動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年05月25日

犬猫殺処分111匹減1489匹 徳島県愛護センター15年度まとめ

徳島新聞


2015年度の徳島県内の犬猫殺処分数は、前年度より111匹少ない1489匹だったことが、徳島県動物愛護管理センターのまとめで分かった。しかし、猫の殺処分数に限って見れば、51匹増の837匹に上り、3年ぶりに前年度を上回った。センターは、依然として放し飼いが多いことが繁殖を招き、殺処分の増加につながったとみている。

 犬の殺処分数は、前年度比162匹減の652匹だった。センターに収容された犬猫全体の数は、犬が1匹減の455匹だったのに対し、猫は214匹増の1056匹と、収容数でも3年ぶりに前年度を上回った。

 このうち新しい飼い主に譲渡されたのは、犬が37匹増の358匹、猫は168匹増の249匹に上った。センターでは、これまでほとんど殺処分していた生後間もない犬猫をボランティアに1、2カ月世話してもらい、自ら餌を食べられるようになればセンターに譲渡用として返してもらう事業に15年度から乗り出しており、この取り組みが譲渡数を押し上げたとみている。

 県は動物愛護管理推進計画で、15年度の殺処分目標を犬猫合わせて1100匹としていたが、達成できなかった。引き続き市町村と連携し、犬猫の避妊の促進などに取り組む。

 センターは猫の殺処分数が増えたことを受け、「放し飼いは繁殖につながるだけでなく病気にも感染しやすくなる。長生きさせるためにも室内で飼ってほしい」と呼び掛けている。




posted by しっぽ@にゅうす at 07:12 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

熊本地震の迷い犬7割、飼い主の元に 熊本市啓発と「犬好き」県民性

産経ニュース


熊本地震では、混乱で飼い主とはぐれる犬が相次いだが、熊本市動物愛護センター(東区)で保護した犬74匹のうち、7割が飼い主の元に戻った。返還率は過去の災害に比べると高いという。全国に先駆けて、犬や猫の「殺処分ゼロ」を目指し、啓発を続けた効果もあったといえる。(九州総局 奥原慎平)

                   ◇

 環境省の調べでは、東日本大震災(平成23年)の影響で保護された犬は福島、宮城、岩手の被災3県で計2231匹だったが、飼い主に戻ったのは計1022匹だった。熊本市と同じ政令指定都市の仙台市でも、保護した354匹のうち、返還は54%の192匹だった。

 東日本大震災は広範囲に被害が出た上、原発事故もあった。大地震とはいえ局地的だった熊本地震と単純比較はできないが、それでも熊本市動物愛護センターの返還率は高いといえる。

 東日本大震災で被災ペットの保護活動に取り組んだ長野市の環境保護団体「LIA」の代表、矢吹蓮氏は「市の日ごろの啓発活動のたまものではないか」と推測する。

 飼育放棄され、捨てられた犬や猫は殺処分される。熊本市は平成14年度、全国の自治体に先駆け、「殺処分ゼロ」の取り組みを始めた。

 同センター職員は飼い犬を持ち込む住民に、生涯飼育を定めた動物愛護管理法を説明し、翻意を促した。犬の首輪に連絡先を付けて、センターに持ち込まれる数を減らす「迷子札運動」も展開した。

 この結果、26年度に犬の殺処分ゼロを達成した。この活動は「熊本方式」として全国から注目される。

 同センターの村上睦子所長は「避難生活中でも、ペットを家族の一員として必死に探す人が多かった。しっかり愛情をもって飼っているのだろう。はぐれた犬をセンターで一元管理したことで、見つけやすかった面もあると思う」と語った。

 こうしたセンターの啓発活動に加え、「犬好き」な県民性が、地震における返還率の高さにつながったかもしれない。

 肥後銀行系のシンクタンク、地方経済総合研究所(熊本市)が25年に実施した調査では、犬を5匹以上飼育する「多頭飼い」の割合は、県内では4・6%だった。これは熊本県以外の九州の平均値(1・1%)の4倍以上だった。ただ、住まいを失った被災者は今後、仮設住宅や公営住宅などに転居する。その際に、ペットを手放すことを迫られる可能性もある。

 村上氏は「どうしても飼えないのであれば、信頼できる譲り先を探してほしい」と語った。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:11 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

24時間営業で猿がキャバ嬢接客も ペットカフェで酷使される動物達

livedoor


猫カフェがブームとなる一方、フクロウや爬虫類などそれ以外の生き物を扱うペットカフェも増加している。しかし、そこに潜む根本的な問題点について指摘するのは、ペットカフェなどの問題に詳しい弁護士の細川敦史氏だ。

「犬猫以外の動物カフェについて現状、営業時間を制限する法律がないのです。そもそも、犬猫以外の多様なペットカフェブームを行政が想定していませんでした」

 なんと、犬猫以外の動物は法的にいくら働かせてもセーフなのだ。そのせいか、劣悪な環境でペットを酷使する店が後を絶たないとか。たとえば人懐こいうさぎと触れ合えることで、猫カフェに次ぐ人気を誇るうさぎカフェ。その内情を現役店員が語る。

「うさぎカフェは抱っこOKのお店が多いのですが、そういう場所のうさちゃんは弱っているっていうか、あまり動かないことが多いですね。うさぎってストレスで体調を崩す生き物なので……。あとウチは本部の命令でお散歩サービスをやってるんですが、犬みたいに首にリードをつけるんです。うさぎは散歩をしないので嫌がって首を無理に動かし、暴れるため、骨折するコもいます」

 続いて、過酷な状態で働かされているのが猿だという。なかでも問題視されているのが都内の繁華街にある個人経営の猿カフェだ。

「ここではバーでお酒を飲みながら、リスザルと遊ぶことができます。24時間営業なので、近場のキャバ嬢がよく利用してるかな。なかには酔って猿に酒を飲ませる客もいみたいです」(隣の店の店員)

 結果的に猿は24時間、客の相手をさせられているのが現状だ。冒頭で述べたとおり、これらの経営形態は現状では違法ではないが、法的な規制がかかる可能性も高い。

「猿の感受性は犬猫と比べても人間に近く、ストレスを受けやすい。そんな動物が深夜に、しかも酔客の相手をさせられる現行の法律は明らかにオカシイ。営業時間など規制が当然必要でしょう」(細川氏)

【細川敦史氏】
弁護士。’76年生まれ。’01年弁護士登録・兵庫県弁護士会所属。ペットに関する虐待事件や裁判に多数携わり、動物愛護法やペット関連のニュースなどメディア発信を続けている

※5/24発売の週刊SPA!では「[ペットブーム]舞台裏のヤバい話」という特集を掲載中


posted by しっぽ@にゅうす at 07:09 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットのかかりやすい傷病は犬・猫ともに「皮膚炎」が第1位

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〜ペットの傷病ランキング〜



- アイペット損害保険株式会社



「ハートのペット保険」でおなじみのアイペット損害保険株式会社(本社:東京都港区六本木、代表取締役:山内 宏隆、以下「アイペット損保」)は、2015年8月1日〜2016年3月31日までに当社のペット保険のご契約者さまからいただいた保険金請求に関して実施した調査結果、【ペットの傷病ランキング】を発表します。



最近では医療の発展や室内飼育の増加に伴って、犬は14.9歳(2005年:13.3歳)、猫:15.8歳(2005年:12.8歳)と平均寿命が延びています。今回の調査では、0歳〜16歳の犬・猫が対象となっており、種別や年齢毎にかかりやすい傷病に違いがみられることが明らかとなりました。

※傷病の定義:疾患と外傷を総称した呼称



調査結果

1.種別総合で見た場合、「皮膚炎」が傷病ランキングで1位となっている

2.全体の請求件数に対して上位10傷病の占める割合は48.4%である

3.種別毎に見た場合、犬は「皮膚炎」が1位であるのに対して、猫は「下痢」が1位となっている

4.0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」である一方、5歳以上の犬に特徴的な傷病は「腫瘍」や「白内障」

5.0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」である一方、5歳以上の猫に特徴的な傷病は「心筋症」や「腎不全」

6.手術の場合、上位5傷病ランキングでの平均入院日数(※)は犬は2日間、猫は1.4日間

※平均入院日数には日帰り入院を含む

1. 種別総合で見た場合、「皮膚炎」が傷病ランキングで1位となっている



総合ランキング(種別、年齢不問)では、第1位に「皮膚炎」となり、以下「外耳炎」、「下痢」や「嘔吐」が続いています。総合ランキングの10位にアレルギー性皮膚炎が入っていることからも、皮膚炎は犬・猫にとって身近な病気であると言えます。ちなみに、 アレルギー性皮膚炎は食事が原因である場合が多いようです。



ちなみに犬・猫によってかかりやすい皮膚炎は以下のようになっています。 犬:膿皮症・マラセチア皮膚炎・皮膚糸状菌・ニキビダニ・カイセン・ミミダニ・アトピー・ アレルギー 猫:皮膚糸状菌・カイセン・ミミダニ・好酸球性肉芽腫・アトピー 猫は総じて感染や免疫異常が多いようです。 また、「眼科」、「下痢」や「嘔吐」と同様に皮膚に関する症状は、飼い主から見て発見しやすいことから、動物病院への来院動機が1位となっているようです(当社獣医師談)。



<総合傷病ランキング>

第1位:皮膚炎(12.3%)

第2位:外耳炎(9.7%)

第3位:下痢(7.5%)

第4位:嘔吐(3.9%)

第5位:腫瘍(3.8%)

第6位:異物誤飲(3.1%)

第7位:胃腸炎(2.6%)

第8位:てんかん(1.9%)

第9位:腸炎(1.8%)

第9位:アレルギー性皮膚炎(1.8%)

※()内は全請求に対する割合



2. 全体の請求件数に対して上位10傷病の占める割合は48.4%である

前問に引き続き全体の請求に対する上位10傷病の占める割合をみたところ、48.4%と半数近くになっています。このことから上位10位内の傷病は、多くの犬・猫にとって身近なものであることが推測できます。

3. 種別毎に見た場合、犬は[皮膚炎」が1位であるのに対して、猫は「下痢」が1位となっている



犬に特徴的な傷病は「腫瘍」、「胃腸炎」、「てんかん」、「アレルギー性皮膚炎」、 「骨折」であるのに対して猫に特徴的な傷病は「猫かぜ」、「膀胱炎」、「結膜炎」、「腎不全」、「心筋症」となっています。

犬種毎に見た場合、アイペット損保で契約数の多い人気5犬種において犬の傷病ランキング上位10位に入っている傷病では「外耳炎」、「皮膚炎」、「下痢」、「嘔吐」、「誤飲」となっています。

人気犬種第一位のトイ・プードルは他の犬種と比べて「骨折」に注意が必要です。柴犬は、「皮膚炎」、「アレルギー性皮膚炎」、「アトピー性皮膚炎」が上位5位内に入っていることから、皮膚関連の傷病にかかりやすいことが分かります。ミニチュア・ダックスフンドは、胴が長いことから「椎間板ヘルニア」になりやすい傾向があるようです。

一方、猫の場合は人気3猫種とも「下痢」による請求件数が最も多くなっています。種別毎に見るとスコティッシュフォールドでは「結膜炎」が、アメリカン・ショートヘアでは「心筋症」が多くなっています。



アメリカン・ショートヘアは「心筋症」の好発猫種の一つです。心筋症の原因は遺伝要因と言われていますが、詳細は不明のままです。「本当に遺伝要因のみなの?」と疑問視する声もあがっているようです(当社獣医師談)。



犬 

第1位:皮膚炎

第2位:外耳炎

第3位:下痢

第4位:腫瘍

第5位:嘔吐

第6位:誤飲、誤食、異物誤食

第7位:胃腸炎

第8位:てんかん

第9位:アレルギー性皮膚炎

第10位:骨折





第1位:下痢

第2位:皮膚炎

第3位:外耳炎

第4位:猫風邪

第5位:膀胱炎

第6位:嘔吐

第7位:結膜炎

第8位:腎不全

第9位:心筋症

第10位:誤飲、誤食、異物誤食



人気犬種

トイ・プードル

第1位:外耳炎

第2位:皮膚炎

第3位:下痢

第4位:嘔吐

第5位:骨折



チワワ

第1位:皮膚炎

第2位:下痢

第3位:外耳炎

第4位:僧帽弁閉鎖不全症

第5位:嘔吐



Mix(小型)

第1位:外耳炎

第2位:皮膚炎

第3位:下痢

第4位:嘔吐

第5位:誤飲



ミニチュア・ダックスフンド

第1位:皮膚炎

第2位:椎間板ヘルニア

第3位:外耳炎

第4位:腫瘍

第5位:歯周病



柴犬

第1位:皮膚炎

第2位:下痢

第3位:外耳炎

第4位:アレルギー性皮膚炎

第5位:アトピー性皮膚炎



人気猫種

スコティッシュフォールド

第1位:下痢

第2位:外耳炎

第3位:結膜炎

第4位:猫風邪

第5位:嘔吐



アメリカン・ショートヘア

第1位:下痢

第2位:心筋症

第3位:膀胱炎

第4位:皮膚炎

第5位:嘔吐



マンチカン

第1位:下痢

第2位:膀胱炎

第3位:外耳炎

第4位:猫風邪

第5位:嘔吐



4. 0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」である一方、5歳以上の犬に特徴的な傷病は「腫瘍」や「白内障」



年齢別に傷病ランキングを見たところ、0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」(伝染性気管支炎)であるのに対し、5歳以上の犬に「腫瘍」という項目が見られ始めることが分かりました。0歳で5位の「誤飲、誤食、異物誤食」は若年層の犬に多いことから飼い主の注意が必要だと言えそうです。また、7歳以上になると「白内障」がランキングに入ってきます。8歳以上に特徴的な傷病として「僧帽弁閉鎖不全症」(心臓に関する傷病)が挙げられます。年齢を重ねるにつれて臓器に影響が表れ始めるのは、人間と同じだと言えます。



0歳

第1位:下痢

第2位:外耳炎

第3位:皮膚炎

第4位:ケンネルコフ

第5位:誤飲、誤食、異物誤食



5歳以上

第1位:皮膚炎

第2位:外耳炎

第3位:腫瘍

第4位:下痢

第5位:アレルギー性皮膚炎



7歳以上

第1位:皮膚炎

第2位:腫瘍

第3位:外耳炎

第4位:下痢

第5位:アレルギー性皮膚炎



5. 0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」である一方、5歳以上の猫に特徴的な傷病は「心筋症」や「腎不全」



0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」や「耳ダニ」(7位)であるのに対し、5歳以上は「心筋症」や「腎不全」、「膀胱炎」といった傷病が見られます。さらに7歳以上になると腎臓に関する「腎結石」や「血尿」(9位)になる猫が増えてきています。



0歳

第1位:下痢

第2位:猫風邪

第3位:外耳炎

第4位:結膜炎

第5位:嘔吐



5歳以上

第1位:心筋症

第2位:腎不全

第3位:皮膚炎

第4位:膀胱炎

第5位:外耳炎



7歳以上

第1位:腎不全

第2位:膀胱炎

第3位:心筋症

第4位:胃腸炎

第5位:腎結石



犬・猫の年齢を人間に換算した場合、「15+5×ペットの年齢=人間の年齢」となります。

(ペットの年齢の計算方法については諸説あり、あくまで目安となっております。)

一般的に高齢期の始まりは7歳とされていますが、5歳の時点(人間では40歳にあたる)から「体の不調」が表れているのかもしれません。



6. 手術の場合、上位5傷病ランキングでの平均入院日数(※)は犬は2日間、猫は1.4日間



手術の場合、犬・猫共に上位5傷病ランキングでの平均入院日数(日帰り入院を含む)は犬は2日間、猫は1.4日間となっています。また、上位10位内において最も入院日数の長い傷病は犬では「椎間板ヘルニア」(5日)、猫は「尿道閉塞」、「尿道狭窄症」(8日)となっています。

※平均入院日数には日帰り入院を含む



犬(泊数)

第1位:腫瘍(1)

第2位:歯周病(0)

第3位:骨折(4)

第4位:膝蓋骨脱臼(3)

第5位:誤飲、誤食、異物誤食(2)



猫(泊数)

第1位:腫瘍(1)

第2位:誤飲、誤食、異物誤食(1)

第3位:歯周病(0)

第4位:骨折(3)

第5位:尿石症(2)



今回の調査では、年齢や種別によってかかりやすい傷病が異なることが判明しました。 また、「異物誤飲」は飼い主のしつけ次第で予防が可能です。飼い始めの頃からしつけをしっかりしましょう(当社 獣医師談)。また、定期的な健康診断は、病気の早期発見に繋がります。予防接種と併せて健康診断をするのも良い でしょう。より多くの方がペットの健康に関心を持ち、安心をしてペットライフを送れると良いですね。



犬の病気に関するお役立ち情報はコチラ:http://wanpedia.com/

猫の病気に関するお役立ち情報はコチラ:http://nyanpedia.com/



その他の情報や傷病の詳細につきましては、アイペット損保の広報までお問い合わせください。



【調査概要】

■調査対象:2015年8月1日〜2016年3月31日にかけて保険金の請求を当社に直接されたアイペット損保のご契約者さま(保険金の支払い日ベース)

■調査サンプル数 :31,979件

■調査実施日 :2016年5月16日



【アイペット損害保険株式会社について】

会社名 :アイペット損害保険株式会社

代表取締役 :山内 宏隆

本社所在地 :〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 アーク八木ヒルズ10F

事業内容 :2004年設立、2008年少額短期保険業者として登録、2012年3月損害保険業免許を取得。

ペット保険の販売の他、「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る」ため、様々な活動を行っています。

http://www.ipet-ins.com/



今までのペットと飼い主に関する調査結果はこちらから http://www.ipet-ins.com/company/pr/survey.html


posted by しっぽ@にゅうす at 07:08 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「震災の影響で熊本から来ました。『のりお』です」増える迷い犬…被災家屋では飼えないの声も

産経新聞


熊本地震の被災地で、飼い主とはぐれる「迷い犬」が増加していることを受け、熊本市動物愛護センターに収容されていた犬計29匹が、環境省の通達により、中四国と近畿地方に移送された。各自治体で里親捜しが始まり、一部で里親が決まる一方で、「被災地の仮住居で飼えない」との理由による譲渡依頼の相談が増えており、関係者は頭を悩ませている。

 「震災の影響で熊本から来ました。『のりお』です」「食べることが好きで元気いっぱい。愛嬌(あいきょう)もあり、尻尾を振ってアピールします。おすわり、ふせができます」

 熊本から広島県福山市動物愛護センターにやってきた雄犬「のりお」は、ホームページに、愛らしい写真と一緒に、しつけなどの特徴を掲載した。

 広島への移送は、県動物愛護センター(三原市)の雌犬と合わせた計2匹で、両センターのホームページで里親募集を実施。2匹とも今月18日までに引き取り手が決まり、新しい飼い主のもとに渡った。

 熊本市動物愛護センターは震災前まで、約120匹を収容していた。地震発生後、迷い犬が増加し、収容頭数を超えてしまうことから、環境省に相談。移送距離が近い中四国と近畿地方に、震災前から収容していた犬の引き取り協力を呼びかけ、24自治体に計29匹を移送した。

 「震災で大変な思いをしているなか、何かの役に立ちたいと思った」。

広島県動物愛護センターの担当者は引き取った理由をこう話す。ただ、各自治体も収容能力などに限度があり、同センターでも「次回も引き受けることができるかは未定」と話す。

 震災から1カ月を経て、被災地の愛護センターを悩ませているのが、新しい住環境でペットを手放さざるを得ない状況が起きていること。「入院するので引き取ってほしい」「家が被災したので飼えない」といった声も増えているという。

 熊本市は犬の殺処分ゼロをいち早く実現した自治体とあって、引き渡し先で殺処分されることを懸念。引き渡し先のセンターには里親を捜すよう求めている。

 広島県内の犬の殺処分ゼロに取り組んでいる神石高原町のNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ)は「ペットが入れない仮設住宅が問題」と指摘し、ペット可能な仮設住宅の設置を行政側に求めている。(児玉佳子)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:06 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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