動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年02月04日

動物遺棄の窮状知って 関西の愛護団体代表が2月講演

徳島新聞


飼い主の事情で遺棄されたり虐待されたりした動物を保護し、里親探しなどを行っているNPO法人「アニマルレフュージ関西(ARK)」(大阪府能勢町)のエリザベス・オリバー代表の講演会が2月4日、徳島市の県立21世紀館で開かれる。県内の動物愛護推進員らでつくる「徳島NBA(譲渡前不妊去勢手術)を推進する会」がARKの取り組みに共感し、企画した。

 オリバー代表は「責任あるシェルター運営とNBA―譲渡前不妊去勢手術を考える…そのためにやらなければならないこと」と題して講演する。

 犬猫の殺処分を減らすため、ARKが里親を探す前に行っているNBAの重要性を訴える。傷ついた動物の心身をケアするシェルターの運営や、国内外の事例などを基に、「責任ある動物愛護」の在り方についても語る。

 オリバー代表は1968年に英国から来日して以来、日本で暮らしている。大学などで英語を教える傍ら動物保護に関わるうち、捨てられる動物たちの窮状を知り、90年にARKを設立。これまでに5500匹以上の犬猫を里親の元に送り出した。

 活動が評価され、2012年に英王室から大英帝国勲章を受けた。シェルターでは現在、常勤スタッフ30人が犬猫約350匹などを保護している。

 推進する会は「徳島でも人知れず殺処分にされている動物は多い。推進員の取り組みも知ってもらえたら」としている。

 午前11時半から午後3時半までで参加無料。問い合わせは推進する会<電090(7149)1211>。
【写真説明】国際コンパニオンアニマル会議で国際動物福祉貢献賞を受賞したオリバー代表(右)(ARK提供)

posted by しっぽ@にゅうす at 08:38 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

徳田竜之介:熊本地震でペット同伴の避難所を開設した獣医師

nippon.com


ペット同伴の避難所開設、野良猫の殺処分減への取り組み、バリ島の狂犬病撲滅運動など、精力的に人間と動物の「生活の質」向上に取り組む獣医師・徳田竜之介氏。その活動を支える強い思いとは。

徳田 竜之介
徳田 竜之介TOKUDA Ryūnosuke
1961年鹿児島県生まれ。89年麻布大学大学院獣医学修士課程修了。千葉県我孫子市、神奈川県相模原市で獣医師として勤務後、94年熊本市に「竜之介動物病院」を開院。「年中無休、緊急時24時間対応」の体制で診察を行う。2004年には九州動物学院開校、動物病院、ペットショップ、トリミング店や動物園など「動物業界」で働く人材を育成している。
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2016年4月に発生した熊本地震で、自身が熊本市内で経営する動物病院をペット同伴の避難所として開放した獣医師・徳田竜之介氏。「ペットを助けることは、飼い主も助けることにつながる」という信念のもとで、地震発生直後からSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で被災者とペットの受け入れを表明、延べ1500人とペット1000匹を保護した。

東日本大震災の教訓を生かして
−−ペット同伴の避難所を開設したきっかけは。

徳田 東日本大震災が発生して半年後に被災地を視察しましたが、ペットと一緒に避難できる避難所はありませんでした。飼い主にとってペットは家族の一員なのに、避難所ではそれが理解してもらえない現実を目の当たりにして、ペット同伴の避難所の必要性を感じました。もともと私の動物病院は年中無休・24時間対応で診察してきましたが、動物病院を建て替える際、災害発生時にペットと一緒に避難できる場所を確保しようと思いました。東日本大震災の教訓を生かして、2013年に耐震構造で自家発電、貯水タンクを備えたビルに建て替えました。災害が起きたら、併設する動物の専門学校を避難所として開放しようと考えていました。

−−動物病院を建て替えて3年後に熊本地震が発生しました。その直後にSNSで施設をペット同伴の避難所として開放すると発信したそうですね。

徳田 地震が発生してから2時間後に発信しました。ペット連れの家族が集まり、避難所で肩身の狭い思いをしていた人たちもペットを連れて次々と訪れました。専門学校の学生やスタッフの協力で避難所を1カ月間開放し、延べ1500人の被災者と1000匹のペットを助けることができた。建て替えて本当に良かったと思いました。あの建物のおかげで飼い主とペットが一緒に避難生活を送ることができたのです。熊本地震によってペット同伴の避難所の必要性を証明できたので、これを広く伝えていこうと思いました。


2016年熊本地震の被災地・益城町(ましきまち)で。家屋が倒壊し、ライフラインが復旧しても行き場のない人たちが多かった

−−その経験が避難所の25パーセントをペット同伴可として確保する署名活動につながったわけですね。

徳田 これまでに3万4000人分の署名が集まりました。避難所を開設して診察をしたり、被災地で往診したりする中で、ペットを助けることで飼い主が助かり、元気が出る姿をたくさん見てきました。被災者を助けるなら、ペットも一緒に助けなければならないことを実感したのです。もちろん人命が最も大切ですが、人命を助けるためにはペットが必要なのです。飼い主と動物が一緒に避難できれば、飼い主もペットも精神的に安定して癒やされます。猫を飼っているお年寄りが「私がいないとこの猫は生きていけない」と感じると、生きる力が湧いてきます。人間は守るべき存在があると、生きがいを感じて元気になれるのです。日本の全人口でペットを飼っている人は約2割を占めるので、避難所の25パーセントをペット同伴として確保できればいいと思っています。動物嫌いの人やアレルギーを持つ人もいるので、完全に区別してペット同伴の避難所を確保するのです。日本は欧米に比べてペットに関する認識が遅れていますから、それくらいにしないといけませんね。

ペットを「モノ扱い」する日本
−−ペットの扱いに関して、日本はどんなことが遅れていますか。

徳田 最近はペットが家族の一員だと日本でも理解されていますが、米国や英国、オーストラリアでは家族を超えた社会の一員という認識です。でも日本ではペットは法律上で「モノ扱い」です。自動車にひかれたり、ぶつかったりしたら、物損事故とか器物破損として対処されます。ペットを尊い命として扱っていません。飛行機で旅行する時も日本ではペットは貨物室ですが、欧米は客室で移動します。ただ、日本も少しずつ変わっていることを実感したニュースがありました。2015年に起きた関東・東北豪雨による鬼怒川の氾濫で、逃げ遅れて民家の屋根に取り残されていた家族をヘリコプターが救出するのですが、救助隊員は最後に動物も助けたのです。法的には動物は「モノ」で個人の財産として扱われるので、救助の際、規定上は動物を救えないことになっています。しかし、救助隊員は動物も一緒にヘリコプターに乗せました。これは大きな進歩だと感じましたね。

バリ島の狂犬病撲滅のために日本でアクションを
−−インドネシアのバリ島で狂犬病の撲滅活動に協力しているとのことですが、そのきっかけは。

徳田 熊本県とバリ州が2017年に国際交流促進の「MOU(基本合意書)」を締結したのをきっかけに、バリ州の知事が竜之介動物病院を訪れ、バリ島でまん延している狂犬病を撲滅させるために協力してほしいと頼まれました。バリ島では狂犬病予防注射への理解や接種がなかなか進みません。一方、日本はバリ島と同じように海に囲まれた島国ですが、狂犬病を撲滅させた「清浄国」です。犬に予防接種をして避妊手術をすれば、狂犬病がそれ以上増えることはありません。海に囲まれているので外部から病気が侵入することも防げます。日本はそうやって清浄国になれたのです。バリ島でも、ともかく予防接種と避妊手術の必要性を住民に教育しなければならない。そのためにはまず関心を持ってもらうことが大切だと痛感しました。

−−関心を引くための手段として狂犬病撲滅のリストバントを作ったのですか。

徳田 バリ島の狂犬病撲滅のためのPRと資金作りに活用するために作りました。ブルーのリストバンドに白字で「Eradication of Rabies(狂犬病撲滅)」と書いてあります。1個300円で販売し、3000個が売れました。活動をするためには何かアクションを起こさないといけないと思ったからです。動物のために役に立ちたいと思っている人たちに実情を知ってもらい、リストバンドを買って身に着けることで啓もう活動になります。日本でアクションを起こせば、バリの人たちを動かすことができると信じています。日本の獣医師として活動を通じて世界に発信し、狂犬病撲滅に取り組んでいきたいと思っています。日本でできたことは必ずバリ島でもできるはずです。


バリ島の狂犬病撲滅運動のために作ったリストバンド

野良猫への愛ある対応が地域社会を変える
−−狂犬病撲滅運動の他にも「TNR」活動に取り組んでいるそうですが、どのような活動ですか。

徳田 TNRは「Trap(捕獲)」「 Neuter(去勢・避妊手術)」「 Return(元の場所に戻す)」の頭文字を取ったものです。野良猫の数が増えないように捕獲した猫に去勢・避妊手術を施した後に元の場所に戻すという活動で、世界共通語になっています。野良猫が増えると、ふん尿による悪臭や生ごみをあさって散らかしたり、車やバイクの上に乗って汚れや傷をつけたりして、近隣が迷惑します。猫の数を増やさないための取り組みがTNR活動です。捕獲された猫を病院に連れてきてもらい、私が手術をした後、数日間様子を見てから元に戻す活動をしています。猫嫌いの人や猫に関心のなかった人が野良猫の対処に困って渋々活動を始めたものの、参加するとやりがいを感じて動物に愛情を感じるようになるケースがたくさんあるのが興味深いですね。たくさんの人たちがTNRに賛同して協力することで地域にコミュニケーションが生まれ、地域社会の活性化につながっている。動物によって人が、地域が良い方向に変われることを実感しています。


殺処分を減らす目的で野良猫に不妊手術を実施している

−−今後、どんなことに取り組みますか。

徳田 ペットの命の価値を高めていきたいと思います。私の動物病院に併設している「学校法人昭徳学園九州動物学院」では、学生たちに人と動物は同格で、動物も社会の一員であることを教えています。生きようとする「動物のために」、動物と共に生きる「人のために」、動物と人が暮らす「社会のために」、人間と動物の「QOL」(Quality Of Life:生活の質)の向上を目指したい。そのためには、地域の動物病院が動物に関する全ての情報発信基地として機能していく必要があります。私は崖っぷちに追い込まれるほど燃えるタイプなので、必要とされる限りは全力を尽くしたいと思います。


「竜之介動物病院」は正面入り口の「犬のお医者さん」が目印だ


竜之介動物病院のスタッフに囲まれて

インタビュー・文=片岡 優佳

バナー写真=徳田竜之介獣医師と「供血犬」の土佐犬「サイゴー」。輸血が必要な犬が出た際に血を供給する役割を担う。

写真提供=竜之介動物病院


posted by しっぽ@にゅうす at 08:37 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫とホームレスが織りなす何とも柔和な共生

東洋経済オンライン


ホームレスを長年取材してきた筆者がルポでその実態に迫る本連載。第2回はスッとその生活に入り込む猫とホームレスの日常を描く。

2015年、東京・上野の上野恩賜公園を歩いていると、肉付きのよいトラ猫がポテポテと歩いていた。目で追いかけると、野宿生活者が建てたテントに向かっていった。


この連載の一覧はこちら
上野恩賜公園は一昔前、東京で最も野宿生活者が多い場所だった。

テントや小屋が立ち並び、まるで町のようになっていた。しかし規制が厳しくなり、現在はテントを建てている人はほとんどいない。そのテントは上野動物園の出口のあたりに建てられていた。少し外れにあるから、見逃されたのかもしれない。

テントの横に置かれたビーチチェアには、そのテントの主の爺さんが座っている。拾ってきた週刊誌を読みながらお酒を飲んでいる。

猫がいるから離れられない
さっきの猫はお爺さんの前に置かれた発泡スチロール製の箱に飛び乗るとグーグー寝始めた。お爺さんに話しかける。

「上野公園は今テントとか作っちゃいけねえの。ここも毎日のようにお役所の人が来てね、『福祉課に行け』『生活保護もらえ』って言われるよ。でもなあ人にはそれぞれ事情があるんだよ」

お爺さんは困ったような顔をした。おそるおそるどんな事情があるのか聞いてみた。

「ニャンちゃんがいんの。今は3匹いるんだよね。厳密には飼ってるってワケじゃないけど、それでもこの子らを置いて去るのは忍びないよ」

そういうと、目を細めてさっきのぽてっとした猫を眺めた。

お爺さんがテントを張って生活を始めたら、自然に野良猫が集まって来たという。多分、暖を求めたのだろう。

「もともとニャンちゃん6匹くらいいたの。でもこいつ(ぽて猫)が来て他の猫を追い出しちゃったんだよ。コイツはもともと飼い猫なんだよね」

確かに野良猫にしては毛並みが良い。

お爺さんがある朝目覚めたらテントの中でぽて猫は寝ていたという。

おそらく近所に住んでいる人が、


猫小屋(写真:筆者提供)
「あそこにいるホームレスは猫を飼っているから、うちの猫を置いていっても育ててもらえるだろう」

と思ってテントの中に捨てていったのではないか、と爺さんは推測する。

「コイツやんちゃだし、手に負えなくなって捨てられたんだろうな。ここに来て半年くらいになるけど、生まれも年齢もわからないなあ。

コイツがなつくヤツがいたら、そいつが犯人なんじゃないか?って思って毎日見てるんだけど、誰にもなつかねえ。もう元の飼い主なんて忘れちゃってるのかな(笑)」

上野恩賜公園の周りではボランティア団体が野良猫の去勢手術をしたりして、野良猫の数は減少傾向にあるそうだ。

ただ、新たに猫を捨てる人は後を絶たないという。

猫好きを中心にコミュニティーが出来ている
「あら、今日リュウは来てないの?」

と女性の声がした。見ると上野動物園の職員の女性だった。

「リュウは今お出かけしてるね。今日はミミが泊まりに来てるんだよ。でもミミがテントに入ってくるとトラが怒っちゃって大変なんだ」

「後から来たのに、先輩の猫に怒るなんてトラはダメねえ」

と笑いながら言う。目の前でグーグーと眠るぽて猫の名前がトラらしい。

テントの中で、激しい縄張り争いが繰り広げられているようだ。

背後に自転車のブレーキ音が聞こえる。振り向くと、背広姿の男性がニコニコ笑いながら自転車を降りてくる。

「今日も来ちゃいました!!」

というと、

「トラ〜!! トラ〜!!」

と、ワシャワシャとトラの頭をなで回した。トラは迷惑そうな顔で目を開けたが、またすぐに眠ってしまった。

男性は会社からの帰宅途中、いつも立ち寄って猫にエサをあげたり、なで回したりするという。

お爺さんは他の野宿生活者とは交流しないと言った。人嫌いではないのだが、お酒をたかられたり、酔って絡まれたりするのが面倒くさいという。

ただお爺さんの周りでは猫好きを中心にコミュニティーが出来ていたし、何よりこんなに猫に愛されていたら寂しくないだろうなと思った。

立ち去る時に、

「今度何か差し入れしましょうか?」

と聞いてみる。

「俺は基本的に何も覚えてられないからさ。たぶん次会った時、お兄ちゃんのこと全く忘れてると思うけど許してな。で、俺は何もいらねえよ。もし持ってきてくれるなら猫のエサ買ってきてくれねえか? カリカリのヤツでいいからさ」

とクシャクシャの笑顔で言った。

数日後に猫のエサを持っていったけど、言葉どおりすっかり僕のことは忘れていた。トラはその日も箱の上でグーグーと眠っていた。

猫を飼っている人が多い多摩川の河川敷
同じく2015年、多摩川の河川敷を歩く。

河川敷は野宿生活を営む人が多い。土地に余裕があるため、比較的大きな小屋を建てる人もいる。小屋に余裕があるので、猫を飼っている人も多い。

とある小屋に近づくと、ふっと猫の臭いがした。見ると、皿に餌が置いてあり大柄の白猫2匹がパクパクと食べている。


みんな飛んだり跳ねたりしてる(写真:筆者提供)
しばらく眺めていると、小屋の中から家主の男性が出てきた。不審そうな顔でこちらを見ている。

「猫、かわいいですね!!」

というと、途端にニコッと笑みがこぼれた。

「猫飼ってんだよ。今は12匹。お散歩中で、今は2匹しかいないけど」

12匹とはなかなかの数である。むしろ河川敷でなければ飼えない匹数だ。

「最初は1匹飼っただけだったんだよ。小屋に居着いちゃったから、まあいいかってエサあげてたんだけど。そしたらその子がメスで、妊娠しちゃって子供産んじゃった」

そして、その子供も孫を産んでしまって、ねずみ算式に増えてしまったという。

「猫だってマンションで閉じ込められて飼われるよりは、こうやって自然の中で暮らしてるほうが幸せだろう。みんな飛んだり跳ねたりしてるよ。ただ12匹もいると、名前つけるのが大変だね。そこにいるのは、“くまごろう”と“やたら”だよ」

やたら、とは面白い名前だ。やたらとエサを食うから、やたらとつけたらしい。たしかに、さっきからやたらにエサを食べている。

「しっかし家計は火の車だよ。みんなバクバクエサ食うからさ。毎月4万〜5万円くらい、エサ代に使ってる。まあ他に使うものもないからいいんだけどさ」

4万〜5万円とは大きい額だ。氏は空き缶集めで稼いでいるそうだが、いくら頑張っても月に7万〜8万円稼げればいいほうだ。つまり稼いだおカネの、大部分を猫につぎ込んでいるわけだ。

しかし口では「猫のせいで大変だ」と言っているけど、口元はゆるんでいる。無愛想なお爺さんだけど、本当に猫が好きなのだ。

お爺さんは、彼の小屋の隣に建てられた小屋を指差した。

「隣の小屋、すげえ立派だろ。でも住人は建ててすぐにガスで死んじゃった。立派に建てすぎて密閉しちゃって通気ができなかったのかもしれないけど……まあ多分自殺だろうな。病気だって言ってたからな。最初から死ぬつもりだったから、あえて死に場所として立派な建物建てたのかもしれない。人間、病気になるとダメなんだよ。死んだほうがずっと楽だ」

死んだほうが楽だが、死ぬわけにはいかない
俺も持病があるから、本当は死んだほうが楽なんだよ、とお爺さんは寂しそうに言った。


猫のためにエサを買ったり、拾ってきたりする人も少なくない(写真:筆者提供)
「猫は賢いから隠れて死ぬんだよ。誰にも気づかれないように、すっとな。でも人間はバカだから、病気になると電車に飛び込んだりするんだ。バカではた迷惑だけど……でも病気で苦しむより、電車でハネられたほうが楽なんだ。気持ちはわかる。でも俺は死ぬわけにいかないんだよな。なんたって12匹も猫がいるからな。これからも猫の介護をしていかなきゃならないんだ。死ねないよ。まあ猫は猫で俺がいなくなったらいなくなったで、シレッとよそでエサをもらって楽しく生活していくのかもしれないけどね」

そう言うと、お爺さんはえらく楽しそうに笑った。

猫を愛している野宿生活者は多い。自分は食べなくても、猫のためにエサを買ったり、拾ってきたりする人も少なくない。

まれにヒモでつないで飼っている人もいるが、多くは半野良状態で飼っている。昼間は適当にそこいらを歩き回り、エサの時と寝る時だけ帰ってくる。そういう野良猫のために河川敷に小屋を建てている人もいる。しっかりとした作りで、もちろん雨風もしのげるし、定期的にエサも置いてあげている。

現在ではそういう“半野良”な飼い方をする人は少なくなったが、昭和の頃はみんなそんな感じだった。むしろ家から出さずに飼っていると、「猫の自由を奪ってかわいそうだ」などと言われたものだった。

時代は変わり、最近では野良猫にたいして世間の目は厳しくなってきている。

別の日に多摩川の河川敷で取材をしていると、野宿生活者の一人から不穏な話を耳にした。その人も猫を飼っているのだが、遊びに出かけたきり帰ってこないという。

「もう3日くらい帰ってこないんだよ。無事だったらいいんだけどさあ。よく殺されるんだよ」

“殺される”とは穏やかではない。文字どおり猫が殺害されるという意味なのだろうか?

猫を殺しにくる人がいる

お墓を建てて線香を上げお供え物をしている野宿生活者もいる(写真:筆者提供)
「猫を殺しにくる人はよくいるよ。よく見かけるのはあるお爺さんなんだけど、ゴルフクラブを持ってしょっちゅう猫を追いかけ回して、叩き殺してる。やめてって言いたいけど、武器持ってるし怖くて言えないよね。

あとは、エサ箱に毒をまいていく人がいる。農薬なのか殺鼠剤なのかはわからないけど、エサを食べた猫はパタパタ死んじゃう。ウワサではおばちゃんらしいんだけど、ホントにやめてほしいよね」

あまりに怖い話でしばし言葉を失ってしまった。その後多摩川を取材している時、猫を追いかけるお爺さんの話はしばしば耳にした。

また、『毒をまかないでください』と書かれた手書きの看板もあった。どうやら、本当に猫を殺している人たちはいるらしい。

野良猫は“糞害”や“ゴミを荒らす”などの問題があるのはわかる。それにしたって、わざわざ殺さなくたっていいのに、と思う。

猫が亡くなった後、お墓を建てて線香を上げお供え物をしている野宿生活者もいた。

「自分たちは多分ちゃんとお墓には入れてもらえないけど、せめて猫には天国に行ってほしいからね」

と、小さい声で話した。

posted by しっぽ@にゅうす at 08:33 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大型犬と小型犬の多頭飼いで注意すること

T-SITE

大型犬と小型犬の多頭飼いについて



私の愛犬は


ミックスの男の子 体重15kg(中型犬)
ポメラニアンの女の子 体重3kg(超小型)


この2頭なのですが、大きめの中型犬と超小型犬ですから注意しなければならないことが沢山あります。


この2頭がどのように一緒に過ごしているのか、私が注意していることなどご紹介したいと思います。また、大型犬と小型犬の多頭飼いで注意したいこと4つをご紹介します。

どんなことに注意しているのか



うちの子は、ミックスの男の子 体重15kg(中型犬)とポメラニアンの女の子 体重3kg(超小型)です。今回は私が愛犬と暮らす中で注意していることを中心にご紹介します。


ミックスの男の子はポメラニアンの女の子に対して、一切手を出すことはありません。おやつを取られてしまっても怒ることなく、譲ってあげてしまいます。ポメラニアンの女の子がミックスの男の子に対して、飛びかかったり噛みついたりすることはありますが、遊びの中でのことです。ケンカになることも一切ありません。


「しっかりと犬社会を学んでいること」「しっかりと上下関係を築けていること」が理由なのではないかと思います。ミックスの男の子はポメラニアンの女の子が自分よりも力の弱い存在であることも理解しているのではないかと感じています。チョンと鼻で触れたつもりが、ポメラニアンの女の子が倒れてしまったことがありました。そのときに感じたのかもしれません。




お留守番

お留守番のときや私が目を離しているときは、別々の部屋で過ごさせるようにしています。ミックスの男の子はポメラニアンの女の子に対して、一切手を出しませんが、力の差があるため、ちょっとしたことでポメラニアンの女の子がケガをしてしまう可能性があるからです。


追いかけっこをしているとき、カラダが少し当たっただけでも、ポメラニアンの女の子が吹っ飛んでしまいます。
床や壁で頭を強く打ってしまった?骨折してしまった?脱臼してしまったら?意識を失ってしまったら?犬同士では対処し合えないですよね。

お散歩

「何で一緒に行かないの?」「何で別々なの?」「1頭ずつじゃ大変じゃない?」などとよく言われるのですが、お散歩は別々に行きます。歩く速さも歩く距離も大きく違いますし、お散歩のコースも行きたい場所も違います。もし、危険なことに巻き込まれてしまったとき、私ひとりでは2頭を守り切ることができません。


ポメラニアンの女の子は抱き上げることができますが、ミックスの男の子はカラダが大きく体重も15kgあるため持ち上げる程度しかできません。迷い犬が飛びかかってきたことが何度かありますが、2頭一緒ではどちらかが被害に遭っていたと思います。


多頭でお散歩していたため、全ての犬を守ることができず、何頭かが亡くなってしまった事故の話を聞いたこともあり、多頭でのお散歩は危険だと感じています。小型犬2頭ならどちらも抱っこできるかもしれませんが、うちの場合はできないため、別々にお散歩しています。

大型犬と小型犬の多頭飼いで注意したいこと4つ



費用
時間配分
パワーバランス
リーダー(トップ)

費用

大型犬と小型犬とでは、かかる費用が大きく違います。食費だけでも大きく違うのですが、予防薬・ワクチン・医療費など、それぞれにかかる費用を把握しておく必要があります。超小型犬と中型犬でも大きく違うため、ミックスの男の子と暮らし始めた頃は「こんなに必要なんだ…」と驚いたこともありました。

時間配分

お散歩は別々にしていることを先に話したのですが、1頭にかかる時間配分を把握しておく必要があります。うちの愛犬たちは自宅でシャンプーするのですが、洗うのにかかる時間・乾かすのにかかる時間・ブラッシングにかかる時間などそれぞれ大きく違います。


病院へ行き・健康診断を受け・自宅に帰る、これだけでも時間に大きく差が出ます。先に小型犬を飼い、後から大型犬を迎える場合、しっかり時間を作ることができるのか、ある程度の時間の余裕がなければ難しいこともあるのではないでしょうか。


お散歩に十分な時間を作ってあげることができない場合、大型犬は大きなストレスを抱えることになってしまう可能性があります。

パワーバランス

まずは、先住犬を優先すること。犬には犬社会のルールがありますが、子犬の頃に母犬から教わり、兄弟と一緒に学びます。それを飼い主が崩してしまうことは決して許されません。先住犬がいる場合には必ず先住犬を優先しましょう。


とくに大型犬と小型犬の場合は力に大きな差があるため、序列を崩してはなりません。上下関係(序列)が大型犬の方が上である場合にはとくに注意が必要です。小型犬が大型犬のおやつに手を出そうとし、ちょっと威嚇して噛みつくマネをしただけのつもりが、小型犬が大きく傷ついてしまう可能性があります。

リーダー(トップ)

リーダーは必ず飼い主さんである必要があります。だからこそ、それぞれの犬に平等で公平でなければなりません。大型犬と小型犬の場合、小型犬の方をかばってあげてしまいがちです。


おやつや食事を与えるとき、スキンシップのとき、遊んであげるとき、上下関係(序列)を意識すること、それぞれに平等で公平であることを意識すると良いと思います。飼い主さんがリーダーであり、犬たちにも上下関係(序列)があり、それをしっかり理解することができれば、大型犬と小型犬の多頭飼いでも落ち着いて生活できるのではないでしょうか。

まとめ



私の愛犬は中型犬と超小型犬ですが、「大型犬と小型犬の多頭飼い」に当てはまるのではないかと考え、私が注意していることについてご紹介しました。


もちろん、注意していることはありますし、注意しなければならないことはありますが、私たち人間が心配するほどのことはなく、犬たちは犬社会の中でしっかり学んでいるのではないかと思います。


ムツゴロウ王国をご存知でしょうか。超小型犬から超大型犬までたくさんの犬が一緒に暮らしていましたよね。一緒に暮らす中で犬それぞれが学び、お互いを理解していたのではないでしょうか。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:30 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬をアクセサリーと勘違いしている飼い主の特徴3選

ネタりか


犬をアクセサリーとしてみるとは?
パールをかけられる犬

犬をアクセサリーとして勘違いしてしまう飼い主の特徴を知る前に、犬をアクセサリーと勘違いしているとはどのような事なのかを理解しましょう。

通常、犬は1つの生命、そしてそれを迎え入れるということは自分たちの家族になるということを表しています。これは犬だけでなく、猫やうさぎ、ハムスターなど他の動物も同じです。「家族にとって、より良い環境を作ってあげるにはどうするべきか」と考えたり、愛犬を理解するために犬を知ろうという意欲を持つ人も多いでしょう。

しかし、犬をアクセサリーとして勘違いしている人の場合、自分の愛犬を理解してあげようという努力をしません。「理解しようという努力」と聞くと「自分は大丈夫かな?」と思ってしまう人もいるでしょうが、そう感じている時点で愛犬のことを思っている証ですので心配ないでしょう。

自分の愛犬を理解しようとしないということは、常にとは言いませんが、適度なスキンシップをとってあげたり、愛犬を観察し、いつもと異常が無いかなどを確かめてあげるということすらしないことが多いです。

家族という1つの命というよりも、自分の所有物として見てしまっているため、それ以上の感情を抱くことができていないのです。

犬をアクセサリーとして見た最悪の結末
このように犬を家族やパートナーとしてではなく、アクセサリーとして見てしまった結果、どうなるのでしょうか。最低限のお世話はしていても、まったく散歩に行ってあげなくなってしまったり、劣悪な環境で育てられてしまう子もいます。

最悪の場合、「世話が大変」や「散歩に行くのが面倒くさい」という自分勝手な酷い理由で捨ててしまうという結果を招いてしまうこともあるのです。

普通、家族を捨てるなんてあり得ないですよね。しかし、アクセサリーとして勘違いしているからこそ、このような人はアクセサリーを処分するような感覚で犬も手放してしまうことがあるのです。

犬をアクセサリーと勘違いしている飼い主の特徴とは?
オシャレをさせられる犬

犬をアクセサリーと勘違いしているということは、どういうことなのかという点について理解していただけたところで、犬をアクセサリーと勘違いしている飼い主には、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。

1.不必要なオシャレを無理にさせる
犬をアクセサリーと勘違いしている飼い主にありがちな行動と聞いて、皆さんは1番に何を思い浮かべますか?やはり、外見ばかり気にして、犬にはほとんど不必要なオシャレをさせているという行動ではないでしょうか。

犬の服には冬の寒さから守ってあげるという役割や、靴であれば凍傷や火傷から肉球を守ってあげるという効果があります。しかし、それには限度があります。

そもそも犬の場合、服を着ることが大好きという子は滅多にいません。多くの子が我慢をして服を着ているのです。防寒対策は必要ですので、服を着なければいけないこともあるでしょう。そういう時でも「これを着れば散歩に行ける」という感覚で着ているのです。

じゃらじゃらと過剰なまでに装飾が付いている服を犬が嫌がっているにも関わらず無理矢理着せてしまったり、最近では犬のマニキュアやカラーリングをする人もいますが、基本的に必要ありません。犬のためを思うのであれば、なるべく避けてあげるのが無難でしょう。

2.定期検診や予防接種を受けさせない
診察中の犬

非常に重要なイベントとして、定期検診や予防接種が年に1度、必ず行われます。しかし、オシャレに気を遣っている勘違い飼い主さんの場合、そちらにお金をかけたいがために、これを受けさせないという非常識な人もいます。

「予防接種を受けて下さい」という郵便はがきが届く家が多いのですが、それを無視して予防接種に連れて行かないというのです。

予防接種に連れて行かないという行為は、飼い主としての責任を放棄していることと同じです。また健康診断は大事な愛犬の健康を守るためにも重要な責務です。犬をアクセサリーとして見ている飼い主さんの場合、「しなくても大丈夫」という根拠のない自信で乗り切ってしまうことが多いです。

3.しつけをしていない
そして最大の特徴として、しつけをまったくしないという特徴があります。犬のしつけというのは、周囲の人に迷惑かけないためだけではなく、犬が快適に人間と共存するためにも必要な訓練です。また飼い主さんとの信頼関係を築いていく上で、最初のステップとも言えるでしょう。

アクセサリーとして見ている飼い主さんの中には、散歩に連れて行かないという人も多いですが、それによって「周りに迷惑かけないから、しつけしなくても良い」という捻れた考えを持っている人もいます。

親は自分の子どもが可愛いからこそ、しっかり育ってもらいたいという愛情から様々な教育をします。犬も同じように、可愛い愛犬だからこそ、正しいしつけをし、今後暮らしやすいように一緒に努力していくのです。

犬をアクセサリーとして勘違いしている飼い主さんの場合、様々な面で重要な「しつけ」を簡単にパスしてしまうという特徴を持っているのです。

必ずしもそうとは限りませんが…
悲しそうな顔をする犬

いかがでしたでしょうか。もちろん、この特徴に1つでも当てはまったからといって、必ずしも自分の犬を愛していないとは限りません。しかし、愛しているならば、最低限、健康診断と予防接種は必ず受けさせ、しつけもしっかり行ってあげるべきでしょう。犬を家族としてではなく、アクセサリーとして見てしまっている飼い主さんが、1人でも多く減ってくれることを祈るばかりです。


posted by しっぽ@にゅうす at 08:28 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする