動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年02月02日

ピースワンコが不妊去勢への見解を公開 「繁殖制限管理できるか個別に判断し、必要なら手術する」

ペトこと


広島県の犬の殺処分ゼロ達成に貢献し、湘南、世田谷に譲渡センターを設けるなど全国に活動を広げるピースワンコ・ジャパンですが、「不妊去勢手術を必須にしていない団体」として一部で批判の声もありました。それを受けて2月1日(水)、ピースワンコは公式サイトで「私たちの殺処分ゼロに向けた取り組みについて」と題し、同団体の不妊去勢手術に対する考え方を公開しました。

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まず猫については、「繁殖のコントロールが難しいことから、不妊去勢を第一優先とする判断をしています。その上でこれまでも不妊去勢を施す方針の他団体をサポートしてきました」と説明。ピースワンコは広島において「犬猫みなしご救援隊」と連携しており、猫も殺処分ゼロを達成しています。

関連記事:【広島から全国へ】都内初のピースワンコ・譲渡センターがオープン! 大西純子さんインタビュー(1)
一方で犬については、「不妊去勢によるメリット・デメリットを生物学的、医学的観点から総合的に検討した上で、シェルター運営においてはコントロールによって繁殖を制限することを優先しつつ、年齢や病気の有無、性格などを考慮し、個体ごとに不妊去勢すべきであると判断した場合には行う」と説明。不妊去勢を行わない方針なのではなく、必要な場合にのみ行う方針だとしています。実際に保護している雌犬が繁殖シーズンに入った場合は隔離し、保護犬同士の繁殖は一度も行われていないそうです。

ただ不妊去勢をしないで譲渡した場合、「(譲渡後の)不妊去勢の実施については里親様に判断を委ねています」と説明する通り、繁殖制限の管理を行うのは里親です。ピースワンコが不妊去勢手術を必須にしていないことへの批判の多くは、「譲渡後に繁殖が行われてしまい再び殺処分される犬が増えてしまうのではないか」という懸念からきています。これについて同団体は、譲渡は繁殖制限管理ができる状況か家庭訪問も含めて個別に確認しており、「里親希望者様の理解と環境が十分でないと判断された場合には、譲渡は行わない」としています。なお譲渡する犬には必ずマイクロチップが装着されます。

これまで批判の中には「ピースワンコは不妊去勢手術をしない団体」という誤解によるものもあり、今回の見解によって一定の理解は得られると考えられます。しかし、譲渡後も里親のもとで継続的に適切な繁殖制限管理が行われるかは不確実な点が多く、本当に現在の方針で「全国で犬や猫の殺処分が継続してなくなる状況を実現する」ことが可能なのかは不透明なままです。引き続き懸念を払拭する情報公開が望まれます。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:25 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

獣医師・トレーナー・トリマーが語る殺処分問題の現状 ペット業界業種別ディスカッション開催

ペトこと


昨年末、「動物愛護活動の現状、これからできること」をテーマに獣医師、トレーナー、トリマーの三者が集まった有志の勉強会「第1回 ペット業界業種別ディスカッション」が都内で開催されました。ペトこともメディアとしてご招待いただきましたので、当日の様子を紹介します。

なお参加者として、ペトことでもおなじみ白金高輪動物病院総院長の佐藤先生が参加されていましたが、今回は非公式の勉強会ということで、個々の参加者の紹介は割愛させていただきます。また、議論の内容はあくまで今回の参加者から出たものであり、それぞれの立場を代表するものではないということを前提とさせてください。

1 保護活動の現状
2 保護活動の課題
2.1 ペットを飼える人は限定すべき?
2.2 安楽死をしないのは本当に良いことか
2.3 獣医やトレーナーとの連携に課題
3 編集長の注目ポイント
3.1 猫はどこまで保護すべきなのか
3.2 厳しい譲渡基準は逆効果?
3.3 求められるプレイヤーの質向上
保護活動の現状

ディスカッションは最初、テーマにある通り「動物愛護活動」について広く情報交換することから始まりましたが、最終的に話の焦点は殺処分問題になりました。「動物愛護」や「動物保護」については言葉の定義に議論の余地がありますが、本稿では「動物保護」で統一して進めていきます。

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獣医師チームからは、以下の話が出ました。

保護団体が保護犬猫の治療で訪れた場合は通常料金よりも安い金額で処置行っている。
連携する保護団体とルールを設け、必要な際は無料で処置を行っている。
治療の一環として預かりをするケースもある。
トレーナーチームからは、以下の話が出ました。

保護犬の(里親が決まるまで)一時預かりをしている。
保護団体から、問題行動のある犬の相談を受けることがある。
保護団体に所属していた。
譲渡会のサポートをしている。
トリマーチームからは、以下の話が出ました。

動物愛護センターで定期的にボラトリ(ボランティアトリミング)をしている。
フォスターサロン(一時預かりをするトリミングサロンのこと)をしている。
一時預かりをしていたがそのまま里親になってしまった。
一時預かり中の保護犬のシャンプー、カットのサポートをしている。
保護活動の課題

続いて、それぞれの活動をする上で感じている課題についての発表と意見交換がありました。

ペットを飼える人は限定すべき?

獣医師チームからは、以下の課題が出ました。

割引診療の是非
保護活動として安くしているが、普段からこれくらい安くしても平気なんだと思われてしまう可能性がある。
売り上げを削ることは、結果的に病院スタッフの給与に負担を強いることにつながっているかもしれない。
割引きをすることで、医療レベルを落としているのではないか。※実際、不妊去勢手術をお願いしたところ普通では考えられないほど雑な縫い目だったことがあると言う参加者もいました。
譲渡が難しい犬猫の存在
順化(人間社会に適応させること)には年単位の時間が必要になる。
噛み癖が性格ではなく遺伝や病気に起因する(と考えられる)場合、永続的な投薬が必要になり、一般の飼い主さんには飼育できない。
猫は野生に戻して「自然」に委ねる選択肢もあるが、犬の場合はその選択肢が無い。
安楽死はできる限り選択したくない。その選択肢があると、自分の判断が甘くなってしまう気がして怖い。※安楽死は本当に他の選択肢が無いか獣医師3人が議論して決めるという先生もいました。
飼育頭数は増やすべきや減らすべきか
飼うべきでない人が飼えてしまっている。ペットを飼える人は限定したほうがいい。
殺処分ゼロを目指すためには飼える人を増やさなければいけない(保護した動物の行き場がない)。
関連記事:安楽死は悪いことではない? 動物愛護講演「人も動物も幸せになれる譲渡とは?」リポート
安楽死をしないのは本当に良いことか

トレーナーチームからは、以下の課題が出ました。

一時預かりでスキルアップできる
新米トレーナーのトレーニングの場として貴重だが、時間も掛かるしお金がもらえる仕事ではないので現実的には運用が難しい。
そもそもトレーナーが一人で生活を成り立たせていくことが経済的な面で難しい。
トレーナーの存在が不明瞭
保護団体も獣医もトリマーも誰にお願いすればいいのか分からない。紹介もできない。
トレーナーの専門性が理解されていない。
お金を掛けて呼ぶことが恥だと思う人もいる。
【獣医から】トレーナーも犬種ごとに得意不得意があるはずだが、誰がどの犬種が得意なのかわからない。
安楽死をしないことの難しさ
ハワイ、ニュージーランド、オーストラリアの保護施設で働いていた際には、噛み癖がひどく譲渡が難しい犬を安楽死させていた。日本では殺さない文化なので、トレーニングで何とかすることになるが、それだけハードルが高く時間が掛かる仕事。それを無料でやるのは厳しい。
陰性強化(叱ってしつけるトレーニング)をする若いトレーナーが増えているように感じる。安楽死をしないことでトレーニングのハードルが上がり、短期的に結果が出る陰性強化に頼っているのではないか。トレーニングに失敗した子を再トレーニングする仕事が増えている。
おびえて吠える犬、攻撃的になって噛む犬。人間社会で生きていけるように殺さず、トレーニングで解決したいという人間の思いが、犬に負担を強いる結果になっているかもしれない。
アメリカでは高度な技術を持つ人を表彰
アメリカには「ビヘイビアフォスター(Behavior foster)」という高度な技術を持つ人(Professional Dog Trainers and Animal Behavior Specialists)が活躍する団体や、そういった人を表彰する仕組みがある。
問題行動のある犬に対し、期限を設けて高度な技術を持つトレーナーがトレーニングをし、獣医がその成果を見て安楽死を行うかどうかを判断する仕組みもある。
関連リンク:SPECIALIZED SKILLS VOLUNTEER OPPORTUNITIES(San Diego Humane Society)
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獣医やトレーナーとの連携に課題

トリマーチームからは、以下の課題が出ました。

ボラトリ(ボランティアトリミング)に関わる人が増えている
ボラトリは無料。自分自身のスキルアップにもなるし、後進を育てる機会にもなり、トリマーの底上げに貢献すると考えている。
やりたい気持ちはあってもやり方がわからない人が多いので、先導できるリーダーを育成していかないといけない。
サロンで無料トリミングをやりますよと申し出たところ、10匹くらい連れて来られてしまったことがある。
ほどくのが難しい毛玉を刈ったところ、保護団体の方から「なぜ刈ったんだ」とクレームが入ったことがある。獣医さんが間に入ってミスコミュニケーションを防ぐパターンもある。
一時預かりの難しさ
獣医やトレーナーとの連携、協力が不可欠だが、誰に協力をお願いすればいいのかわからない。
クラウドファンディングでシェルターをつくったが、引き取った猫から感染症がシェルター内に広がってしまった。消毒も簡単ではなく、獣医さんに協力してもらいたいが、里親に「あのシェルターからもらったのか」と言うなど、積極的ではない方もいる。
編集長の注目ポイント

ここからは、いくつか個人的に注目したポイントについて紹介していきます。

猫はどこまで保護すべきなのか

まずは「猫は家庭動物なのか野生動物なのか問題」です。犬の場合、狂犬病予防法によって野良犬は存在してはいけないことになっていますので、保護と譲渡は両輪の関係です。一方、猫の場合は、野良猫が存在していても法律上は問題ありませんので、保護して不妊去勢手術をしたり、病気の治療をしたりして元の場所に戻すこともありますし、里親になる方を探して譲渡することもあります。その判断に明確な線引きはありません。

実際、筆者が飼っている猫「リズモ」は、もともと動物病院で里親を探していた路上生まれの子猫でした。今は室内で幸せに暮らしています(と信じています)が、保護されずとも、運良く生き延びて野良猫として暮らしていた可能性もあります。例えばサバンナの生活が過酷だからといってシマウマを動物園に連れて来ても「動物保護」とは言わないはずです(絶滅危惧種でない限り)。人間の考える「動物の幸せ」が本当に動物にとっての幸せなのかは、動物に聞いてみない限りわかりません。

ケガや病気、特に高齢になって野良として暮らすのが難しい猫を保護すべきなのか。どうあっても自然の摂理として放っておくべきなのか。保護してしまえば時間がたてばたつほど野生に戻すのが難しくなります。獣医師さんたちは、迷いながらもそれぞれの判断基準で保護活動をされているのが現状です。

関連記事:野良猫に餌をあげるのは無責任? 地域猫をテーマに獣医や保護活動家がトークセッション
厳しい譲渡基準は逆効果?

あるトレーナーさんからは、保護団体と里親希望者の間にある壁が高すぎるのではないかという意見がでました。例えば、高齢者や単身者、子どもがいる(生まれる)家庭などには譲渡しないと決めている団体は少なくありません。高齢者であれば、寿命が20年近くになる犬猫を最後まで育てられるのかという話があり、実際に近年では高齢者が亡くなり犬猫だけが残されてしまったり、老人ホームへの入所や病院への入院によって飼えなくなった犬猫が保護施設に引き取られるケースが増えています。同様に、単身者であれば留守番時間の長さ、子どもがいればアレルギーの問題がありますので、審査を厳しくするのも仕方のないことかもしれません。

しかし、その結果として起こっているのは、保護団体から断られたので仕方なくペットショップで買ったという人が少なからずいるという事実です。筆者もそういう方を知っています。ここで問題にしたいのは「ペットショップで買うこと」ではなく、結果的に飼えたわけですから、保護団体と飼いたい人がもっと話し合っていれば、実は譲渡できたのではないか、譲渡の機会損失が生まれているのではないかということです。高齢者でもシニアの犬猫を飼ったり、後見人を付けることで万が一の対応ができます。単身者でもペットのシッターサービスで留守番時間を減らせるかもしれませんし、動物アレルギーでもペットを飼っている人はたくさんいます(筆者もそうです)。

獣医師チームから「殺処分ゼロを目指すためには飼える人を増やさなければいけない」という話がありましたが、筆者も同じ意見です。もちろん誰でもいいから譲渡してしまえばいいという話ではありません。譲渡できる人に譲渡するだけでなく、これからは、ちゃんとした飼い主さんになれるのに何か問題があって飼えない人の問題を解決していくことも必要なのではないでしょうか。

求められるプレイヤーの質向上

獣医チームからは、保護活動をしている方のシェルターメディシン(※)に関する知識・技術不足を危惧する声も挙がりました。動物への愛は尊いものであるものの、自分の保護能力・技術力・経済力を越えて想いだけで活動し、それが良くない結果を招いている事例も少なからずあります。一方で、年間8万匹が殺処分されている現状では、そういった人たちがいることで助けられている多くの命があるのもまた事実です。

※「伴侶動物の群管理」と訳され、複数の動物がいる環境の中で病気が広がらないようにしたり、ケガや過度なストレスが発生したりしないようにして保護動物の健康を維持し、譲渡を促進するための管理方法で、近年研究が進められている分野です。
関連記事:安楽死は悪いことではない? 動物愛護講演「人も動物も幸せになれる譲渡とは?」リポート
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批判だけや放置・無関心では問題解決につながりません。ビヘイビアフォスターのように模範的な人を明確にし、たたえ、より多くの人がそこに近付けるようにすることが全体の質向上や底上げにつながります。目指すところはみんな同じはず。今回のような業種を越えた情報交換、学び合いの場は、今まで有りそうで無かった機会です。ペトことでも、引き続き情報発信のお手伝いをさせていただきますので、イベント・勉強会など開催される際はお声掛けください。



posted by しっぽ@にゅうす at 08:23 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬や猫も寒がり 冬を乗り越えるためのポイント、獣医師が解説

Yahoo! JAPAN


Q: 寒い日が続いていますが、犬も寒さがこたえますか?

A: 高齢だったり、幼かったりする場合には寒さに対する注意が必要です。これは猫についても同様です。

【写真特集】ひとみウルウル 純真な子犬たち

Q: うちの犬はもうシニアです。どう気を付ければいいですか。

A: まず外飼いはやめましょう。外で寒風にあたりつづけるだけで、低体温症になってしまいます。また屋内飼育をしていても、雨の日に散歩に出て身体がぬれた状態で放置すると、1時間くらいで体温が低下することがあります。ぬらしてしまった時には、タオルなどでしっかりと拭き、ゆっくりと温めてください。

 低体温症になると沈うつ状態になったり、意識が低下したり、瞳孔が縮んだり、といった症状が見られます。そうなると心拍数や血圧も低下していますので、たいへん危険な状態です。必ず動物病院に連れて行くようにしてください。

 なお屋内飼育をしている場合、犬にとっての適温は23度くらい、湿度は70%以下を目安にしましょう。

Q: 幼い犬も寒さに弱いんですね。

A: 8週齢(生後56日)に満たない幼齢期は、母親のそばにいることによって体温が維持できています。そのため母親から20〜30分も離すと、体温が急激に下がっていきます。どうしても、幼い犬や猫を母親とは別に飼育しなければいけない場合には、湯たんぽを置いたり、すきま風を防いであげたりする必要があります。

Q: 寒さに気を付けないといけないのは、ほかにどんな場合でしょう。

A: チワワやミニチュア・ピンシャーなど体毛が少ない犬種については、気を付けたほうがいいですね。雨や雪の日に散歩する場合、私自身は犬に服を着せるのはあまり好きではないですが、身体をぬらさないために服を着せるなどの対策をしてあげたほうがいいかもしれません。

 あとは高齢や幼齢で、痩せている犬猫です。寒さに震えていないか、よく見守ってあげましょう。一方、病気やケガで寝たきりになってしまった時には、湯たんぽなどで温めてあげる必要がありますが、この場合は低温やけどをしないように注意が必要です。

 最後に、若くて元気な犬であれば、雪の上でも楽しそうに遊ぶでしょう。その時に注意した方がいいのは融雪剤です。肉球がふれるとやけどの原因になります。融雪剤がまかれている可能性のある場所は、歩かせない方がいいですね。

(山根義久・動物臨床医学研究所理事長)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:21 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペット市場拡大、異業種が続々 介護マット・ICT…

朝日新聞


犬や猫のペット関連用品で、日用品メーカー各社が新製品を相次ぎ投入している。飼い主にとり、ペットが「飼う」対象から、「一緒に暮らす」存在となり、市場が広がってきたからだ。家族と同じように健康や高齢化を気遣い、お金をかける傾向にあるという。

特集:どうぶつ新聞
 ライオン子会社のライオン商事は1日、犬・猫用の歯ブラシ新商品「ペットキッス 指サック歯ブラシ」を4月に発売すると発表した。ぐにゃりと曲がるのが特徴。従来の棒状ブラシだと歯ぐきに当たってペットが嫌がり、歯みがきが難しいという飼い主の悩みに対応した。先端のブラシも小さくし、奥歯まで磨けるという。想定価格は税込み650円前後。歯みがきジェルや、歯みがき代わりになるおやつも投入する。

 同社によると、歯ブラシを週1回以上使う犬の飼い主は2013年の9%から16年には23%に増加したという。永井隆志社長は「ペットと快適に暮らしたいとの意識が高まった。特に歯みがき市場は今後、2〜3倍に増える」と期待する。室内飼育が増えるなか、ペット用のシャンプーやペット用品を洗う洗剤の商品も拡充させている。

 花王は室内で使う猫用トイレを販売。トイレの中に消臭効果があるとされる木製のチップと、尿を吸収するマットを敷き、体調が優れない時にマットを抜いて尿を確認できる。ペットの高齢化も進み、ユニ・チャームは昨年11月、高齢犬の床ずれなどを防ぐ介護マットや、その上に敷く悪臭や皮膚炎を防ぐシートといった新商品を全国の動物病院で売り出した。高齢の犬・猫向けの軟らかいペットフードも充実させている。

 ペットフード協会によると、犬・猫の全国飼育頭数は16年で約1973万頭。犬が減る傾向で5年前に比べて全体で約182万頭減った。ただ、「ペットへの支出は増えている」(永井ライオン商事社長)という。実際、矢野経済研究所によると、16年度のペット関連市場は5年前から5・6%増の1兆4845億円になると予測、堅調に伸びている。

市場拡大を見込み、ペットと縁遠い異業種もペット向け商品に力を入れている。情報通信技術を活用した愛犬見守りサービスを展開するのは富士通。昨春からは首輪につけるセンサーを小型化し、犬の歩数や体をふるわせた回数を把握。行動パターンを分析して「リラックス」「落ち着きがない」といった犬の状態を認識し、飼い主のスマートフォンに知らせる。

 ペット用医薬品では、化学繊維大手の東レが1月、猫の慢性腎臓病治療薬「ラプロス」を開発し、国から製造販売の承認を得たと発表した。腎機能の低下を抑える猫用治療薬は世界初だといい、4月から販売する。猫がかかりやすい病気の進行を抑えるため、人間の血管を広げる薬の有効成分を使って開発した。(西尾邦明、宮崎健)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:20 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飼い主待つ、つぶらな瞳 台風10号で被災や傷病、旭川で猫譲渡会

北海道新聞


昨年の台風10号で被災した南富良野町で保護された猫や、旭川市動物愛護センター「あにまある」に収容されている傷病猫の譲渡会が1月31日、旭川大雪アリーナで開かれた。

 猫の譲渡や保護活動を行う同市の「あにまある支援隊」の主催。昨年9月上旬から定期的に同町落合地区で被災猫を保護し、これまでに14匹を収容。3匹が新たな飼い主に渡った。

 この日は7匹が持ち込まれ、訪れた人が猫をなでたり、抱えたりして性格を確認。譲渡希望者は、猫を飼うことの責任や猫の病気について説明を受けた。

 被災猫の引き取りを申請した同市の中村正夫さん(71)は「責任を持って新しい家族を迎えたい」と話した。

 同町では、飼い猫だったが今なお保護できていない猫が数匹いる。次回の譲渡会は、28日午後1時半から同アリーナで行われる。(野沢俊介)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:19 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする