動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年07月04日

高齢ペットの介護問題が深刻化…追い詰められる飼い主、老犬ホームの利用急増

Business Journal


一昔前と比べ、犬猫の平均寿命が延びている。一般社団法人ペットフード協会の「平成28年全国犬猫飼育実態調査」によると、犬14.36歳、猫15.04歳で、ヒトに換算すれば70〜75歳くらいだ。高齢犬猫の介護に追われる飼い主も増え、最近では老人ホームならぬ「老犬ホーム」まで登場している。
 老犬ホームとは、主に介護が必要になった高齢犬を預かり飼育する施設で、終生預かりやデイケアサービスなどのサービスを提供する施設だ。全国の老犬ホーム情報提供サイト「老犬ケア」を運営するリブモ株式会社が行った「老犬ホーム利用状況調査」によると、2016年3月の有料入居頭数は209頭であったが、17年2月末時点では448頭に増加している。
 リブモに取材したところ、その背景をこう分析する。
「2000年ごろ起きたペットブームで飼い始められた犬猫たちがシニア期を迎えるタイミングなので、利用数が増えているのかもしれません。ペットの高齢化は、フードや医療の発達だけでなく、室内飼いが増えて飼育環境が向上したことも一因ではないでしょうか」
 ヒトの場合でも、家族を老人ホームへ入居させることには罪悪感を覚える人が多いようだが、ペットの場合はどうだろうか。姥捨て山のように、動けなくなったペットを厄介払いしているケースはないのか。
「もちろん、飼い主さんたちも罪悪感でいっぱいで、預ける前にとても悩んでいます。愛犬を最期まで看たいという気持ちはあるのですが、寝たきりになれば目が離せないですし、認知症の犬は夜鳴きするようになり、睡眠不足に陥ったり、近隣からクレームを受けたりするケースもあります。飼い主とペット、双方にとってより良い生活を考えたうえで決断されているようです」(リブモ)
 買いものなどで少し家を空けただけで、部屋のなかや、愛犬自身が糞尿まみれになっていることもあり、介護疲れで精神的に追い詰められてしまう飼い主は少なくないという。「このままでは共倒れになってしまう」……、そんな葛藤を抱えているのはヒトの介護と同様だ。
「老犬ホームを利用することに対し、『ペットを見捨てるのか』といった批判的な意見もありますが、平均すると年間約五十数万円の利用料がかかります。ペットには介護保険がありませんから、飼い主さんの全額負担です。決して安くはないお金を払ってでも、よりよい最期を迎えてほしいという気持ちで利用されている方が多い印象です。また、施設側もお金を払ってくれればなんでも受け入れるというわけではなく、姥捨て山のように考える飼い主は利用を断る施設も少なくありません」(同)

飼い主の病気や急逝で預けられるケースも


 14年に東京都大田区で開業した東京ペットホームは、高齢の犬猫の終生預かりと介護型ペットホテルを兼ねた施設だ。開業のきっかけは、東日本大震災だという。
「被災した犬猫は、シェルターに入りきれないほどあふれていました。万全の準備をしてペットを飼い始めても、災害などによって飼えなくなってしまうこともあるため、受け皿が必要だと考えたのです」(東京ペットホーム)
 開業当初は、「年老いたペットを見捨てる飼い主が多いのではないか」という心配もあったが、そのような相談はほぼないという。1年以上にわたり介護を続け、悩んだ末に施設利用を決めたものの、預けるかどうか最後まで葛藤する飼い主は少なくないそうだ。
 利用者がペットを施設に預ける選択をした理由は、ペットが要介護状態になったケースが3〜4割、健康上の問題など飼い主の事情によるものが6〜7割とのことだ。
「15年ものあいだ猫を育ててきた方が重病に陥り、さらに呼吸困難になるほど重度の猫アレルギーを併発してしまい、愛猫と暮らせなくなってしまったというケースもあります。また、急逝された方が飼われていたペットを預けに来る遺族もいます。そのように、急に飼えなくなってしまうケースはたくさんあります」(同)
 同社では、こうして施設を利用せざるを得なくなった犬猫を預かっているが、飼い主が安心して預けられることはもちろん、犬猫が快適に過ごせることを心がけているという。
「動物が大好きなスタッフをそろえることはもちろん、それぞれの動物に合った個別管理を実施しています。飼い主さんそれぞれの思いを個別に反映する意味もありますが、完全にプライベートな空間をつくることで、食事や排せつ物の量も把握できるからです」(同)
 また、施設の見学や面会をオープンにすることで、利用者に安心感を与えるだけでなく、自らも厳しく律している。
「老犬ホームは第二の“犬生・猫生”を過ごす場所なので、時間をかけて選択してほしいです。思い詰めた方が、『すぐに契約したい』とおっしゃることもあるのですが、本当に納得したうえで決断してほしいので、ほかの施設も見学するように勧める場合もあります」(同)
 こうして利用者とペットに寄り添う同社だが、ペットビジネスの加熱によって悪徳業者が新規参入することを危惧し、老犬ホーム協会の設立も検討しているという。
 ビジネスとして“うまみ”があるとの評判が立てば、低サービスの施設が増加する懸念がある。ペットにより良い余生を送ってもらうためにも、利用する際は施設をしっかり見極めたい。そして、施設に預けても「家族の一員」という思いは忘れないでほしい。
(文=OFFICE-SANGA)
取材協力
老犬ケア(リブモ株式会社)
東京ペットホーム



posted by しっぽ@にゅうす at 07:40 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

杉本彩 動物愛護活動家として動物福祉の改革を訴える

NEWSポストセブン


日本は空前のペットブームである。ペットフード協会の飼育実態調査では、2011〜2016年で飼い猫は約25万頭増加。2016年の推計で犬猫それぞれ約990万頭という結果が出ている。

 一方で問題になっているのが動物虐待だ。例えば6月5日には、飼い猫を虐待し11匹の死骸を埋めたとして、埼玉県の女が逮捕された。虐待は減る気配がない。

 こうした愛玩動物の現実を生々しく描いた漫画『しっぽの声』が話題だ(『ビッグコミックオリジナル』にて連載中)。TVドラマ化された人気作『獣医ドリトル』を手がけた原作・夏緑、作画・ちくやまきよしのコンビが送る社会派作品である。

 この作品に意外な人物が参加している。女優・杉本彩(48)。実は熱心な動物愛護活動家の顔を持ち、自らが代表理事を務める公益財団法人「動物環境・福祉協会Eva」では、動物福祉の改革を訴える活動を行なっている。

「作品参加のきっかけは、2年前にEvaが主催したイベントに愛犬家である『オリジナル』の編集長がいらして共鳴してくださったことでした。日本には動物愛護について目を覆いたくなる現実がある。それを親しみやすい漫画という形で取り上げてもらえるのは本当に素晴らしいことだと思います」(杉本)

 ペット市場が拡大を続ける一方で、環境は整っているとはいえない。例えば犬猫の収容・殺処分数は統計上減っているが、実際は何も解決されていないという。

「2013年に改正動物愛護管理法が施行され、無責任な飼育放棄の場合は収容を拒否できるようになったので、数字自体は減りました。しかしこれに含まれない、生産・流通の過程で死んでいく動物たちも多い。命を商品として扱い、軽視しているところが一番の問題です」(杉本)

『しっぽの声』第1話では、悪質なブリーダー問題を取り上げる。子犬がカネになるからと自宅で繁殖させたが売れず、飼育放棄したブリーダー。死骸や糞尿が放置された部屋には異臭が充満、道路にまで漂うように。駆けつけた動物保護ボランティアが見た光景は、まさに地獄絵図だった──。

「作品には資料写真を提供したり、具体的事例を伝えたり、リアルさを追求するための協力をさせていただいています。中には残酷な描写もありますが、それが真実。ソフトにする必要はないと思っています。作品を通して動物たちの叫びを聞いてください」(杉本)

 殺処分される犬猫の数は現在でも1日あたり225頭に上る(2015年度)。それぞれが己の都合ばかりを優先する、現代日本の縮図といえるかもしれない。

※週刊ポスト2017年7月7日号

posted by しっぽ@にゅうす at 07:26 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鹿児島の猫カフェで経営者が失踪、店内は猫4匹息絶えた惨状 法制度の不備浮き彫りに

ねとらぼ


 鹿児島県鹿児島市にある猫カフェ「にゃんCafe猫之坊」の経営者が猫を置き去りにしたまま失踪していることが、6月28日に動物愛護団体からの報告で明らかになりました。店内は汚物やゴミで溢れかえり、猫4匹が息絶えている状態で発見。現在生き残っていた13匹を同団体が保護し、ネットで里親や支援を募っています。

猫カフェ 猫之坊 経営者 失踪
「にゃんCafe猫之坊」に残された猫。(写真は清掃後の様子、提供:犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島)

ここ数年は廃業状態だった「猫之坊」

 鹿児島市の健康福祉局保健所生活衛生課獣疫係によると、最初に発見したのはカフェの上階に住む大家さん。猫の鳴き声が騒がしいので部屋を開けてみたところ惨状に気づき、6月21日に同係へ相談しました。店内は異臭が漂い、ノミも大量発生していたとのこと。子猫3匹と成猫1匹が死んでいた他、生き延びていた13匹も痩せこけ、中にはノミアレルギーで毛が抜け落ちている猫もいました。

猫カフェ 猫之坊 経営者 失踪猫カフェ 猫之坊 経営者 失踪
生き延びていた猫も、人間への警戒心が高く、部屋の隅に固まりなかなか動かないという

 「猫之坊」は2013年3月に第一種動物取扱業へ登録、5月ごろから営業を開始。SNSで猫の情報を頻繁に発信していましたが、2015年7月から更新はぱたりと止まっていました。大家さんによるとここ数年はほとんど営業しておらず、経営者がカフェで寝泊まりする状況が続いていたそうです。廃業届も出されていませんでした。

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「猫之坊」がFacebookに最後に投稿した子猫の写真(2015年7月31日、「猫之坊」Facebookページより)

 市や大家さんから経営者へは連絡が取れない状態が続いており、いつからなぜ店を空けているのかは分かっていません。子猫が生き延びていたり、活発的に逃げ回る猫もいたりしたことから、最近までエサが与えられていたのではないかと市の担当者は推測しています。

 「動物愛護管理法」で愛護動物の遺棄や虐待は犯罪として禁止されています。また猫カフェ営業にあたる第一種動物取扱業を営む者も、「動物の管理の方法や飼養施設の規模や構造などの基準を守ること」が義務づけられており、「猫之坊」経営者の行為はこれらに抵触しそうです。獣疫係では今後の対応について、市の各部署や警察へ相談を進めています。

 生き残った猫は、市の動物愛護団体「犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島」が保護。近日中に13匹を別の場所に移し、体調が回復した後に順次里親探しをしていくとしています。復調や人への警戒心を払拭するのに最低1カ月以上はかかる見込みで、どの猫が不妊手術をしているか確認作業も必要。保護に要する物資の提供や寄付をFacebookで呼び掛けています。

猫カフェ 猫之坊 経営者 失踪
会が保護した、一番弱っていたというキジ猫

猫カフェ経営に対する覚悟の欠如 法制度の不備

 猫を保護した中村順子さんは、鹿児島市内で猫カフェ「猫と人のいやし処 そら猫」を営業。同業者として今回の件について、猫カフェを経営する場合は相応の覚悟を持ってほしいと訴えます。

「今回は偶然耳に入ったので公になりましたが、猫カフェで猫たちが人知れず放置されるケースは今までもおそらくあったと思います。猫カフェって世間的にはいいイメージでしょうが、実際には経営はかなり難しいんです。鹿児島市では私が知るだけでも3店舗も閉まっています。軽い気持ちで始めてこういうケースになることも今後ありうるので、覚悟がなきゃやれない商売というのがもっと広く知られてほしいです」(中村さん)

 また「自治体にも立入検査を定期的に行って欲しい」と、猫カフェの経営放置がまかり通ってしまう法制度の問題にも触れていました。

 環境省に取材したところ、動物愛護管理法において第一種動物取扱業の規制は業種ごとに異なっています。例えばブリーダーといった「販売」業には営業報告が義務付けられていますが、猫カフェの「展示」業には定期的な検査や報告は法律で規定されていません。ちなみにドッグカフェ(飼い主が犬を連れていけるカフェ)のように飲食物を提供している店は、食品衛生法も関わってくるので報告義務が課せられてくれるとのこと。

 自治体によっては猫カフェに立入検査を行っているところもあります。鹿児島県でも動物取扱責任者に「自治体が開催する研修会を1年に1回以上受講する」よう義務付けていますが、お店の経営状況を確認するというよりは、動物取扱の知識の向上を図るのが目的。市の担当者によると、講習会の案内を出す際に責任者と連絡がとれなくなることがありますが、だからといって特別に何か対応するわけではないそうです。

 このように国や自治体による第三者の定期的なチェックがないため、経営者が猫の飼育を放棄しても発覚しにくい現状が猫カフェにはあります。今回の「猫之坊」の一件は、単に経営者に責任感やモラルが欠けているという話だけではなく、動物カフェ経営に対する法制度の不備も浮き彫りにしています。


「犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島」Facebookページでは、保護した猫の経過を報告している
(黒木貴啓)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:23 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

未登録で犬6匹、放し飼い…かまれケガ人も

Yahoo! JAPAN


埼玉県熊谷市で放し飼いの犬が近隣住民をかむなどの被害が出ていた問題で、飼い主の男が、自治体に犬の登録をしていなかったとして逮捕された。

 狂犬病予防法違反の疑いで逮捕されたのは、熊谷市に住む田口吉郎容疑者(68)。警察によると、田口容疑者は飼い主に義務づけられている飼い犬の自治体への登録をしていなかった疑いがもたれている。

 飼い犬6匹は首輪などをせず放し飼いにされていて、先週には、自宅から逃げた一匹が通りかかった女性や小学4年生ら5人にかみつき、ケガをさせていた。田口容疑者は容疑を認め、「届け出の仕方がわからなかったし、(登録が)面倒くさかった」などと供述しているという。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:22 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

茨城県知事選、NPO理事長の鶴田氏出馬表明

日本経済新聞


8月27日投開票の茨城県知事選で、NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク」理事長の鶴田真子美氏(52)が26日につくば市で記者会見し、無所属での立候補を表明した。

 鶴田氏は神戸市生まれ。慶応義塾大学などでイタリア語の非常勤講師を務めた。NPO法人では捨て犬・猫をシェルターで保護するなどの活動に取り組んできた。

 同氏は「地元の母親、市民として当たり前のことを生活者の立場から実現したい」と述べ、福祉や教育の充実などに力を入れるとした。現在停止中の東海第2原子力発電所(東海村)の再稼働には反対の考えを示した。

 鶴田氏は超党派の支援を得るため既に複数の政党に申し入れたという。茨城県知事選には7選をめざす現職の橋本昌氏と、IT(情報技術)企業役員の大井川和彦氏が既に出馬を表明済み。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:22 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする