動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年02月29日

地域猫でまちづくり 松山で獣医師(横浜)講演

愛媛新聞on-line


飼い主がいない猫を地域住民が世話する「地域猫」活動を推進するセミナーが27日、愛媛県松山市山越町の県男女共同参画センターであった。約20年実践してきた横浜市神奈川福祉保健センターの獣医師黒沢泰さん(59)が「猫の苦情処理として始めたが、まちづくりにつながった。住環境の問題、人間の問題として考えることが大切」と訴えた。
 認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会が毎年開催し6回目。この日は行政関係者対象で、県、市町の担当者約30人が参加した。
 黒沢さんは活動実現の条件として、住民の認知・理解を得る▽不妊去勢手術を徹底し数を増やさない▽えさの場所や時間を決める▽周辺美化につなげる―と紹介。「猫嫌いや無関心な人とも粘り強く話し合い、猫と共存して環境を守る活動と理解してもらう必要がある」と指摘した。
 28日午後1時半から松山市三番町6丁目のコムズで一般向けセミナーも開催。黒沢さんのほか、東京のNPOねこだすけの工藤久美子代表が取り組みを紹介する。


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セラピー犬「ホープ」、アイドルに 岐阜老人ホーム入居1カ月

中日新聞


ふれあいを通して人に「癒やし効果」を贈るセラピー犬「ホープ」が、岐阜市北一色の養護老人ホーム「岐阜老人ホーム」で入居者と暮らし始めて一カ月余りが過ぎた。二十八日には、育ての親となった県動物愛護センター(美濃市)の職員がホームを訪れ、ホープの活躍に目を細めた。

 九十人が入居するホーム内を、ゴールデンレトリバーがしっぽを振って自由に歩く。姿を見つけた入所者は「ホープ、どこ行くの」と次々に声を掛ける。推定八歳の雌、ホープは今やアイドルだ。

 ホープは昨年一月、迷子犬として東濃地域の保健所に届けられ、愛護センターが譲り受けた。当初は臆病で、訓練した職員の鷲見英之さん(45)は「小さな音にもビクビクしていた」と思い返す。恐怖心を少しずつ取り除いた昨年六月、センターでは初のセラピー犬として訓練を開始。トイレなどをしつけられ、高齢者のつえに驚かないことも学んだ。ホームにやってきたのは一月二十二日。鷲見さんはそれ以降、里心がつかないようにと訪れておらず、この日が久しぶりの対面となった。

 ホームでは、ホープの周囲がみな笑顔になっていた。佐伯蓉子さん(81)は「入所するまで一緒に暮らしてた犬によう似とるで、抱きついちゃう」と笑う。

 鷲見さんは「臆病だったホープがここまで利用者さんを喜ばせてくれるなんて」と驚きつつ、「期待通りの仕事をしてくれている」と喜ぶ。

 センターでは、次のセラピー犬も訓練しており、受け入れ先となる施設や団体を探している。譲渡料七千円が必要。(問)県動物愛護センター=0575(34)0050

(水越直哉)


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動物保護施設の老犬たちをプロが無料でグルーミング→引き取り手が増加

livedoorニュース

殺処分されるペットたちをいかに減らし、ゼロに近づけるか。難しい問題ですが、非常に興味深いアプローチが行われています。

動物保護施設(シェルター)や保健所に収容される動物たち。場合によってはある期日を超えると殺処分という最悪の結果を迎えることになります。現在日本でもこの問題は大きく取り上げられるようになり、殺処分ゼロを目指して多くのアクションが行われています。
ですが、もちろん1世帯で何十匹ものペットを引き取ることはできません。こうした施設を訪れて引き取る側も、自らの家族として長く暮らしていくことを考えて決断を下します。そうした中で、どうしても不利になってしまうのが年老いた動物たち。
そんな現実を少しでも変えようと動き始めたのがニューヨーク在住のペット美容師Mark Imhofさん。年老いてくたびれた動物たちがなかなか引き取られていかないのなら、トリミングしてお風呂に入れてピカピカにしてあげたらどうだろうか、と考えたのです。


MarkさんはAnimal Care Centers of NYC(ACC)で年老いた犬たちを次々とヘアカットし、見違えるほど可愛らしくしていきます。この結果として引き取り手が見つかった犬たちも多いとのこと。グルーミングで見た目がよくなるのはもちろんのこと、犬たちが快適さを感じて態度がより落ち着いたものになることも引き取り手の増加には関連がありそうです。








MarkさんはFacebookやInstagramでMark The Dog Guyという名前で犬たちのビフォーアフター画像を掲載。引き取りに関する情報と共に拡散するなど、積極的に里親捜しにも取り組んでいます。
Markさんはかつてニューヨーク大学でMBAを取得してコンサルタントを生業とするバリバリのビジネスパーソンでしたが、その生活の中で生気の抜けたようなMarkさんを見かね、好きだった犬と触れ合うことを提案。ペット美容師に転職を果たしたという過去を持っています。現在は無料でのグルーミングを続けながら、自らのペットケアビジネスも立ち上げて活動中です。
日本の保健所での殺処分ゼロのためにやるべきことは山ほどありますが、動物を清潔に可愛らしくケアすることで引き取り手を見つけやすくするというのは意外な効果が生まれそうです。
He Gives Shelter Dogs Free Haircuts So They’ll Get Homes
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あれから5年…いまを生きる“福島の被災犬”が伝えてくれること

女性自身


岐阜県岐阜市。長良川にほど近い町の一角にあるNPO法人日本動物介護センターで訓練を重ねているのが、福島生まれの雑種犬・じゃがいもだ。目指しているのは、災害時に行方不明になった人たちを、嗅覚を使って見つけだす、災害救助犬。なにゆえじゃがいもは、福島から遠く800キロも離れた岐阜にやってきたのか。同センターの山口常夫理事長(64)が説明してくれた。



「私どもは、元の飼い主さんが避難先で飼育できなくなった飯舘村の犬を50頭以上引き取り、育ててきました。じゃがいもも、その1頭です」



2011年3月11日の東日本大震災3カ月後の6月、じゃがいもは元の飼い主である井上キミエさん(52)の自宅で生まれた。井上さんは生まれも育ちも福島県の飯舘村。かつて日本でもっとも美しい村の一つとされた自慢の故郷は、原発事故を受け全村避難を命じられる。井上さんも県内の借上げ住宅での避難生活を強いられた。



「飯舘でこれ以上この子たちを飼うことはできません。人間だってもうここには住めないんだから……。せめて、この子たちには安全なところで、かわいがってもらって、幸せになってほしい」



井上さんは涙ながらに、じゃがいもとそのきょうだい、計5頭の子犬を山口さんに託した。山口さんがインターネットで新しい飼い主を募集するとすぐ、最初の1頭に東京からもらい手がつく。その後も順調に、名古屋、岐阜、新潟と新しい飼い主が見つかり、気付けば山口さんのもとには真っ黒な子犬だけが残った。



「おまえ、どうする?」



山口さんには夢があった。これまで5頭の災害救助犬を育てた経験はあるが、どれも血統書付きのエリート犬。いつかは雑種犬を訓練し、救助犬に育ててみたかった。



「救助犬の訓練は生後半年ほどから始めます。飯舘村から預かった犬たちのほとんどが成犬でしたが、この子は訓練開始にちょうどよかった。ただ、災害救助犬になるためには厳しい訓練を乗り越え、合格率約20%という試験にパスしないといけない。果たしてこの子にできるだろうかと悩みましたが……」(山口さん・以下同)



故郷を追われたこの子犬が、見事災害救助犬になれたなら、福島の人たちの、飯舘村の人たちの励みになるはず−−。山口さんは腹を決めた。そして’11年12月。じゃがいもの訓練が始まった。まずは煙や火、重機やサイレンの音など、災害現場で想定される状況に慣れること。臆病な犬はその環境だけで腰が引けてしまうが、じゃがいもは難なくクリアしてみせた。



「お、これはいけるか、と思ったんですが……」



試験では「待て」「座れ」などの指示にきちんと反応する「服従」、人がいることを周囲にほえて知らせる「告知」、がれきの中にいる人を探す「捜索」の3つが試される。



「じゃがいもは服従も、捜索もできるんですが……ほえて知らせることが大の苦手」



食べ物が欲しかったり、危険を察知したときなど、自分から相手に伝えたい情報があってはじめて犬はほえる。生きている人間をその場に見つけたとしても、本能的にほえる理由にはならない。



「人間だって悲しくもないのに『泣け』と言われると困るでしょ。そんな感じではないでしょうか」



試験は年に2回。じゃがいもは’12年秋からこれまで8回トライしたが、残念ながら合格には至っていない。が、山口さんは、合格を目指すいまの姿を見せることこそが、じゃがいもの使命なのかもしれないと感じている。



「あれから5年もたつのに、福島はとても復興しているとは言えません。うちで預かっている犬の飼い主さんはご高齢の方が多く、皆さん故郷に帰りたいと言います。その気持ちを押し殺して今日まで頑張っているんです。5年間も頑張ってきた人にこれ以上『頑張れ』と言うのはおかしいでしょ。そういう人たちに、何度落ちても頑張るじゃがいもの姿を見てもらえばいいなと思っています」


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保護活動はイルカや鯨ばかり…かわいそうな象さん

産経ニュース


リベラルな土地柄とあって、周りは動物愛護家だらけ。知り合いのニューヨーカーもその一人で「どうして社会は関心を持ってくれないのだ」と憤慨する。

 このニューヨーカーは「アフリカ象の保護」に矛先を向けている。高額な象牙を狙った狩猟がアフリカの中央部で横行しているのだが、「米国人の反応が鈍い」。国際条約で象牙取引が全面的に禁止されているのに、「米国内の反密猟キャンペーンは盛り上がりに欠ける」そうだ。

 米コーネル大学の象研究チームを率いるピーター・レッジ部長によると、「遠距離でも超低周波を用いて相互交流するなど、象ほど高い知能を持った哺乳類は珍しい」。同チームではこの超低周波をアフリカで収集することで、象の生態を解明したり、密猟の被害を把握しようとしている。

 活動資金についてレッジ部長は多くを語らないが、前述のニューヨーカーは、「高い知能の動物保護でも、欧米ではイルカ・鯨の方がゾウの保護活動よりも人気で、資金支援も得やすい」と解説する。「支援格差」を数字で証明するのは困難だが、確かに、欧米メディアの報道を見る限り、イルカ・鯨の保護を主張する論陣の方が目立つ。

 訓練すれば、象は絵がかけるほど賢いそうだ。なのに、マーケティング力で劣るのはなぜ?(松浦肇)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:30 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月28日

生後8週まで犬猫は親元に ー全国初は札幌市からー

マイナビニュース


札幌市で全国初となる「8週齢規制」が条例化!

みなさんは現在ペットショップなどで販売されている仔犬や仔猫は、生まれて何日目で親元から離されてガラスケースにならべられているのか、知っていますか?

今はペットショップというよりも、大型のホームセンターやスーパーなどの一角に生体販売のショップが入っているスタイルが多く、買い物ついでに子ども連れのお客さんの楽しみのようなスペースになっているところも多いですね。

仔犬や仔猫は幼ければ幼いほど人の心をつかみやすく、売りやすいのでしょう。
現在の法律では生後45日を過ぎれば販売できることになっています。
生後45日というのは、実は親や兄弟と触れ合い遊ぶことで適度な社会性を学ぶ大切な時期でもあり、身体的にもちょうど生後40日すぎ位から母親からの移行免疫が減り始め、免疫力が低下する時期でもあるので、生まれた環境から引き離すには適切とは言えないのです。

すでに欧米先進国の多くで8週齢、つまり生後56〜62日までは仔犬を生まれた環境から引き離すことを法令で禁じているのですが、残念ながら日本では犬猫を生き物としてより、売り物としてあつかう法律がまかり通ってしまう国なので、このたった2週間くらいの引き延ばしを全国一斉に気持ちよく施行できなかったのです。

2013年に全国からのパブリックコメントにより環境省が改正した動物愛護法には「生後56日を経過しないものについて、販売のためまたは販売の用に供するために引き渡し又は展示をしてはならない」という条例が新設されましたが、動物取扱業者らが作る業界団体や一部の国会議員が強く反対した結果、この本則の56日つまり8週齢が16年8月までは45日という付則がつけられてしまいました。

16年8月それ以降も、法律に定める日まで49日と読み替えられこの付則が各自治体の取り組みの足かせになっているらしいのです。

東京都や大阪府もこの規制を提案しながらも国の定めた、いつ実現するのかわからない経過措置のために実現しないままになっているのです。

そんな中、札幌市の取り組みはなぜ実現したのでしょう?

札幌市は市動物愛護管理条例案として、生後8週齢までは親と子を一緒に飼育することを「動物の福祉の向上」を目的としてこれを犬猫の飼い主に対して義務づけたのです。すべての犬猫の飼い主に義務付けたので繁殖業者やペットショップも例外ではないということです。

札幌市が10月の施行をめざす今回の市動物愛護管理条例案は、「飼い主の努力義務」としてこの条例をさだめたことが画期的で、議会のすべての会派が賛成の意向だということですので、全国に先駆けてやっと当たり前の条例が成り立ちそうだということですね。

真の動物の福祉の向上を目指して

飼い主の努力義務の中身は?

生後8週齢の取り組みは、販売を目的とする繁殖業者の取締りにも期待を持てるものです。
その意味からすると、飼い主の努力義務としてこの条例が施行されたとしても、劣悪な環境で一生に何度もぼろぼろになるまで子供を出産させ、適切な運動も病気の治療もしないで必要がなくなったら処分するという現実がなくならないと意味がありません。

札幌市では、販売業者にたいして「犬猫等健康安全計画」として生後何日目まで自分のところで育てているか具体的に記入,提出するよに指導していますが、これも施行後は生後8週間以上と書き直すように指導する予定だそうです。
どうかその中身が健全で適切な広さの専用スペースでゆったりと育てること、母犬の健康に常に配慮し、無理な繁殖を避けることという人道的で、ある意味当たり前のもっと細かい条例に発展して行ってもらいたいものですね。

飼い主の努力義務は他に、犬の場合は排泄を済ませてから敷地外に連れ出すよう勤め、ふんなどの処理用具をもつこと、特定犬・・・土佐犬、ドーベルマンなどにかんしては飼い主以外が容易に近づけないようにすること、人への危害防止の義務に違反した場合の罰金強化、等が挙げられています。

また、札幌市では飼育できなくなった犬猫の引き取り、保護、返還手数料、放し飼い、糞の不衛生などの罰金の検討も盛り込んでいます。

しかしここで疑問なのが飼い主への責務に対しては具体的に罰金制度まで検討しているのに動物取扱業者に対してはあくまでも努力義務であることです。
せっかく全国初の条例にふみだすならば、飼い主側の責任だけでなく、業者に対して細かく観察し、反則したら厳しい罰金なりを考えるべきではないでしょうか。

まとめ

犬猫生後8週齢規制への道のりは札幌市の施行で、なるべく早く日本全国に広がってほしいものです。
動物愛護法に積極的な一部の議員は視察や勉強会をひらき、愛護団体や、獣医師などと協力して意見を取りまとめ議会に提出する取り組みをしてくださっているようですが、まだまだ日本の現状では当の犬猫の命の重さを一番に考えてすぐに行動に移すことが困難なようです。

そもそも、生体販売そのものについてもっと議論すべきですし、飼い主の努力義務にもうひとつつけくわえられるなら、「ペットショップやインターネットで安易に犬猫を購入してはならない」というものを入れてほしいです。

すべての条例のまず先にあるのは日本の国から犬猫の殺処分という恐ろしい現実をなくすことだと思うからです




posted by しっぽ@にゅうす at 07:29 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫の譲渡が前年比2倍!攻めに転じた京都の動物愛護センター

T-SITE


動物愛護センター、と言われるとどんなイメージを浮かべるだろうか。暗い雰囲気の施設、殺処分を待つおびえた犬猫たち・・・といった情景がよぎる人も多いだろう。しかし、試行錯誤をしながら転換を図る動物愛護センターが京都にあった。
公園と一体化した、ふらりと行きやすい愛護センター
昨年5月に新しくオープンした京都動物愛護センター本所。京都駅からもアクセス便利な上鳥羽公園内にある。オープンに合わせて、動物愛護活動でも知られる女優・杉本彩が名誉センター長に就任したことでも話題となった。
まず目を引くのが、猫の展示スペース。外からでも猫たちの様子がうかがえるようになっている。この日もスペースにいたモモコちゃんとミルちゃんが、通りがかる人をなごませていた。
↑公園内の施設のため、誰でも見ることができる展示スペース
↑「趣味は人間観察」とでも言いたげなモモコちゃん
↑記者に対して絶妙なツンデレを見せてくれたミルちゃん
↑クールさと甘え心が同居するイケメン、ピエールさん。この直後に卒業(※飼い主が決定)となった。新しいお家で幸せになって欲しい。
公園と一体化しているため開放感があり、家族連れでも訪れやすい雰囲気。土日もオープンしている。1万uある公園は、以前はうっそうとしていたが、センターと同時にリニューアルされた。
↑一般利用も可能なドッグランを併設
↑ドッグラン爆走からの、記者に突進&じゃれつきのコンボを披露してくれたハヤトさん。彼もこの施設に引き取られ、新しい飼主を待つ身だ。
↑入所歴4年というだけあり、お散歩中もどことなく威厳が漂うタロウ先輩
↑施設の屋根にはソーラーパネルが。動物愛護施設としては全国初の地中熱利用システムもあり、これらは動物たちの世話や、災害時に公園が避難場所になった際にも利用される。
生かす/殺す二択からの脱却を
施設の担当者さんにお話を伺った。
しらべぇ編集部:ドッグランがあるなど、これまでのイメージを覆すようなたたずまいの施設にみえます。そういったハード面での改革のほかに運営、つまりソフト面ではどのような特徴があるのでしょうか。
京都動物愛護センター 担当課長補佐 南秀明さん(以下、南さん):京都「府」と「市」、つまり都道府県と政令指定市が共同でセンターを運営しており、これは全国でも初となっています。また、ドッグトレーナーなど外部専門家の監修をもとに、職員としっかり連携をとりながら犬の行動修正(しつけ)にあたって譲渡を促進する「京都方式」であったり,ボランティアとの協働で犬猫の日頃のケアをするなど、内外との連携をとっているのが特徴だといえます。
しらべぇ編集部:府と市が共同で、ということは二重行政の解消にも繋がるということですね。「京都方式」のメリットをもう少しお聞かせください。
南さん:これまでセンターにきた犬に対して、譲渡に適するか、あるいは攻撃性などで譲渡に適さない・・・つまり、やむをえず殺処分するかという二択の即断に迫られていました。収容数にも限界があります。
しかし、トレーニングによって譲渡対象に移行できる犬が増えました。移行した動物は飼い主が見つかるまで(殺処分されずに)ここにいることができます。猫たちもボランティアスタッフや職員と接する機会が多くなることで人馴れし、譲渡が成立しやすい一因になっていると思います。
積極的なSNS投稿の裏にある思い
ソーシャルメディア担当の職員さんにもお聞きした。
※画像は京都動物愛護センターFacebookページのスクリーンショットです
しらべぇ編集部:ニッチな分野かと思うのですがFacebookやTwitterですでに1000以上のフォロワーがいますし、投稿すればすぐ100件以上のいいね!がつきますよね。行政としてはやや攻めているというか、いい意味でお役所らしくないフレンドリーさについ読んでしまいます。
京都動物愛護センター 獣医師 河野誠さん(以下、河野さん):はい、できるだけフランクになるように心がけています。動物たちが必要以上にかわいそうに見えると違うメッセージ性を持ってしまいますし、適度なユーモアさも出したいなと、試行錯誤はしています。
猫の譲渡数が倍増!だが・・・
こういったハード/ソフト両面での改革が功を奏して猫の年間譲渡数、つまり新しい飼い主が見つかる件数が約2倍となったそうだ。これは大きな成果だろう。
しかし、施設へ収容される動物がなくならない限り、殺処分もゼロにはならない。そのため、セミナーや小中学校への出前授業など地道な啓蒙活動も積極的におこなっているとのこと。
取材中、南さんが「そもそも、この施設が不要な世の中になってほしい」と漏らした。動物たちへの愛情を持ちながらその不幸とも直面する葛藤が垣間見え、胸が詰まった。
↑施設の傍にたたずむ供養塔
京都動物愛護センター〒601-8103 京都市南区上鳥羽仏現寺町11番地 (近鉄京都線十条駅から歩いて約5分)http://kyoto-ani-love.com/
京都動物愛護センターFacebookhttps://www.facebook.com/anilove.kyoto/
京都動物愛護センターTwitterhttps://twitter.com/kyotoanilove
(文/しらべぇ編集部・伊東宏之)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:27 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする