動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年08月06日

犬のマイクロチップの必要性について考える

ネタりか


マイクロチップについて

首を傾げる犬

もし突然愛犬が逃げ出してしまい迷子になってしまった場合や、災害で愛犬と離れ離れになってしまった時、盗難や事故にあってしまった時、側に私達飼い主がいなければこの子は誰で誰の家の子か解りません。
そんな時に役に立つのがマイクロチップです。
そんなマイクロチップについて調べてみました。

動物愛護管理法では

動物愛護管理法では、私達飼い主は自分の愛犬である事を明らかにする為にマイクロチップの装着等を行うべき旨が定められていますが、今は任意であり義務ではありません。
特定動物(危険な動物)や特定外来生物を飼う場合のみに限りマイクロチップの埋込みが義務づけられています。
犬や猫を海外から日本に持ち込む場合は、マイクロチップなどで確実に個体識別をしておく必要があり、マイクロチップが埋め込まれていないと持ち込めない国もあります。

マイクロチップはどんなもの?

マイクロチップは、直径2o、長さ約8〜12oの円筒形の電子標識器具でとても小さく、入れていてもしっかり触らないと分からない程に小さいものです。それぞれのチップには、15桁の数字が記録されておりそのマイクロチップの番号と飼い主の名前、住所、連絡先などのデータを登録します。この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取る事で愛犬の情報がわかるようになります。

装着方法

装着方法はとても簡単です。
少し太めのチップ注入器を使いますが、首の後ろの皮膚にたるみがある所に注射の要領で装着しますがほとんどの子があまり痛がりませんでした。装着していた子が、マイクロチップによって体に異常が起きた子も私はまだみた事はありません。一度体内に埋込むと電池は不要なので半永久的に使え、皮下に入れるので取れてしまったりする事もないので一度装着すると一生涯使えます。マイクロチップの料金についても、病院によって違いますが数千円で出来るので高額なものではありません。

マイクロチップの普及率

便利なマイクロチップですが、動物病院で看護師として何十年働いてきましたが正直マイクロチップを装着した所をみた事がほとんどありません。1年に数件あるかないかです。滅多にマイクロチップを扱う事がないので、扱う前に説明書をもう一度確認して手順をおさらいしてから使っています。
どうしてこんなに普及しないのでしょうか。
海外では特にヨーロッパではマイクロチップを義務としている国がありますが、日本では今は義務ではなく任意です。それにマイクロチップに関する情報が少なすぎる気がします。痛そう・高い・副作用など不安な要素ばかりが目立ち、なかなか装着する事への抵抗感はなくなりません。
普及率の少なさから、バーコードを読み取る読取機が機能していない自治体もあると聞いた事があります。

最後に

振り返る犬

今のままのマイクロチップだと普及するのは難しいのかなと思う事があります。GPS機能をつけて災害などで迷子になってしまった時、居場所が解るようにしたり、遺伝病がある子はその情報も入力出来たり、素人考えですが今の技術だったら出来そうな気がします。
それに今の日本では犬は所有物として考えられます。悲しいですが、落とした財布やカギと同じ扱いです。だから迷子になっても警察や保健所は期限が来れば処分対象として考えられます。
もしその時マイクロチップが入っていれば、この子は誰で誰の家の子か解れば処分対象になる事はありません。それにもし誰の家の子であると解れば、簡単に犬を捨てる事は出来なくなります。動物看護師として働いて思うのは、保護犬などの捨て犬の多さに驚きます。無責任に飼い、無責任に捨て、後はバレないから知らない。そんな事が許されていいとは思いません。
マイクロチップが普及し、装着されているのが当たり前になれば犬を飼う事への責任が生まれ、無責任に捨てる飼い主や虐待をする飼い主が減り悲しい思いをする犬が減る社会になると思います。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:50 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地域猫、事件後不明 嫌がらせ電話も /福井

毎日新聞


6月に小浜市で地域猫の猫小屋が燃やされた事件で、小屋にいた2匹のうち1匹が7月下旬からいなくなり、世話をしている「若狭地域猫の会」(知原初美代表)などが探している。同会は小浜署に相談するとともに近く、公民館などにビラを張り情報提供を呼びかける。

 猫は雄のマリン。事件でやけどした雄のサムと同じ小屋で暮らしていた。2匹は地域住民が世話をする“地域猫”として同市に届けられている。

 事件後、知原代表の携帯に男性の声で「猫は全滅しろ」との電話がかかるなどの嫌がらせもあり、関係者は心配している。【高橋一隆】



posted by しっぽ@にゅうす at 07:47 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬が言うことを聞かなくなる5つの飼い主の行動

ネタりか


犬が言うことを聞かなくなる5つの飼い主の行動

ベッドで横になる犬

自分の愛犬が言うことを聞かないのは、愛犬の性格が原因だと思っていませんか?たしかにわんちゃんの中には、気が強い性格の子も勿論います。

しかし、犬が言うことを聞かない1番の原因は、飼い主さんの犬に対する接し方だと言われているのです。では、どのような行動が「言うことを聞かない犬」にしてしまうのでしょうか。

1.散歩は犬が主導

皆さんは普段散歩をする際、しっかりと飼い主さん主導の散歩をしていますか?急に犬が走り出し、それに付いていくような形で飼い主さんが走って合わせているということはありませんか?

実は、上記で挙げた例のように、犬が主導となってしまっている散歩をしていると、犬自身が「僕が飼い主さんを引っ張っている」という認識を持ってしまうため、立場が逆転してしまう恐れがあるのです。

立場が逆転してしまうことによって、「僕の方が飼い主さんより立場が上」と勘違いしてしまうようになり、最終的に言うことを聞かなくなるのです。

2.要求にはすぐに応える

犬は飼い主さんに何かを要求する際、話すことが出来ないため、様々な行動で伝えようとします。例えば鼻でつんつんと飼い主さんの体をつついてみたり、前足で飼い主さんの腕をちょんちょんと触ってみたり、等です。

そのように要求された際、毎回毎回「お腹空いたの?」「お散歩行きたいの?」「おやつが欲しいの?」と要求に応えてしまうことで、犬は味を占めてしまいます。「こうすれば飼い主さんは思い通りに動いてくれる」と覚えてしまうのですね。

3.構い過ぎ

愛犬が可愛いのは、飼い主さんならば誰でも感じる事です。そのため、つい長い時間構ってあげたくなってしまいますが、これも言うことを聞かない犬にしてしまう原因の1つです。

飼い主さんが家事などをしている忙しいときにも構って欲しいと犬が足下に寄ってきた場合、皆さんはどうしてますか?通常ならば「後でね」と手で制したりするのですが、可愛いからと「どうしたの?」と家事を中断して構ってしまっていませんか?

すると犬は飼い主さんが用事を中断して自分に構ってくれたという状況を理解し、「自分が一番偉い」と勘違いしてしまうのです。可愛がれば良いということではないのですね。

4.悪いことをしても怒らない

好奇心旺盛な子の場合、ゴミ箱をひっくり返してしまったり、スリッパを噛んでしまうなど、飼い主さんが困ってしまうようなイタズラをしてしまいます。

愛犬がイタズラをした際、しっかり「ダメなことはダメ」と叱ることが出来れば良いのですが、可愛くて叱れないという飼い主さんも中にはいます。

すると、やはり犬は「イタズラをしても良い」という認識になってしまい、果てには何をしても怒られない、という考えからわがままになってしまいがちです。

わがままになってしまうと、一緒に外出した際にも周りに迷惑をかけてしまうことがありますので、直す努力をする必要があるでしょう。

5.入れる場所を制限していない

柵に前足を乗せる犬

最近では、愛犬をゲージに入れておかず家の中で放し飼いにしているというお家も多くなってきます。家の中で放し飼いにすることがダメとは言いませんが、範囲を制限せずに好きな場所を歩かせてしまうことで、これも原因の1つとなり得るのです。

通常、犬は自分より位の高い相手と一緒の所には居座りません。そのため、人間と同じように好きな場所を行き来できるようにしてしまうことで、「僕も皆と同じ立場なんだ」と認識してしまいます。

そこから徐々にわがままになり、中には「自分の方が上だ」「なんで僕の要求を聞いてくれないの」とわがままになってしまうこともあります。

犬に言うことを聞いてもらうための3つの方法

手で制される犬

上記で紹介した原因に心当たりがあるという方も多いのではないでしょうか。可愛い愛犬は甘やかしたくなってしまうかもしれませんが、愛犬の躾のためにも「犬が一番上ではない」ということを教えてあげなければいけません。

そこで犬に言うことを聞いてもらうための3つの方法をご紹介しますので、5つの原因に当てはまった方はぜひ今日から実践してみましょう。

1.食事の時間を決める

もしも「愛犬がお腹が空いた合図をしてきたらあげる」という形でドッグフードを与えているのであれば、今すぐやめましょう。先ほどお話ししたように、自分の要求を聞いてくれるという認識になってしまいます。

愛犬がお腹が空いたらあげるのではなく、しっかり食事の時間を決め、「この時間までに食べなかったら片付ける」という方法に変えましょう。

また食事は朝・晩と飼い主さんが食事を終えた後に出すようにしましょう。犬社会において、序列の高い順から食事にありついていたため、先に犬へ食事を出してしまうことで、立場が変わってしまいます。

2.散歩はしっかり飼い主の横を歩かせる

女性の横を歩く犬

先ほどご紹介したように、散歩は犬が主導となっている場合は、飼い主さんが下に見られている可能性があります。そのため、散歩は飼い主さんがしっかりとリードを持ち、主導権を握るよう意識しましょう。

なるべくリードは短めに持ち、常に飼い主さんの隣を歩くようにするのです。最初は大変だと思いますが、犬も徐々に慣れてきますので、辛抱強く行うことが大切です。

「愛犬に自由に歩かせてあげたい」と思うのであれば、近くの公園まで歩いて行き、公園内ではリードを少しゆったりと持ち、自由に歩かせてあげるようにしましょう。そうすることで「この場所ならば自由に歩いて良いんだ」と理解してくれますよ。

3.ダメなことはダメだと理解させる

今までかわいそうだから強く怒ることが出来なかった、という人も、これからはイタズラなど悪いことをしたときにはすぐに叱るようにしてください。

少し経ってから「そういえば」という感覚で叱っても、犬にとっては何に対して怒られているのかわかりません。すぐに怒ることで「これはダメなんだ」と正しく理解させることが出来るのです。

例えばゴミ箱からゴミを取り出すとしているのを見かけたら、すぐに近寄っていき叱りましょう。叱る際には、怒鳴るのではなく、低い声で「ダメ」と単語で怒るようにしましょう。高い声で怒ってしまうと「構ってもらえた」と勘違いする可能性がありますので注意が必要です。

まとめ

お手をするゴールデンレトリバー

いかがでしたでしょうか。上下関係をハッキリさせることで、犬側も「頼れる飼い主さんがいて安心だな」と感じます。このように愛犬に安心して生活できるようにさせてあげるために、上下関係をハッキリさせることは大切なのです。

可愛くてしっかり叱ることが出来ない、自由にさせてあげたいという気持ちはわかりますが、そこは飼い主としての責任を持ちしっかりとしつけをしましょう。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:40 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

短頭種の犬は歯並びが悪い?歯のしくみとケアのしかた

ネタりか


短頭種ってどんな犬?

3匹のブルドッグ

短頭種には長・中頭種には見られない特有の特徴があり、歯にもそれが現れています。では短頭種とはどんな犬種なのでしょうか。

短頭種は犬種に関わらず、頭部の長さよりもマズルの長さが短い種類の犬の総称です。もともと犬はマズルがけっこう長い動物なのですが、人間が使役や愛玩など目的に合わせて品種改良をした結果、鼻の短かくなっていったのが短頭種と考えられています。
長・中頭種の犬に比べて歯の病気にかかりやすい形態的な特徴を持っています。

短頭種の代表的な犬種

✔ブルドッグ
✔フレンチブルドッグ
✔パグ
✔ヨークシャーテリア
✔ボストンテリア
✔ボクサー
✔シーズー
✔チャウチャウ
✔狆
✔マルチーズ
✔チワワ

短頭種の口の特徴3つ

シーズー

短頭種は鼻が短いため必然的に口も短く、長頭種にはない特徴があります。

1.受け口:アンダーバイト

ほとんどの短頭種は、下あごが上あごよりも長く、かみ合わせると下の前歯が上の前歯よりも前に出ます。いわゆる受け口です。アンダーショットやアンダーバイトとも呼ばれます。多くの短頭種ではこの状態が標準とされていて、度合いは犬種によって異なります。

受け口は短頭種にとっては遺伝的には正常なことで、病気ではありません。しかし、噛み合わせのズレがあまり大きすぎると、歯が歯肉を傷つけてしまったり、ひどい場合は、上の前歯が下の前歯の根元に絶えずあたっていることによって、下の歯のが折れてしまうこともあるのです。折れた場所が歯茎の中の歯根だと飼い主さんが気づきにくく、放置されてしまうことも。受け口の子は、短頭種でも去勢・避妊手術の時や予防接種の時に、必ず噛み合わせも獣医師にチェックしてもらいましょう。

2.すき間なく生える歯

犬の歯の総数は、哺乳類としては多いほうで42本もあります。基本的に体が小さかろうが大きかろうがどの犬も同じように42本生えます。短頭種の場合は、短くて小さな口のなかに42本の歯が詰め込まれるわけですから、ギチギチですき間がありません。特に、小臼歯(犬歯より奥の4本)同士のすき間は狭く、歯垢がとても溜まりやすい場所となっています。

また、短頭種の小型犬で多いのが乳歯遺残。生後7か月を過ぎても(永久歯が生えてきても)乳歯が抜けずに残っていることです。また、欠歯といって、歯の数が少ない子もいます。歯の数が違えば噛み合わせも悪くなってさらに歯垢が溜まりやすくなるので、丁寧なケアが必要です。

3.上あごの骨が大きく曲がっている

マズルが押しつぶされたような形で、上あごの骨が左右に大きくカーブしています。これが、頬が大きく張り出したように見えている理由です。このこと自体は病気でもなんでもありませんが、歯ブラシがなかなか届かないなど、歯のケアがしづらいあごのつくりとなっています。

短頭種と歯のケア

口をあけるチワワ

このように短頭種は生まれつきかみ合わせが悪い、歯のすき間がない、あごの骨が大きく湾曲している、といった特徴があるため、長・中頭種よりも、歯周病や口のトラブルのリスクが高いといえます。歯垢が溜まりやすいうえに、ケアしにくいからです。短頭種は口の中の粘膜も分厚くて、歯ブラシがなかなか歯の奥まで届きにくいのですが、頑張って、特に歯と歯のすき間がない小臼歯は念入りに磨いてください。歯ブラシを縦にし、ヘッドの角度を歯のすき間に合わせて少しずつ変えて1本ずつ丁寧に磨きましょう。また、乳歯の生え変わりが終わる時期やワクチンの予防接種に合わせて、動物病院で歯のかみ合わせチェック、歯周病のチェックを行うことをおすすめします。

まとめ

笑顔のヨーキー

短頭種は見た目がユニークでとても愛嬌がありますし、可愛いですよね。実際人気で、これから飼うことを検討されているかたも多いと思います。しかし、もともとの犬の姿とはずいぶん違っているところもありますので、それだけ注意してケアしなければなりません。犬の体の特徴をよく知って、適切なお世話をしてあげてくださいね。


(博物館アドバイザー(元自然史博物館学芸員)提供:碇 京子)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:40 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬と散歩する高齢者は飼っていない人より約2800歩も多く歩いていた!

@DIME


犬との生活や散歩、また犬と触れ合うことは、人の肉体的および精神的な健康にもよい影響を与えるということは広く知られており、それをテーマにした調査研究もたくさんある。

その対象が高齢者であった場合は?



イギリスのグラスゴー・カレドニアン大学とリンカーン大学の研究チームは、43組の犬を飼育する人と飼育していない人たち(65歳〜81歳)を対象に、1年間を3月〜6月、7月〜10月、11月〜2月の3期に分け、それぞれ1週間、歩行時間や立っている時間、座っている時間などをモニタリングし、分析を行った。

その結果、犬の飼育者(犬と散歩をする人)は、飼育していない人に比べて1日に23分多く歩いており、歩数で言うと約2,800歩の差が出たそうだ。また、適度なリズムで歩く時間としても犬の飼育者のほうが21分多い(*1)。

世界保健機構(WHO)では65歳以上の人の身体活動(生活の中で生じる動きから積極的にスポーツをすることまでを含めた体を動かすこと全般を指す)レベルとして、週に中程度の運動を150分行うか、より活発な運動を75分行う、またはその両方を組み合わせることを推奨しているが(*3)、この結果はWHOの推奨レベルにほぼ合致していると研究者らは言っている(*1)。

ちなみに、日本の『健康づくりのための身体活動基準2013』(厚生労働省)によると、65歳以上の人の身体活動基準を、「強度を問わず、身体活動を10 メッツ・時/週行う。具体的には、横になったままや座ったままにならなければどんな動きでもよいので、身体活動を毎日 40 分行う(十分な体力を有する高齢者は、3 メッツ以上の身体活動を行うことが望ましい)」としている(*4)。

「メッツ」というのは身体活動の強さを表す単位で、量については「メッツ・時」(=エクササイズ)で表される(*4)。たとえば、生活の中での身体活動の場合、料理の準備や洗濯は2.0メッツ、動物の世話は2.3メッツ、犬との散歩(平地での普通歩行、67m/分)は3.0メッツ、風呂掃除や軽い荷物運びは3.5メッツ、動物との活発な遊びは5.0メッツ、農作業は7.8メッツとなっており、スポーツの場合は体を使うテレビゲームやヨガは2.3メッツ、太極拳やボーリングは3.0メッツ、テニスやラジオ体操第2が4.5メッツ、バトミントン5.5メッツ、ジョギング7.0メッツ、サイクリング(約20km/時)8.0メッツなど(*5)。

詳しくはこちらを ⇒ 運動基準・運動指針の改定に関する検討会報告書-健康づくりのための身体活動基準2013/厚生労働省

身体活動の不足は心血管疾患やガン、糖尿病などに影響し、死亡リスク要因の1つでもあり、それを少しでも高めることはこうした病気を予防することにもつながると考えられているが(*7)、犬との散歩は十分人の健康に貢献できる身体活動でもあるというわけだ。こと高齢者ともなれば強度の運動は難しくなってくることから、気負いなく、適度に行えるものとしては望ましい運動方法と言えるのだろう。

ならば、高齢者でも犬を飼うべきと言いたくなるが、高齢者のペット飼育に関しては、高齢になってもペットと暮らしたいと考える人もいる一方、体力や環境的理由などによって飼育は断念するのが妥当とする考え方もあり、なかなかに難しい問題である。もちろん、その人の健康度や環境、状況などを熟考しなければならない。

昨今では、高齢者でもペットと暮らせるように、その仕組みづくりを目指して活動する人たちもおり、問題点の改善や新たな取り組みなど今後の展開に注目したいところだが、少なくともこうした研究結果は、高齢者のペット飼育を前向きに考える観点からすれば、それを後押しするデータともなり得るのかもしれない。

そうは言っても、動物と暮らすことで人間が受けられる恩恵があるというのはいいとして、そればかりに目がいってしまっては片手落ちだ。当の動物たちにとってはどうなのか? それも忘れずに考えてあげなければ。

参考資料:
(*1)The influence of dog ownership on objective measures of free-living physical activity and sedentary behaviour in community-dwelling older adults: a longitudinal case-controlled study / Phillippa Margaret Dall et al. / BioMed Central, BMC Public Health, 9 June 2017, DOI: 10.1186/s12889-017-4422-5
(*2)Walking their dogs keeps elderly active / REUTERS
(*3)Global Strategy on Diet, Physical Activity and Health, Physical Activity and Older Adults / World Health Organization (WHO)
(*4)身体活動・運動の単位/厚生労働省
(*5)運動基準・運動指針の改定に関する検討会報告書-健康づくりのための身体活動基準2013/厚生労働省
(*6)健康日本21(身体活動・運動)-身体活動・運動/厚生労働省
(*7)Physical Activity, Fact sheet, February 2017 / World Health Organization (WHO)

文/犬塚 凛

構成/ペットゥモロー編集部


posted by しっぽ@にゅうす at 07:40 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする