動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年05月07日

犬は何歳だって成長中!社会化は子犬だけのものじゃない

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そもそも犬の社会化とは?



子犬を飼った時などに「社会化をしましょう」と聞いたことがある人もいると思います。このわんちゃんホンポにも社会化に関する多くの記事がありますし、ここ数年で犬の社会化について広まってきたと思いますが、実践できている人はどれくらいいるのでしょうか?


社会化というのは、簡単に言うと「これから一緒に暮らしていく人間社会や環境に慣らすこと」です。犬は人間と一緒に暮らすことで、家庭内でも外でもたくさんの人や物に出会い、触れ合っていくて行くことになります。新しく出会うものに対して恐怖心を感じることなく受け入れることができるようにするのが社会化ですが、特に生後4か月頃までは恐怖心自体が薄く、柔軟な心であらゆるものを受け入れることができると考えられているのです。

子犬以外は社会化することができない?



生後4か月頃までの最も社会化に適した「社会化期」を過ぎると、犬も少しずつ大人へと成長していき恐怖心や疑心を持つようになってきます。そういった気持ちが生まれると新たなものに出会ったときに簡単には近づけず、受け入れられないということが起こります。場合によっては逃げたり、吠えたり、攻撃したりという行動に出ることも。


そのため、子犬から飼い始めた人には「社会化期」を逃さないようにすることを強くおすすめしています。飼い始めたのが生後4か月を過ぎていたとしても、若ければ若いほど犬は柔軟性を持っているのでできるだけ早く社会化に取り組むようお願いしています。


成犬は社会化できない?

社会化期を過ぎていたとしても、成犬になったとしても社会化ができないというわけではありません。子犬にくらべれば少し時間がかかるかもしれませんが、決して社会化できないわけではないので「うちの子は犬嫌いのままだな…」「怖がりだから一緒にお出かけなんてできないな…」と諦めないでくださいね。





成犬の社会化をする方法



さて、成犬でも社会化できるとしましたが、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?


実は成犬の社会化も子犬の社会化も行うべきこととしては大きく変わりません。新しく出会うもの、もしくは苦手にしているものに少しずつ接触するように機会をつくります。そこで冷静にいられるようであればおやつをあげたりなでたりして「〇〇(今苦手なもの)=いいことがある」と印象づけます。それをくり返し徐々に距離や接触の強さを変えていきます。(音であれば小さい音から大きな音へ、人や物なら遠くから徐々に近くへ)


筆者の愛犬も推定年齢2〜3歳で我が家にやってきたのですが、はじめは苦手なものだらけでした。子供が苦手だったのであえて小学校のまわりを散歩し、慣れてきたら下校時間に合わせて散歩したりしました。人混みでパニックになってしまったので近所の商店街を人が少ない時間を選んでお散歩。人がたくさん行き来する駅前なども散歩し、最終的には週末のアウトレットモールなども落ち着いて歩けるようになりました。


そういった取り組みの中で大切なのは、恐怖や緊張を乗り越えるためのモチベーションとなるものの存在。私の愛犬は食べることが何よりも好きだったので、おやつを「あれば食べる」「もらえたらうれしい」「飛びきり大好き!なんでも頑張る!」という3段階のレベルで分けて持ち歩き、状況によって使い分けるようにしました。

まとめ



このように犬の社会化というのは何歳になってもできるもの、また行うべきものなんです。犬は十数年間生きるので、その間に家族構成や周辺環境、犬を取り巻く事情などが変わることは多々あることでしょう。その中で新たに出会う人や物をスムーズに受け入れるためには子犬の頃の社会化がどれだけしっかりと行われたかが鍵を握りますが、たとえ時間がかかったとしても新しいものを受容するということは必ずできると思います。


成犬の社会化やしつけのし直しは、飼育放棄などされた保護犬の譲渡率を引き上げることにもつながると思います。「成犬はしつけられない」という印象から、保護犬の中でもやはり子犬が人気で、成犬にはなかなか貰い手がつかないのが実情です。


どうか、犬は何歳だって成長できるということを多くの人に知ってほしい。今、愛犬のしつけを諦めかけている飼い主さんも、保護犬の引き取りを検討している人も、根気よく時間をかけて社会化やしつけに取り組めば、さらに楽しいドッグライフが待っているということを知ってほしいと切に願います。




posted by しっぽ@にゅうす at 07:07 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

話せない犬だからこそ、伝わる思い…少年院で「犬の訓練」通じて更生目指す「GMaCプログラム」

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千葉県八街市の八街少年院で、入院している少年たちが犬の訓練を通じて、更生を目指すユニークな矯正教育プログラム(GMaC)が行われている。少年たちが受け持つのは、人間に捨てられた犬たち。少年たちは、なかなか思い通りにならない犬たちとコミュニケーションを通じ、周囲との信頼関係や、自分の心のあり方を見つめ直している。(藤井智紗子)

●少年と犬が、1対1のパートナーに

プログラムの名前となっているGMaC(ジーマック)は、「Give Me a Chance」の頭文字を取ったもの。「少年たちに立ち直るチャンスを 飼育放棄された犬たちに生きるチャンスを」の意味を込めている。

