動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年04月08日

【犬との暮らし方】しつけでは治らない犬の問題行動

ガジェット通信


犬が噛む、襲う、ひたすら吠える、自虐行為をする、などの深刻な問題行動を抱える犬は多く存在しています。もし愛犬がこれらの問題行動を持ってしまったら、誰に相談すれば良いのでしょうか。また、どのような対処が必要なのでしょうか。
世間には、「犬のリーダーになれ」や「犬を褒めてしつける」など、様々な方法が出回っています。しかし、これらは本当に問題行動へのアプローチとして最適なのでしょうか。
 
私のクライアントの多くに「トレーニングに出したけど治らない」や「犬の幼稚園に入れたけど悪化した」などのケースがあります。こうしたケースでは、いずれも問題行動の中でもダントツに対処が困難な、”人を襲う”や”自虐行為(強迫行動)”が多いのも特徴的です。
なぜ、トレーナーに預けたり、指導を受けても問題行動が解消しないのか。この理由はシンプルなものです。それは、問題行動の原因にアプローチできていないからです。
犬が問題行動を起こしているのなら、何故そのような行動を取るのかについて考えなければなりません。原因を突き止めずに対処をして無駄吠えが治っても原因は残ったままです。残った原因は違う問題行動を生み出すでしょう。ここでその行動の原因にアプローチできれば、原因が解消され、問題行動を起こす必要がなくなるわけです。
原因を突き止めるには、プロの行動心理カウンセラー(ドッグビヘイビアリスト)などによる徹底した観察が必要となります。原因の目処がたったら、行動修正プログラムを実施して問題となる行動を減らしていきます。

よく見られる、原因を無視した事例を見てみましょう。

よくある無駄吠えの対処法
・パターン1:
犬が吠えている時に、犬に嫌な印象を与える。例えば犬が吠えている最中に犬から見えないところで、丸めた新聞紙で床を叩き、犬を驚かせる。そして犬が静かにしている時に、褒めたり、おやつを与えたりをする。

・パターン2:
犬が吠えていても、一切構わないようにする。犬が吠えている時に、叱ったり、話しかけたりすると、犬は飼い主の関心を引けたと学習し、かまってほしい時に頻繁に吠えるようになる。
いずれも、この”無駄吠え”への対処としてよく知られている方法です。これらの方法は学習理論に基づいた方法であり、部分的には間違っていません。しかし大切な視点が抜けているのではないでしょうか。
何故、吠えているのかという、行動の原因が無視されているのが見て取れます。ヒトは無駄吠えと言いますが、犬にとって無駄な吠えなどありません。理由があるから吠えているのです。彼らが必死に吠えて訴えているのは何なのか。そこを見つければ、問題解決の半分は終わったも同然です。

例えば観察の結果、サークルに綴じ込められているのが不満で吠えているとしましょう。犬は「出してくれ〜」と叫んでいるわけです。この場合なら、サークルから出せば吠え止むでしょう。簡単ですね。
ここで飼い主さんは、「サークルから出すとイタズラが酷くて困るんです」と言うとします。ならば、何故イタズラをするのかの原因を見つければ、同様に解決に向かいます。イタズラの原因は、運動不足かも知れません。単に構って欲しいだけかもしれません。行動の原因は、犬や家庭の環境によっても異なるため、観察を行いながら原因を探求していく必要があるのです。

これらは、無駄吠えに限らず、ヒトを襲うなどの問題行動にも同じことが言えます。原因を取り除き、犬が問題となる行動をしなくても済むようにすれば、犬にもヒトにもストレスのない毎日が送れるようになります。
先の無駄吠えの例での方法で、無駄吠えを抑えたとしても、吠えている原因は残ったままです。吠えてはダメだと教えられた犬は、不満があっても吠えることが許されず、鬱憤は溜まり続けます。こうして溜まった鬱憤は次なる問題行動の火種になるのは明白です。

問題行動の発生メカニズム
犬の認知行動学では問題行動の原因として、大きく分けて二つの要因を挙げています。遺伝的要因と環境的要因です。これらは多くの病気でも同じです。遺伝的に神経質な個体なら、些細なことでも不快なストレスを受けやすくなります。環境的要因は、日常の生活に関わる全ての事柄が当たります。産まれてから飼い主の元に渡るまでの経験や、散歩、日頃の飼い主の接し方などが主な環境的要因となります。これら遺伝的要因と環境的要因のどちらか一方が要因となることもあれば、両方が影響することもあります。
深刻な問題行動の場合でもメカニズムは同じです。このような場合では心因性であることが多くあります。文頭に挙げた問題行動が見られた場合は、まずは獣医師の診察で外科的・内科的な問題がないことを確認します。獣医師から「心因性の疑いがある」という診断が得られた場合は、ドッグビヘイビアリストが原因を突き止めて行動療法や認知行動療法を実施します。
つまり、深刻な問題行動には、しつけやトレーニングでの対処は難しいということです。犬にとって何が必要かを見極めることが先決です。犬のニーズを満たすことを怠れば原因はそのまま残り、行動が悪化したり、更に深刻な問題行動へ発展してしまうでしょう。

原因に対処しながら行動療法などで問題行動が減少してきたら、犬にトレーニングを実施するのが望ましい方法です。また原因を無視したまま、過度なトレーニングを実施すると、犬はストレス状態が続き、問題行動は悪化します。こうした例が、冒頭に挙げたような例です。

容易に手に入る情報には注意が必要
世間には犬のしつけポータルサイトなどに、様々な対処法が書かれています。特に「直ぐに治る!」や「最新のしつけ法で簡単に治る!」などの対処法には気をつける必要があります。犬の行動の原因は、そんなに容易に判るものではありません。観察を繰り返し行い、犬の心理を読み解く作業が必要になります。
愛犬の行動に心配があるのなら、行動療法などに詳しいドッグトレーナーや、行動療法の専門家であるドッグビヘイビアリストに相談しましょう。行動療法は確立された療法です。時間がかかることはありますが、一定の効果が認められています。またこの行動療法はヒトの世界でもカウンセラーなどの臨床心理士が行っている療法です。

なるべく早く手を打てば、問題の悪化を防ぐことができます。飼い主さんは「私のしつけ方が悪かった」などと思う必要もありません。すみやかに専門家に相談し、問題行動の原因を見つけることが出来れば、犬もヒトも幸せに暮らせるようになるでしょう。

そして犬が穏やかになったら、楽しいトレーニングをたっぷり行い、愛犬に多くのことを経験させましょう。犬がストレスを溜め込んでいない状態なら、トレーニングは多くの効果を生みます。日々の楽しいトレーニングは犬の情緒を安定させ、飼い主との絆を作るのに大きく貢献します。

まず、しつけやトレーニングありきではなく、犬の心の叫びに耳を傾けたいものです。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:02 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の留守番、信頼関係が鍵

毎日新聞


人と犬がより良く生活する上で欠かせない犬のしつけに「留守番」がある。だが、家で待つ犬の問題行動に頭を抱える飼い主は少なくない。専門家は、犬の性格を把握し、飼い主不在時のストレスを軽減する配慮が重要だという。


(2)飼い主がその場を離れ姿を隠すとき、犬におやつを詰めた玩具などを与え、飼い主がいない方が良いことがあることを経験させる。飼い主が戻りしだい、玩具などは取り上げる。※(1)(2)を繰り返し行い、犬に意識づける。(荒井代表の話を元に作成)
 ●鳴き声、排せつ悩み

 「『犬がほえ続けて、うるさい』といった近所からの苦情に驚き、精神的にまいって相談に訪れる飼い主もいる」。こう話すのは、犬のしつけ教室DOGLY(東京都台東区)の荒井隆嘉代表だ。仕事で家を空けざるを得ないなど、常に犬と一緒にいられるわけではない。飼い主が悩む留守番時の犬の代表的な行動として、鳴き声に加え、不適切な場所での排せつや、家財道具の破壊行為が挙げられる。

 ●安心できる場所

 「そう簡単に犬の行動を改善できるものではない」とクギを刺す。まずは飼い主の努力次第で変えられる環境整備を勧める。

 犬の鳴き声が近所に迷惑をかけているのなら、「手土産を添えあいさつ回りし、対策を講じているが改善に時間を要することを伝えるだけでも印象が違う」と助言する。留守番時に犬が安心できる場所の用意も欠かせない。広すぎる空間は、むしろ犬が落ち着かない。水やトイレ、ハウス、お気に入りの玩具をそろえ、サークル(柵)内を居心地のいい環境にする。「犬に必要以上の排せつの失敗や破壊行為をさせずにも済む」。サークルは、道路沿いの部屋を避けるなど外部からの刺激の少ない場所に置く。室温管理も忘れてはならない。

 荒井代表は、飼い主の1日の生活を円グラフにし、犬が満足に活動できる時間を冷静に見つめてほしいという。犬も頭や体を使い、心が満たされなければ不満は募る。「一番効果的なのは散歩。日々の多忙を理由に怠っていないだろうか」と問う。飼い主自身の対応が難しいのなら、ペットシッターや、犬の保育園などを使うのも一つの手だ。

 飼い主と一緒にいるときはいい子なのに、不在時に起きる犬の問題行動の一因に精神的な「分離不安症」も指摘されている。

 ●分離不安症も一因

 赤坂動物病院(同港区)の柴内晶子院長によると、分離不安症とは、愛着の対象と離れることで生じるストレス行動だという。突然の生活環境の変化、雷や工事の音といった留守番時の予期せぬ怖い経験などが引き金となる。「家族への依存度の高い犬に見られる。この問題行動は家族に対する嫌がらせではなく、不安の表れ。帰宅後にしかっても犬は理解できず、注目を集めたと勘違いして繰り返すだけ。大騒ぎせずに静かな態度で対処を」

 犬が分離不安症か悩む前に、かかりつけの動物病院への相談を勧める。「身体的な痛みや、病気が原因にないか、まず確認すべきだ」と話す。分離不安症なら、飼い主の姿が見えないだけで落ち着かないのかなど、症状の段階を探る。治療は主に行動療法を行い、状況によって薬物療法との組み合わせになる。

 犬は人との信頼感のうえで生きているので、飼い主の心の持ちようも犬に影響を及ぼす。「根気よく、『離れていても大丈夫』と思える関係性を築くことが重要」と指摘する。【池乗有衣】=毎月第1火曜に掲載します


posted by しっぽ@にゅうす at 08:01 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬猫譲渡の場所 10日から毎週日曜

北海道新聞


函館市内の動物愛護ボランティアグループ「函館ワンニャンパトロール」が、定期的に犬猫の譲渡会やフリーマーケットを開催する場所を市内海岸町15の20に設けた。10日午前11時から同所で譲渡会を開く予定で、西田のり子代表は「譲渡会のみならず、動物愛護の啓発活動にも活用していきたい」と話している。

 同会は、傷ついた猫を保護するなどしていた個人ボランティアから広がる形で、2005年に結成。保健所の抑留期限が切れた犬や、保健所に持ち込まれた犬猫を引き取ってボランティアで世話をし、譲渡会で新しい飼い主を探すなどしている。一般家庭からの引き取りは行っていない。

 これまで、譲渡会は夏に月3、4回のペースで、店舗の駐車場などを借りて開いてきた。屋外のため冬場は開けなかったが、空いている持ち家を提供するとの申し出を協力者の市民から受け、無償で借りて用いることになった。

 建物は2階建てで、2室がある1階を使う。1室(12畳)は犬猫用のケージやテーブルを置いて譲渡会と同会の活動資金に充てるフリーマーケットが開催できるようにする。もう1室(6畳)はじゅうたんを敷き、来場者が猫などと触れ合える場所にした。

 譲渡会、フリーマーケットは毎週日曜に開く予定で、10日は子猫を含む猫約10匹とシュナウザー犬の新しい飼い主を探す。

 同会のメンバー、協力者は現在10人で、寄付やフリーマーケットの益金で資金を賄っている。保護している犬猫は約60匹おり、西田代表は「天候や季節に関係なく譲渡会を開くことができ、活動の幅が広がる。写真展示なども開きたい」と話している。問い合わせは同会(電)090・2692・7455へ。(押野友美)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:59 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小2男児犬にかまれけが

読売新聞


福岡県警八幡西署は7日、北九州市八幡西区鳴水町の鳴水屋形船公園で6日に同区の小学2年男児(7)が犬にかまれ、左頬と右膝を計20針縫うけがを負ったと発表した。

 発表によると、6日午後0時半頃、男児を含む小学生3人が公園で遊んでいた際、公園にいた中型犬(体長約70センチ)に触ろうとした男児がかまれたという。

 犬は白と黒が交ざった毛並みで、首輪はしておらず、飼い犬か野良犬かは不明。男児は自力で帰宅し、病院で治療を受けた。

2016年04月07日 Copyright c The Yomiuri Shimbun


posted by しっぽ@にゅうす at 07:58 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

子猫の「ミルクボランティア」始動

新潟日報モア

新潟県 生後2カ月間、一般家庭に委託

 県は、毎年2千匹を超える猫の殺処分を減らそうと、県動物愛護センター(長岡市)などに子猫の収容が増える春を迎え、一般家庭に子猫の世話を一定期間託す「ミルクボランティア」のオリエンテーションや面接を進めている。ストレスの少ない環境で子猫を健康に育て、新しい飼い主への譲渡率を高めようと期待を寄せている。...



posted by しっぽ@にゅうす at 07:57 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする