動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年04月26日

猫を迎え入れる前にやっておきたい20のこと@|心構えや費用〜フードについて

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猫を飼う前の心構え
猫を家族として迎え入れるには、しっかりとした心構えが必要です。もっとも大切なのが、「終生飼育を必ず約束できるか」ということ。当たり前のことですが、飼うからには愛情と責任をもって、最後まで面倒を見なければいけません。

途中で投げ出さないか、進学・就職・結婚など人生の転機が訪れても、飼い続けることができるのか。世話をする時間や体力が自分にあるかどうかも重要ですね。ペットは大切な家族、尊い命です。途中で投げ出すくらいなら、最初から飼育してはいけません。最後の最後まで、愛情をもって飼育しましょう。

猫を迎え入れる前にやっておきたい20のこと@|心構えや費用〜フードについて
猫を飼う上で必要なお金
猫を飼う上で必要なお金
どんな動物でも、ペットの飼育はお金がかかります。もちろん猫も同じですね。アニコム損害保険株式会社調べによると、フード・日用品・保険料などを合わせた1年間の平均支出は、約16万円だそうです。

そして見逃せないのが、病気やけがの際に発生する治療費です。東京都生活文化局の「ペットに関する調査報告書」によると、猫の一生にかかる治療費は平均70万3055円と算出されています。動物は人間と違って保険が効かず、かかる費用を全て実費で賄う必要があるため、大きな病気やけがをするとかなりの額になることを忘れてはいけません。いざという時のために、民間のペット保険に加入しておくのも一つの方法ですね。

猫を迎え入れる前にやっておきたい20のこと@|心構えや費用〜フードについて
猫の生活スペース
猫の生活スペース
猫は基本的に単独行動を好む動物です。飼い始めは可愛くてたまらないかもしれませんが、構いたい気持ちをぐっとこらえ、まずは家に慣れてもらうことを優先してください。そのためには、猫が安心して生活できるスペースを作ってあげることが一番です。

成猫を迎えた場合はまず1つの部屋を決めて、その部屋を猫の生活スペースとしてあげましょう。仔猫を迎えた場合は、部屋の一角に段ボールなどで囲いを作ってあげるか、ケージの中で慣れるまで過ごさせてあげましょう。

猫を迎え入れる前にやっておきたい20のこと@|心構えや費用〜フードについて
必要な猫グッズ
必要な猫グッズ
猫と一緒に住むとなると、人間用とは別に用意すべきグッズがたくさんあります。

絶対に必要なもの
・引き取り先から運んだり、病院に連れて行ったりする際に使用する「キャリーケース」
・食事に必要な「フード」と「フードボウル」
・猫用の「トイレ」
・猫用の「ベッド」
・「爪切り」や「ブラシ」などのお手入れグッズ
・猫のお部屋になる「ケージ」
・脱走、または被災して迷子になった際に役立つ「名札付きの首輪」生活するうえで必要なものは、猫を迎え入れる前に買いそろえておきましょう。爪とぎ器や猫用のおもちゃなども、出来るだけ早めに買ってあげたいですね。


猫の食事のこと
猫は年齢や種類、体調などによって摂取すべき栄養素が異なるので、その時の状況によりフードを変える必要があります。フードは目分量ではなく、毎回しっかりと量ってあげてください。足りないと栄養不足に、多すぎると肥満の原因になります。

また、猫に人間の食べ物は与えないようにしてください。人間の食べ物の中には、猫にとっては少量でも中毒を起こす危険があるものがたくさんあります。ネギ類やチョコレート、イカやタコなどが有名ですね。その他にもいろいろ危険な食べ物があるので、基本的には猫用のフードやおやつ以外は口にさせないようにしましょう。猫を飼うために知っておくことは、他にもたくさんあります。こちらのリンク先にさらに詳しく掲載されていますので、猫を迎え入れる予定がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。文/higarina
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室

posted by しっぽ@にゅうす at 08:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ペットの死は人の死よりも辛い」周囲に理解されず、うつ病を発症

ニコニコニュース



◆ペットロスでうつ発症!「誰もわかってくれない」

 家族や身近な人との永遠の別れは、深い悲しみとなって心にのしかかってくる。厚生労働省の人口動態統計によると、1年のうち、12月から3月にかけて死亡者数が急増。とくにこの時期に多いのが激しい寒暖差によって血圧などが大きく変動し、心筋梗塞や脳梗塞などを起こす“ヒートショック”だ。体力が衰えているアラフォーの親世代の高齢者を中心に、年間1万人以上が死に至る。そして、これは人間に限った話ではない。ペットの犬や猫、鳥にとっても、激しい温度差は突然死の要因となる。このような、冬場から春先にかけて大切な家族を失ったことをきっかけに、「喪失うつ」に陥る例も多いのだ。

 青木清隆さん(仮名・37歳・IT関連)がうつ病を発症する原因になったのは、かわいがっていた愛猫の突然の死だった。

「もともと高齢で体が弱っていたこともありますが、ペット用のヒーターを取り換えていた最中に突然動かなくなったんです。慌てて病院に行ったが、手遅れで……。一人暮らしの僕に15年もの間寄り添ってくれて、もはやその存在は家族同然です。心にポッカリ大きな穴が開いたようで、仕事も食事も手につかないし、部下を呼ぶときに間違って“ミーコ”ってペットの名前で呼んでしまったり。正直、親戚が亡くなるよりもよっぽど悲しかった」

 ペットロスで苦しむ青木さんにさらに追い打ちをかけたのが、職場や友人など周囲の反応だった。

「同僚や友人が心配して頻繋に声をかけてくれたんですが、事情を話すと皆一様に『なんだペットかよ』と肩すかしをくらったような反応をするんです。自分にとっては家族なのに、それをわかってもらえないのが余計に辛い。仕事中も家でもふとしたときに涙が溢れ出て、1か月で7kgほどやせてしまいました」

 前出の大室氏は「近親者の死のように周囲の理解を得られないペットの死は、よりうつ状態に陥りやすい」と言う。

「ペットの高齢化が進んだことで一緒に過ごす時間が長くなっているし、特に子どものいない家庭や単身者にとっては、ペットを亡くしたときの悲しみは人間の死と同等です。本人の悲しみの度合いと、周囲の理解の差が激しいので、ある意味、人の死よりうつ状態になりやすいかもしれません」

 青木さんも、半年近くうつ状態が続き、「もっとこうしていれば長生きしたんじゃないか」という後悔と自責の念に悩まされた。

「自分でも『いい年したオッサンがいつまで落ち込んでるんだ。男なのに情けない』とわかっていても、うまく感情をコントロールできなかった。いまはようやく回復してきて、新しく保護猫を引き取ろうかと思案中です」

 春先の突然死が残された者に与える喪失感は計り知れないのだ。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:58 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名付け親になって 川崎市動物愛護センター

女性自身


川崎市は5月から、来年2月に中原区上平間に移転し、新たに生まれ変わる市動物愛護センター(高津区蟹ケ谷)の愛称を募集する。

 

移転は、1974年に開設した現センターが老朽化し、手狭となったことが理由。新センターは地上3階建てで延べ床面積が約2300平方メートルと、従来の4倍弱拡大する。市民やボランティアが集えるスペースが充実する。

 

動物のしつけ方や感染症の知識などを啓発する「適正飼養啓発室」や、児童に命の大切さを教える「研修室」、一時飼育や飼い主探しを行うボランティアが使える「市民協働室」などが設けられる。

 

市は「新センターを市民に知ってもらい、親しみを込めて呼んでもらえるような愛称を期待したい」と説明。施設がイメージでき、覚えやすい未発表作品(他の商標や施設名を模倣していない)を条件とし、5月1日から31日まで受け付ける。

 

応募方法は、市のホームページの専用書式や応募用紙に書き、ファクスまたは郵送、持参。応募作品の中から最大5点に絞った上で、市民投票を経て来年1月下旬に決定する予定だ。

 

このほか、センター内の8室に対してはネーミングライツ(命名権)を導入し、5月18日までスポンサーを募集する。ネーミングライツ料は年額30万円で、ペットフードなど製品提供で支払ってもいい。

 

問い合わせは同センター愛称募集係電話044(766)2237。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:54 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「直轄警察犬」に期待 来年度導入目指し、飼育訓練スタート /埼玉

毎日新聞



県警は来年度、県警が直接飼育、訓練して事件捜査などを担う「直轄警察犬」の導入を目指している。中でも爆発物探知や警戒・警備に当たる「警備犬」の導入は県警初で、県内で来年開催されるラグビー・ワールドカップ(W杯)や20年東京五輪・パラリンピックでの活躍が期待される。県警は今月、上尾市に新設した警察犬センターで訓練を始めた。【三股智子】

 県警は1954年に警察犬を導入したが、民間が飼育・訓練し必要に応じて県警が出動を要請する「嘱託警察犬」が支えてきた。毎年審査会で選ばれ、昨年は88頭と民間指導士28人に嘱託。事件・事故の捜査のほか、近年伸びているのが認知症高齢者などの行方不明者の捜索だ。昨年の出動件数の約8割を占め、10年前の5倍超になった。嘱託としては全国トップクラスの出動件数で13年に1000件を突破し、17年も933件と高止まりを続けている。

 「1日に2、3回出動することもある。肉体的、精神的にも大変な仕事だ」。69年設立の大井警察犬訓練所(川越市)で長年指導士を務める堀内寿子代表(81)が語る。本業の家庭犬のしつけなどをこなしながら、県警からの出動要請には交代で泊まり込む5人の指導士が24時間態勢で応じてきた。「直轄犬が導入されれば、民間の負担軽減にもなる。導入後もバックアップしていきたい」と喜ぶ。

 15年9月には熊谷市でペルー人の男が民家3軒に侵入し、小学生を含む男女6人を殺害する事件が発生。潜伏している容疑者の早期発見が求められたが、危険な現場に民間の指導士や嘱託警察犬を出動させる問題が指摘され、以前から検討されていた直轄警察犬の導入議論が加速するきっかけになった。

 4月から県警で運用が始まった警察犬センターには、刑事部鑑識課に所属して事件捜査や行方不明者捜索を担当する警察犬3頭と、警備部危機管理課で大規模イベントの警備や爆発物探査を担当する警備犬たちが入る。県警内の指導士公募には定員の約10倍が応募した。

 県警初の警備犬指導士に任命された加藤真警部補(38)の相棒は、今年2歳になる雌のジャーマンシェパード「シータ号」。県内の民間施設や、直轄制度を導入している他県警に出向き、訓練を積んでいる。「警備犬は事件が起こる前に防止する存在。爆発物探知は指導士次第と言われるので、誰にも負けないようシータ号とともに訓練していきたい」と意気込んだ。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:51 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬と一緒に寝るリスクって?愛犬と一緒に寝る飼い主さんが気を付けたいこと。

Yahoo! JAPAN


愛犬と一緒に眠る?それとも別々?
私の実家では犬を三匹飼っています。もうかれこれ10年以上一緒にいますが、一度も愛犬たちと一緒に眠ったことはありません。私たち人間は各自の部屋のベッドで就寝し、犬たちはリビングにあるケージで眠るのが我が家のルールなのです。

しかし知り合いに話を聞いてみると、愛犬と一緒に眠っていたり寝室に愛犬用のベッドを設置して一緒に眠っていたりなど、家庭によってさまざまなルールがあるようです。なかには愛犬が毎晩自ら布団にもぐりこんでくるので、なりゆきで一緒に寝ているという声も。

今回は、愛犬が布団にもぐりこんでくる理由や一緒に眠ることのリスクをご紹介します。

犬と一緒に寝るリスクって?愛犬と一緒に寝る飼い主さんが気を付けたいこと。

布団のなかで眠るワンちゃんについて
犬は自分の体をすっぽりと包み込んでくれる、閉鎖的な環境を好みます。これは野生のときの名残であり、体を囲うことで敵に狙われるのを防ぐためだといわれています。現代では仰向けした「へそ天」ポーズで眠るワンちゃんも珍しくないですが、やはり誰も入ってこられないような狭い空間のほうが、安心してゆっくり寝られるのでしょう。

ほかにも愛犬が布団のなかで眠る理由としては、ポカポカとしていて心地よいから、大好きな飼い主のすぐ近くで眠りたいからなど、さまざまな理由があります。

犬と一緒に寝るリスクって?愛犬と一緒に寝る飼い主さんが気を付けたいこと。

布団のなかで息苦しくならないの?
愛犬と一緒に眠るとなると、布団に包まって息ができなくなり、酸欠状態になってしまわないか気になりますよね。掛け布団の種類にもよりますが、布や繊維でできている布団は、たとえ潜り込んだとしてもある程度の隙間が生まれるので、酸欠にはなりにくいです。

しかし命に関わるような事態になる可能性は低いとはいえ、犬が息苦しさを感じる恐れもあります。一緒に眠るなら、普段から愛犬が寝ているときの様子をよく観察することが大切です。

犬と一緒に寝るリスクって?愛犬と一緒に寝る飼い主さんが気を付けたいこと。

一緒に眠ることの危険性
酸欠状態よりもさらに危険なのが、一緒に眠っているときに愛犬を下敷きにしてしまうことです。特にチワワやミニチュアダックスなど、いわゆる小型犬と呼ばれる犬には注意が必要。寝返りを打つときなどにうっかり下敷きにしてしまう恐れがあります。

もし犬よりも大きく体重もある人間が、小さな犬の上に乗っかってしまったら…。考えるだけで恐ろしいですよね。そうならないためにも一緒に眠るときは密着しすぎず、ある程度スペースを保つことを心がけましょう。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:44 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月25日

熊本地震で学ぶ “ペット同伴避難” の現状と課題「飼い主の意識改革が必要」

週刊女性PRIME




熊本地震後、飼っているペットが死んでしまったという話をあちこちで聞いた。

「地震がよほど怖かったんでしょうね。うちのミニチュアダックスは、揺れるたびに震えて、腰が立たなくなって動けなくなってしまいました。

 食欲も落ちたので病院に連れて行ったけど、原因がわからない。最後はお腹の血管が詰まり、開腹手術までしたけどダメでした」

 市内に住む30代の女性は涙ぐみながらそう語り、肩を落とす。被災前は元気そのものだっただけに悔しさがこみ上げる。

 ここ半年で飼っている2匹の犬が相次いで死んだという話もほかの女性から聞いた。2年たっても影響は続いている。

「同伴避難」は難しい
「動物はしゃべれないから、そのぶんストレスがたまりやすいんです。今でも小さな音や揺れに反応して、びくびくするペットは多いですよ」

 熊本市内の『竜之介動物病院』院長である徳田竜之介さんはそう指摘する。

 熊本地震後、車中泊やテント泊が多かったのは、子どもや高齢者がいるという理由もあるが、ペットの存在も見逃せない。

 避難所では、同行避難してきてもペットは入れず、避難所脇に作られた小屋にケージのまま置くしかなかった。中には避難スペースに連れ込む人もいたが、これが大混乱を招いた。  

 原因のひとつに、環境省が示していたペットの避難に関するガイドラインのあいまいさがある。「同行避難が基本」としているが、それは避難所まで一緒に行くだけで、一緒に過ごせる「同伴避難」ではないのだ。


激震地・益城町で崩れた家屋を避けながら往診に向かった
 そうなると、被災者もぺットもストレスがたまる一方だが、避難所にペットを持ち込まないで、との苦情も多い。アレルギーがある人にとっては深刻な問題にもなる。食べ物に毛が入る、鳴き声がうるさいなどトラブルにもなりやすい。

 環境省は今年に入り、ガイドラインを改訂。ペットと人が同室で過ごす「同伴避難」は避難所ごとの判断であり、基本的には難しいことを再定義した。ペットを飼う人、飼わない人での歩み寄りが難しい問題だ。


そんな中、前出の『竜之介動物病院』では地震直後、いち早く病院を避難所として開放。1500人の家族とペット1000頭を無料で受け入れ、ペットと一緒に過ごせる同伴避難所としての成功例を作った。

 同院は、トリマーや飼育員など動物専門家を育てる『九州動物学院』を併設しているため、教室も開放。それでも廊下までぎっしり埋まるほどの混雑ぶりだったという。


ベッドは足りなかったが、弱った犬や猫はケージに入れたままですぐに点滴が打たれた
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「ケガをした動物の手当てや、入院中のペットの治療もしなければならない。まさに動物の野戦病院という感じでした。ベッドが間に合わないから、犬や猫はケージに入れたまま点滴をしていました」

 噂を聞きつけて、ほかの避難所からもペット連れの家族たちが続々とやってきた。

 徳田さんは被災者たちを班分けし、職員をリーダーにつけ、自治的に避難生活を送ってもらうことにした。

被災者しているのになぜか明るい
 竜之介病院は、東日本大震災後、耐震構造の建物に建て替え、その際、自家発電装置と36トンの貯水槽を設置していた。建築業者からは、「熊本は必要ない」と言われたが強行。その3年後に熊本地震が起きた。

 おかげで電気には困らなかったが、36トンの貯水槽は水道管が破裂したために大打撃。病院裏の小川からポンプで水を汲み上げて人間用のトイレに使った。

 また、動物の餌は備蓄や支援物資があって困らなかったが、「公の避難所ではないので、数日間は人の食べ物には困った」という。それでも、人々は文句を言わなかった。

「犬や猫を飼っている人たちは、この子を守るのは自分だという意識があるから強いんです。助け合いや譲り合いで、揉めごとはいっさいなかったし、みんな被災しているのになぜか明るかった。

 仲間がいたからでしょう。飼い主の不安や動揺はペットに伝染しますから、ここにいたペットは比較的、ストレスが少なかったと思います」


徳田さんは避難所としての開放は「1か月」と限定した。それまでに身の振り方を決めてほしい、と計画性を求めたのだ。1か月後、病院は避難所としての役割を終えたが、当時を一緒に過ごした被災者たちは今もLINEグループを作って仲よくしている。

 徳田さんは、行政にも災害時の避難所のありようを検討してほしいと願っている。

「ペットを可愛がっているおじいちゃんやおばあちゃんにとって、その子がいることで生きる気力が湧くんですよ。若い人はそれなりに立ち直れるけど、高齢者は大災害にあったとき、どうしても立ち直りが遅くなる。だからこそ、同伴避難所をぜひ作ってほしいですね」

今なお一緒に暮らせない人たちも
 被災当初から今にいたるまで、ペットと一緒に暮らせていない人たちもいる。生活再建が遅れ、みなし仮設として賃貸アパートなどに入居している場合、飼えないからだ。

 熊本県では地震から約1か月後に『熊本地震ペット救護本部』を設置。ペットの救護や飼い主の支援を行ってきた。

 実は2年前、九州動物福祉協会では、ペット用のシェルター施設となる『九州災害時動物救援センター』の開設準備を進めていた。副センター長の林泰輔さんは言う。

「阪神・淡路大震災や東日本大震災では動物の行き場がなくて、迷子や放棄された犬が多かったんです。そこで、広域のシェルターを作ることになり、昨年春にオープンする予定でした。

 その1年前に熊本地震が起こってしまった。準備段階ではあるけれど、生活再建ができるまでのお手伝いとして70頭ほどを受け入れました」

 このシェルターは大分県にあり、広大な敷地で豊かな自然に恵まれたところ。預けている人たちは過去4回ほど、バスツアーを組んで飼っている犬に会いに行っている。

「飼い主が来ると犬も喜ぶし、人間のほうも早く生活を再建できるよう頑張らなくてはと思うみたいです」(林さん)

 熊本県獣医師会によれば、犬猫一時預かりの数は県内の動物病院だけで、発災した4月は312頭、8月は189頭と、約半年にわたり3桁の数字が続いた。県内の動物ボランティアも一時預かりに奔走した。

ペット救護本部で電話相談などをしている山本志穂さんは、もともと動物ボランティアや愛護団体で活動していたが、現状を見るに見かねて知り合いの店の裏庭を借り、『阿蘇くまもとシェルター』を立ち上げた。

 西原村の山の中腹にある『マロンの樹』という素敵なレストランの敷地内だ。ここにはドッグランもあり、現在17頭の犬を預かっている。人件費とプレハブの家賃代だけは飼い主からもらっているが、経営は火の車状態。

 それでも「ペットのためにも、預けている飼い主さんのためにも、頑張らなければ」と力がこもる。

飼い主の意識改革を

『阿蘇くまもとシェルター』で支援者に爪を切ってもらう犬たち
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 熊本県庁職員でペット救護本部の責任者のひとり、江川佳理子さんは、震災後、あえて飼い主にもきついことを言い続けているという。

「ペットを飼うときは、災害などの状況も考慮してほしい。飼い主の心構えと準備が大切なんです。熊本に限ったことではないと思いますが、田舎では今でも犬は“番犬”なんです。

 登録や混合ワクチンなども義務づけてはいるんですが、狂犬病の注射しかしていない人も多い。飼い主の意識をどこまで高めるかもこれからの課題です」

「自分が病気になったけど、犬がいるから入院できない。何とかしてほしい」といった相談もあったが、ペット側に最低限の処置がされていなければ、一時預かりの紹介も難しくなる。

 猫についても迷子札とマイクロチップ、避妊去勢しておくよう行政から飼い主へのお願いとして啓蒙しているが、今回の震災でそれが浸透していないことがわかった。

「ボランティアに何とかしてくれと言う人もいますが、混合ワクチンを打ってないからペットホテルにも預けられないし、かかりつけの病院がないから、相談することもできないんです」(前出・山本さん)

 熊本県獣医師会の常務理事でもある獣医師・滝川昇さんは、「自分の動物は自分で守るという意識をもっと持ってほしい」と語る。

「どうしたら意識改革ができるのか。課題は山積しています。飼い主には今一度、飼い方を見直してほしい。首輪や迷子札、リードなどはふだんから点検し、ペット用の防災グッズも備えておくことが重要です」

 家族同様のペットだからこそ、災害時、一緒に助かるためには何をすべきか、日ごろから考えておくことが必要なのだ。

取材・文/亀山早苗 1960年、東京都生まれ。女の生き方をテーマに幅広くノンフィクションを執筆。熊本県のキャラクター「くまモン」に魅せられ、関連書籍を出版。震災後も20回熊本に通い、取材を続ける。著書に『日本一赤ちゃんが産まれる病院 熊本・わさもん医師の「改革」のヒミツ』



posted by しっぽ@にゅうす at 08:13 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットのノミ・マダニ対策、獣医さんに聞いたベストな方法とは?

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文/柿川鮎子 写真/木村圭司

冬の間は潜んでいたノミも、気温が13度以上になると活動をはじめます。ノミやマダニは、単にペットがかゆくて不快なだけではありません。ヒトも同じように吸血されて強いかゆみが出るほか、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)、ネコひっかき病、Q熱など、重篤な病気の原因ともなります。

さあ、この春こそペットのノミ・マダニ対策を徹底しましょう。今回は、ペットのノミ・マダニ対策の方法について、ひびき動物病院院長の岡田響先生に教えていただきます。

岡田先生によると、最近の犬のノミ・マダニ対策には「ジャーキータイプ、錠剤など経口タイプ」が主流となってきているとか。一方、「体に液体を垂らすスポットタイプ」を支持する人もいて、どちらも予防薬として特徴があり、あなたの犬に最適な予防法を見つけることができるとのことです。

■ジャーキータイプや錠剤など経口タイプ

おやつのように食べさせると効果を得られる薬品で、飼い主さんに人気があるのは「ジャーキー」感覚で食べることができるもの。他に「味つき錠剤タイプ」があります。

岡田先生によると、「ジャーキータイプは美味しくて、喜んで食べてくれる子も多いのですが、大豆アレルギーのある子には与えられない場合があります。また、味つき錠剤タイプは美味しい味がついていても薬とわかって上手に残して食べない子もいるので、どっちが良いか、かかりつけの先生と相談するとよいでしょうね」と言います。他にも、ノミ・マダニだけでなく、フィラリアの予防、回虫などお腹の虫も駆除できる飲み薬もあります。

「経口タイプの良いところは、おやつ感覚でストレスなく美味しく食べてもらえることですね。飼い主さんによっては『おやつだと思って、もっと食べたいとせがまれて困ります』と言う人も。薬によっては必ずやらなければならないフィラリア予防も同時に行えるため、便利で簡単なので飼い主さんに人気があります」(岡田先生)。

■首の後ろに垂らす外用薬

飲み薬は何となく副作用が怖いという人には、首の後ろに液体を垂らすタイプの外用薬が支持されています。ノミ・マダニを駆除する効果のほか、ノミの卵の孵化・発育を阻止できる薬もあります。

「地肌に液を垂らすだけでよいので簡単です。たまにこすりつける飼い主さんもいますが、その必要はありません。ポトッと落とすだけで大丈夫。最近ちょっと心配なのは薬剤耐性で効かない場合もあるという事例です。なので、動物病院では経口タイプの方をお勧めすることが増えてきています。習慣的に継続使用していらっしゃる方もいますが、外用剤の需要は減ってきていますね」(岡田先生)。

滴下タイプの薬によっては、マダニの予防ができないけれど、ヒゼンダニとノミ、フィラリア、回虫の駆除に効果があるものもあります。いろいろあって迷いそうですが、どんな生活環境で何を予防すべきか、じっくりホームドクターと相談してみて欲しいと岡田先生は言います。

外用薬によってはホームセンターやペットショップ、インターネット通販でも買える商品がありますが、岡田先生によると「効果が不安定な印象」と言います。

「実際それでよい場合もありますが、使ったのに効果がなく、かゆくなってしまって、来院される方も多いのです。せっかく予防をしても二度手間ですね。動物病院で買える薬剤は効果が確実で長持ちしますよ」と岡田先生。

効果が持続する時間を計算すれば、結局、動物病院で買った方が安くつく場合もあるようです。また、注射による駆除については、今のところフィラリアのみで、ノミやマダニに関しては現在研究・開発中なのだとか。

■マダニを寄せ付けない予防も大事

厚生労働省のWebサイトには、『ヒトにはノミ・マダニを寄せ付けない様な生活習慣も大切で、アウトドアに行く際には洋服は長袖など、肌を露出させないのが大事』と書かれています。ペットも散歩の途中、ノミ・マダニがいそうな草むらに行かせないとか、洋服を着るのも外出時には有効です。

とはいえ、お散歩大好きな犬にとっては、予防薬を使ってもらって、あとは安心というのが一番。わんこには思いっきり外の世界を楽しんで欲しいものですね。

「昔からノミ・マダニを防ぐシャンプーというのもありますが、予防効果は弱いので、今は使う方はあまり多くない印象です。経口タイプの予防薬を使えば、普通のシャンプーの回数が増えても薬の効果が落ちてしまう心配はありません。

室内での予防としては、犬の好きなクッションや毛布、シーツを60度以上の高温で洗濯するのもおすすめです。自然療法の予防の一つとして、薬用ハーブなども使えるものがありますが、きちんと理解した上で、品質を吟味する必要がありますね」(岡田先生)。

■爪でつぶすのは絶対NG!

つかまえたノミ・マダニを爪でつぶす人がいますが、つぶすと卵が飛び散って、被害を広げることになります。特にマダニは無理やり引っ張ると頭の部分だけが残って取れなくなってしまいます。動物病院で適切に処置してもらいましょう。

犬の健康管理に関しては、日ごろから、遊びながらボディタッチをして異常を察知できるようにしておきましょう。シャンプーやブラッシングなどのケアをしながら、いつもと違う異常を見つけたら、すぐにかかりつけの動物病院へ行くことが大切です。

最後に岡田先生からアドバイス。「飼い主さんからすると、獣医さんで買う薬はちょっと高いなあ、と思うかもしれませんね。でも、薬ですから、何らかのトラブルがないように、また何かあってもフォローができるように処方しているので、どうしても値段が高くなってしまうのです。ネットで買える薬に関しては、品質管理がずさんな薬や、全く効果がないどころか危険な偽薬も存在しますので、使う時は注意が必要です。そういう意味でも、安心して服用できる動物病院の薬を使ってほしいですね」

指導/岡田響(獣医師)
ひびき動物病院
横浜市磯子区洋光台6-2-17
045-832-0390
http://www.hibiki-ah.com/

文/柿川鮎子
明治大学政経学部卒、新聞社を経てフリー。東京都動物愛護推進委員、東京都動物園ボランティア、愛玩動物飼養管理士1級。著書に『動物病院119番』(文春新書)、『犬の名医さん100人』(小学館ムック)、『極楽お不妊物語』(河出書房新社)ほか。



posted by しっぽ@にゅうす at 08:07 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする