動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年04月07日

札幌市の英断「犬猫は生後8週間親と飼育」 一方その他は?

おくたま経済新聞


北海道札幌市が日本で初めてとなる「犬や猫は生後8週間は親と一緒に飼育してから譲渡する」との努力目標を盛り込んだ「札幌市動物愛護管理条例」を可決しました。3月末に報道され、動物好きな人たちからは「やっと日本もそうなるか」「札幌に他も続いて欲しい」などの声がネットにはあげられています。なお、施行は10月からです。

現在の日本の法律では生後45日、すなわち約6週間を過ぎれば販売していいことになっています。
けれどこれ、犬猫にとっては移動や環境を変えるにはまだまだ不十分な期間。


ペットショップで売られる猫

一般的に生まれた子供は母親のお乳を吸って育ちます。この初乳には母親の持つ免疫力である『移行抗体(母子免疫)』が含まれており、無抵抗な子供の体をウィルスや細菌から守ります。6週間ではまだ離乳時期ではないために、伝染病などの病気にかかりやすくなります。

さらに、この時期は親や兄弟と遊ぶことで大事な社会性を見につける時期でもあります。
そのために、生後6週間で売りに出された仔たちは非常にしつけがしにくく、飼ったはいいけど懐かない、と棄ててしまう人が非常に多いと言われています。

ちなみに欧米で特にイギリス、フランス、ドイツ、アメリカの一部の州では法律で明確に母子分離を8週間後からと定めています。

■抜け道だらけ?日本の動物愛護法

2013年9月施行、改正動物愛護法 第22条の5には、出生後56日(8週間)を経過しないものについては、販売のための引っ越しや展示は行ってはならないとしているものの、附則第7条1により施行日から3年をたつ日までは「45日」とされています。
つまり2013年9月の施行日から3年間は45日で移動も展示も行えるということです。

「なら今年9月に8週間適用じゃないか。札幌なにやってんの?」と思われるかもしれませんが、実はこれには続きがあり、附則第7条2には、第7条1の期間を経過した翌日から、別に法律が定める日までの間、第22条の5の「56日」は「49日」にすると書かれているのです。
つまり9月になって変わるのは、期間が4日延びるだけ。45日→49日(7週間)になるだけです。

どうしてこんなことになったのか……。なにかずるずるにするだけの「ずぶずぶ」な背景があるのかもしれません。

【動物愛護法】
▼動物愛護法 第22条の5
犬猫等販売業者(販売の用に供する犬又は猫の繁殖を行う者に限る。)は、その繁殖を行つた犬又は猫であつて出生後五十六日を経過しないものについて、販売のため又は販売の用に供するために引渡し又は展示をしてはならない。

▼附則 第7条1
施行日から起算して3年を経過する日までの間は、新法第二十二条の五中「五十六日」とあるのは、「四十五日」と読み替えるものとする。

▼附則 第7条2
前項に規定する期間を経過する日の翌日から別に法律で定める日までの間は、新法第二十二条の五中「五十六日」とあるのは、「四十九日」と読み替えるものとする。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S48/S48HO105.html

■日本はペット販売について発展途上国

日本はペット販売事情については海外に恥ずかしいほど発展途上国です。
海外では禁止している国が多いペットショップでの陳列販売も日本では当たり前の風景です。
直接繁殖させたブリーダーから買い受けるのではなく、ブリーダーが競り市や大手ショップや問屋、ブローカーに卸し、そこからさらにペットショップを経由させるという販売方法はペットには当然優しくなく、2014年度に国内で流通した犬猫75万匹のうち2万3000匹あまりは死んだとも言われています。

無事、飼い主さんの下に引き取られても数日足らずで突然死してしまった、なんて言う話も決して少なくはありません。その場合はペットショップから「先天性の病気があった」なんて言う説明を受けたりもするそうです……。

ビジネス大国ゆえの拝金主義だと後ろ指さされまくっている日本でも、札幌市のように英断に踏み切る自治体が今後もっと増えていくことを願うばかりですね。

(文:大路実歩子)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:15 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「十分な注意が必要」ノーリードで犬飼育、ペット専門弁護士がリスクを解説

弁護士ドットコム


犬のストレス解消やしつけの一環として、リード(引きひも)を使わない「ノーリード」で飼っている人は少なくない。しかし、許可されていない場所でリードを外していたことで、トラブルになる可能性もある。ニュースサイト「産経WEST」の人気コーナー「衝撃事件の核心」では3月8日、こんな事例が紹介されていた。

大阪市の路上で2014年、急に走り出したノーリードのトイプードルが、親子2人が乗る自転車に衝突し、母親が骨折、娘が打撲を負う事故があった。親子は約450万円の損害賠償を求めて訴訟を起こし、飼い主側が300万円を支払うことで和解が成立した。

ノーリードの危険性については以前から指摘されているが、法的にはどのような問題があるのだろうか。ペット問題に詳しい渋谷寛弁護士に聞いた。

●条例で禁止されているケースがほとんど
「犬を自然のままの走らせたいと願い、うちの犬は絶えず側にいるので暴走などしないと信じている飼い主にとっては、散歩中常にリードでつないでおく必要はないと思えるかもしれません。広い公園や河原でノーリードで遊ばせていることもあるようです。しかし、ノーリードの状態が原因で事故を起こす例は後を絶ちません」

どんな事例があるのだろうか。

「檻から抜け出したシェパードが路上へ飛び出し、原動機付自転車と接触して運転手に骨折などの傷害を負わせたケースでは、飼い主に307万円の賠償命令が出されました(最高裁判所昭和56年11月5日判決)。砂浜で闘犬を逸走させ、散歩中の人に噛みつき溺死させたとして、懲役2年6月と罰金20万円の刑罰が科された事例(札幌地方裁判所苫小牧支部平成26年7月31日判決)などもあります。

ノーリードによる事故が多いことから、各地の自治体では、散歩する際のリード等の着用を義務付けることがほとんどです。東京都の条例では、散歩に関して『犬を制御できる者が、犬を綱、鎖等で確実に保持』しなければならないとしています(東京都ペット条例第9条1号ニ)。これに違反して犬を飼養し又は保管した者は、拘留又は科料の罰則が適応されることがあります(同条例第40条1号)。

リードをつけさえすればいいということではなく、体力のない人が大型犬を散歩する際はコントロールが効くかどうか確認する必要があります。リードが切れないか、つなぎ目の器具が壊れないかなど、日ごろから点検する必要もあるでしょう。小型犬だったとしても、飛び出してきた犬に驚いて自転車がバランスを崩すことはありうることです。


他人に怪我を負わせた場合は多額の賠償を支払うことになったり、警察沙汰になることもありますので十分に注意しましょう」

(弁護士ドットコムニュース)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:13 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットが持つ「癒やし効果」が絶大な理由

東洋経済


生後5カ月の子犬マックスがうちに来たのは、2014年3月のこと。犬アレルギーの人も反応を起こしにくい小型犬のハバニーズだ。

ワンちゃんを見せるとぴたりと涙が止まる

マックスにセラピー犬の資質があることは、すぐにわかった。キャンキャン吠えたり、唸ったりしないのはもちろん、どんな人にも愛敬があった。それは人間の側も同じだった。特に子供。泣いている子に、「ちょっとワンちゃん撫でてみる?」と話しかけて、フサフサの毛を揺らしてご機嫌のマックスを見せると、涙がぴたりと止まるのはほぼ確実だった。

そこで私は、グッド・ドッグ財団が運営しているセラピー犬のトレーニングを受けてみることにした。6週間の訓練に合格すれば、マックスと私は、病院や老人ホームや学校など、セラピー犬の効果が認められている場所を訪問する認証をもらえる。

トレーニングには飼い主も参加する。通常は4〜8組のグループ講習だ。犬の大きさや種による制限はない。ただ、トイレのしつけができていて、攻撃的でなく、知らない人や大きな音にも動じない気質でないといけない。また、車椅子やエレベーターを怖がらず、「おすわり」「ふせ」「ダメ」といった基本的な命令を学べる必要がある。穏やかな気質は必須。絶え間なく吠えたり、甘え噛みをしたり、飛び跳ねる犬は向いていない。

晴れて認証をもらい、マックスと初めて近所の病院を訪問したときのこと。「最悪の朝だった」と愚痴っていた女性が、マックスをベッドにあげて、大いに可愛がると、喜びで涙を流した。そして「マックスを連れて来て励ましてくれてありがとう」と、何度も私に礼を言った。

小児病棟では、ひどい喉頭炎で入院していたよちよち歩きの女の子が、マックスを見つけると奇声をあげて走り寄ってきた。まだ言葉を話せないくらい小さな子だったけれど、マックスと見つめ合うと、マックスの頭をなでてクスクスと笑った。マックスも笑っているように見えた。

私はこの活動にすっかり魅了されてしまった。そこで月に1度、マックスを連れてくることを病院に約束した。私の仕事のスケジュールが合えば、月に1度と言わず何度でも連れてくることも約束した(ただし訪問前にマックスをお風呂に入れることが条件だ)。

病院のスタッフにも効果

セラピー犬は、マックスのように小型でフサフサの毛がなくてもいい。近所の人が飼っているアメリカン・ピットブルのプーチーは、体重が42キロもある。それでもセラピー犬として、ブルックリンの退役軍人病院を訪問したところ、私たちと同じような経験をしたという。初めて会った老人に、「君のおかげで最高の1日になった」と何度も言われたというのだ。

ペットセラピーで癒されるのは患者だけではない。私が見たところ、慢性的にストレスにさらされている病院の職員たちも、患者と同じくらいセラピー動物に癒されているようだった。

セラピー動物は、目の見えない人の活動を補助したり、てんかんや糖尿病を持つ人の体調悪化を感知したりするといった介助動物とは違う。ペットセラピーの主役は、個人が飼っているペットだ。犬であることが多いが、猫やうさぎの場合もある。カンガルー、鳥、魚、爬虫類の場合もある。

そして飼い主が、病院や学校にペットを連れて行き、患者や子供や利用者の心の健康を高める手伝いをする。単調な入院生活から解放する助けになることもあれば、老人ホームの利用者を楽しませる場合もある。本の音読を嫌がる子供たちが、犬を相手に読み聞かせをすることもある(犬なら読み間違いを正したりしないから気が楽なのだ)。

精神科患者のグループセッションに、セラピー犬を「同席」させる病院もある。ノーステキサス大学のシンシア・チャンドラー教授によると、彼女が飼い犬ベイリーをグループセラピーに連れてくるようになると、セラピーの参加者が増えたほか、重い精神疾患を持つ患者の衛生意識や自己管理が改善したという。

退役軍人病院では、犬だけでなくオウムも、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の患者の不安を和らげる働きがあったという。ブルックリンの退役軍人病院でペットセラピーを運営する心理学者のバレリー・エイベルは言う。「セラピー犬の効果は絶大だ。みんな『次はいつ来るんだ』と聞いてくる。大型犬が患者のベッドに頭を乗せて、お互いリラックスしている姿も見られる」。

殺人犯も暴力傾向が低下

セラピー犬と20分一緒に過ごしただけで、患者のストレスホルモンの値が低下し、幸せホルモンとも呼ばれるエンドルフィンの値が上昇する。認知症の高齢者は、セラピー動物と交流した後、うつのレベルが低下する。また、サザン・メイン大学の研究では、セラピー犬の訪問が、重い認知症患者の興奮を落ち着かせることもわかった。

また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究では、セラピー犬と12分間交流した心疾患患者は不安レベルが大幅に低下し、心臓と肺の血圧も下がったという。

ペットセラピーは意外なところでも効果がある。あるプログラムでは、保護施設に引き取られ、「安楽死」を待っているだけの犬への訓練を、刑務所の受刑者に任せた。受刑者の中には殺人犯やレイプ犯もおり、多くが怒りをコントロールできないという問題を抱えていた。受刑者たちは犬を社会化し、人を信頼して行儀よく振る舞うようしつけ、簡単な命令を教えた。するとその過程で、受刑者たち自身の暴力傾向やうつ病の症状が低下した。彼らは思いやりを学び、目的意識を持ち、世話している犬から無償の愛を受けた。受刑者たちの訓練によって「リハビリ」を終えた犬たちは、多くの支援者に引き取られていった。カンザス州では、ランシング刑務所の「セーフ・ハーバー・プリズン・ドッグ・プログラム」で訓練を受けた犬1200頭が、ペットとして引き取られていったという。

わが家の犬もセラピー犬に、と思ったなら、まずはトレーニングの内容と費用を調べよう。トレーニングに参加するには条件が課されている場合もある。私の場合、マックスのワクチン接種と腸内寄生虫がないことを示す証明書(毎年更新が必要)を提出しなければならなかった。また、私自身が特定の感染症にかかっていないこと、エイズウイルスに感染していないことも証明する必要があった。病院では、私が薬物乱用者でないことも調べられた。

それでも、マックスと私が病院訪問から学んだことや経験は、こうした手続きの煩わしさを補ってあまりあるものだった。

(執筆:Jane E. Brody記者、翻訳:藤原朝子)

c 2016 New York Times News Service



posted by しっぽ@にゅうす at 08:12 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本で見たペットの飼い方に中国人観光客たち感嘆

livedoorニュース


ペットは飼い主に癒しを与えてくれる。しかし、飼育マナーをわきまえなければ、飼い主以外の人間にはストレスを与えることになりかねない。日本を訪れた中国人観光客のなかには、ペットの飼い方についても「日本から学ばなければならない」と感じた人もいるようだ。

 中国メディア・新藍網は1日、「日本人の犬の飼い方に、本当にちゃんと学ばなければならない」とする記事を掲載した。記事は、中国のネットユーザーが日本旅行をした際に「日本では風景の美しさ、ペットの生存環境の良さに加えて、飼い主の責任感も忘れられない印象が残った」と感想を残したことを紹介した。

 そして、日本における「ペットとの友情」とは、犬などのペットを放任することではなく、はっきりと境界線を設けてあげることであるとし、飼い主たちは公園ではロープをつないで他人に迷惑をかけないようにするなどといったルールを非常によく守っていると説明。飼い主の大部分がルールを守ろうとする姿勢があるために、ペット同伴可能な宿泊施設では有料無料に関わらずペットシーツなどの用品が準備されていること、中に入れない公共施設の外にはペットが待つための専用スペースが設けられていることなどを併せて伝えた。

 さらに、東京の公園では犬を連れて散歩する市民どうしがあいさつするほか、犬どうしも吠え合うようなことは少ないとしている。また、散歩時にロープをつけることは飼い主にとって愛犬に対する責任の表れであるとともに、通行人に対する配慮でもあると説明。「ルールを守ってこそ、犬はより多くの福利を得られるし、飼い主と一緒に楽しむことができるのだ」としている。

 このほか、多くの公共スペースにおいて、飼い主に対して自ら犬のフンを処理するよう喚起する掲示板が設置されていると説明。その効果か、公園や路上で犬のフンが散乱しているような現象は目にしなかったとも紹介した。

 中国でも犬をペットとして飼う人は多い。しかし、都市部など人口が集中した地域では、無駄吠えやフンの未処理が近隣住民とのトラブルに直結することになる。人間だけでなくペットを含めた「和諧社会」を作り上げるには、飼い主がしつけやマナー順守を徹底するなどして、近隣住民の理解を得るための努力を怠らないことが必要なのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:10 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米ウォルマート、卵をすべてケージフリーに切り替え

CNN.co.jp


ニューヨーク(CNNMoney) 米小売り大手のウォルマートは5日、2025年までに米国内のチェーン店で販売する卵をすべて、ケージ飼いされていない鶏が産んだケージフリー卵に切り替えると発表した。米国では大手食品会社やファストフードチェーン店が相次いでケージフリー卵への切り替えを表明している。
ウォルマートの販売は米国の食品販売の約25%を占めており、今回の発表でケージフリー卵の推進運動に大きな弾みが付きそうだ。
ケージフリー卵への切り替えは、ウォルマートが米国内で展開するチェーン店全4600店とサムズクラブの650店が対象となる。
動物愛護活動家によると、ケージで飼われている鶏は個々に極めて狭いスペースしか与えられず、羽を広げることさえできない状態にある。愛護団体のヒューメーン・ソサエティによれば、1羽当たりのスペースはA4サイズのコピー用紙1枚よりも小さいという。
ファストフード大手のマクドナルドは昨年9月、2025年までにケージフリー卵に切り替えると発表。ネスレ、タコベル、パネラブレッド、ゼネラルミルズ、ケロッグ、シェイクシャック、ホワイトキャッスルも最近、相次いで切り替えを表明した。
ウォルマートでは2001年から米国内の店舗でケージフリー卵を扱っていた。昨年には動物愛護上の懸念に対応できる解決策を見付けて実行すると表明していたが、100%の切り替え表明には至っていなかった。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:08 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする