動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年08月09日

知っていますか?レスキューホーダーという問題

ネタりか


アニマルホーダーの中でも根の深いレスキューホーダーという問題を知る

たくさんの動物

何十匹という犬や猫を抱えて、まともな飼育ができなくなり飼い主も動物も共倒れになってしまうという例は色々なところで見聞きしますね。
異常な数の動物を手元に集める人をアニマルホーダーと呼びますが、その中でも、規模が大きくなりがちで改善の難しいレスキューホーダーというタイプがあります。
この記事ではレスキューホーダーとは何かということから、一般の人も気をつけたいことまで、社会全体のために知っておきたいことをお伝えしたいと思います。

レスキューホーダーとは

柵に手をかける犬

飼い主に捨てられたり町をさまよったりしている犬や猫を保護して新しい家族を探すという保護活動をしている人や団体が、自分のキャパシティを超える数の動物を保護してしまい、周囲の人々や当の犬や猫に被害を及ぼしているような状態をレスキューホーディング、過剰な保護活動をしている人をレスキューホーダーと呼びます。
日本と同じく、アメリカでもレスキューホーダーが社会問題のひとつになっています。アメリカ動物虐待防止協会の統計によるとアニマルホーディング全体のうち約4分の1は保護活動を行っている人や団体によるものだとしています。つまり、それくらい動物保護活動とアニマルホーディングは近い距離にあるということです。

行き場のない犬や猫を保護する施設を名乗るところが、本来の収容数の限界をはるかに超えてスシ詰め状態になっていたり、個人で保護活動をしている人の自宅が世話を仕切れないほどの犬や猫で溢れて不衛生な状態になっている、規模の差こそあれ、SNSなどでもよく目にする事例ですね。

レスキューホーダーになりがちな傾向とは

手に乗る子犬

ホーディング状態になってしまっている保護団体や個人保護活動家も、最初はきちんと活動を回して犬や猫を新しい家庭に送り出していた場合がほとんどです。不幸な動物を見ると放っておけなくて連れ帰ってしまうという例が多いのが切ないところです。
ホーディングに陥りがちな傾向には次のようなものがあります。

自分の能力の限界を認めない

経済力、人手の確保、施設の大きさ、そして精神的な強さ、これらはどれも保護活動に必要なものです。引き受ける動物の数が、このうちのどれかひとつでも限界になった時にはどんなに辛くてもNOと言えなくては、関わった人間も動物もみんな不幸にするという結果になってしまいます。レスキューホーダーになってしまう団体や人はこの限界の見極めが甘かったり、限界を認めないために悲劇を生んでしまいます。

恐怖感や不信感がとても強い

「今この犬を引き取らなくては殺処分になってしまう」「この里親希望者はこの犬を幸せにできないんじゃないか」という恐怖を必要以上に強く感じていて、里親希望者や他の保護団体を信頼することができないというのも傾向のひとつです。
目の前の動物を救うことができるのは自分だけという思い込みが強すぎて、動物を新しい家庭に送り出すことも他の保護団体に任せることもできなくてホーディング状態になります。

保護活動に携わりたい、現在なんらかの活動をしているという人は「自分の能力の限界を知る」「助けを求めることも時には必要」ということを常に忘れずにおきたいですね。

一般の人が気をつけるべきことは?

舌を大しているチワワ

犬や猫の保護活動に参加していない一般の人も、レスキューホーディングを助長しない、レスキューホーダーを作り出さないために気をつけるポイントがあります。「犬が好き」「猫が好き」という人が陥ってしまいがちなことですので、ぜひ知っておいてください。

動物保護団体に支援をする時には事前のチェックを

レスキューホーダーという存在を知らないと「自分を犠牲にしてまでたくさんの動物を救おうとする素晴らしい団体(または人)」という印象を持って、寄付などの支援をすることもよくあります。けれどホーディング状態になっているところに支援をすることは、さらに保護する犬や猫の数を増やし不幸な動物を増やすことにもつながります。支援をする場合は、実際に動物達がどのような環境にいるのかをきちんとチェックしてからという注意が必要です。
金銭や物品の支援だけでなく、過剰な賛美の言葉なども責任感の強い人にとっては「期待を裏切れない」と自分を追い詰める原因にもなり得ると知っておきましょう。

丸投げしかできないなら最初から関わらない

少し強い言葉になってしまいましたが、これは本当に大切なことです。道端や引っ越していった家などで犬や猫を見つけたと言って、保護活動をしている人のところに「引き取ってあげて」と持ってくる人は多いものです。個人で保護活動をしている人のところに直接犬や猫を持ち込むことは原則NGです。それはまさにレスキューホーダーを生み出す温床になるからです。大きな保護団体などでも直接の持ち込みを引き取っていてはあっという間にパンクしてしまいます。世話や里親募集についての相談などなら快く引き受けてくれる場合も多いですが、完全に丸投げしかできないなら、それは「自分の能力の限界」をわかっていないということです。

まとめ

見上げる犬

レスキューホーダーという、まだあまりなじみのない言葉を紹介しましたが、その内容は心当たりがあるという場合も多いのではないでしょうか。
日本よりも大規模な動物保護団体の多いアメリカなどでも、レスキューホーダーはたびたび問題になります。動物保護活動という善意の行動がベースにあるので、周囲も歯止めをかけづらく、被害が大きくなることも多いのです。
レスキューホーダーというものの存在を知り、気をつけるべき点を知る人が増えることが、助けを求めやすい環境を作りブレーキにもなります。犬や猫、そして人間の幸せのためにも知っておきたいことです。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:30 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ペットも家族」会社が支援

毎日新聞


ペットを飼う社員向けの福利厚生を導入する企業が増えている。愛犬・愛猫のための健康相談に忌引休暇、同伴出勤−−。ペットの家族化を背景に、さまざまな制度が登場している。

 ●無料で健康相談

 「2日間ほど元気がなく、食欲もありません」。婚活サイトを運営する「エウレカ」の安信竜馬さん(40)は出勤前、14歳の愛犬れんの症状をスマートフォンの相談画面に打ち込んだ。週末に動物病院を受診するつもりだが、「もし重大な病気だったら」と不安に襲われる。会社を休むべきか迷っていた。

 すぐに獣医師から返信があり、やりとりの末、夏バテの可能性が高いことが分かった。「この日は様子を見ることにして出勤しました。夜には元気で安心しました」

 利用したのは、スマートフォンのアプリで獣医師に健康相談ができるサービス。エウレカが4月に福利厚生として導入し、社員は月3回まで無料で利用できる。ペットの通院のための半休や、通院前後の同伴出勤も可能だ。

 顧客サービス部門の部長を務める安信さん。「1人と1匹」暮らしのれんは「かけがえのない家族」だ。「れんの具合が悪いと仕事にも集中できない。制度のおかげで時間を有効活用でき、安心して仕事ができます」

 ●最長3日の忌引も

 社員の7割以上がペットを飼った経験があるというペット保険会社「アイペット損害保険」は昨年7月、同居する犬・猫が死んだ際、最長3日間の有給休暇を取れる制度を導入した。兄弟が亡くなった時と同じ期間だ。

 「休めなければ気持ちを切り替えられず、仕事にならなかったと思います」。5月に16歳の愛犬ギャングを失った平山美香さん(27)は、こう振り返る。小学生の時からいつも一緒で、おやつをやると手までかぶりついてくるような「やんちゃな子」だった。

 年を重ね、老衰で寝たきりになったギャングを両親と共に介護した。いよいよ別れを覚悟した日。数時間おきに寝返りを打たせたり、口元に水を運んだりして過ごした。深夜に息を引き取る瞬間まで、手を握り続けた。

 上司の勧めもあり、平山さんは翌日に忌引休暇を取得。「ありったけの花を買ってきてギャングが眠るベッドを飾りました」。業者を呼んで火葬後、小さな骨つぼに灰と花を移した。「旅立ちにふさわしい、とても晴れた日でした。ゆっくりお別れができて本当によかった」

 アイペット損保ではペットと過ごすための休暇も毎年2日とれる。7月からは、鳥、ウサギ、フェレットも対象に加わった。

 こうした休暇を導入する企業は増えている。日用品メーカー「ユニ・チャーム」は1月、働き方改革の一環として、ペット死亡時の休暇制度を開始。ネット通販の「アマゾンジャパン」は、家族の病気などで取得できる年5日の「パーソナル休暇」を、ペットのために利用できる。

 ペットフード協会の調査によると、国内の犬と猫の飼育頭数は1972万頭(2016年)と推計され、15歳未満の子ども1571万人を上回る。

 エウレカ広報の田山慶子さん(30)は「家族の形や社員のライフスタイルが多様化しています。幅広い価値観に対応する福利厚生を整えることが、生産性の向上につながると考えています」と話す。【曹美河】


posted by しっぽ@にゅうす at 07:28 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬と暮らせるのは、奇跡なのかもしれない

GIZMODO


初めて飼われたオオカミが人類に永遠の忠誠を誓ったのかも。

はるか昔から人間の良き友である犬。狩猟時代には狩りの仲間として人間を助け、今ではペットとして私たちを癒やす存在に。そんな犬たちの起源はオオカミ、家畜化されて犬になったわけです。

犬の起源については、2016年にScience誌で発表された研究において、犬の祖先はヨーロッパとアジアの二つの別の場所から生じたとする「二つの起源」説が有力とされるなど、研究が続けられています。

これに対して2017年7月18日、学術雑誌Natureのオンライン版Nature Communicationsに投稿された新たな研究では「人間によるオオカミの家畜化は長い歴史上でたった一度しか行なわれなかった」という「一つの起源」説が提唱されました。この研究が言いたいのは「人類が一番最初に飼い始めたオオカミが現代に生き続ける、すべての犬の祖先かもしれない」ということ。

犬のゲノム情報に関するこの研究では、研究者たちが古代ドイツ原産の犬2匹のDNA(7000年前のものと4700年前のもの)を現代の犬のDNAと比較。その結果、ドイツ原産の犬2匹にはお互いに遺伝的なつながりがあり、それぞれが現代ヨーロッパの犬とも同じ起源をもつことが判明しました。この結果は犬が単一の祖先をもつ可能性を示唆しています。

初めて家畜化され、犬になったオオカミがいたはずですが、それがいつ、どこで生まれたのかは、未だに謎。

研究の共同執筆者で、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の生態学および進化生物学の助教授であるKrishna Veeramahは米Gizmodoに対して、「新石器時代の犬のゲノム情報および数千匹の現代犬のDNA情報からなるデータは、約2万年前から4万年前にユーラシア大陸のどこかで一つのオオカミのグループが人間によって家畜化されたことを示しています。さらには現代でペットとして可愛がられている犬たちのほとんどは7000年前のヨーロッパの農家で飼われていた犬の子孫であることもわかっています。その祖先はひょっとしたら1万4000年前に人類が未だ狩猟生活を送っていた時代にまで遡るかもしれません」と語っています。

今回の研究で「歴史上でオオカミの家畜化が何度行われたのか?」という疑問に決着がついたわけではありません。ところで、研究者たちはどうして「オオカミの家畜化の回数」にこだわるのでしょうか?

Veeramah助教授は「オオカミの家畜化が一度しか行なわれていないのか、それとも二度、三度と行われてきたのかが、なぜ重要なのかと思うかもしれません。しかし、ある物事がなぜ、どのように発生したのかを突き止める際には、それが一度で起きたことなのか、何度も発生したことなのかは非常に大切なのです。もしオオカミの家畜化が一度しか行なわれていないならば、それは滅多に起こり得ない奇跡的なことなんです」と説明。たった一度、一つの場所で家畜化された犬が世界中に広がったってことですもんね。そりゃ確かにすごい。

犬は人間が初めて家畜化した動物とされています(猫が人間に飼われるようになったのはずっと後)。歴史上でたった一度だけ家畜化されて以降、その子孫が4万年もの間、人類とともに歴史を歩いてきたと考えるとロマンがありますね。実際に犬の起源が単一だったのか、それとも複数だったのかは、今後の研究が明らかにしてくれるでしょう。

Image: Shutterstock
source: Nature, Science, The Atlantic

Rae Paoletta - Gizmodo US[原文]
(Shun)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:26 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

獣医師 ペットブームの一方で… 家畜対応敬遠 「3K」イメージや農家減少 要因

Yahoo! JAPAN


 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を受け、獣医師の需給が注目されている。ペットブームを背景に、犬や猫などの小動物を診る獣医師を目指す学生が増える一方で、牛や豚といった家畜に対応する産業動物分野は敬遠されがちだ。全国有数の畜産県である群馬県では産業動物獣医師の高齢化が進み、県の職員採用にも影響が出るなどしている。

◎全体の3割 活動の場少なく負担増…の悪循環
 県獣医師会によると、県内で開業する本年度の会員234人のうち、産業動物に関わる獣医師は3割程度の81人にとどまる。1997年度の開業会員数は211人で、20年間で増加したものの、産業動物獣医師は減少傾向という。

獣医師 ペットブームの一方で… 家畜対応敬遠 「3K」イメージや農家減少 要因
牛舎で牛の体調を確認する高橋さん。産業動物獣医師の人材不足に危機感を抱く=2日、高崎市内
■「重要な役割」
 県獣医師会家畜衛生管理事業委員長を務める高橋信雄さん(60)は産業動物獣医師について、「きつい、汚い、危険の『3K』のイメージからなり手が減少している」と危機感を募らせる。「食の安全安心を生産者に指導する重要な役割も担っている」と訴え、獣医師を志す若者に目を向けてもらいたいと切望する。

獣医師 ペットブームの一方で… 家畜対応敬遠 「3K」イメージや農家減少 要因
県内家畜(牛、豚)飼養戸数の推移
 畜産農家の減少も、なり手不足の一因になっている。国の統計では、群馬は豚飼養頭数(2016年)、生乳生産量(15年)とも、都道府県別で全国4位。16年の乳用牛と肉用牛、豚は計72万3900頭で、全体数に近年大きな変化はないが、飼養戸数は1996年の計3790戸から計1439戸へとおよそ6割減った。農家が減少すると産業動物を診る獣医師の活動の場が少なくなり、なり手もいなくなって1人当たりの負担が増える、という悪循環に陥っている。

■人材確保が課題
 高齢化も進む。東毛酪農業協同組合(太田市)は産業動物獣医師を正規職員として雇ってきたが、現在は定年退職した2人の雇用延長で対応する。酪農家が減り、組合関係者は「費用がかかり、新たな雇用は難しい」と嘆く。

 家畜伝染病の防疫などに必要な獣医師を定期採用する県にとっても、人材確保は課題だ。15年度は採用予定8人に対し入庁者4人、16年度も10人に対して7人と、採用枠を満たせなかった。内定後に辞退者が出たためで、退職者の再任用や非常勤職員で補った。

地方公務員の採用を巡っては、県外の自治体でも定員割れが問題化。県は17年度採用では予定した6人を満たせたが、「各大学にアピールするなど今後も努力を続ける」(人事課)とする。学生を対象に月10万〜12万円を給付して卒業後に県内で産業動物獣医師として働けば返済を免除する制度や、求人・求職情報を提供する「ぐんま獣医師バンク」の周知を図っていく。

 厚生労働省のまとめによると、県内の犬登録数は15年度が12万2036頭で、10年度に比べ約1万6000頭減り、全国的には約25万頭減少した。猫はほぼ横ばいとされる。加計学園の学部新設計画は定員160人とこれまでにない規模だ。獣医師が増えても、ペット診療分野での偏在に拍車がかかるのではないかと懸念されている。

posted by しっぽ@にゅうす at 07:26 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

認知症…ぐるぐる回っていると要注意

産経ニュース

近年、獣医療の進化とともにペットの高齢化が進んできています。それに伴い、犬の認知症は増加傾向にあります。実際、どのような症状が出たら認知症の疑いがあるのでしょうか。

 無駄ぼえが増える▽部屋の中をあてもなく歩き回り、壁に頭を押し当て立ち尽くす▽同じ方向にぐるぐると旋回運動を続ける▽障害物にぶつかっても後ずさりできず、ひたすら前に歩きたがる▽無理やり家具や壁の間に入り込み、抜け出せなくなり、ほえ続ける−などです。ひどくなると昼夜の逆転現象が起きることがあります。

 この昼夜の逆転が始まると、飼い主さんが睡眠不足になったり、精神的な苦痛が重くのしかかってきます。ほえ声で近隣の迷惑になり、深刻な問題に発展しかねません。

 これに対応するには安定剤や鎮静剤、睡眠薬などを使うことになります。これで一時的には安定しますが、症状がさらに進めば、起立困難になったり、ちょっとしたきっかけでほえ続けるようになり、状況に応じてさらに薬の量を増していくことになります。

認知症は早期発見、早期治療が重要です。100%予防というわけにはいきませんが、毎日の食事に注意することで介護のリスクを減らすことができます。

 特に積極的に摂取したい栄養素は、サバなどの青魚に多く含まれている脂肪酸のDHA・EPAや、緑黄色野菜に多く含まれるビタミンE・C、β−カロテン、フラボノイドなどです。認知症予防に効果的といわれています。

 かわいい愛犬には、少しでも長生きしてもらいたいものですね。認知症予防のために今から食事に気をつけたり、サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。まずは動物病院に相談してください。(チームホープ、北光犬猫病院 院長 立花徹)



posted by しっぽ@にゅうす at 07:26 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする