動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年03月16日

猫との共生考えよう 殺処分の現状知って

河北新報


殺処分される猫が後を絶たない状況を知ってもらおうと、仙台市青葉区のぶらんどーむ一番町商店街で4日、猫グッズ専門店などが啓発イベント「一番町ねこフェスタ2017〜人と猫との共生を考える」を開いた。
 グッズ専門店「またたび堂」の主催で、飼い主のいない猫の里親探しなどを行う県内の動物愛護団体6団体が参加。団体の活動内容のほか、保護した野良猫に不妊去勢手術を施して地域で餌やりやふんの世話をする「地域猫」の取り組みなどがパネルで紹介された。
 ペットに関する法律相談、市動物管理センター「アニパル仙台」によるセミナーも開催。買い物客らは足を止めて展示に見入ったり、保護活動の資金集めの募金に協力したりした。
 またたび堂社長の桐野吉里夫さん(52)は「猫ブームの陰で、捨て猫が増えたり、猫を巡るトラブルが起きたりしている。動物愛護ボランティアの活動について一般の人に知ってもらい、人と猫が共生するにはどうしたらいいかを一緒に考えてほしい」と話した。


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人より多い猫が住む仮設住宅 エサやりに通う夫婦 「仮設が廃止されたら…」

Yahoo! JAPAN


被災者の心の支えに
 東北3県で、いまも3万5千人余りの被災者がプレハブの仮設住宅で暮らしている。住民の数よりネコの数の方が多い仮設住宅があると聞いて、訪ねた。

【写真特集】熊本地震で保護された猫や犬たち

◇  ◇

 637人が犠牲になった宮城県山元町。その山あいにプレハブの建物が並ぶ。「高瀬西石山原(たかせにしいしやまはら)仮設住宅」の看板が入り口に立つ。

 朝6時半、軽ワゴン車が駐車場に滑り込んだ。エンジン音を聞きつけた10匹以上のネコの群れが、脇の竹やぶから飛び出してきた。

 引地(ひきち)とも子さん(69)と夫の構三さん(66)が、敷地内の12枚の皿に、キャットフードと牛乳を注いで回る。黒いのはクーちゃん。顔に星の模様があるのはホッちゃん。いまご飯あげるから、ちょっと待ってね。

 夫妻がここで暮らし始めたのは震災の1年3カ月後。町は「心の支えになる」とペットを認め、飼っていたネコ1匹を連れてきた。

 ある日、部屋の前でトラ柄のネコを見つけた。やがて5匹の子を産んだ。広場で子ネコたちがじゃれ合っていると、お年寄りや仕事のない若者が外に出てきた。エサを与えて目を細める人もいた。とも子さんは「あんな震災があって、みんなすさんでいたから」。

人より多い猫が住む仮設住宅 エサやりに通う夫婦 「仮設が廃止されたら…」
仮設住宅で暮らす猫たち
連れて行きたいが…
 震災後、東北3県には最大時で11万6千人が仮設住宅で暮らし、この仮設にも219人が暮らしていた。

 ただ、新しく建てられた災害公営住宅では、原則としてペットの飼育はできない。「連れていきたいけど、ダメって言われてるから」。ネコの面倒を見ていた入居者たちは、自治会長だったとも子さんにそう告げて、つぎつぎと去った。

 引地さん夫妻も、津波で全壊した町内の家を直して、昨年5月に仮設を出た。元気な数匹を残して、十数匹を連れて行った。

 数カ月後。仮設を訪ねると、自治会長の遠藤みよ子さん(83)から「ネコが増えてるよ」と声をかけられた。目が開いたばかりの子ネコ2匹がよちよち歩いていた。数日後、駐輪場で別の赤ちゃん3匹を見つけた。軒下では5匹の子ネコが身を寄せ合っていた。

 いずれも親ネコの姿はない。「処分に困った人が勝手に置いていったのでは」と、とも子さんは思う。

再建先から餌やり
 いまでは30匹ほどのネコが、すみついている。住民は20人。引地さん夫妻は毎朝、毎夕、車で10分ほどの自宅から通い続ける。1袋4キロのキャットフードは3日で底をつく。年金暮らしの夫妻に、月2万円の餌代は軽くはない。

 この春、仮設住宅を出る70代の女性は、昨年秋に玄関のそばで見つけた子ネコと暮らしている。一日の多くを室内で過ごし、一緒に寝起きするネコはかわいい。でも、災害公営住宅では飼えない。「結局、置いていくしかないかねぇ」

 地元の女性は、昨年から納屋の中をネコに荒らされるようになったと話す。苦情を言いたくなるが、ネコを飼うのが被災者だと思うと文句は言いづらい。「もうじき仮設はなくなる。それまで我慢します」

 山元町の災害公営住宅は3月中にすべて完成し、5月の大型連休までに全員が仮設住宅を退去する見通しだ。仮設住宅が封鎖されても、ネコたちにエサをやれるように、せめて敷地内に入れるようにしてほしいと、とも子さんは願う。無邪気にじゃれ合うネコを見ると放っておけない。

「このまま面倒を見るしかないのかな」

 今は、そう考えている。

sippo(朝日新聞社)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:15 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

災害時避難所のペット飼育 ガイドラインを作成

静岡新聞


 川勝平太知事は14日の定例記者会見で、災害時のペット同行避難に関して、避難所での飼育管理ガイドラインを作成したと発表した。避難所運営者と飼育者それぞれの役割を明記している。知事は「今やペットは伴侶動物。各避難所に適した管理態勢の構築を期待したい」と述べた。
 冊子はA4判、27ページ。静岡県が東日本大震災を受けて2015年に策定した「災害時における愛玩動物対策行動指針」を基にした。避難所運営者にはペットを飼育するスペースの確保、管理ルールの設定、飼育者名簿の作成などを求める。飼育者に対しては、避難者同士で「飼い主の会」を発足させ、運営者のルールに従って自主管理をするように指導する。管理ルールの例や飼育者名簿の様式も掲載している。
 17年4月から市町や自主防災組織に配布する。県のホームページからダウンロードもできる。
 県衛生課によると、16年12月現在、県内35市町のうち、全ての避難所でペットを受け入れると決定しているのは11市町。一部受け入れは8市町で、全てで未定なのは16市町。避難所ベースでは、全1337カ所のうち1023カ所で受け入れ方針が決まっていない。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:13 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬は人に「戦略的なウソ」をつく、実験で証明

National Geographic


イヌは経験を通じて学習し、戦略的にウソをつくことができるという論文が、学術サイト『Animal Cognition』に発表された。

 スイス、チューリッヒ大学の研究者マリアン・ヘバーライン氏は、自分の飼いイヌたちがとる奇妙な行動に興味をもった。1匹がもう1匹の注意をそらし、その隙に相手の寝床を奪おうとしたのだ。これを見たヘバーライン氏は、イヌは人間に対してもこうした狡猾な行動をとるのだろうかと考えた。

利益が最大になる戦略を選ぶ

 論文に記載された実験は以下のようなものだ。

 イヌは見知らぬ2人の人間とパートナーとなる。2人のうち1人はごほうびをくれる「協力的」な人物、もう1人はイヌにごほうびを見せた後、そのまま自分でキープしてしまう「非協力的」な人物だ。

 次に、パートナーの人間をごほうびの入った箱に連れて行くよう、イヌに教える。イヌが人間を箱まで連れて行くと、協力的な人物はイヌにごほうびを与えるが、非協力的な人物は与えない。(参考記事:「犬は飼い主の言葉を理解している、脳研究で判明」)

 こうした段階を踏んだ後、イヌの前に3つの箱を提示する。1つ目の箱にはおいしいソーセージが、2つ目の箱にはソーセージほど好物でないビスケットが入っており、3つ目の箱には何も入っていない。イヌはまずこの3つの箱のどれかに、2人のパートナーのうち1人を連れていくよう命じられる。ただしこの作業の後、イヌは自分の飼い主を箱のそばへ連れていくことができる。飼い主は残ったごほうびをすべてくれる設定だ。

 2人のパートナーのうち1人をごほうびの入った箱へと導くよう命じられたとき、イヌは「非協力的」な人物をいちばんおいしいソーセージの入った箱へは連れていかず、たいていは何も入っていない箱へと導いた。これはつまり、自分がすべてのごほうびをもらえる唯一の方法は、「非協力的人物」をわざと空の箱へ導くことだと、イヌが理解していたことを意味する。(参考記事:「ネコは飼い主をネコと思っている?」)

明らかになるイヌの認知能力

 イヌの認知能力を評価する研究は、近年数を増している。その中にはたとえば、イヌは推理ができるという研究もある。チェイサーという名のボーダーコリーは、特定の物体を複数、識別できる能力を持っていた。そこで、識別できる物体を山積みにした中に、知らないおもちゃを1つ紛れ込ませておき、それを取ってこいと指示した。

 するとチェイサーはそのおもちゃを表す言葉を知らなかったにも関わらず、正しい物を取ってくることができた。つまりチェイサーは、取ってくるべきなのは自分がそれまで見たことのないおもちゃであると推測したわけだ。

【参考動画】まるで兄弟、子チーターと犬の動画が話題
親友になった2匹のドキドキワクワクの初対面は1:19から(説明は英語です。くわしくはこちらの記事を参照ください「まるで兄弟、子チーターと犬の動画が話題」)
 このほか、イヌが非協力的な人間を避けることを証明した研究もある。そうした行動は、人間の幼児やオマキザルにも見られるものだ。実験では、まずイヌの飼い主が他の人に作業を手伝ってほしいと頼むが、その中には協力してくれる人もいれば、してくれない人もいる。部屋の中にはその他、常に中立的な観察者も存在する。この中立者と非協力者の両方からごほうびを差し出されたとき、イヌは中立者を選ぶことが多く、これは飼い主に対する親愛や忠誠の表れと見ることができる。(参考記事:「犬は人が思っているよりもずっと”人間らしい”」)

 イヌの“知性”に興味を持つ人の中には、単にイヌが人間に似ていると思いたい人もいれば、あるいは自分のお気に入りの犬種が最も頭がいいと自慢したいという人もいるだろう。しかし米デューク大学犬類認知センターのブライアン・ヘア氏によれば、犬種間で知性の明白な違いはないそうだ。

 それでも今回の研究は、もしあなたが飼いイヌにごほうびをあげるのを渋ったときには、イヌが目当てのものを手に入れるため、新たな方法を編み出すかもしれないという可能性を示唆している。(参考記事:「カリスマ ドッグトレーナー、シーザー・ミランに聞いてみた」)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:11 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫と“良き飼い主”をつなぐ「保護猫カフェ」の取り組み

毎日新聞


「保護猫カフェ」という店がある。猫を集客に使う従来型の「猫カフェ」とは一線を画し、捨てられるなどして行き場を失った後に保護された猫の、飼い主探しを目的とする。この「保護猫カフェ」をめぐるエピソードを紹介する。
池袋マルイ最上階を“占拠”
 2月25〜28日、東京・池袋にある百貨店「マルイ」最上階の7階のほぼ全スペースで、猫関連グッズの物販展が行われた。主催者で「保護猫カフェ」運営会社のネコリパブリック(2014年設立)は、会場の一角で猫と飼い主のお見合いイベント「譲渡会」を開いた。衛生面などに厳しい百貨店で譲渡会が開かれるのは非常に珍しい。
譲渡会参加者に対して「事前講習」を行うネコリパブリック経営者の河瀬麻花さん(右端)=2017年2月25日、東京・池袋のマルイ7階で駅義則撮影
譲渡会参加者に対して「事前講習」を行うネコリパブリック経営者の河瀬麻花さん(右端)=2017年2月25日、東京・池袋のマルイ7階で駅義則撮影
 この譲渡会は、気に入った猫がいれば「トライアル」として飼い主候補の自宅に一定期間お試しで滞在させ、相性を確認したうえで正式譲渡する。虐待や飼育放棄を避けるための飼い主審査もある。
 開催期間中の4日間で12匹の大人の猫が参加。うち5匹のトライアルが決まった。私は保護した猫の飼い主探しのため、この手の譲渡会には数多く参加してきたが、かなりの好成績だと感じた。
 子猫に限らず、一般にはなつきにくいイメージのある大人猫の飼い主希望者は、意外に多い。だが、衛生管理や脱走防止を徹底しなければならないなどの理由で、譲渡会の会場を貸してもらえるケースは非常に少ない。多摩川の橋の下やペットショップの軒先など屋外での譲渡会で、夏場には猫が脱水症状に苦しむ姿も見かけた。
ホームセンターとも提携
 開催初日に会場で、マルイの担当者に譲渡会の開催を承諾した理由を聞いた。それによると、昨年秋のネコリパブリック池袋店開店を受けて実施した物産展の反響が大きかったことなどから、譲渡会の開催が決まったという。
東京・池袋のマルイ7階で行われた猫の譲渡会=2017年2月25日、駅義則撮影
東京・池袋のマルイ7階で行われた猫の譲渡会=2017年2月25日、駅義則撮影
 ネコリパブリックが運営するカフェは、猫を集客の手段として使う一般の猫カフェとは異なり、あくまで飼い主探しが目的。希望者がじっくり猫との相性を見極められるよう、民家風の雰囲気を持たせている。
 私が過去に参加した譲渡会では、多数の猫を抱えて医療費などの負担に悩む保護主が早く手放したいと焦り、飼育能力の乏しい人や、面倒を見きれない1人暮らしの高齢者に渡す例をよく見かけた。私は「最優先すべきは猫の幸せ。飼い主候補を『お客様』にしたら営利目的のペットショップと変わらない」と主張したが、なかなか理解されなかった。
 ネコリパブリックは4月にホームセンターの島忠と協力して、トレーラーハウス内での譲渡会を行う予定。河瀬麻花代表は「多くの企業とのコラボで、保護猫カフェを知らない人が興味を持つきっかけを作りたい」と語る。
「保護猫カフェ協会」を設立
 保護猫カフェの元祖は、NPO法人、東京キャットガーディアン。山本葉子代表が02年、自宅で約30匹の猫を保護したのが始まりだ。08年には動物病院を併設するとともに、日本で初めて常設の譲渡会場を兼ねた保護猫カフェを設置した。
東京キャットガーディアンの保護猫カフェの一室にて=2017年3月6日、駅義則撮影
東京キャットガーディアンの保護猫カフェの一室にて=2017年3月6日、駅義則撮影
 現在は東京都豊島区南大塚で猫の譲渡会場、カフェ、関連グッズのショップの機能を兼ねたスペース「スカイシェルター」を運営するなど、複数の拠点に約300匹の猫を常時保護している。
 山本代表は「足りないのは愛情ではなくシステム」との合言葉をもとに、住人が猫の預かりボランティアをする「猫付きシェアハウス」「猫付きマンション」など、さまざまなアイデアを実現し、これまでに約5500匹を新たな飼い主に譲渡した。今年2月22日の「猫の日」には「保護猫カフェ協会」を設立した。
 山本代表は設立目的を「現在は全国で100程度の保護猫カフェがあると言われているが、その実態を把握したい」と語る。協会に加盟した組織は現在までに九つだ。猫ブームに踊らされずに「保護猫カフェ」の認知度を上げ、「適正な飼い主を増やしたい」とも強調している。
 希望を感じた話を一つ。池袋マルイの譲渡会で、河瀬ネコリパブリック代表は参加者への10分間の事前セミナーとして、猫の殺処分問題などに関する説明をしていた。そして最初の譲渡会が終わった後、私は参加者のうち、小学生とおぼしき女の子がこう語るのを聞いた。
 「きょう、帰ったら、このことを日記に書く」
ブームの後に捨て猫が……
筆者が保護していた白黒のオス猫。譲渡会にも何度か参加したが、2015年8月に筆者の腕の中で病死した。死後、骨の判定により10歳を超えていたことが判明=14年5月撮影
筆者が保護していた白黒のオス猫。譲渡会にも何度か参加したが、2015年8月に筆者の腕の中で病死した。死後、骨の判定により10歳を超えていたことが判明=14年5月撮影
 昨年10月にスタートし、断続的に続いたこの連載「猫ブームの光と陰」は今回で最終回となる。
 私は、現在の「猫ブーム」には、メディアが視聴率や広告料を簡単に稼ぐ材料として猫を利用し、ペット業界が便乗して大量生産を加速させた面が強いと考えている。ブームの後には捨て猫が増えると危惧するボランティアも多い。一方で、高まりつつある「殺処分ゼロ」の声に押されて行政が収容を拒み、民間で闇に葬られる猫が増える恐れがある。
 その場合のセーフティーネットとして、「保護猫カフェ」のように、行き場のない猫と飼い主とを結びつける取り組みが広がることを強く願っている。

posted by しっぽ@にゅうす at 07:10 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする