動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年08月01日

北海道のNPO、行き場を失った犬猫を救う

Yahoo! JAPAN


犬猫の殺処分数は年々減少傾向にはあるものの、それでも2015年には、犬15,811頭、猫67,091頭で合わせて82,902頭の小さな命が奪われています。行政での殺処分数は、この82,902頭にさらに「負傷動物の殺処分数」を加えたものになり、総数は92,656頭(※負傷、保管中死亡含む)にも上ります。「飼えないから」「要らないから」――。そんな人間の勝手な都合によって翻弄される小さな命。北海道を拠点に、行き場を失った犬猫を救うために活動するNPOを紹介します。(JAMMIN=山本 めぐみ)

北海道のNPO、行き場を失った犬猫を救う
NPO法人HOKKAIDOしっぽの会のスタッフ・上家桃子さん
行き場を失う犬猫たち
殺処分されることが分かって保健所へと連れていかれる犬猫たち。犬猫が保健所に引き取られる背景とは──。

「迷子犬や迷子猫、飼い主がやむを得ない事情で飼えなくなってしまったケースや、多頭飼育現場からの引き取りもある」。そう話すのは、NPO法人HOKKAIDOしっぽの会(北海道・以下「しっぽの会」)のスタッフ、上家桃子(かみいえ・ももこ)さん(45)。

北海道のNPO、行き場を失った犬猫を救う
多頭飼育されていたシーズー犬たちの保健所からの引き取り
「『迷子犬』や『迷子猫』と言うが、そのほとんどは捨てられたペットたち。また、近年は高齢の飼い主が病気になったり亡くなったりして、同じく高齢のペットが行き場を失うケースも増えてきた」と指摘します。

北海道のNPO、行き場を失った犬猫を救う
しっぽの会が保健所から保護した雌のマルチーズには、お腹いっぱいに放置された乳腺腫瘍があり、保護から1か月後に亡くなった
ペット売買の裏で…繁殖犬の悲しい真実
犬猫が「捨てられる」ケースは、ペットだけに限りません。ペットショップには愛くるしい犬猫が溢れている一方で、見えないところでは悲惨な現実があります。

過去に犬の繁殖業者の廃業に携わった際、30〜50頭の犬たちが小さい檻に入れられたまま、十分な世話も受けることなく、ただ利益を生むモノのように扱われている現場を見てきた上家さん。

北海道のNPO、行き場を失った犬猫を救う
想望ちゃんは病気の影響で日々体調が変わるというが、スタッフの愛情を受けて元気に過ごしている
「まさに『パピーミル(子犬工場)』。新しい命を育む一方で、親犬はただ機械のように扱われているという現実を知ってほしい」と話します。

しっぽの会では、行政処分される犬猫たちを引き取り、心身のケアをした後、新しい飼い主を探し譲渡を行う活動を続けています。

高齢や持病のために譲渡が難しいケースも

しかし、引き取られた犬猫の中には、高齢や持病のためになかなか引き取り手が見つからない場合もあるといいます。

70頭もの多頭飼育現場から引き取られてきた、シーズー犬の想望(そみ)ちゃん(推定年齢3歳)。近親交配が進んでいたこともあり、股関節、膝蓋骨脱臼・肋骨の変形や水頭症等先天性の疾患を多数持って生まれてきました。

彼女の兄妹たちは引き取り手が見つかったものの、想望ちゃんは生まれつきの脳や身体の障がいのため、なかなか見つかりません。重度の障がいのために獣医師からは安楽死も勧められたといいますが、本人が苦しんでいるような状況ではないため、しっぽの会のスタッフが24時間体制で看護しているといいます。

しっぽの会には、想望ちゃんをはじめとして、高齢や持病のために飼い主が見つからず、通院が必要な犬猫たちをサポートする「足長基金支援」制度があります。毎月会員の人たちから支援を受けながら、こうした犬猫たちが安心して暮らせるよう環境を整えています。

北海道のNPO、行き場を失った犬猫を救う
「JAMMIN×HOKKAIDOしっぽの会」1週間限定のチャリティーデザイン(Tシャツのカラーは全8色)
犬猫たちの医療費を集めるチャリティーキャンペーン
チャリティー専門ファッションブランド「JAMMIN」(京都)は、しっぽの会と1週間限定でキャンペーンを実施し、オリジナルデザインのチャリティーアイテムを販売します。

集まったチャリティーは「足長基金」の一部として、想望ちゃんをはじめとする高齢や病気の犬猫の医療費として使われます。今回のチャリティーで、1ヶ月分の医療費・25万円を集めることが目標です。

JAMMINがデザインしたTシャツには、肩を並べた三頭の犬猫が。後ろ姿を描くことで、「私たち人間は、犬猫を見守る役目がある」というメッセージを表現しました。

Tシャツ1枚につき700円がしっぽの会へチャリティーされます。販売期間は、7月31日〜8月6日の1週間。JAMMINホームページ(https://jammin.co.jp/)から購入できます。

JAMMINの特集ページでは、しっぽの会の長年にわたる活動や現在の課題、目指す未来について、詳しいインタビューを掲載中。デザインとあわせて、チェックしてみてください。


山本 めぐみ(JAMMIN):
京都発チャリティー専門ファッションブランド「JAMMIN」専属ライター。JAMMINは「チャリティーをもっと身近に!」をテーマに、毎週NPO/NGOとコラボしたデザインTシャツを作って販売し、売り上げの一部をコラボ先団体へとチャリティーしています。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:26 | しっぽの会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットショップ会長が登壇!? 滝川クリステルさん主催アニマル・ウェルフェアサミットの狙いとは

ペトこと


アニマル・ウェルフェアサミット2017開催(8月27〜28日)を前に、滝川クリステルさんのメディア合同インタビューが行われました。初開催ながら小池都知事も登壇し、事務局の予想を超える反響だった去年のアニマル・ウェルフェアサミットから、第2回はどのように進化をとげるのか。インタビューではイベントへ向けた意気込みや、動物愛護法改正へ向けた方針をお聞きしました。

公式HP:2017 Animal Welfare Summit
「アニマルウェルフェア」という言葉の浸透はまだ始まったばかりですが、行政や保護団体の間では使われる機会が増えています。滝川クリステルさんによると、自民党農林部会長の小泉進次郎議員も、「畜産含め、農業界隈でもこのワードが使われ始めている」と言及されていたそうです。実際に農林水産省のHPには「アニマルウェルフェアについて」というページもあります。

目次 [閉じる]
1 アニマルウェルフェアとは何か
2 滝川クリステルさんが語る「アニマル・ウェルフェアサミット」
2.1 第2回目の開催になるアニマル・ウェルフェアサミット2017について
3 日本におけるアニマルウェルフェアの現状
3.1 小泉進次郎議員もアニマルウェルフェアを実感
3.2 日本と西洋、動物に対する価値観の差
3.3 「安楽死という選択も、動物に苦痛を与えないという一つの選択」
4 財団が伝えたいアニマルウェルフェア
5 滝川クリステルさんが考える今後の活動
5.1 「地方の活動サポートやイベント開催もしたい」
5.2 全国の保護団体の声を知るために
5.3 動物愛護法改正、財団は静観
5.4 今一番力を入れたいのは「虐待」
5.5 滝川クリステルさんがアニマル・ウェルフェアサミット2017を通して伝えたいこと
6 アニマル・ウェルフェアサミット2017情報
アニマルウェルフェアとは何か

一般財団法人「クリステル・ヴィ・アンサンブル」が掲げる「アニマルウェルフェア」とは、元々イギリスで生まれた思想です。昔は家畜の環境に配慮する習慣がなく、劣悪な環境で飼育され、家畜動物は大きなストレスを抱えながら生きていました。そして一部の人間の「人間は動物の命や力を借りて生きているのに、動物の自由や快適性は無視していいのか?」という考えが「5つの自由」を誕生させました。

この指針は畜産動物などの飼育動物が命を生きる上で、自由や快適性が奪われていないかを問う役割を担っています。今までさまざまな言葉で表現されていた動物福祉に対する概念は、日本でも「アニマルウェルフェア」と言語化され知られるようになったことで、理解が進むようになると期待されています。

5つの自由
飢えや渇きからの自由(Freedom from hunger and thirst)
痛み、負傷、病気からの自由(Freedom from pain, injury and disease)
恐怖や抑圧からの自由(Freedom from fear and distress)
不快からの自由(Freedom from discomfort)
自然な行動をする自由(Freedom to express normal behavior)
関連記事:人が動物と共生するための基準「五つの自由」に学ぶアニマルウェルフェアの考え方
滝川クリステルさんが語る「アニマル・ウェルフェアサミット」

インタビューは、去年開催されたサミットについての話からスタートしました。初回ながら財団事務局も驚きの反響があり、アンケートでも高い満足度が得られたそうです。滝川クリステルさんは、今年の開催にはその経験を生かしていると語ります。


関連記事:「小池都知事は『殺処分ゼロ』に本気だと思った」 滝川クリステルさんインタビュー
第2回目の開催になるアニマル・ウェルフェアサミット2017について

Q. 去年のサミットを開催して、手応えはいかがでしたか?

来場者アンケートを取らせてもらったところ、80%以上の人が「十分満足できた」という評価をしてくださった。面白いことに、そのうちの半分以上が(ペットを)飼っていない方でした。私はそれが一番意外でしたね。飼っている方が多いのかなと思っていたので。
これはすごく(開催した)効果として大きいなと思いました。そういう人たちが来て、学んで、考えて、持ち帰って「自分は勢いでペットを飼うのはやめよう」と思ってくれるようなきっかけになったと思います。

Q. 去年は「アニマル・ウェルフェアとは」がメインでしたが、今年はどのようにテーマの変化をつけていくのでしょうか?

まだまだ「アニマルウェルフェア」という言葉は浸透していないので、探り探りなところがあります。今回少し違うのは、「そもそもアニマルウェルフェアという考え方はどこから来たのか?」という歴史についても知ってもらえる場にしようと思っていることです。なので、あえて畜産のことを知るものも(プログラムとして)入れています。犬猫のことだけでなく、アニマルウェルフェアということで見解を広げて、深く知ってもらいたいです。
※アニマル・ウェルフェアサミット2017プログラム詳細
Q. 去年に比べて運営や開催方法で変わったところはありますか?

前回は予想以上の人たちに来場していただけて人が溢れてしまったので、ケガや事故につながらないように今回は申し込み制にしました。でも基本的にサミットに入ること自体はフリーのままです。会場も前回より大きなところを早めに押さえ、広いスペースを確保しました。
前回は2000人超集まって、まさか初回でここまで集まるとは思っていなかったので……(笑)。私たちもびっくりしました。何をどのように制限するのかは難しいところですが、今は前もって体制を組んでいます。

Q. 今回のアニマル・ウェルフェアサミット2017では前回と比べ、何を意識しプログラムを組んだのでしょうか?

実はアンケートの意見の中に「アニマルウェルフェアのことを知りにきたけど、犬の話ばかりだった」というものがいくつかありました。事務局の方でもその辺は話し合い、せっかくさまざまな活動をされている方にご登壇いただく以上、犬猫以外の色も取り入れようと意識しました。なので今年は日本の動物を取り巻く現状、畜産動物についてお話いただくプログラムなども入っています。
Q. 今年は小池都知事がご登壇される予定はあるのでしょうか?

登壇していただきたいですね。実際に東京都の犬の殺処分ゼロという成果を出されていて、東京都と保護センターと一緒にティアハイム的なものを作っていきたいというお話も小池都知事から個人的にお聞きしました。その辺の話もしてもらえたらなと思っています。ただお忙しい方なので、まだ分からないです。

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アニマルウェルフェアサミット2016では特別ゲストとして小池都知事が登壇
関連記事:小池都知事の公約「殺処分ゼロ」は実現できるのか
日本におけるアニマルウェルフェアの現状

滝川クリステルさんはインタビューの中で「日本にはアニマルウェルフェアが浸透できる基盤もまだできていない」と語りました。殺処分ゼロという言葉自体は耳にする機会も増えましたが、ゼロという数字を追うことに一生懸命になりすぎることで生じる弊害は深刻です。保護団体の負担が増え限界に近い状態で運営されていたり、病気や大きなケガを負っていても殺処分ゼロにするために安楽死を躊躇したりするのです。サミット開催や財団のさまざまな活動を通し、感じていることをお聞きしました。

関連記事:施設も、ボランティアも限界 「殺処分ゼロ」を掲げる神奈川県動物保護センターの現状
関連記事:獣医師・トレーナー・トリマーが語る殺処分問題の現状
小泉進次郎議員もアニマルウェルフェアを実感

「アニマルウェルフェア」という言葉を前面に出しサミット開催などの活動を行う中で、どのように浸透し始めているのか、また浸透を実感できることがあったかをお伺いしました。

Q. 活動を進めていく中でアニマルウェルフェアという言葉の浸透を実感していますか?

サミットに来た方にはアニマルウェルフェアについて知っていただけたと思います。ただ個人個人が発信する言葉としてはまだまだですね。正直、「まだ実感としては得られていないかな」という感じです。
ただ、自民党の農林部会長をやられてる小泉進次郎さんが、最近は農業の分野でもアニマルウェルフェアという言葉を聞くようになったと仰っていて、政界でもこの言葉が使われ始めているようです。これから大きな文言として前に出る言葉ではあって欲しいと思っています。

どちらかというと「殺処分ゼロ」という言葉の方が広がっていますが、「その前提条件としてアニマルウェルフェアというものがあるんだよ」「ゼロという数字を追うだけではだめだよね」というような理解をしてもらえたらと思います。

日本と西洋、動物に対する価値観の差

動物愛護先進国と言われるドイツやイギリスなどの西洋の動物観(人が持つ動物に対する潜在的な価値観)と日本の動物観には異なる点が多々あります。西洋では保護犬・保護猫が病気やケガで苦しんでいる時は安楽死を行うことが一般的で、ペットも高齢や病気が理由で苦しむようになると寿命を待たずに安楽死させる文化があります。滝川クリステルさんは「これはそもそも死生観に基づくものだから、非常に難しい議論になる。終生飼育がいいのか悪いのかは誰も断言できない」と日本独自の価値観にアニマルウェルフェアを問う難しさを語りました。

動物保護を推進していく中で西洋の手法を取り入れようとしている活動は多々ありますが、宗教や文化的な背景から価値観の差があることをまず理解しないといけないのかもしれません。

関連記事:ドイツにはペットショップがないって本当? 日本と大きく違うペットの迎え方
関連記事:ドイツ最大の動物保護施設「ティアハイム・ベルリン」見学レポート ペット先進国の動物福祉とは
Q. 海外では殺処分ゼロとしながらも安楽死が頻繁に行われていますね。安楽死のハードルが低いことに関してはどのようにお考えですか?

これはそもそも死生観に関わることだと聞きました。海外と日本の死生観は全然違くて、そこから日本人が終生飼育にこだわる傾向が強いようです。この価値観が根本的に違うので……。西洋の一部では人間の尊厳死も認められています。かなりギャップのあるところからの日本人にとっての「安楽死」なので、難しいですね。
「安楽死という選択も、動物に苦痛を与えないという一つの選択」

日本では殺処分ゼロという言葉が一人歩きすることで歪みができています。動物の命を扱う以上、数字で判断することは果たして正しいのでしょうか? アニマルウェルフェアは動物の「生き方」を重視しているため、無理やりゼロを目指すノーキル(No kill)ではなくローキル(Low Kill:低処分)を目指しています。滝川クリステルさんは日本は現状アニマルウェルフェアを学ぶ場、教育する場が整っていなことを課題点とし、必要性を語りました。

関連記事:安楽死は悪いことではない? 動物愛護講演「人も動物も幸せになれる譲渡とは?」リポート
アニマルウェルフェアサミット
アニマルウェルフェアサミット2016で語る滝川クリステルさん
財団が伝えたいアニマルウェルフェア

殺処分ゼロについて、現在ノーキル(No Kill)よりもローキル(Low Kill:低処分)と表現されることがあります。これは「ゼロという数字にとらわれず、アニマルウェルフェアに基づいた判断をしよう」という意思を示します。現実的に一切殺さないノーキルという目標を掲げられるほど現場は単純ではないと滝川クリステルさんは語ります。それよりもローキルを目指すことで目標や行動基準が明確になり、殺処分数を減らせるのかもしれません。

Q. ノーキルの文化が根強い日本で、ローキルの考え方は広まるでしょうか?

(殺処分問題に)コミットすればするほど、ノーキルを目指すと思うんです。実際に命を目の前にする現場の方々の「なるべく生かしてあげたい」という気持ちは痛いほど分かります。だから重い病気の子は医療費も、時間も、人手もかけてケアして。
でもそこを徹底してしまうあまり、他の子のケアや団体運営などのバランスが思うようにいかなくなってしまっては、救える命につながりづらいのではないかと。病気以外でも、人間が「生かす」ことを重視して動物が苦しむこともあります。安楽死という選択も、動物に苦痛を与えない一つの選択ということを知ってもらいたいです。

Q. 日本の保護活動をしている個人、団体にアニマルウェルフェアを広げるためには何が必要だとお考えですか?

殺処分ゼロはもちろん一番理想的ですが、現場を見ていない方々があげている声も大きいと思います。現場は行政、保護団体の方々が一番見ているところだと思うので、そこに寄り添いというか、理解というか、私たち一般の人がもう少し考えなければいけない時期にきているのかなと感じています。
日本はアニマルウェルフェアの考え方や体制が整っていないうちに言葉や活動が広がってしまったので……。まず一つ言えるのは、基盤が全くできていないことなのではないでしょうか。私たちも模索する日々ですが、自分が飼う愛玩動物について、食べる畜産動物について、動物を取り巻く物流について、「考えよう」という発想を生む教育も場所もないのが問題ですね。

私たちは固定された一つの考え方を発信していくというよりは、さまざまな立場の方が考える「アニマルウェルフェア」を発信する機会、場づくりができると思っています。なので今回のサミットにはペットショップの小島さんや畜産業界の方にもお話ししていただく予定です。小島さんとも、ネガティブな意見交換ではなくポジティブにお話して、ペットショップでの動物販売についてどのように協力し合えるのかをお聞きしたいです。本人もそういう話(ペット販売について)をしたいと仰ってくださったので。

滝川クリステルさんが考える今後の活動

「地方の活動サポートやイベント開催もしたい」

Q. 昨年小池都知事とサミットで対談しましたが、今後は都と財団としてどのような連携をとっていくのでしょうか?

財団としては、(アニマルウェルフェアに関する活動や理解が)東京から始まって、全国へアニマルウェルフェアの流れを作ることが目標です。ただ東京はオリンピックを控えているのもあってすでに精力的な活動が起こっているので、むしろ地方が問題なんですよね。「東京ばっかり」という声も実際にあるので(笑)。これからは地方自治体や保護団体と協力した活動や猫の問題に特化したプロジェクト、啓蒙のサポートなどをしていきたいなと思っています。
全国の保護団体の声を知るために

財団では全国の保護団体やセンターにアンケートを出し、現状を集計する活動をしているそうです。すでにアンケートは回収し現地調査も行ったそうで、現在集計作業中とのことです。保護団体の現状は不透明になってしまっているので、この活動によって本当の意味で団体が必要としている変化や課題が見えてきそうです。

財団としては、全国のシェルターや保護センターに現状調査としてアンケートを出しています。保護団体さんの本音の部分も本当は(サミットで)出したかったんですけど、集計作業に時間がかかっているのでまた別の機会に発表したいと思います。これは私たちが保護団体としてではなく財団としてできることなのかなと思っています。
動物愛護法改正、財団は静観

Q. 動物愛護法改正を控えていますが、改正に向け財団で取り組んでいることはありますか?

財団としては、動物愛護法改正については一歩離れ、静観したいと思っています。法律で規制することや(他団体との)足並みを揃えることも大事なんですけど、法律ができてもその法律を執行できる土台がしっかりと日本にあるようには見えないんです。ですので、結果同じことの繰り返しになってしまうと思うんです。愛護法改正については、すでに精力的に活動されている方々がいます。それなら私たちは改正については静観し、他にできることを違うベクトルでやっていこうと考えています。
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今一番力を入れたいのは「虐待」

動物虐待と聞くと暴行や飲食の世話を放置することなどが想像されやすいのですが、この認識に滝川クリステルさんは懸念を抱き、「何が虐待に当たるのか?」を思考する機会の重要性を語りました。

Q. 今一番力を入れたい活動は何ですか?

財団の会議でも話していたんですけど、虐待の問題ですね。今ある動物に関わる問題は虐待への考え方が根本にあると思っていて、ペットショップでの販売の仕方や車内にペットを放置することを「何とも思わない」「疑問が浮かばない」この価値観を変えたいです。虐待してるつもりはないけど、結果的に虐待になっている状況ってすごくたくさんあるので……。
虐待を監視する機関をつくり、機関があっても人手がないので人員を増やす要望がしたいなと思っています。虐待についての理解を深めてもらい、もう少し先の動物愛護法改正に向けて世論づくりからしていこうと考えています。

滝川クリステルさんがアニマル・ウェルフェアサミット2017を通して伝えたいこと

Q. サミット開催に向けた意気込みをお願いします

殺処分ゼロという言葉が浸透し、ゼロという数字を追うことで弊害が生まれ人間も動物もつらいような状況が出てきています。なので、「アニマルウェルフェア」ということを通して本来の目的を再考し、動物がなるべく苦痛なく自由を感じる環境を人間が整えてあげることが重要だということを伝えたいです。サミットでは「アニマル・ウェルフェアに基づいた殺処分ゼロ」のお話をしようと思っています。
アニマル・ウェルフェアサミット2017情報

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日程:2017年8月27日(日)、8月28日(月)
開催時間:10:00〜17:00
開催場所:東京大学弥生講堂、弥生講堂アネックス、他
入場料:無料(資料代等、一部有料のプログラム有り)
参加方法:事前申し込み制
公式サイト:アニマルウェルフェアサミット2017


posted by しっぽ@にゅうす at 07:26 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フィリピンの愛護団体が提案した「花火や雷に怯える犬を安心させる方法」

ネタりか


犬は大きな音が苦手

布に隠れる犬

犬はもともと大きな音が苦手です。それは自然界の生き物なら当然のことで、「普段は聞かないような大きな音」を聞くと「いつもと違う。何か危険なことが起こるのでは…」という勘が働くからだそうです。
人間にとっては単なる雷の音も、犬にとっては「危険かもしれないと感じる音」「慣れていないので落ち着かない音」なのです。
同様に人間にとって風流のある花火の音も、犬にとっては「怖い音」なのです。
犬が悪いことをしたら、大きな音を出してダメだということを教えるというしつけの方法もありますよね。これも犬は大きな音が苦手という特性を利用しているものなのです。

犬によって反応は様々

雷や花火などの大きな音が聞こえたときの犬の反応は様々です。
特に気にしていない犬ももちろんいます。怖いなと感じて、最も信頼している飼い主さんの近くに寄ってきて、背後を飼い主さんに守ってもらうような形で座ったりすることもあります。
部屋の中をうろうろと落ち着かない様子で行ったり来たりする子もいますよね。
ところが、ひどい場合にはパニックや錯乱状態になってしまう犬もいます。

対処法

愛犬がそれほど気にしていない様子なら、飼い主さんも落ち着いていつもどおりにしていることで「ああ、これは危険のない音なんだ」と愛犬もわかってくれます。
少し怖がって飼い主さんのそばに寄ってくるのなら、優しく「大丈夫よ」と声をかけて撫でてあげるといいでしょう。
もしも、部屋の中を落ち着かない様子でウロウロしたり、パニックになって吠え続けたりしているようなら一度試してみてほしい方法があります。
それが最近フィリピンの愛護団体が提案した「花火や雷に怯える犬を安心させる方法」です。

花火や雷に怯える犬を安心させる方法

撫でられる犬

用意するもの:細長い布1本(幅4〜6センチほど)

 我が家の愛犬は首回り28センチ、胴回り52センチ、胴の長さ45センチですが、布の長さは210センチほど必要でした。
 布の種類はなんでもいいのですが、出来れば弾性包帯など伸縮性のあるものの方がいいようです。我が家の愛犬に試したときにはちょうどいいものがなかったので、70センチの布切れを幅6センチにカットして3つ繋げました。

方法

1.布の真ん中を犬の首に当てる

方法1

2.布の両端を首の後ろに持っていって、クロスさせる

方法2

3.クロスさせた布の両端をお腹の下に回して、再度クロスさせる

方法3

4.クロスさせた布の両端を背中にもってきて、キツすぎない程度に結ぶ

方法4

実際の効果

ちょうど我が家で試そうと思っていた時に都合よく花火大会があるわけでも雷がなる訳でもなかったので、我が家の愛犬が怖がる掃除機をかける時に実践してみました。
我が家の愛犬は掃除機をかけ始めると、掃除機の動向を気にしながらあっちこっちに逃げ惑います。
そこでこの方法を試してみたところ、部屋中を逃げ惑う様子はなく、少し離れたソファーの上でおとなしく座っていました。
行う前は半信半疑でしたが、やってみると意外と効果があることがわかりました。
適度な圧力がかかることで、心を落ち着かせる効果があるようです。
ツイッターやフェイスブックでも実際に試してみた人が「効果があった!」とコメントしています。

まとめ

ソファーに座ってる犬

いかがでしたか?布さえあればとっても簡単なこの方法。しかも予想以上に効果がありました。雷や花火だけでなく、掃除機や工事の音、バイクなどのエンジン音など大きな音が苦手という犬には一度試してみるといいと思います。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:25 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

韓国ペットブーム 「ペット」はダメ?「愛玩」から「伴侶」へ

Yahoo! JAPAN


 知り合いのネコ好きの女性から「この夏、日本のアイシマに行ってくる」といわれ、思わず「えっ、どこ?」と聞き返した。聞くと島中にノラネコがいて住民からかわいがられている“ネコの島”で、ネコ好き韓国人の間で有名なんだそうな。調べてみると福岡市に近い新宮町の沖合にある「相島」のことだった。

 年間500万人を超える韓国人の日本旅行ブームの一端だが、ネコのついでにペットの話になり、ペットをめぐって韓国ではある変化が起きていることが分かった。イヌ、ネコなどペットのことをこれまで「エワン(愛玩)動物」といっていたのが「パルリョ(伴侶)動物」に変わっているのだ。そういえばマスコミももっぱらそういっている。

 これはペットに対する配慮からだという。「愛玩動物」では、動物をオモチャのように考える人間の利己的な所有意識が表れているからよくない、今やペットも家族の一員で人生の伴侶になっているのだから「伴侶動物」というべきだというのだ。何でも民主化が大好きな韓国社会の民主化思想の一環かしら。

 「愛玩」だと英語ではペットだが「伴侶」はパートナーだ。とすると韓国でも人気のペットショップは今後は「パートナーショップ」でペットフードも「パートナーフード」になるのかな?(黒田勝弘)


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犬が隠れておしっこをするようになる2つの原因とやめさせる方法

ネタりか


犬が隠れておしっこする原因

おしっこを失敗した上目遣いの犬

なぜか愛犬がトイレではなく、別の場所で飼い主から隠れておしっこをしてしまったり、愛犬がトイレでおしっこしているところを飼い主が見てしまうことで急遽おしっこをやめてしまうということはありませんか?実はこのような2点の原因があるのかもしれません。

トイレの失敗で怒られた

まず1つ目は過去にトイレの失敗で怒られてしまったことがトラウマとなってしまっている可能性です。

始めはトイレを失敗してしまう子がほとんどです。そのため、トイレを失敗してしまったことに対し、飼い主が「失敗してる!ダメじゃない!」と大声で怒鳴ってしまったということはありませんか?

怒鳴られたことによって、犬の中には「失敗したことに対して怒っている」ではなく、「おしっこをしたことに対して怒っている」と勘違いしてしまう子がいるのです。

そのため、それから飼い主さんが見ていない隙におしっこをするようになったり、中にはトイレではなく飼い主さんに見られないような別の場所でしようと考える子もいます。

トイレでおしっこをしたくない理由がある

そしてもう1つの原因として、トイレでおしっこをしたくない理由があるというものです。では、犬がトイレでおしっこをしたくない理由とは一体なんでしょうか。

まず挙げられる理由として、愛犬にとって怖いと感じるものが近くにあるという理由です。例えば風が当たることでひらひらと動く物があると、気になっておしっこに集中できなかったりします。

周りにタオルや紙などを置きっ放しにしていませんか?その状態を作ってしまうと、「おしっこしている最中に、急にあれが動くかも…」と犬は必要以上に心配してしまい、結果的にトイレでおしっこをしなくなってしまうのです。

トイレでおしっこをしなくなると、違うところでしてしまうため、結局飼い主さんから見ると「また隠れて粗相をしてる!」となってしまいますよね。

他にも挙げられる理由として、トイレが汚いと犬も「ここでおしっこしたくない」という心理が働くため、トイレではなく違う場所にしてしまうことがあります。

失敗を怒られたことに原因がある場合

おしっこの失敗を怒られている犬

では、上記の2点の原因がある場合、どのように対処することで、隠れておしっこをしてしまう行為を止めさせることが出来るのでしょうか。まずは最初にご紹介した原因の場合から見ていきましょう。

1.マナーベルトを使用する

まずは家の中でもマナーベルトを着用させてみましょう。通常マナーベルトとは、カフェやホテルなどに訪れた際、トイレじゃない場所で間違えておしっこをしないように使用する物です。

今回の場合、おしっこを失敗してしまったことで怒られたため、違う場所におしっこをしてしまっています。したがって、まずはマナーベルトを使用して、どこでおしっこをしても大丈夫な状況を作るのです。

「どこでおしっこをしても大丈夫な状況にしてしまったら、トイレの場所を覚えないんじゃない?」と思うかもしれません。

しかし、犬側としてみれば「おしっこをしたから怒られた」と勘違いしていることが多いため、まずはおしっこを飼い主さんの前でしても大丈夫ということを認識してもらう方が重要なのです。

元々はトイレの場所でおしっこをしていたので、トイレがどこにあるかは認識できているはずです。したがって、おしっこをしても良いんだよということを覚えてもらいましょう。

そうすることで、次第に「飼い主さんの前でおしっこをしても良いんだ」と思うようになり、最終的には隠れずトイレでおしっこをしてくれるようになります。

2.おしっこをしても怒らない

そして1番大事なポイントは、おしっこをしても怒鳴らないことです。なぜならば、おしっこをしたことに対して怒られたと犬が思っているため、ここで怒ってしまうと余計に症状が悪化してしまいます。

おしっこができたら「おしっこが出来たんだね」と軽く撫でてあげ、「おしっこをして大丈夫だ」という方向に持って行きましょう。

マナーベルトを外した場合、おしっこを失敗してしまった際には、怒鳴らず黙って片付けるようにすることが大切です。その代わり、トイレで正しくおしっこが出来たときには、大げさに褒めてあげましょう。

トイレに原因がある場合

トイレの匂いを嗅いでる犬

2つ目の原因として、トイレでおしっこをしたくない理由があるという原因をご紹介しました。この場合は3つのポイントがあります。

まずは脅威となるものを排除

大きな原因となっている犬にとっての脅威を取り除くことが先決です。人間から見ると大した物ではなくても、犬にとってはとても怖い物として目に映っているかもしれません。

中にはトイレを設置している位置が窓際だった場合、風が直接おしっこをしている犬に当たっており、不快に感じているのかもしれません。

様々な角度から「何か嫌な原因があるのかな?」と想像を巡らせ、飼い主さん自身がチェックしてあげてください。

常にトイレは清潔に保っておく

2つめの原因として、汚いというものが挙げられました。皆さんは普段、トイレシートはどのくらいの頻度で変えていますか?もしかすると、愛犬が1回おしっこをし、飼い主さんが気付かない間にも「もう1度したいな」と思っていることがあるかもしれません。

留守中などは仕方がありませんが、在宅中はなるべく小まめにチェックするよう心がけましょう。それが厳しい状況ならば、トイレを1つから2つに増やしてみるというのも良いでしょう。

引っ越し前の状態に近づける

トイレでおしっこをしたくない理由には、環境の変化も関わってきます。例えば最近引っ越したため、トイレ周りの雰囲気や置いてある物が変わってしまっているということはありませんか?

神経質なわんちゃんだと、それだけで「いつもと様子が違うぞ」と警戒してしまっている可能性があります。人間にとっては些細なことも、犬にとっては一大事になるんですね。

この状況に当てはまっている場合は、なるべく引っ越し前の状態に近づけるよう努力してあげてください。そうすることで、犬は安心してトイレでおしっこをすることができるのです。

まとめ

トイレに座っている犬

いかがでしたでしょうか。今回、隠れておしっこをする原因として2点挙げました。しかし、隠れておしっこをする子の場合、多くは過去におしっこの失敗を怒られたことが原因となっています。「もしかしてあの時のが?」と心当たりがある方は、今回ご紹介した方法を一度実践してみてくださいね!


posted by しっぽ@にゅうす at 07:24 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする