動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2015年12月30日

ペットを飼うのは屋外 or 屋内?どっちがいい?

アメーバニュース


犬の飼う際に、室内飼いか外飼いか、基本的にはそれぞれのご家庭の事情や考え方でお決めいただくことになるかと思いますが、獣医師によると、できるだけ小型、大型、または犬種にかかわらず室内飼いを推奨しています。
では、それぞれのメリットとデメリット、その理由について獣医師に聞いてみました!

■ 屋外で飼うメリット&デメリットは?
外飼いのおもなメリットは、

・トイレのしつけや掃除などが比較的楽
・鳴き声が屋内には届きにくい
・犬のエリアと人間のエリアが明らかに分けられる

などの点です。
日本の家屋では昔から犬を外で飼うことが多く、雨風を防ぐなどの環境を整えてあげれば、外飼いでも犬は全く問題ありません。外飼いのほうが、犬自身の抵抗力は強くなり、たくましくなるかもしれません。

一方デメリットは、
・犬がまわりの音や気配を直接感じ、家に近づく人や犬に吠えやすくなる
・その結果、犬の鳴き声の騒音問題が発生してしまう場合がある
・犬は常に周りの気配を気にするようになり、安心して休む時間がとりにくくなる
・犬と人間との距離感が増えるためにコミュニケーションも取りにくくなる
・結果的に、家庭犬としてのしつけも室内飼いに比べてできにくくなる
・寒暖の差が激しい
・他の犬や猫の接近や寄生害虫がつきやすい
・体調不良に気がつくことが遅くなりやすい

鳴き声などはメリットと一長一短なものもありますが、実は室内飼いではそれらを解決できる方法があるのです。

■ 室内飼いで陥りがちな犬優位の状態とは?
獣医師が推薦する室内飼いですが、常に自由な状態でよいかというと、そうではありません。

自由に動ける範囲=自分のテリトリーということになるので、できればケージの中での飼育をお勧めします。最初から犬が室内を自由にさせてしまうご家庭では、ほとんどの場合、犬をかわいがるあまり、あまりしつけをされずに飼われることが多くなります。

その結果、犬がそのテリトリーの中でリーダー意識を持ち、犬がその家庭の中で、自分が一番、と思ってしまうのです。

リーダーたる犬は、自分たちのテリトリーを本能的に守ろうとする意識が生まれ、自分より下の位置にある人間の家族を守ろうとすることにもなります。そして、家の外からの訪問者に対して、威嚇するために吠えたり、場合によっては攻撃するようになります。

また、自分たちのテリトリーに近づこうとするものはいないか、常に周囲を警戒する必要があるため、室内であっても安心して休める時間が少なくなることになります。

■ 室内飼いを成功させるにはまずはケージ飼いすること!
上記のような状態にならないために、犬のテリトリーを限定し、まずケージ飼いで、しっかりと服従性やしつけも身に付けましょう。

飼い主さんが犬の絶対的なリーダーとして信頼される主従関係が出来てから、飼い主さんがいるときだけ室内で放し飼いにすることをお勧めします。犬としても、飼い主さんの顔を見たら出してくれる、という感覚がありますので、喜ぶと思います。

以上のことから、室内でのケージ飼いは、
・犬にしつけがしやすくなる
・犬が安心して休めるスペースができる
・犬にとってもとても穏やかな生活ができる

というメリットがあります。

逆に、室内飼育のデメリットとしては、

・マーキングや家具などへの破壊行為
・朝夕の鳴き声

などがありますが、しつけによりある程度は克服できるでしょう。

■ 獣医師からのアドバイス
以上のことから、犬種や犬の大きさに係わらず、出来る限り室内で飼うほうがよいでしょう。 外飼いの犬でも、高齢になり、老化の兆候が見られてきたら、室内飼いに変えるなど、体力や抵抗力の低下に配慮してあげてくださいね。





posted by しっぽ@にゅうす at 08:32 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

要注意! 飼い犬にリードをつけないのは、条例違反!

アメーバニュース


都道府県や市では、それぞれ動物の愛護や管理に関して必要な事項が定められています。定める内容は細かい点で多少違いがありますが、大筋はどこも同じといっていいでしょう。

今回は、“飼い犬にリードをつけない”ことが条例違反にあたるのか? という疑問について、獣医師に答えていただきました。

■ 各都道府県が定める条例をチェック!
まずは、住んでいる地域の条例を調べてみましょう。
たとえば東京ならば「東京 犬 条例」で検索して、「動物愛護および管理に関する条例」をチェックします。

たくさん書いてありますが、リードについて書かれているのは、「犬の飼い主の遵守事項」や「犬の係留について」という項目です。
※係留(けいりゅう):逃げるおそれがないように、柵などの囲いの中に収容、または固定した物に鎖などでつないでおくこと

この条例を見ると分かるように、飼い主は常に、犬が走って逃げ出さないように、そして周りに害を加えるおそれのないように、固定したものに鎖などでつないでおくか、柵など囲いの中で飼わなくてはいけません。

■ 警察犬や盲導犬など、例外もアリ
もちろん、警察犬や盲導犬などは除外されます。狩りをする牧羊犬なども、つながれたままではお仕事できませんね。また競技会、展覧会、サーカスの犬も他人に危害を加えない状況であれば例外とされています。
そして他人に害を及ぼさないことが明らかである場合は、90日齢以内の幼い犬も除外とする地域があります。

さらに、人に対して侵害を加えるおそれのない場所で、迷惑をかけない方法で訓練もしくは運動させる場合には(リードなどをしていれば)適応外とされています。

■ 獣医師からのアドバイス
各都道府県が定める「動物愛護および管理に関する条例」に記載してある通り、飼い主には犬の係留義務があります。つまり、基本的には犬がフリーに放されている状態は許されていないのです。他人に迷惑をかけないようルールをきちんと守って、楽しく愛犬と過ごしましょうね。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:28 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬のアレルギー性皮膚炎、その治療法は?

アメーバニュース


完治を目指す病気ではなく、できるだけ痒みと炎症のない状態をつくってうまく付き合っていくことが治療の目的となる病気だという、アレルギー性皮膚炎。そのため、飼い主の理解と努力が治療には重要になってきます。今回は、複数あるアトピー性皮膚炎の治療について、解説いただきました。

犬のアレルギー性皮膚炎とは?
この病気の中でもっとも多いのが、アトピー性皮膚炎。これは、環境中のアレルゲンによって引き起こされることが多く、痒みを伴う皮膚病。遺伝が関係し、特徴的な症状を示します。治療は多くの場合、それぞれの犬とそのときどきの状態に合わせて複数組み合わせて行います。

症状を軽減する4つの対処法
1:アレルゲンの回避
花粉やハウスダストマイトなど、アトピー性皮膚炎を起こすアレルゲンは複数あります。検査や曝露歴などから原因となるアレルゲンが分かっていれば、こまめな掃除や洗濯、屋外に出す時間や季節を選ぶなどして、犬がアレルゲンにさらされる危険性を減らしましょう。食べ物が関係していることが疑われる場合には食事内容を変更し、ノミやダニの関与が疑われる場合には徹底的な駆除を行います。

2:炎症を抑える薬
ヒフに炎症がある場合には、まずそれを治してあげる必要があります。

<炎症を抑えるために使われる薬>
・シクロスポリン
・ミソプロストール
…などの非ステロイド系抗炎症薬、さまざまな抗ヒスタミン剤、そしてステロイドがあります。

<ステロイド以外の薬の特徴>
犬によって合うか合わないかが大きく異なりますので、複数の薬を試すことになるかもしれません。

<ステロイドの特徴>
アトピー性皮膚炎の治療で標準的な薬です。副作用を起こさないためには、病院の指示を守り、食欲や飲水量、ヒフの状態に変化がないか、よくチェックして下さい。投薬量や期間に疑問を持ったら、率直に主治医の先生に相談しましょう。

3:アレルゲン特異的免疫療法
少し難しい名前ですが、減感作療法という名前でも知られています。ヒフの中にさまざまな種類のアレルゲン溶液を注射して、どのアレルゲンが皮膚炎を引き起こしているかを判定する「皮内試験」を行ってから行います。どの犬でも行えるわけではなく、またこの治療法を実施できる病院も限られていますが、アトピー性皮膚炎の犬では必ず選択肢の一つとなる治療法です。

4:抗菌剤
アトピー性皮膚炎の犬では細菌や酵母(カビの一種)の感染が起きやすくなっています。必要に応じて、飲み薬や塗り薬、シャンプーで抗菌剤を使用して、それらの感染をなくしてあげる必要があります。

獣医師からのアドバイス
上記4つのほか、必須脂肪酸の摂取とヒフのバリア機能を高める製品の使用などがあります。いずれも、効果は断言できませんが試してみる価値はあるかもしれません。アトピー性皮膚炎は、上手に長く付き合う病気ですので、ご自分の愛犬に合った病院と治療法を見つけ、痒みのない生活を送らせてあげたいものですね。

(監修:Doctors Me 獣医師)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:27 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この冬もオオワシたちは苦しまなければならないの?

The Huffington Post


冬が近づき、今年も北海道にオオワシなどの猛禽類がやってくる季節になった。ただそのなかには北海道で苦しみ、命を落とすオオワシやオジロワシが出るであろうことを思うと、冬の訪れが一層さみしさを増す。

冬の北海道でオオワシなどの猛禽類が、鉛中毒で死ぬ例が後を絶たない。原因は狩猟に使われる鉛弾だとわかったのは、もう15年以上も前のこと。少しずつ規制が強められているが、その被害は今もなくならない。

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猛禽類医学研究所提供

オオワシたちが鉛中毒になる原因は、狩猟に使われる鉛弾だ。オオワシが撃たれるわけではない。鉛の弾で撃たれて死んだエゾシカの肉を食べ、いっしょに鉛の弾を飲み込むことで鉛中毒になる。

北海道釧路市の環境省釧路湿原野生生物保護センターには昨シーズンも鉛中毒症状を起こしたオオワシなどの猛禽類が運び込まれていた。

2015年4月9日には札幌市内でオジロワシの鉛中毒が発生。呼吸困難を訴えながら同日死んだ。その前、2月9日に発見されたオオワシも必死の治療活動が行われたが、翌日死に至った。胃の中から見つかったのは鉛製の銃弾だった。

治療に当たる獣医師の齊藤慶輔さんは「またか」と、なくならない鉛中毒死に悩む。

急性鉛中毒で運ばれるオオワシやオジロワシの多くは、呼吸困難を起こし、くちばしを広げてもがく。時折奇声を発し、羽毛には緑色の下痢が付着していることも多い。高濃度鉛中毒と診断されると自然回復は見込めない。治療をしても死に至るケースも多いという。

昨シーズン(2014年―15年)同センターで確認された鉛中毒はオオワシで2羽、オジロワシが2羽だった。オオワシのうちの1羽が死体で収容され、残り3羽が収容後12時間以内に死んだ。このほかクマタカ1羽で高濃度鉛汚染が確認され、治療により野生復帰した。

野生の猛禽類は北海道の広大な森の中を広く行動している。鉛中毒にかかったとしても、人間に保護され治療につながることは奇跡的な確率だ。発見される例は「まさに氷山の一角と考えるべきでしょう」と齊藤さん。

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銅弾(左)と鉛弾(右) 撮影今井尚

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オオワシのレントゲン写真を見る齊藤獣医師 撮影今井尚

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飲み込まれた銃弾の影がレントゲンに写る 撮影今井尚

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雪に覆われた北海道釧路市の森 撮影今井尚

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野生復帰を目指し保護されるオジロワシ(上)とオオワシ(下)撮影今井尚

今年2月、私は北海道釧路市の地元猟友会の猟師とともに、森へ向かった。狙うのはエゾシカだ。

市街地から4輪駆動の軽トラックに乗って2時間ほどの山の中。数百メートル離れた川の対岸に1頭の雄ジカを見つけた。猟師は素早く藪の中に身を伏せ、十分狙いを定めると、すぐに発射した。

ダーン!という鋭く乾いた銃声が周囲の谷に響いた。その瞬間、シカは森の中で音も立てずに静かに倒れた。

近づいてみると、弾はシカの頭部に命中していた。

私はシカを撃つところを見たのは初めてだった。本能的に「かわいそう」そう思った。だが狙いが外れ、傷を負っただけで逃げてしまういわゆる「半矢」状態になり、森の中で苦しみながら死ぬよりは、殺すのであれば一瞬で仕留めることが猟師の責任だと彼はいう。

そのためには頭部の直径10センチにも満たない場所を狙うのだという。そこを確実に撃つには、高い技術と、道具の精度が必要となる。この猟師が使っていたのは、銅製の弾だ。

銅弾は「精度が低い」「威力が弱い」「銃を痛める」。さまざまなことが言われる。

だがこの猟師は「銅弾でまったく問題ありません。精度も今は十分に上がり、鉛弾にくらべてまったく遜色はありません。鉛の弾は使う必要がまったくないのだから、すぐに廃止すべきです」と話す。

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エゾシカ 撮影今井尚

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エゾシカを狙う猟師 撮影今井尚

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保護された鳥たちのようすを眺め、声をかける齊藤医師 撮影今井尚

「これは北海道だけの問題ではない。本州でも猛禽類に被害が出ていることは十分に考えられます。日本全国で鉛の弾を禁止にするしかない」齊藤さんはそう考えている。

北海道ではクマタカからも鉛中毒が複数確認されているが、この種は本州以南にも広く分布しているため、本州でも同様の問題が起きていることが推察される。

「狩猟における鉛弾(ライフル弾、散弾)の使用禁止をいますぐ、日本全国で。」

齊藤さんの訴えに共鳴した滝川クリステルさんは、代表理事を務める一般社団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルを通じ、インターネット上の署名サイト(change.org)で10万人を目標とした署名活動を続けている。12月21日現在、約4万人が「署名」した。

今年11月には銀座・三越で「生物多様性を考える1週間」が開かれ、齊藤さんと滝川さんは直接問題を訴えた。動物の保護と福祉に取り組む滝川さんは、本州以南で今も大量に使われ続ける鉛弾のリスクを指摘する。

10万人という高い目標を設定している背景には、キャンペーンを通じて人々にこの問題を知ってほしいという願いがある。昔から言われ続けてきた問題。でも変わらない問題。いつまでも目をそむけていてはいられないと思う。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:21 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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