動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年02月22日

ペットも献血命の綱

読売新聞


 犬や猫にも「献血」があるのをご存じだろうか。愛するペットを病気やけがから救おうとする飼い主の思いは切実で、手術に輸血が必要なケースも多い。ただ、血液の確保は簡単ではないという。(浅野友美)

  大阪市東成区の動物病院「ネオベッツVRセンター」で1月27日、犬の献血に立ち会わせてもらった。

  診療台に座ったのは、アメリカンピットブルテリアの「ぶんた」(1歳)。飼い主の佐藤博通ひろとさん(39)(神戸市)が「ぶん、頑張って」と励ました。

 

  獣医師の森下正隆さん(39)が首筋を手で探り、静脈にそっと針を刺す。人間の献血と同じように、針はチューブで血液バッグ(200cc)につながれた。ぶんたは大きな目をぱちぱちさせ、じっとしている。お利口さんだ。

 

佐藤さん(中央奥)に見守られ、初めての献血に臨むぶんた(1月27日、大阪市東成区で)=原田拓未撮影
佐藤さん(中央奥)に見守られ、初めての献血に臨むぶんた(1月27日、大阪市東成区で)=原田拓未撮影
  バッグは7分ほどでいっぱいに。固唾かたずをのんで見守っていた佐藤さんはペットフードを受け取り、「頑張ったご褒美ですね」と愛犬の背中をなでた。

  同院では、ドナー登録されている犬20匹から、必要があるたびに採血している。佐藤さんは、ぶんたとともに飼うトイプードル「まろん」が心臓病で、昨年11月に初めて来院した。貼り紙で献血ドナーの募集を知り、「ぶんたが力になって助かる命があるのなら」と登録したという。

 

  その後、まろんへの手術実施が決定。血液の条件が合ったため、ぶんたの血がさっそく提供されることになったのだ。

  今月2日に行われた手術は無事成功。佐藤さんに電話をかけると、浮き浮きした様子で「これからも献血に協力していきたい」と話していた。

 記者はセキセイインコしか飼ったことがなく、動物の献血があること自体に驚いた。でも、ペットを家族同然に思う人にとっては、輸血は頼みの綱といえるのだろう。

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  専門家によると、犬は血液型が10種前後あるとされるが、輸血で型が完全に一致する必要はなく、犬種も問わない。ただ、体重や年齢など複数の条件がある。猫の場合は3種類ある血液型が一致しなければならない。様々な血液を確保しておく必要があるのは、人間と同じのようだ。

 

  しかし、日本の動物医療には、日本赤十字社のような血液バンクはない。人間と同等の厳しい衛生基準があり、維持管理などに多くの費用や労力がかかるためだという。

 

  このため大手の動物病院は、ボランティアの献血ドナー登録制度を設けている。ペットの献血を広げようと、獣医師らが2012年に設立した「日本小動物血液療法研究会」によると、現在100以上の施設に登録制度がある。

 

  ただ、「患者」が少ない小病院にはそんな余裕はない。大阪府和泉市で開業する獣医師の佐伯潤さん(49)は、極度の貧血で来院した猫の血液型が、全体の5%しかいないB型だったため救えなかった経験がある。「犬の血液も足りず、近くの病院が飼っている大型犬を連れてきて採血するなど、必死にやりくりしているんです」と打ち明けた。

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  輸血を伴う手術を受けたセラピー犬がいると聞き、神戸市長田区にあるデイサービス施設「りんく戸崎」を訪ねた。

 

  昼食後のコーヒーを楽しむ利用者から「さくら、来て来て」と声がかかると、ゴールデンレトリバーの「さくら」(12歳)が駆け寄ってきた。

 

  昨年1月、脳腫瘍が発覚し、手術を受けた。経過は順調だ。週2日通う女性(83)はさくらにクラッカーを与えながら「一人暮らしでさみしいから、この子に会いに通ってるようなもんやわ」と満面の笑み。さくらが「ワン」とほえると、「『もっとおくれ』やって」とほほえみ、「私が生きとる間はずっとここにおってや」と語りかけた。

