動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年11月07日

異臭騒ぎ、ブラッシングした毛が流れてきた…。不動産業界で19年働いた私が経験した「ペットトラブル」

Yahoo! JAPAN


一般社団法人ペットフード協会が今年1月にまとめた「平成28年(2016年)全国犬猫飼育実態調査」によると、
猫の飼育頭数は横ばい、犬は減少傾向にあるそうです。
阻害要因として「集合住宅のため禁止」「十分世話ができない」「お金がかかる」「死ぬとかわいそう」 「別れがつらい」といった理由が挙げられていますが、
それでも推定飼育頭数は犬が987万8,000頭、猫が984万7,000頭、合計で1,972万5,000頭とのこと。

チンク / PIXTA(ピクスタ)
一方、総務省統計局がまとめた平成29年4月1日現在における子どもの数(15歳未満人口)は1,571万人で、
なんと全国で飼育されているペットの数は子どもの数より多いようです。
最近は集合住宅でもペット可という物件がもはや当たり前になっていますが、これだけ数が多ければどうしてもトラブルが発生します。
今回は、不動産業界で19年働いた私が経験した「ペットトラブル」をご紹介したいと思います。

室内のペットが原因で異臭騒ぎ!?


hirahira / PIXTA
横浜市内のマンションで共用廊下の異臭に関する苦情が入居者から寄せられたことがあります。
指摘されたのは1階の最もエントランス寄りの場所で、そのマンションのすべての入居者が必ず通る場所であり、異臭など発生してはまずい場所です。
そのマンションに行くたびに現地を確認しましたが、確かに臭いはあるものの発生源が特定できません。
可能性が最も高かったのが101号室の通気口でした。

KY / PIXTA
その部屋では室内で犬を飼育していましたがマナーが悪く、鳴き声に関する苦情が数多く寄せられているような住戸で、
玄関前が最も臭いがきついことから室内の犬が原因だろうと予想されました。
何か口実を設けて訪問して玄関ドアを開けさせてみようと連絡を取ってみたのですが、
本人は訪問を拒否し、また疑いを全面否定して「廊下で犬におしっこをさせている人がいる」と強硬に主張していました。

momo / PIXTA
最終的にその方は管理費が払えなくなって部屋を売却して退去せざるをえなくなったのですが、廊下の悪臭の原因はやはり室内で飼育していた犬にありました。
本人の退去後買い取った不動産の担当者が部屋に入ってみて、悪臭と部屋の傷みのひどさに言葉を失ったと言います。
ペットトラブルを発生させる人は管理費も滞納している事例が多く、そのため居留守を使う、電話に出ない等々で連絡も取りづらく、非常に苦労したものです。

成長すると大きくなる犬には要注意


meikinso / PIXTA
「ペット可」というマンションは増えましたが、決して無制限な訳ではありません。
「小型犬のみ」といった具合に規約で大きさに制限が加わっている事例がほとんどだと思います。
以前完成物件の棟内モデルルームで販売活動をしていた時、とある部屋の犬が規約以上の大きさではないかという話が持ち込まれたことがあります。
そのマンションの規約では立った状態で肩までの高さを示す「体高」が30センチ以下であることと定められていましたが、
実際に見てみると確かにそれより大きそうです。話を聞いてみると「営業の人が確認して、大丈夫だと言われた」と主張していました。

Dasha Petrenko / PIXTA
その部屋は数か月前の月末に、チームとしての営業目標までまだ少し足りないという状況下で奇跡のように決まった部屋だったのですが、
当時の担当者は「月末になると犬も小さく見えるんだよ」とぼやいていました。
結局この問題は管理組合から絶大な信頼を受けていた管理員が上手く丸め込んだのですが、成長すると大きさが変わる生き物は注意が必要です。

ブラッシングした毛がバルコニーに流れてきた!?


Anurak / PIXTA
犬の毛が生え変わる時期にバルコニーでブラッシングをする際には、抜けた毛の扱いに十分注意するようにしてください。
放置しているとそれが排水溝にたまり、雨水と共に隣のバルコニーにまで流れることがあります。
ひどい時には上流の複数住戸の犬の毛がすべて排水溝経由で一番下流の部屋のバルコニーに集中し、悲鳴をあげられたことがあります。

leungchopan / PIXTA
いかがでしたか。
以前にもご紹介しましたが、ペットは飼い主にとっては家族同然という場合が多く、一旦トラブルが発生すると人間の場合以上にこじれがちになります。
ペットを飼育する場合は鳴き声、匂い、しつけ、体毛等十分に注意し、周辺に迷惑をかけないようにしましょう。
最終更新日:2017年11月06日


posted by しっぽ@にゅうす at 07:28 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

構いすぎはダメ!愛犬との適度な距離を保とう

ネタりか


構い過ぎはストレスに繋がる

犬におやつをあげる女性

可愛い愛犬と触れ合うことは、飼い主にとって至福の時間でもあります。また、犬側も大好きな飼い主さんとスキンシップを取れる時間というのは、幸せを感じるという研究結果があります。

適度に構うのであれば幸福度を上げたり信頼関係を築く上で効果的となりますが、構い過ぎてしまうと、知らず知らずのうちに愛犬がストレスを溜め込んでしまう恐れがあるのです。

分離不安症に要注意!

窓の外を見る犬

そもそも四六時中構うという事はいつも一緒にいるという状態が当たり前となってしまう事を意味します。それは飼い主にとってはもちろんのこと、犬にとってもそうなり得るのです。これは信頼関係を築くというよりも、依存という言葉が正しいでしょう。

このように依存してしまう事で、構ってもらえなくなった時、犬は普段感じることのない大きな不安を感じてしまうのです。例えば飼い主さんが外出をしなければいけない時、あるいは用事があり手が離せず、愛犬を構ってあげられなくなった時などです。

飼い主さんとしては愛情が薄れるということはないのですが、いつも構ってもらっている犬は「なぜ急に構ってもらえなくなったのか」と不安になってしまったり、外出時には「もう帰ってこないのではないか」と恐怖を感じてしまうのです。

これらの不安感や恐怖心がストレスとなり、大切な愛犬の負担となってしまっている可能性があります。

上下関係が逆になっていませんか?

犬パンチ

構い過ぎてしまっている飼い主さんの共通点として、愛犬を甘やかしてしまうという点もあります。構い過ぎているだけでも問題なのですが、甘やかしてしまうと上下関係が逆転してしまう恐れがあります。

例えば愛犬がおやつを欲しがったら、毎回要求に応えているという事はありませんか?犬は非常に賢い動物ですので、毎回このような事を繰り返していると「こうすればおやつが貰える」と学習してしまうのです。

さらに構って欲しいとサインを送った際、毎回構ってあげると「飼い主さんは自分の言う事を何でも聞いてくれる」と勘違いしてしまいます。その結果、自分が上の立場になったと勘違いし、飼い主さんの言う事を聞かなくなってしまう恐れがあります。

結果的に飼い主さんの言う事を聞かなくなってしまうと、問題行動を起こしてしまった際に叱ったり、制止しようとしても言う事を聞かず、問題行動が治らないという事態に発展しかねません。

愛犬との適度な距離感とは?

ソファーで眠る犬

ここまでなぜ構い過ぎはいけないのかという点についてお話しして参りました。構い過ぎてしまうと、かえって愛犬にストレスを与えてしまうことや、上下関係が逆転してしまう恐れがあるのです。

では、ここからは構い過ぎず、しかし構わない時間が多くなり過ぎずという適度な距離感を保つポイントをご紹介していきます。

構うのは飼い主が暇な時間

犬と遊ぶ女性

まず適度な距離感を保つために、大前提として「愛犬を構うのは飼い主が暇な時間に」というポイントが挙げられます。

構い過ぎてしまっている飼い主さんの多くは、自分の時間を犠牲にして愛犬を構っていることが多いです。もちろん、犬を家族として迎える以上、自分の時間が犠牲になることは仕方がないのですが、その犠牲にする時間が多すぎるのです。

例えば、家事を済まさなければいけないのに、「愛犬が一人ぼっちで寂しそう」と勝手に解釈してしまい、家事を後回しにして愛犬を構ってしまうという事はありませんか?これは良くありません。

上記の場合、まずは自分の用事である家事を済ませなければいけません。このように日頃から自分の用事が終わってから愛犬を構うようにすると、自然と適度な距離感を保ちやすくなりますよ。

寝ている時は構わない

眠る柴犬

愛犬が寝ている時に話しかけてしまうという方は、なるべく愛犬の睡眠を妨げないようにしてあげてください。

「話しかけるだけでも?」と思うかもしれませんが、犬の聴覚は人間以上に優れている上、防衛本能が極めて高い犬にとって、睡眠中は最も危険な時間なのです。したがって、少しでも刺激を与えてしまえば起きるよう、熟睡する時間は少ないとされています。

元々野生で暮らしていた時の名残ですので、寝ている間に敵が来ても大丈夫なよう、熟睡しないようになっているのですね。

しかし、そんな犬でも近年家の中で暮らしているという事もあり、少しですが熟睡することもあります。もしも飼い主さんが話しかけたり触ってしまった時が、その熟睡のタイミングであった場合、せっかくの熟睡タイムを邪魔してしまう事になりかねません。

人間も同じですが、睡眠時間は短ければ短いほど疲れが取れにくいものです。犬も例外ではありませんので、知らない内に私たち飼い主の行動が睡眠妨害となり、愛犬の疲労をためてしまっている可能性があるのです。

犬は自分から撫でて欲しいと思ったときは、お腹を見せるなどサインを送ってきます。それ以外はなるべくそっとしておいてあげるようにしましょう。

愛犬とのスキンシップ時間を決めておこう

女性と犬

そして愛犬とのスキンシップ時間を決めておくというのも有効です。これは普段は仕事に出ている等、生活リズムがある程度決まっている飼い主さんにお勧めの方法です。

仕事から帰ってきたら、そこから寝るまでずっと構っているという人もいるかもしれませんが、スキンシップを取ることは犬にとって嬉しい事でもあり、その嬉しさから疲労を生み出す行為でもあります。

どういうことかと言いますと、犬は嬉しいと感じた際、高揚してしまいはしゃぐことが多いです。それに伴い、体力を消耗してしまう事も少なくありません。

例えば19時に家に帰宅し、そこから寝る23時ころまで構っているとなると、単純に計算して約4時間、休みなしに構い続ける計算になります。

「昼間は外出していて、愛犬も寂しいだろうから…」と思うかもしれません。たしかにその通りなのですが、だからと言って長時間構い続けるのは、犬の体に疲労をもたらしてしまう結果となります。

したがって、「この30分は愛犬と思いっきりスキンシップを取る」など、時間を決めて構ってあげるようにすると良いでしょう。

まとめ

ソファーに座る女性と犬たち

いかがでしたでしょうか。良かれと思ってやっていたことが、実は知らず知らずのうちに愛犬に悪影響を及ぼしていたという事は少なくありません。「構い過ぎているかも?」と感じている方は、ぜひ今回ご紹介した愛犬との適度な距離感を保つポイントを実践してみてください。


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愛犬が交通事故に遭ったときの対応はどうすればいい?

ネタりか


愛犬が交通事故!万が一のとき、どうする?

日本スピッツ 犬の散歩

決して起きては欲しくありませんが、毎日のように起きてしまっている交通事故。他人事ではありませんし、自分の身にも、愛犬の身にも起きる可能性があります。もし、愛犬が事故に遭ってしまったとき、どのように対処したら良いのでしょうか。

交通事故による損傷について

愛犬が交通事故に遭ってしまった、という話をよく耳にします。SNSなどでもよく目にしますし、ほとんどの場合、飼い主さんの目の前で事故が起きてしまっているようです。家から脱走してしまい、発見されたが、事故に遭ってしまい亡くなっていた、というケースも多いですよね。

大型犬と小型犬 生存率の違い

交通事故による損傷は、大型犬と小型犬で大きな違いがあります。大型犬の場合、カラダが大きいため、跳ね飛ばされたり巻き込まれたりすることが多く、小型犬の場合、カラダが小さいため、車の下にもぐることができて助かったりなど、小型犬の方が生存率が高いというデータがあります。

大型犬と小型犬 損傷個所の違い

タイヤに踏まれてしまうというケースも多いのですが、カラダの真上をタイヤで踏まれてしまっても生存していることがあり、肝臓の破裂や横隔膜の亀裂などが生じるようです。中型犬や大型犬の場合は背骨の骨折が多く、小型犬の場合は骨盤の骨折が多いというデータもあります。

飼い主さんの目の前で交通事故に遭ってしまう理由

お散歩中に首輪が抜ける

私が最近聞いた話では、お散歩中に「あっちには行きたくない!」と愛犬が嫌がり、無理やりリードを引いたことで首輪が抜けてしまい、走って逃げてしまった際に車とぶつかってしまったようです。このケースがとても多いように感じます。

首輪がポンっ!と抜けてしまった経験は私も何度かありますが、マテ・おいで・オスワリなどの支持にしっかり従うことができるようにしていたため、すぐにマテをさせ、逃げることなく済みました。

飼い主がいない時の事故原因

また、これは飼い主さんの見えない場所での交通事故なのですが、最近よく耳にする中には、トリミングサロンから逃げ出してしまって交通事故に遭い亡くなってしまった、というケースです。とても悲しい結末ですよね。

交通事故に遭った場合の対処法

怪我の治療をしている犬

交通事故に遭ってしまった場合、まずは道路から愛犬を救い出してあげなければなりません。落ち着いてなんかいられないかと思いますが、とにかく冷静な判断が必要です。

ドライバーさんに停車してもらう

交通量の多い道路である場合、ドライバーさんに停まってもらうように合図を出すと良いでしょう。左右のドライバーさんに停まってもらい、周りをよく見てから愛犬の元へ行きます。咄嗟に飛び出してしまっては飼い主さんまでもが交通事故に遭ってしまいかねません。

愛犬に噛まれてしまう可能性がある!

交通事故に遭い、意識が朦朧としている可能性があります。飼い主さんが抱き上げようとした瞬間、防衛反応により本気で噛みついてしまったというケースがあります。

助け出そうと必死で、噛みつかれたことは気にしていられず、病院へ駆け込んだときには飼い主さんの方が血まみれだった、なんてこともあるようです。意識がはっきりとある場合にも、痛みから噛みついてしまうこともあると思いますので十分に注意しましょう。

もし、他人が助けようとしてくれている場合にも注意を呼び掛けてください。噛みついて相手に大怪我を負わせてしまうことがあります。

事故に遭い意識がない場合

あまりカラダを動かさないようにし、すぐに病院へ行きましょう。応急処置をしなくては!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、交通事故のほとんどは応急処置に効果はないそうです。獣医師のもとで適切な診察と治療を受けるのが最も良いのです。

事故の場合人工呼吸と心臓マッサージは効果が無い事が多い

呼吸が苦しそうな場合、横隔膜に亀裂や破損がある場合が多く、あまり人工呼吸の効果はないようです。酸素が必要なのであれば、病院の酸素室へ急ぐ方が明確です。

交通事故の場合、心臓以外の部分に原因があることで心停止することが多いため、心臓マッサージの効果はほとんどないようです。犬に心臓マッサージを行う必要性が高いのは、感電した場合と溺れた場合だそうです。

まとめ

バイクと犬

大切な愛犬が交通事故に遭ってしまわないためにできることはたくさんあります。また、日々行っていることの中に愛犬が交通事故に遭ってしまう可能性の高い事柄がある可能性もあります。

✔リードを着けずに抱っこしていたら飛び降りて逃げ出し、車に跳ね飛ばされてしまった
✔リードを着けずに自宅前の道路でおトイレをさせていたら、車に轢かれてしまった
✔外に繋いでおいたらリードが外れて逃げ出し、車とぶつかってしまった
✔お散歩中にリードを強く引っ張ったら首輪が抜けて道路に飛び出してしまい、車に轢かれてしまった

このようなケースがとても多いようです。
対処が必要なのか、誰にでも簡単に理解することができますよね?

✔自宅から出るときは必ずリードを着ける!
✔おトイレをさせるためだけに外へ出る場合も必ずリードを着ける!
✔リードに不具合はないか確かめる!
✔無理にリードを引っ張らない!
✔首輪が抜けてしまう犬はハーネスを着ける!

交通事故に遭い、カラダが不自由になってしまう犬もたくさんいます。最も大変なのは犬自身ですが、飼い主さんも愛犬の介護に追われることになるでしょう。お散歩中、急に進路変更することもありますし、急に走り出してしまうこともありますし、愛犬から目を離さずにいましょう。

ちょっとした不注意で愛犬の命を奪ってしまわないよう、注意が必要です。

posted by しっぽ@にゅうす at 07:28 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫も「おすわり」する?犬猫で違うしつけ方

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猫も「おすわり」する? 犬猫で違うしつけ方
世の中には、犬のようにおすわりやお手をする猫ちゃんがいます。中には呼び鈴を器用にチーンと鳴らして、「オヤツちょうだい!」と要求する猫ちゃんまで。一般的には「猫に芸を教えるのは難しい」と言われていますが、根気よく教えればできないこともないようです。

【写真】猫も「おすわり」する?犬猫で違うしつけ方

もしあなたの愛猫がちょっと食いしん坊なら、芸を覚えてくれる可能性が高いかもしれません。もともと群れで集団生活をしてきた社会性のある犬とは違って、猫はリーダーを必要としない単独行動派。そのため、ご主人様がほめるだけではあまり喜ばず、たいしたご褒美にならないのだとか。犬の場合は「えらいね!」と撫でてあげるだけで、しっぽをふりふり大喜びでおすわりを覚えますが、猫はそう簡単ではありません。

猫におすわりを覚えさせたいなら、まずは猫の空腹時をねらっておいしいオヤツを用意しましょう。そして、何か合図を決めます。たとえば「おすわり」の掛け声をかけたり、音の出るしつけ用のクリッカーを使ったりすると良いそう。同時にオヤツを鼻先へ持っていき、のけぞって思わず座ったところで食べさせてあげます。これをくり返すことで、「合図でおすわりすると、オヤツがもらえるぞ!」と覚えてもらうのです。

猫と犬に怒ったら、どんな反応をする?
我が家には、白黒ハチワレ猫の睦月と、世界で最も賢い犬種だと言われるボーダーコリーの小雪がいます。頭が良いのはどちらだと思いますか? 脳の大きさからすると猫は犬より小さいので、犬のほうが上じゃないかと考える方も多いでしょう。

でも、音やものごとに対する反応の速さを見ると、我が家では睦月のほうが断然上。自分からケンカをしかけておきながら、飽きたらさっさと犬が届かないところまで登ってしまうところなど、猫は一枚も二枚もうわてだなぁと感じます。

実際に、情報処理能力に関わる脳の神経細胞の数は、犬の倍近く猫のほうが多いのだとか。猫の学習能力は意外と高いのです。ただ、猫は人間のためにはなかなかその能力を発揮してくれません…。たとえば、植木鉢が何者かにほじくり返されているのを見つけて、家人が「誰!?」と怒ったとき。我が家での反応はこんな感じです。

犬には、一度リーダーと認めた人には従う傾向があります。一方で、独立心の強い猫には「自分の気が向けば」「自分に利益があるならやる」といった傾向があるようです。そんな生意気で一筋縄ではいかないところが、猫好きにはたまらないわけですが(笑)。

壁や柱をガリガリさせないようにするには?
では、もし家の壁にガリガリ爪とぎしているのを見つけたら、どうすれば良いのでしょうか。犬の場合は現行犯で「コラー!」と怒ると、「ご主人様に怒られちゃった!」としょげるので、ある程度は効果があります。でも、猫はただ「うわ、びっくりした!」と驚くか、「なんか文句言ってきて嫌な奴だな!」と嫌ってくる可能性のほうが高いのです…(涙)。

実は我が家にも黒歴史があります。睦月に出会うまでは犬好きで、犬としか暮らしたことがなかった筆者の夫が、最初は犬のように叱って睦月のしつけをしようとしたのです。まんまと嫌われて、顔を合わせる度にシャーシャーと威嚇されるはめに。私にはシャーシャーしなかったので、やはり叱り方が原因でしょう。

とはいえ、我が家も賃貸なので、壁にガリガリなんてされたら大変です。爪とぎは猫の習性ですから、それ自体をやめさせることはできません。自分の爪の手入れであり、縄張りを主張するためのマーキングの意味があったり、ストレス解消法だったりするものだからです。でも、睦月はいつも指定の場所で爪とぎをしてくれるので助かります。何が良かったのでしょうか。

猫にしつけをするときは、叱るのではなくうまく誘導するのが上手いやり方なのだそう。彼らに「お、こっちのほうが気持ちいいな!」と思わせる爪とぎ場を用意して、自発的にそちらへ移動するように仕向けるのです。

睦月は迎えたての頃、お留守番や夜寝るときにはケージに入れていたので、そこに麻縄が巻かれた小さな爪とぎポールを置いていました。羽やボールなどのおもちゃもついていたので、自然とそこで遊びながらガリガリするようになって習慣づいたのだと思います。

爪とぎにも段ボールや木製のものなどがありますが、猫ちゃんが若くて活発なうちは、この麻縄が一番好まれるとか。さらに2段以上になっている猫タワーが良いと言われています。ただし9歳を超えてシニアになってくると、だんだんカーペットなどの柔らかい素材が好きになる傾向もあるようです。

いずれにしても、壁や柱に爪を立ててしまう猫ちゃんには、それとははっきり区別がつく素材で、より爪とぎがしやすいものを置いてあげると効果がありそうです。最近は柱などに直接貼れる爪とぎシートもあるので、一時的な防止策に利用してみてはいかがでしょうか。

いたずらには天罰? ドッキリ大作戦を決行!
猫のいたずら対策には、こうした誘導型の他に、「これをすると、なぜか嫌なことが起きる!」という天罰を起こす方法もあります。

市販でも、いたずら防止グッズはさまざまあります。猫が嫌がるニオイをスプレーして寄せ付けないようにしたり、口に入れると苦かったり、辛かったりするパウダーをふりかけておいたり。それらを使うのも手ですが、お金をかけずにできる天罰もあります。

猫たちはとっても繊細でビビりなので、ドッキリが大の苦手。もしティッシュをビリビリに破いているのを発見したら、その場でバンと両手をたたいて音を立てると、猫にとっては大きな天罰になります。睦月は、なぜか空いたペットボトルをペコペコさせる音が大嫌い。現行犯でこうした天罰を必ず起こすことで、学習させていくのです。

猫が嫌がる「水」を使う方法も。たとえば人間がごはんのときはテーブルに乗らないでほしかったら、水を入れた霧吹きを用意しておいて、乗った途端にシュッとしてしまうのです。そうすると、「うわ! テーブルに乗ると水が出てくるぞ!」と学習して、のぼらなくなるのだそう。これらの天罰は、したりしなかったりせずに、しっかり家族全員で続けることで効果を発揮します。

我が家の場合は「人間のごはんは絶対にあげない」と最初から徹底していたこともあり、人間のごはんにはあまり興味を示さない猫に育ちました。彼らとの同居生活を成功させるには、そうしたけじめとなる習慣づけも大切でしょう。

少なくとも、猫は犬とはまったく違う思考回路であることを覚えておいてください。犬は「おすわりしたら、ほめられてうれしい!」と芸を楽しみますが、おすわりする猫はもしかすると、「ちょっと面倒だけど、仕方がない。おすわりしたらオヤツくれるから、いっちょやってやるか!」なんて思っているのかもしれません…。どちらが遊んでもらっているのか、わからないところが猫の魅力でもあります(笑)。

取材・文/中西 未紀

@DIME編集部



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「カワウソ」をペットには絶対できない

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 先日、タイの空港で日本人の女子大学生がカワウソ10匹を日本に密輸しようとして発覚し、タイ当局に逮捕された。この女子大学生の密輸未遂は組織的な背景も疑われるが、1万バーツ(約3万4000円)でカワウソ10匹を購入したらしい。

 カワウソを密輸しようとしたケースは最近になって急増している。2017年2月にはカワウソ12匹、野生のフクロウなど8羽をタイから国外へ密輸しようとした男が逮捕され、6月にはカワウソ10匹をタイから密輸しようとした男が逮捕されている。

 こうした事件の背景には日本国内の「カワウソ人気」がある。ペットとして流通する場合、高値で取引されるのだ。

コツメカワウソに魅せられる人々
 特にカワウソの中で小型で愛らしいコツメカワウソ(Asian small-clawed otter、Amblonyx cinereus)は動物園や水族館で大人気の種で、おそらくタイから密輸しようとしたのはこのコツメカワウソではないかと考えられる。動物園で見たりテレビ番組などで紹介されたコツメカワウソに魅了され、ペットとして飼おうと考える人たちの需要が増え、それが違法な取引を助長している、というわけだ。

 多くの種類のカワウソは、両親(アルファペア)を中心とした数匹〜10匹前後の大家族で暮らす。そのテリトリーも周囲10km前後と広大で、豊かな水辺が必要となる。また基本的にカワウソは肉食獣で鋭い牙も持ち、アナグマなどと同じイタチ科のために凶暴な一面もある。普通の日本家屋で多頭飼いで飼育することは困難であり、そのために繁殖も容易ではない。

 国際的な商取引を規制されているカワウソだが、国内の動物園で繁殖された個体が動物取引業者からペットショップなどへ流出しているケースもある。だが、これはごく少数だろう。上記のような密輸によりカワウソが国内へ違法に持ち込まれていることが大きい。市場に流通している個体のほとんどは違法に密輸されたもの、ということが周知される必要があるだろう。

 つまり、カワウソは気軽に飼えるようなペットではない。また、その稀少性により、ペットとして飼ってはいけない、というより飼うことはできない、と言ったほうがいい生物なのだ。

 東南アジアに生息するカワウソは主に3種類だ。コツメカワウソ、ビロードカワウソの2種は、国際自然保護連合(IUCN、※1)のレッドリスト(※2)で国際的な商取引が規制されている(ワシントン条約附属書II類)。この2種は輸出入の際、輸出する国の許可書が必要となる。残りの1種はユーラシアカワウソ(ヨーロッパカワウソ)でレッドリストでは絶滅が危惧される種(準絶滅危惧)となっている。ワシントン条約では附属書Iのカテゴリーとなるが、ユーラシアカワウソはインドシナ半島には少ない。

 この女子大学生が、どの種類のカワウソを日本へ運び込もうとしていたのかはわからない。いずれの種類のカワウソであったとしても輸出国が発行する許可書が必要で、タイの警察当局に逮捕されたことで同国が許可書を出していないことがわかる。実際、ワシントン条約の加盟国で、血統の多様性などを目的とした動物園間の交換や売買以外、カワウソの輸出許可書を出す国はほとんどないのが現状だ。

 前述したコツメカワウソは、レッドリストで「VU(危急種)」となっている。稀少な野生動植物の国際的な取引を規制するワシントン条約(CITES、※3)の許可書をもって稀少生物を日本国内へ輸入する際、許可書や証明書が必要となる(※3)。

 繰り返すが、合法的な入手も含め、コツメカワウソを日本の一般家庭で飼うのはほとんど不可能だ。ペットとして考えているのなら諦めるしかない。

急速に姿を消した日本のカワウソ
 ところで、先日、長崎県の対馬でカワウソが観察され、1979年に高知県の須崎市で目撃されて以来の「ニホンカワウソ」か、と話題になった。その後、フンなどのDNA解析により、この個体はどうやら朝鮮半島にも生息するユーラシアカワウソではないか、ということになったようだ。

 日本にもかつてカワウソがいたが、今では絶滅している、とされている(※4)。1977年頃からの観察報告などの数から、おそらく1990年の初めには絶滅したのではないかと考えられているが、現在、世界に13種類が知られているカワウソでニホンカワウソはユーラシアカワウソの亜種ではなく14種目の新種ではないか、という議論も根強い(※5)。

 また、日本には古来よりユーラシアカワウソ系と固有種であるニホンカワウソ系の2系統がいた、という説もある。対馬で観察されたカワウソが、以前から日本にいたのか、それとも朝鮮半島から海を渡ってきたのかはわかっていない。

 カワウソは明治時代まで北海道を含めてそれこそ日本中にいた。各地に残る「河童伝説」の正体はまさにカワウソであり、俳句の季語にもなっていた。日本酒の人気銘柄「獺祭」はカワウソ(獺)が魚を岸辺に並べることを意味し、それが転じて書物を周囲に並べる様を表すようになる。

 彼らが急激に姿を消し始めたのは日露戦争の前後だ。カワウソの毛皮は防寒性と耐水性に優れていた。明治期には外貨獲得のために毛皮が輸出されたが、朝鮮半島やシベリアなどへ派兵された陸軍兵士のために毛皮が大々的に活用されたのが大きい。この傾向は第二次世界大戦が終わるまで続いている。また、カワウソの肝は結核などの治療のために漢方薬に利用され、高値で取引された(※6)。

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北海道で捕獲されたカワウソの数の変遷。1905(明治38)年前後から急激に数を減らしている。Via:国際自然保護連合「種の保存委員会(SSC)、カワウソ専門家グループ(OSG)」の資料「Extinction of the Japanese otter:-lessons from its extinction」

 さらに戦後になると日本各地が開発され、カワウソが生息できる環境が激減する。また、その多くは漁網に絡まって殺され、道路で交通事故死するものもいた。何しろ野生状態のニホンカワウソの姿が写真撮影されたのは、わずかに1枚だけだ。彼らがいかに急速に姿を消したのかがわかる(※6)。

 カワウソに限らず、取引が禁止されたり輸出国の許可書が必要な稀少種の密輸はあとを絶たない。アフリカでは、象牙のためにアフリカゾウが、漢方薬などのためにシロサイなどが密猟され、牙や角を斬り取られた彼らの死体の残虐な映像にショックを受けた人も多いはずだ。

 CO2排出による温暖化や自然の乱開発、密猟(漁)、外来種の移動など、人類が行っている様々な行為により、地球の生物多様性が大きく危機にさらされている。生態系の中のカワウソも例外ではない。生態系の頂点に位置する生物で、魚や甲殻類などを捕食するため環境中の汚染が集積しやすい。カワウソが野生状態で生息できることは、すなわちその地域の環境が豊かに保全されていることを意味する。

 自然界の生物多様性が、我々人類にとっても重要なことは言うまでもない。種の多様性や遺伝子の多様性こそが、地球全体の生態系をバランス良く成立させている。

 何か一種類の生物が絶滅することは、そのバランスが崩れることを意味する。違法にカワウソを密輸することが重なり、その個体数が減れば種の回復は難しい。生態系から自然のバランスが崩れれば、いずれ我々人類にも大きな影響が及んでくるだろう(※7)。

※1:国際自然保護連合(IUCN、International Union for Conservation of Nature and Natural Resources):1948年に創設された国際的な自然保護団体(IUCN日本委員会)。本部はスイス。89の国家会員、129の政府機関会員及び1163の非政府機関会員等が加盟(2017年2月現在)。日本は政府とともに国内のNGO団体などが加盟している。
※2:国際自然保護連合のレッドリストでは、野生生物の保全状況(IUCNレッドリストカテゴリー)において、絶滅(EX)、野生絶滅(EW)、絶滅危惧IA(CR)、絶滅危惧IB(EN)、絶滅危惧II(VU)、準絶滅危惧(NT)、軽度懸念(LC)、情報不足(DD)、未評価(NE)の9段階に分けてられている。
※3:ワシントン条約(CITES):絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora、ワシントン条約、サイテス。付属書I「絶滅のおそれのある種」、付属書II「取引を規制しなければ存続が脅かされるおそれのある種」、付属書III「少なくとも一カ国で保護の対象となっており、その国が他の加盟国に対しても取引規制への協力を求めている種」。付属書Iは「輸出許可書または再輸出証明書と輸入許可書」、付属書IIは「輸出許可書または再輸出証明書」、付属書IIIは「輸出許可書または原産地証明書」がそれぞれ必要となり、許可書が原本でなかったり修正されていたりCITES当局の正式な署名がなかったりなどした場合、輸入することは出来ない。
※4:環境省の第4次レッドリスト(2012年)による。
※5:Y. Imaizumi, M. Yoshiyuki, "Taxonomic status of the Japanese otter (Carnivora, Mustelidae), with a description of a new species." Bulletin of the National Science Museum Tokyo, Series A, 15:177-188, 1989
※5:T. Suzuki, H. Yuasa, Y. Machida, "Phylogeneticposition of the Japanese river otter Lutra nipponinferred from the nucleotide sequence of 224 bpof the mitochondrial cytochromeb gene." Zoological Science, 13:621-626, 1996
※5:Daisuke Waku, Takahiro Segawa, Takahiro Yonezawa, Ayumi Akiyoshi, Taichiro Ishige, Miya Ueda, Hiroshi Ogawa, Hiroshi Sasaki, Motokazu Ando, Naoki Kohno, Takeshi Sasaki, "Evaluating the Phylogenetic Status of the Extinct Japanese Otter on the Basis of Mitochondrial Genome Analysis." PLOS ONE, doi.org/10.1371/journal.pone.0149341, 2016
※6:国際自然保護連合(IUCN)の種の保存委員会(Species Survival Commission、SSC)のカワウソ専門家グループ(Otter Specialist Group、OSG)の資料「Extinction of the Japanese otter:-lessons from its extinction」(Motokazu ANDO, Mizuko YOSHIYUKI, Sung-yong HAN, Hyeong-Hoo KIM)から。
※7:F. Stuart Chapin III, et. al., "Consequences of Changing Bioldivesity." nature, Vol.405, 2000


posted by しっぽ@にゅうす at 07:27 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする