動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年04月30日

猫22匹「動くぬいぐるみ」扱い…ゴミ屋敷、野ざらしケージでネグレクト、エサは食べ残し弁当

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埼玉県三芳町の民家で、野ざらしのケージに詰め込まれて「監禁」されていた22匹の猫。適正な飼育を放棄された「ネグレクト」という一種の虐待状態にあったが、3月下旬にすべての猫が、NPO法人に保護された。その現場に立ち会った(弁護士ドットコムニュース・山下真史)

保護された猫たちの写真

●ミイラ化した猫や衰弱した猫がみつかった

すべての猫を保護したNPO法人「にゃいるどはーと」(埼玉県朝霞市)のスタッフは2月中旬、情報をキャッチして、この民家に足を踏み入れたとき、思わず息を呑んだ。ミイラ化したものなど、計3匹の猫の死骸がみつかったからだ。

野ざらしのケージの中からは、不衛生な環境で衰弱したり、ストレスから毛が抜けたりした猫もいた。飼い主が食べてあまったコンビニ弁当など、塩分が高くて、猫の健康にとって良くない人間の食べ物がエサとして与えられていたという。

飼い主は、虐待という意識がまったくなく、猫の飼い方について、本やインターネットで調べたり、ほかの人から聞くような能力・努力はできない人物だった。NPO側は約1か月にわたって、猫を保護するための交渉を飼い主とつづけた。

●飼い主「やっぱり、わたしは悪いことをしていない」

ようやく話がまとまって、すべての猫を引き渡すことになった当日、やはり納得のいかない飼い主が話を蒸し返した。「やっぱり、わたしは悪いことをしていない」。猫を世話しているという自己満足に裏付けられた言い訳のような発言を繰り返した。

さすがに「にゃいるどはーと」の東江ルミ子さんも怒りの表情をみせる。「あれは、猫のことを『動くぬいぐるみ』かなんかだと思ってるんだよ」とつぶやいた。

およそ1時間の説得の末、飼い主の態度を替えて、協力的になった。飼い主の家はいわゆる「ゴミ屋敷」。聞くと、以前は家で食事をつくっていたが、現在の台所は物であふれて、料理どころではない。大きな黒いハエが何匹も飛ぶ。

●「自分たちの残り物を与えるのは、愛情ではない」

飼い主がとくにかわいがっていたのは、家の中で飼っていた4匹の猫だ。いずれも人見知りで、ケージに入れられることを嫌がっていた。家の中で飼っていた4匹が、ケージに入れられて、車に載せられた瞬間、飼い主は涙声で「バイバイ、元気でね」と口にした。目に涙を浮かべていた。

「最後まで育てたかった」「お金をためたら、もう一度面倒をみたい」。そんな言葉を口にしたが、東江さんは突き放した。「お金の問題じゃないということがわからないのだから、猫を飼う資格はないよ」

そんな飼い主も地域社会から見放されがちで、孤独だったという背景がある。「動くぬいぐるみ」で、そのさびしさを紛らわせていたのかもしれない。だが、それは命を持った動物という尊厳のある扱いではなかった。

「猫に、自分たちの残り物を与えるのは、愛情ではない。自分の思いとギャップがある。まずは、家の中を片付けて、生活のリズムを整えて、生活をとりもどしてほしい」(東江さん)

この日保護されたのは、先に病気検査のために保護した3匹をのぞいて19匹。東江さんによると、そのうち半分くらいが里親の縁があればいいくらいだそうだ。縁のない猫は、「にゃいるどはーと」が終生飼養することになる。

弁護士ドットコムニュース編集部


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苦労もあるけど、それ以上に…「保護犬を家族に迎える」とはどういうことか

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犬を飼いたいと思ったとき、ペットショップの子犬を購入するのではなく、かわいそうな境遇にいる犬を引き取りたいと思う人もいるでしょう。

しかし、実際に保護犬を家族に迎え入れるのは、とても大変なことなのではないか……と、なかなか一歩を踏み出せない人もいるのでは。

そこで、いぬのきもち編集室では、これから保護犬を家族にしたいと思っている人たちが飼ってからのことをイメージできるよう、経験者の方にお話を伺うことに。

保護犬との出会い、飼い始めてからの苦労、喜び、そしていまの感情を打ち明けてもらいました。

苦労もあるけど、それ以上に…「保護犬を家族に迎える」とはどういうことか
怯える犬
つらい過去も乗り越えて、いまを懸命に生きている愛犬
保護犬になったワンちゃんたちは、つらい境遇に置かれていたことが多いです。ある飼い主さんは、次のように語っています。
・「愛犬は猫が数十匹徘徊するような家で生肉を与えられ、そこの家の子どもたちにぬいぐるみのように振り回されていたそうです。生後3カ月くらいで私の家に来たのですが、しばらく下痢で大変でした。

人を恐れるというか、気を遣うような素振りがありましたが、いまではしっかり目を合わせくれ、元気いっぱいです。こちらが毎日癒されています」満足なゴハンも食べられず、まるで虐待ともいえる扱いを受けていたワンちゃん。体への悪影響も見られたようですが、新しい飼い主さんが献身的にサポートしてあげたようです。

苦労もあるけど、それ以上に…「保護犬を家族に迎える」とはどういうことか
見つめる犬
最初のころは大変だけれど、お利口に育ってくれた
保護犬を引き取り、最初のうちはやはり大変なことも多かったという飼い主さんたち。しかし、次第にしつけも覚えるようになり、お利口に育ってくれたというコも多いのです。
・「前に飼っていた犬が保護犬で、我が家に来たときはまだ7カ月でした。怖がりでほかの犬や人間と会うと動けなくなって、散歩が大変でした。

でも、慣れてきたらとっても大人しいコで吠えることもリードを引っ張ることもなく、誰に触られても平気で近所で評判の安心犬となりました」



・「はじめて会ったときはおとなしかったが、家に来てからはケージから出るは、一日中吠え続けるは、排泄したあとを踏みつけてケージの中が大変なことになっているはで……。毎日仕事から帰ってきて掃除をするっていうことが、半年くらい続いた。

でも3年経ったいまは、とてもお利口になって、なくてはならない存在になっている」



・「最初は慣れない生活でお腹をよくこわして、病院にも通いました。でも、一緒に家の中で生活していて粗相もしないし、イタズラも我慢できる頭の良いコだと思います! 

お散歩中や庭に出ると野生にかえってしまったようにハイテンションになり大変ですが、大切な家族の一員です」どのような環境に置かれていたワンちゃんなのかによっても状況は違ってくるとは思いますが、徐々に新しい家庭に慣れてくるようです。

育てる苦労もあるけれど、喜びのほうが勝る
保護犬のなかには、病気をしているコもいれば心に傷を負っているコもいるなど、普通の環境にいたワンちゃんよりもお世話をするのが大変なこともあるでしょう。

しかし、愛情を持って接してたくさんの時間をともにすることで、苦労よりも喜びの感情のほうが勝るのだそう。
・「家族がペットロスでなかなか克服できなかったので、知人から『犬には、犬! 』とのアドバイスで、保護犬サイトのネットを検索しました。その中の特殊な事情がある犬に目が止まり、運命を感じて引き取りました。

いままで、生後1才過ぎや生後9カ月の犬を引き取りましたが、苦労は感じたことはないです。怖がりでビビリだったりする犬もいますが、少しずつ克服して成長していっているので、喜びのほうが大きいです」

保護犬と暮らす喜びはあるものの、なかにはワンちゃんにかかる医療費など、現実的な問題を吐露した方も。・「老犬で病気もあり、医療費がものすごくかかっていますが、そのかわいさは何物にも変えがたいです。なにより、父母に生きがいを与えてくれています。認知症の進行が遅くなりました」病気で医療費がかかってしまったとしても、愛犬の存在は「家族の生きがい」にもなっていると明かしてくれました。

苦労もあるけど、それ以上に…「保護犬を家族に迎える」とはどういうことか
遊ぶ犬
トラウマをなかなか克服できないワンちゃんも……
だんだんと社会性が出てきて、性格も明るくなるというワンちゃんがいるなか、時間が経ってもなかなか心を開かないコもいるようです。・「愛犬は、動物病院で里親募集されていた雑種の子犬でした。とくに問題もなく育ちましたが、時々脱走する癖があり、走っている車にぶつかったことも……。

脱走してもちゃんと自分で家に帰れていた愛犬も、歳をとって最後の脱走をしたときは、帰巣本能が薄れていたのか自力で帰れず、捕獲されて保健所へ。探しに探してやっと連れて帰ることができ、そのときはヒヤヒヤした。

また、ふだんは静かなコだったが、家以外の場所に係留すると置いて行かれると思うのか、悲痛な声で鳴き続ける癖もあった。

人懐っこくてかわいいコで、私にとってはいつまで経っても『最初の犬』として記憶に残っている」



・「友人から頼まれて保護犬を迎えました。あれから11年、いまだに人に懐きません。よほど人間に対して恐怖やトラウマがあるのでしょう。でも、吠えたり噛んだり攻撃したりすることはまったくなく、穏やかで優しい女のコです」いったいどれほどのつらい環境に置かれていたのでしょう。きっと、いまは飼い主さんだけが心の支えになっていると思います。


見た目で判断しないで、そのコの性格を見てあげよう
最後に、飼い主さんたちのお話のなかで、印象に残っているものがあったので紹介しますね。・「インターネットで募集していたので応募しました。トイレのしつけやマテはできてたのでよかったけれど、イタズラがひどくて大変だった。

でも、喜怒哀楽がはっきりしたコでおもしろいし、見た目が変わったコなので余計にかわいいい」保護犬サイトなどを見てもわかると思いますが、劣悪な環境にいたようなワンちゃんはお手入れもされておらず、言葉は悪いですが、みすぼらしい姿に見えてしまうコもいます。

しかし、保護犬を迎えるときは、この飼い主さんのようにそのコの「性格や内面」といったところも、しっかりと見てあげてください。

ワンちゃんそれぞれに、魅力的な個性があるのです。

保護犬を引き取るというのは、大変なことも多いですよね。人に心を開いてくれるまでは、かなりの時間を要するコもいると思います。

人に怯えてしまうワンちゃんを見て、トラウマを植え付けた人に怒りを覚えることもあるでしょう。

そのような状況のなかで、心を寄り添わせて築いてきた飼い主さんと愛犬の絆は、とても強いものだと思います。

軽い気持ちで保護犬を家族に迎えるのはやめたほうがいいですが、「このワンちゃんを幸せにしてあげたい」「家族になりたい」と強く思った人は、考えてみてはいかがでしょうか。

『いぬのきもちアンケート vol.23』
文/凜香
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 06:35 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先輩飼い主さんが教える「猫が若いうちにやっておくべき3つのこと」

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その1:愛猫のすべてを任せられる「かかりつけ獣医」を探す
愛猫が年を重ねるごとに、動物病院のお世話になる回数は増えていきますね。その際、行き当たりばったりで、いろいろな動物病院を渡り歩いてはいませんか? 

猫も人間と一緒で、同じ病院に通い続けることで、獣医さんは猫ちゃんの体質や病歴、癖、性格、好きなこと・苦手なことを把握してくれます。重篤な病気やケガで一刻を争うという時、かかりつけ獣医さんなら余分な検査などが必要なく、すぐ処置にかかれるわけです。

「まだ、うちの猫ちゃんは若いから大丈夫」という油断は禁物。いざという時、猫ちゃんの看病もしながら信頼できる獣医さんを探すのは大変です。日ごろから情報収集を心がけ、「これ!」と思った動物病院に、猫ちゃんのワクチン接種や健康診断などで訪れてみてはいかがでしょう。

また今の時代、猫ちゃんのお世話や病気の情報を手に入れるのに、ネットは欠かせませんね。でも、さまざまな情報が氾濫し、簡単に手に入る反面、真偽のあやしいものも。猫の情報を収集する時は、著者や出典元が明らかで信憑性のあるものを参考に。

先輩飼い主さんが教える「猫が若いうちにやっておくべき3つのこと」
猫の動線・生活エリアをチェック
その2:猫が年をとっても大丈夫? 猫の動線・生活エリアをチェック
「犬は人につき、猫は家につく」とよく言われるように、猫ちゃんは同じ場所で同じ行動を繰り返すことに安心する動物です。

そこで、難しくなってくるのが、加齢や病気、ケガで猫ちゃんが思うように動けなくなった時。どんなに足腰が弱っても、飼い主さんの助けを借りずヨタヨタしながらも、これまでと同じトイレ、同じ食事場所に行こうとします。

違う場所でのトイレや飼い主さんのお世話を嫌がり、いっそう具合が悪くなってしまう猫ちゃんも。そこで、猫ちゃんが若いうちから、トイレや水、ごはんの場所をチェックしましょう。行く途中の段差や距離、一生続けられる動線かどうかを確認し、生活環境を整えてあげましょう。

先輩飼い主さんが教える「猫が若いうちにやっておくべき3つのこと」
「2匹目」「猫友」を見つけておく
その3:悲しみを共有できる「2匹目」「猫友」を見つけておく
1頭飼いは、猫ちゃんと飼い主さんの結び付きが強く、愛情あふれる関係が築けます。しかし、愛猫を失った時は、飼い主さんに大きな悲しみと喪失感をもたらし、なかなか立ち直れないでしょう。

そんな愛猫ロスを予防する意味で、2匹目を迎え入れることも考えてみましょう。万が一の時も、もう1匹の猫ちゃんが悲しみから救ってくれるかもしれません。

ただし、先住猫ちゃんがシニアの場合、新しい猫との生活はストレスになってしまうことも。2匹目を迎えるなら、なるべく猫ちゃんが若いうちがいいでしょう。

また、心から信頼できる猫友を見つけておくことも大切です。愛猫を失った時、悲しみを共有し、心に寄り添ってくれる猫友の存在が、あなたを救ってくれるでしょう。



出典元/「ねこのきもち」2018年2月号『しあわせな後半生のために』(監修/香取章子さん)
イラスト/橋本 豊
文/ヤマモト トモミ

ねこのきもちWeb編集室


posted by しっぽ@にゅうす at 06:28 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

職業「犬の殺処分」―現場を変えるために犬房で働く女子たちの奮闘と現実

ダ・ヴィンチニュース



2016年、国内における犬猫の飼育数は2000万匹にものぼるという(環境省調べ)。同年、殺処分を受けたのは5万5998匹。年々、減少傾向にあるとはいえ莫大な数字であるのは変わらない。そして、そのほとんどが飼い主の身勝手な事情によって捨てられたり、保健所などに持ち込まれたりしたペットなのである。

 飼い主たちへの教育はもちろん、ペットたちの生命を守るための取り組みも十分に機能しているとはいいがたいのが日本の現状だ。しかし、それでもどうにかして行政を変えようと努力を続ける人々がいる。『犬房女子: 犬猫殺処分施設で働くということ』(藤崎童士/大月書店)は熊本県の動物管理センターで働いていた2人の女性の姿を記録したノンフィクションである。我々ひとりひとりは無力かもしれない。しかし、どんな大きな変革も、最初に第一歩を踏み出した人がいたからこそ、実現したのは事実なのだ。

 熊本県には「熊本県動物管理センター」と「熊本市動物愛護センター」という2つの行政施設がある。いずれも、飼い主が手放した犬猫を預かり、時期か来れば殺処分する施設であるのは同じだ。しかし、実状は全く異なる。愛護センターは、「殺処分ゼロ」を理想として活動している。自分勝手な飼い主がペットを引き渡そうとしても、断固として応じない。どうしても引き取らなければいけないときは「二度とペットは飼わないでください」と誓約させることすらある。引き取った犬猫は譲渡対象にするか、矯正訓練が必要かを慎重に判断され、一般家庭で飼えるのであれば処分を免れる。

 本書の主要人物、須藤和美と小嶋玲も最初は愛護センターで働き始めた。しかし、動物への愛情が強い和美はやがて管理センターの状況を変えたいと強く願うようになる。そして2013年5月、友人の玲を誘って管理センターへと転職したのだった。管理センターは愛護センターとは真逆の運営体制を敷いており、犬猫の譲渡はほとんど検討されない。「犬房」に入れられたら最後、犬猫は殺処分までの時間を待つだけである。しかも、麻酔注射による安楽死を徹底していた愛護センターと違い、管理センターではガスによる殺処分が横行していた。

 処分される犬たちは鉄扉に押しやられ、処分機へと入れられていく。大人の猫はカゴに、子猫は麻布にまとめて詰められ、やはり処分機へ。そして、長くて5分もの間、二酸化炭素ガスを浴びせられ、暴れ、苦しみ抜いて死んでいく。その光景は「安楽死」とは絶対に呼べないものだ。しかも、多いときで週3回、機械的に殺処分は行われる。人間になついていて、問題なく譲渡可能な犬猫すら残酷に殺されていく。

 管理センターの殺処分を目の当たりした和美と玲は、悲しみを力に変えて立ち上がる。和美はこう口にした。

この仕事に就いている以上、現実から目をそらしちゃいけないって私決めたの。こんな苦しい思いをしながら死んでいくあの子たちがみんな天国に行けるようにって最後まで見届けて、自分の心に焼きつける。そう決めたの

 2人は犬房の犬猫たちに愛情を注ぎ、譲渡活動に力を入れるよう上司にかけ合う。しかし、待っていたのは事なかれ主義の同僚たちから向けられる冷たい視線だった。それでも、ときにボランティアの協力を得ながら、少しずつ2人は管理センターの体質を変えていく。一度人間の温もりを知った犬猫たちは、犬房の中でも和美や玲にじゃれてくる。中には、無邪気に飼い主が迎えに来るのを待っている犬猫もいるのだろう。ときに、一職員としての越権行為を犯しながらも、2人は動物たちを救おうと必死に戦い続ける。

 2016年4月、熊本地震の裏側で起こった事件についても本書は言及している。また、ペットショップの裏事情、熊本県の殺処分への言及などにも厳しい目を向ける。いずれも、人間の都合で罪のない犬猫たちの生命が奪われている事実は変わらない。和美や玲の生き方は、現状に怒りながらも何をしていいか分からない人々に、道を指し示してくれるのだ。

文=石塚就一


この記事で紹介した書籍

犬房女子: 犬猫殺処分施設で働くということ
作家:藤崎 童士 出版社:大月書店 発売日:2018/03/17 ISBN:9784272330911
posted by しっぽ@にゅうす at 06:23 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物愛護バッチリ啓発 龍谷大(キャンパス新景)

日本経済新聞



龍谷大深草キャンパス(京都市伏見区)で配布されている若草色の缶バッジ。「#ワンたっち」と書かれている。配る対象は犬の飼い主らで、散歩中などに「うちの犬に触ってもOK」と意思を示すためのものだ。

犬の飼い主ら向けの「ワンたっちマーク」バッジを製作した学生(京都市伏見区)
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犬の飼い主ら向けの「ワンたっちマーク」バッジを製作した学生(京都市伏見区)

 法学部創立50周年を記念したプロジェクトで学生が製作した。なぜ飼い主向けのバッジなのか。

 学生団体「レッズ」の4年生6人を中心に「犬の殺処分問題に何か貢献したい」との思いで活動をスタートさせた。動物愛護センターでヒアリングを行い、「旅行に行けなくなったから」など飼う前には想定しなかった理由で虐待したり、殺処分に持ち込んだりする人が多いことに気付いた。

 犬や飼い主と触れ合う機会をつくることで、事前に飼育に対する正しい知識を持ってもらえるのではないか。バッジは2017年10月、500個が完成し、公園やペットホテルなどで約半年間かけて400個を配布した。現在は同学部の教務課に置いている。

 「社会的な問題の解決策を自分たちで考えた。実社会にも役立つ経験ではないか」と同学部の畠山亮教授(43)。4年生の嶋田可菜さん(21)は「学外の人に理解してもらうのは大変だった。とても勉強になった」と笑顔を見せた。



posted by しっぽ@にゅうす at 06:08 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

野良猫と地域猫 人と共生するために

東京新聞



地域猫と野良猫。この違いをご存じですか? 猫ブームもあり、関心を寄せる方も多いと思います。

 野良猫とは、飼い主のいない猫をいいます。最近野良猫が増えて困っているという話をよく聞きますが、増える際の典型的な例を一つ紹介します。避妊・去勢をしていない猫を放し飼いにするケースです。

 屋内外を行き来できる猫は、自由に繁殖活動を行います。雌の場合望まれない命を宿すこともあります。産み落とされた子猫の多くは捨てられ野良化します。この子猫たちは当然避妊・去勢していません。交尾・出産は繰り返され、際限なく増殖していく−というわけです。

 野良猫を増加させる原因が、飼い主のモラルの欠如や知識不足にあることがよく分かるかと思います。

 この問題に積極的に乗り出した自治体もあります。例えば、仙台市です。

 同市は2006年、「動物愛護行政の基本指針」を策定しました。行政、ボランティア、動物病院などが連携、協働し、動物愛護施策を推進するためです。「飼い主のいない猫」について捕獲、避妊・去勢手術を施し、元の場所に放して「地域猫」とし、住民とともに管理していくと定めています。

 地域猫活動の目的は、「野良猫の減少」と「地域社会における猫と人間の共生」です。しかし、活動に対する市民の認知度はいまだ低いのが現状です。地域猫による管理は野良猫を減らす最良の策と思います。活動の普及により排せつ、繁殖、餌やりなどの問題が改善していくはずです。

 猫にとっても、活動を通じて新たな飼い主を得て、飼い猫として幸せな生涯を全うするという新たな選択肢が生まれるのです。

 (成沢千香=獣医師、専門学校講師)



posted by しっぽ@にゅうす at 09:22 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットの災害対策 首輪の表裏に飼い主の連絡先を

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【人とペットの赤い糸】

 前回に続き、ペットの災害対策について追加10項目を紹介する。

 (1)災害が起きると、パニックになったペットが逃げ出してしまう場合がある。必ず首輪に鑑札をつけたり、首輪の表裏に油性のペンで飼い主の名前、住所、電話番号を明記したい。念のため、自宅から地理的に離れた親戚(しんせき)や友人らの情報も書いておくと安心だ。マイクロチップには、必要な情報を入れておかないと機能しない。

 (2)逃げ出したペットを探すために、飼い主とペットがともに写った最近の写真を手帳や財布、バッグなどに入れておきたい。ペットを探す場合や収容施設で自分が飼い主だと証明できる。

 (3)防災袋の中に大きめのペットボトルの水があれば、数日間は生きられる。缶詰やパウチタイプのフードだと水分も同時に接種できるのでお勧めだ。震災時は目にゴミが入ったり、傷つく場合もあるので、ペット用の目薬や目の洗浄液を確保しておくと安心だ。

 (4)ストレスでフードを食べなくなる場合がある。特にウサギは胃腸の動きが止まることによって食べ物が胃腸に残り、ガスが溜まる状態(うっ滞)を起こす場合がある。死に至ることもあるので、早めに動物病院で診察を受けたい。

 (5)ペットを家の中に残す場合、家が倒壊していないことに加え、水道が出ること、家に鍵をかけられることが必要だ。猫の場合は家に留まる方がストレスの軽減になるケースもある。逃げないように鍵をかけて、3〜4日分のフード、水、トイレなどをできるだけ多くの場所に用意する。毛布、タオルケットを出しておくと、そこに潜り込んで暖をとることもできる。台所の蛇口からチョロチョロ水を出しておくと、新鮮な水も飲むことができる。玄関などにはペットが家の中にいることを知らせる張り紙をしておきたい。

 (6)犬も家にやむを得ず残す場合は、必要な物を用意して、猫とは別の部屋に入れる。風呂場にアクセスができるようにして、水道の蛇口からは水が少しずつ出るようにしておきたい。

 (7)ペットと同行避難が基本原則だが、必要な予防接種の証明書を常に携帯する。

 (8)避難所でペット同士が発情期に出会うことも考え、不妊去勢手術は済ませておく。

 (9)震災の場合、ペットより人間を救うことが優先だとする考え方がある。だが、ペットと暮らしている人の中には、ペットが全てと考える人がいる。ペットのケアも同時に行わないと、真の意味で人を救えないこともあるのだということを、行政始め社会福祉士、ケアワーカーの人たちにも知っていただきたい。

 (10)防災訓練は常に非飼い主、飼い主の両方を対象に実施したい。

 人、動物、環境の「One Health(ワンヘルス)」という考え方は震災時でも同様であることを心に留めたい。災害時も、人とペットは切り離せない赤い糸でつながっている。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。





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