動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年04月30日

飼育グッズ、貸し出しや支給 熊本市動物愛護センター、ペット同伴の避難者に [熊本県]

西日本新聞


熊本市動物愛護センター(同市東区小山2丁目)は、熊本地震で犬や猫などのペットを連れて避難生活を続ける市民に、飼育グッズの無料貸し出しや支給を行っている。センターには「ペット同伴の避難生活に役立てて」と、全国から多くの支援物資が届いている。

 貸し出し品はケージ(大中小)、コンテナ型のバリケンクレート(大中小)、犬用サークル、猫用キャリー(かご)など。支給品は犬・猫用フードや首輪、リード、食器、鳥・小動物用フード、ペットシーツ、犬用おむつ、猫砂など。

 貸し出しと支給は、同センター愛護棟で実施。平日は午前10時〜午後4時、5月8日までの土日祝日は午前10時〜午後3時。センターは「家族の一員としてペットを守るグッズがそろう。避難所によっては動物アレルギーのある人もいるので、配慮が必要になる」と話している。センター=096(380)2153。

=2016/04/30付 西日本新聞朝刊=


posted by しっぽ@にゅうす at 06:25 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被災犬1匹受け入れ 鳥取県、飼い主を募集へ

日本海新聞


鳥取県西部総合事務所生活環境局犬管理所(米子市東福原1丁目)は28日、熊本地震で被災した熊本市動物愛護センターで保護されていた犬1匹を受け入れた。

県西部総合事務所生活環境局犬管理所に到着した犬の旺多=28日、米子市東福原1丁目
 同センターは、地震の影響で犬猫の受け入れが増加するとして、環境省を通じ近畿、中国、四国地方の自治体に犬29匹、猫2匹の受け入れを要請。このうち犬1匹が鳥取県に譲渡された。

 犬は推定3〜5歳の雑種の雄で名前は「旺多(おうた)」。昨年12月、熊本市内で保護された。熊本市を27日夜出発し28日午前、米子市に到着した。長距離の移動や環境の変化に少しおびえていたが、職員になでられると落ち着いた様子だった。

 県西部総合事務所生活安全課の林原健吉係長は「落ち着きを取り戻し、責任ある飼い主に引き取ってもらえたら」と話した。

 同管理所で1週間程度生活し、5月に県のホームページで飼い主を募集する。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:24 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットの健康相談、治療 福岡VMATの獣医師が被災地入り

読売新聞


災害時に動物の救護を担う、福岡県獣医師会の「災害派遣獣医療チーム」(福岡VMAT)が県内に入り、被災地でペットの健康相談や治療にあたっている。2013年、全国で初めて発足して以来、初の本格出動。ペットと共に、慣れない避難生活を過ごす飼い主に安心感を与えている。

 「愛情をいっぱい注いであげて」。益城町内の避難所に設けられたペット健康相談コーナー。生後3か月の子犬を連れてきた親子に福岡VMATの獣医師が語りかけると、不安そうな表情が安堵あんどに変わった。

 親子は子犬が他の動物と接触するのを避けるため、車内泊を続けていた。子犬に嘔吐おうとや下痢の症状が出たため、駆け込んだ。

 診察を行った獣医師は重い病気ではないことを確認し、「地震が続く環境下でストレスを受けている。体調の変化は当たり前です」と説明。飼い主の女性(46)は「不安だったので、専門の人の話を聞けて安心した」と話した。

 福岡VMATは、11年の東日本大震災でペットの救護が課題となったことを受け、全国に先駆けて結成された。所属する獣医師や獣看護師が災害時の行動の仕方を学んできた。

 熊本地震では、熊本県獣医師会の要請を受けて24日に到着。5月上旬まで益城町のグランメッセ熊本と熊本市役所のペット健康相談コーナーで診療したり、獣医師のいない地域を移動診療車で訪ねたりする。

 メンバーの船津敏弘獣医師は「初めて現場に出て、ニーズの高さを感じた。つらい避難生活をペットと共に乗り切る手助けになれば」と話している。

2016年04月30日 Copyright c The Yomiuri Shimbun


posted by しっぽ@にゅうす at 06:19 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地震が起きたときに、ペットの不安を和らげる方法

ガジェット通信


J-WAVE平日夜の番組「JAM THE WORLD」(火曜ナビゲーター:掘潤)のワンコーナー「CASE FILE」。今週は、動物問題に詳しい作家の渡辺眞子さんにお話をうかがっています。

4月14日に発生した熊本地震では、多くの犬や猫も被災しました。東日本大震災以降、避難所での「人とペットの共生」を認めるガイドラインもまとめられていますが、現実には受け入れられないこともあるそうです。震災が起きたときにペットと一緒に避難するにはどうしたらいいのでしょうか。

ペットにとって地震とはどんなものなのか、動物に詳しい作家の渡辺眞子さんによると、人間が感じるのと同じように、驚き、恐怖、驚愕以外の何物でもないとのこと。

「地震が起きた、すごい音をして家具が倒れた、家族のみんながキャーキャー言って怖がっている…。これは動物にとっても非常に怖いことです。『これは自然災害なんだよ』とか『もうすぐ収まるよ』とか、言葉では伝えてあげられません」(渡辺さん、以下同)

ペットにとって、もっとも身近な存在の家族(飼い主)が落ち着かせてあげることが大事だと言います。難しいかもしれませんが、まずは飼い主側が落ち着きましょう。

「そして、大丈夫だよと安心させてあげる。普段の声と同じトーンで」

難しいところですが「大丈夫だよ」「一緒にいるよ」「ほら、もう平気」などと言いながらペットに接することは、飼い主自身にとってもリラックス効果があるのではないか、とのことでした。

被災地には、ペットが入れる部屋を確保している避難所もあるそうです。また、「猫は地震が起きるとタンスの裏に入ってしまい、犬よりも捕まえにくいことが多い」とも。猫を落ち着かせて救出するのは難しく、普段からいろいろなことを想定して、家族みんなで相談しておきたいものです。

【関連サイト】
「JAM THE WORLD」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/


posted by しっぽ@にゅうす at 06:16 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月29日

札幌のペットショップで火事

NHK


28日朝、札幌市西区のペットショップで火事があり、けが人はいませんでしたが店の中にいた犬や猫など数十匹が死んだ可能性があるということで、警察が詳しい状況を調べています。
28日午前7時半ごろ、札幌市西区発寒14条5丁目の「ペットショップビバリー」から白煙が吹き出ていると、近くに住む人から消防に通報がありました。
消防車8台が駆けつけて消火活動を行い、火はおよそ4時間後に消し止められました。
けが人はいませんでしたが、警察によりますと当時、店の中には犬や猫などがおよそ50匹いたということで、このうち数十匹が死んだ可能性があるということです。
ペットショップは2階建てで、警察と消防が店の関係者から事情を聴くなどして火事の原因を調べています。
ペットショップの近くに住む60代の夫婦は「消防車のサイレンがけたたましく鳴っていたので外に出てみたところ、ペットショップの2階からもうもうと黒い煙と炎があがっているのが見えて、とても驚きました。以前、犬を飼っていたときにお世話になった店だったので、たくさんの犬が死んでしまったと聞いてとても悲しいです」と話していました。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:53 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

受け入れてもらったワン/徳島

読売新聞


 ◇熊本で被災の犬 神山で来月譲渡会

 県や県獣医師会などでつくる「県動物愛護推進協議会」は28日、熊本地震で被害を受けた熊本市動物愛護センターから犬1頭を受け入れた。5月に譲渡会を開き、新たな飼い主を探す。

 同センターは地震で敷地内に地割れが生じるなどの被害があったが、保護していた犬や猫の脱走などはなかったという。「殺処分ゼロ」を掲げている熊本市は、保護した動物は新たな飼い主が見つかるまで同センターで収容することにしているが、一連の地震で迷子犬が増加。新たに収容する頭数が増えたため、厚生労働省が引き取りを西日本各地の自治体に求めていた。

 引き受けたのは雌1頭で、雑種の中型犬(推定4〜6歳)。約1年前に保護され、人慣れしており、ワクチン接種も済ませているという。

 同協議会は5月22日、神山町の県動物愛護管理センターで譲渡会を開く予定。参加には同15日までに申請が必要で、問い合わせは同センター(088・636・6122)。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:49 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【犬との暮らし方】犬に好かれる者がリーダーになる

ガジェット通信


犬は社会的動物であることは、科学界でも一定の合意を得ています。狼を先祖とする犬は、狼の群れの性質を色濃く残しています。なぜ群れを形成するのか。他の肉食動物よりも体の小さい狼は、単独では弱い存在です。狩りの成功率も下がってしまいます。よって、個体群(パック)を形成して皆で力を合わせることで、狩りの成功率を上げ、住処である縄張りを守ることができるのです。
こうして進化した狼は、その後に犬へと更なる進化を遂げました。犬への進化の過程では人の介在によって、この群れの性質は少し弱まっているとの認識もあります。いずれにしても、犬はこの群れの性質を色濃く残しているからこそ、人と協力関係を築けるわけです。もし、犬が単独で生活する動物であれば、犬は人と一緒にいる必要もないでしょうから、私達の愛犬のように人と仲良くなることもしないでしょう。

リーダーの決まり方
ではリーダーはどのようにして決まるのか。この問題について、オランダのヴァーヘニンゲン大学の動物行動学者らが研究・調査を行い論文を2015年に公表しています[1]。
この研究で、犬が服従を示す行動が地位を示す指標となっていることを明らかにしました。研究では16頭の様々な種類の犬(子犬〜成犬で不妊治療はしていない)の個体群の生活を観察して、行動を24種類・ボディーランゲージを7段階に分けて評価しました。
その結果、リーダーは服従を示す者によって作られることが判りました。行動の観察では、攻撃的な仕草と服従的な仕草が比較されます。攻撃的な行動は、群れの上位(優位)・下位(劣位)で双方で行うことが観察され、一方で服従的な仕草は、下位の犬しか見られないことが判りました。
イアン・ダンバー(獣医師・動物行動学者)の指摘する劣位階層性は、まさに的を得ていた結果となりました。

つまり、攻撃的な仕草や振る舞いがリーダーを作っているのではなく、劣位の個体が特定の個体に服従的な仕草をすることで、優位者が決まってくるということです。しかも、その階層は一直線に序列を作るとしています。みんなから慕われる者が優位となり、信頼が集まることでリーダーになるということです。犬の群れはボトムアップで成り立っているということが判ります。このような服従によって成り立つ直線階層は、狼とイタリアの野犬の群れでも見られることが、これまでの研究でわかっているそうです。

我々の社会でも、暴力などの攻撃的な行動でトップを決めるのには抵抗があるはずです。信頼を集めた人がトップになる方が、納得がいくでしょう。人も狼や犬と同じ社会的な動物です。この群れのシステムの根本は同じと言えるでしょう。人間の場合は、悪い意味で事情が複雑になっているかも知れませんが……。

犬が見せる服従行動
私達の愛犬も、日常的に服従的な仕草を行います。飼主が帰宅すれば、犬は耳を下げ、尾をたくさん振りながら、口を舐めて熱烈に歓迎してくれます。犬のこうした行動は、野生の狼でも見られます。親であるリーダーが住処に帰ってくると、子ども狼達も同じ仕草をします。子供達は、親狼に絶大な信頼を寄せているからこそ、帰ってきたことに喜んでいるのです。

この研究から判ることは、犬に信頼されて好かれることが、群れの中でリーダーになるということです。犬から信頼を得るためには、まずは犬に好かれることです。犬を力で抑えたりしては、せっかくの信頼を傷つけてしまいます。愛犬が喜び、楽しめるアクティビティーを行うことで、犬は飼主に対してポジティブな印象を持つでしょう。こうした日々の犬との接し方が、信頼のあるリーダーを作ってくれます。我々は、「飼主がリーダーとなる」と決める必要はないのかも知れません。リーダーは、犬達が自発的に決めてくれます。
 
誰がリーダーとなるかは、飼主次第といったところでしょうか。

参考文献:
[1]JoanneA.M.van der Borg,Matthijs B.H.Schilder,Claudia M.Vinke,Han de Vries(2015),Dominance in Domestic Dogs:A Quantitative Analysis of Its Behavioural Measures,PLOS ONE



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