 

  お年寄りと触れ合うさくらを見ていると、動物の献血も意義あるものに思えてきた。施設管理者の金田尚美さん(59)も、こうつぶやいた。「さくらはみんなにとって大事な存在。動物の命をつなぐ仕組みがもっと広がってほしいですね」

 

  ◇平均寿命延びる◇

  ペットを「家族」として大切にする意識の広がりとともに、飼い主が動物病院に連れて行く機会も増えたとされる。総務省の全国消費実態調査によると、1か月に使われる1世帯当たりの動物病院代は、2004年は244円だったが、14年には400円に上がった。

 動物の医療技術も向上している。一般社団法人ペットフード協会の調査では、11年の平均寿命は犬が13.85歳、猫が14.39歳だったが、16年にはそれぞれ14.36歳と15.04歳に延びた。

2017年02月19日 Copyright c The Yomiuri Shimbun




posted by しっぽ@にゅうす at 07:28 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あなたの一言で不幸な猫が増える。

ガジェット通信


ネコグラファーの前田悟志です。
10/29 荒汐部屋のねこ写真集「モルとムギ 相撲部屋の猫親方」(河出書房新社)が無事出版され、一息ついています(さらりと告知)。


猫団子が食べ頃の季節になりましたね。

さて。
「皆さんは猫好きですか?」

…これをご覧の方は、ほぼ「好きだよ」って言ってくださると思います。ただ、悲しいことに「猫が嫌い」って方もいらっしゃいます。それは仕方のないことです…。無理強いはもちろんできません。

皆さんが野良猫さんを見つけた時、何をしていますか?
声をかける?
撫でる?
写真撮る?

殆どの方が「写真を撮る」ってお答えになるのではないでしょうか?
iPhoneなどスマートフォンのカメラ機能がすごく進化し、数年前のデジタル一眼レフにも匹敵する画質があります。その綺麗なカメラで一期一会の野良猫さんを収めたい…その気持ちすごくわかります。

その後、その写真をどうしてますか?
もしかして「池袋の〇〇で出会いました」とか写真を添付してTwitterなどのSNSに投稿してたりしませんか?
ギクっとした方に悲しいお知らせがあります。

あなたのその一言が不幸な猫を増やしています!!!

その投稿を見た「猫が嫌いな方」のツイートをご覧ください。


(可愛がる?)


(始末?)

「猫が嫌いな方」が何をしようとしているか、わかりますか?
そう。殺処分です。
殺処分とまでは行かなくても虐待を行おうとしています。

これがもし、あなたの何気ないSNSへの投稿がきっかけだとしたらどうでしょう?あなたは耐えられますか?

今日この記事を見ていただいた皆さんに、ひとつだけ約束して欲しいことがあります。

野良猫の写真と一緒に居場所を投稿するのはやめてください。

野良猫さんの居場所が特定されて起こることは「虐待」だけではありません。「他の猫がいるなら寂しくないよね。」「これだけ野良猫がいれば誰か餌をあげている人がいるよね。」そう思った方が、その場所に猫を捨てるということも実際に起っています。

実はこれ、私達「猫写真家」や「出版社」の間でも問題になっています。
猫の写真集に「〇〇で撮影」と記載したばかりに、その場所で虐待や猫を捨てるということが起きているのです。
テレビなどでまるで「楽園」のように扱われている、いわゆる猫島でも同じようなことが起きています。

猫ブームと言われる裏側にはこういった闇があります。
そのブームを牽引してきた者の責任として、この記事を書かせていただいています。私たち猫写真家の間でも「猫ブームの責任をとる」「猫ブームの後始末」を行う動きが既に出てきているのです。

■「#僕らの居場所は言わにゃいで」ってご存知ですか?

最近SNSで野良猫さんの写真を見た時に「#僕らの居場所は言わにゃいで」と記載してある投稿を目にしたことはありませんか?


私もこの運動を応援しています。

この記事で報告させていただいた現状を回避するために、この運動はスタートしました。

居場所を投稿している方に注意文を送るのではなく、「こういった運動があるんだよ」といろいろな方に知っていただくためのハッシュタグ・合言葉だと思ってください。
居場所を投稿している方に注意しても、現状をご理解いただけず喧嘩になるだけかもしれません。せっかく猫が好きという共通点があるのに喧嘩をしては仕方がありません。悲しくなるだけです。

たくさんの方の目に「#僕らの居場所は言わにゃいで」というハッシュタグが映り「なんだろうこれ?」とクリックしてもらえるだけで良いのです。

このハッシュタグをクリックして見ていると、必ず1人はこのハッシュタグの説明をしている人が居ます。その説明が誰かの目に飛び込めば、この運動の成果が生まれるのです。

■もし野良猫さんの写真をSNSに投稿する時は

・居場所は書かない
・写真のGPS情報(Exif)は消してから投稿する
・(できれば)#僕らの居場所は言わにゃいで を付ける

この3つを気にかけておいてください。

全ては不幸な猫を増やさないため。
あなたのちょっとした心がけが猫たちを守ることができるのです。

著者:ネコグラファーR 前田 悟志


posted by しっぽ@にゅうす at 07:26 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

那覇、“地域猫”の避妊去勢実施を市全域に きょう「猫の日」

琉球新報


2月22日は「にゃんにゃんにゃん」の猫の鳴き声にちなんで猫の日。マチグヮーや通りで育てられている“地域猫”が暮らす那覇市では、観光地に限定していた飼い主のいない猫への避妊去勢手術(TNR)を2017年度から市内全域で実施することを計画している。一方、TNRを行う場所や地域猫を大切に育てている地域を選んで飼い猫を捨てる人も後を絶たない。

 市は14年から観光振興の一環として一括交付金事業で観光地周辺に限定し、TNRを実施してきた。環境衛生課によると、3年で625匹に施した。観光地周辺では猫が減るなど、効果が見られたため、17年度から住宅地などに拡大する予定だ。
 市内の桜坂通りでは通り沿いの店などが地域猫の世話をする。今や猫たちが通りでのんびりと過ごす姿が猫好きから好評で“猫スポット”に。一方で「猫を大事にしてもらえそう」との考えで、桜坂を選んで捨てに来る人も絶えないという。犬猫殺処分ゼロを目指し、啓発活動をしている畑井モト子さん(37)も桜坂で捨てられている子猫を保護した。畑井さんは「とにかく捨てては駄目だ。飼うなら最後まで責任を持ってほしい」と呼び掛けた。(田吹遥子)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:25 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットの犬を火葬中に…境内の火葬施設が焼ける

テレ朝


静岡県袋井市の寺でペットの犬を火葬していたところ、火が燃え広がり、施設の一部が焼ける火事がありました。

 21日午前10時半ごろ、「袋井市の林光寺から黒い煙が見える」と近くの住民から消防に通報がありました。火は約2時間後に消し止められましたが、境内にあるペット用の火葬施設の内部約30平方メートルが焼けました。本堂などへの延焼はなく、けがをした人はいませんでした。出火当時、施設では重油を使って中型犬1匹を火葬していました。寺の住職によりますと、点火ボイラーのスイッチのあたりが激しく燃えていたということです。警察が詳しい出火原因を調べています。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:23 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

ペットに安心を…飼い主が書く「終活」ノートの作り方

Yahoo! JAPAN


'13年の動物愛護管理法の改正で、飼い主がペットを最後まで責任をもって飼う「終生飼養」が義務づけられた。現在、60〜70代のおよそ3割がペットを飼っている。このうち犬の場合、飼い犬の約4分の1が10歳以上の「高齢犬」という内閣府のデータもある。

つまり高齢者夫婦が老犬、老猫を世話する、いわゆる「老・老・老介護」が新たな社会問題となりつつあるのだ。当然、飼い主の急な入院や認知症などが原因で、行き場をなくすペットも増加。東京都動物愛護相談センターでは、保護される犬や猫の4割が飼い主の死亡や入院が原因だという。

今後、こうしたケースは増え続けるだろうが、飼い主に「もしも」のことがあって、誰かに世話を託したり、老犬ホームに預けるとき、スムーズな引き継ぎを実現させたいのであれば、ペットのプロフィールや生活スタイルを記したものがあれば望ましい。

延命措置や葬儀、相続などについて、自分の希望を書き留めておく「終活ノート」は人々の間で徐々に浸透しつつある。そこで、老犬を預かる施設「老犬本舗」(板橋区)代表の川口美恵さんのアドバイスをもとに、ペットのための「終活ノート」の書き方を紹介。

まず、これがペットに対する自身の考えだということを明確にするため、ノートの上段に「私が、高齢になって介護施設に入ったり、急な入院などで、ペットを誰かに預けたり施設に託すときには、このノートを参考にしてください」と明記する。そして、順に次の項目を書いて行く。

【プロフィール】
名前、年齢、性別、種類、ベスト体重など。

【ヒストリー】
血統書、写真、首輪など飼育備品の保管場所。

【医療情報】
避妊、去勢手術、予防接種、既往症、アレルギー、今かかっている病気。ペット保険の有無。

【ライフ】
食事、散歩、好き嫌いなど。

【遺す言葉】
飼い主の私に万が一のことがあったとき。

そして最後に、必ず書いた年月日と署名を。さらに、自分が先に亡くなった場合の世話や“相続”についても記しておけば万全だ。

「実際、ウチを訪れるときにペットの基本情報をメモ書きにして、渡してくれる飼い主さんが増えています。たとえば、ほかの犬が苦手な子もいます。その情報があれば、ウチのような施設で預かったとき、なるべく散歩を1匹だけですることも検討できます。アレルギーの原因がわかっていれば、その食べ物は避けられます。特に重要なのが、既往症などの病歴です。犬も猫もそうですが、人間同様、高齢になると、次々に病気をするものですから。これらの記述があったおかげで、お預かりしたあとのケアプランを、うちの担当医とスムーズに立てることができました」(川口さん)


posted by しっぽ@にゅうす at 06:30 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の3割、肉球乾燥 都市部、ダメージ受けやすく

毎日新聞


冬の乾燥トラブルは愛犬もご注意−−。犬の靴と靴下を扱うブランド「dogdog(ドッグドッグ)」を販売するディライトクリエイション(東京都港区)が飼い犬の肉球の乾燥に関する調査を実施したところ、約3割が乾燥トラブルを抱えていたことがわかった。特に都市部では、冷たいコンクリートや焼けたアスファルトの上を歩くことでダメージを受けやすく、さらに冬場はエアコンによる室内の乾燥で水分を失いがちになるため、注意が必要という。

<毛皮もあるから大丈夫? 冷える冬、犬にも防寒対策>
<長時間こたつ、熱い風呂は要注意 冬の乾燥、どう防ぐ>
<乾燥の季節、かさかさ唇の正しいケアとは>
<本当に「お肌が曲がり」始める40代>乾燥やホルモン低下に注意
<「おしっこの回数」と寿命の関係>
<まんがで解説>ペット保険の仕組み
<まんがで解説>どうしてかむの?
 調査は全国200人の飼い主を対象に1月23日〜2月3日、インターネットを通じて実施した。

 愛犬の肉球について67%が「しっとりしていて、つやが感じられる」と回答したが、残りの33%は「弾力性がなく、ざらざらしている」「ひび割れやアカギレのような状態」とした。

 肉球のケアについて尋ねると、「散歩の後に足(肉球)を水洗いし、拭き取りをしている」が75%、「シャンプーで足を洗った後、水気が完全にとれたか確認する」は66%となり、飼い主が肉球のケアに気を配っていることがうかがわせた。その一方で、保湿クリームなどの利用について、「していない」との回答が70%にのぼった。

 ドッグドッグを監修する獣医師の一人、小林辰也氏によると、理想の肉球は弾力があり、わずかにしっとりとしたつやが感じられるもので、乾燥すると弾力性がなく、ざらざらした感触があるという。さらに肉球にある細かい溝がなくなり、表面が硬く平らな状態になると、周囲からひび割れてきてしまう。

