動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年03月25日

南里秀子氏に聞いた「猫と楽しく暮らす7か条」

東スポ


今や空前の猫ブームである。テレビやネットでも猫の話題があふれ、飼育頭数は犬を超えたという。そこで「猫の學校」(ポプラ新書)の著者でカリスマキャットシッターの南里秀子氏に、猫と楽しい共同生活をするための秘訣を聞いた。現在猫と暮らしている方やこれから猫と暮らし始める方も必読だぞ。

【1】猫派の人が増えたのは犬と比べ「散歩をする必要がない」「トイレのしつけが不必要」といったことが主な理由だと思いますが、そういう安易な理由で猫を迎えるのは避けてほしいですね。猫はかわいがるだけの愛玩動物ではありません。猫は犬のように従順ではないし、強制されるのを嫌います。猫と一緒に暮らすというのはあなたが猫のテリトリーで生活するということ。飼う、のではなく一緒に生活をすると考えましょう。猫が大切な家具で爪とぎを始めたらその家具を猫に進呈するくらいの度量と覚悟を持つ。そんな意識で猫との生活を始めましょう。

【2】猫はニオイに敏感です。その嗅覚は人間の5倍。敏感で「ニオイの好き嫌い」もあります。多くの猫は人工的なニオイはあまり好みません。以前、香料の強いシャンプーを使っていたスタッフが猫に引っかかれたことがあります。香りが長持ちするような柔軟剤、さらに香りの強い香水などは猫にとっては拷問になりかねません。

【3】鈴のついた首輪をした猫がいますが、チョロチョロ動き回る子猫時代はともかく、2歳以上の成猫には鈴は必要ありません。歩くたびにチリンチリンと音がするのは聴覚が優れた猫にとってストレスになるかも…。聞き慣れない音に対しても敏感で、トイレの最中に花火の大きな音がして驚き、以来そのトイレを使わなくなってしまった猫もいます。静かな環境を提供しましょう。

【4】猫の視力は人間の10分の1程度とあまりよくありませんが、夜間にモノを見る視力は人間の6倍。元来夜行性の猫の瞳は暗闇でも光を取り込む構造になっていて、フラッシュは目を傷める危険性があるので写真を撮る時は絶対に使わないでください。特に視覚が未発達な生後1か月以内の子猫は視覚障害になる恐れがあります。猫の写真の投稿が大変なブームになっていますが、撮影の際は十分注意しましょう。

【5】猫は表情豊かです。瞳孔だけでも気持ちが分かります。通常の表情は耳が前を向いて、瞳孔は細め。ところが、怒ると耳を伏せ、瞳孔が開き黒目になります。シッポにも注目しましょう。シッポが立っているのはご機嫌の証拠。水平のシッポは友好を表します。シッポの毛が逆立っている時は威嚇の姿勢で「近寄るな!」のサインです。

【6】猫は基本的に単独で行動しますが一緒に暮らすなら「2匹以上」をオススメしています。都会で暮らす猫の多くは「インドアキャット」。ほとんど外に出ないでマンションの一室で一生を終えます。そのため他の猫と接する機会がなく、社会性が身につきません。他にも猫がいることで適度なストレスと刺激が生じ、免疫力が上がり、運動量も増え、ボキャブラリーや表情も豊かになります。

【7】キャットフードは猫の健康に直接関わるものなので、メーカーの姿勢を見極めることが何より肝心。パッケージの原材料表示などをチェックして、安心して与えられるものを選びましょう。私は手軽で栄養バランスのいいドライフードは主食、嗜好性の高いウエットフードはおかずという位置づけで、栄養が偏らないように使い分けています。

【その他のコツ】現在はインドアキャットが主流ですが、ドアや窓から飛び出して迷子になることもあります。猫がいなくなったら、まず周辺の軒下や車の下などを中心に捜しましょう。普段外に出ていない猫はそういう場所に入り込んで息を潜めていることが多いのです。濡れるのが嫌いなので、雨天時は濡れない場所に潜んでいます。近所の人に協力を頼む場合は、猫の情報を詳しく書いたチラシなどを渡します。SNSを活用するのも有効でしょう。

 また、動物病院の選び方でお悩みの方も多いかと思います。自宅からの距離、清潔な環境、基本料金の表示などを考慮しつつ、獣医さんとの相性にも留意してください。気軽に質問でき、何でも話せるかどうか。加えて、獣医さんの目線や猫に対する態度をチェックしましょう。猫に優しく話しかけるような方だと安心です。とはいえ、全て獣医さん頼みではなく治療は“獣医さん”“あなた”“猫”の3者の協力で成立する意識でいることが大切ですよ。

☆なんり・ひでこ=1992年、猫専門のシッティングサービスを創業。2002年、猫の生涯保障部門を開始。06年「猫の森」を法人化し、シッター育成や猫に関するワークショップを展開している。著書に「それいけ、キャットシッター!」などがある。


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私が動物の保護活動に取り組む理由

電通報


「Project Zero」と「Project Red」という二つの活動を柱に、動物の保護活動に取り組んでいる滝川クリステルさんに話を伺いました。
滝川クリステルさん
馬は走り、鳥は飛ぶ 自由な姿が当然だった

小さい頃から、動物が当たり前のようにそばにいる生活をしていました。フランスの田舎に住んでいたときは、いつも庭で馬が走っていたり、ウサギが跳ねていたり、鳥も籠の中で飼わないで、家の中を自由に飛んでいたり。
子どもながらに、普通は籠の中にいるのに、どうしてうちでは違うのだろうと思ったこともありましたが、私の母がフェアな形で動物に接する人で。彼らも私たちも同じように自由で、ストレスなく、幸せにという発想だったんですね。だからみんな長生きで、私が5歳のときに自分の貯金で買ったカメが、まだ元気に生きています。本当にカメは長生きなので、覚悟して迎えた方がいいと思いますが(笑)、その子たちもやっぱり自由に放していて、動物はこう飼うべきと思ったことがありませんでした。
私の中では、お互いが自然に共存している形が普通だったので、元々は「助けなければ」という危機感はなかったんです。でも、大人になってから動物たちの現状を知り、いろいろと調べていくうちに、自分は何も知らなかっただけなんだとガツンと頭をたたかれた思いがしました。
特に、生物多様性の意義や重要性を知ってから、環境保護や緑化などに比べて動物の存在が薄いことにすごく疑問を感じました。人間と動物と自然環境のバランスが大事なはずなのに、世界が動物にいかに支えられているかを考える機会はそれほど多くないですよね。動物の問題に目を向けなければ、生物多様性の保全にもつながらないと思ったんです。
私は彼らのおかげで豊かな子ども時代を過ごせたので、ちゃんと恩返しをしたいというところから、野生動物の保護やペットの殺処分問題に注目し、10年ほど前からその分野の情報発信をするようになりました。
立教女学院小学校で
立教女学院小学校で
2020年を見据えて 今スタートしよう

ただ、個人の活動には限界があります。いずれ何らかの団体を立ち上げようと思っていた中、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催が決まって、今踏ん張らなければと、背中をぐっと押されました。日本人にこのような目標ができたことで、せめて2020年までには状況を少しでも良くしようと訴えやすくなりますし、自分にも目標をつくれます。縁あって一緒に進めていける仲間と出会えたこともあり、2014年5月に一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルを設立しました。「ヴィ・アンサンブル」は、フランス語で「共に人生を歩む」「一緒の命」という意味です。
現在の活動の柱は「Project Zero」と「Project Red」の二つです。Project Zeroでは、日本で足元にある動物の問題としてペットの保護を取り上げ、具体的には2020年までにアニマルウェルフェア※1に則った犬猫の殺処分ゼロを目指しています。取材対応や講演を通して、年間8万頭以上の犬猫が殺処分されている※2現状を伝える一方、殺処分前の犬猫を保護するシェルターの支援に取り組んでいます。
また、「フォスターアカデミー」というセミナーを、もう20回ほど行っています。フォスターとは、保健所やシェルターにいる犬や猫を新しい飼い主が見つかるまで一時的に預かるボランティアのことです。フォスターが増えれば、保健所で処分される數も減り、シェルターに空きが出れば保健所からまた別の動物を引き取ることができます。それに、いきなり新しい飼い主になるのはちゅうちょする、という人とのつなぎ役にもなれます。まずはフォスターという制度を広めて、そういう意志がある方々同士のネットワークも生まれればと期待しています。
二つの活動の両輪で 企業の支援にも期待

Project Redは、絶滅の危機にひんする世界の野生生物のリスト「レッドリスト」にちなんで名付けた、野生動物の保護活動です。まずは日本の問題として、北海道の猛禽(もうきん)類、シマフクロウをはじめとする絶滅危惧種に注目しています。なぜ猛禽類かというと、生態ピラミッドの頂点や上位に位置する彼らは、その数が生態系の維持に大きな影響を与えることが多く、日本の森を守る上で重要な役割を担っているからなんです。
シマフクロウと
シマフクロウと
実際に北海道でレスキューに携わられている猛禽類医学研究所の代表・獣医師である齊藤慶輔先生と協力して、現場ですぐ治療ができるようドクターカーを提供したり、先生の活動を広めるお手伝いをしたりしています。私も何度も北海道に足を運びましたが、野生に返れない動物もたくさんいて、衝撃を受けました。とにかく広報をしている時間もない方々なので、私たちは命を直接助けている方を広報や啓発の点から支えたいと考えています。
ZeroとRedの二つを両輪で取り組む意義は、支援者を増やす点で、実は大きいんですね。野生動物の保護というとスケールも大きく、企業をはじめ法人にも目を向けてもらいやすいのですが、ペットの話は身近過ぎて、小さい問題にも見えてしまいます。でも両方とも同じ、“共存”に関する問題なので、Redの支援を入り口に、犬猫の問題も意識していただく流れをつくれればと思っています。
私も勉強し始めて知ったのですが、海外では例えばシェルター施設にしてもほとんどが民間のサポートなんです。清潔感があって、誰でも気分良く入れるシェルターも多いんですね。でも日本だと、個人の方々がボランティアや寄付を通じてぎりぎりのところで成り立たせていて、行き届いているとはいえません。シェルターの環境が良ければ、そこで過ごす子たちにとって良いのはもちろん、彼らを迎えたいという新しい飼い主さんを増やすことにもつながります。そうした部分を、ぜひ企業の方々にサポートいただけたらと願っています。
※1 快適性に配慮した生き物の飼育
※2 環境省 犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(平成27年度)
www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

posted by しっぽ@にゅうす at 07:57 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬は寒さを感じているの?獣医さんに聞いてみた

ネタりか


最近、洋服を着せた犬を連れている人をよく見かけます。そんな人を見て「犬は毛に覆われているのだから、寒くないんじゃない?」と言う人もいるようです。

はたして犬は寒さを感じているのでしょうか。それを知りたくて、東京・調布市にあるクルーズ動物病院院長の齋藤雅文さんにお話を聞いてみました。







犬が寒さに強いかどうかは原産国が関係している

── ずばり、犬は寒さを感じているのでしょうか?

犬はしゃべれないですからね。でも、診察に来る犬を見ていると、たいていは寒そうにしていますよ(笑)。

寒さにどれぐらい強いかは、原産国に関係するといわれています。代表的な例をあげれば、シベリアからカナダの北極圏あたりが原産国のシベリアンハスキーは、やはり寒さに強いですね。寒さのなかで体温を保つために、血管は皮膚のずっと深い場所にあるんです。

下毛(アンダーコート)が生える犬種かどうかも影響しますね。シベリアンハスキーはもちろん、柴犬や秋田犬、ポメラニアンが、下毛が生える代表的な犬種です。



── 最近は、外で飼わずに室内で飼うことが増えているようですが、それも関係していますか?

環境の変化は大きく影響していると感じています。最近、特に東京などの都会では、室内で飼われる場合がほとんどです。冬でも暖かな家の中にいますから、大型犬でも、寒くなるとなかなか散歩にも行きたがらないようです。

一昔くらい前までは、歌にあるように、犬は庭を駆け回っていましたが、最近は、犬もネコと同じように、あったかいところが好きみたいですよ。

他にも、歳をとったり、病気になったりすることも、寒がる原因になることがあります。





▲齋藤先生と愛犬もん太くん



犬に洋服を着せる理由とは?

── 寒さに強い種類の犬には洋服を着せる必要がないということですか?

そうとも言い切れないと思います。

私も最近犬を飼い始めてわかったのですが、たとえば散歩に行くと、お腹のあたりの毛にけっこう汚れが付いてしまうんですね。この汚れを落とすのが、毎回となるとかなりの手間になります。でも洋服を着せておけば、それが防げるんです。散歩の前に服を着せ、戻ったら脱がせればいいんですから。

また、夏場に毛を短く整えてあげることを「サマーカット」といいます。室内にいる分には涼しげだし、皮膚病の管理もしやすいのですが、屋外では強い直射日光が肌に当たってしまうため、あまり良くないと言われています。でも服を着せておけば、それも防げます。

皮膚炎の犬なら、服を着せておけば引っ掻き防止にもなりますしね。





▲もん太くんは、イングリッシュ・コッカー・スパニエルとラブラドール・レトリバーのMIX犬



── 犬は、洋服を着ることを嫌がらないのですか?

最初は嫌がりますが、慣れちゃうみたいですね。首輪もそうですから。慣れれば、犬は「首輪を付ける・服を着る=散歩に行ける」と認識し、むしろ喜ぶようになります。

飼い主さんを見ていると、必要なときは着せてあとは脱がせているという方が多いです。着せっぱなしにしておくと擦れて毛玉ができてしまいますし、洋服がきついと擦れた部分に皮膚トラブルが起きてしまうなどのケースもあります。それらの異変が洋服に隠れて見つけらないこともありますからね。

犬が洋服を着るのを嫌がらないためには、最初が肝心で、おやつを与えるなどして、洋服を着るのはいいことだ、と認識させることが大切ですね。



── ありがとうございました。



まとめ

・原産国によって寒さに強い犬種と弱い犬種がいる。

・下毛(アンダーコート)が生えている犬種は寒さには強い。

・大型犬も含めて室内で飼うことが増えたため、寒くなると散歩に行きたがらない傾向にある。

・犬に洋服を着せるのは、汚れを防ぐ目的もある。



(取材・文 / たなかみえ)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:49 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月24日

「地域猫活動」で殺処分から救え 群馬県が新年度事業化

上毛新聞


殺処分される猫を減らそうと、群馬県は新年度、地域住民が協力し、不妊去勢手術をして適切に世話をする地域猫活動の普及に取り組む。今月完成した県内版のガイドラインを活用するほか、県獣医師会とも連携。ふるさと納税を財源に活動を定着させ、飼い主のいない猫を減らし、命を救うことを目指す。

◎ふるさと納税を活用 「いつか終わりが来なければならない活動」
 活動は、猫に不妊去勢手術をして繁殖を防ぐのが前提。県は獣医師会の協力を得て、活動に取り組む地域の手術費用を無償化する方針だ。

 飼い主のいない猫対策支援事業として、新年度予算に280万円を計上した。4月1日以降、県のふるさと納税のメニューに「ぐんまの動物愛護推進」を追加し、全国から寄付金を募る。

 県が作ったガイドラインは地域猫活動に加え、屋内飼育や不妊去勢を呼び掛けたり、災害時に必要な備蓄品やしつけなどの内容を盛り込んだ。県動物愛護センター(玉村町)はじめ各地の関連事務所で配布するほか、ホームページで閲覧できる。

 今後、県内で猫による苦情やトラブルが起こっている地域を調べて主な対象とし、住民と行政、ボランティアが一体となった地域猫活動を働き掛ける。県食品・生活衛生課は「飼い主のいない猫の数を抑制することは大きな課題だ。地域猫活動の拡大を図り、殺処分の削減につなげたい」としている。

 地域猫活動に取り組んでいる「まえばし地域ねこの会」の関沙織代表は、新たな県事業を評価した上で、「取り組まざるを得ない活動であり、いつか終わりが来なければならない活動だ」と指摘している。

◎殺処分は犬の2.8倍
 県が地域猫活動の普及を本格化させる背景には、猫の殺処分数が犬と比べて多い現実がある。県食品・生活衛生課によると、2015年度に県内で処分された猫は1339匹で、472匹だった犬の2.8倍に上る。犬は前年度比で34%減少したのに対し、猫は3%増加した。

 15年度の1339匹のうち、生まれて間もない子猫が77%を占めることも特徴だ。無秩序な餌やりなどによって、繁殖が繰り返されてしまうことが背景にある。飼い主のいない犬は狂犬病予防法や県条例で捕獲、収容ができるのに対し、猫には法的根拠がないことも、殺処分が減りにくい一因となっている。茨城県では、犬も含めた殺処分減少に向け、昨年12月に「犬猫殺処分ゼロを目指す条例」が成立、施行されている。

 《地域猫活動》 特定の飼い主がいない猫に対し、不妊去勢手術を行った上で、複数の地域住民で餌やりや排せつ物の処理に取り組み、管理して共生する活動。無責任な餌やりや繁殖など、野良猫に対するトラブルを減らす効果が期待できる。1990年ごろ、横浜市磯子区内の住民らが自主的に始めたとされる。


posted by しっぽ@にゅうす at 09:03 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

狂犬病が発生したら 岡山県動物愛護センター木尾所長に聞く

山陽新聞


4月から、狂犬病予防注射月間(6月まで)だ。日本では1957年以降、狂犬病の発生はないが、世界では今でも年間5万5千人以上が死亡している。もし岡山県内で発生した場合、どうしたらいいのか。岡山県動物愛護センター(岡山市北区御津伊田)の木尾勝昭所長に聞いた。

犬係留し移動制限

 ―狂犬病が発生した場合、行政をはじめとする関係機関の対応策は決まっているのか。

 岡山県では、厚生労働省が定めた「狂犬病対応ガイドライン」に沿って、岡山県は2011年に対策要領を定めている。県の対応をはじめ、各市町村や県獣医師会、県医師会との連携やまん延防止策などを示している。

 ―感染が疑われる犬が見つかった場合の具体的な対応は。

 まず、疑いのある犬をセンターに一定期間隔離し、狂犬病かどうかを調べる。岡山、倉敷市は保健所が担う。1年以内に狂犬病予防接種をしているか、興奮状態やまひなど特徴的な症状がないかを確かめ、死亡したら脳を調べて狂犬病かどうか診断する。国立感染症研究所へ検体を送り、確定診断も行う。狂犬病は感染した動物にかまれて感染が広がるので、その犬にかまれた動物がいないかも調査する。

 ―狂犬病が発生したエリアではどんな措置がとられるのか。

 県は速やかに、区域内の全ての犬を係留する命令を出す。野犬だった場合、活動範囲や接触した動物が確定しにくいため、かなり広い範囲に命令が出されるだろう。当然、指定区域内の犬は移動も制限される。飼い犬の一斉検診や臨時の予防接種を行うこともある。

 感染が広がるのを防ぐため、センターは区域内で野放しされている犬を捕獲しなければならない。室内飼いでもうっかり期間中に逃げ出せば、捕獲の対象となる。迷子の犬は予防接種しているかどうか確認できないことが多く、感染していないか経過観察の対象となる可能性が高い。

室内飼いも必ず予防接種を

 ―狂犬病に備え、飼い主がすべきことは。

 飼い主に義務付けられている予防注射の接種率が7割を超えていれば、感染症のまん延を防げるとされている。だが、岡山県は58.7%(2015年度)で全国平均の71.8%を大きく下回る。実際の飼育数は登録数を上回ると考えられるので、接種率はもっと低いかもしれない。

 「室内飼いだから必要ない」と考える人もいるようだが、予防注射は自分の犬を守るためだけのものではない。飼い主や地域の人の命を守るためにも、4〜6月の狂犬病予防注射月間中には必ず接種してほしい。

 さらに犬を飼った時の市町村への登録、登録証である鑑札と注射済票を常に身に着けさせておくことも大切。そうすれば、たとえ狂犬病が発生しても、行政が地域の犬の状況を正確に把握できるので、パニックを最小限に防ぐことができるだろう。

 狂犬病 ヒトを含む全ての哺乳類が感染する人獣共通の感染症。感染した動物にかまれると、傷口からウイルスが侵入し、全身の神経組織に広がって脳の中枢神経を破壊する。発症すれば、ほぼ100%死亡する。狂犬病が疑われる動物にかまれたら、ヒトの場合は速やかにワクチン接種をすることで、発症を防げる。2006年には、フィリピンで犬にかまれて感染した2人が帰国後に発症し、死亡する事例があった。
(2017年03月21日 12時19分 更新)


posted by しっぽ@にゅうす at 09:03 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高所から下りられなくなった猫の助け方

リスク対策.com


レスキュー隊現役時代、さまざまなペットレスキューを経験した。そのなかでも難しかったのが、高い木に登って降りられなくなった猫の救出だった。

まず、なぜ猫は木に登るのだろうか?調べてみると下記のビデオにわかりやすい解説があった。

猫が高い木に上る理由:
1、ネズミなど何かの小動物を追いかけて木を上ってしまい、気がついたら高木の上から降りられなくなった。
2、犬や子供などに追いかけられて、木に登って逃げ切ったまではいいが、降りられなくなってしまった。
3、何となく遊びで木に登ったら降りられなくなった。
など


Mochi the Daredevil Gets a Tree-Climbing Lesson/Animal Planet(出典:Youtube)

ではなぜ、猫が木から下りられなくなるのか?

理由は、爪の形状が木に上るためには引っかかりがよく便利がいいが、頭から降りようとすると爪が抜けてしまう。降りるには後ろ向きに降りるか、飛び降りるか、上手く枝から枝に飛び移って下りるかなどが考えられるが、ほとんどの猫は後者3つの選択肢を思いつかないことが多い。

降りられなくなった猫は何日も枝の上で鳴き、もし人間が助けなければ木の上で衰弱し、いずれは転落してしまう。。

ペットレスキューは有料にするべき?
世界的にこのような高所に上った猫のレスキューは消防が行うことが多い。しかし「危険排除」「事態回避」「災害予防」のためのペットレスキューは、料金が請求されることもある。

また有料か無料かの判断は各現場責任者が判断し、有料の場合は1回の出動の基本料金が最低5万円、それに様々な条件によっても追加料金が掛かるようだ。

消防の有料サービスについては下記を参照のこと。

■スコットランド消防局のペットレスキューの基本料金
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2642957/Cat-stuck-tree-Thatll-350-Scottish-firefighters-charge-members-public-non-emergency-call-outs.html

2017年3月21日の為替レート1ポンド139円で計算すると、スコットランド消防局のペットレスキューの基本料金メニューは下記の通り。
・はしご車を使ったペットレスキュー:約4万円
・高所作業車:約4万円
・ポンプ車:約4万円
・消防士1人、1時間につき:約3500円
・その他、ペット保険やペットを降ろすための木の伐採理由などに必要な報告書や資機材の数などによって細かく1時間あたりの単価が違う。

ほとんどの場合は救助工作車とポンプ車の2台出動が原則なので、最低5名の消防士が現場活動を行う。実際にはしご車を活用しなくても、また1時間以内で上手く救出できても、約10万円はかかることになる。レスキュー費用がペット保険で下りるかはわからない。

さて、それではどうやって2連ばしごやはしご車が利用できない森や林の中で猫を助けるのか?

調べてみると下記の5つの方法が紹介されている。

高所からの猫の救出方法
最初に猫が高い木に登った要因かもしれない犬などが周りにいれば、一時的に隔離する。

1、呼び寄せによる救出
飼い主や、その猫が慣れている人に木の上にいる猫を呼んでもらい、後ろ向きで降りそうになったときに褒めながら誘導する。

下記のビデオを参照。

Oreo Rescues Himself!(出典:Youtube)

2、木を切り倒して救出する方法
木や土地の所有者や管理者の了解を得た上で、猫が降りられなくなった木を少しずつ切り、ゆっくりと倒しながら猫を地面に近づける。

また、砂袋が先端についたロープを木の上方の太い枝の間に投げて、地面まで届いたら、ロープの両端を持って徐々に木をチェンソーで切りながら、少しずつ倒すこともできる。この時には木を切った部分の跳ね上げと、跳ね上げてからの木の落下に注意すること。また、倒れる方向120度以内には誰もいないように気をつけること。なお、中途半端に倒れた場合は、放置せず、落下危険のないように全て地面に落としてしまうこと。

3、放水による救出
救助者が落下地点を想定して救助幕を張った状態で、猫に向けて緩い圧力で放水し、枝から落とすと共に救助幕や防水シート、ネットで落ちてくる猫を受け取る。ただし、リスクは高い。万が一のことも考えて、飼い主の同意が必要。できれば、同意書を交わしておいた方がいい。

4、ケージを使って捕獲する方法
ケージを猫の目の前まで吊り上げてえさで誘導し捕獲する方法。


how to get a cat out of tree without shotgun.(出典:Youtube)

上のビデオにプラスして下から誘導ロープを付けることや、飼っている猫であれば、いつも猫が食べているえさをケージの一番奥に入れておくことでさらに成功度は増すと思う。

5、木を上っての救助方法
木に登る救助者は、まず、これから登る木の種類と幹の強さを判断すること。次に砂袋が先端についた4ミリほどのロープを、できるだけ高い位置にある直径10cm以上(あくまでも目安)の木の股に投げ、落ちてきた端末に14〜16mmのロープを結んで木の股に通し、降りてきた端末を木の胴に結んでアンカーを取る。

文章での説明ではわかりにくいので下のビデオを参照のこと。レスキュー隊員や山岳でのロープによるクライミング経験者でしたら要領がわかると思います。


https://vimeo.com/158075094
ロープの設定方法から救出までの映像(RescueMyCat.org - Kitty Cat Rescue from Black Dragon Videography on Vimeo.)

ロープの緩みを完全に取ったら登攀を開始し、猫の少し上で確保を取り、両手が使える状態にする。怖がらせないように常に声を掛けながらアプローチし、片手で猫の両前足を握った状態で持参した袋に猫を入れる。猫が飛び出ないように、また、落とさないようにしっかりと猫を持つこと。

特に袋に入れようとすると暴れる猫が多い。また、いったん袋に入れてもパニックになり、袋から飛び出すこともあるため落下に注意。

下記のビデオでは、ネットやキャッチポールという捕獲用具を使ったキャットレスキューシーンが紹介されている。



Cats Rescued From Trees Compilation(出典:Youtube)



Kitty the Cat's Tree Top Rescue(出典:Youtube)

下の動画は追いかけっこをしていた猫2匹とも木の上から降りられなくなってしまった場合のレスキュー


Two cats rescued from SAME tree by Canopy Cat Rescue(出典:Yotutube)

すばらしいのは、アメリカの各州にキャットレスキューのスペシャリストが登録されているサイトがあること。そして、最近では木に引っかかったラジコンやドローンのレスキュー等も行い、職業にしている人もいるそうだ。

■キャットレスキューのスペシャリストのリンク
※日本には一人もリンクがない。。
http://www2.catinatreerescue.com/view/directory.cfm

今回、下記のキャットレスキューのスペシャリスト、パトリック・ブラント氏のサイトから、たくさんのキャットレスキューの手法やコツ、注意点などを学んだ。ここまで救助法を詳しく公開しているパトリック ブラント氏に心から感謝したい。

■RescueMyCat.org
http://www.rescuemycat.org/p/rescue-services.html

■彼のキャットレスキューの手法は世界中の消防士が参考にしている。
http://www.rescuemycat.org/p/cat-rescue-stories.html

いかがでしたか?

パトリック・ブラント氏によると、成猫であれば経験を活かしてどうやって降りようかを考えるそうで、降りられなくなってから目安として24時間くらい待ってみると、その間に自分から降りてくることもあるようだ。

消防がどこまでペットレスキューをやるかを考えると現時点では微妙なところもあると思うが、実際に行うとしたら、飼い主や木の所有者などと話し合い、猫が落下したときに事も考えて、保険の確認や同意書を交わす必要もあると思う。

また、これからは消防以外の民間でペットレスキューを職業にする人や組織ができるのかもしれない。

木の上から降りられなくなった猫は体の大きさや気象条件にもよるが、飲まず食わず、高度のストレス状態で子猫であれば24時間、成猫であれば、36時間でかなりの体力を消耗するといわれている。

もし、木の上で猫が降りられなくなった場合にどうやって救助するのか。近くの高木を見上げて、救出方法を考えてみて欲しい。

ほかにも木だけではなく、屋根や電柱など、高いところに登って降りられなくなった猫をどうやって助けるのだろうか。様々なケースを考えてシナリオ訓練してみて欲しい。きっと、そのレスキューコンセプトは何かに役立つと思う。

助かる命が助かりますように!

(了)
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子イヌ繁殖工場禁止へ NJ州議会で法案通過

DAILYSUN


16日付のニューヨーク・ポストによると、ニュージャージー州で営利目的の子イヌ繁殖工場(パピーミル)を禁止する法案が議会を通過したことが、同日までに分かった。クリス・クリスティ知事が承認すれば法律として制定される。
 同州では2015年、ペットショップに子イヌの仕入れ元を明示するよう義務付けるペット購入保護法が成立している。今回の法案はそれを厳重にしたもので、ペットショップはパピーミルから仕入れた子イヌを販売することができなくなる。さらに、動物救援組織やシェルターなどが報酬を払ってブリーダーやブローカーからイヌやネコを受け取ることも禁止する。
 この法案を共同提供したレイモンド・J・レスニアック上院議員は法案内で、「繁殖工場には愛護の精神が欠けており、動物たちは病気がちで問題がある」とし、ペット購入保護法成立後もこうした工場で繁殖されたイヌやネコが依然として大量に販売されている現状を指摘。動物愛護協会によると、全米に約1万のパピーミルが存在し、年間240万匹の子イヌが繁殖されているという。
 レスニアック上院議員は、「知事が拒否権を行使すれば、それを議会で覆してでも法律にする」とフェイスブックに投稿した。


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