動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年08月10日

ブームの陰では… 猫との共生へ、兵庫県が指針

神戸新聞


兵庫県は、猫と共生するための基礎的な知識や考え方を示したガイドラインを作った。屋内飼育を徹底することをはじめ、飼い主の責任を明記。野良猫については、餌を与えないよう注意し、地域で管理する場合には住民の理解や不妊措置、餌やりのルールづくりが不可欠なことを強調した。県動物愛護センター(尼崎市)のホームページで公開している。

 県によると、同センターと県内4支所で殺処分された頭数は、2008年度の4614頭から15年度は2260頭に半減。啓発活動の浸透などで飼い主のモラルが一定程度向上しているとみられる。ただ、ごみあさりやふん尿の悪臭など苦情・相談件数は15年度で2998件に上り、08年度の1・8倍に増えている。ガイドラインは、猫による住民への迷惑行為や殺処分数の減少につなげるのが狙いという。

 飼い猫の屋内飼育は、庭荒らしやふん尿の臭いといった近隣への悪影響を防ぐため、特に住宅密集地では「もはや義務と言っても過言ではない」と強調。猫に運動量はあまり必要ではなく、屋内で飼っても閉じ込めて我慢をさせていることにはならないという。

 野良猫は、餌を得るために、猫同士が互いに競合しない領域を守っていることを説明。人が餌を与えた地域では、領域を守る必要がなくなるため、頭数が極端に増加し、迷惑を感じる住民が増えるという。

 また地域で野良猫を管理することは、通常の野良猫への餌やりと区別。避妊、去勢措置を実施して寿命を迎えれば、次第に頭数を減らすことができ、野放図な餌やりによる迷惑行為を防ぐことにもつながるとしている。その際は、自治会だけでなく、猫を嫌う人も含めて話し合うことが重要と指摘。餌を与える場所や時間、方法を決め、トイレの設置やふん便を素早く片付けることなどを求めた。

 県生活衛生課は「ガイドラインを、猫の問題に理解を深め、各地域でどのように対策をするのか考えるきっかけにしてほしい」としている。(斉藤正志)

posted by しっぽ@にゅうす at 07:50 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飼い主が困る犬の行動 〜食糞〜

ネタりか


犬にとっての食糞とは

うんちを食べてしまった犬

人間の感覚と絶対的に違うのは、犬にとって決してウンチは汚い物ではないという事です。大小トイレの後に、足に付かないように上手に避けてくれる綺麗好きな子も沢山いますが、それとこれ(食糞)は全く別物です。よく原因として言われるのはこちらではないでしょうか。

✔消化を完全にされてないので美味しい匂いが残っている
✔体内の足りない栄養素を取り込む為
✔病気の為

栄養不足や病気の場合は、獣医さんと相談の上、治療が必要となりますので、健康な子たちが食糞をしてしまう際のいくつかの対処方法と愛犬や訓練士の仕事を通じて見てきた犬達ケースをお話ししたいと思います。

海外在住の私が飼っていた愛犬の内、1匹はビズラという日本では聞き慣れない種類の猟犬でした。彼の祖父母は鳥猟だけでなく大型の獣猟にも参加する実猟犬だったので、その血を濃く受け継いでいた子でした。その子以前に飼っていた犬は食糞をする事がなかったので、試行錯誤の食糞対策の日々が始まる事となります。

食べないで!色々な物を試してみたのに…

舌を出している犬

彼の食糞は既に子犬の頃からとなります。先ずは獣医さんで診察をして貰いましたが、健康です!猟犬にはよくあるのよね〜。と言われてしまいます。そこで、犬が嫌な思いをする物をウンチに振りかけてみて下さい。とアドバイスされました。

今は専用の商品なども販売されてますが、当時は辛いものなどを振りかける。というのが1番ポピュラーな対処法。我が家も色々と試しました。

✔マスタード
✔タバスコ
✔ワサビ など香辛料系

試してみたものの、何を振りかけても食べてしまう… こうなると、次はもっと辛い物を!と激辛タバスコを求めてスーパーマーケットへ駆け込み物色。しかし、余りにも効果がない事と愛犬の体が心配になり、辛いもの作戦は諦めました。

そして、体は大きく益々俊敏な動きが出来るようになると急いで食べると言う事までする始末…

ウンチに苦い物や辛い物を振りかけて食糞を止める子達も沢山いるので、決して有効でない訳ではないのですが。

好きな事は中々嫌いにはならない

自分の物だけではなく、他所の子の物まで食べるようになり、挙げ句の果てには他所の子が力んでる脇でスタンバイまでする事もありました。
また、食べるだけではなく、公園に落ちている糞を体に擦りまくって戻ってくる事もあり、あの当時は本当に大変でした。

やはり有効なのは基礎訓練の応用

リードを咥える犬

今までも、食べようとしたらNO!と言ってましたが、もう一度躾を見直して強い誘惑を我慢する。という事を徹底。その為には2つのことを生活の中で何度も何度も些細な事でも繰り返しました。

✔無視しなさい
✔離しなさい

それまでも基礎は出来てたのですが、この2つは強化すればするほど食糞対策になりました。

トイレをした時や予め私達がそこにある!と気付いてる時に、ノーリードで遠隔でも「無視しなさい!」と言われれば、諦める事ができる様になります。そして咥えた瞬間であれば、「出しなさい」

愛犬は大好きな食糞行動なので、勿論渋々です。彼の欲求はかなり強かったので、例えコマンドでも我慢出来る様になったのは大いに褒めてあげる事でした。

お留守番中や見てない時は?

部屋を歩き回る犬

私の愛犬と同じ様に食糞欲求が強いと、犬1人の時まで食べない様にするというのは、中々難しい所です。食べてないウンチがあれば褒めてあげる。可能ではありますが、過去と褒められた今をリンクさせて理解させるのは根気と時間がかかる物です。

我が家ではトイレの時間をコントロールしていたので、常にトイレマネージメントをしていました。そうやって食糞の習慣を消していく事で、徐々に食べようとする回数も減り、最終的には90%位は自分から食べにいく事はなくなりました。残りは… 大自然の中で知らぬ間に…みたいな状況だったので、飼い主の譲歩。息でバレているんですけどね。

トイレ後にお知らせをさせる矯正

トイレをした後のラブラドールレトリバー

我が家の愛犬ではないのですが、当時1グループ30頭〜40頭を同時にフリーハンドリングする仕事をしていたのですが、中には飼い主さんから食糞するのでなるべく見ていて下さいと言われる事もありました。元気なラブラドールちゃんでした。
流石に辛い物を食べさせるなんて出来ない事ですし、プライベートレッスンではないので私の愛犬と同じ事も出来ない環境でした。
それでも、その子がかなり改善された方法が「お知らせ」です。

✔トイレした
✔人を呼びに行く
✔嬉しい事が待ってる
✔トイレを片付けながら、また褒める

犬がこの流れを理解してくれたら、楽です。

まとめ

ウンチをしている犬

実は現在の愛犬はチワワなのですが、食糞をする一歳未満の子です。私の愛犬では食糞をする子二代目です。

無視や離しても教えてますが、お知らせ方法を取っていて、お知らせに来てくれます。お陰で今回は食糞での悩みは殆どありません。

なぜ殆どかと言うと、ワザワザ別の部屋にいる私にお知らせに来てくれたのに、それをお知らせだと私が気づかないで放置。後で気づくという失敗を私がしてしまってるからです。放置してると食べてしまいます。

食糞は飼い主さん達にとったら、悩ましい問題ですが、愛犬にあった方法を見つけて改善するのが一番ですね。

全く食べない子もいるので、なんでうちの子は…と疲れる時もあるかと思いますが、この記事で試した事がない方法があったらお役に立てたら嬉しいです。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:49 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8歳以上の犬の20%が軽度認知障害に… こんな行動をしたら要注意!〈dot.〉

Yahoo! JAPAN


認知症になるのはなにも、人間だけではない。犬も、加齢とともに認知機能が衰えていくという。愛犬の変化など、思い当たる飼い主はいないだろうか。週刊朝日MOOK「家族で読む予防と備え すべてがわかる認知症2017」では、専門家に犬の認知症についても尋ねた。

*  *  *
「最近は医療などの発達で犬も長生きするようになったため、認知症の問題がより顕著になってきました」

 こう話すのは、獣医師で北里大学獣医学部客員教授も務める日本ヒルズ・コルゲート社プロフェッショナル獣医学術部の入交眞巳(いりまじりまみ)さんです。認知症の発症がみられ始める年齢は、7〜8歳ごろ。入交さんが961匹を対象におこなった調査では、8歳以上の犬の約20%に、軽度認知障害の可能性があると疑われる行動がみられました。18、19歳になれば多くの犬が発症すると考えられています。

 症状としては、外に出たいのにドアの蝶番(ちょうつがい)側に頭を向けて外に出ようとする、家族が帰ってきたのに顔を認識できず不安がる、徘徊(はいかい)、トイレの場所がわからずにお漏らしなどが挙げられるそうです。

 治療は、まず食事療法や、散歩を含む無理のない運動で認知機能の維持改善を目指します。ビタミンE、CやDHA/EPA、α−リポ酸などの抗酸化物質や脳の機能回復に役立つ栄養素を取り入れたドッグフードを食べさせ、知育玩具などを用いて運動させて脳に刺激を与えます。

「認知症予備軍や症状が軽いうちに食事療法と運動を適切におこなうことで、大きく症状が改善する例もあります」(入交さん)

症状が進行した場合は、サプリメント、最後に薬物療法を始めます。薬は、アリセプトなどの認知症治療薬を症状や状況に合わせて用い、対処療法として抗不安剤や睡眠導入剤を使うこともあるそうです。

「犬が年を重ねてきたな、と思ったら早めに専門の獣医に相談をしてください。また、認知症ではなく、ほかの病気が潜んでいる可能性もあります。飼い主の判断でサプリメントなどをあげるのではなく、まずは動物病院にご相談ください」(同)


posted by しっぽ@にゅうす at 07:40 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

意外な犬の医療用グッズ8選

ネタりか


犬用車いす

車椅子を装着した犬

多くの犬は、シニア期にさしかかると、後ろ足の筋肉から衰えて徐々に踏ん張りが効かなくなり、歩きにくくなって行きます。また、ヘルニアなどの病気で下半身が不自由になってしまったら、歩くのもつらくなり、散歩に行くことも困難になります。
その状態で何も対処せずにいたら、犬の筋力はどんどんと衰え、やがて前足までも筋肉が落ちてきて、だんだんと立つことも難しくなり、ついには寝たきりになってしまいます。
けれど、例え、後ろ足が弱ってしまっても、車いすを正しく使い、後ろ足以外の筋肉を動かすことで全身の筋肉が老化によって低下する速度を遅らせることが出来ます。
また、加齢による筋肉の低下ではなく、ヘルニアや怪我などで、後ろ足が麻痺してしまった犬でも、車いすを装着すれば自由に歩くことが出来ます。
使い慣れれば、走り回ることも出来るようになります。
一匹一匹の体に合わせて作ってくれるメーカーさんもありますし、逆に値段が高いため購入が難しい飼い主さんには、一か月単位の期間を区切って貸し出してくれる会社もあります。

犬用コンタクトレンズ

犬の目

なんと、犬用のコンタクトレンズを作っているメーカーは、「株式会社メニワン」という会社です。人間用のコンタクトレンズのメーカー、「株式会社メニコン」の子会社だそうです。
「株式会社メニコン」の子会社で、犬用コンタクトレンズを作っている会社の名前が「メニワン」とは…。ちょっと、シャレっけがあって、面白いですよね。
けれど、この「株式会社メニワン」が作っている「犬用コンタクトレンズ」は、人間のコンタクトレンズのように視力を矯正するものではありません。
「犬用コンタクトレンズ」は、角膜炎などの治療中に、犬が自分で目を掻いてしまったり、雑菌が入らないように眼球を保護する目的で装着するものです。
また、白内障の治療のために眼球の中に装着するタイプのコンタクトレンズもあります。

犬用インプラント

歯の検診中の犬

歯の場合

人間の歯科は、なるべく自分の歯を治療し、異物である義歯を入れるのは最終手段と考えられているそうです。
けれども、犬や猫の場合、歯科専門の獣医さんなどほとんどいないのが現状ですので、歯槽膿漏や歯肉炎、歯周病が進行して歯や歯茎の状態が悪ければ、ほとんどの場合は抜歯という手段が取られます。
けれども、まだまだ人間の歯科ほどは技術も知識も及ばないとはいえ、少しでも犬や猫の健康の為に役立てようと、歯科を独学で学び、実行している獣医さんもたくさんいらっしゃいます。
噛みあわせが悪く、歯並びが悪かったり、乳歯が抜けないまま永久歯が生えてきて、歯がガタガタに並んでしまったり…と言った場合、歯列矯正しながら、人間の歯の治療のように歯型を取って、入れ歯まで作ってくれるすばらしく高い技術の獣医さんもおられます。

骨接合用インプラント

先天的に股関節に異常のある犬の股関節を、人工の骨に入れ替えたり、骨折した犬の骨を体の中から固定するために使われます。
人間でも、高齢になって膝の軟骨がすり減って歩いたり、座ったりする度に痛んで歩きにくくなって時に、関節部分に人工の骨を入れ、痛みを緩和し、歩けるようにすると言った治療があります。犬や猫も、その治療法が、動物医療でも生かされています。

犬用補聴器

耳を傾ける犬

こちらも、コンタクトレンズ同様、人間の補聴器とは用途も性能も違います。飼い主さんが愛犬の名前を呼ぶ声が、聴覚を失った愛犬に聞こえるようになると言った効果はありません。
人間の補聴器は、音そのものを聞こえやすくするものですが、動物の補聴器は、犬に飼い主やハンドラーが信号を発信し、犬の体に着けた受信機がその信号を受信して振動を犬に伝えるものです。
「一回目の振動があれば、飼い主さんのところへ戻る」
「二回目の振動があれば、おやつが貰える」などのトレーニングをすることで、聴覚を失った犬を呼び戻すことが可能になると言われています。

犬用体温計

体温を測る犬

若く、健康な犬なら必要ないかも知れませんが、愛犬ちゃんがシニア期や出産を控えているのなら、常に平熱かどうかをチェックするために体温計を準備しておくとよいかも知れません。
体温が高くなっている時は、体の中で病気と闘っている時で逆に体温が低くなっている時は、体が弱っている時なんだとか。
また、出産を間近に控えている犬のこまめな検温は、出産の進行状況をある程度把握することが出来ます。
とはいうものの、犬や猫にとったら、人間の大人のように正確な体温を測るためとはいえ、10分近くも体温計を脇などに挟んでじっとさせているのは酷なことです。
そのために、動物用の体温計には人間用と違って、さまざまな工夫があります。

耳や瞳の奥の熱を感知して測るタイプ

動物の耳の中や、瞳から出る赤外線をセンサーでキャッチし、熱エネルギーに変換して、数値化し、一秒で計測できるタイプです。
人間用と違うのは、センサーカメラがついている部分が長くなっていることと、その先端が人間用よりも細くなっていること。
これは、人間の耳よりももっと奥まで体温計の先端を差し込めるように設計されているためです。

直腸で測るタイプ

低体温だったり、逆に熱中症の疑いなどで、体の奥の体温の計測が必要な時に使います。人間でも同様の使い方をするようです。
このタイプの体温計は、10分ほど実測して正確な体温を表示することも出来るし、ある程度予測ですばやく体温を計測することも出来ます。
動物用の直腸計測用は、人間用よりも先端が長かったり、柔らかく、先端を曲げることが出来ます。

犬猫用血圧計

血圧を測る犬

高血圧がさまざまな疾患を招くのは、人間も動物も同じことです。
体温計同様、動物の血圧を測る時も、動物にストレスがかからないように、なるべく早く計測できるようにいろいろと工夫がされています。

犬用義肢

事故や、先天性の奇形で部分的に足が欠損した場合、人間の義足を作るいくつかのメーカーがペット事業としてペット用の義肢をフルオーダーメイドで作っています。
犬の体の大きさや歩き方など非常に細かいところまでこだわって制作するので、何度も仮の義肢を作って調整をするため、価格も20万近くかかるそうです。

エリザベスウエア

外科手術の術後や、皮膚病の治療中に、犬が患部を舐めないように体を保護するウエアです。
以前から使われているエリザベスカラーに比べると、自由に動けるし、かなり動物が感じるストレスは軽減されるようです。
このグッズは、動物たちのことを一番に考えて開発された、動物医療グッズですよね。

まとめ

寝転ぶ犬

今はまだ若くて元気でも、必ず犬は人間よりも先に老いていきます。あるいは、予期せぬ病気で体のどこかが不自由になってしまうこともあるかもしれません。人間の医療同様、動物医療も日進月歩。日々、進化し続けています。それらを日々、勉強されておられる獣医さんや、動物看護士さんの努力には本当に頭が下がります。いつか、愛犬の体の自由が効かなくなってきた時、人間と変わらない医療を受けることが出来る可能性を知っておくだけでも、心強いと思いませんか?


posted by しっぽ@にゅうす at 07:39 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

獣医師 家畜分野は敬遠されがち ペットブームの一方…

上毛新聞


学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を受け、獣医師の需給が注目されている。ペットブームを背景に、犬や猫などの小動物を診る獣医師を目指す学生が増える一方で、牛や豚といった家畜に対応する産業動物分野は敬遠されがちだ。全国有数の畜産県である群馬県では産業動物獣医師の高齢化が進み、県の職員採用にも影響が出るなどしている。

◎全体の3割 活動の場少なく負担増…の悪循環
 県獣医師会によると、県内で開業する本年度の会員234人のうち、産業動物に関わる獣医師は3割程度の81人にとどまる。1997年度の開業会員数は211人で、20年間で増加したものの、産業動物獣医師は減少傾向という。

■「重要な役割」
 県獣医師会家畜衛生管理事業委員長を務める高橋信雄さん(60)は産業動物獣医師について、「きつい、汚い、危険の『3K』のイメージからなり手が減少している」と危機感を募らせる。「食の安全安心を生産者に指導する重要な役割も担っている」と訴え、獣医師を志す若者に目を向けてもらいたいと切望する。

 畜産農家の減少も、なり手不足の一因になっている。国の統計では、群馬は豚飼養頭数(2016年)、生乳生産量(15年)とも、都道府県別で全国4位。16年の乳用牛と肉用牛、豚は計72万3900頭で、全体数に近年大きな変化はないが、飼養戸数は1996年の計3790戸から計1439戸へとおよそ6割減った。農家が減少すると産業動物を診る獣医師の活動の場が少なくなり、なり手もいなくなって1人当たりの負担が増える、という悪循環に陥っている。

■人材確保が課題
 高齢化も進む。東毛酪農業協同組合(太田市)は産業動物獣医師を正規職員として雇ってきたが、現在は定年退職した2人の雇用延長で対応する。酪農家が減り、組合関係者は「費用がかかり、新たな雇用は難しい」と嘆く。

 家畜伝染病の防疫などに必要な獣医師を定期採用する県にとっても、人材確保は課題だ。15年度は採用予定8人に対し入庁者4人、16年度も10人に対して7人と、採用枠を満たせなかった。内定後に辞退者が出たためで、退職者の再任用や非常勤職員で補った。

 地方公務員の採用を巡っては、県外の自治体でも定員割れが問題化。県は17年度採用では予定した6人を満たせたが、「各大学にアピールするなど今後も努力を続ける」(人事課)とする。学生を対象に月10万〜12万円を給付して卒業後に県内で産業動物獣医師として働けば返済を免除する制度や、求人・求職情報を提供する「ぐんま獣医師バンク」の周知を図っていく。

 厚生労働省のまとめによると、県内の犬登録数は15年度が12万2036頭で、10年度に比べ約1万6000頭減り、全国的には約25万頭減少した。猫はほぼ横ばいとされる。加計学園の学部新設計画は定員160人とこれまでにない規模だ。獣医師が増えても、ペット診療分野での偏在に拍車がかかるのではないかと懸念されている。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:39 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする