動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年09月05日

二度と迷子にさせない、保護犬を迎える飼い主の誓い

Yahoo! JAPAN


「私にとっては、犬と言えばミックス犬というイメージで、彼らの人懐こくて憎めないところがなんとも言えません」とおっしゃる“きなぴい”ママさんは、子どもの頃から犬に囲まれて育ち、成人してからもボルゾイやアメリカン・コッカー・スパニエル、柴犬のミックスにミニチュア・ダックスフンド…と犬がいる生活を続けてこられた。

柴犬ミックスは自宅近くに捨てられていたコで、そのコが13歳になった時には、散歩中に迷子犬らしきミニチュア・ダックスフンドと遭遇。体中油まみれで汚れており、肋骨も浮いて見えるほど痩せていて、放浪生活をしていたことがうかがえた。そのまま保護をし、動物病院で診てもらったところ、おそらく10歳くらいであろうと。

きなぴいママさんはポスターも作って飼い主を探してみたものの、見つからずじまいで、結局、そのM・ダックスフンドは“ラッキー”と名づけられ、きなぴいママさん宅に引き取られることになった。

先住犬の柴犬ミックス“ポイ”とは、同じシニア犬ということでか、何の問題もなく仲良く暮らすようになったそうだ。

それから3年。ポイは天寿をまっとうし、ラッキー1頭の生活となった。が、ある日のこと、仕事に出かけるきなぴいママさんを元気に見送ったラッキーは、きなぴいママさんが帰宅した時、玄関ですでに息絶えていたのである…。

ラッキーには心臓の持病があった。引き取って以来、ずっと心臓病の薬を飲ませていたそうだが、発作を起こし、体がそれ以上は耐えられなかったのか…。玄関にいたということは、きっと、きなぴいママさんの帰りを待ち続けていたのだろう…。一緒に暮らした年月は短くとも、ラッキーにとってきなぴいママさんは誰よりも頼れる人だったに違いない…。

「とてもショックで、もう二度と犬は飼わないと思いました…」

1つの命を亡くしたことで、次の命を受け入れられなくなるケースもあれば、新たな命を迎え入れることができるケースもある。その後5年ほど、きなぴいママさんは犬と暮らすことはなかったそうだ。

しかし、時が経つにつれ、元来の犬好きの芽が頭をもたげ出す。

「自分の年齢のことも含め、いろいろ心の葛藤はあったんですが、主人の『そんなに飼いたいのなら、飼えば?』という言葉に後押しされて、前に進むことができました」

そうおっしゃるきなぴいママさんは、早速、犬探しを始めた。

「元々は中型〜大型のミックス犬が好きなので、ブリーダーやペットショップからという考えはまったくありませんでした。自分の年齢や体力的なことも考えて、10kg前後の犬が最適かと、保護団体のブログを見て回るようになったんです」

そして、保護した犬の預かりボランティアをしている人のあるブログを見た時、きなぴいママさんは1頭の犬の写真に目が留まった。

「一目見ただけで、『このコは私のところに必ず来る!』と確信めいたものを感じました」

きなぴいママさんはすぐにその預かりボランティアさんに連絡を取り、後日、おめあての犬がボランティアさんに連れられてやって来た。まずはご主人も揃って対面し、互いの相性を見る必要もある。

その際、説明を受けたのは、狂犬病を始めとした感染症予防ワクチンの接種やフィラリア予防をし、必ず犬の登録をすること(不妊・去勢手術については保護団体で実施済み)。そして、室内飼育をし、脱走防止柵を作って脱走に気をつけること。

さらには、散歩に行く時にはリードを2本使ったWリードとし、万一脱走した場合には預かりボランティアさんや保護団体、警察、動物愛護センターなどに連絡をすること。また、引き取ってから1ヶ月後および半年後には、自宅で家族と一緒の写真を添えた近況報告を必ず預かりボランティアさんに送付すること。

「この説明を聞いて、主人は『随分細かいんだね…』と言いました。実際、このような説明を聞いて、引き取ることを断念する人もいるという話です。預かりボランティアさんは、『確かに細かいことをお話しますが、二度と迷子にして欲しくないという強い願いがありますので…』とおっしゃっていました。私自身はどれもこれも当たり前のことだと思っていますが」

こうして1ヶ月のトライアル期間を経て、その犬はきなぴいママさん宅の5代目の愛犬となった。名前は、“きな”。当時、1歳。ちょっぴり怖がりで、他の犬や知らない人は苦手であった。1歩も2歩も後ずさりしてしまい、なかなか挨拶もできなかったという。そんなきなが、どのような経緯で保護されることになったのか、それについてはわからない。

「当初、聞くこともしませんでしたし、どのような過去があったのか、私にとっては興味のないことなんです。それより、うちに来てくれるということが一番だったので」

その犬の過去がおぼろげにもわかることで、気を配ったり、対処できたりすることも確かにある。一方で、そのコが命存え、目の前にいるという現実が何よりも大事。犬が長所短所も含めて、その人を丸ごと受け入れてくれるように、きなぴいママさんは、そのままのきなを受け入れた。

気をつけたのは脱走させないこと。そして、1にも2にも散歩ありき。きなぴいママさんの中には、「犬は散歩に始まり、散歩で終わる」という言葉があり、それを実践したそうだ。その甲斐あって、きなはじょじょに新しい環境に馴染んでいった。

「昨日はできなかったオスワリが今日はできた、オテができた。前進しては戻り、また少し進みながらも、そんな些細なことに喜びを感じます」

「保護犬を迎えるということは、特別なことでもないですし、たいへんなことでもないと思っています。子犬でなく、成犬になってからでも愛情を注いであげれば、早い遅いの違いはありますが、十分応えてくれます。何より、その変化が感じ取れると、とても嬉しいんです」、ときなぴいママさん。

こうして3年ほど経った頃、「犬は群れで暮らすほうがいいはずだ」と、きなぴいママさんは6代目となる犬を迎えることを思い立ち、きなの時には背中を押してくれたご主人を、今度は説得する形で、再び同じ保護団体のブログから、「このコなら、きっときなとうまくやっていける」という犬を見つけた。

以前と同じように預かりボランティアさんに連れられてやって来た犬に対して、きなは、「あなた誰?」というような顔つきで騒ぐ様子もない。当の新人犬は吠えもせずにフセをしているだけで、きなぴいママさん曰く、「随分と肝のすわったコだな」と。1ヶ月のトライアルの後、“ぴい”と名づけられたこの犬も家族の仲間入りをした。

「2日目のこと、2頭のごはんを作っていた時に、それを待つきなの隣にぴいがのこのこと出てきたんです。そしたら、きながガゥと一喝して。そんなこと初めてでした。まるで、『あなたは新入りだから後ろにいなさい』とでも言っているようで、ぴいもキャンと言って退きましたが、それ以来、ぴいはちゃんと順番を待つようになりました」

散歩に行く時には座ってハーネスを付けてもらうことも、「ヨシ」と言われるまでそのまま待つことも、ぴいはきなを見て覚え、散歩から帰って足を拭いてもらうにも、きなの後ろで順番を待つようになった。

2頭の生活が始まってから、まだ7ヶ月。しかし、その間、きなとぴいに変化が見られたという。

「ぴいが来たことで自分に自信がもてるようになったのか、他の犬や知らない人が苦手だったきなが、自分から挨拶に行けるようになりました。散歩友達からも、『変わったねぇ』と言われるくらいで、嬉しい変化です」

そして、ぴいのほうはというと。

「当初、ぴいは散歩に行ってもしっぽは下がったまま、他の犬がいればリードがピンと張るほど私ときなの後ろへ隠れ、それでもよその犬が近寄ってくればキャンと鳴くくらいでした。それが今ではきなと同じように他の犬とも挨拶できるようになりました。きっと2頭が一緒にいることで、いい方向へ影響し合ったんでしょうね」

どこで生まれ、どんなふうに育ち、どんな生活をしてきたのかわからない犬同士が、縁あってひとつ屋根の下で暮らすようになった。2頭が一緒に遊ぶ時、お姉ちゃん犬のきなの周りをぴいはジャンプするかのように吠えながら走り回るのだとか。

「その姿が可愛くてしかたありません」、とおっしゃるきなぴいママさん、そしてご主人の愛情を受けて、今や2頭はすっかり仲良しの姉妹犬となった。血縁関係にはないはずなのに、どこか似ているような気がするきなとぴい。それは、しっかりと、きなぴいママさん宅の“家族”になれたという証なのかもしれない。

取材・文/犬塚 凛

@DIME編集部

posted by しっぽ@にゅうす at 07:29 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

土佐犬1頭が逃走中 かみ付く恐れ 注意呼びかけ

Yahoo! JAPAN


広島市の住宅地のそばで番犬として飼っていた土佐犬1頭が逃げ出しました。警察などが捜索していますが、見つかっていません。

 4日午前10時半ごろ、広島市安佐北区久地の会社の資材置き場で飼っていた土佐犬がいなくなっているのに飼い主が気付きました。警察によりますと、この会社では番犬として土佐犬を3頭飼っていて、そのうちの1頭がワイヤを食いちぎり、いなくなっていたということです。逃げているのは体長1メートルぐらいの茶色の雄の成犬で、首輪に1メートルほどの白いリードが付いたままだということです。警察では30人態勢で付近を捜していて、土佐犬はかみ付く恐れもあるため、発見しても近付かないよう注意を呼び掛けています。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:27 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大阪府の動物愛護管理センター ふれあって殺処分減へ

毎日新聞


大阪府の動物愛護管理センター「アニマルハーモニー大阪」(羽曳野市)が8月にオープンした。動物の引き取りや狂犬病対策などを担う府内3カ所の施設を統合した。ふれあい体験などを通じたペットの適正飼育の啓発や新しい飼い主への譲渡に力を入れ、殺処分件数の減少を目指している。年末年始以外は毎日見学できると聞いて行ってきた。

 敷地面積は約9500平方メートルと広く、「動物を保護する上で一番問題だった収容スペースが今までの3倍になった」と、所長の真柳敦夫さん(58)。犬と猫を最大計200匹受け入れられる。主事の江崎隆介さん(24)も「事前申請が必要だった見学が自由にできるようになり、今は週末だと40人くらい来られます」とうれしそうに話す。

 現在、病気などで観察中の子も含め、犬11匹と猫17匹のほか、ウサギなどもいるとのこと。まずは1階の譲渡犬飼育室へ。施設外側の通路から窓越しに見学するのだが、特別に中へ入れてもらった。普段でも希望すれば、専用スペースに出してふれあうことが可能だ。

 最初に目に飛び込んだのは、ハイテンションでしっぽを振って歓迎してくれた黒ブチ模様のオスのゴンちゃん。綿あめみたいにフワフワな小型犬のシーちゃんも、穏やかな性格でかわいらしい。一方、棒でたたかれた怖い経験をしたせいで、初対面の人には歯をむき出して威嚇してくるハッピーのような子もいる。何回か会うと慣れてくるそうだ。気長に付き合ってくれる良い飼い主と出会えますように。

 2階には、猫の室内飼育体験室がある。10畳くらいのリビングをイメージした部屋に靴を脱いでお邪魔した。大きな窓一面に据え付けられた、猫が上り下りしたり外を見たりするキャットタワーは、「業者さんが張り切って設計してくれた特注品」。テレビやちゃぶ台が置かれ、手作りの猫じゃらしなど、おもちゃもたくさん。職員さんの愛を感じるなあ。飼い方の参考にもなる。

 大きなケージには、譲渡対象の猫が日替わり交代でスタンバイしており、この日の担当は春生まれのオスの子猫6匹。順番に遊ぶと、それぞれの性格もよく分かる。個性的なかぎしっぽのグレー猫はやんちゃで所長の足で爪とぎするし、黒猫兄弟は人懐こい。仲良しの白キジ柄コンビは取っ組み合いに夢中だ。こちらも楽しくてニコニコしてしまう。

 こうしたお見合いの成果か、1カ月足らずの間に犬3匹、猫12匹、イグアナ1匹、インコ2羽の飼い主が決まった。「これまでにないペース」と喜ぶ真柳所長だが、「殺処分を減らすためには、譲渡と合わせて啓発も進めないと」と語る。新施設の開設を機に今後、ペットの飼い方教室の開催や、生まれたての子猫を育てる「ミルクボランティア」との協力、寄付の受け入れ態勢を整えていくという。

 最後に、笑顔で案内してくれた江崎さんから衝撃的な告白が。「実は動物、めっちゃ怖いんです」。さっき小声で「おーい、おーい」ってつぶやいていたのは……。「悲鳴です」。大変な思いをしてたんですね。「だからこそ、世界中の犬や猫にしっかり世話してくれる飼い主が見つかってほしい。そのほうが安心できます」。熱い思いを聞いた真柳所長は「動物を好きな人も苦手な人も快適に暮らせるよう、皆で奏でるのが『ハーモニー』です」。(ライター・福家多恵子、写真も)

野良の子猫、持ち込み多く
 大阪府の施設で引き取った犬・猫の対応数(政令指定都市・中核市を除く)は2015年度で、犬=捕獲・引き取り231匹のうち譲渡128匹、殺処分71匹など。猫=引き取り1483匹のうち譲渡46匹、殺処分1161匹など。引き取り理由として、犬は飼い主が高齢で世話ができなくなるケースが増えている。猫は、野良や放し飼いの猫が産んだ子猫の持ち込みが圧倒的に多い。

アニマルハーモニー大阪
 大阪府羽曳野市尺度53の4、電話072・958・8212。9時〜17時45分(土日祝は17時半まで)。年末年始のみ休館。近鉄古市駅から車で約10分。

 ■人物略歴

ふくや・たえこ
 大学で生物研究同好会に在籍して以来、身近な生き物の不思議を探求するのがライフワーク。14年前に拾ったキジトラのコジロウと黒猫のムサシと同居中。


posted by しっぽ@にゅうす at 07:15 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫27匹と犬1匹 自宅で子どもたちと見守る個人ボランティア 「動物へ恩返し」

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1カ月から19歳まで、27匹の猫と1匹の犬。東京都北区で動物の保護活動を個人でしている神保枝美さん(35)の自宅を訪ねると、2階のリビングに案内された。

【写真特集】神保家の猫たち 13枚

 20畳以上はある部屋は明るく、広々としている。床でビーグル犬と小さな黒猫が並んで昼寝をし、その周囲で猫が遊び、キャットタワーにも何匹か上っている。その奥のケージにも猫がいる。

「ハンデがあったり、病気やケガを負っていたり、事情のある子ばかりです。でもみんな良い子たち。私は個人で細々と動物の手助けをしていますが、そうした事情のある動物のことを“応援したい”“ハンデも個性”と言って下さる方も多くいるので、嬉しい限りです」

 1匹の子猫がちょこちょこと神保さんの足元に寄ってきた。尾の先が少し細い。1カ月ほど前に保護した時には、ほとんど毛がなかったが、やっと近頃、生えてきたのだという。

猫27匹と犬1匹 自宅で子どもたちと見守る個人ボランティア 「動物へ恩返し」
子猫に授乳する兄弟
子どもの時のつらい思い出
「この子は『ダン』。生後約3カ月の男の子ですが、シッポの先がライターか何かで焼かれて焦げていました。ヒゲも切られ、赤い粉を体に撒かれていたんです。でもそんな『ダン』に新しい家族ができます。譲渡会に出した『てすと』というキジ猫と一緒に“卒業”する予定です。それから頭にろうそくの火のような模様がある三毛が『ろうそく』。ご縁はまだ。三毛やサビはご縁がゆっくりめなんです」

 神保さんが説明する横で、夏休みで家にいた二男、夕來君(9)が、床に転がり、1匹の子猫をあやしはじめた。子猫は元気そうに見えるが、尿道に少し問題があるそうだ。

「『ばくてん』という名で、生まれた時からおしっこが出にくい。こんなに小さいのに手術もしてカテーテルつけたんだよ。でも兄弟は死んじゃったんだよね」と、夕來君が話す。この日は不在だったが、普段は兄の凪詩君(13)と世話をするそうだ、

 神保さんは子どもの頃から動物が好きで、捨てられた動物を拾っては世話をしていたのだという。

「昔は犬や猫を飼育できない家に住んでいたので、隠れて面倒をみていました。捨て犬や捨て猫がたくさんいるのに、『なぜおとなは助けてくれないの?』と思いながら。親に言われて保護した捨て犬を泣く泣く表に放ち、その犬が人を噛んで保健所に連れていかれたこともありました。子どもは何もできないんだ、と悲しかったことを覚えています」

猫を捨てる隣人
 その動物への思いが高まったのは、中学生の時だ。親の離婚などで悩んだ神保さんは3年間、不登校になって家にひきこもった。

「母は朝から晩まで働いているし、姉はやさぐれて家にいない(笑)。誰もいない一人の部屋で、文鳥やハムスターが唯一の話し相手でした。でもあの時、その小さな命にどんなに励まされたか……大人になったら動物たちに恩返しをしようと心に決めたんです」

 今住んでいる家は3階建ての3LDK。平日は実母と2人の息子と暮らし、週末はそこに単身赴任の夫が加わる。来てすぐの動物は病気の恐れもあり完全隔離するため、母や子ども部屋、脱衣所や洗面所にも、犬や猫のケージを置くことがある。一家全員で動物を見守るのだ。

「預かる数の上限はもちろん決めているし、部屋も猫がいるからこそきれいにしています。多くの動物を保護するのは、生活に余裕があるからじゃないかと言われることもありますが、そんなことはない、普通です。家族の世話もあるし、仕事も二つかけ持ちしていますし」

 ひとつの仕事は教育関係(学童保育)で、そこに通う子が「猫を拾った」と相談に来ることもある。そんな子に対し、神保さんは「ほめてあげる」のだという。

「困っている人がいたら助けるのは当然で、おとなができないことを子どもがしているんだから、すごく偉かったわと言うんです! 中にはお小遣いで缶詰を飼う子や、猫の卒業前にハグしにくる子もいたり。たとえ家で飼えなくても、保護した動物が無事に生きていくことがわかるのは、子どもの心もほっとさせるのだと実感しています」

 一方で、動物をないがしろにする“おとな”が許せない、と話す。実は近所に住む高齢の女性が昨年、18歳の猫を捨てたのだという。

「『なんで捨てるのか』と聞くと、『弱っているからだ』と。老猫の体は洗ったら白くなったけど、保護時は汚れで自然薯のような色をしていて、『とろろ』と名付けました。なんとその人が最近また猫を捨てたんです。大けがで片側の頬がえぐれていました。飼い方がずさんな家なので、保健所も時々指導に入っていますが、許せません」

 けがをした猫は5歳なのに体重が1.9キロほどしかない。ウルトラマンのように強くなるようにと、息子と『ウルト』と名付けた。貧血もひどく、輸血を受けさせて、見守っているところだ。


猫と一緒に育つ子どもたち
「ウルト」のそばに座っていたサビ柄の猫が、ニャアと鳴いて、こちらに近づいてきた。体は細いが、しっかりと歩き、指を出すとペロリと舐めた。推定17〜18歳だが、赤ちゃんのような、あどけない表情をしている。

「このサビ柄の保護猫『びっちゃん』は余命わずか……、慢性腎不全が治らないんです。でも、朝晩の点滴をしながら、一生懸命生きている。がんで余命1か月の猫もいますが、限りある命でも、一瞬を楽しく過ごしてもらいたい」

 神保家に来た動物は、基本的にすべて新たな家族を探す。どうしても引き取り手がなかったり、難しい状態の時は、家で引き取ることがある。19歳の「とろろ」や、腎不全の「びっちゃん」、がんの「小花」は神保家で看取りをする予定だという。

 午後になると、夕來君は子猫をひょいっと抱きかかえ、哺乳瓶を片手に持って、授乳をはじめた。子猫は勢いよくミルクを吸う。“生きるよ、生きるよ”というように。

「仲良くなった犬や猫と別れるのは、さみしくない?」

 夕來君に尋ねると、「うーん」と首をかしげて、言った。

「泣いたこともあるけど……平気。おとなになったら、僕もたくさんの動物と暮らしたい。動物ってすごいよ。僕が病気で寝ている時、ガリバー旅行記みたいに布団の周りを取り囲んだんだよ」

 動物を幸せにしたい。その思いは、子どもたちをも幸せにしている。

sippo(朝日新聞社)

posted by しっぽ@にゅうす at 07:15 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愛犬に近づかないで 緑のバンダナ運動提唱 帯広のドッグトレーナー村中さん

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散歩中の愛犬などに他人や他の犬に近づいてほしくないことを示す「グリーンバンダナ」を犬に着ける運動を、帯広のドッグトレーナー村中孝幸さん(46)=ドッグライフファクトリー代表=が提唱、3日に帯広市内で主催するイベントでバンダナを配布して普及活動を始める。5年前に海外で始まった同じ趣旨の「イエロードッグプロジェクト」を改良し、十勝地域独自の取り組みとして広めていく。

 犬の性格によっては他の犬や人間が苦手で、さらに病気治療など健康上の理由や、トレーニング中で、散歩の際などに近づいてほしくない場合がある。それを示す黄色いリボンなどをリード(引き綱)に着けるイエロードッグプロジェクトが5年前にスウェーデンで始まり、世界に広まりつつあるが、日本では普及が進まない。

 「黄色のリボンは小さく、リードに着けては見えにくい。茶色系の体の色の犬では目立たない」と考えた村中さんは、趣旨に賛同しつつ改良を試みた。

 縦横約50センチ四方の緑色のバンダナを作り、「I LOVE MY DOG」の文字と十勝の地図などをあしらった。これを愛犬の首に巻くと、大型犬でも小型犬でも目立ち、どの体の色の犬でもはっきりとアピールできる。このバンダナ50枚を、3日午前9時半から帯広・北愛国交流広場で開催する犬の運動会「スピードチャンプ」で、全6競技に参加できる1デーパス(1日券・2000円)購入者に配り、趣旨を説明して運動を開始する。

 ドッグトレーナーとして活動19年目の村中さんのもとには、犬のしつけで悩む愛犬家からの相談が多く寄せられる。「他の犬が苦手な犬もいるが、散歩中に近寄ろうとしてくる他の愛犬家に『来ないで』と言っても、『大丈夫』と近寄られてトラブルになったこともある。他の犬とは適切な距離を保つこと、そっとしておくことが必要なこともあることを十勝の人々に知らせたい」と語る。(横田光俊)

十勝毎日新聞


posted by しっぽ@にゅうす at 07:15 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする