動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年03月20日

犬と人、いつから関係始まった 「最古の家畜」の歴史を学ぶ

Yahoo! JAPAN


このところ猫に押され気味ですが、「最古の家畜」であり、長く関係を深めてきたパートナーと言えるのはやはり犬。犬と人間はどんな道のりを歩み、特別な関係を築いてきたのでしょうか。探ってみました。

【写真特集】仲良しの柴犬2匹、湖畔をパトロール

 犬と私たちはいつ、出会ったのか。最も古い犬の骨は、ロシアで発見された約3万3千年前のものだ。旧人の居住跡で見つかった。一方、人間に家畜化されたのは2万〜1万5千年前と考えられている。イスラエルのアイン・マラハ遺跡では、高齢の女性が子犬に手を添える形で共に葬られた約1万2千年前の墓が見つかっている。

 日本最古の犬の骨は約9500年前のもの。神奈川県の夏島貝塚で見つかった。縄文時代には番犬や狩猟犬として飼われていたようだ。だが、弥生時代に入ると様子が変わってくる。愛知県の朝日遺跡では犬の骨が散乱した形で見つかり、解体痕もあった。

 麻布大で動物行動遺伝学を研究した外池亜紀子さんは「縄文人は犬を埋葬していた形跡もあり、大切に飼っていたようだ。だが弥生時代に入ると、食用にした形跡が増えてくる」と指摘する。

犬と人、いつから関係始まった 「最古の家畜」の歴史を学ぶ
飼い主に忠実な犬
日本書紀に「犬を食べること禁止」
 日本人のそばには昔から犬の姿があった。ヤマザキ学園大の新島典子准教授(動物人間関係学)によると、早くも「日本書紀」には天武天皇が犬や牛など5種類の動物を食べることを禁じた記録が出てくるという。鎌倉時代になると「犬追物(いぬおうもの)」がはやり、矢で射るための的(まと)として殺傷された。「犬合わせ」と称する闘犬も始まった。

 江戸時代に入ると、徳川綱吉が「生類憐(あわ)れみの令」を出す。犬だけが対象ではないが、綱吉は「犬公方(いぬくぼう)」と呼ばれることに。法政大の根崎光男教授(歴史学)は「犬は安産の神様だったり不動明王の使いだったりするなど、日本人の文化に根付いていた」と話す。

 明治時代には各府県単位で「畜犬規則」が定められ、犬が個人の所有物となった。『犬たちの明治維新』などの著者、仁科邦男さんは「飼い主と犬の個の関係が成立し、この関係が現代にまでつながっている」とみる。

 現代の日本では全世帯の14%が犬を飼っている。推計飼育数は987万匹にのぼる(2016年、ペットフード協会調べ)。

人との生活で進化
 麻布大の菊水健史教授(動物行動学)は、犬のすごさは「人と絆を結べること」にあるという。ドイツのマックス・プランク研究所の研究で、犬は人が指をさしたり、視線を向けたりしたカップにエサがあることを理解できることがわかっている。チンパンジーですら持たない、犬特有の能力だ。

 また、犬は飼い主と目線をあわせる。すると双方で愛情や信頼に関わるホルモン「オキシトシン」の濃度が上昇するという研究が、麻布大から報告されている。オオカミは飼いならされていても、飼い主と目をあわせることはない。

 菊水教授は「犬は人と生活することでオオカミから進化したと考えられていて、あうんの呼吸で、人の意図を理解する能力を持っている。人がこれほど特別な関係を築けた動物は、地球上にはほかにいない」と指摘する。

 スウェーデン王立工科大の研究チームが犬とオオカミのDNAを調べたところ、柴犬(しばいぬ)と秋田犬が最もオオカミに近いDNAを持っていた。背景はまだよくわかっていないが、日本犬の研究から、犬の起源が見えてくるかもしれない。

sippo(朝日新聞社)


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老いる飼い主、老ペットの世話は… 犬猫みとるホーム

朝日新聞


高齢者が高齢のペットの面倒を見る「老老介護」、親の介護に加えてペットの介護もする「二重介護」……。ペットの長寿化が進む中、様々な事情でペットと一緒の生活が難しくなる飼い主たちがいる。そんな飼い主のニーズに応え、ペットをみとりまで世話し続ける施設が静岡県内にある。

特集:どうぶつ新聞
 三島市芙蓉台3丁目の老犬ホーム「富士の里」。NPO法人「日本アニマルセラピー協会」(神奈川県大和市)などが運営する同施設は2014年に犬の受け入れを始め、これまで9〜18歳の老犬10頭の世話をしてきた。うち6頭は最期まで世話をする「終生飼養」での預かりだった。

 木造2階建ての一軒家で広いベランダ付き。室内はエアコンが効き、クラシック音楽が流れる。アットホームな雰囲気で、いつでも犬の世話ができるよう所長の圓谷竜也さん(28)とスタッフ1人が住み込む。

 失禁する犬にはおむつをはかせ、寝たきりの犬には寝返りを打たせる。後脚が悪い犬には、胴部を持ち上げる介助機器を使って散歩させる。夜泣きや徘徊(はいかい)する犬にも対応する。1頭1頭に合った世話の仕方を考えて対応している。

 動物が好きでこの仕事に就いたという圓谷さん。飼い主側には犬との老老介護や二重介護などの問題が生じていたという。15年に大型犬を預けに来た県内の女性は、心臓と後脚が悪く、夜泣きする愛犬の世話をしながら両親の介護も抱えていた。

 富士の里で犬を預かったが、その後、介助なしでは歩けない状態になり、昨年1月、15歳で死んだ。圓谷さんは「大好きな犬のことで悩むことが辛いと感じたり、預ける行為を責任放棄と感じたりする人もいる。でも、ここで穏やかに暮らす犬を見て楽になったとの声をいただきます」

 圓谷さんはこれまで5頭をみとった。愛犬の幸せを願う飼い主のためにも、愛犬にどんな最期を迎えさせてあげるかをしっかり話しておくことが大切という。預かりは有料。圓谷さんは「飼い主は困ったら、1人で抱えずに相談してほしい」と話す。

■飼い主も高齢化、世話できず

 猫専用の施設もある。活動開始から今年で5年目を迎える磐田市大原のNPO法人「ねこホーム」。現在預かっている猫は41匹。終生飼養の預かりは33匹で、約9割は10歳以上の老猫。約1割は高齢による持病の治療を受けている。

運営するのは代表理事の西城磨優美さん(43)と副理事の牧野建男さん(67)。2人は元会社の上司と部下。西城さんが譲り受けた猫2匹を牧野さんが世話をするうち、「僕が死んだら猫たちが困る」と思ったことをきっかけに12年に活動を始めた。

 41匹はログハウス風の施設で暮らす。中は6部屋あり、猫たちは相性を見極めた上で部屋分けされ、1日1回、室内を散歩する。面会が難しい飼い主には猫の近況を知らせる手紙や動画を送る。最期の前兆を感じたら、飼い主に連絡し、最期を愛猫とともに過ごせる環境を準備するという。

 終生飼養で預かった猫のほとんどは、高齢の飼い主が亡くなったり、入院したりする理由から、「実家の猫をどうしたら良いかわからない」という家族が預けに来るという。14年には、高齢者施設に入所した神奈川県の女性の飼い猫を娘たちから預かった。猫は糖尿病だったが、昨年秋、19歳で息を引き取った。その後、娘たちから「預けた時に獣医から余命数カ月と言われたのに、こんなに長生きするとは。ありがとう」と言われたという。

 施設で亡くなった猫たちは、施設の裏の薔薇の木の下に眠る。薔薇の園芸が好きな牧野さんが猫のためにと墓を作り、飼い主たちも祈りに来るという。

 飼い主やその家族は愛する猫を預ける際、「飼えなくなる日が来るなんて。こんなはずじゃなかった」と口をそろえる。ねこホームは有料だが、預けようにも資金がなく、困る人も多いという。

 4年間で受けた問い合わせは1万件以上。ニーズの高まりを感じ、今夏、敷地内に100匹を受け入れ可能な施設をつくる予定。西城さんと牧野さんは「猫の幸せが、飼い主の幸せになる。安心、信頼のできる施設が増えれば」と話す。

 県動物保護協会の齋藤俊夫事務局長(62)は「ペットの世話ができなくなった時には、ペットを施設に預ける、家族に世話をお願いする、ペット可の高齢者施設を探すなどの選択肢がある。飼い主は、どうするかを事前に考え、備えておいてほしい」と指摘する。(北川サイラ)

■犬14.36歳、猫15.04歳

 一般社団法人「ペットフード協会」が行った2016年全国犬猫飼育実態調査によると、犬の平均寿命は14・36歳、猫は15・04歳。「高齢期」とした7歳以上の犬は5割以上、猫は4割以上を占めた。

 県衛生課によると、犬猫が高齢になったことや病気を理由に、保健所に引き取りを求める飼い主もいるという。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:21 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫のおしっこが臭い…破壊的なその臭いを対策しよう!

ネタりか


猫のおしっこが臭い時

臭い猫

一般的に猫のおしっこは臭いと言われていますが、特に去勢していないオスの放つ、なわばり主張の為のスプレー尿は強烈な臭いです。(去勢していてもスプレーする事はあります。)また、何かしらの病気にかかっており、症状の一つとして尿が臭くなる事もあります。

猫は体臭がほとんどない動物なので、排泄物の臭いにさえ気をつければ、家の中が臭くなる事はほぼないでしょう。きちんと臭いケアをしないと周りにも迷惑となりますし、第一、飼い主も嫌ですよね。愛猫のおしっこの臭いに悩まされない為に、出来る事をご紹介します!

猫のおしっこがとりわけ臭い理由

トイレの猫

クサイクサイと悪者扱いをされる可哀想な猫のおしっこですが、なぜそんなにも、臭ってしまうのでしょうか?猫のおしっこが臭いのは、おしっこ中に含まれる成分が原因のようです。猫のおしっこには人間と違い、タンパク質が含まれています。そのタンパク質はコーキシンと呼ばれており、コーキシンからフェニリンという物質が生成されます。フェニリンはなぜかネコ科動物だけに含まれる、特異的な
物質です。このフェニリンが、猫のおしっこを特に臭くしている原因物質なのです。

フェニリンは去勢していないオス猫の尿に特に多く含まれているそうです。去勢していないオスの場合、遠くのオス猫に自分の存在や縄張りを主張する為、またメス猫に自分の能力をアピールする為、フェニリンの多く含まれるスプレー尿をする、と言われています。フェニリンが多いという事はそれだけ良質なタンパク質を含んだ食べ物を食べている、という事になり、すなわち、「オレ様は良質な獲物を取るのがうまいんだ!!」と周りにアピールする意味があります。

もちろん、オス猫だけでなくメス猫のおしっこにも、このニオイの原因となるフェニリンは含まれています。ですがオス猫よりも量が少ないので、比較するとメス猫の方が臭くない、と言えるでしょう。

おしっこ臭消臭法はある?

消臭する猫のイラスト

愛猫が粗相をしてしまった場合や、粗相していなくてもトイレが臭う場合の、消臭法をお伝えします。

壁や床などの場合

まずは、粗相してしまった場所に熱湯をかけましょう。熱湯により臭い成分が分解され、お湯が冷めた所で拭き取りましょう。もしニオイが残る場合には、洗剤等で更に拭き取ります。洗剤以外にもミョウバン水やクエン酸、バイオミックスなどで拭き取る事で、ほぼニオイは解決されるでしょう。

ミョウバンやクエン酸は、スーパーやドラッグストアなどで販売されています。バイオミックスはネット通販で購入する事が出来ます。仕上げに消毒用アルコールで消毒しておしまいです。アルコールはペット用の、猫に害がないものが販売されていますので、心配な場合は利用すると良いでしょう。

注意点としては、オス猫が縄張り主張の為にスプレーをした場合、下手にニオイを消してしまうとストレスを感じてしまう事があります。特別な事情が無い限りは出来るだけ、初めての発情が始まる前に、去勢手術を受けさせた方が良いかもしれません。もちろん、手術をするか否かは飼い主の判断に任されますので、慎重に決めてくださいね。

布団などの場合

布団や大きめのクッションなどは、壁などのようには掃除できない事があります。そんな時に役立つのが、主婦の味方!?の『重曹』です。重層もクエン酸などと同じく、スーパーなどで手に入ります。しかもお値段も安価なので、ストックしておいても良いですね!

消臭の仕方は、湯船に5cm程度のぬるま湯を張り、コップ数杯分の重曹を投入します。量はかなり多めでも大丈夫です。折り畳めるものは折り畳んで、後はこれでもか!とばかりに踏み洗いをします。軽快な音楽をかけながら行うと、ストレス解消にもなるかもしれません(笑)。しばらく踏み洗いをしたら一度お湯を取り替えて、今度は柔軟剤を入れて更に踏みます。とにかく踏んで踏んで、踏みまくります。何度かお湯を入れ替え、踏み洗いしながらすすぎます。

すすぎが終わったら、洗濯機に投入し、通常の3倍程度脱水します。もし出来るのであれば、乾燥はコインランドリーで一気に乾燥させる方が良いでしょう。自宅で行う場合は、可能な限り扇風機などの風を当て、乾燥させます。この方法で行うと、羽毛だろうがカシミアだろうが、洗濯機で洗うとダメになってしまう素材でもOKです!生地を擦って洗わないようにだけ、注意してください。

トイレを掃除する

猫がトイレを使いたがらない理由は、臭いよりも「汚れ」がNo.1だそうです。猫砂の種類によっては排泄ブツを取り除いても、汚れが残ってしまう事はありますね。猫砂が汚れてきたら、全取り替えを行ない、トイレ自体もキレイに洗ってあげると、雑菌が繁殖しづらくなります。

猫が1番好むのは、「使用した痕跡のないトイレ」だそうです。臭いがする事よりも排泄物の痕跡がない方が猫にとっては良いようなので、トイレは出来る限り、排泄物をすぐに取り除いてあげましょう。日中は仕事などで留守にする事が多い、という場合には、トイレの数を増やしてあげると、愛猫も快適なトイレ環境で用を足す事が出来ます。

病気の可能性も・・・?

病気の猫

何かの病気が原因で、おしっこの臭いが強くなる事があります。もし、去勢もしているしトイレもキレイにしている、という場合には、病気を疑ってみても良いかもしれません。愛猫のおしっこの様子が普段と違う場合には、受診するようにしましょう。

猫に多い泌尿器系疾患

猫がかかりやすい尿路結石や膀胱炎、腎臓病など、泌尿器系の疾患がある可能性があります。特にオス猫は尿道が狭いため、結石になりやすいので注意が必要です。血尿が出ていたり、おしっこの中にキラキラとした結晶が見えていたりしたら、早めに受診しましょう。

オスは前立腺に異常があるかも!?

オス猫は尿道のすぐそばに前立腺があります。前立腺に異常がある場合、おしっこが濁り、臭いがきつくなる事がありますので、やはり動物病院を受診しましょう。

メスは子宮系に注意

メス猫は、子宮から膣までの出口と、おしっこの出口が同じです。避妊手術をしていないメス猫の場合、子宮や膣の異常がおしっこに出る事があります。愛猫のおしっこが臭くなった、と感じた場合には、早めに受診するようにしてください。

まとめ

トイレに居る猫

猫のおしっこの臭いについて、みていきました。猫に限らずですが、言葉を話さない動物の排泄物は、健康のバロメーターでもあります。もちろん異常がなくても猫のおしっこはキホン臭いので、飼い主と愛猫がお互い快適に暮らす為、臭いケアは大切なポイントです。出来る限りの対策を行ない、猫のおしっこ臭に悩まされない暮らしをしたいですね!!


posted by しっぽ@にゅうす at 08:19 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<猫ブーム>“良き飼い主”を見つける「保護猫カフェ」とは

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「保護猫カフェ」は、猫を集客に使う従来型の「猫カフェ」とは一線を画し、捨てられて行き場を失った後に保護された猫の、飼い主探しを目的とするカフェです。ジャーナリストの駅義則さんが、「保護猫カフェ」をめぐるエピソードを紹介します。【毎日新聞経済プレミア】

 ◇池袋マルイ最上階を“占拠”

 2月25〜28日、東京・池袋にある百貨店「マルイ」最上階の7階のほぼ全スペースで、猫関連グッズの物販展が行われた。主催者で「保護猫カフェ」運営会社のネコリパブリック(2014年設立)は、会場の一角で猫と飼い主のお見合いイベント「譲渡会」を開いた。衛生面などに厳しい百貨店で譲渡会が開かれるのは非常に珍しい。

 この譲渡会は、気に入った猫がいれば「トライアル」として飼い主候補の自宅に一定期間お試しで滞在させ、相性を確認したうえで正式譲渡する。虐待や飼育放棄を避けるための飼い主審査もある。

 開催期間中の4日間で12匹の大人の猫が参加。うち5匹のトライアルが決まった。私は保護した猫の飼い主探しのため、この手の譲渡会には数多く参加してきたが、かなりの好成績だと感じた。

 子猫に限らず、一般にはなつきにくいイメージのある大人猫の飼い主希望者は、意外に多い。だが、衛生管理や脱走防止を徹底しなければならないなどの理由で、譲渡会の会場を貸してもらえるケースは非常に少ない。多摩川の橋の下やペットショップの軒先など屋外での譲渡会で、夏場には猫が脱水症状に苦しむ姿も見かけた。

 ◇ホームセンターとも提携

 開催初日に会場で、マルイの担当者に譲渡会の開催を承諾した理由を聞いた。それによると、昨年秋のネコリパブリック池袋店開店を受けて実施した物産展の反響が大きかったことなどから、譲渡会の開催が決まったという。

 ネコリパブリックが運営するカフェは、猫を集客の手段として使う一般の猫カフェとは異なり、あくまで飼い主探しが目的。希望者がじっくり猫との相性を見極められるよう、民家風の雰囲気を持たせている。

 私が過去に参加した譲渡会では、多数の猫を抱えて医療費などの負担に悩む保護主が早く手放したいと焦り、飼育能力の乏しい人や、面倒を見きれない1人暮らしの高齢者に渡す例をよく見かけた。私は「最優先すべきは猫の幸せ。飼い主候補を『お客様』にしたら営利目的のペットショップと変わらない」と主張したが、なかなか理解されなかった。

 ネコリパブリックは4月にホームセンターの島忠と協力して、トレーラーハウス内での譲渡会を行う予定。河瀬麻花代表は「多くの企業とのコラボで、保護猫カフェを知らない人が興味を持つきっかけを作りたい」と語る。

 ◇「保護猫カフェ協会」を設立

 保護猫カフェの元祖は、NPO法人、東京キャットガーディアン。山本葉子代表が02年、自宅で約30匹の猫を保護したのが始まりだ。08年には動物病院を併設するとともに、日本で初めて常設の譲渡会場を兼ねた保護猫カフェを設置した。

 現在は東京都豊島区南大塚で猫の譲渡会場、カフェ、関連グッズのショップの機能を兼ねたスペース「スカイシェルター」を運営するなど、複数の拠点に約300匹の猫を常時保護している。

 山本代表は「足りないのは愛情ではなくシステム」との合言葉をもとに、住人が猫の預かりボランティアをする「猫付きシェアハウス」「猫付きマンション」など、さまざまなアイデアを実現し、これまでに約5500匹を新たな飼い主に譲渡した。今年2月22日の「猫の日」には「保護猫カフェ協会」を設立した。

 山本代表は設立目的を「現在は全国で100程度の保護猫カフェがあると言われているが、その実態を把握したい」と語る。協会に加盟した組織は現在までに九つだ。猫ブームに踊らされずに「保護猫カフェ」の認知度を上げ、「適正な飼い主を増やしたい」とも強調している。

 希望を感じた話を一つ。池袋マルイの譲渡会で、河瀬ネコリパブリック代表は参加者への10分間の事前セミナーとして、猫の殺処分問題などに関する説明をしていた。そして最初の譲渡会が終わった後、私は参加者のうち、小学生とおぼしき女の子がこう語るのを聞いた。

 「きょう、帰ったら、このことを日記に書く」

 ◇ブームの後に捨て猫が……

 私は、現在の「猫ブーム」には、メディアが視聴率や広告料を簡単に稼ぐ材料として猫を利用し、ペット業界が便乗して大量生産を加速させた面が強いと考えている。ブームの後には捨て猫が増えると危惧するボランティアも多い。一方で、高まりつつある「殺処分ゼロ」の声に押されて行政が収容を拒み、民間で闇に葬られる猫が増える恐れがある。

 その場合のセーフティーネットとして、「保護猫カフェ」のように、行き場のない猫と飼い主とを結びつける取り組みが広がることを強く願っている。



posted by しっぽ@にゅうす at 08:09 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

災害避難所、ペットの心得 県がガイドライン

中日新聞


災害時にペットを連れていく「同行避難」によるトラブル防止のため、県は避難所に配布する「ペット飼育管理ガイドライン」を作成した。避難所での飼育場所(ペットスペース)の決め方などが主な内容。千五百部を刷り、四月から市町や避難所の運営主体になる自主防災組織に配布するほか、県のホームページにも掲載する。県は「避難所がペットの受け入れを決める一助に」と活用を呼び掛けている。

 ガイドラインはA4判で二十七ページ。避難所の運営側と飼い主が、平常時に準備しておくこと、災害時に避難所でやるべきことを示した。避難所にはペットスペースに適した場所として、屋根のある渡り廊下や駐輪場、ビニールシートをかぶせたサッカーゴールの下などを例示。飼い主には日ごろのペットフードの備蓄やしつけの必要性を呼び掛けた、ペットの名札の様式例なども巻末に付けた。

 県衛生課は昨年八月から県獣医師会や日本愛玩動物協会静岡県支所の職員らとガイドラインの検討会を三回開催。ペット災害対策が専門のNPO法人アナイス(東京)の平井潤子代表から助言を受けて作成した。

 県衛生課の県内市町への調査によると、三月時点で全避難所でのペットの受け入れを決めているのは磐田市など十一市町。一部の避難所で受け入れるのは静岡市など八市町ある。浜松市など十六市町は受け入れる避難所がまだない。これらの状況は昨年十二月の調査と変わっておらず、受け入れは進んでいない。県衛生課の担当者は「ペット同行避難の理解を広めるには行政の働き掛けが必要。ガイドラインが普及することで、受け入れを決める避難所が増えてほしい」と話している。

(垣見窓佳)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:08 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする