散歩で町見守る…わんわんパトロールPR

読売新聞


愛犬の散歩をしながら防犯パトロールを行う新潟市北区のボランティア団体「葛塚わんわんパトロール隊」が27日、同区の福島潟周辺でPRイベントを開催した。「わんわんパトロール」は全国各地で取り組みが始まっており、注目を集めている。隊長の雪井敏行さん(66)は「犯罪抑止という形で地域に貢献したい」と話す。

 同パトロール隊は2009年に発足。「隊員」たちは散歩時に犬にオレンジ色のバンダナやリード標を着けさせ、飼い主同士の情報交換や、市民への声かけなどを行っている。現在は370匹以上の犬が登録され、年々増えているという。

 イベントには愛犬家ら約100人が参加。警察犬の模範演技が披露されたほか、しつけの方法を実践的に学ぶ教室も開かれた。イベント開催に協力した北区総務課長の高橋光久さん(53)は「飼い主同士がコミュニケーションを取ることで、パトロール隊は地域作りという点でも大きな役割を果たしている」とみる。この日に入隊を申し込んだ同区の会社員吉田麻美さん(40)は「おやつのあげ方などを色々教わった。これからパトロールも頑張ります」と笑顔で話していた。

2015年09月28日 Copyright コピーライトマーク The Yomiuri Shimbun


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