動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年12月09日

【君(ペット)がいるから】徳田竜之介<19>動物と人は、癒やし癒やされ

西日本新聞


子どもが野良猫を拾ってきました。さあ、あなたは何と言葉を掛けますか。動物病院にいるとよく居合わせ、心が痛くなるのが、子どもが子猫を拾ってきたときの親の対応です。

 「何で拾ってきたの? ばい菌をいっぱい持っていて汚いのよ。感染したらどうするの。すぐに元の場所に捨ててきなさい」。こう言われた子どもたちは、命の大切さをどう考えるでしょうか。その子が大人になったら、また同じようなことを子どもに言うかもしれません。子どもたちの動物への態度が肯定的になるか、否定的になるかは、周囲の大人の態度で大きく変わります。大人の価値観は子どもに大きな影響を与えます。

 竜之介動物病院(熊本市中央区)では、動物と一緒に保育所などを定期訪問しています。動物の力を借りて、命の大切さと尊さを知ってもらい、思いやりのある人間に育ってほしいという願いを込めた活動です。子どもたちが動物のぬくもりや心臓の音などを体で感じ、生き物の気持ちや痛みを察したり、思いやったりする機会を数多く持ってほしいのです。

 動物が子どもたちにもたらすものは癒やしだけではありません。言葉を交わせなくても、他者を思いやる心など大切なことをたくさん教えてくれます。犯罪の低年齢化が指摘されていますが、動物を介して出会う子どもたちはみんな素直で、動物たちを見つめる瞳はきらきらしています。この子たちが日本の未来を担うと思うと、うれしくなります。子どもたちと未来のために、活動を続けていきたいと強く思います。

 一方、私たちは定期的に、高齢者福祉施設にも動物たちを連れて訪問しています。ここでも動物の不思議な力を目の当たりにします。お年寄りが猫をなでようとしたり、犬にボールを投げて遊んでやろうとしたりしているうちに、動かなかった手が動く。声が出ないはずのお年寄りが犬の名前を呼ぼうとして声が出る。数え切れないほどの「奇跡」を見てきました。

 幼いころ、動物たちと過ごした楽しい記憶は、どんなに年月がたとうとも消えることはなく、人々を支え続けていることが分かります。お年寄りは私たちの顔を記憶することはなくても、一緒に訪問する犬や猫の名前と顔はしっかりと覚えてくれます。私たちが話し掛けても表情が変わらなかった方が猫を抱いた途端、笑顔があふれました。この笑顔に出会うために私たちの活動は続いています。

 「動物に癒やしてもらう」というのは人間のエゴだと感じます。動物も人から癒やされていないと、こうした活動は成り立ちません。動物も人もお互いが癒やし、癒やされる関係でなければならないと痛感しています。

(竜之介動物病院長、熊本市)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:41 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沖縄の高校生が命の授業 犬や猫の殺処分をなくしたい [命伝える ペットカーニバル](上)

Yahoo! JAPAN


「命を捨てるということは、人間としての心を捨てるということ」。中部農林高校の農業祭で開かれた課題研究のプレゼンテーションのひとこま。熱帯資源科3年の池宮美加利さんと嶺井葵子さんは「沖縄の捨て猫の現状と課題〜命の授業」をテーマに、犬や猫の殺処分をなくそうと訴えた。

 池宮さんたちは、ことしの夏、同校職員の家の前に捨てられていた子猫を保護したことをきっかけに、新しい里親が見つかるまでの「猫プロジェクト」を立ち上げた。

 猫は、犬と違って狂犬病予防接種や登録が義務付けられていない現状を問題視。(1)室内飼いや避妊・去勢などの「適正飼養」(2)法整備の必要性(3)住所や連絡先を書き込んだ「迷子札」の普及-を提案している。

 現在、元気に育っている人懐っこい3匹の子猫たち。生徒たちはイベントなどで譲渡会の案内や、去勢手術に必要な費用を賄うための募金活動も行っている。

 同校では十数年前から、命の大切さと殺処分ゼロを訴える出前授業「命の授業」を続けている。地域の小中学校などに出向き、生徒たちがプレゼンテーションを行う。熱帯資源科動物コースの大城光志教諭は「実際の飼育を通して、命について考えることで慈しみの心を育てたい。命を粗末にすることが、虐待やいじめにつながりかねないということも訴えていけたら」と意義を話す。

 生徒が自らテーマを決めて、企画・プレゼンを行うことで「課題を相手に伝えるコミュニケーション能力を養うことにもつながる」とも話し、命の授業を通した生徒の成長にも期待する。

 「犬や猫にどんな罪があるのでしょうか」。プレゼンした池宮さんと嶺井さんはこう問い掛ける。人間の身勝手な行動で捨てられる動物たちの命は人間の命と同じだと。「動物には人間の心を癒やす力がある。動物の遺棄は犯罪。殺処分という悲しい道をなくしましょう」と力を込めた。
 ■ ■
 県内最大級のペットイベント「みんな集まれ! ペットカーニバルinおきなわ2016」が10、11日、沖縄コンベンションセンター展示棟で開催する。出展団体とその取り組みを紹介する。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:40 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫の寿命、もっと延ばせる!? 獣医師が解説

マイナビニュース


2016年の10月に東京大学から発表された猫の腎臓病に関する研究が、大きな注目を集めました。この研究は、猫が腎臓病になりやすい原因の解明や、近い将来には猫の腎臓病の新薬開発につながるかもしれません。それではこの研究、具体的にはどんなことが明らかになったのでしょうか。

何がわかったの?

猫は、急性腎障害になった時にAIMというタンパク質の分泌が少ないことが判明しました。そして急性腎障害のマウスにAIMを投与したところ、回復する確率が高かったので、猫でも同様の効果が期待できます。

AIMって何?

AIMというのはApoptosis inhibitor of macrophageの略で、マクロファージという免疫細胞が細胞死(アポトーシス=Apoptosis)するのを抑制(インヒビター=inhibitor)し、マクロファージを長生きさせるタンパク質です。しかしその後の研究によって、AIMにはマクロファージの長生きだけでなく、いろいろな作用があることがわかりました。

その1つに、急性腎障害の時の尿細管の詰まりを解消する作用があります。急性腎障害が起こると、腎臓の尿細管の上皮細胞が死に、尿細管に詰まります。尿細管が詰まると障害がさらに進み悪化してしまいます。急性腎障害の治癒には、尿細管に詰まった細胞を除去し、新しい尿細管が再生することが必要なので、この詰まりを解消できるAIMはとても大事な役割をしています。

なんで猫のAIMは少ないの?

猫もAIMを持っていますが、ヒトやマウスと異なり、急性腎障害の時に機能していないことがわかりました。猫のAIMは免疫グロブリンMというタンパク質との結合力がマウスと比べて1,000倍以上強く、尿中に分泌されないため、尿細管の詰まりを解消できていなかったのです。

AIMの不足が猫で慢性腎臓病が多い原因なの?

猫が慢性腎臓病になりやすい理由は諸説ありますがはっきりと解明されていません。猫は濃い尿を作るため、腎臓の細部が摩耗しやすいとも考えられていますが、AIMが分泌されないことも原因の1つかもしれません。さらなる研究により明らかになるでしょう。

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AIMの薬が開発されれば慢性腎臓病も治るの?

AIMの有効性が期待されるのは急性腎障害ですが、猫の腎臓病の多くは慢性腎臓病です。この2つは同じ腎機能が低下する病気ですが、その原因が少し違います。AIMが慢性腎臓病について効果があるのかは、今回の発表では触れられていません。

まとめ

今回の研究により、猫のAIMは急性腎障害の時に分泌されにくい、という特殊な性質が明らかになりました。これが猫の腎臓が悪くなりやすい理由の1つかもしれません。まずは猫の急性腎障害、または急性腎障害から移行した慢性腎臓病に対しての、新たな治療法としての期待が寄せられます。

また、AIMはさまざまな作用を持っているので、加齢による慢性腎臓病にも応用できるかもしれません。今回の日本発の研究で猫の寿命が延びる可能性は十分にあると思います。


参考: ヒトやマウスのAIMとネコのAIMの違い(出所: 東京大学「ネコに腎不全が多発する原因を究明 ―ネコでは AIM が急性腎不全治癒に機能していない― 」。Scientific Reports掲載論文より引用・改変したもの)

参考文献: Impact of feline AIM on the susceptibility of cats to renal disease. Sci Rep. 2016 oct


posted by しっぽ@にゅうす at 07:39 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<せんだい猫事情>対象絞って経営順調

河北新報


「めっちゃかわいい」「癒やされる」と周囲の愛情を一身に集める一方で、「うるさい」「汚い」と邪険に扱われる。かと思えば、地域おこしのシンボルにと期待を寄せられる不思議な小動物、猫。百万都市仙台に暮らす猫たちの今を拾い集めた。(夕刊編集部・三浦康伸)

◎百万都市に暮らす命(4)専門ビジネス

<犬の設備不要>
 対象を「猫」一本に絞ることで、ビジネスを軌道に乗せた人たちがいる。仙台市宮城野区で東北唯一の猫専門病院を営む岡田季之獣医師(46)もその一人だ。
 「去勢手術は2分、避妊は10〜12分で終わります。専門医だからできることです。時間を短縮することで麻酔をする猫の負担も軽くなります」と胸を張る。
 開業は2000年。当初は「単価が安い猫専門なんて、食べていけないからやめておけ」と、先輩獣医師からさんざん言われた。
 それでも勝算はあった。「犬専用の設備が要らないし、散歩に必要な人手も省ける」。狙いは当たり、今では1日の治療件数が20〜30件。「1日10件あれば黒字」と言われる業界事情からみても、経営は順調だ。
 いつか野良猫や飼い主がいなくなった高齢の猫を保護し、治療・介護をする「シェルター」を建設したいと考えている。「今があるのは猫のおかげ。実現して恩返しをしたい」。夢は膨らむ。

<留守宅で世話>
 「人さまの自宅の鍵を預かるわけですから、信用を得るまでが大変です」と話すのは、猪股和浩さん(39)=仙台市青葉区=。仙台市内でも数少ない猫専門のペットシッターだ。
 13年、旅行添乗員から一念発起し起業した。1日1回、旅行や出張などで留守にする依頼者宅を訪れ、約1時間世話をする。健康状態のチェックにご飯の用意、トイレ掃除。遊び相手も仕事のうちだ。特別食しか口にしない猫には、レシピを聞いて調理もする。
 1日平均2.5軒。週末は4、5軒、お盆や年末年始には6、7軒回ることも。中には、来訪を察知して玄関で待ち構えている「ファン」もいる。
 「猫以外は分からないから、特化してやりたい」と猪股さん。今日もかわいい「顧客」が待つ仕事先へ車を走らせる。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:38 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愛称名は「あすまいる」に 三重県動物愛護推進センター

中日新聞


県は八日、津市森町に来年五月に開所予定の県動物愛護推進センターの施設愛称が「あすまいる」に、マスコットの愛称が「き〜ぼう」と「つむぎちゃん」に決まったと発表した。

 愛称は県食品安全課が八〜九月に公募。「あすまいる」の名前を付けたのは、四日市市の主婦石川由香さん(50)。アニマルとスマイルを組み合わせ、動物、人全てに笑顔が広がるイメージを込めた。

 津市の会社員坪内聡美さんはオスの紀州犬のマスコットに「き〜ぼう」と命名。殺処分がなくなるように、との「希望」と、男の子の「ボク」を掛けた。メスの三毛猫のキャラクターには、桑名市の小学二年生後藤悠花さん(8つ)が「つむぎちゃん」と名付けた。「かわいそうな動物たちが新しい家族とつながり、幸せになってほしい」との願いを込めた。

(左)つむぎちゃん (右)き〜ぼう
写真
 県動物愛護推進センターは、屋内にトリミング室や飼育室を整備し、屋外にはドッグランも設ける。イヌやネコの殺処分ゼロを目標にした啓発活動や、災害時の動物救護態勢の整備などに取り組む。

 (大山弘)

posted by しっぽ@にゅうす at 07:37 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする