動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年12月25日

ネコ殺処分ゼロへ 神戸市の取組みから殺処分ゼロへの解決法を考える

JIJICO


猫カフェが広がる一方で野良猫は過酷な日々を過ごしている現状

2015年1月1日現在で全国246店舗という「猫カフェ」。
この猫カフェとは、ネコが放し飼いにされた空間で、癒されることを主な目的とした飲食店です。
メディアなどで取り上げられたことで、2007年以降爆発的に全国に広がりました。
このような現象からも、ネコの存在は、現代の私たち人間にとって癒しの代表的な存在になっています。

一方で、野良猫と呼ばれる野外で生活するネコたちは、これまで不遇の日々を過ごし、地域においては、時として社会問題として取り上げられることも少なくありません。
今回は、野外で生活するネコに焦点を当てて現状を解説していきたいと思います。

殺処分されるネコの現状

環境省の報告では、平成27年度全国の行政でのネコ引き取り総数は、90,075頭で、そのうち74%にあたる67,091頭が殺処分されています。
行政に引き取られた猫の16%(14,061頭)は飼育者の持ち込みによるもので、84%(76,014頭)が、所有者不明(いわゆる野良猫)です。
これら数字の内訳で特記すべきは、まだ離乳を終えていない幼齢猫の割合にあります。
飼育者の持ち込み頭数の約46%(6,415頭)、野良猫の76%(58,012頭)、殺処分頭数の74%(44,068頭)が幼齢猫となります。

殺処分を減らすための行政の取り組み

このような社会背景の中、兵庫県神戸市議会で12月5日野良猫の繁殖を抑制し、殺処分の減少を目指す条例案「神戸市人と猫との共生に関する条例案」が可決されました。
神戸市では野良猫の糞尿による悪臭が問題となっている地域があり、昨年度、673匹の野良猫が殺処分されています。

条例案は野良猫の繁殖を抑制し、殺処分の減少を目指すもので、獣医師などの専門家や市民らでつくる協議会が指定した地域での不妊・去勢手術の費用を市が全額負担します。条例は来年4月から施行される予定です。
その他の地域においても、県、市町村、各獣医師会などで猫の避妊・去勢手術に対し助成金を出しているところが増えてきています。

ボランティアが中心の「地域猫」活動

地域においては、ボランティアが中心となり「地域猫」活動が広まってきています。
「地域猫」とは地域の理解と協力を得て、地域の合意と認知が得られている飼い主のいない猫をいいます。
野良猫の避妊・去勢手術を徹底し、餌の管理・フンの清掃・地域周辺の美化など地域のルールに基づいて、適切に飼育管理された猫をいい、野良猫の数を今以上増やさないで一代限りの生を全うさせます。
つまり周辺住民の認知が得られた猫で、排除されるのではなく地域で共生する猫を言います。(しっぽの会より引用)

この地域猫活動の中で核となるのが、TNRです。
TNRとは、Trap(捕獲)、Neuter(去勢)、Return(元の場所に戻す)の頭文字をとったもので、捕獲した猫を避妊・去勢し、元いた場所に戻すことです。
これにより、地域に戻った猫は、一代限りで生を全うすることができます。
手術の際、耳の先端をV字カットすることで地域での手術有無の判別にも役立ちます。

社会全体で不幸な命を減らしていくことが重要

本稿冒頭で示した通り、自治体で収容・殺処分される猫の70%以上がまだ離乳にも至らない幼猫であるという現状から、繁殖抑制が殺処分減少に大きな効果を示すことは言うまでもありません。
行政・地域・獣医師が一体となり、生まれてくる不幸な命に対する対策を講じていく必要があると考えます。

本来、新しく生まれてくる命に対し皆が祝福し、それを守っていく社会が理想である中で、ネコに対しては逆行している現状を私たちそれぞれが考えていく必要があるのではないでしょうか?
人とネコ、それぞれが共存できる社会の実現、そして命の尊さを見つめなおすことが、不幸な命の減少につながると信じています。




posted by しっぽ@にゅうす at 07:43 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

茨城県議会閉会、犬猫殺処分ゼロ条例可決

Yahoo! JAPAN


新議長に藤島氏選出
 茨城県議会第4回定例会は22日、議員提案された「県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」や「県家庭教育を支援するための条例」制定などの議案と意見書案計35件を原案通り可決し、人事案1件に同意、認定案2件を認定、報告案1件を承認。正副議長選で、新議長に藤島正孝氏、新副議長に森田悦男氏(ともにいばらき自民)を選出して閉会した。

 犬猫殺処分ゼロ条例は、犬や猫の殺処分頭数が全国上位にある茨城県の実情を踏まえ、将来的に殺処分ゼロを目指すことを宣言し、県や市町村、飼い主、販売業者の責務などを示した。家庭教育支援条例は、家庭の教育力向上や就学前教育の充実に向け、家庭や自治体、地域などが一体的に取り組むのが柱となる。

 県議会改革推進会議(田山東湖座長)の答申を踏まえ、県議会の選挙区定数などと議員報酬について各条例の一部改正案が提出され、賛成多数で可決された。ほかに可決された議案は、一般会計補正予算案や「県ヤードにおける自動車の適正な取り扱いの確保に関する条例案」など。

 大規模災害対策調査特別委員会の細谷典幸委員長は、県への提言などの調査結果を報告した。 (松下倫)

茨城新聞社


posted by しっぽ@にゅうす at 07:42 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「犬、猫の不妊、去勢手術に補助を」 鹿沼の団体、市長に要望

下野新聞


【鹿沼】「犬、猫の不妊、去勢手術費の補助金制度実現を目指す会」(事務局・西茂呂4丁目)の松田倭一(まつだまさかず)代表(74)らが21日、市役所を訪れ、佐藤信(さとうしん)市長に1657人の署名を添えた補助金要望願書を提出した。

 同会は市の補助金制度の創設を目的に6月に設立。8月から11月まで署名活動を行ってきた。

 松田代表は補助金による手術費用の負担軽減が、繁殖の制限につながり、不幸な命を減らすことになると説明。特に猫は繁殖力が強く、殺処分の8割は猫で、そのうちの9割が子猫だという。「不妊や去勢などが第一歩になる。数を減らすにはまず生まないようにするのが先決」と訴えた。

posted by しっぽ@にゅうす at 07:42 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットの健康を飼い主が日常の中で意図せず害している行為

エキサイトニュース

医療の進歩によってペットの長寿を実現する体制は整いつつあるが、それでも飼い主のサポートは必要不可欠だ。例えばペットの犬や猫が病気のときにはどんなペットフードが良いのか。
「獣医が処方するものを与えるのがベストです。症状に応じた『処方食』と、豊富な栄養が含まれる『栄養食』の2種類があり、処方食はいわば“食べる薬”なので治療効果がある。
 一方で、『処方食』を量販店などで購入し、与えることはやめたほうがいい。医師はペットごとに、そのときの症状に併せて処方食を出している。飼い主が個人の判断で与えてしまうと、副作用などでかえって健康を害してしまう」(ウスキ動物病院院長の臼杵新氏)
 最近、CMなどでよく見かける「ペットのおやつ」と称されるペースト状のペットフードの台頭も目立つ。
「原則的にオススメはしません。水分量が90%以上なのであまり水を飲まない猫にとってはメリットがありますが、栄養より味を重視したものが多く、カロリーも高めで、高血圧や心臓病などのリスクを高めるため、いくらペットが喜んでもほどほどにしましょう」(同前)
 食事以外にも、日常のなかで意図せず、ペットの健康を害している行為が多々あるという。
「犬にシャンプーをする回数には注意が必要です。屋内犬で月に1〜2回、屋外犬ならひどく汚れたときに洗うだけでよい。洗う回数が多いと、皮脂を落としすぎてしまいかえって免疫力を低下させてしまう」(同前)
 ほかにも、「ご長寿猫研究会」が平均寿命を超える長寿猫103匹の飼い主にアンケートを取った結果には、興味深い指摘がある。「歯が健康な猫は長生き」というのが通説だが、長寿猫の中で歯を磨いている猫は1匹もいなかったという。一方で大半の猫は歯肉炎を患っていたというから、歯の健康だけが長寿の秘訣ではなさそうだ。
※週刊ポスト2016年12月23日号



posted by しっぽ@にゅうす at 07:37 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<そらち日誌>さよなら、ヤマキ

北海道新聞


ヤマキが11月下旬に世を去った。白黒の雄猫で15歳。人間なら70歳以上で10月から体調を崩していた。犬や猫の新しい飼い主を探す長沼町の認定 NPO法人 「HOKKAIDO しっぽの会」の「猫舎」の長老だった。

 ヤマキと初めて会ったのは、犬か猫を家族に迎え入れようと会に出向いた1年余り前。折しもその頃、支局近くで生後3カ月ほどの子猫を保護したため、ヤマキを引き取るのは見送った。

 ただ、新たな家族を待つ犬や猫が気になり、会を時折訪ねた。そのうちヤマキが保護されたのは7年前と聞き、驚いた。「そんなに長く飼い主が見つかってないんか…」

 以前は神経質だったというが、カゴの中から頬ずりするなど愛らしさも見せるヤマキ。力になれればと今年8月の本紙夕刊「まど」で紹介した。会には問い合わせが数件あったが、飼い主が決まるには至らなかった。

 最後にヤマキと会ったのは亡くなる2週間ほど前。カゴの端でじっとうずくまり、忍び寄る死と闘い、懸命に生きようとしているように見えた。その姿を思い出すと、最後は新しい家族の下でゆっくり眠らせてあげたかった。そう思わずにはいられない。さよなら、ヤマキ。(田中雅章)

posted by しっぽ@にゅうす at 07:35 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月24日

小さな命を いつも気に掛けて

西日本新聞


ペットの毎日は、飼い主が全てです。飼い主が遊び相手になること、うれしかったことも悲しかったことも語り掛けること。そうしたコミュニケーションや自然な対話は、ペットにとって何よりも大切です。

 日常的で、ごく自然な触れ合いができるかどうかは、動物に対する感性に左右されます。この感性は、動物に関わる仕事をする私たちには、重要な力であり、動物の存在を意識し、いつも気にかけることで磨かれる力だと思います。

 例えば、獣医師がよく対応する症例の一つに「ペットを踏んづけてしまった」という事故があります。子猫が思い切り踏まれて担ぎ込まれることが多く、一命は取り留めてもかなりの重症です。

 踏んでしまうのはたいていその家のお父さんや子ども。「そこにいると思わなかった」がお決まりの言い訳です。事実、ペットがそこにいることに気付かないのです。

 動物と暮らしている感覚が薄かったり、感覚が育っていなかったりする飼い主に多い事故です。つまり、動物に対する感性が弱いのです。ほんの少し気を配れば防げるはずの事故が、こうした「感性の弱さ」から起こってしまう。残念ながらよくあります。

 これが、動物と接する感覚が育っている飼い主だと、もし踏んでしまったとしても、軽く踏むのです。いつもそこに動物がいる感覚が備わっているので、踏んだ瞬間「あっ」と気付いて脚を上げるのです。これが感性の差です。

 どんな教科書にも書かれておらず、動物に気を配って接する人たちなら、肌感覚で理解できること。例えば、ドアを開けるとき、「そこにいるかもしれない動物」を思い、一瞬の確認を怠りません。ドアを開けたと同時に、ペットが一緒に飛び出してしまうかもしれないと注意を払います。動物の予期せぬ動きに気を配ることが動物を万が一の事故から守るのです。

 常に、動物と共にある感覚が備わっていれば簡単です。感性を研ぎ澄ませて「動物のいる空間」を意識している。この感覚がどれほど動物を安心させ、その小さな命を守ることに役立っていることか。

 身に付ける方法は、実に簡単です。動物と共に暮らしているんだと認識するだけでいいのです。この家に、この街に、そしてこの世界に「私たちと動物は共に生きているのだ」と意識すること。ただそれだけです。ペットを飼っている人はもちろん、飼っていない人もぜひ習慣にしてください。

 最後まで読んでくださった方に心から感謝を申し上げます。動物と共に生きられる社会が、人間にも生きやすく、優しい社会であることを、これからも伝え続けていきたいと思います。
 =おわり

(竜之介動物病院長、熊本市)

=2016/12/22付 西日本新聞朝刊=


posted by しっぽ@にゅうす at 06:29 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

野良猫の不妊手術1週間で1890匹 獣医師ボランティアら2016年12月22日

くまにちコム


熊本市中央区の竜之介動物病院などでつくるボランティア団体「BOX竜之介」が11月22〜28日に実施した野良猫の無料不妊手術キャンペーンで、手術した猫は1890匹に上った。これまで実施した3回のキャンペーンでは最多という。

 同団体では2015年から、年2回の大規模なTNR活動(トラップ=捕獲、ニューター=不妊去勢、リターン=戻す)に取り組む。今回は全国から19人の獣医師が駆け付け、ボランティア約百人が協力。多い日は353匹を手術した。

 過去2回で手術した猫は、1回当たり約1200匹ほど。熊本地震後、野良猫が増えたと実感しているという獣医師の徳田竜之介代表は「野良猫が家の敷地に現れるなど、自身の関心事となった人も多いのでは。協力者も増え、TNR活動の広がりを実感する」と話す。

 県と熊本市によると、2015年度に県内では猫1770匹が殺処分された。「猫は多くて一生で60匹の子猫を産む。これ以上、不幸な猫を増やさないためにも継続的に活動を続けたい」と徳田代表。来年2月にも実施を予定している。(西國祥太)


posted by しっぽ@にゅうす at 06:28 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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