 肉球がひび割れてくると、歩行に支障が出て、運動不足になったり、足の関節を痛めたりする。ジャパンケンネルクラブ(JKC)のトリマー教士、渡辺まゆみさんは「足を洗った後は、水分を十分に拭き取ることが大切」と語り、過度に洗うと、水分を保つ役割の脂肪膜が失われると指摘する。こうしたことを防ぐには、散歩の後に蒸しタオルで肉球の汚れをふきとり、クリームやローションをつけてマッサージすることを勧めている。【江刺弘子】
posted by しっぽ@にゅうす at 06:30 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

吐きグセのある老猫、何かしてあげられることは?

Nichigo Pres


知人からもうすぐ10歳になる猫を引き取ることになりました。昔から吐きグセがある子のようです。たまに食べ物や毛玉を吐くだけなので心配無用と言われましたが、可哀想なので何かしてやれることはないのでしょうか。
(40歳主婦=女性)

A 猫が定期的に吐いても問題が無いと思い込んでいる飼い主はたくさんいます。しかし、これは誤りで、完全に正常な健康状態の猫が月に一度も二度も嘔吐することはありません。

「吐きグセ」のある猫の多くが、実は慢性的な胃腸炎や膵炎を患っていることが分かっています。中でも膵炎(Pancreatitis)は最近まで診断が難しく、長く見過ごされてきた病気です。

膵臓は胃のすぐ隣にある臓器で、食べ物を消化するのに必要とする酵素を消化管に送りこむ外分泌と、インスリンなど血糖値をコントロールするホルモンを生成し分泌する内分泌という生きていく上で欠かせない2つの重要な役割を持つ臓器です。

原因
膵炎はこの膵臓に何らかの炎症が生じた状態を言い、自分が分泌している消化酵素により炎症が悪化してしまう病気です。
 炎症の引き金となるのは、ウィルスやトキソプラズマによる感染症などもありますが、ほとんどの場合、原因が分からない突発性とされてきました。最近では、膵炎を患う猫の多くが胆管肝炎と炎症性腸疾患も併発していることから、腸内細菌が深く関わっていることが分かってきました。

症状
膵炎には急性と慢性があります。犬では急性膵炎が多く見られますが、猫で見られるのは大半が慢性膵炎です。
 急性膵炎では元気の消沈、食欲不振、嘔吐、下痢、脱水などの症状が見られます。
 また、慢性膵炎では上記のような症状が良くなったり悪くなったりを繰り返します。症状があまりはっきりとしない猫も多く、また歳のせいだと思い込む飼い主も少なくないため発見が遅れてしまう病気です。
 急性や慢性に関係なく、膵臓が十分なダメージを受けてしまうと、今度はインスリンが分泌できなくなり糖尿病を併発してしまうことがあります。

診断
以前は診断が難しく、超音波検査などに頼っていました。しかし、今では血液検査で猫膵特異的リパーゼという酵素を測定することで簡単に診断ができるようになりました。

治療
膵炎の治療は主に吐き気、痛み、脱水などの症状を緩和する支持療法です。食欲が無いのは痛みや吐き気が原因であることが多く、それらを抑えるだけで食欲が戻ることもあります。絶食は回復が遅れるのでなるべく避けます。食欲がなかなか戻らず、体力の消耗が著しい場合は手術で食道に外からチューブを挿入し、胃へ流動食を送り回復を支えます。

予防
度重なる胃腸炎から膵炎へと移行する危険があるので、普段から食欲にムラがある、度々吐くことがある、下痢または便秘をよくする、などの様子が見られる猫は注意が必要です。
 まず食事を胃腸サポート用の処方食や、低アレルギー食に変え、それで効果がない場合は投薬が必要になるので早めに病院で診てもらってください。


戸塚 遊喜(とつか ゆき)
Chatswood Veterinary Clinic
シドニーの現地校を卒業後、シドニー大学の獣医学部を卒業。現在、シドニーのノースショアにある小動物専門病院「チャッツウッド・ベタリナリー・クリニック」に勤務。動物の鍼灸師の資格を保持している。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:29 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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