動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年04月10日

【犬との暮らし方】犬のリーダーになるってどういうこと?

ガジェット通信


犬のしつけやドッグトレー二ングの情報には、よく「リーダーになりましょう」などと書かれています。私の元に相談に来られる方にも、「リーダーになれていないのでしょうか?」というご質問をいただきます。一方でドッグトレーナーでも「リーダーになる必要はありません!」と断言する人もいます。
なぜ、片方は「リーダーになれ」と言い、もう片方では「リーダーはいらない」と拮抗してしまうのか。こうした正反対の意見の間で悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。

今回は“犬のリーダー”について考えてみたいと思います。

背景は昔のパックリーダー論
パックリーダーとは、犬の群れ(パック)のリーダーのことを指します。1970年代にはこのパックリーダー論が流行り、どのトレーナーも「犬のリーダーになれ!」と指導をしていたようです。もちろん、私はこの頃は生まれたばかりなので、当時の事は記録でしか知りません。私がドッグトレーナーの資格を取った時も、このように教わりました。
当時から言われているパックリーダー論を簡単に説明するとこうなります。

犬の先祖である狼は群れで生きる動物であり、群れには階層性がある。その頂点がリーダーであり、リーダーは他の個体を支配して、群れを存続させて活動を指揮する立場である。リーダーは他の個体の指示には従わず、劣位の個体はリーダーに服従する。これは犬にも同様に当てはまる。よって人がリーダーにならなければ、犬がリーダーに取って変わり、人が犬に支配されてしまう。なので人がリーダーとなるべきである。
これを別名“支配性理論”とも言います。支配か服従かの関係を説いたこの理論では、犬を厳しく支配する方法が取られました。それは犬同士や狼同士の支配性行動のように、犬を押さえつけるなどの“罰をもって力を誇示する”ものでした。犬が望ましくない行動をとったら罰で不安と恐怖を与えて、人の優位を犬に知らしめるというものでした。代表的なテクニックは、ジャーク・ホールドスチール・マズルコントロール・ロールオーバーなどが有名ですね。

しかし、その後の科学的研究で、このパックリーダー論は、事実と異なることが判ってきました。確かに狼では支配と服従の関係で群れが成り立つのですが、狼から進化した犬は、狼ほどの強い支配性はないという説が有力となります。群れの力関係のことをグループダイナミクスと言いいます。この犬のグループダイナミクスは時と場所によっても変容することが判っています。
“家の中では言うことを聞くが、外に出ると一切言うことを聞かない。”というのは、このグループダイナミクスの変容によるものです。
また、このパックリーダー論で用いられる罰を使った方法は、犬との信頼関係を壊し、問題行動に発展するケースが発生します。こうした事実もパックリーダー論が廃れていく理由となります。

嫌われたパックリーダー論
このことを受けて、ドッグトレーナー界では「パックリーダー論は間違っている」と言われるようになります。犬を力で制御するのではなく、信頼関係を築くことで犬のしつけをするというものに変わり始めます。ここでドッグトレーナー達は今までの姿勢を変えて「恐怖と不安を犬に与えずに、ポジティブな感情を引き出すことで犬との絆を作っていこう」と変わっていきます。このポジティブな感情を引き出す方法が、最近よく言われているポジティブトレーニングです。
代表的なテクニックは、オヤツを使って犬の行動をコントロールする・褒めて伸ばす、などです。こうした、犬がポジティブな要素で学習することをポジティブレインフォースメント(陽性強化)と言います。
こうしたポジティブトレーニングを行うトレーナーの中でも、極端な意見を持つ者は「パック」や「リーダー」という言葉を強く嫌悪する者も多くいます。

こうして、「リーダーはいらない!」という説が生まれてきます。そして同時に、このパックリーダー論を唱える者を排除するような動きも活発になっていきます。

見直されるパックリーダー論
ポジティブトレーニングが一斉を風靡して、世界中のトレーナーやビヘイビアリストはポジティブレインフォースメントを使ったトレーニングを推奨しています。こうした罰を用いないトレーニング法は余分なストレスを与えないので、犬にとって優しい方法です。子犬のしつけや、成犬のしつけでも、ポジティブレインフォースメントを用いた方法は、効果を発揮します。
しかし、特定の問題行動を持つ犬には、ポジティブレインフォースメントをもってしても問題が改善されない、または悪化するという問題が生まれてきます。例えば攻撃性が極めて高い犬や、一部の重度不安症のケースで問題が悪化するなどの報告がされています。

ここで試されたのが、旧来のパックリーダー論にポジティブレインフォースメント合わせた方法です。私の知る限り、この方法には、まだ名前は付いていないようです。ここでは仮にネオ・パックリーダー論とでもしておきましょう。
このネオ・パックリーダー論では、犬の群れのリーダーが振る舞うように、“人は常に穏やかに、かつ断定的な態度をとる”と言うものです。この考えの大枠は、“犬は群れで生きる社会的動物であり、心理的にとても発達した動物であるから、人がリーダーとなることで、犬を安心させる”というもので、一見すると旧来のパックリーダー論と同じように見えます。

ネオ・パックリーダー論
ネオ・パックリーダー論では旧来の理論とは違い、罰を用いません。犬に学習を促す際は、ポジティブレインフォースメントを用いるのが特徴的です。この新しい理論では、“社会的動物は健全な群れに属することで情緒が安定する”という心理学者や行動学者の説を利用します。つまり、犬に群れのメンバーとしてのポジションを与え、リーダーが背負うプレッシャーや責任は飼い主が担うことで犬を安心させるという考え方です。罰を用いないので、犬の精神のバランスを壊すこともありません。もちろん、この理論では、先述のジャーク・ホールドスチール・マズルコントロール・ロールオーバーなどのテクニックも禁止されています。
犬を支配するのではなく、犬が安心して暮らせる環境や状況を与えるのが、このリーダー論です。そしてリーダーは人の社会で生きていくためのルールを、犬にトレーニングします。犬は自分が群れのメンバーであることを、すぐに認識するようになります。そして犬は、この穏やかで優しいリーダーに心を寄せるようになります。こうして得た信頼関係は群れのシステムにも合致して、犬の心を健全に育てることに効果を上げつつあります。
特異的な問題行動(重度の攻撃性)の治療初期には、軽度の罰を用いる場合があります。この場合では適切なストレスコントロールを行いながら、速やかにポジティブトレーニングに切り替えていきます。

問われるリーダーの必要性
このネオ・パックリーダー論は、旧来の理論をヒステリックに嫌うトレーナーや飼い主から、間違った批判をされることがあります。これは、「パック」や「リーダー」といった言葉に対する過剰な反応のようです。ネオ・パックリーダー論は、ポジティブトレーニングを用いる方法なので、彼らの批判には当たらないようです。
犬と同じく、社会的動物である我々ヒトにも、リーダーが必要です。家であれば、お父さんやお母さんがリーダーでしょう。会社であれば上司や社長です。社会であれば首相や国王が。リーダーは決して相手を支配するのではなく、家族や仲間を守り、秩序を維持しながら、安心して暮らせるようにすることが求められます。不安や恐怖によって支配されるのは、我々ヒトでも受け入れられません。それは心理が発達した犬とて同じことでしょう。

旧来の独裁的なリーダーから変わって、“メンバーが安心して楽しく暮らすために導く”ことがリーダーには求められているのではないでしょうか。安心して信頼できるリーダーには、犬は自然と従います。犬を“導く存在=リードする存在=リーダー”が群れで生きる動物には必要なことは事実でしょう。
ポジティブレインフォースメントを用いたリーダーシップは群れの力学と相まって、今後注目を浴びそうです。

※TOP画像は著者が撮影したもの。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:17 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペット関連市場/2015年は1.3%増の1兆4689億円

流通ニュース


矢野経済研究所は4月7日、ペットビジネスに関する調査を発表した。

調査によると、2015年度のペット関連総市場規模は小売金額ベースで、前年度比1.3%増の1兆4689億円の見込みとなった。

2014年度のペット関連総市場規模は、1.5%増の1兆4502億円であった。ペットフードでは、キャットフードが前年度以上に好調に推移し市場が拡大した。サービス関連では、ペット保険や動物病院など健康関連サービスがけん引役となった。

2014年度のペットフード市場規模は、2.9%増の4604億円だった。近年市場をけん引するキャットフードが好調だったほか、ドッグフードもプレミアムフードの好調により市場が拡大した。

安心・安全や健康維持・管理といった観点から、付加価値の高いペットフードへの底堅い需要等に支えられ、市場は今後も緩やかに拡大するものと予測する。

ペットの健康維持・管理に関連する製品やサービスへの需要が、近年のペット関連市場を支えている。

2014年度もペットフードでは健康に配慮したプレミアムフードが好調に推移し、ペット用品ではデンタルケア用品が引き続き好調を維持した。

ペット関連サービス産業では、ペット保険が拡大傾向にある。ペットが家族の一員として認識される中、ペットの健康維持・管理に関わる製品とサービスへの需要は今後も高まっていくものと考えるという。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:11 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

用水路に1メートル巨大カメ 浜松・南区

中日新聞


◆ワニガメか、住民びっくり

捕獲されたワニガメとみられるカメ=9日、浜松市中区の浜松東署で
写真
 九日午前十一時十分ごろ、浜松市南区中田島町の水路で、通行人の男性が体長約一メートルのカメを見つけ、一一〇番した。近くの住民らが一時間二十分近くかけて網で捕まえた。浜松東署員が車でカメを署まで運び、拾得物として保管している。

 市によると、カメは大きさや外見の特徴から米国原産の「ワニガメ」の可能性が高いという。ワニガメは動物愛護管理法で、飼育には自治体の許可が必要となる。署は、カメが捨てられたか逃げ出したとみて飼い主を捜している。

 現場は、国道1号の中田島交差点から西に約百メートルの田園地帯。

 男性二人が用水路に入ってカメに網を掛け、署員ら約十人で引き上げた。作業を手伝った南区中田島町の男性会社員(46)は「捕獲しようとした時、口を大きく開けて威嚇してきた。こんなに大きなカメを見たのは初めて。子どもが見つけていたら、かまれていたかも」と話した。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:10 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トラにかまれ重傷、旭山飼育員遺族が提訴 旭川地裁で初弁論

北海道新聞


【旭川】旭川市旭山動物園で2003年、トラにかまれて重傷を負った飼育員の男性=当時(57)=の遺族が、旭川市に約9800万円の損害賠償を求める訴訟を起こし、第1回口頭弁論が8日、旭川地裁(武藤貴明裁判長)であった。市は請求の棄却を求め、争う姿勢を示した。

 訴状などによると03年2月、男性はアムールトラを動物園内で移動する作業をしていたところを襲われ、頭蓋骨骨折や脳挫傷の重傷を負った。遺族側は、動物に襲われる危険がなく作業できるよう、市が施設や人員を整備する必要があったと指摘。安全配慮義務を怠ったとしている。

 男性は昨年1月に亡くなっている。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:08 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする