動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年05月03日

熊本地震 ペット連れ行き場失う

佐賀新聞


熊本を中心とする地震で、ペット連れの避難者が行き場を失っている。環境省はペットとの「同行避難」を推奨しているが、多くの避難所が室内への連れ込みを禁止。ボランティア団体などは一緒に生活できるよう支援に乗り出しているが「車中泊」など不便な生活を強いられている。【共同】

■廊下や屋外に

 避難所の一つ、熊本県大津町の老人福祉センター。自営業今村たえ子さん(64)は建物入り口の隅に段ボールを敷いて雄のヨークシャーテリア(5歳)と暮らす。「犬がほえるからここを離れられない」。おとなしかったのに地震後、ほえたりうなったりするようになった。毛が散らかるので、玄関をよく掃除しているという。

 被災地では避難所の廊下や屋外、駐車場に止めた車内でペットと一緒にいる人が目立つ。

 環境省は2013年、災害時はペットとの同行避難を原則とし、自治体に態勢整備を促す指針を作った。東日本大震災でペットとはぐれた人が多かったのが教訓だ。

 しかし「鳴き声がうるさい」「かまれた」といった苦情もあり、室内への同行を認めない避難所は多い。熊本県八代市は屋内に入れるのは「同伴避難」として禁止。担当者は「アレルギーや感染症、臭いの問題に配慮した」と説明する。

 長野県の動物愛護団体「LIA」代表矢吹蓮さん(42)は「同行しようとしたら駄目と言われ、行き場を失っている」と指摘。自治体が許可しても避難所がいっぱいで「5カ所回ったのに、入れなかった」という相談もあったという。

 支援の動きも出てきた。熊本県益城町のペット連れ専用テント村。同町の主婦宮崎律子さん(64)は「家族だから」とダックスフントを抱きかかえる。最初に起きた14日の地震で自宅が倒壊。夫と子ども2人で犬3匹を連れ出し、着の身着のまま避難所へ。しかしペット連れ込みは禁止され、車内で一緒に寝泊まりしていた。

 NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(広島県神石高原町)がペット連れの避難者にテント村を設営したと知り、やってきた。10畳程度の広さがあり「周りもペット連れで気を使わずに済む」と喜ぶ。

■市町村に丸投げ

 熊本県菊陽町の犬カフェ「ひなたぼっこ」は、飼育できなくなった犬を無料で預かっている。受け入れた犬は延べ60匹以上。100件を超す問い合わせがあった日もある。経営者の生松義浩さん(55)は「県も同行避難を推奨しながら、市町村に対応を丸投げした」と指摘。専用避難所などの対策を取るべきだったと訴える。

 ペットの健康も心配だ。飼い猫と車中泊する熊本県南阿蘇村の無職中谷良太さん(89)は「震災後、餌をあまり食べなくなって心配。かかりつけの動物病院と連絡が取れない」と不安そうに話す。

 熊本県獣医師会は熊本市や益城町に健康相談所を設置。けがをした動物の応急手当てや一時預かり相談に乗っている。福岡県獣医師会による「災害派遣獣医療チーム(VMAT)」も2014年の発足後、初の本格的な活動を開始。獣医師が避難所を回っている。

 同獣医師会の船津敏弘さん(59)は「動物は人のストレスに影響されやすく、疲れが表に出てきた。様子がおかしければすぐに近くの獣医師に相談してほしい」と呼び掛けている。




posted by しっぽ@にゅうす at 07:34 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同行避難、シミュレーションを

毎日新聞


熊本県を中心に地震が続き、多くの人々が避難所生活を余儀なくされている。犬や猫のペットを連れた飼い主の姿も見られる。環境省は、災害時にペットと一緒に避難する「同行避難」を勧めている。極限状態の中で実践できるよう、飼い主として事前にすべき備えを改めて見直してみたい。

 「このコがいるから、何とか気を確かに持っていられる」。地震被害が甚大な熊本県益城町内の避難所で、こう話す女性の傍らには小型犬が寄り添っていた。

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 4月17、18日に動物の被災状況調査のため、現地入りした福岡県獣医師会VMAT(災害派遣獣医療チーム)の船津敏弘・獣医師が出合った光景だ。避難所生活の長期化につれ、人々の精神的ストレスは高まる。「ペットの存在が飼い主の癒やしになっている」と語る。

 ●3・11を教訓に

 環境省は2013年、多数のペットも犠牲となった東日本大震災や福島第1原発事故を教訓に、災害時は飼い主との同行避難を原則とする指針を作成した。被災ペットの救援活動に長年携わってきた公益社団法人「日本動物福祉協会」特別顧問の山口千津子獣医師は「自宅に残したペットを後から保護するのは難しい」と説明する。火事などの2次災害の発生や、危険区域指定によって戻れなくなる場合があるからだ。「まずは飼い主自身の安全確保を。そうでなければ、ペットを守れないことを忘れないで」

 同行避難の対応は、各自治体でばらつきがある。整備が進んでいないなら、地域の飼い主仲間や獣医師らと協力し促すのもいい。山口獣医師は「避難所では、必ずしもペットと一緒の空間で過ごせるわけではない」と指摘する。体育館のような区切りのない施設では、施設そばにペット飼育専用のテントが用意された事例もある。犬や猫が苦手な人やアレルギーを持つ人もいるので、配慮が不可欠だ。

 感染症予防上、必要なワクチン接種やノミ・ダニの駆除といった健康管理が普段から求められる。「発情によるトラブルを避けるためにも避妊去勢手術を勧める」と言う。

 ●飼い主情報を表示

 熊本市動物愛護センターによると、避難所で「犬の鳴き声で眠れない」という相談がある。無駄ぼえやかみ癖、不適切な排せつなどにより、周囲に迷惑をかけないしつけが、飼い主としてのマナーだ。ただ、ペットの問題行動の中には避難所生活でのストレスが要因の場合もある。日ごろからケージやキャリーバッグを「安心できる場所」として慣らすとともに、家族以外の人や動物に触れるなどして社会性を高めておきたい。

 山口獣医師は「災害後数日は自助努力できる準備を」と強調する。荷物とペットを連れた同行避難のシミュレーションも提案する。「自分で守れるペットの数が体感できる」

 災害時、ペットとはぐれることもある。再会の手がかりに、飼い主と一緒の写真を持っておこう。「ペットの身元を示すのは飼い主の責任」であり、鑑札や迷子札に加え、体内に埋め込む「マイクロチップ」が有効だ。ただ、熊本市動物愛護センターで保護された犬の中には、チップが入っていても、飼い主情報が登録されておらず、意味をなさない例もあり、登録まできちんとしたい。【池乗有衣】=毎月第1火曜に掲載します

いざというときの準備
・避難グッズ編

□5日分以上のフードと水

□薬や療法食は多めに。名前も覚える

□首輪と伸びないリード

□使い慣れたキャリーバッグやケージ

□トイレ用品

□携帯電話に保存した飼い主との写真

□ワクチン接種状況や既往歴などの記録

・行動編

□鑑札や迷子札、マイクロチップの装着

□定期的な健康管理

□適切な排せつなど基本的なしつけ

□近所と良好な関係を築き、ペットの存在を知ってもらう

□地元の同行避難の対応の確認

□同行避難のシミュレーション

 (山口獣医師の話などを基に作成)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:32 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<VMAT>災害時ペット救護 育成進む

河北新報


 東日本大震災を教訓に、全国の獣医師らで2014年7月に結成した災害動物医療研究会(東京)が、災害派遣医療チーム(DMAT)のペット版「災害派遣獣医療チーム(VMAT)」の育成に取り組んでいる。これまでに全国で約70人が資格を取得した。研究会は「法律や自治体の防災計画に動物救護を明確に位置付けるべきだ」と訴える。
 昨年12月と今年3月にそれぞれ、群馬県高崎市と大阪市であったVMATの認定講習会には獣医師や動物看護師、動物愛護推進員、動物行政に関わる自治体職員らが参加した。災害獣医学や公衆衛生学、ペット専用避難所の運営を学んだ。
 災害発生時には、事前の協定に基づいて都道府県や政令指定都市の獣医師会が、被災自治体にVMATを派遣する。
 研究会は本年度、九州や北海道、東京で講習会を開催し、緊急時に中心となって活動する人材を育成する。認定者には今後、各地で育成業務に携わってもらう。各地の獣医師会と自治体には協定締結を促す。
 環境省は13年6月、「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」で飼い主とペットの同行避難、飼い主や自治体、獣医師会の役割を示したが、具体的な対応は遅れている。
 また、都市部で東日本大震災と同規模の災害が発生した場合、数万匹単位でペットが被災するとみられ、公衆衛生の観点から野生化させない対策も課題になっていた。
 研究会の代表幹事で日本獣医生命科学大の羽山伸一教授(災害動物学)は「震災ではペットを気遣って津波から逃げ遅れた人がいた。福島第1原発事故があった福島県では家畜を動かせず、飼い主が被ばくした例もある」と指摘。「家族同然の動物を救出することが、結果的に人命を救うことになる」と強調する。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:31 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペット同行避難 自治体も個人も備えを

TVTOKYO


避難をするときにもうひとつ問題となっているのが、ペットを連れての避難です。避難所の多くで、屋外や車の中で過ごす人の姿がみられました。現在、熊本県益城町のこちらの避難所では、NGOによって、ペットと一緒に過ごせる専用のテントが用意されています。ある意識調査では、避難所に対する要望として、ペットのいる人は、エサの確保やアレルギーがある人への配慮を求める一方で、ペットのいない人は、そもそも「生活空間を分けて欲しい」と希望する割合が多いようです。ペット連れの避難にどのように対応するのか、都内の自治体でもその対策が始まっています。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:30 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大型インコ国際取引禁止へ ペットで人気、絶滅危機

北海道新聞


人間の言葉をよく覚え、ペットとして日本でも人気の大型インコ「ヨウム」の個体数が乱獲で急減し、絶滅の恐れが高まっているとして、生息国の一つのガボンが国際取引の禁止を提案したことが2日、分かった。

 9月に南アフリカで開かれるワシントン条約の締約国会議で議論されるが、欧州連合(EU)が支持を表明、米国も支持する方針で、取引が禁止される公算が大きい。

 日本は主要輸入国の一つで、毎年400〜500羽超の生きたヨウムが輸入され、1羽15万〜30万円の高値で売買されており、厳しい目が向けられることになりそうだ。禁止が決まれば、国内の取引規制などの対応が必要になる。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:29 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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