動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2017年11月11日

トレーニング中の犬の集中力を高める方法

ネタりか


犬の集中力を高めるためには?

柴犬

犬の躾で多い困りごと

✔言うことを聞いてくれない
✔こちらを見てくれない
✔すぐに飽きてしまう
✔他のことに気を取られてしまう

愛犬のしつけやトレーニングをする際に「困りごとが多くてしつけができない」という飼い主さんも多くいらっしゃいます。困りごととは、言うことを聞いてくれない・こちらを見てくれない・すぐに飽きてしまう・他のことに気を取られてしまうなど、集中力のない犬が多いようです。

「見て」「聞く」という体制作りが大切

まずは、飼い主さんが何をしようとしているのか、それをしっかり「見て」「聞く」という体制を作る必要があります。とくに仔犬の頃や好奇心の強い犬は他のことに気を取られてしまったり、集中力が長続きしないこともあります。

飼い主さんのことをしっかり見て、飼い主さんの言うことをしっかり聞いて、効率良くしつけやトレーニングを行うためには愛犬の集中力を高めてあげることが必要なのではないでしょうか。

愛犬のコンディションを確認する

男の人とハイタッチをするゴールデンレトリバー

まずは、その日の愛犬のコンディションを確認しましょう。健康でなければ、集中力を高めるどころか、集中することさえできません。コンディションは心もカラダも良い状態であることが大切ですし、充実していることが最も良い状態です。

飼い主のコンディションが悪いと愛犬にも伝わる!

もちろん、愛犬だけではなく飼い主さんの心とカラダのコンディションも良い状態である必要があります。仕事や人間関係でイライラしている状態でしつけやトレーニングを行おうとすると、愛犬が言うことを聞いてくれなかったとき、もっとイライラしてしまって、つい大きな声で怒鳴ってしまったり、良いしつけやトレーニングはできなくなってしまいます。

飼い主さんのコンディションの悪さは愛犬にも伝わってしまうんです。愛犬のコンディションと飼い主さんのコンディション、どちらも最高な状態で行うことによって、より集中力を高めることができると思います。

集中できる環境を作ってあげましょう!

女の子と遊ぶ犬

愛犬が集中することができる環境を作ってあげる必要があります。大きな物音がする、他の犬がそばにいる、食べ物のニオイがする、子供たちが遊んでいる、そのような環境では集中することができないですよね。

静かで落ち着ける環境でトレーニングを始める

他のことに気を取られてしまって、飼い主さんの言うことも聞こえなくなってしまいます。外部からの物音にも気を取られることなく、飼い主さんと1対1で向き合える静かな環境でしつけやトレーニングを行うことが必要なのではないでしょうか。

“楽しい”が犬の集中力を高める!

しつけやトレーニングは楽しいが重要なのではないでしょうか。できないからといって叱られてばっかりだと嫌なことと認識してしまう可能性があります。

飼い主も楽しむ必要がある

“楽しいこと”と認識してもらうことができれば、オスワリ・マテ・オテ・オカワリ・フセなども楽しんで自ら進んでしてくれるかもしれません。しつけやトレーニングには根気も必要ですが、飼い主さんが楽しんで行うことができれば、愛犬も楽しんで集中して積極的に行うことができるのではないでしょうか。

犬のトレーニングでおやつを使う時はタイミングを見極める

ハイタッチする犬

お腹がすいている時

しつけやトレーニングの際、おやつを使うことも効果的ですよね。空腹のときはどうでしょう…おやつに集中しすぎてしまって、飼い主さんの言うことなご全く聞いていない、なんてことになってしまう可能性が高いです。

お腹いっぱいの時

逆に満腹のときはどうでしょう…もうお腹いっぱいだからおやついらないもん、なんて言うことを聞いてくれないかもしれません。楽しい遊びも「今は遊びたくないよ〜」というタイミングがあるように、しつけやトレーニングにも愛犬が楽しめるタイミングがあるのではないでしょうか。

アイコンタクトには愛犬との信頼関係が大切!

愛犬の集中力をグッ!と高めるのが飼い主さんとのアイコンタクトです。犬とのアイコンタクトは信頼の証でもあり、愛犬との信頼関係がしっかり築けていなければなりません。

飼い主さんのことを信頼することができていれば、どんな状況でもアイコンタクトをしてくれます。しつけやトレーニングの前に、集中力を高める前に、まずは愛犬と飼い主さんとの信頼関係がしっかり築けているかどうか、それも重要なのではないでしょうか。

まとめ

白いポメラニアン

集中力のなさは、愛犬と飼い主さんの信頼関係にも関係しているのかもしれません。しつけやトレーニングを行う間にも信頼関係は少しずつ築くことができますし、高めることもできますし、それと同時に愛犬の集中力を高めてあげることができると良いのではないでしょうか。

お互いの心とカラダのコンディションも大きく関係すると思いますし、バッチリ合う日に集中してしつけやトレーニングを行ってみるのも良いかもしれません。

私も愛犬とのコンディションがバッチリ合う日だったのか…オテはおやつありで5分で習得しましたよ!

posted by しっぽ@にゅうす at 08:32 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

階段を上れなくなった大型犬に添い寝し、介護 「まだ、そばにいなさいよ」

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ペットも年を取ると、不調が表れ、時に介護が必要になる。特に大型犬は身体が大きい分、飼い主の負担も大きい。高齢のラブラドール・レトリーバー「小次郎」の老いと、“笑顔”で向き合う女性に、シニア犬と暮らすコツを聞いた。

【写真特集】大きな老犬小次郎

   ◇   ◇

 海から近い、神奈川県鎌倉市の住宅街。庭に囲まれた一戸建て住宅を訪ねると、黒いラブラドール・レトリーバーの「小次郎」(オス、13歳6カ月)が玄関で迎えてくれた。

「最近、こじ君は後ろ足の関節が悪く、段差の上り下りが難しくて」

 飼い主の和田真理子さん(67)が、愛犬のお尻を両手で押すと、小次郎は“どっこいしょ”という風に上り框(かまち)を越えた。そのままゆっくりと奥のリビングまで歩き、フローリングの床にごろんと寝そべった。とても大きな身体をしている。

「体重は32キロで、若いころとそう変わりません。でも名前を呼んでも、ほとんど聞こえていないようだし、口の周りに白い毛が増えましたね」

 大型犬は小型犬や中型犬より年の取り方が早く、13歳は、人の年齢では90歳を超えている。今でも散歩に出かけるが、歩く距離はぐっと短くなった。

「前は1時間かけて鎌倉山のほうまで行きましたが、途中で止まったら私1人で抱いて戻れないので。近ごろの散歩は家の周囲だけ」

階段を上れなくなった大型犬に添い寝し、介護 「まだ、そばにいなさいよ」
一緒に寝ている和室で
先住のレトリーバーの看取り
 小次郎が和田家に来たのは13年前。大阪の知り合い宅で生まれ、飛行機で連れてこられた。その時、和田家には4歳になる黄色のラブラドール・レトリーバー「金太郎」もおり、一家の生活は2匹の大型犬を中心に回ることになった。4人家族(真理子さんの夫、夫の母、息子)だが、大人が“2人”増えたようだったという。

「それまでも犬はいましたが、室内飼いは、金太郎と小次郎が初めて。大型犬も初めてなので戸惑いましたが、おとなしくて面倒見のよい先住の金ちゃんが、後から来たこじ君をしつけてくれたので楽でしたね。2匹を連れて職場に行ったり、旅行に行ったり。寝る時は2階の寝室のベッドで2匹に囲まれる逆ハーレムでした(笑)」

 先住の金太郎はほとんど病気をしなかったが、5年前の春先、12歳の時に足腰が悪くなり、6月に膀胱炎になったのを機に、寝たきりになった。お漏らしをしてしまうため、リビングにペットシーツと布団を敷いて真理子さんが一緒に寝た。傍らで、小次郎も添い寝をした。

「食欲は落ちなかったので、支えて食べさせて、身体が汚れたり床ずれができたりしないように、1時間おきに両足をもって体を動かして。思えば、あの時はほとんど寝ずの介護でしたね」

 介護が始まって2か月後、金太郎は自宅で家族に見守られ眠るように息を引き取った。

小次郎に起きた変化
 小次郎に変化が起きたのは、その後だった。急にわがままになって甘えだし、真理子さんの後を離れなくなったのだ。台所、トイレ、脱衣所と、どこにでもついて来る。そんな生活がしばらく続いたが、3年ほど前、急に2階について来ることができなくなった。

「白内障が進んで見えづらくなり、怖くて上らなくなったようです。それまでは鳴かなかったのに、用があって私が2階に上がると、下からウオンウオン吠える。大型犬は声が大きいですからね。同じ町内に住む私の妹に、『こじちゃん鳴いてたねー』なんていわれるほど。かといって30キロ以上の体を抱いて、2階に連れていくこともできないし……」

 困ったのが、寝床だった。いつも2階で一緒に寝ていたので、急に小次郎だけ下、というわけにいかないのだ。離れて寝ようとすると呼び続ける。そこで真理子さんは、自分の寝室を一階に変えることにした。

「2階の夫とは別寝にし、玄関脇の客間で小次郎と寝ることにしたんです」

 真理子さんに家を案内してもらうと、小次郎もゆっくりついてきた。もともと、床の間に掛け軸をかけて囲炉裏を中央に置いていたという立派な客間。だが囲炉裏は隅に片づけられ、座卓に真理子さんの日用品をこまごまと置いている。洋服ダンスがないため、服を鴨居にかけてあった。

「2階に服を取りに行くと鳴くので、季節に必要な分をかけているんです。初めは簡易ベッドにしたんですが、そこにすら飛び乗れなくなり、布団にしました。最近、シングルの羽毛の掛け布団を買いました。なんか私、この家に下宿しているみたいね(笑)」

 どこまでも明るい真理子さんだが、これから本格的な介護が、この部屋で始まる可能性がある。心構えを聞くと、こんな答えが戻ってきた。

「大切なのは怪我をしないこと。こじ君は体が黒いので、暗闇でうずくまっていると、人が躓くことがある。私はバレエで鍛えているので大事には至らないですけどね。夫は私より腰が弱いし、息子も多忙だし、日々の介護は私しかできないので、注意しています」

 もちろん、小次郎の怪我にも気をつけている。黒くて見えづらいため、夕方の散歩時に、自転車がぶつかってきたこともあったそうだ。それ以来、暗い時間の散歩時は“目立つ服”を着せているという。

「お互いに必要なんだもの、長生きしてほしいわ……。だから今、小次郎に言い聞かせているんです。まだまだ、そばにいなさいよ。最後までちゃんとお世話をするから、もう少しいなきゃだめですよって」

sippo(朝日新聞社)


posted by しっぽ@にゅうす at 08:27 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

熊本の殺人未遂事件、ひっかいた「猫」は「殺処分」される? 心配する声続出

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熊本県御船町の民家で11月上旬、寝たきりの女性が、顔に多数の傷を負った状態で見つかった事件。県警が殺人未遂の疑いもあると捜査していたところ、野良猫にひっかかれて負傷した可能性あることがわかった、と報じられている。ネット上では「猫が殺処分されるのでは」と心配する声があがっている。

●「容疑者の殺処分、絶対反対」の声も

熊本県警などによると、女性は11月6日夜、顔に多数の傷を負った状態で家族に発見された。女性は高齢で会話ができず、寝たきりの状態で介護を受けていたという。命に別状はなかったが、何者かが刃物のようなもので女性の顔を切りつけた殺人未遂の疑いもあるとして、県警が捜査をすすめていた。

ところが、報道によると、女性の家族がエサをやるなど世話をしていた野良猫1匹の爪付近から、血液反応が出たという。熊本県警は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、「あらゆる可能性を視野に入れて捜査をつづけている」とコメント。猫の爪から血液反応が出たという報道については「広報したものではない」と説明した。

一方、大手メディアや地元新聞社のネット版では、「“殺人未遂事件” 犯人は野良猫の可能性」(NHK)「殺人未遂℃膜盾ヘ猫の犯行か」(テレビ熊本)「殺人未遂…犯人は猫か」(熊本日日新聞)などの見出しが踊っている。ツイッターでは「殺処分とかにならないといいけど」「容疑者の殺処分、絶対反対!」などと、猫のあつかいを心配する声があがった。

●猫が殺処分される可能性は低い

はたして、この猫は、殺処分される可能性があるのだろうか。環境省によると、動物愛護法上、犬や猫が人に危害を加えた場合でも、保健所に連れていったり、殺処分するといったことは規定されていない。ただし、犬の場合は、狂犬病予防法等で特別の規定があるという。

また、熊本県では、「犬」が人の生命や身体などに害を加えるおそれがある場合、県知事が殺処分を命じることできるとされている(県動物愛護管理条例)。一方で、「猫」については、事件のあった御船町にある保健所の担当者は「人を襲うことが想定されていないため、そのような規定は条例にない」と話す。

「容疑者」とされている猫は現在のところ、保健所に保護されておらず、県警から引き取りの連絡もないという。御船保健所の担当者は「報道からは、警察が検査できているようなので、人に慣れている猫といえる。そこまで凶暴といえないのではないか。殺処分される可能性は低い」と述べた。

熊本県は、県が保護した犬や猫などについて、「殺処分ゼロ」を目指して取り組んでいる。県健康危機管理課によると、2017年度(4月から11月現在まで)の殺処分数は、犬が52頭、猫が0頭だった。県によると、感染症や人に危害を加えるおそれがある場合、譲渡に適さない場合など、やむを得ないケースを除いては、殺処分しない方針だという。

弁護士ドットコムニュース編集部

posted by しっぽ@にゅうす at 08:25 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

熊本殺人未遂、犯人は「野良猫の可能性」 本当にありえる?獣医に聞くと...

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殺人未遂事件の犯人は、まさかの「野良猫」――!?  2017年11月6日、熊本県御船町の住宅で寝たきりの女性(82)が顔に多数の切り傷を負った状態で見つかった事件が、思わぬ展開を見せている。

 複数のメディアが、女性が野良猫に襲われた可能性があるとみて県警が捜査している、と報じたのだ。しかし、仮に事件の「犯人」が猫だった場合、なぜ被害女性の顔に何度も爪を立てたのだろうか。J-CASTニュースは、猫の生態に詳しい獣医に見解を聞いた。

■猫の爪から「血液反応」

 J-CASTニュースの11月10日の取材に応じた熊本県警の担当者によれば、事件が発覚したのは6日夕のこと。自宅の庭で作業をしていた夫が室内に戻った際、ベッドの上で妻が顔から血を流しているのを発見した。

 被害女性は命に別条はなかったものの、顔などに20か所以上の切り傷があったことから、県警が殺人未遂の疑いで捜査を進めている。なお、事件があった室内には荒らされた様子が無いほか、周囲で怪しい人物も見つかっていないという。

 その後、産経新聞(ウェブ版、11月9日配信)など複数のメディアが、捜査関係者の話として、被害女性の一家が世話をしていた野良猫が女性を襲った可能性があるとして県警が捜査を進めている、と報じた。

 報道によれば、一家が世話をしていた複数の野良猫を調べたところ、1匹の爪付近から血液反応が出た。県警では、猫の爪に付着した血液が被害女性のDNAと一致するかを調べているという。

 こうした報道を受け、ツイッターやネット掲示板には、

  「なんかのネタかと思ったらマジな話なの!? 」
  「冤罪にならないようしっかり捜査頼むにゃ」
  「事情聴取して殺意があったかどうかの確認をしないと」

などと驚いたり、面白がったりする反応が続出。実際、ツイッター上では、10日未明から数時間にわたって「野良猫の可能性」という関連語がトレンドワードになるほどの話題を集めた。

獣医「猫が気を引こうとした可能性」
 今回の事件と野良猫の関連を伝えた一連の報道について、先述の県警担当者はJ-CASTニュースの取材に、

  「こちらが正式に発表した情報ではないため、コメントは控えたい。ただ、あらゆる可能性を踏まえて捜査を進めていることは確かです」

とだけ話した。

 だが、もし仮に事件の犯人が野良猫だった場合、その「動機」とはいったい何だったのか。猫専門の動物病院「猫の病院 シュシュ」(東京都江戸川区)の阿部麗(うらら)獣医師は10日夕、J-CASTニュースの取材に対し、

  「可能性として考えられるのは、猫が人間の気を引こうとして結果的にけがをさせてしまったケースです。定期的にエサを与えている場合では、エサを欲しがった猫が、寝ている人間の顔を触ったりして、人の目を覚まそうとすることはよくあります」

と話す。続けて、「猫の場合は『寝たきり』という現象が理解できないので、不思議に思って執拗に気を引こうとしたのかもしれません」とも推測していた。

 一方、何らかの理由で興奮状態にある猫が人を攻撃した可能性については、「あまり考えられません」と否定的な見方。そのうえで、

  「猫にとっては、コミュニケーションのつもりだったのでは。寝たきりの人や幼い子供がいる場合は、大きなけがを生まないよう爪を短くするなど、周りが気を付ける必要があると思います」

とも話していた。

posted by しっぽ@にゅうす at 08:23 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なぜ? 札幌でヒグマ目撃急増 確実に“縮まる“人間との距離 “市街地接近“の理由

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190万人都市、札幌市ではもう、他人ごとではありません。

 この秋、北海道各地でクマの目撃件数が急増しています。個体数が増えている可能性もありますが、目撃件数が増加する理由は、クマが市街地に近づいているためでした。

 確実に縮まるクマと人間の距離。背景を探ると、市街地に近づかなければ生きていけない切実な理由がありました。

 10月27日、北海道、知床半島。

 水しぶきを上げて川に飛び込むヒグマ。俎上(そじょう)してきたサケを咥え、悠然と河辺に戻って行きます。

 冬眠を間近に控えたこの時期、餌を求めてクマの活動は活発化します。

 北海道で最もクマの生息密度が高いと言われる知床半島。

 しかし、こうした光景は知床だけではなくなりつつあります。

なぜ? 札幌でヒグマ目撃急増 確実に“縮まる“人間との距離 “市街地接近“の理由
「クマは普段は静かだが、いつか必ず来るという意識が必要」と話す佐藤喜和教授。
「札幌では今、クマがたくさん繁殖している」
 10月28日、札幌市内で開かれたシンポジウム。議題となったのは「住宅街に侵入するクマ」。

 札幌周辺でクマの活動を調査している酪農学園大学の佐藤喜和教授が指摘したのは、クマの生態の変化です。

 佐藤教授:「イメージのギャップを変えましょう。札幌では今、クマは身近な存在、周りにはたくさんクマがいて繁殖しています」

 これは佐藤教授の調査で撮影されたクマの映像です。2頭の子グマが母親と戯れる姿が写っています。

 この定点カメラが設置されたのは、札幌の住宅地からわずか2キロ。

 ゆっくり歩いても約20分の場所でした。

 佐藤教授:「お互い、気が付かずに暮らしていますよ。札幌市の特徴というのは、森林と市街地がすごい隣接していること」

 酪農学園大学の野生動物生態学研究室では、札幌市内の42か所の山林に定点カメラを設置し、クマの生態を調査しています。

 この日の調査は、札幌市南区の住宅地に近い山です。

なぜ? 札幌でヒグマ目撃急増 確実に“縮まる“人間との距離 “市街地接近“の理由
クマの痕跡が確認された数キロ先は住宅街。距離は確実に縮まってきている。
42か所の定点カメラが証明「縮まるクマとの距離」
 調査に入ってすぐ、最初のポイントで早速、クマの痕跡が見つかりました。

 佐藤教授:「こういう毛からDNAを抽出して個体識別とか性別を調べたりする」

 この場所では、定点カメラが故障し、クマの姿を捉えることは出来ませんでした。

 次の場所では…、調査用に埋めた杭が、折れていました。

 研究室の学生たち:「映っている?」「映ってます、親子も映っています」「折られた瞬間はない」

 定点カメラには、2頭の子グマと、大きな母グマの様子がはっきりと映っていました。

 札幌では2017年、クマの目撃数が急上昇しています。

10月末時点で103件。すでに2016年の年間目撃件数の3倍に達しました。ここ数年、急激に増えています。

 佐藤教授:「地震・津波のような災害みたいに、クマは、普段は静かだけど、いつか必ず来るものという意識をもちながら暮らすのが理想的。身近に付き合っていかなければいけないものとして、よく知ってその対策を考えるのが大事」

 札幌でもクマは身近な存在。

 野生動物との距離が縮まることで、リスクが高まります。

 北海道東部では10月、釧路市の隣、白糠町でタケノコ採りをしていた男性が死亡。

 さらに、知床の畑でもクマによる人身被害がありました。

なぜ? 札幌でヒグマ目撃急増 確実に“縮まる“人間との距離 “市街地接近“の理由
10月の3連休で知床の道路が渋滞に。人々の目当ては「クマ」(提供:知床財団))
ヒグマ聖地 知床でも解決されない“共存“
 道東の世界自然遺産、知床。雄大な自然が残るこの地域でも、自然との共生は解決されていない問題です。

 その大きな課題が浮き彫りとなりました。道道の見通しの悪い急カーブに数珠つなぎで停車する車。その原因となった光景がこの日も…。

 記者;「こちらは岩尾別川近くの道路です。10月の3連休、こちらに“ずらっー“と車の渋滞ができました。その渋滞の原因はここから見えるクマです」

 何度も川に入っては魚を追いかけるクマ。なかなか見ることができない珍しい光景です。

 東京からの観光客:「かわいかったです」

 神奈川からの観光客:「見ました。最高だった」

 近づく観光客と野生生物との距離。いつ事故が起きてもおかしくない危険な状況です。

 この場所では結局、クマが追い払われることになりました。

 知床でも2017年、クマの目撃件数は急増しています。

 9月と10月には去年の倍に当たる400件以上。

 異変は全道的な傾向です。

なぜ? 札幌でヒグマ目撃急増 確実に“縮まる“人間との距離 “市街地接近“の理由
観光客との距離も縮まるクマ。取材した日もサケをくわえる姿が=2017年10月27日、北海道・知床
「ドングリ不作 サケ不漁」 餌不足も一因
公益財団法人 知床財団 増田泰事務局長:「今年は、あまりドングリの実りがよくありません」

 知床の野生生物を保護している知床財団によりますと、2017年の秋は山の実りが悪かったといいます。

 北海道の調査でも今年、ドングリが全道的に不作。

 冬眠前の貴重な食料となるドングリに加え、もう一つ…

 増田泰事務局長:「今年に関してはサケマス漁が全道的に不漁、少量であってもクマには十分重要な餌になるので全道的に注意が必要」

 知床の川を俎上するサケも2016年、捕獲数が百万尾を下回るなど、急激に減る傾向にあります。

 海も山も餌不足…。

 知床に限らず、全道で冬眠前のクマに警戒が必要だといいます。

増田泰事務局長:「定番の食べ物がなければ、別のものを探して、自分たちで探しだす力に長けている。普段クマがあんまり出てこないところでも出て来る可能性も」

 エサ不足の影響で、人里近くに出没するクマ…

 地元住民:「今だけ特に少し多い、クマの話が。民家の近くに寄ってくるとか。昔そんなにここなかった」

 「もともと知床はクマが住んでいた。そこに人間が入ってきた。僕らは畏敬の念を持っています」

 「あんまり騒ぎ立てることはないですこの地域にいると」

なぜ? 札幌でヒグマ目撃急増 確実に“縮まる“人間との距離 “市街地接近“の理由
札幌では、いつクマと遭遇しても不思議ではない。佐藤教授は、「クマは人を恐れた方がいい」と指摘する(提供:酪農学園大学 野生動物生態学研究室)
「クマは、人を恐れてくれた方がいい」
 長い時間をかけてきた知床でも確立されない、人間と野生との共存。

 札幌市は今、人とクマの関係が新たに築かれていく時期を迎えたばかりです。

 佐藤教授:「こういう住宅街の近くでは、クマは人を恐れてくれた方がいい。そのためには多少、追い払いをするとか、大きい声を出すとか、あまりクマがそういう場所にいい思いをして利用しないとか、安心して利用しないようにしていくことができればいい」

UHB 北海道文化放送

posted by しっぽ@にゅうす at 08:17 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする