動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年08月19日

ペットを生かさず殺さず「生ゴミ」処分〜「犬猫の殺処分ゼロ」で暗躍する<引き取り屋>

ヘルスプレス


ロックバンド「SEKAI NO OWARI」が期間限定シングル『Hey Ho』を10月5日にリリースする。この曲は「動物殺処分ゼロプロジェクト」の支援を目的とする作品だ。

 SEKAI NO OWARIは動物殺処分ゼロプロジェクト「ブレーメン」を立ち上げており、動物の譲渡を支援していく方針だ。今作の収益は、その支援金となる。特に10月8〜9日に東京国際フォーラムで行われる「ブレーメン」プロジェクト公演は、その全収益金が本プロジェクトに充てられるという。

保健所による殺処分数が減り、譲渡数が増えている

 いま日本では、自治体の保健所が主体となって犬猫などの殺処分を行っている。近年はどこも殺処分数を減らす方針で動いている。熊本県熊本市をはじめ「殺処分ゼロ」の目標を達成させた自治体もいくつかある。先の都知事選で小池百合子都知事が、「ペット殺処分ゼロ」を政策方針に掲げたことも記憶に新しい。

 野良犬を見かけない東京都心部と、群れで暮らす野犬がいるような山林地域とでは、自治体の対応も異なるが、「殺処分ゼロ」への道は基本的に以下の2原則である。

 ●犬猫の引き取りを規制する
 ●引き取った犬猫は新しい飼い主への譲渡する

 もちろん、保健所にペットを持ち込む飼い主は後を絶たないのだが、それでも全国的に殺処分数が減り、譲渡数が増えている傾向だ。<終生飼養>を掲げる自治体の取り組みは、成功しつつあるのだろう。

 だが問題は、一般の飼い主ではない。動物を「使って」生計を立てる業者だ。

<引き取り屋>が商品価値がなくなった犬を有料で処分

 平成24年に動物愛護管理法が改正され、自治体はブリーダー(繁殖業者)やペットショップ(生体小売業者)など動物取扱業者からの引き取りを拒否できるようになった。

 業者の世界はどこも、その実態は一般の人たちには見えにくく、長年当たり前になっていること、あるいは、新しい隙間産業が、ごまんとある。犬の「処分」についてもそうだ。

 業者はビジネスであるがゆえに、お金にならなくなった犬は処分する。きれいごとは通用しない。これは日本のペット業界の通例だ。

 処分にかけるコストは少ないほうがいい。良心的なショップは値段を下げて、原価割れしてでも<売り切る>努力をする。ブリーダー然り、商品価値はなくなっても里子として引き取り手を探すこともある。

 一方、悪質な業者は、内々で「売れ残った」犬を処分する。スタッフの手で冷凍死させるとか、川へ流すとか、野山へ遺棄するとか、お金を掛けずに速やかに処分する方法はさまざまだ。これは法律違反であり、もちろんこんな業者はほんの一部だが、皆無ではない。

 大半は、処分料を払って業者に引き取ってもらう。手間ひま掛からず、販売や繁殖などの本業に専念できる。以前は保健所へ持ち込めば安価で済んだが、平成24年以降、保健所の規制が厳しくなり、今は、もっぱら引き取り業者、通称<引き取り屋>に頼るしかない。

 商品価値がなく、業界では不要とされる犬の処分を有料で引き受ける<引き取り屋>は、こうした背景から近年ニーズが高まった。「殺処分ゼロ」政策の反動として「引き取り屋」が横行したといえる。

最低限のコストで「保管」するだけ

 問題は「引き取り屋」に引き取られた犬猫の、その後である。稼ぎにするため転売されればまだいいだろう。だが現実は、多くの犬が見殺しにされている。

 動物愛護管理法により、業者は「終生飼養の確保を図る」ことが義務づけられ、「引き取り屋」も容易に処分はできない。だから、最低限のコストで「殺さない」という飼育だ。

 まとまったお金で引き受けた犬たちを、人里離れた場所で大量にただ「保管」しているだけの引き取り屋は少なくない。暑さ寒さの厳しいプレハブ小屋に、上にも横にもびっしりとケージを並べ、犬を詰め込んでいる。

 散歩は行かず、健康管理もしない。水と少量のペットフードを配るだけ。犬たちの末路は、病死や衰弱死だ。そうなれば、生ゴミとして<合法的に処分>できる。

 そもそも、隙間産業の水もの商売だから、破綻する引き取り屋ももちろんいる。「殺さない」だけの飼育すら立ちゆかなくなり、大量遺棄したのが、栃木・佐賀・山梨、群馬……と、一昨年から相次いだ犬の大量遺棄事件だ。

 厚生労働省は、この問題を検討する小会議を開く予定だ。ただし、現状回避ではなく、日本のペット産業の構図にメスを入れる話し合いをもたなければ、「引き取り屋」に次ぐ、第二の儲けビジネスが生まれるだけだ。
(文=編集部)





posted by しっぽ@にゅうす at 08:25 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【君(ペット)がいるから】徳田竜之介<3>「最後のとりで」協力と絆

西日本新聞


予想もしていなかった突然の熊本地震。動物を飼っている人たちは、必死の思いでがれきの中からペットの動物を救い出し、避難所にたどり着く。そこで言われたのは「動物は外にお願いします」という一言。ほとんどの避難所で動物は外につないでおくしかなかったようです。

 一緒に連れて避難することすら許されていない所もありました。肩身の狭い思いをしながら、車中泊を選んだ人も多かったようです。動物が嫌いな人もいるでしょうし、断水が続く状況では衛生面の心配もあります。さまざまな人が集まる避難所では、ペット同伴避難が難しいのはやむを得ないのかもしれません。

 そんな中、熊本市中央区の「竜之介動物病院」に開設した避難所は、むしろ動物が一緒でないと肩身が狭いような避難所でした。病院と併設の専門学校「九州動物学院」が入る4階建てのビルは、いざというときに役立つように設計しており、一時は全フロアを開放。16日の本震直後のピーク時は飼い主230人と犬や猫、ウサギ、フェレットなど300匹が避難しました。

 ここでは動物たちが懸け橋となり、初対面同士の避難者も会話が弾みます。飼い主たちは「この子(ペット)を私が守らなきゃ。何かしなきゃ」と積極的に動きました。動物の存在があったおかげで、自然と避難所に協力と絆が生まれました。

 ペットの猫と一緒に避難してきた年配の女性は、体調不良や心労のせいか、炊き出しを取りに行くのもつらそうな様子でした。それでも、猫のために毎日、支援物資の配布場所まで足を運んでいました。スタッフが運びます、と伝えても「自分の猫のためだから」と頑張っていました。そのおかげでスタッフと話も弾み、周囲とも仲良くなりました。

 私の病院にたどり着くまでつらい思いをしてきたと、着いた途端に泣き崩れる人もいました。動物と一緒に避難できる場所という「最後のとりで」があるだけで頑張れるという人もいました。

 私は、こうした現状と同伴避難できる場所の存在を伝えなければと思い、できる限りマスコミの取材を受け「動物は家族。家族は引き離してはいけない」と訴えました。

 避難所の動物を診て回ると、飼い主に感謝されたり、拝まれたりしました。震災前と変わりなく、いつも通りのことをしているにすぎなかったのですが、何とも気恥ずかしい気分でした。

 ただ、私たちの動物同伴避難所は一時しのぎでしかありません。早くからペットと一緒に住める住宅に関する情報を収集し、避難者に提供したことで、専門学校の授業を再開した5月7日までに避難者全員の行き先が決まりました。

 (竜之介動物病院長、熊本市)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:23 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被災ペット 県が譲渡要件緩和 殺処分中断 

読売新聞


熊本地震以降、飼い主とはぐれた犬猫が多く、県は殺処分を中断している。県は譲渡要件を緩和するなどで対応しているが、県内の保健所(熊本市を除く)に保護された犬や猫は12日現在、計1353匹に上った。地震で被災して引き取りを断念する飼い主もおり、県は「不幸な犬や猫を減らすためにも、責任を持って新しい飼い主を探してほしい」と呼びかけている。

 昨年度県は、保護した犬や猫の長期保護を避けるため、個人だけでなく、事前に登録した県内の保護団体に限って譲渡を認めた。地震後にはさらに要件を緩和し、県内の登録保護団体の仲介を前提に、県外の保護団体にも開放した。

 県によると12日現在、元の飼い主に引き取られたのは計152匹。ほか698匹が県内外の保護団体や個人に譲渡された。それでも、229匹が引き取り先を探している。保健所の収容数を超えており、本来は処分施設である県動物管理センター(熊本市東区)でも収容しているという。

 さらに県は災害時の応援協定に基づき、九州・山口各県に対して、地震後に保護した犬や猫の引き取りを依頼している。ただ、保護している犬は中型犬以上が多く、飼い主探しが難航することから引き取りに二の足を踏む自治体もあるという。7月下旬に福岡市が支援を名乗り出たが、実際に引き取ったのは予定よりも少ない7匹にとどまった。

 同市東部動物愛護管理センターの吉柳善弘所長は「福岡市内では、マンションでの飼育が一般的。中型犬は引き取り先に困る」と明かす。

 県健康危機管理課の江川佳理子・乳肉衛生班長は「被災したペットが少しでも早く日常の生活を取り戻せるよう、新しい飼い主を探していきたい」と話している。

2016年08月19日 Copyright c The Yomiuri Shimbun


posted by しっぽ@にゅうす at 08:22 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

子猫はなぜ生きたまま焼かれたか、なぜ動画はネット投稿されたか

Yahoo!ニュース



攻撃は様々な方向へ向く。ネットは、人を癒し、人を沈める。

■子猫を生きたまま焼いた女 動画投稿で逮捕

ネットで動画か拡散され、話題になった事件です。

子猫を生きたまま焼き殺し、フェイスブックにその動画を投稿したとして、神戸市在住の無職の女(31)が兵庫県警に逮捕された。

自分が飼っていたスコティッシュフォールドの子猫をつかんで逆さ吊りにし、〜簡易焼却炉に入れて焼く様子を映していた。〜

女は、子猫の焼却や動画投稿も認めた。〜精神科に医療保護入院〜

女は、治療を終えて8月16日に退院し、〜逮捕された。〜女は、「取り返しのつかないことをした」と容疑を認めているという。〜

容疑者の女は、別れたという夫の浮気相手とする女性の名前を子猫などに付けて、残虐行為に及んでいた。

出典:子猫を生きたまま焼いた女 動画投稿で逮捕の兵庫県警「大きな犯罪につながる可能性」 J-CASTニュース 8月17日
■怒りと攻撃、恨みと八つ当たり

怒りは、一般に何らかの形で自分が傷つけられた時の感情です。怒りから、すぐに直接の相手に攻撃をすることもあります。しかし、現代社会では、簡単に相手を殴ったり蹴ったりはできません。

そこで、怒りを抑えます。しかし、心の中のストレスはなくなりません。そこで、怒りの対象を「置き換え」ます(「置き換え」は防衛機制の一種)。

物に当たる人もいますし、人に当たる人もいます。八つ当たりです。ただし、普通は理性で限度をわきまえます。

怒っているのに有効な反撃ができずに悶々としていると、恨みの感情が増し加わり、複雑で歪んだ攻撃方法を考えることもあります。

■なぜ怒りは猫に向いたか

八つ当たりの一種として、ペットを虐待する人もいます。

さらにストレスを子どもに向けて虐待する人もいますが、例えば妊娠中に夫の浮気が発覚した場合など、子どもが可愛く思えないと感じ虐待が悪化することもあります。

今回の詳細は不明ですが、夫婦で飼い始めたペットと、夫の浮気への怒りが結びつこともあるでしょう。

■精神疾患と動物虐待

今回のケースでは、医療保護入院(家族等の同意による入院)に至る診断名が報道されていませんので、心の健康状態と今回の行為がどのように関連していたのかはわかりません。

動物をいじめるようなことは、ストレスのたまった人なら、ある程度はあることでしょう。しかし、限度を超えた動物虐待者の中には、診断名がつく人もいます。

たとえば、反社会性パーソナリティ障害と診断されるような人の中に、動物虐待への良心の呵責を感じない人もいます。あるいは、発達のバランスが崩れている人の中には、動物の解剖に執着する人もいます。

性的サディズムの人の中には、動物や人間を痛めつけることに快感を感じる人もいます。

猟奇殺人事件の犯人の多くは、動物虐待を経験しているという研究もあります。ただ、動物虐待は多いことなので、動物虐待をしている人が次々殺人者になるわけではありません。

また自分自身がひどい虐待を受けたいるために、動物虐待に走る人もいます。

今回のケースは、退院後に反省の弁を述べていますので、入院治療により冷静さを取り戻せるような状態だったのでしょう。人への攻撃などにエスカレートすることなく済んだのは、入院治療の効果でしょう。警察、家族、医療の協力によるものだと思います。

■ネットの影響

ウケ狙いでネットに様々な動画を流す人はいますが、今回は違うでしょう。冷静さを失っていたとはいえ、自分の心を多くの人にわかってもらいたかったのかもしれません。

「グレてやる」とか「死んでやる」という言葉がありますが、これも自分の苦しい思いを知って欲しくてもがいている言葉でしょう。

自分では処理しきれない感情を、人は他の人に話します。泣いたり怒ったりしながら人に話し、共感し受け止めてくれることで、冷静さを取り戻します。

ただそのような相手がいない時、一人で考え込んでネガティブ感情に浸っていくこともあります。またある人は、ネットで感情を吐露します。法に触れず、ネットでも共感してもらえるなら、それも良い方法です。

処理できない感情を不適切な行為として「行動化」し、さらにそれをネットで公開する。これも、本人の心がもがいているからなのですが、犯罪として立件されることもあるでしょうし、ネット公開することで行動がエスカレートし、犯罪の闇に沈んでいくこともあるでしょう。

ネットで救われる人もいれば、ネットで犯罪者になる人もいます。ネットはいつも、諸刃の剣なのです。

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補足2016.8.18.20:20

・私事ですが、小学生時代の一番悲しい思い出は、飼っていた猫が交通事故で死んだことでした。

・元記事から推察するに、この女性に変化はあったのでしょう。ただ診断名も治療方法もわからないので、それがどの程度治療の効果だったのかは、わかりません。いずれにせよ、人とはわからないものです。

複数のプロが判断して仮釈放した直後に犯罪に走る人もいますし、そうかと思えば、凶悪犯罪者だった人が、その後おだやかな人生を送ることもあります。ほとんどの場合、治ると断言はできませんが、また「死ぬまで治らない」と断言することもできないでしょう。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:20 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高齢のアムールトラ「タツオ」死ぬ 19歳、札幌・円山動物園

産経ニュース


札幌市の円山動物園は18日、19歳4カ月でアムールトラの雄としては国内最高齢だった「タツオ」が死んだと発表した。同動物園は高齢による腎臓疾患が原因とみている。

 タツオは平成9年4月、名古屋市東山動物園で誕生し、11年10月に円山動物園に来園した。人気ものだったが、1年前から足腰が弱り、今月に入り食べ物を口にしなくなっていた。16日からは寝返りが打つこともできなくなり、18日朝、死んだことが確認された。北海道大学で解剖して死因を調べる。

 同園は31日までタツオを偲んでアジアゾーンの寒帯館に献花台を設ける。

 アムールトラの野生の寿命は8〜10歳。飼育下では15〜16歳という。国際自然保護連合のレッドリストの絶滅危惧種に指定されている。現在、国内の動物園で62頭が飼育されている。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:05 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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