動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年01月02日

野良イヌは人間と暮らせるか〜京都で子ジカ捕食

Yahoo! JAPAN

来年の干支はイヌだが、京都府で今年(2017)の夏頃からシェパードと思われる野良イヌが出没し、シカを狩っている様子などが観察されて問題になった。同じ犬かどうか不明ながら、12月下旬にも子ジカを襲っている野良イヌが報告され、警察官が駆けつける騒ぎになっている。

 この野良イヌは山中へ逃走し、地元保健所は捕獲用のワナを仕掛けているがまだ捕まっていない。シェパードなどが野犬化すると、賢いのでワナには滅多にかからないという。周辺住民は要注意だ。

野良イヌも人間との関係を修復できる
 京都で子ジカを襲っていた野良イヌは、おそらく成犬後に捨てられたか飼い主のもとから逃走したのだろう。このように成熟した飼いイヌが野良になった場合、人間のもとへ帰って前のような飼いイヌに戻ることができるのだろうか。

 飼いイヌの研究はたくさん行われてきたが、野良イヌについての生態や行動の研究はそれほど多くない。これまで主にインドやネパールの研究者が野良イヌを調査してきた。

 インド科学教育研究大学などの研究者の生態研究(※1)によれば、野良イヌの多くは単独で残飯あさり(スカベンジャー)をし、まれにランダムに群れを組む。だが、餌を探すために群れを組む場合はランダムではなく、成犬の場合は交尾のシーズンにオスメスで群れ、性成熟前の若いイヌの場合は交尾ではない特定の目的で群れる傾向にあるようだ。

 また、インド科学研究大学などの別の研究者による野良イヌの食べ物についての研究(※2)では、インドの野良イヌは人間の残飯を食べることが多いが、それは炭水化物や魚、果物ばかりで肉類などのタンパク質にはほとんどありつけないことがわかっている。また、野良イヌが多いため生存競争は激しく、幼犬のころから人間が与える残飯の争奪戦を繰り広げながら育つ。

 こうした過酷な環境下でインドの野良イヌは、残飯あさりを効率的にするため、肉類などのタンパク質に対するオオカミ時代から受け継いできた遺伝的な嗜好を抑え、我慢しつつ炭水化物の多い餌に適応しているようだ。

 餌に対する可塑性や融通無碍な適応が示すとおり、イヌは野良になっても人間に家畜化された過去を忘れず、オオカミの遺伝子を抑え込むことができる、ということになる。京都で子ジカを狩っていた野良イヌは、オオカミの遺伝子がよみがえったのだろうか。

 これもまたインド科学研究大学の別の研究者の論文(※3)だが、インドの野良イヌを幼犬群(生後4〜8週)、性成熟前の若い個体群(生後50週前後)、成犬群と年齢別に3群に分けて人間の単純な指示(指差しジェスチャー)にどう反応するか調べてみたところ、幼犬群ではまだ人間の指示をあまり理解できず、若い個体群と成犬群では理解はできるが最初は共通の人間に対する不信の反応を示した。

 だが、若い個体群では、人間に不信感は持ちつつ餌をもらうと依存する傾向があり、成犬群では明らかに餌によって態度を変えることがわかったと言う。幼犬の場合、人間とのコミュニケーションで指示に反応する能力を獲得していくが、若い個体や成犬でも触れ合う時間や人間から受けた良好な経験が増えれば人間への反応が変化する。

 つまり、野良イヌでも人間と一緒に暮らすことができる可能性が明らかになったというわけだ。これは同じ研究者による実験でも確かめられており、野良イヌでも人間と社会的な関係を構築し、餌のやり取りを介在せずとも愛情と信頼を持つ傾向があることがわかっている(※4)。

 インドには野良イヌが多く、野良イヌの死因の多くが人間による殺害だ(※5)。上記の研究では、幼犬の頃から人間に虐待を受けてきたインドの野良イヌでも、長期的な関係を築けば人間と一緒に暮らすことができることがわかった。

 京都で子ジカを狩っていた野良イヌも同じだろう。驚かされたり窮地に追い込まれたりして人間に危害を加えれば、すぐに殺処分の対象になってしまう。早く捕獲されて人間との関係を思い出させるようになればいいと思う。

減ってきた野良のイヌやネコの殺処分
 東京などの都会で暮らしているとピンとこないが、依然として野良イヌのいる地域がまだ日本には多い。世界の野良イヌの数を調査した複数の研究を調べたシステマティックレビューによれば、1平方キロメートルあたりそれぞれスペインのヴァレンシアが1304頭、東ベンガルが1859頭、ネパールのカトマンズが2930頭の一方、ブラジルのサンパウロ、インド中央部や中西部、インドのムンバイなどでは1平方キロメートルあたり10頭以下となっている(※6)。

 調査方法や調査対象などの違いもあるのだろうが、各地域でかなりの違いがあり、野良イヌの数の把握が難しいことがわかる。複数の調査からの推計では全世界のイヌの約80%が野良イヌと考えられているが、日本では狂犬病も国内発症例は1956年以降ない(ネコからの感染例は1957年が最後)し、後述するように野良イヌや野良ネコの数は減り続けている。

 環境省や自治体は殺処分ゼロを目指し、野良イヌや野良ネコの保護と引き取り・譲渡などと同時に飼い主への啓発活動を行ってきた。入り口と出口というわけで、イヌとネコの引取り数はこの20年で激減し、10年ほど前から殺処分率が下がりはじめて2015年には約60%になっている。

 こうした行政の努力や飼い主の意識の変化などが奏功し、神奈川県などはほぼ殺処分ゼロに近くなっているが、全国ではまだイヌで1万頭以上、ネコで6万頭以上が殺処分されている。この中には、引取り先がなく残念ながら殺処分されるイヌやネコが約5万頭いて、攻撃性のある個体や治療で治る可能性が低い病気にかかった個体などは仮に引取りや譲渡先があっても殺処分されてしまうケースも多い。

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イヌ・ネコの殺処分率の推移。2015年の2015年の殺処分数は約8.3万頭(イヌ約1.6万頭、ネコ約6.7万頭)、また引取り数はイヌ約4.7万頭、ネコ約9万頭となっている。殺処分には、動物福祉の観点から安楽殺などが必要なもの、収容後に自然死したものが含まれる。「動物愛護管理行政事務提要(平成28年度版速報値)」より。環境省の中央環境審議会動物愛護部会:第44回(2017年3月17日)の資料「動物愛護管理行政の最近の動向について」から。

 また、行政に保護されたイヌやネコでは、飼い主(所有者)に引取られた割合がそれぞれ14%と16%であり、野良イヌや野良ネコを増やさないことが重要だ。例えば、引取りされた個体の成熟度をみるとイヌでは成熟した個体が多いのに比べ、ネコでは幼齢の個体が多くなっている。これはイヌは成熟した後に捨てられることが多く、ネコは去勢されていない個体から生まれた子ネコが多いのが原因だ。野良イヌや野良ネコ対策では、この入り口がより重要だろう。

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イヌ・ネコの引取り数の内訳。所有者不明の野良イヌや野良ネコが多く、イヌでは成熟した大人の個体が、ネコでは子ネコが多いことがわかる。「動物愛護管理行政事務提要(平成28年度版速報値)」より。環境省の中央環境審議会動物愛護部会:第44回(2017年3月17日)の資料「動物愛護管理行政の最近の動向について」から。

 京都の野良イヌは、捨てられたり逃走したのかもしれないが、夏からのインターバルを考えると、時折、飼い主が放し飼いにしている可能性も捨てきれない。いずれにせよ、自分や家族が捨てたり逃げたりしたイヌかもしれなければ、すぐに警察や保健所へ連絡して欲しいと思う。

※1:Sreejani Sen Majumder, et al., "To be or not to be social: foraging associations of free-ranging dogs in an urban ecosystem." acta ethologica, Vol.17, Issue1, 1-8, 2014

※2:Anandarup Bhadra, et al., "The Meat of the Matter: 1 A thumb rule for scavenging dogs?" Ethology Ecology & Evolution, Vol.28, Issue4, 2016

※3:Debottam Bhattacharjee, et al., "Free-ranging dogs show age related plasticity in their ability to follow human pointing." PLOS ONE, DOI: 10.1371/journal.pone.0180643 July, 17, 2017

※4:Debottam Bhattacharjee, et al., "Free-ranging dogs prefer petting over food in repeated interactions with unfamiliar humans." Journal of Experimental Biology, Vol.220, 4654-4660, 2017

※5:Manabi Paul, et al., "High early life mortality in free-ranging dogs is largely influenced by humans." nature, Scientific Reports, 6, No.19641, 2016

※6:Vinicius Silva Belo, et al., "Population Estimation Methods for Free-Ranging Dogs: A Systematic Review." PLOS ONE, DOI:10.1371/journal.pone.0144830 December, 16, 2015



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野犬の存在について 共生を改めて考える

ネタりか


京都府宇治市の野犬
シェパード後ろ姿

まず、お住まいの地域によって報道量が異なると思いますので、京都府宇治市で目撃されている野犬のことを以下にまとめます。目撃されている野犬は、黒×茶の毛色をもつシェパードに似た風貌で、体長は約1.5メートル、体高は約80センチと推察されています。

✔7/14に民家裏でシカを襲っていると住民から通報
✔6/24にも子鹿を襲う野犬の目撃情報あり(宇治署が撮影)
✔目撃されている場所が、小学校の通学路である

これらの事から、野犬は攻撃性が強いとされ、子供たちへの危害が及ばないように心配されており、警察官や保護者らが通学路の見守りに当たったり、捕獲用の檻を仕掛けたりして付近の住人に強く注意を呼びかけています。「毎日怖い」「早く捕獲してほしい」という不安の声が近隣住民から多数あがっているのも、当然の気持ちでしょう。

また、宇治市では昨年11月にもシェパードに似た野犬が2頭捕獲されています。シェパードのブリーダーさんによる「京都はシェパードの遺棄が多い」という声も(真偽は定かではありませんが)小さく報道されているのが現状です。

野犬について
遠くを見る茶色い犬

野犬と野良犬の違い
野良犬という言葉はよく使われますが、野犬(やけん)はあまり使われない言葉ですね。野犬とは飼い主がいない犬の総称です。つまり、野良犬と同義語なのですが、野犬と野良犬を意識して使い分けられている背景があります。

また、野良猫という言葉はよく耳にしますが、野猫(のねこ)という言葉は、野犬以上にあまり知られていないのではないでしょうか?野犬と野良犬、野猫と野良猫の違いは、「野生化しているかどうか」という点が基準とされています。

なぜ、野犬は危険視されるのか?
吠えている犬

野猫は、人間社会に依存せず、自力で餌を獲り人里にはあまり近づかないとされます。一方で、野良猫は、サザエさんの有名な主題歌にある「お魚くわえたどら猫」そのもの。(※どら猫は野良猫と同意語です)人間社会に、どこかで依存して生きている存在とされます。

私たちが普段の生活の中でみかけるのは、野猫ではなく野良猫であるケースが圧倒的多数です。人間側が攻撃と捉えられるアクションを起こさない限り、野良猫が人間の身体に危害をくわえられることは、ほとんどないのではないでしょうか?

一方、野犬については、元はペットして飼われていたいわゆる「野良犬」が野生化したものです。野犬はその性質上、群れを作って生活をしたり、人や家畜を襲ったりすることがあると報告されています。

近年の日本では野生化した野犬の群れの存在を聞くことはないように思いがちですが、案外そうでもありません。1980年代のバブル期に避暑地にいる間だけ飼われたペットが放置され野犬化し、地元住民や観光客が襲われる事故が多発したこと(事態の収束に大掛かりな山狩りまで行われた)や、災害時の被災地でも野犬化したペットの存在が報告されています。

少々乱暴な表現にはなりますが、野犬化した野良犬は人間や家畜を殺傷する可能性があるのは事実であり、人間社会にとって危険な存在であるとされるのは仕方がない側面があるでしょう。

野犬の存在から考えるべきこと
座り込む2匹の子犬

野犬と野生動物の違い
先に紹介した京都府宇治市の件が、野犬ではなく「熊」の場合ならどう感じるでしょうか。例えば、地元の猟友会を中心とした方々が一刻も早く射殺することを、素直に願うのではないでしょうか?

熊も野犬も同じ動物なのに、"何かが違う"のは、なぜなのか?

この記事を読んでいる方の多くは愛犬家として、今現在もあるいは過去に、愛犬と暮らした経験がある方が多数でしょう。野犬の危険性は理解できる。が、現在の日本にいる野犬は、ほぼ100%、元はペットとして飼われていたか、人間の手によって産み出された犬たちであることがわかるだけに、野犬と野生動物の違いについて、忸怩たる思いや割り切れなさを感じるのも当然でしょう。また、その気持ちも大切ではないかと考えます。

犬の祖先がオオカミ(タイリクオオカミ)であるということは広く知られています。オオカミが動物学的に犬になった経緯については、突然変異ではないかという説が有力ではありますが、今なお、推測の域を出ません。

一方、人間と犬が現在のように密接な関係にあるのは、お互いに相性がよかったという点があげられるでしょう。狩猟、牽引、見張り等、人間社会の中で様々な役割を担ってきたのは、周知の事実です。

このように、犬と人間が人間が歩んできた歴史と比べ、熊をはじめとする多くの野生動物は独自の生活や歴史を歩んできました。お互いに適度に距離を置きそれぞれの社会を発展させながらも、食料として狩る、あるいは襲われる(食料にされる)といった関係ともいえるでしょう。結果「人間との軋轢が生じる」場合、駆除する理由として正当化されやすいのだと考えます。

野生動物との共生
こちらを睨んでいる犬

日本で身近な野生動物のひとつ、ツキノワグマを取り上げます。毎年、山菜採りに山に入った人や狩猟関係者、また山から降りてきたツキノワグマに遭遇した人が襲われるという報道を耳にします。

それでは「ツキノワグマを絶滅させろ」という声があるかというと、それは否。しかし、ツキノワグマが射殺されるという報道が出ると「麻酔銃じゃだめだったのか?」という声があがり、エサがないから人里に降りるのだろうと山道にドングリをバラまく等、「かわいそう」という感情を物差しにした行動が後を絶ちません。

「かわいそう」という気持ちは、時に愛情や優しさにもつながるものですが、野生動物と共有できる感情でないばかりか、自身や自身の大切な存在に危害が及んだ場合にでも、ブレずに維持できる人は多くはないでしょう。

現在、ツキノワグマについては山に帰すためにはどうすればいいか?という視点で、山の環境を整えること、あやまって人里にきた場合に放獣する等、様々な活動がなされています。

ツキノワグマが絶滅危惧種に認定されていることも含め、人間のエゴと言ってしまえばそれまでですが、それぞれにテリトリーを分けて生きてきた関係を一方的に乱してしまったという過ちを犯した側が、その関係を修復する努力をするのも責務でしょう。

野犬を作ってはいけない!
伏せている犬

先にも書いたように、現在の日本にいる野犬は100%元は飼い犬あるいは飼い犬として産まれた存在で、野生動物ではありません。野生動物との共生を再構築している裏側で、野犬という新たな野生動物を一方的に送り込もうとしていることこそが、愚かなことと捉えるべきでしょう。

現在、日本にいる犬の多くはペットして飼われている存在です。人為的に犬種の多様化・愛玩動物としての扱いが進んだのは1700年代頃からとされており、ヨーロッパを中心に犬種や毛色、小型化が進みました。

トイプードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフント、ポメラニアン等、日本でも人気の高い愛玩犬の多くは、この流れを汲むものです。犬という種族に対しこれだけ関わってきた人間が、「人間との軋轢が生じる」犬を今更作ってはならないのです。

京都府宇治市の野犬についてのニュースを追いかける中、様々な意見を拾いましたが、野犬に対する憤りではなく、元飼い主や飼い主の元に犬を提供した存在(ブリーダー、ショップ等)への憤りばかりでした。

どれだけ、犬が人間と相性が良いといっても、犬は犬、それぞれに性質や性格があります。人間側がリーダーとしてまた家族として、コントロールしコミュニケーションをとる能力や努力があって、初めてよい関係になれます。飼い主の無責任な遺棄は言語道断ですが、飼い主の力量を加味しない無責任な販売・譲渡、そして繁殖についても厳しく問わなければなりません。

しかし、何度となく法改正がなされても何か変わることはあったのでしょうか?モラルに訴えても、罰則を強めても、自浄作用が全く働いていない現状に忸怩たる思いはあれど、同じ様に感じる人が多くいるのならば、まだまだ捨てたものではない。「野犬を作らない」ことは、実現不可能な夢ではないと信じたい思いです。

野犬に関するまとめ
つながれる人と犬の手

自分の住む街に野犬がいなければ野犬の存在は遠いものであり、また、自分の愛する犬を無責任な理由で野犬化させるなんて考えられない飼い主さんが圧倒的多数でしょう。

私自身も同じ立場です。不謹慎ではありますが、自分の愛犬が何かのトラブルで野良犬となってしまった場合、野犬として生きていくだけのたくましさはないだろうと想像したぐらいです。

ペットとして犬を飼うという行為。その生活を送るまでは「人間のエゴ」と感じていた側面が強いのですが、今、愛犬が隣にいて喜怒哀楽を発揮し日々生きている様子は、親バカかもしれませんが、「幸せ」という言葉しか当てはまりません。

社会を動かすような大きな力も才覚もない、たった1人のちっぽけな人間ですが、目の前の愛犬を精一杯愛し、共に生きていきたいと思います。

posted by しっぽ@にゅうす at 08:28 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大型犬を抱っこするコツ!保定の仕方から注意点まで

ネタりか

犬を抱っこするということ
バーニーズマウンテンドッグ

犬の正しい抱っこの仕方は、犬のカラダの大きさによって異なります。
飼い主さんそれぞれに、しやすい抱っこの仕方があるかもしれませんが、間違った抱っこの仕方を続けていると犬のカラダに負担がかかってしまい、椎間板ヘルニアなどの病気を発症させる原因になってしまう可能性があります。

“抱っこばかりしているとワガママな犬になってしまうなどと悪い印象をお持ちの方もいらっしゃるようですが、抱っこはしつけの一環でもあります。抱っこは良くないとされている理由は、間違った抱っこによって、犬が“自分の方が偉いんだぞ”と勘違いしてしまうことがあるからです。
抱っこしやすい小型犬や中型犬だけではなく、大型犬も正しい抱っこの仕方を知っておくことで、緊急時や災害時などにも役立てることができます。

大型犬の正しい抱っこの仕方について
女の子とハスキー

“カラダが大きく、体重の重い大型犬を抱っこできるはずがない”と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、正しい抱っこの仕方ができれば、それほど困難なことではありません。

カラダが大きいから抱っこできない、体重が重いから抱っこできない、そう感じてしまっているだけで、間違った抱っこの仕方が原因で上手く抱っこする事が出来ていないだけである可能性があります。正しい抱っこの仕方をすることができれば、意外と簡単に抱っこできてしまうかもしれません。

うちのミックスの男の子は体重15kgで中型犬ですが、間違った抱っこをしてしまっていたときは上手く抱っこすることができませんでした。しかし、正しい抱っこの仕方ができるようになると上手く抱っこすることができるようになりましたし、それほど重いとは感じません。

正しい抱っこの仕方その@「犬のカラダを安定させる」
床や地面ではなく、少し高さのある部分に犬を誘導し、犬のカラダを安定させます。座らせた状態でも立たせた状態でも構いません。床や地面よりも少し高さのある部分に犬のカラダがあることで、抱っこするとき、人への負担を減らすことができ、抱っこしやすくなります。

抱っこしやすい高さは飼い主さんそれぞれにあると思いますので、調節しながら行ってみてください。

正しい抱っこの仕方そのA「犬の方へカラダを近づける」
犬のカラダを自分の方へ引き寄せるのではなく、自分のカラダを犬の方へ近づけるようにし、犬のカラダの側面に自分のカラダの面積が多く付くようにします。

正しい抱っこの仕方そのB「犬の手足の付け根を掴む」
犬の胸の下に腕を入れて抱っこする方もいらっしゃるようですが、犬のカラダにも人の腕にも負担がかかってしまいます。犬の手足の付け根(外側)を掴むようにし、人の胸の高さまで持ち上げます。犬の手足の付け根とお尻を支えるようなイメージです。

大型犬を抱っこする際の注意点
耳を下げて甘える犬

抱っこを嫌がる犬もいますし、少しずつ抱っこに慣らしていくようにします。どんなに正しい抱っこの仕方をしていても、女性や高齢の方のカラダには大きな負担がかかってしまいます。

膝や腰を痛めてしまうこともありますし、誤って犬を落下させてしまうこともありますので、決して無理に抱っこする必要はありません。

注意点その@「不安定な場所で抱っこしない」
ソファーやベッドやイスの上など、犬が不安定な場所にいる場合、その場所からの抱っこはやめましょう。犬のカラダが不安定であると暴れてしまうことがあります。

犬のカラダが不安定だと、抱っこする人のカラダも不安定になってしまうため、お互い負担が大きく、落下などの危険もあります。

注意点そのA「おろすとき」
抱っこするということは、おろす必要がありますよね。
犬を高い位置からおろしてしまうと、手足に大きな負担がかかったり、手足を痛めてしまったり、落下などの危険があります。

まずは人がゆっくりとしゃがみ、安全におろすことができる位置にきてからおろしてあげましょう。犬の手足に衝撃が加わってしまわないように注意します。また、人がしゃがむとき、膝や腰に大きな負担がかかってしまうことにも注意が必要です。

まとめ
男性と女性と犬

大型犬の抱っこは想像しているよりも困難なものではありません。抱っこの練習をすることは、愛犬と飼い主さんとのコミュニケーションになりますし、信頼関係も深まるのではないでしょうか。どうしても上手く抱っこすることができない場合には、獣医さんに相談してみてください。

私も正しい抱っこの仕方は獣医さんに指導していただきました。
診察台が私の腰よりも高い位置にあり、15kgの愛犬を診察台に乗せることができず困っていると、私よりもずっと華奢な看護師さんがスッと軽々と抱っこして乗せてくれました。

「コツがあるんですか?」と聞いたところ、獣医さんとその看護師さんからアドバイスをいただけました。ぜひ、恥ずかしがらず、遠慮することなく相談されてみてくださいね。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:27 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

獣医師・徳田竜之介さん(7月4日〜7日掲載) ペットの地位向上に奮闘 熊本

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熊本市の獣医師、徳田竜之介さん(56)が経営する「竜之介動物病院」は年中無休、夜間の緊急診療にもスタッフが交代で対応する。「盆も正月もなく、病院に出ています。それがペットや飼い主の安心につながるのならOKです」と笑う。

 動物病院に併設するペットホテルは年末年始、予約で一杯になる。「安心感があるのでしょう。預かっている間に健康診断もするのが人気なようです」

 徳田さんは平成28年4月の熊本地震の発生直後、病院施設をペット同伴避難所として開放した。「人を助けるなら、動物も一緒に助けなければいけない」との考えからだった。

 社会貢献支援財団(会長、安倍昭恵・首相夫人)の社会貢献者表彰に選ばれ、今年11月27日には東京都内で表彰式に出席した。

 「ペットとの同伴避難が、人々の役に立つと認められた意義は大きい。同伴避難が広く社会に認められていく第一歩になると期待しています」

 11月に取り組んだ野良猫の不妊手術でも、うれしい反響があった。行政の広報誌などを見た住民から、野良猫の情報が集まったのだ。「行政と住民が一体となって、犬や猫の殺処分ゼロを目指し始めた」。そう手応えを感じたという。

 新年は、インドネシア・バリ島での狂犬病撲滅支援活動にも、力を入れる。

 熊本県とバリ州が国際交流促進の覚え書きを結んだことがきっかけだという。

 「日本は狂犬病予防法で予防注射を義務づけ、60年間感染が確認されていない。これは奇跡的なことです。同じ島国のインドネシアで、日本の取り組みを根付かせたい」

 「新年は戌年。多くの人に一度、犬を飼ってほしい。動物の飼育でコミュニケーションが生まれ、社会も丸くなる」。ペットの地位を、社会の一員へ高めようと奮闘する日々は続く。(南九州支局 谷田智恒)



posted by しっぽ@にゅうす at 08:27 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新電力で「助かるワン」料金の一部、動物保護に「殺処分される命を助けたい」

産経新聞

契約者の負担はそのまま、電気料金の一部を捨てられた犬や猫の助けに−。愛媛県内の2つの動物保護団体が、新電力のレジェンド電力(東京)と提携し、動物保護の新しい取り組みを始めた。

 2団体は、会員制交流サイト(SNS)や保護した犬や猫の譲渡会などを通じ、家庭や企業にレジェンド電力への契約切り替えを提案。使用量に応じて料金の1〜10%が、団体で使うペットフードや消耗品、ワクチン接種のほか、さまざまな検査代に充てられる。

 2団体のうちの一つ「NPOあにまる365」(松山市)があるのは、市中心部から離れた山間部。殺処分されるのを防ごうと、市保健所などから引き取った100匹以上の犬や猫が暮らす。餌は寄付のペットフードで賄い、病気の治療費はメンバーが自腹を切ることも。

 代表の吉岡智子さん(41)の目線の先には無数のケージが並ぶ。「引き取り手が見つかるまでは、この子たちの面倒を見てあげたい。だけどこれ以上の数となると…」。

 環境省によると、犬と猫の殺処分数は平成18年度で約34万1千匹。28年度には約5万6千匹まで減少したが、依然として多い。

 新電力に参入し、さまざまな団体への支援を掲げるレジェンド電力はこうした現状に着目。捨て犬を4匹保護しているという同社担当者は「殺処分される命を少しでも減らしたい。そう考える中で吉岡さんらと出会った」と取り組みのきっかけを語る。

 吉岡さんは「来年は戌年。ワンちゃんたちを気軽に支えられる機会があることを知ってほしい」と呼び掛けている。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:27 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする