動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年08月08日

殺処分ゼロへ助成推進 犬猫の不妊・去勢手術、埼玉県が5000円

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県は野良猫の繁殖を抑えるため、動物愛護推進員が行う不妊・去勢手術活動への助成制度を推進している。県の犬猫の殺処分数全体の約7割が野良猫の子猫となっている。同推進員への助成を実施することで、不妊・去勢手術を促進させ、「犬猫の殺処分ゼロ」を目指す。

 県が平成29年度に始めた同制度は1回の不妊・去勢手術に5千円を助成するもので、推進員1人に対し、年間5万円が上限となっている。同年度の予算総額は200万円。

 同推進員は動物愛護の分野で経験や技能があり、法律に基づき、知事から委嘱されている。地域で動物相談などを行っており、現在、ボランティアとして約250人が活動している。

 県によると、動物病院などで不妊手術を行う場合、1件2万〜3万円、去勢手術は1件1万5千〜2万5千円の費用がかかるという。県は同推進員に助成制度を活用してもらい、犬猫の殺処分を減少させたい考えだ。

 県内の28年度の犬猫の殺処分数は犬が290頭、猫が880頭で全国で3番目に少ない。18年度には犬が3605頭、猫が5513頭、殺処分されていたが、県は飼育を放棄する飼い主への説得や迷子の発見支援などの取り組みを強化し、大幅に削減してきた。

 上田清司知事は「助成制度の開始で殺処分をさらに削減し、最終的にゼロを目指したい」としている。


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犬や猫とふれあい“命”学ぶ 高松「動物愛護教室」 思いやりの精神育んで

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高松市保健所で、小学生と保護者を対象にした「動物愛護教室」が開かれた。参加者らは犬や猫とのふれあいを通じて、動物の命の大切さなどを学んだ。

 同教室は子供たちに命の大切さや思いやりの精神を育むことを目的に、市の生活衛生課動物愛護係が平成27年度から毎年実施している。

 今回は小学1〜3年生の児童と保護者計8組の親子が参加。初めに保健所の仕事について解説しながら、1年間に千頭を超える犬や猫が保健所に連れて来られ、そのうちの多くが殺処分されていることなどを説明した。

 同課職員の平田愛さんは「殺処分される犬猫を減らすには、新しい飼い主を探すことも大切だが、保健所にくる数自体を減らすことも大切」と子供たちに語りかけた。

 この後、市の動物愛護推進員が世話をする犬3頭とふれあい、子供らは聴診器を使って犬の心臓の音を聞き、「ドクドクいってる」などと話していた。

 小学1年生の原瑞希ちゃん(6)は「かわいい。手をなめてくれてうれしかった」と笑顔。母親の有紀さん(40)は「動物の命の大切さを知ってもらいたくて参加しました。良い体験ができたと思う」と話した。


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定期的な散歩が犬のストレスを下げる秘策となる

ネタりか


生理学的な犬のストレスの評価

犬の散歩

イタリア・パルマ大学の神経科学の研究者らは、シェルターで長期的に暮らす97頭の犬のストレス状態について調べました。2歳〜7歳の雑種犬で、シェルターに2〜3年暮らす健康な犬が対象となりました。

研究者らは、犬の行動を5時間に渡って録画し、ストレスと関連のある行動を観察しました。観察では、強いストレスを示す行動(体を震わせる、円を描いて歩き回る、鼻先を舐める、犬舎の柵を齧る、自虐行為など)と、弱いストレスを示す行動(尾尻を振る、他の犬との肉体的接触を求めてウロウロするなど)を観察しました。

これと並行して、採血を行い、ストレスに関係するホルモンであるコルチゾールのレベルと、ストレスの指標となる白血球数と抗酸化物質の濃度についても調べました。ストレスホルモンとして有名なコルチゾールは、短期ストレス要因によって急速に変化する可能性があります。
一方で、長期間のストレスに晒されることで増加するのが白血球です。慢性的なストレスでは、最終的には致死するほどの組織の損傷を引き起こすことが知られています。人も同じく犬の体は、ストレス要因に応答して白血球を増やします。また、ストレスによる損傷に対抗するために抗酸化物質の濃度を高めます。

研究者らは、ストレスと関係のある行動と、血液中のコルチゾールや白血球、抗酸化物質との間に関連が観られるかを調べました。その結果、より濃度の高い抗酸化物質を持つ犬は、ストレスと関係のある行動(不安や破壊など)を取ることが少ないことが判明しました。さらに、これらの犬は、抗酸化物質の濃度が低い犬よりも、リラックスしており、他の犬に対しても友好的で社会的行動を見せる頻度が高いことも判りました。

環境要因と犬のストレスの関連性

笑顔を見せる犬

続いて研究者らは、こうした血液の成分と、犬の生活環境、犬の性格との関連性を解析しました。その結果、性別、犬舎のサイズ、犬舎にて一頭で暮らしているか否か、去勢されているか否かなどの要因は、血中のストレスマーカー(コルチゾール、白血球、抗酸化物質)には重要な関連性は見られませんでした。

犬のストレスのレベルを下げたのは唯一の要因だった

人と散歩を楽しむ犬

こうした血液マーカーで唯一、ストレスのレベルを下げたことがあります。それが散歩です。定期的に散歩に行っている犬は、ストレスによって引き起こされる行動が少なく、より友好的でリラックスしていたことから、ストレスや不安が少ないことが示唆されたのです。つまり、シェルターのボランティアによって毎日の散歩が行われる機会があるかどうかの違いが、犬の血中ストレスマーカーに差異をもたらしたとも言えるでしょう。

こうした結果は、この論文の研究者だけではなく、心理学者も驚いたようです。以前より、ドッグビヘイビアリストや心理学者、行動学者は、「犬は犬種を問わず毎日の散歩が必要不可欠」だとしてきましたが、それを裏付ける明確な根拠がありませんでした。しかし、今回の神経科学の研究によって数値化されたデータは、こうした主張の裏付けにもなることでしょう。
こうした結果から、散歩がストレスを下げるメカニズムの解明が今後も進んでいくことでしょう。

まとめ

私のクライアントの中で散歩を少なくしていた理由は、ペットショップで店員に「小型犬なので散歩は少しでも良い」と言われたからだと言います。ペットショップの店員もこうした研究に目を通し、間違ったことは言わないようにするべきです。こうした間違ったアドバイスが犬のストレスを高め、問題行動や精神疾患を生みます。

今回のこの研究は、シェルターの犬たちの福祉向上のために行われたものです。毎日の散歩・運動がいかに大切かを知らせてくれます。また、家庭犬にはもう少し複雑なストレス要因がある可能性があります。こうした事も今後の研究に期待したいところです。

《参考》
Stanley Coren Ph.D(2015), A Simple Way of Reducing Long-Term Stress in Dogs?, Psychology Today.
S. Cafazzo, L. Maragliano, R. Bonanni, F. Scholl, M. Guarducci, R. Scarcella, M. Di Paolo, D. Pontier, O. Lai, F. Carlevaro, E. Bucci, N. Cerini, L. Carlevaro, L. Alfieri, C. Fantini, E. Natoli, (2014). Behavioural and physiological indicators of shelter dogs' welfare: Reflections on the no-kill policy on free-ranging dogs in Italy revisited on the basis of 15 years of implementation. Physiology & Behavior.


(ドッグトレーナー提供:ドッグビヘイビアリスト 田中雅織)

posted by しっぽ@にゅうす at 07:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の『言葉』を読み取ることの大切さ

ネタりか


犬が表現している『言葉』を大人はどれくらい理解しているか?

向き合う犬と女性

フェイスブックなどSNSやビデオ投稿番組に溢れている、小さい子供と犬が一緒にいる写真や動画。かわいくて微笑ましいですよね。けれど中には撮影者は全然気づいていないけれど見ているこっちは冷やっとするような危険と紙一重のシーンもたくさんあります。
犬と子供が一緒にいる時に大人がそばで監督していても、犬が体や表情で発しているシグナルを無視したり誤解したりしていては、いざという時の事故を防ぐことができません。
実際のところ、人間はどれくらい犬のボディランゲージを理解しているのかという調査が、トルコのアンカラ大学獣医学部の研究チームによって行われました。

調査の概要

調査はオンラインのアンケート形式で行われました。回答者は「犬と子供の両方と暮らしている人」「犬と暮らしているが子供はいない人」「子供と暮らしているが犬はいない人」「犬とも子供とも暮らしていない人」の4つのグループに分けられています。
回答者は、小さい子供と犬が一緒に過ごしている3種類のビデオを見せられます。ビデオに登場している犬はどれも全部「怖がっている」「不安を感じている」「自信を失くしている」と専門家が判定したボデイランゲージを示しています。ビデオを見終わった回答者には犬がどのような感情の状態であったかを選択肢の中から選んでもらいます。
回答を集計した結果はなかなか興味深いものでした。

多くの人が犬のボディランゲージを誤解している

犬が恐怖や不安を感じ自信を持てずにいるストレス状態のビデオを見た回答者たちが答えた内容は興味深いと共に、背筋が寒くなるものでした。
回答者の約7割が、本来の犬の状態とは反対の意味を読み取っていました。
最も多かった回答が「犬はリラックスしている」68.4%、続いて「犬は自信を感じている」65.1%.。
「犬は子供と遊んでいる」「友好的」という回答も目立ちました。どこからその状態を読み取ったのかという問いには44%の人が「全体的な雰囲気から」と答えています。

本当は犬がストレスを感じている状態なのに、そばで見ている大人は「リラックスして楽しそうね」と判断しているというのは本当に危険なことです。
専門家が判断した犬のストレス状態は「耳が倒れている」「しきりに唇や鼻を舐める」「白目の部分が見えている」など具体的な体の変化として現れていたと思われますが、誤った理解をしている人の多くが「全体的な雰囲気」という曖昧なもので判断しているのも怖いことです。

また興味深いことに、犬と暮らしていない人のグループの方が犬の飼い主グループよりも正答率が高かったという結果が出ています。犬と暮らしている人のグループの回答では「犬はリラックスしている」というものが目立ち、犬の状態に対してネガティブなラベル付けをすることを避ける傾向が見られました。
これは犬と暮らしているというだけでは、子供と犬の間に発せられる危険なサインを読み取れるようにはならないということを示しています。犬のボディランゲージについて理論的な知識を持っていない飼い主は、犬に好意的な判断をするため(たとえ本当はそうでなくても)犬が友好的だと思う傾向が見られます。
反対に、犬と暮らしていない人が犬を観察する時(とりわけ子供といっしょにいる時には)より慎重になる可能性があり、犬が危険になり得ることを受け入れやすいのかもしれないとしています。

まとめ

触られている犬

子供と一緒にいる犬のボディランゲージを人はどれだけ読み取れるかという調査の結果、7割以上の人が誤った判断をしていたという結果が発表されました。
「子供と犬」という微笑ましい組み合わせによって、判断が甘くなってしまうということもあるのかもしれません。
犬と暮らしている人の方が正答率が低かったという結果も、犬への愛のせいで判断の目が曇ってしまうのかもしれないですね。
けれど安全のためには、そんなことは言っていられません。子供は犬の尻尾や耳を引っ張ったり、突然大きな声を出したりという犬の嫌がることをしがちです。
そんな時に犬が出している恐怖や不快のボディランゲージを読み取ることができれば、危険を回避できる可能性が高くなります。
そのためにも大人は犬の発するシグナルをしっかりと勉強し、子供にもわかりやすく伝えることが重要です。
犬のボディランゲージは「カーミングシグナル」をはじめ、くわしく説明されている書籍がたくさん出版されています。本や講習会などできちんと勉強する飼い主さんが増えていってほしいと切に思います。

《参考》
http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/08927936.2016.1228750

posted by しっぽ@にゅうす at 06:59 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットを飼うということ 保護犬、丸ごと受け止めて

毎日新聞


殺処分を減らそうと保護犬譲渡に取り組む企業がある。ペット販売業者「ペッツファースト」(東京都大田区)は2013年、一部店舗で保護犬の譲渡を始め、これまでに約790匹が新たな飼い主の元で暮らしている。

 京都府長岡京市に住む女性(44)は16年6月、メスのトイプードル「小夏」(推定7歳)をペッツファーストから引き取った。飼育放棄や飼い主の死去など、犬が保護される理由はさまざまだ。小夏が保護された詳しい経緯は分からないが、人気の犬種だけに、繁殖犬として何度も出産させられたようだと女性は感じている。

 喜んでいても走ったり跳びはねたりせず、その場でくるくる回るだけ。そんな様子を見て「狭いケージの中で暮らしていたのだろうか」と可哀そうに思ったこともある。当初は段差におびえて、散歩中にびくびくしていたが、次第に上り下りができるようになった。「成長を感じられることがうれしい」と、小夏との生活を楽しんでいる。

 保護犬によってペットロスの危機から救われた人もいる。京都市内の女性(66)は16年6月、愛犬の「めぐみ」が死んだことで深い悲しみに襲われた。心配した夫(64)がペッツファーストのサイトで見つけたのが、メスのミニチュアダックスフント「ぐみ」(推定15歳)だった。

 犬種はもちろん、名前も毛色もそっくりで、年齢もほぼ同じ。「この子しかいない」と新幹線に飛び乗り、ぐみが保護されていた神奈川県内の店舗まで出向いて連れ帰った。ぐみは高齢にもかかわらずジャンプしたり、家族のスリッパを抱えて離さなかったりと元気に暮らしている。「いつも癒やされています」と話す女性の声からは愛情があふれていた。

 店舗の一つ、ピーズファースト吉祥寺店(東京都武蔵野市)の山岸美雪店長は「一度見放された犬だからこそ、二度と同じ目に遭わせてはいけない」と言う。持病や癖など保護犬にはそれぞれ個性がある。そういった面を理解して丸ごと受け止め、終生かわいがってくれる人に飼ってほしいとスタッフらは願っている。譲渡条件など詳細はサイト(http://pfirst.jp/)で。【倉田陶子】=第1金曜掲載


posted by しっぽ@にゅうす at 06:59 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする