動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年06月30日

ペットのお悩みランキング、トップ5は○○!

RBB TODAY

アイリスオーヤマ株式会社が運営するペットWEBマガジン「アイリスペットどっとコム犬といっしょ」が発表した愛犬についての悩みトップ5は…

■愛犬についての悩みトップ5

一般社団法人ペットフード協会の調査によると、現在日本では合計約2千万頭の犬・猫がペットとして飼われています。犬や猫に限らずペットがいることで孤独感やストレスが消えたり、家族の会話が増えたり、気持ちに張りが出たりと、日々の生活がより幸福で充実したものになることが多いのですが、一方でペットについて悩みを抱える飼い主も多いようです。

アイリスオーヤマ株式会社が運営するペットWEBマガジン「アイリスペットどっとコム犬といっしょ」が発表した愛犬に関して困っていることについてのランキングによると、愛犬についての悩みトップ5は「長期間、家を留守にできない」、「鳴き声・無駄吠えが気になる」、「抜け毛」、「臭い」、「肥満」でした。

最近は一人暮らしでもペットを飼う人が増えてきていますが、仕事や旅行で家を空ける場合は飼い主に代わってペットの面倒をみてくれるペットシッターやペットホテルなどのサービスを利用するケースもあるようです。

しかし、預ける期間によっては高額な費用がかかることもあるので、やはりほかに世話をする人がいない状態で長期間家を空けづらいといった悩みを抱える人が多いようです。

もともと単独生活を送っていた猫などと比較して犬は孤独に弱く、基本的にひとりぼっちの状態を好みません。一人の状態が長く続くと、強いストレスを感じ、「分離不安症」になってしまう可能性もあります。

犬は動き回れる範囲が広いと興奮しやすくなるという性質があるので、比較的短期間であれば、トイレ、ハウス、お水などと一緒にサークルやゲージに入れてあげると快適な環境で留守番ができるようです。

■しつけについて

しつけに関する悩み事も多く、上位にランクインした「鳴き声・無駄吠えが気になる」以外にも、「トイレのしつけがうまくいかない」、「噛み癖がある」、「マーキングがなおらない」などがランクインしています。

愛犬をしつける場合、インターネット、本、雑誌などの情報を元に飼い主が直接行っても悪くはありませんが、やはりプロのトレーナーに頼むほうが安心できるかもしれません。

しつけ教室には、飼い主が愛犬とともにトレーナーのところへ出向いてトレーニングを受けるコースや、トレーナーが自宅まで来てくれてトレーニングしてくれるコースなど様々なタイプがあるので、目的や予算に応じて選択するのがいいようです。

また、「人間嫌い・犬嫌いがある」という悩みを持つ飼い主のために、他の犬と共同でしつけトレーニングを受ける犬の保育園(幼稚園)などもあります。

この犬の保育園(幼稚園)では他の犬、人、環境、音に慣れさせるための社会化プログラムを提供しており、「他の犬と仲良くできない」や「知らない人を怖がる」、「無駄吠えしてうるさい」などを防止するしつけ効果があります。

■抜け毛、臭い、肥満にはきちんとした対策を

ほかにランクインしている抜け毛、臭い、肥満などについては、きちんとした対策を立てることでかなり症状を改善させることができます。抜け毛除去にはブラッシングやシャンプーを定期的にすることが有効で、服についたり床に落ちてしまった抜け毛を掃除する便利グッズも販売されています。

シャンプーをしてあげることは臭い防止にも役立ちますが、あまり頻繁にやりすぎると、肌の乾燥や皮膚炎を招くことがあるので注意が必要です。

肥満は、足の病気、糖尿病、心臓病など様々な病気につながる可能性もあるので、特に成犬となる1歳を過ぎたあたりから意識して防いであげるとよいでしょう。

対策としては人間の場合と同様に食事量を見直す、カロリーの低いダイエット食に切り替える、運動をさせるなどが挙げられます。食事量を見直す際には、ドライフードをふやかしてかさを増してあげたり、食事の回数を増やして総量を減らしてやることなどが効果的です。

このほかにも「部屋の汚れ、損傷が気になる」、「お金がかかる」など様々な悩みや問題がありますが、ペットは大切な家族の一員です。手のかかることが多いことも事実ですが、しつけ、体調管理など、常に愛情を持って接し、育ててあげたいところです。



posted by しっぽ@にゅうす at 07:26 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットの命を大切に 基金創設を 宇都宮市 会社員・平山俊幸さん(50)

東京新聞


三年前から、ペットの殺処分に反対する運動をしています。人間の身勝手で、犬や猫が犠牲を強いられている。利益を得るために繁殖させて取引をする人がいるので、政治には繁殖制限や販売規制をきちんとしてほしい。
 ペットは小さな命ですが、大きな社会問題。お金もうけのために犠牲になるペットをなくすには、政治の力が必要です。動物を引き取って保護する人も身銭を切っている。基金をつくって助成してほしい。
 小さな命を大切にすることが、人間の命を大切にすることにつながると思う。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:22 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬のトキソプラズマ症について〜症状・原因から治療・予防法まで〜

T-SITE


犬のトキソプラズマ症について


トキソプラズマと聞いて一般的にイメージするのは猫やキツネといった類の動物ではないでしょうか?しかし、犬もこのトキソプラズマに感染するリスクは十分にあります。

それはおろか、人を含めた哺乳類全般に感染する可能性を秘めています。このような人類と哺乳類全般に感染リスクのある症状を人獣共通感染症と呼ばれています。さて、一体どのような病気なのでしょうか。




その症状

犬がもしもトキソプラズマに感染したとしても、無症状であるケースが多いです。時には熱を出したり妊娠中であるならば、流産や死産を起こすリスクもあります。また、子犬といったような免疫力がまだ低い犬の場合は肺炎や肝炎といった内臓器官の炎症が起こることがあります。


その原因

トキソプラズマ症はトキソプラズマと呼ばれる虫の寄生によって起こります。感染ルートは様々です。トキソプラズマの卵を直接口から摂取したときに感染するのが一般例ですが、その感染ルートは様々です。

まず、トキソプラズマに感染している生肉を食べたりした際に感染します。特に市販の豚肉や牛肉はトキソプラズマに感染している事もあります。また、生肉を食べなくても、その生肉を調理したまな板にもトキソプラズマが付着している場合もあります。そんなまな板で野菜を切ったりして、その野菜を犬に与えてしまう事で感染する事もあります。

次に、トキソプラズマに感染している猫のフンを舐めたり鼻孔に接触した際にも感染します。また、直接フンを舐めなくても、フンに触れた足や手を舐めて掃除する際にも感染します。大型犬や中型犬は毎日の散歩が必須です。いくら家の中を衛生的に管理していても、外には様々な感染驚異があります。




治療方法

抗生剤の投与が一般的です。また、発熱といったような並行症状がでる場合はその症状に合った治療も行います。


予防

ともかく、感染リスクのある物には「近寄らせない」「触れさせない」「食べさせない」の三原則が大事です。
上記の通り、生肉による感染が最も怖いです。何の変哲もない牛肉や豚肉は生で与える事によって犬にとっては毒に成り得ます。そでは逆に調理をして、火を通せば良いのでしょうか?

その答えは「○」です。
トキソプラズマは熱に弱いという弱点があります。調理といったような簡単な加熱で死滅します。トキソプラズマに感染している豚肉や牛肉を我々人間が食べても発症しないのはこのためです。しかし一方で、加熱が十分ではなく、生焼けであったり生煮えである状態の肉を食べた時、まだトキソプラズマが生きている可能性があるため、感染する事もあります。

生肉による感染の予防はまず、



生肉を上げない事
肉を与える場合は十分に火を通してから与える事



ですね。
次に、猫のフンからの感染を予防する方法ですが、ともかく「近づかせない事」です。これは散歩に付いて行っている飼い主の責任であります。犬は好奇心旺盛なので、なんでも舐めたり口にいれたりします。躾などによってそれを極力なくすように心がけましょう。

トキソプラズマは空気感染する事はありません。それは逆に言うと、感染リスクのある物に接触さえしなければ感染しないという事です。肉を与える際も散歩をする際も、飼い主はしっかり注意してあげてくださいね。







まとめ


トキソプラズマ症は命に関わるリスクが少ない病気です。しかし、一方で比較的容易に感染するため、広がりはとても早いです。もっとも、犬はトキソプラズマにとっては中間媒体に過ぎないため、猫のフンと違い、犬のフンからトキソプラズマの卵が検出される事はほとんどありません。

なので、多頭飼いをしている飼い主さんは感染が確認された犬をそこまで厳格に隔離したりする必要はありません。それでも、トキソプラズマに感染した動物と暮らす事は一定のリスクを背負う事になるため、ともかく早めに病院へ連れて行ってあげるようにしましょう。



posted by しっぽ@にゅうす at 07:21 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペット処分を減らす! ペットショップの新しい取り組みについて

マイナビニュース


ニュースで時折報じられるペット飼育放棄や捨て犬・猫の問題。
保健所での処分はここ数年減少傾向に進んでおり、これらの背景にはペットショップでの様々な取り組みが効果を発揮していると言われています。
今回は前回ペットショップの仕事について答えていただいたSさんに現在ペットショップで行われている取り組みについてお話を伺いました。

■ペットの飼育放棄を激減させたマイクロチップ制度

――現在、ペットショップされている取り組みについて教えてください。

Sさん:ペットショップでの取り組みですと、動物たちが家族として迎え入れられるまでと、迎え入れられてからの2つの取り組みがあります。
迎え入れられる前の取り組みですと、獣医による健康診断、感染症予防のワクチン接種、健康診断カルテ、マイクロチップ装着などが代表として挙げられます。

――マイクロチップ装着とはどういったものなのでしょうか?

Sさん:マイクロチップとは、動物用に作られた大きさ直径2mm、長さ11mmの個体識別が可能なカプセル状電子型迷子札のことを指します。
このマイクロチップには個体を識別するための15ケタのIDナンバーが書き込まれています。ワンちゃんやネコちゃんたちの体内に装着されたマイクロチップに専用読み取り機器を近づけることで、その動物たちが誰の家で飼われているのかということが確認できるシステムになっています。

――動物の体内にマイクロチップを埋め込むのでしょうか?

Sさん:はい。非常に小さいとはいえ、ワンちゃんネコちゃんの体内に挿入するのは心苦しくはありますが、体内にて行っています。
マイクロチップは動物管理医療機器であるため、動物病院でのみで皮下挿入を行っていまして成長や運動の妨げにならない箇所に挿入されています。
この制度は2006年6月に改正された動物愛護管理法により、「動物の所有者は、その動物が自己の所有に係わるものであることを明らかにするための措置として、環境大臣が定めるものを講ずるように努めなければならない」ということが規定されたことで取入れが推奨されるようになりました。
マイクロチップ装着により、捨て犬・捨て猫の防止、迷子・災害・盗難時の所有者特定が簡単にできるようになり、特に飼育放棄を減らすことにも大きく貢献しているそうです。

――家族に迎え入れられた際にはどのような取り組みをされているのでしょうか?

Sさん:先ほど少しお話ししましたが、迎え入れる際にお渡しした健康診断カルテをもとに定期検診やダニやノミといった害虫検診などを案内しております。
また、生活環境に合わせた訓練なども併せて行っています。とくに住宅地ではワンちゃんの無駄吠えなどはトラブルのもとになりかねますので、生活環境を少しでも快適にする取り組みが行われています。

また、子犬・子猫の時期は病気やケガも起こりうるため、救急病院の手配や案内なども併せて行っていまして、飼い主の方に向けたアフターケアを大切にしています。

参照元:http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/index02.html

■ペット処分を減らす取り組み

――ペットショップで巡り合いがなかった動物たちはどうなってしまうのでしょうか?

Sさん:以前、ペットショップで引き取られなかった動物たちが殺処分されるという非常に悲しいニュースが報道されたかと思います。
悪質な業者によりそのような行いがされてしまった反省を踏まえ、2013年9月に施行された改正動物愛護法により、ペット関連業者に提出が義務付けられた「犬猫等販売業者定期報告届出書」というものがあります。
それでも2014年には流通死亡数約18000頭、殺処分が約28000頭いるという事実を受け止めなければなりません。

犬猫等販売業者定期報告届出書には死因については報告義務がないため、詳細は不明ですが、まず私たちペットショップができることとしては安易に動物たちを販売しないということです。
本当に大切に飼っていただける方、迎え入れる環境が整っている方のみに販売をするということをしっかりと伺うというのが大前提になります。

――ペットを物として捉えてしまっている人たちがいるということですね。

Sさん:もちろん飼育する人たちの問題として一言で片付けられないところも大きいと思います。利益だけを求めて動物たちを販売してしまう悪質な業者もいないとは言い切れないのも事実としてあり、迎え入れた後のアフターケアも不十分で買いきれなくなってしまうケースもあるかと思います。
個人や企業の問題ではなく、ペット産業として社会的に問題を解決することが大切であると思います。

――何かその点で対策の取り組みはあったりするのでしょうか?

Sさん:最近では、様々なペットショップで保護された動物たちのケアを行い無償で飼い主さんを探す取り組みなどが行われています。保護された犬や猫たちの健康状態をチェックし、健康的な状態で引き取ってもらえる新たな家族を手配したり、ネットで呼びかけたりなどの取り組みがあります。
しかし、動物たちの中には人間に捨てられた心の傷を抱えた子たちも多く、まだまだ問題や課題が多いのが現状です。

しかし、少しずつこういった取り組みが全国で盛んになれば、今後はマイクロチップ装着の制度と合わせて捨て犬・猫の殺処分も減少させられると言われています。
一人でも多くこの事実を知ってもらうのと、動物を飼う際に本当に最後までお世話ができるのかを考えるということを忘れないでいただけたらと思います。

参照元:http://www.koinuno-heya.com/syobun/

■命があるからこそ、飼う際は慎重な判断を

――現状を含め、高校生に伝えたいメッセージはありますか?

Sさん:先ほどお話しした動物たちの殺処分は紛れもない事実です。
ペットとして迎えられても、物のように扱われてしまったり、飼い主の理不尽な理由で捨てられたり返却されてしまうケースもいまだに絶えません。
もしこの先の将来、動物たちと暮らしたいと考えたときに、本当に最後まで面倒を見てあげられるのか、このことを思い出してもらえたら嬉しいです。


Sさんはお話をするときはいつも、動物たちを「ペット」と呼ぶことはしませんでした。
それだけ深い愛情があり、大切に思っているからこその言葉だったのだと思います。
命を扱うペットショップのお仕事だからこそ、その命に向き合う覚悟が必要なのだと感じました。
犬や猫、動物が好きな方、動物を助けたいと思う方は「獣医学」や「生物学」などを学べる学校に進学して専門的な勉強の道を進んでみてはいかがでしょうか。



posted by しっぽ@にゅうす at 07:19 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月29日

ペットの熱中症:炎天下の車内に置き去りにされたペットの救出方法

リスク対策.com


こんにちは。サニーカミヤです。先日、世田谷区役所で行われたペット関係のイベントで、ペット保険の営業の方とお話した際、東京都世田谷区は、犬、猫、小動物などのほ乳類ペット数が約12万頭以上(犬約4万頭、猫約5万頭、小動物約3万頭)と、日本一ペットの多い区だということを知りました。

また、毎年、5月〜9月になるとペットの熱中症関連の保険申請が増えると仰っていました。

ペットたちは、どのようにして熱中症になるのでしょう?

よくあるペットの熱中症事例:
・冷房までいらないと思ってペットを閉め切った室内に留守番させて会社に行ったところ、予想以上に日中の気温が急激に上がり、帰宅したら、数カ所に置いてある飲み水の容器がすべて空になっており、ペットがグッタリしていた。

・カーテンをせず直射日光が室内に入り込む状態で、ケージの中などに入れ、犬が自分で涼しい場所に移動できない状態で留守番させてしまいペットが熱中症になっていた。

・ペットを車に乗せて買い物に行き、曇っていたので雨が降るかもと思い、窓も開けず、エアコンも付けずに駐車し、ペットを待たせたところ、買い物をしている間に日差しが強くなり、車内の温度が急上昇し、たった15分程度で熱中症のような症状になってしまった。

・スーパーマーケットの駐車場で、日陰だったのでエアコンの代わりに窓を少し開けた状態でペットを留守番させたところ、戻ってきたら直射日光が当たっているうえ、風通しが十分でなかったのと、不慣れな車内での留守番に人が通るたびに犬が興奮したため、体温が急上昇してしまった。

などなど、何も知らずに閉じ込められたペットは可哀想ですよね。。

もちろん、ペットの車内閉じ込め救出事案は、日本ばかりではなく、アメリカでも毎年、かなりの件数が発生しています。


ボストン市消防局のペット救出現場映像


消防士が車のドアを開けるために使っている道具のビデオ


みなさんの消防署では、どのように暑くなった車内からペットを救出しますか?アメリカでは下記のようにペットを救出しています。

車のオーナーが現場にいる場合:

・オーナーが鍵をなくしてしまい、車内のペット救出要請をした場合は、車のドアを開けるための同意書にサインをもらい、上記のビデオにあるようなツールで30秒ほどでドアを開けるか、ツールが無い場合は車の窓を割って救出する。

車のオーナーが現場にいない場合:

・消防士、警察官など2人以上が緊急避難により早急に救出する必要があると認めた場合は、レスキューツールで車の窓ガラスを割って救出する。

なお、救出後は、少しずつ水などを与えて落ち着かせ、リードをつないで、車道に出ないように監視すること。また、警察に車のライセンスプレートから飼い主を探してもらうこと。

ここで状況シミュレーション訓練です。

下記のビデオを参考に車の窓を割って車内のペットを救出する場合に気をつけなければならないことを3つ以上、挙げてください。正解は最後のページにあります。※すぐに解答を見ないように!(笑)



なお、どのような理由でも、動物を長い間、暑い車内に閉じ込めた状態にした場合、日本円にして約12万円〜52万円の罰金、または、6ヶ月から10年の禁固刑に処せられます。

また、場合によっては飼い主は当該動物の所有権を失い、2度と動物を里親施設などから譲り受けできなくなります。

■↓州によって、動物虐待に対する罰金の額や拘留期間が違う。
http://www.straypetadvocacy.org/PDF/AnimalCrueltyLaws.pdf

日本も同じように動物虐待は懲役や罰金に処せられます。

■↓動物愛護管理法
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/aigo.html

熱中症の見分け方:

・よだれを垂らして横たわっている。
・あえぐような呼吸をしている。
・耳を触ると、いつもより熱い。
・声をかけても、横になったままで苦しそう。
・意識がないか、あっても目しか動かさない。

ビデオの解答:車の窓を割って車内のペットを救出する場合に気をつけなければならないこと。
1、窓を割るときにはペットが居るシートではなく、ガラスが飛散しないようにできるだけ遠いガラスを割る。なお、ガラスを割る場合は、スイートスポットと呼ばれるガラスを叩いてみて一番音が高いところで、ピラーに近い下側を割ること。中央部分は一番割れにくい。


ツールを使うと簡単に割れる

2、救出後は、熱くなっているアスファルトにペットを寝かせないこと。真夏日の場合、アスファルトは摂氏60度近くになることがあるため、できれば、毛布やバスケットストレッチャーなどの上に寝かせ、常温の水で濡らしたタオルで気化熱効果を利用し、徐々に体を冷やすこと。氷水は急激に血管を縮め、バランス良く冷やせないため、少し冷たいくらいの水で体全体を徐々に冷やすのが望ましい。

3、もし、ペットの意識がある場合は、真水ではなく、ナトリウムなどのミネラルがバランスよく含まれた人間用の経口補水液などを飲ませるほうがよいそうです。

4、ペットが興奮状態にある場合は、窓ガラスを開けてからすぐに飛び出したり、噛みつかれたりすることもあるため、窓ガラスを割った後は換気だけを行い飼い主を待つ。必要があれば少しずつ水を与える。

今年の夏は、猛暑になりそうです。心肺蘇生法講習などで、熱中症について話す機会がありましたら、ペットの熱中症についても少しだけお話しいただけると幸いです。

次回は、「ペットの観察処置について」です。

ここにご紹介したコンテンツは、私がインストラクターとして所属している2つの団体、アメリカ最大のペット救急法指導団体であるPetTechのThe PetSaver™ Program、そして、消防士のためのペット救急法指導団体、BART(Basic Animal Rescue Training)ら出典しています。
PetTech
http://www.pettech.net/
BART(Basic Animal Rescue Training)
http://basicanimalrescuetraining.org/
BARTのブログで紹介されました。
http://goo.gl/ZoJoX6
ペットセーバー
http://petsaver.jp
(了)



posted by しっぽ@にゅうす at 07:04 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オス猫とメス猫、飼い方は違うの? 獣医師が解説

アメーバニュース


今日のテーマは、「オス猫とメス猫で飼い方って違うの?」です。

私はこれまで6匹の猫と暮らしてきましたが、偶然にも1匹以外メス猫でした。その唯一のオス猫でさえ、実家で暮らしているので、実際にはオス猫と一緒に暮らしたことがありませんでした。

しかし、ついに私の家にもオス猫が来ました。それが茶トラのカツオくんです。実際に一緒に暮らしてみると予想以上にパワフルで、オスの性質が強く驚いています。

結論から言ってしまうと、オス猫とメス猫で、飼い方が大きく異なることはないです。ただ、性格とかかりやすい病気が異なるので、知っておくと安心でしょう。

○性格の違い

まず、個体差はありますが、私は猫の性別による性格の特徴を以下のように考えています。

オス猫:大胆、活発、よく鳴く、甘えん坊
メス猫:慎重、穏やか、あまり鳴かない、自立心が強い

人間で言うと、小学生の男女の印象に似ているのではないでしょうか。特に1歳未満のオス猫のパワフルさには、初めて猫を飼う方は驚かれるかもしれません。子猫は性別を問わず遊ぶのが大好きですが、オス猫はエネルギーを発散できるように高くジャンプしたり、長くダッシュする遊び方をします。

○性ホルモンによる影響

成長に伴い、猫は性成熟を迎えます。猫の性成熟は4カ月齢頃から始まります。

■オス猫の場合
男性ホルモンの影響により闘争心、冒険心が強くなります。外に出ようとしたり、縄張り意識が強くなるんですね。よって、脱走、そしてトイレ外でのマーキング行動などに注意しなくてはいけません。

マーキングは猫にとっては正常な行動ですが、一緒に暮らしていく上で許容できないレベルだと困ってしまいます。しかも男性ホルモンが強くなると尿臭も強くなります。尿によるマーキングを止めるには、去勢手術を行なうことが最も効果的な方法です。

■メス猫の場合
多くのメス猫は6カ月齢前後で最初の発情を迎えます。猫の成長はとても早いので1歳を迎えずに妊娠することもあります。この発情期で問題になるのが鳴き声です。

発情中の猫は、独特の長い、高い声で鳴きます。猫によっては夜通し鳴き続けるので、ペット可のマンションでも近隣の方に迷惑をかけてしまう可能性があります。猫は交尾排卵動物といって、交尾の刺激で排卵します。つまり交尾をしないと排卵しません。室内飼育で猫の発情期が長いのは交尾する機会がなく、排卵しないからです。

○かかりやすい病気の違い

人間でも(痛風は男性に多いなど)性別によってかかりやすい病気があるように、猫にもあります。予防法も併記しますので、日頃から気にかけてあげましょう。

○オス猫がかかりやすい病気

■糖尿病
糖尿病の猫の60〜70%はオス猫がかかります。一旦、糖尿病になってしまうと毎日インスリン注射が必要になってしまうことが多いです。猫の糖尿病の数は、肥満率の上昇に伴って増えていますので、適正体重を維持するよう努めましょう。

■尿閉
尿閉とは、結石や尿道詮子(脱落組織、炎症細胞などの凝集物)が詰まり排尿ができなくなる病気です。オスはメスに比べ尿道が細く、また途中でS字に曲がっているため小さな塊でも詰まりやすいです。

また、実際にものが詰まる以外にも、筋肉の緊張(特発性膀胱炎など)や神経の損傷によっても尿閉は起こります。予防法は水分をたくさんとることです。これは結石形成、特発性膀胱炎、両方の予防になります。

■猫エイズウィルス、猫白血病ウィルス
猫エイズウィルス、猫白血病ウィルスの感染症は、咬傷(こうしょう)によって感染するため、喧嘩が多いオス猫に多いです。完全室内飼いにするか、ワクチンを確実に接種しましょう。

○メス猫がかかりやすい病気

■細菌性膀胱炎
メス猫の尿道はオスよりも太く短いです。結石が詰まりにくい一方で、細菌が膀胱に侵入しやすいので注意しましょう。特に高齢のメス猫に多いです。細菌性膀胱炎は症状を示さないことも多いので、健康診断時に尿を調べてもらいましょう。

■乳がん
猫の場合、4対8個の乳頭が胸からお腹にかけて位置しています。腹側のほぼ全域に乳腺が広がっています。この部位にできるしこりは90%が悪性で、しかも転移、再発率がとても高いです。

予防法としては、日頃撫でている時にしこりがないかチェックしましょう。もし何かあれば、数mmのサイズでも一度かかりつけの動物病院で相談して下さい。また発情が来る前に避妊手術(卵巣摘出)を行うと、乳がんの発生率を大きく下げることができます。

■卵巣子宮の病気
卵巣または子宮の腫瘍、子宮に膿がたまる子宮蓄膿症などは猫でも見られる病気です。避妊手術(卵巣子宮摘出)が予防になります。

○その他

■免疫が自分を攻撃してしまう病気
免疫が自分を攻撃してしまう病気(自己免疫疾患。全身性エリテマトーデスやバセドウ病など)は、人間の場合女性の発症率が高いです。しかし、猫では性別による発生率の違いはありません。

■前立腺の病気
人間や犬で見られる前立腺肥大、前立腺がんは猫では稀です。また精巣の病気もとても少ないです。

○最後に

基本的な飼い方はオス猫でもメス猫でも大きな違いはありません。ただし、かかりやすい病気を知っておくと、健康管理の役に立つでしょう。性格については、個体差が大きいですが、ある程度の偏りはあるなと感じます。オスの方が縄張り意識が強いため、メスの方が多頭飼育でも良好な関係を築きやすいという意見もあります。あまりにオスばかり集まるとお互いにストレスになりやすいでしょう。

■著者プロフィール
山本宗伸
獣医師。猫の病院 Syu Syu CAT Clinic で副院長を務めた後、マンハッタン猫専門病院で研修を積み今年帰国。8月1日の猫専門動物病院 Tokyo Cat Specialists開院に向けて準備中。ブログ nekopeidaも毎月更新中。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:56 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「子どもが猫アレルギーだから猫を里親に出します」は身勝手なのか「飼い主だって断腸の思いだったはず」という声も

ニコニコニュース


一般社団法人ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査結果」(2015年)によると、いま全国で987万4000頭の猫が飼育されている。

猫の存在が家にあるだけで、生活が豊かになった人は多いはずだ。しかし、何らかの事情により猫を飼えなくなったとき、里親に出すという決断をする飼い主もいる。2016年6月26日、とある男性が猫を里親に出すことについてブログに書き、議論を呼んでいる。

「命の価値に差をつけるべきではない」と主張
「子どもが生まれて、子供が猫アレルギーだと分かったので猫を里親に出します」

男性が腹を立てたのは、猫の里親サイトを見つけたこのようなコメントだった。この家庭で飼われていた猫は、子どもが誕生するまでは家族同然にかわいがられてきたはずである。だが子どもが猫アレルギーを発症し飼育が困難となり、里親に出すことになった。その点は仕方ない。

「世間一般では猫=ペットで飼えなくなったら里親探し、それか保険所に追放をするかの二択。保健所に追放するのは論外だけど、里親に出すくらいなら猫だって家族なわけだから自分の子供といっしょで多少無理してでも面倒を見るべき。そう思ってしまうのです」

環境省が発表した「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(平成26年度)」によると、年間約8万頭の猫が殺処分されているという現実がある。そのため、男性は

「猫も人間も同じ一つの命なのだから命の価値に差をつけるべきではないと思う」
「どんな理由があろうと生き物を飼ったら生き物の寿命が尽きるまで飼う責任が生じる。その責任がまっとうできないなら生き物を飼うな」

と強く糾弾していた。

「願わくばきちんと里親を見つけてあげるのが猫ちゃんへの親心としてほしい」
里親募集のサイトを見ると、飼い主の飼育放棄により里親を募集している猫がたくさんいる。胸が痛むと同時に、猫を簡単に捨ててしまう飼い主の倫理観を疑ってしまう。

猫アレルギーにより里親に出すことについては以前からネットで議論されている。はてなブックマークでは、

「私も猫アレルギーなのでなんともいえないな。軽度ならいいけど下手すると命に関わることなので子供を守るのは親の役目だからね。願わくばきちんと里親を見つけてあげるのが猫ちゃんへの親心としてほしい」
「私は子供も猫もいますが、猫を里親に出すという選択はできませんね。その辺に捨てるよりはマシですが、生き物を飼うなら何が何でも一生面倒見るべきです」

など、賛否両論が繰り広げられている。

しかしもちろん、一度ペットを飼育したからには、しっかりと飼う覚悟は必要ではあるが、どうしようもない事情も存在するのも事実だ。

「うちは猫と子がいるが、もし猫アレルギーなら家庭内別居しか手だてがないし、それでも毛は飛ぶので相当しんどかろう。里子に出す飼い主さんだって、断腸の思いであったはず」
「理解はするけど、これは子供と猫の両方がいる人間しか結論を出しちゃいけない気がする」

という声も寄せられていた。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:55 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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