動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2015年10月31日

寒くなってくると泌尿器系の病気が増える

産経ニュース


寒くなるにつれて増える病気の一つに、泌尿器系の病気があります。犬も猫もかかりますが、特に猫の症例が多くなります。アニコム損保の調べでは、猫が冬場に泌尿器系の病気にかかる可能性は、他の季節に比べて1.5倍になることが分かっています。

 猫はもともと、泌尿器系の病気にかかりやすいといわれています。これは、猫の祖先が乾燥した土地で生き抜くため、少ない水でも体の機能を保てるように進化してきたことが理由です。水を飲む量も尿の回数も少ないため、尿をぼうこうに長時間ためてしまい、細菌が繁殖しやすく、トラブルが多くなるのです。

 冬は、さらに尿の回数が減る環境にあることに注意してください。人も動物も、暑い夏は水をたくさん飲むため、尿の回数が増えます。しかし、寒くなると自然と水を飲む機会が減るため、尿の回数が減ってしまいます。

 泌尿器系の病気を発症すると、尿に血が混ざったり、痛みでぐったりしたり、トイレの回数が増えたりします。発見が遅れると命に関わることもあるので、トイレの時の様子には気を配ってください。

家庭でできる予防策は2つ。1つは「水を飲ませる工夫」です。例えば、水飲み場を増やす▽器の材質・サイズを変える▽水を一晩置いてカルキを抜く−などの方法です。いろいろな方法を試し、猫の好みを見つけましょう。

 もう1つは、トイレの環境を見直すことです。猫はトイレにこだわる動物です。清潔であることはもちろん、設置場所や広さ、砂の種類などがポイントです。寒さが苦手な猫がトイレを我慢しなくてすむよう、温度にも気を配ってくださいね。(アニコム損保 獣医師 中山舞)


posted by しっぽ@にゅうす at 06:40 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

獣医師が教える猫砂の選び方

マイナビニュース


猫砂の種類は非常に沢山ありますが、どの猫砂を選べば良いのでしょうか。初めて猫を飼う猫初心者の方にもわかりやすいように各猫砂の特徴を解説します。猫はトイレに対して、こだわりが強く、気に入らない猫砂だとトイレの外にしてしまうことも。トイレへの不満は膀胱炎や尿路結石の発症にも関連します。適切な猫砂を選び猫の健康をサポートしましょう。


一般的な猫の好み

猫の好みの猫砂と言われても、初めて選ぶ際に基準に選べば良いかわかりませんよね。ある実験では猫に14種類の猫砂を選ばせ、以下の特徴の砂が人気であったと報告されています。

・粒子は細かめ
・匂いなし
・固まりが良い

また素材に関しては、紙タイプと木材タイプに比べ、鉱物タイプが好まれたという結果も出ました。

初めて猫砂を選ぶ場合は猫の好みがわかりませんので「鉱物タイプ、細かめ、匂いなし、固まるタイプ」を条件に探してみるのも良いでしょう。

どうやって猫の好みを見極めるか

猫の好みを調べるには、実際にトイレを並べ違う種類の砂を入れ、どのトイレを頻繁に使うか試すしかありません。


トイレの形状にも好き嫌いがあるので、可能であれば比較実験で使用する猫トイレは全て同じタイプのものを準備するのが望ましいです

以下は、砂に不満があるときの行動です。心当たりがないかチェックしてみて下さい。

(1)トイレの縁に乗って用を足す
(2)一、二歩入ったところで用を足す
(3)用を足す前にあまり砂を掻かない

※(1)と(2)の行動は、「猫砂ではなく猫トイレそのものを気に入っていない」というケースでも見受けられます。

素材別解説

■鉱物タイプ(ベントナイト)
もっともクラシックで、自然環境(土や砂)にも近いタイプです。実験でも多くの猫に選ばれました。固まりがよく掃除が楽、消臭力が強い、比較的経済的という点がメリットとして挙げられます。デメリットは重い、処理が煩雑、粉が舞うなどです。

■植物由来タイプ(木材、おから、コーン等。再生紙もここに含みます)
軽いため持ち運びが楽です。淡い色が多いので尿色の変化に気がつきやすいというメリットもあります。その他のメリットとして、エコ、(商品により)トイレに流せる、毛につきにくいため術後または長毛の猫でも使うことができる、などがあります。デメリットは塊が弱い、粉がよく舞うなどです。

また、生分解性(微生物によって分解される)があるものは、土に埋めることで堆肥として使うこともできます。家庭菜園がある人にとっては大きなメリットですね。仔猫が食べてもしまっても、比較的安全です。

■シリカゲルタイプ
システムトイレ(スノコ式で尿が下のシートに吸収されるトイレ)の猫砂はこのシリカゲルタイプであることが多いです。メリットは消臭力が強力な点、そしてシリカゲル自体に抗菌作用があることです。また粉もあまり立ちません。デメリットは処理が煩雑、比較的高価であることなどです。


各素材の一般的な特徴を表にしました。コストパフォーマンスに関しては各商品に大きく依存します。が、食物由来タイプは鉱物タイプに比べ固まりと消臭力が弱く、交換する頻度が多くなるので少し差をつけました。

まとめ

猫砂を使うのは猫ですが、買うのは飼い主さんです。そのためメーカーはにおいや、処理のしやすさを前面にアピールしがちですが、まずは猫が好むものを選びましょう。その上で、飼い主さんのライフスタイルに合う利便性の高いものがあれば、猫も飼い主さんもハッピーになれると思います。


■著者プロフィール
山本宗伸
獣医師。Syu Syu CAT Clinicで副院長を務め、現在マンハッタン猫専門病院で研修中。2016年春、猫の病院 Tokyo Cat Specialistsを開院予定。猫に関する謎を掘り下げるブログnekopediaも時々更新。


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散歩がなぁ…と思っている人、獣医師が教える犬種・性別の散歩量の違い

マイナビニュース


ペットのワンちゃんには、とても癒されますよね。一方で、“散歩”という日課が必要な点を、多少ネックに感じている方もいるかもしれません。

仕事が忙しかったり、疲れていたり、家事や育児があったりすると、散歩が負担になってしまうこともあるもの。飼い主がイヤイヤ行くのも大変ですし、イヤイヤ連れていかれるワンちゃんも気の毒です。

そこで今回は、田柄動物病院の獣医師・池田丞さんに、犬種・性別による必要な散歩量の違いなど、これから犬を飼おうと考えている人向けのアドバイスをお聞きしました。

■犬にとって“散歩”の意味は?

犬を散歩に連れ出すときは、もちろん“運動”という目的もあるのですが、もう一つ“気分転換”も重要だそう。

「散歩には、外に出てにおいを嗅いだり、風に当たったりすることでストレスを発散するなど、精神面の効果もあります。たとえ5分でも10分でも、外に散歩に出かけてあげることが、犬にとっては好ましいですね」

■散歩量が比較的少なくてもよい犬種は?

飼い主の都合で、散歩量が少なくなってしまいそうな人は、超小型犬がオススメだそう。

「例えば、チワワやパピヨン、トイ・プードル、マルチーズなど、昔から愛玩犬種として飼われていた犬は、室内の運動だけでもある程度運動量が得られます」

逆に、毎日しっかり散歩が必要な犬は、中型犬以上の大きめの犬。

「中でも、柴犬、ビーグル、コーギー、ジャック・ラッセル・テリアなどの活動量の多い犬種や、リトリバーなどの大型犬種は、朝晩の2回、30分から1時間程度散歩に行くことができると理想的です。さらに、週末はドッグランなどに行けると、犬にとって最高の環境でしょう。

時間が取れなければ、飲み物を買いに出かけたり、郵便物を出しにいったりする程度の時間でも、一緒に外に出られれば、犬にとってある程度ストレス発散になります」とのことです。

■散歩に行けない場合はどうしたら良い?

雨風がひどいときや、深夜に帰宅したときなど、どうしてもワンちゃんを散歩に連れていけないこともあるもの……。

「散歩は基本的に必要ですが、どうしても行けなければ、室内で遊ぶなどにより、犬のストレス発散をしてあげられるといいですね。また、一般的には“メス”より“オス”の方が、散歩の要求度が強いです。性別で迷ったら、“メス”を飼うようにすれば、飼い主さんの散歩の負担は軽減するかもしれません」

以上、これから犬を飼おうと考えている人に向けてのアドバイスをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

犬と一緒に歩くことで、飼い主の運動にもつながるという声も聞きます。実際に飼い始める前に、自分は犬と一緒に散歩を楽しめるかどうか、考えてみてくださいね!


posted by しっぽ@にゅうす at 06:39 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

保護動物を飼いたい人は実はたくさんいます 【きみといきる】

OVO


この連載コラムのおかげなのかどうなのか、実は最近、ふくしまプロジェクトが保護している動物を引き取りたいというお話をたくさんいただきます。お話をいただいたときには、希望する方の年齡や家族構成、生活や住まいの状況をうかがい、なるべく人も犬もどちらも楽しく暮らせるような動物をご紹介していますが、「すみません。ぴったりの犬がいません」とお断りすることもあります。我々の施設はけっして大きくなく、保護できる頭数も少ないのですが、その分1頭1頭に十分に安全で余裕のあるスペースを与え、定期的な診療やシャンプーをし、敷地内(広さだけは10,000uもあるのです!)を存分に散歩させたり、きめ細やかにお世話をしていることも、少しずつですが評価していただいているようです。

 保護犬を引き取って飼っている方はずっと以前からいます。小さいころからずっと保健所の犬を引き取っていて、もう何頭目になるかわからない、というベテランさんもいますし、いつも保健所から一番体調が悪そうな動物を引き取ってきて最後を自宅で看取ってあげる、という人もいます。ちかごろは動物保護活動に積極的に関わって発言している著名人も増えていますので、さらに多くの方が「うちに迎えるならぜひ保護動物を」と思ってくれているようです。

 その一方、「保護動物を迎え入れたいと思っているのだけれども、よくわからないし、情報がどこにあるかもわからない。それに飼うことに自信がない。」と言われることもあります。私たち動物保護団体は、本当に動物を必要としている人に必要な情報を伝えられていないのかもしれません。

 動物保護団体はなんのために活動しているのでしょうか。遺棄され保護される動物がいるから、その飼主を探すために活動しているのでしょうか。それとも保護された動物を飼いたい人がいるから、動物を保護するのでしょうか。なんだかニワトリが先かタマゴが先か、みたいな話だし、どちらだっていいのかもしれませんが、私は後者のほうがいいなと思っています。だってたくさんの人が動物を求めているのですから。



posted by しっぽ@にゅうす at 06:38 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットと快適に暮らすためのわんにゃんリノベ

ダイヤモンド・オンライン


ペットは大切な家族。だから仲良く、快適に暮らしたい。そのために必要な住まいの工夫とは? ナビゲーターの金巻とも子さんと一緒に考えてみた。

犬や猫の困った行動は
ストレスがあるという訴え


金巻とも子氏&愛猫ふく
かねまき・ともこ●1998年、かねまき・こくぼ空間工房設立。一級建築士、一級愛玩動物飼養管理士(ペットケア・アドバイザー)、家庭動物住環境研究家。住宅・店舗の設計業務のほか、家庭動物との健康な暮らしをテーマにした建築コーディネーターとしてアドバイスを実施。主な著書に『犬・猫の気持ちで住まいの工夫』(彰国社)ほか。
 ペットは大切な家族。だから住まいにも彼らが喜ぶ工夫を施したいと考える人が増えている。しかし、「単に擬人化して考えたものだと危険」だと指摘するのは、一級建築士で、ペットケア・アドバイザーでもある金巻とも子氏だ。

 例えば、留守番で退屈しないように外を眺められる犬用窓を設けたとする。これが道路に向かっていると、通りすがりの人や車を不審者と見なして吠え、さらにそれで撃退したと学習してしまうと吠え癖を付けてしまう可能性もある。

 あるいは、高所に設けたキャットウォーク。片方が行き止まりになっていると転落の危険性が増え、多頭飼いの場合は、追いかけっこの末に追いつめられる状況をつくってしまいストレスのもととなる。


金巻氏宅のリビング。階段状の本棚の最上段とキャットウォークを連結し、右手には市販の、左手には造り付けのキャットタワーを設置。行き止まりをつくらない
「犬や猫は、行動パターンや常識、空間の見え方が人間とは異なります。この差異を認め、彼らの本質を尊重して住環境を整えないと、善かれと思ってした工夫で、逆にお互いが困ったことになってしまうのです」(金巻氏、以下同)

 無駄吠え、壁や家具をかじる・掘る、してはいけない所での爪とぎといった行動は、言葉を持たない犬や猫の「ストレスを抱えています」という訴えなのだと金巻氏。単に床や壁に傷防止対策を施しただけでは、いつも心に不安を抱えた状態になってしまうという。

「犬や猫だって大好きな家族を困らせようとは思っていません。人が困ることなら、ちゃんと分かるよう伝えてほしいだけなのです」

犬や猫が理解できる
ダメ出しは0.5秒以内


「犬や猫は、0.5秒以内に行動の評価を出してあげないと理解できません。ほめ言葉は同時に撫でたりほほ笑んだりしてもらえるので理解しやすいのですが、『NO』や『ダメ』はやっかい。タイミングがずれたり、何度も繰り返されると、自分が否定されていると感じるようになり、おびえやすく自信のない性格になってしまいます」

 とはいえ、犬や猫の行動を逐一観察していることはできないし、監視して人もペットも緊張し続けている方が、精神衛生上良くない。

「NOと言われること、つまりしてもらっては困ることを、しないで済むようにしてあげればいいのです。『困る』を減らして、『楽しい』を増やす。そのための工夫を住まいに施してほしいですね」

 これを実現するには5つのポイントがあると金巻氏。一つずつ見てみよう。


1 居場所の確保と制限

「家の中を自由に動き回れることが、ペットにとってもうれしいことと考えるのは、誤解です。特に犬は、自由に動ける場所を『テリトリー』と考えるので、その範囲を『管理する責任と義務』を負わせてしまうことになります」

 犬は、テルトリー内にあるものを触れたり噛んだりして把握し、その場所に入ってくるものを侵入者とみなして、吠えて家族に警告したり、撃退しようとする。こうした行動は、リビングだけを自由に動き回れる場所にするなど、犬の「管理責任スペース」を減らすことで、かなり解消されるという。

 出入りしていい場所といけない場所は、犬や猫が「その場所」と「行動」の関連性を理解しやすいよう、ドアや段差、柵などで明確に区分けする。「そこは入っちゃダメ」などと声を荒らげてもペットには理解できず、飼い主への不信感を植え付けてしまうだけなのだ。

 一方で、安心で快適な場所を与えることも大切だ。金巻氏は「犬と猫には、何かあったときに逃げ込んで心を落ち着かせる『隠れ家スペース』が必要」だと言う。

2 収納率の確保

 犬や猫と快適に暮らすには、通常よりも1〜2割多めに収納スペースを確保することが望ましい。犬や猫にとって、触れるものは全ておもちゃになる。遊ばれて困るものは、壊される前にしまっておく方が賢明だからだ。

 また、飾り棚や多目的カウンタ―などを設ける場合は、犬の尻尾による叩き落としを避けるため、高さを犬の頭より高めにしておく。

 トイレシートや猫砂、おもちゃ、ペット用衣服など、犬猫用アイテムの収納スペースも必要だ。例えば、犬がおもちゃにすぐ飽きるのは、出しっぱなしにしているから。一番好きなおもちゃは来客時や留守番時など、静かにしていてほしいときだけに与えると効果的だ。

2匹の豆芝のためにスペースを新設


1階の和室2室をつなげてキッチン(写真左)とリビング(写真右)の大空間をつくり、その中心にドッグスペースを設置。家族はどこからでも犬の様子がうかがえ、犬は人がリビングに集まってもドッグスペースに隠れながら人の様子をうかがえる。スペース内は掃除がしやすく、臭いの定着を防ぐため空気の流れも計算。
設計/犬環境設計 かねまき・こくぼ空間工房

3 掃除のしやすさ

 犬は興奮するとヨダレが出るし、猫は毛玉を吐く。清潔に暮らすためには、床や壁材を拭き掃除がしやすいものにしておきたい。

 汚れや臭いは目地に残りやすいので、床材を目地の少ないものにするのもコツ。汚れた部分だけを取り出して洗えるパーツ状のカーペットなどもお勧めだ。

 また、廊下などの狭い場所は、犬猫の体のこすり付けで汚れやすいので、人の腰の高さまでは水拭きできる素材がいい。腰壁を付けたり、人の腰の高さでクロスを上下に張り分けると、メンテナンスが下部だけで済むので楽になる。これは猫の爪とぎにも有効だ。

 キャットウォークを設ける場合も、人の手が届く状態に。猫だけが通れるキャットウォークは論外。

4 空気環境の維持

「臭う」のは、空気が汚染されている状態。これを防ぐには、通風換気と湿度の調節が不可欠だ。

 まずトイレの配置は、室内の空気の流れの最終地点にするのがコツ。特に猫の尿の臭いはきついので、猫トイレは大きめに造った人のトイレの内部や、換気扇のある部屋に置くのが理想的。これが不可能な場合は、トイレの配置によっては換気扇の設置も考えたい。

 犬も猫も元来乾燥した地域の生き物なので、湿気は苦手。かといって過乾燥も危険で、皮膚が乾燥すると免疫力が落ちる上に、体毛が静電気を帯びて「化学モップ」状態になり、ゴミやハウスダストを引き寄せて炎症を起こしやすくなる。これを解決するには、漆喰や珪藻土など、湿度を調節する「調湿建材」を活用するといい。

 また、汗腺が発達していないので、暑いときは口で呼吸をしたり、腹部を冷所に密着させて体温を下げようとする。室内の風通しを良くし、床を部分的にタイルなどの冷たい素材で仕上げるのも有効だ。

健康にも配慮し、大型犬もご満悦!


二世帯同居をきっかけに、愛犬(シベリアンハスキー)のスペースをつくりたいとリノベーション。もともとクロゼットだった場所にマントルピース風のドッグスペースを確保し、傷に強いオーク材をフローリングに、消臭効果と調湿効果の高い珪藻土を壁や天井に採用。人と犬の健康を考え自然素材をふんだんに使用している。
設計・施工/LOHAS studio

5 防御だけでなく満足も与える

 犬の場合は、庭やリビングに思い切り穴掘りできるスペースをつくったり、猫の場合はお気に入りの爪とぎをマーキング場所(一般には部屋の出入り口や、目立つ角や柱の近く)に配置するなど、彼らのリフレッシュ行動を後押ししてあげる工夫も大事。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:37 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

「繁殖回数制限」と「飼養施設の適正化」が,ついに改正か?

dogplus.me


「ブリーダーに対して、親犬の過度な負担を避けるために年間の繁殖回数を制限する方向で(環境省が)調整に入った」と、10月24日に時事ドットコムが報じたのは、すでにみなさんご存じのことと思う。
 「おお、なんて素敵なことだ」と思うかもしれないが、これは2011年12月に「動物愛護管理のあり方検討小委員会」が出した検討報告書(案)(リンク先はPDF)に書かれている内容の“やり残し”であって、4年近い歳月を経て、ようやく議論のテーブルに乗せられたものだ。むろん、遅くとも手をつけられないよりはるかに喜ばしい話であって、いまなお検討項目となっていることには、愛犬家として素直に感謝の意を表したい。
 なお環境省からそれらしき公式発表がなされた形跡は見当たらないので、おそらく時事ドットコムの記者は、環境省に直接取材したのだろう。dogplus.me編集部でも別ルートから確認してみたところ、「行政からの要望で再び委員会を立ち上げるようだ」との情報を得たので、実際にそのような動きがあるものと思われる。

 さて、そもそもこの“オリジナル”ともいえる報告書が出された背景には、2012年の動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)改正があった。動物愛護法は5年に一度の改正が行われるわけだが、当時検討報告書で挙げられた内容は、いまのうちに手をつけておかないと次の改正時期がそろそろ来てしまうという若干の焦りがあるであろうことも、想像に難くない(Sippoの太田匡彦氏もそのような指摘をしており、氏は実際に確認を取った模様)。

動物の愛護及び管理に関する法律
検討報告書(案)【PDF】

 改めて確認しておくと、2011年の検討報告書(案)では、
・深夜の生体展示規制
・移動販売の規制
・対面販売・対面説明・現物確認の義務化
・犬猫オークション市場の基準設定や監視システムの構築
・子犬/子猫を親から引き離す日齢
・犬猫の繁殖制限措置
・飼養施設の適正化
・動物取り扱い業の業種追加の検討
 ……などさまざまな内容がテーマとして挙げられている。その一つ一つについてここで説明することはしないが(気になる方は、改めて検討報告書(案)を読んで見ることをお勧めする)、「繁殖制限措置」と「飼養施設の適正化」については、まだ手つかずなのだ。
 むろんご存じのように、それぞれの項目を検討するにあたって、さまざまな“オトナの事情”により一部の国会議員が強硬に反対したりして、改正時にさまざまなものが削除されたり、附則(法令などに追加記載される事項)によって実質意味のない規制になってしまったりしているので、今回も予断は許さない状況だ。

DSC_5169 / Josh Henderson
「繁殖回数制限」と「飼養施設の適正化」が,ついに改正か?

 さて改めて「繁殖制限措置」と「飼養施設の適正化」について見てみよう。

 まず繁殖制限について報告書に添付されている資料(リンク先はPDF)を見ると
「これまで様々な犬種を作り出してきた実績のあるイギリスやドイツにおいては、最初の繁殖年齢の設定や、生涯における繁殖回数を5〜6回までに制限するよう規定されており、これらの国々の取組を参考として、繁殖を業とする事業者に対して、繁殖回数及び繁殖間隔について規制を導入すべきである。」
とある。翻って現状の法の記述は
「動物を繁殖させる場合には、遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある動物、幼齢の動物、高齢の動物等を繁殖の用に供し、又は遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある組合せによって繁殖をさせないこと。」
「みだりに繁殖させることにより母体に過度な負担がかかることを避け、飼養施設の構造及び規模、職員数等を踏まえて、その繁殖の回数を適切なものとし、必要に応じ繁殖を制限するための措置を講じること。」
としか書かれていない。
 「みだりな繁殖」や「過度な負担」など、曖昧でどうとでも取れてしまう言葉が並んでいるだけだ。資料によれば「繁殖年齢や回数の制限等の具体的数値規制の検討」とのことなので、もしこれに具体的数値規制が設けられるのであれば、それはそれで大変望ましい。同資料によれば、イギリスでは「1頭で6回以上出産させてはならない」「最後に出産した日から1年以内に出産させてはならない」などの具体的な規制があるという。

「繁殖回数制限」と「飼養施設の適正化」が,ついに改正か?

 一方で飼養施設の適正化については、資料には「犬猫のケージの大きさ等の具体的数値規制の検討」とある。
 昔のミカン箱より小さいだろうと言いたくなるような狭いプラスチックケージに押し込めてズラリと並べて販売するショップや、ただのバリケンをうず高く積み上げてそれぞれに犬を閉じ込めておく“にわか”ブリーダー、ほんの狭いスペースで区切ってバタリーケージ並の悲惨な飼い方をするパピーミルなどに一定の“規制”がかかるのであれば、こちらも合わせて大歓迎だ。
 詳しくは「資料5」(リンク先はPDF)を読んでほしいが、同じくこれも数値規制が記載されるか否かが争点となる。
「個々の動物が自然な姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等の日常的な動作を容易に行うための十分な広さ及び空間を有するものとすること。また、飼養期間が長期間にわたる場合にあっては、必要に応じて、走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動ができるように、より一層の広さ及び空間を有するものとすること。」
という記載が現状の法にあるが、これまた非常に曖昧な表記で、なんら規制になるものではない。というか、大きさ以外にも、ケージに入れる犬の数や、世話をする人の数、温度や湿度や騒音など、数値規制の対象となってもおかしくない項目はいくらでもある。具体的数値規制が入るのか否かもさることながら、“どこまで”入るのかも大きな争点となるだろう。

検討報告書(案)資料4「繁殖制限措置について」【PDF】
検討報告書(案)資料5「飼養施設について」【PDF】

 今回の項目は、どちらも「具体的数値規制」が大きな論点となる。

Protest by Minnesotans Exposing Petland / Fibonacci Blue
「繁殖回数制限」と「飼養施設の適正化」が,ついに改正か?  崩壊ブリーダーにせよ劣悪なショップにせよ、公の記事などになってから「なんでもっと早く手を打たないんだ」と言われることが多いが、実際にはそれはとても難しい。仮に、行政に真面目に動物のことを考えている職員がいたとしても、具体的数値規制がない状況では監視も指導も非常に困難で、極論だがブリーダー側が「1年に2回は“みだりな繁殖”であるとは考えていない」「これは自然な姿勢で立ち上がれるスペースだと考えている」と強固に主張すればそれまでである。それを「いやそれは違う」と覆すだけの“強制力”を持っていないのだ(ほかにも、動物は“個人の財産”なので、強制的なアクションを取りづらいという法的側面から見た問題もある)。
 実際に数値で表される規制が入ることは、我々飼い主サイドから見るよりも大ごとなので、おそらくは業界団体から激しい猛反発に遭うものと思われる。“ネガティブな力”もたいそう強力なようなので、もしかしたら「Aを通してBはつぶす」というバーターになるのかもしれないが、それとて一歩前進には変わりない。ぜひなんらかのポジティブな結果が出ることに期待したい。

 ……しかし一方で、数値化されたとしてもまだ不安は残る。生まれてくる個体や、そもそもブリーダーの管理すらキチンとできていないであろうこの状況で、どのように繁殖制限を行うのだろうか。そこに一抹の不安はぬぐえない。
 ややドライな言い方で申し訳ないが、もしかしたら有名無実化してしまうかもしれない繁殖制限規制に比べると、「飼養施設の適正化」については数値化されることによる改善が大いに期待できる。“目で見て”監視できるし、誰が見ても一目瞭然である部分なので、誤魔化しようもない。発端となった時事ドットコムの記事では「繁殖規制」がクローズアップされていたが、個人的には「飼養施設の適正化」のほうに、より即時効果が期待できるように思う。

 Sippoの太田氏によれば、環境省は「年度末か来年度の初めにも検討会を立ち上げる」とのこと。ブリーダーや生体販売ショップという存在そのものの是否論はいったん脇に置いておくとして、いま犬を取り巻く状況をより良くできることであれば、ぜひとも推進してほしいと思う。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:37 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小菅氏、札幌・円山動物園に初出勤 「動物が近寄るように」

北海道新聞


旭山動物園(旭川市)の前園長で、札幌市環境局参与(円山動物園担当)に就任した小菅正夫氏が29日、円山動物園に初出勤した。小菅氏はさっそく園内を見て回り「動物が喜んで近寄ってくるぐらい、動物に認めてもらうことから始めたい」と話した。

 円山動物園では動物の急死が相次いでおり、小菅氏に助言を求めて運営改善を目指す。29日はサル山や世界の熊館、熱帯動物館などを回り、一般公開が始まったばかりの新しいサル山では、飼育員に餌の量などを質問していた。

 小菅氏は非常勤で、任期は来年3月末まで。必要があれば更新する。11月にも複数回出勤する予定で飼育員らの人材確保や育成など中長期的な課題についても助言する。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:28 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする