動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年05月17日

猫カフェ、猫の手借りすぎ 適正管理怠り業務停止も

日刊スポーツ


 猫カフェで何が起きているか−。猫と触れ合いながら食ができる猫カフェで先月21日、全国初の業務停止処分が下された。都内の店舗が猫の適正な管理を怠り、不衛生な環境でという。ピーク時の半分以下に減ったが、今も全国に300店以上ある猫カフェの現状はどうなっているのか。経営者2人に聞いた。

 NPO法人「東京キャットガーディアン」の山本葉子代表(55)は、2008年12月に日本初の「保護猫カフェ」を東京・大塚でオープン。殺処分される前に保健所などから猫を引き取り、猫カフェでの展示を経て、飼育希望者に譲渡している。寄付金による運営だが、一般の商業猫カフェについても詳しい。

 山本氏 大半の商業猫カフェは、猫の管理をよくしていますが、劣悪なところもある。ブリーダー(動物の交配、育種、生産などをする人)が経営していれば、管理がしっかりしているところが多いですが、今回の処分を受けた猫カフェは、ブリーダーの経営。ブリーダーにも、いろんな人がいるということです。

 −今回の業務停止処分を受けた店について、どんな印象を持ちましたか

 山本氏 約6畳のスペースに62匹もいたらしい。ブリーダーをやっていたということは、子猫もいたでしょう。室内で病気の連鎖が起きて、呼吸がおかしくなり、ガリガリにやせ細る。猫カフェを営業していたということは、見た目にきれいな猫を展示していたと考えられます。

 −猫カフェの経営は難しいのでしょうか

 山本氏 一般の人が始めると、経済的に苦しくなる。初期投資が必要で、人気の純血種は1匹30万〜40万円。猫が高齢化して、展示できなくなっても、情が移るから、高度医療をかけてしまう。医療費が猫カフェの運営を圧迫します。ブリーダーなら、猫が高齢になる前に売れますし、私たちも譲渡によって猫を回転できる。高齢の猫がたくさん残ることが怖いんです。

 −猫カフェ開店を考える人に伝えたいことは

 山本氏 客単価や原価を計算して、数字の計画をしっかりすること。従業員が自分1人だけだと、風邪もひけなくなる。長く続いている猫カフェは少ないのが実情。たくさんできて、たくさんつぶれている。定着は難しいんです。

 東京都町田市の「ねこのみせ」は、2005年に関東地方で初めてオープンした猫カフェ。オーナーの花田憲昌氏(45)は、日刊スポーツの取材に文書で回答した。

 −猫カフェの業界では、どんな問題が表面化しているのでしょうか

 花田氏 利益を上げるために、猫にコストをかけないオーナーがいる。病気になっても獣医師にみせず、医療費を抑える。注射をスタッフにやらせる。えさ代も削減する。結果として猫の疾病率や死亡率が高まる。人間を過労死させるブラック企業と同質です。猫の生活面に無関心なオーナーもいて、飼育環境が崩壊することもある。

 −行政にはどんな規制を求めますか

 花田氏 多頭飼育崩壊(動物の数が増えすぎて手が回らなくなり、経済的にも破綻すること)を防ぐ規制を議論すべきです。今回の業務停止処分も、これが原因。猫カフェでの事例は1件だけですが、一般家庭やブリーダー、愛護団体で多発しています。ただ、日本人は創意工夫が得意。保護猫カフェや里親募集型猫カフェなど、進化発展形ができている。過剰な規制は必要ないと思います。【柴田寛人】

 ◆猫カフェ初の業務停止処分 猫を適切に管理せずに数を増やし、病気をまん延させたとして、東京都は4月21日、動物愛護法に基づき、東京都墨田区の猫カフェ「ねこのて」に30日間の業務停止を命じた。昨年7月以降、近隣住民や利用者から「悪臭がする」などと苦情が寄せられ、都が立ち入り検査を実施。約6畳のスペースで一時、62匹が飼われ、7割は風邪をひいていたという。店内はふんが落ちている不衛生な状態だったが、同店は都の改善命令に従わなかった。

 ◆猫カフェ 猫との触れ合いをサービスとして提供するカフェ。利用客は店内の放し飼いの猫を眺めたり、一緒に遊んだりできる。台湾が発祥で、日本では2004年開業の大阪市の店舗が初めてとされる。癒やしブームに乗り、ピーク時は約700店舗に増えたという。時間料金制が主流。飲食スペースは、猫のいる部屋と完全に分けることが原則。夜間営業は午後10時まで認められている。




posted by しっぽ@にゅうす at 07:22 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

News Up 引き取られた保護犬は今

NHK


熊本市の動物愛護センターは保護した動物の“殺処分ゼロ”に全国に先駆けて取り組んできましたが、一連の熊本地震の影響で飼育を続けていくことが困難になってしまいました。そこで以前から交流があった北九州市のセンターがいち早く支援に乗り出しました。熊本地震から1か月、引き取られた犬や猫は新たな飼い主のもと生活を始めています。
”殺処分ゼロ”の思いをつなぐ
最初の地震から6日後の4月20日。熊本市から北九州市に26匹の犬と猫が引き取られました。26匹は熊本市の動物愛護センターで保護されていましたが、一連の地震で施設に亀裂が入り水道やガスも使えず飼育が難しくなっていました。
こうしたなか、いち早く支援の手を差し出したのが北九州市の動物愛護センターです。全国に先駆けて“殺処分ゼロ”に取り組む熊本市と以前から交流があり、代わりに新しい飼い主を見つけることで“殺処分ゼロ”の思いをつなぎたいと考えたのです。
北九州市動物愛護センターの山本康之所長は「窮地に立った熊本に少しでも手を差し伸べたかった」と話していました。

その後、北九州市以外にも、環境省の仲介で中国地方や四国地方の26の自治体に合わせて29匹が熊本市のセンターから引き取られました。
新たな飼い主のもとへ
北九州市の職員たちはできるだけ早く新たな飼い主を見つけようと、直ちに準備を始めました。ホームページに掲載する写真の撮影では、犬のかわいい表情を撮り逃さないよう、おもちゃ片手にカメラを構え、特徴を紹介する際には「静かな環境で」などと被災した動物を気遣うコメントを添えました。

北九州市に来て1週間後、健康チェックを終えた10匹の犬から飼い主の募集が始まり、このうち8匹が新たな家族に引き取られていきました。
それぞれが抱く「熊本」への思いそれぞれが抱く「熊本」への思い
新たな飼い主になった人たちにもそれぞれ「熊本」への特別な思いがあります。
松永勇一さんと愛理さんの夫婦は元気よく動き回っていた雑種のメス犬を引き取り、夫婦と犬が生まれた8月の星座にちなんで「レオ」と名付けました。2人は北九州市小倉南区で新婚生活を始めたばかりですが、ともに熊本県出身です。犬を飼いたいと考えていたところに熊本市から来た犬の飼い主を募集していることを知り、同じ熊本出身に縁を感じて引き取りを決めました。

一方、北九州市若松区の橋本さん夫婦は熊本市のセンターが地震で被害を受けたことを知り、少しでも役に立ちたいと犬を引き取ることにしました。引き取った犬は熊本県の花、「リンドウ」から「リンド」と名付けられました。一時は下痢が続き、橋本さんも地震のストレスではないかと心配していましたが、今ではすっかり元気になり、新しい家族に溶け込んでいます。橋下さんは「すぐには地震のストレスがとれないと思いますが、ゆっくり傷を癒やしてもらい大好きな阿蘇にいつか連れていきたい」と話していました。
引き続き飼い主を募集中
北九州市が引き取った26匹の犬と猫のうち、これまでに合わせて16匹が新しい飼い主のもとに引き取られました。
センターでは残る犬や猫もできるだけ早く送り出したいとしています。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:20 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

益城町避難所にペット預かり所 [熊本県]

西日本新聞


熊本地震で多数の住民が避難している益城町木山の町総合体育館敷地内に15日、ペット預かり所「ましきまちワンニャンハウス」が開設された=写真。

 預かり所は、ペット同伴の避難者の負担を減らそうと、NPO法人「人と犬の命を繋(つな)ぐ会」が提案。犬35匹、猫28匹を収容できるケージと空調を備えたコンテナハウスを、町が設置した。約60平方メートルある犬用の運動場もある。外出時や就寝時に預けることができる。

 飼い犬と体育館内に避難している女性(62)は「犬がストレスで吐くようになった。空調があり、落ち着いた環境で眠らせてあげられるので安心です」と歓迎した。体育館と周辺にはペット連れ専用避難テントの59匹を含む約80匹の犬猫が避難者と一緒に過ごしているという。

=2016/05/16付 西日本新聞朝刊=


posted by しっぽ@にゅうす at 07:19 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットの幸せについて、真剣に考えたことがありますか? 人間とペットのよりよい関係とは

ダビンチニュース


かつて、我が家でも犬を飼っていた。散歩に連れて行き、餌の管理をし、一緒に遊ぶのは主に私だった。それなりに真剣に取り組んだつもりでいたのだが…。『ドイツの犬はなぜ幸せか(中公文庫)』(グレーフェアヤ子/中央公論新社)を読んで、果たして我が家の犬は幸せだったのだろうか、という思いにとらわれた。

 ペットブームと言われる時代。犬や猫などペットと触れ合うことで心の癒しを得られることは、実際に動物に触れてみると実感できる。ただ、その一方で、人間の勝手な都合で「モノ」のように粗末に扱われるおびただしい数の命があるという裏側を、どれくらいの人が知っているだろうか。人間とペットの「良い関係」を意識して動物に接している飼い主は、どれくらいいるだろう。

「子どもと犬はドイツ人に育てさせろ」ということわざが存在するほど、犬の育て方に関する厳しい取り決めや法律が整っているドイツ。本書では、そのドイツ人の家庭で飼われる雌犬「ボニー」の目を通して、ドイツの犬と家族との関わりや、社会の中での犬の位置づけなどがきめ細かく描かれている。

 本書を読んでまず強く感じることは、ドイツでは「人と犬が対等である」ということだ。飼い主が犬の立場に立ったものの考え方をする。例えば、「動くものを見ると追いかける」という犬の習性を知らず、駆け出した子どもをボニーが追いかけて怖がらせた場面。日本ならば、まず悪いのは「犬」にならないだろうか? だが、ドイツでは少し違う。「子どもに犬の習性を教えていない親も悪い」という考え方も同時に成立するのだ。飼い主がそんな寛容な柔軟性を持つことで、犬のストレスは軽減する。家族に接するのと同様に飼い主が犬の気持ちを汲み取ることで、攻撃性をコントロールできる賢い犬が育つのだ。

 飼い主が犬の行動やマナーなど、日常の生活態度に大きな意識を置いていることも特徴的な点と言えるだろう。しつけの行き届いた隣家の雄犬が「犬の学校」で訓練していることを知り、飼い主はボニーを犬の訓練学校に入れる。そこでは、犬の訓練と同時に、犬を飼う人間の意識の持ち方も訓練される。例えば、「来い」の練習をする場合は、最初は犬が飼い主の所へ寄ってきそうなチャンスを利用する。そして犬が言いつけに従ったら、どんなにもたついたとしても必ず褒める。最初はできなくても、できた時に褒めることを繰り返せば犬はいずれ「来い」を理解するという。できなかった時に叱ることは「従わない犬」にしてしまうのだ。また、叱る時に手では叩かない、大声で叱らない…など、犬の生態を理解した上での飼い主への指導が行われる。このような犬と人との忍耐強い努力を知ると、「文化の程度がその国で飼われている犬を見れば分かる」という言葉がドイツにあることもうなずける。

 ドイツでは、飼い主に対し厳しい義務が課せられている。例えば「保護者は、犬に社会的接触を持たせるために、1日合計2時間は犬とつきあう時間を設けること」や、「保護者は、1日最低8時間は、犬を視界距離内または呼べば聞こえる範囲に置くこと」などだ。驚くほど詳細な点にまで取り決めが及んでいることが分かる。その他さまざまな規則が本書の中に記されており、「満たされた条件下で犬を飼う」ことへの意識の違いを痛感する。

 本書を読むと、家族同然に犬の気持ちを考え、犬の幸せを叶えることに本気で向き合うドイツ人の愛情の深さや寛容さを感じずにはいられない。それと同時に、犬に限らず「ペットの幸せ」を考える時、どんな視点を持ってペットに接するべきかも深く考えさせられる。犬好きの人はもちろん、ペットを飼っている人、これから飼いたいと考えている全ての人に、手に取ってほしい1冊だ。

文=あおい


posted by しっぽ@にゅうす at 07:17 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

置き去り猫を救いたい 有志が支援呼び掛け 春日市

西日本新聞


 春日市で2月、猫10匹を飼っていた70代の独り暮らしの女性が認知症を患い、介護施設に緊急入所したため、猫たちが行き場を失っている。飼い主のいない猫を地域で保護、管理する「地域猫」活動に取り組む有志が一時的に保護し、飼育費用の募金や新たな飼い主探しに取り組んでいるが、飼い主の高齢化に伴うさまざまな事情でペットが置き去りとなるケースが近年増えているという。

 女性は十数年前、野良猫を拾い、自宅アパートで飼い始めた。猫は繁殖を繰り返し、数年で30匹に増えたという。7年前、「くさい」と苦情を寄せた住民に女性自ら「増えすぎて手に負えない」と漏らしたため、住民が同市などで地域猫活動に取り組む市民団体「ねこともの会」に相談。駆けつけた会員たちが室内を清掃し、すべての猫に不妊去勢手術を受けさせた。その後も定期的に餌を提供するなど支援していた。

 今年2月、女性は認知症が悪化し、施設に入所。アパートも同月末で退去を求められたため、同会の有志や協力者約10人が猫を保護した。飼育場所を別に借り、交代で餌やりなどの世話を続けている。

 猫はいずれも6歳以上。保護時は管理状態が悪く、やせ細っており、うち2匹は間もなく死んだ。残る8匹のうち少なくとも5匹は「猫エイズ」と呼ばれる猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染しているという。

 この女性の事例のほかにも、同会には猫を飼う高齢者やその関係者から「飼えなくなった」との相談が寄せられており、「『かわいそう』という同情や寂しさから野良猫を拾うなどして猫を飼い始める高齢者が多いが、猫の寿命は15〜20年。飼い主が施設に入ったり、入院したり、亡くなったりして、置き去りになる猫が増えている」という。

 女性の猫を保護した有志は「おき去り猫支援チーム福岡」を結成。ただ、飼育場所の賃貸料、医療費など多額の費用をボランティアだけでは賄いきれず、8匹の飼い主を募集する一方、飼い主が見つかるまでの飼育費をインターネット上の資金調達サイト「READYFOR(レディーフォー)」で募っている。今月24日までに半年分60万円の募金達成を目指す。

 同チームによると、8匹は健康状態も回復。FIVは人や犬には感染せず、発症しない限りあと10年は生きるという。同チームの渡辺恵理子代表(38)は「8匹は食欲旺盛で元気。皆、人懐っこくてかわいい。ぜひ支援してほしい」と話している。

=2016/05/17付 西日本新聞朝刊=


posted by しっぽ@にゅうす at 07:12 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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