動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年08月12日

【君(ペット)がいるから】徳田竜之介<2>動物は飼い主の心の鏡

西日本新聞


最大震度7を記録した熊本地震。状況は刻一刻と変化しました。
 
 4月14日午後9時26分の前震。私は熊本市中央区の「竜之介動物病院」で診察中でした。未経験の立っていられないほどの長い揺れ。それでも、何事もなかったかのように、目の前の犬に聴診器を当てました。

 揺れから2、3分たったころでしょうか。身の危険を感じて外に出ている人たちが道にあふれていたので、私の病院の待合室に避難するよう誘導しました。そのとき、とても状態の悪い犬が運ばれてきました。外傷性の出血もひどい。地震で家具の下敷きになったといい、飼い主も激しく動揺していました。

 応急処置が終わり、後はその犬の生きようとする力次第だと見守っていると、また血だらけの犬が待っていました。割れたガラスの破片でけがしたようです。処置していると、今度は一刻を争う猫が運び込まれました。揺れに驚いて飛び出し、マンションの窓から転落したそうです。

 私は地震発生直後から動物と一緒に避難できる「同伴避難所」を開設しました。その一方で通常通り、24時間緊急対応の診療も続けました。診察室には地震によるパニックで道路に飛び出して交通事故に遭った猫、飼い主とはぐれた迷子の犬などが次々と運ばれてきました。外傷性出血のひどい動物もいます。

 待合室は、避難者と、動物の診療に来た人であふれ、まるで野戦病院でした。相次いで運ばれてくる動物の状態は、決して良くありません。それ以上に飼い主に大きな精神的ダメージと動揺が見られました。

 地震から日がたつと、過呼吸から熱中症を起こす犬、ストレスによる食欲不振や下痢になる猫、出産の時期だったためか保護された子猫も多く見られました。

 動物は自然の異変を敏感に察知する能力があるとされ、大地震に人間より大きな恐怖を感じていたのではないかと思います。そんな動物たちのために飼い主ができることは、まず自身が落ち着くことです。出血がひどく、状態が悪い動物がたくさん運ばれてくる一方、飼い主のパニックや不安感に連鎖して具合が悪くなっている動物も多く見受けられました。

 飼い主の精神状態が鏡に映るように動物に連鎖しているのです。これを私たちは「ミラー効果」と呼んでいます。ミラー効果はプラスに働くときもあれば、今回のようにマイナスに働くときもあります。私たちは、プラスの効果が出るように動物だけを診るのではなく、動物の向こう側にいる飼い主とも向き合わなければなりません。

 それは震災という状況でも同じ。飼い主と動物は共に支え合う存在で、その絆を守るのが私たち獣医師だとあらためて強く感じました。

(竜之介動物病院長、熊本市)




posted by しっぽ@にゅうす at 08:06 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドッグレスキュー時のアプローチングについて

リスク対策.com


こんにちは。サニー カミヤです。

このコラムでは、「ドッグレスキュー時のアプローチングについて」ご紹介いたします。まずは、下記のビデオをご覧ください。


出典:Union Lake Veterinary Hospital

たまにですが、消防レスキュー隊がさまざまなドックレスキューに借り出されるときがあります。その際、犬にアプローチする方法を知らないと不意に噛まれることや、捕獲しようとして、犬に飛びつかれて倒れることも考えられます。

そういう不意なアクシデントを免れるためにも、犬の行動生態を知っておくと消防士の手や体を守れる可能性が高くなります。

1、 犬のボディーランゲージについて

@ 犬がリラックスしている状態:
・目が優しく、こちらの目を見つめます。
・口は少し開けて、呼吸も落ち着いています。
・耳は自然にたれていたり、リラックスした状態です(犬種にもよります)
・尻尾を降っていたり、緩く垂れていたりします。


写真を拡大 犬がリラックスしている状態


A 興奮状態の犬
・冷たい目つき
・目を見開いて疑っているような目つき(通称:クジラの目)
・口は閉じているか、前唇をかみしめているような状態
・口を引き締めたような状態で、よだれが垂れていたり、息が荒い状態
・耳は緊張して立った状態(ストレス)か、耳を前に傾けた攻撃状態
・背中の毛が、逆立った状態
・尻尾が直立した状態、もしくは股の間に巻き込んでいる状態
・尻尾を素早く動かしているときには要注意!


写真を拡大 興奮している状態の犬

2、犬の捕獲の仕方

さまざまな捕獲の仕方がありますが、ケージがある場合は、下記のビデオのようにえさを使った捕獲が比較的簡単だと思います。ただし、大勢で犬に向かうと怖がって逃げますので、多くても2名で捕獲する方がいいかもしれません。



Ketch Pole(ケッチポール)という捕獲道具を使う方法があります。
これも上手くエサで誘導して、輪の中に首を入れさせる感じが最も楽に捕獲できると思います。

もし、犬を怖がらせて捕まえようとすると下記のビデオのように大変な力で犬と戦う感じになってしまいます。




3、 犬に噛まれないために

犬はさまざまな刺激により態度が急変したり、手を近づけたときに噛んだりすることがあります。

手袋もケプラー手袋だけでは犬の歯が生地を貫通し、手に突き刺さることもありますので、できるだけヒジまである厚い手袋を着用し、もし、噛まれた場合は、すぐにアルコールやオキシドールでの消毒が必要です。

犬が意識がある場合も無い場合も、マズル(口輪)をすることをおすすめします。

マズルを作る方法は、下記のビデオのようにリードのような平らなヒモを使って、次の手順で作ります。包帯でも大丈夫です。
・一重結びの状態の20cmくらいの輪を作ります。
・犬の鼻の上に結び目を持ってきて少しずつ締めていきます。
・顎の下でクロスし、両端を後頭部で結びます。



出典:Emergency Dog Muzzle/WikiPetHealth

マズルを装着した後は、別のリードかロープ(小綱等)で犬がどこにも行かないように結んでください。

下記のビデオのように三重もやい結びを応用して犬の体に合わせて、ハーネスを作ることもできるようです。



最も簡単なのは、下記の写真のような口にかぶせるタイプのマズルです。
ワンタッチで装着可能ですので、確実で早いです。


口にかぶせるタイプのマズル

プロでも犬に噛まれることがある
犬を飼ったことのない、または、犬を飼ったことがある消防士の方でも、自分の犬でない場合は、犬の捕獲にかなり手こずるかもしれません。

普段、いろいろな犬にあって、アプローチングの練習をしておくといいかもしれませんね。

下記のビデオはペットウィスパーで有名なアメリカのドッグトレーナー、シーザーミランの犬のコントロール方法です。


こういうプロでも犬に手を噛まれることがあるんですね。
1分12秒からシーンがありますが、通常は、げんこつを作った状態で様子を見ることが多いです。そうすると噛まれにくくなります。



犬に噛まれたら、逃げずに、噛まれた状態で犬に近づくと、噛みついた手から離れる習性があるそうです。でも、はじめから噛まれないように気をつけたいですね。
もし、噛まれそうな気配の時には、動物管理センターの職員の到着を待つか、飼い主の到着を待った方がいいかもしれません。

いずれにしてもケガのないようにペットレスキューしてください。

それでは、また。

ここにご紹介したコンテンツは、私がインストラクターとして所属している2つの団体、アメリカ最大のペット救急法指導団体であるPetTechのThe PetSaver™ Program、そして、消防士のためのペット救急法指導団体、BART(Basic Animal Rescue Training)ら出典しています。

PetTech
http://www.pettech.net/

BART(Basic Animal Rescue Training)
http://basicanimalrescuetraining.org/

BARTのブログで紹介されました。
http://goo.gl/ZoJoX6

ペットセーバー:
http://petsaver.jp

(了)



posted by しっぽ@にゅうす at 08:05 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本人と犬との関係 〜その歴史に迫る〜

ネタリか


人間と犬の付合いは太古の昔から相互扶助の関係にあった

犬は最古の家畜であり、人間と犬は相互扶助の関係にあります。
犬は常に人間と共に移動していますので、犬の移動の歴史は人間の移動の歴史だと言っても良いでしょう。
それは日本の場合は、縄文時代からの付合いだとも言われており、起源は不明ですが縄文時代に縄文人の集落跡から犬の骨が出現しています。
更に歴史を遡ると、期旧石器時代に東アジア地域で狼が家畜化され、それが日本列島へ持ち込まれた可能性があると考えられています。
しかし残念な事に、古学的発見は未だ十分でないとも言われています。

歴史ごとの犬の役割

縄文時代

この時代の犬(縄文犬)は主に狩猟犬であり、人間と一緒に狩りに行き鹿や猪の追跡・捕獲に使われたとみられます。
その証拠に、現代の猪猟における犬の歯の欠損状態と、この時代の犬の歯の欠損状態とが類似しているのが何よりの証と言えるでしょう。

縄文犬

弥生時代

この時代の犬(弥生犬)は狩猟犬もいましたが、主に人間のためのタンパク源だった様です。
と言うのも、長崎県の原(はる)の辻遺跡から殺されて食べられた犬の骨がたくさん発見されています。
弥生人は農耕生活をしておりましたので犬は食用とされていたそうです。
また、この頃から農地を害獣から守るための番犬と言う役割が始まったとも言われています。
自分達は犬に守ってもらい、一方では食べてしまうのですから、人間とは身勝手な動物です。
そして、この時代を境に外国犬の影響を受けない純国産犬である紀州犬,秋田犬,北海道犬,四国犬,甲斐犬,柴犬などに分岐されるきっかけとなります。

弥生犬

この時期の日本列島に住む人々には犬食文化があったのですね!
犬をこよなく愛す私としては強い抵抗を感じます。

古墳時代

この時期の犬は狩猟以外にも、番犬や穀倉内での鼠駆除などの役割をしていたと見られます。
中国・山陰地方にいる石州犬が、現在でも鼠を捕る習性があるのは遺伝継承の現れです。

石州犬

飛鳥・奈良・平安時代

これらの時代は猟犬や番犬だったのですが、とにかく犬が大切にされていた様です。
675年には犬肉食を一定期間禁じる通達も出され、しかも【公的機関の犬】が登場し、それにより【御犬飼】という犬のエキスパートまで現れ、彼らによって当時の最先端飼育訓練技術術が研究されたと言われています。
また、この時代では現代のペット先進国の様に、犬は保護されるべき対象となっていたとも言われています。

飼育放棄や虐待,殺処分は無かったのでしょうか?
無かったとしたらなら是非この時代を見習わなければなりませんね。

鎌倉時・室町時代

この時代の犬達は、番犬と言う役割の他に、【犬追物】と言う競技にも使われていました。
犬追物は牛追物から始まり鎌倉時代から始められ盛んに行われていた様です。

犬追物とは、太い縄で境界を示した円周約40mの円の中央に犬を放ち、境界線から外に出さない様にしながら集団で追いかけて、犬が縄を超えようとする瞬間に合わせて近くの者が馬上から犬に矢を射ると言う競技です。
その際、犬を殺さない様に鏃(やじり)をのぞき鏑(かぶら)を大きくした蟇目(ひきめ)の矢を使用したと言われています。

私が思うに、これは動物虐待に近い行為ではないでしょうか。
逃げ惑う犬は命の危機を感じながら必死で逃げたのだと思います。

安土桃山時代

安土桃山時代は多くの犬種が戦国大名の権力の象徴として飼われていたそうです。
この頃の犬は可愛がられていたのですが、豊臣秀吉だけは別の理由で犬を大量に集めていました。
それは、大阪城で飼っている虎の餌として犬を与えていたようです。
しかも 驚くべき事に、生きたまま虎に与えていたそうです。
猛獣である虎は大きく大食漢であるため、その空腹を満たすため大量の犬が必要だったのだろうと考えられています。
そんな秀吉は、犬を調達するために近隣の村人達に対し犬を差し出すように命じたと言われています。

秀吉

豊臣秀吉ファンには申し訳ないのですが、秀吉と言う男は酷い奴ですね。
私から言わせれば最低最悪な奴です。
こんな男が天下人だったなどと思いたくありません。

江戸時代

江戸時代は外国との交流も盛んだったため座敷犬や大型犬が入ってきました。
これらの犬達は大名への献上品とされた様です。
また、この時代にスピッツを元にしたとされる【狆】が固定化されました。



そして大型犬の多くは猟犬であり、大名行列の先触れ犬として重用され、諸大名は競って飼育したと言われています。

江戸時代の犬は裕福な大名に飼われていた事から、きっと大切にしてもらっていたのでしょう。
それに象徴されるのは徳川幕府5代征夷大将軍の【犬将軍】で知られる徳川綱吉ですね。
綱吉は【生類憐れみの令 】と言う法令を制定した将軍です。
かなり極端な法令ではありますが、命の尊さを重んじると言う意味では賛同する部分もあると思います。

明治時代

開国によって洋犬の大量流入が始まりました。
ここから明治20年代までに犬がペットとして全国へ普及する事になります。
また狂犬病が流行した事により、畜犬行政や獣医学が大きく発展し、猟犬団体や動物愛護団体が発足しました。
そして 明治43年には警察犬が登場し【公的機関の犬】として活躍して行きます。

大正時代

この時代になると輸入される洋犬の品種が大幅に増加され、ドッグショーも頻繁に開催される様になって行きます。
また、関東大震災の影響により日本畜犬界の中心が関西へと移ります。
そして、大正8年に大日本帝国陸軍はシェパードを中心とした軍用犬の運用を開始しました。

軍用犬

こうして明治から続く警察犬と共に【公的機関の犬】として活躍する事になります。

昭和

昭和に入ると本格的な畜犬文化の到来です。
愛犬団体が多数設立され、ペット業界は隆盛を極めました。
また、昭和3年に日本犬保存会が発足され在来犬種の再評価も始まりました。
そんな中、日本犬が次々と天然記念物に指定され『和犬ブーム』が起こります。
しかし太平洋戦争の末期には、アメリカ軍の空襲により多くの日本人と犬達が死んで行きました。

戦災によって人だけでなく、犬もたくさん死んでしまった事を、太古の昔から人間と生活を共にして来た犬達の宿命、と言うには少し無理があると思います。
何故ならば、我が国が軍国主義となってしまった結果がそうさせたのです。
そして、戦争を起こしたのは我々人間です。
犬が死ななければいけなかった道理は全くありません。
この様な悲劇は二度と起こしてはいけませんね。

まとめ

現代の犬達は家畜から家族へとその用途が変って来ました。
そして現在では犬の登録数(飼われている数)が1,034万6,000頭と言われていますが、それに伴って様々な問題を引き起こしています。
特に問題なのが、飼育放棄により捨てられて殺処分される犬達です。
人の勝手な都合で殺されてしまうなんて、可哀想だと思いませんか?

犬達は何も悪い事などしていないのです。
もし人間がその立場だったらどうしますか?
私は自分の無力さに腹立たしさを感じます。

人と犬

大昔から人と一緒に暮らし、様々な役割を担ってくれて、今も私達を支えてくれている犬達。
一日も早く殺処分が無くなる様にひたすら祈るのみです。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:03 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬猫との暮らし 変遷展示

読売新聞

県立こども歴史文化館(福井市城東)で、夏の特別展「ワンダフル×ニャンダフル 暮らしのなかの犬、猫の歴史」が開かれている。9月4日まで。


 犬と猫が日本で人間と暮らし始めたのは、犬が縄文時代、猫は奈良時代とされる。現在は主にペットとしてかわいがられている犬猫も、狩猟のパートナーやネズミよけなどの狙いで飼われる一面もあるという。

 特別展では、時代ごとでの犬や猫の位置づけを、埴輪はにわや絵巻物、浮世絵、郷土玩具から現代のフィギュアに至るまで約380点を通じて紹介している。

 平安時代、貴族たちのステータスとして飼われた猫がひもでつながれている一方、犬は放し飼いされていた。17世紀後半に発布された生類憐あわれみの令で犬猫ともに放されたが、明治時代で迎えた文明開化の影響で、犬をひもでつなぐ文化がもたらされた。そうした時代の様相やニーズに応じて変化する犬猫の扱いが読み取れる構成になっている。

 午前9時〜午後5時。無料。問い合わせは同館(0776・21・1500)。



posted by しっぽ@にゅうす at 07:59 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

食べるために犬を叩き殺す 中国で撮影された動画に批判殺到

livedoorニュース


2016年8月9日、中国・湖北省武漢市でこのほど、れんがでイヌをたたき殺す動画が話題となっており、イヌを殺した男性らに批判が集まっている。中国メディアの報道によると、動画が撮影されたのは6日の午後で、イヌの鳴き声を聞いた住民が発見し撮影した。

動画には3人の男性が映っており、1人はケーブルでイヌの首を締め押さえつけ、もう1人がれんがでイヌの頭部を何度もたたき殺した。男性は十数回れんがでたたき、イヌの悲鳴が響く場面も映っている。この光景を見た住民が男性らを注意したが、気に留める様子はなかった。動画では犬種まで確認できないが、中国メディアは「プードル」と伝えている。住民によると、イヌを殺した男性2人は付近に住んでいる出稼ぎ労働者で、イヌを殺したその日に肉を食べたという。

動画を撮影した男性は、「殺されたイヌには首輪があり、毛並みもきれいだったことから飼い犬である可能性が高い。私は犬肉を食べることに反対はしないが、彼らの行為は窃盗の疑いがあるだけでなく、非常に残酷だ」と語っている。現在、中国の刑法では動物虐待を罰することはできないが、イヌが誰かの飼い犬であると証明できれば窃盗の罪に問うことができる。同案件について警察当局からの詳細な発表はまだない。(翻訳・編集/内山)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:58 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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