プログラムを実施しているのは、人間と動物との共生を掲げる、公益財団法人ヒューマニン財団。少年院の少年が犬を訓練することにより社会貢献を可能とする全国初のプログラムとして、千葉の八街少年院で2014年7月に開始して以来、2018年2月までに8期計25人が修了した。 少年1人と犬1匹でパートナーを組み、1回90分のカリキュラムを週4回、約3か月間にわたって訓練を実施する。米国で最先端の訓練法を学んだドッグトレーニングインストラクターの鋒山佐恵さんが講師として指導にあたる。

「少年たちには、良い家庭犬となるための基本的なしつけをしてもらいます。犬の吠え癖、飛びつきをなくしたり、排泄やお散歩の正しい習慣を教え、またお座りや伏せなどの行動を英語で教えます」

ヒューマニン財団代表理事の寺山智雄さんはこのように説明する。

「1対1ということが、大切なのです。少年は、この犬を自分が担当するんだ、という意識をもつことで、責任感を持ってプログラムに取り組み、犬との信頼関係が生まれます」

●「うまくいかない。でも、それがいい」

ただ、訓練される犬たちも、人間に捨てられるなどの事情を抱えており、家庭で飼いならされた犬のように、指示を素直に聞き入れてくれるわけではないという。

「うまくいかないと、少年たちはいらだったり、焦ったりします。でも、それがいいんです」と寺山さんは語る。

「少年たちは、他人とのコミュニケーションの間に何らかの葛藤があって、非行行為をしたのかもしれません。犬の訓練が思うようにうまくいかないときは、インストラクターが少年たちとコミュニケーションをとりながら、どうすればうまくいくのかを少年自身に考えさせます。

そうするうちに、少年たちの心の中にふっと、気づきや変化が起きます。それは犬たちにも伝わります」

少年たちにはどんな変化が起きるのだろうか。

「思い通りにいかないからといって、相手を傷つけてはいけない、ということを理解します。裏返せば、自分自身を傷つけてはいけない、ということの気づきにもつながります。 犬との訓練が他者のことを考えるきっかけとなり、人間との向き合い方や、自分自身を見つめ直すことができるようになります」

●抱きしめてお別れ

訓練で発生する問題を乗り越えた達成感や、周囲からほめられることも、少年にとって大きな財産だという。

「実際に話を聞いてみると、家庭環境や友人関係などに恵まれていない少年が多いのですが、プログラムを通じて、もう一度自分自身を信じて、これからの将来に向かう勇気をもってほしい」

実際に、少年の成長を感じる場面もあるそうだ。

「プログラムの修了式で、犬と別れる前に抱きしめたり、泣いたりする少年もいるんです。 自分はダメだ、この社会はダメだという、これまでの意識が変わり、自分の過去や周囲の環境を客観的にとらえるようになっていると思います」

このプログラムには、犬と少年だけでなく、地域というプレーヤーも関わってくる。週末、犬たちは一般家庭での生活に慣れるため、地元のボランティアであるサポートファミリーのもとで過ごす。サポートファミリーと少年が直接会うことはないが、犬の様子や成長についての交換日記をすることで、少年と地域住民との交流にもつながる。少年と犬、地域を結びつけるものにもなっている。

●犬だからこそ与えられる「ぬくもり」

様々な矯正教育のやり方がある中で、GMaCプログラムの最大の特徴である、犬を相手にすることの意味はどんなところにあるのか。

「犬だから、としかいえないです」

寺山さんは真剣な表情で続ける。

「もちろん、猫ほど訓練が難しくなかったり、馬ほど飼育が大変でなかったりという事情はありますが、何より大事なことは、動物としてのぬくもりや、においをしっかりと感じ取ることができるということです。

人間は、自身のメンタリティに問題があり、傷を抱えているとき、いくら他の人間が言葉で言っても伝わらない時があります。そういう時に、犬の感触や感覚で、安らぎや安心感を覚えることがあります」

●今後の展望

今後の展望について、寺山さんは、「ぜひ他の少年院や女子少年院、成人向けの刑務所でも実施したい、という声を聞きます。今後は、より一層プログラムを充実させるとともに、訓練を指導できるインストラクターになることのできる人材を育てていきたいです」と見据えている。

少年院に入所する少年は年々減少しているものの、更生して社会に戻るにはまだまだ様々な課題がある。また、殺処分ゼロに向けた取組みが盛んになっているものの、飼育放棄され、最悪の場合処分される犬は後をたたない。

より多くの少年と犬たちがチャンスをつかみ、新たな場所へ羽ばたいていくことを期待したい。

弁護士ドットコムニュース編集部




posted by しっぽ@にゅうす at 07:05 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬や猫への虐待者に厳しくユニークな判決を下すアメリカの裁判官

ネタりか



動物虐待に罰を下す一味違う裁判官
アメリカ国旗をバックにした裁判官のガベル

アメリカのオハイオ州で、そのユニークな判決で人気を集めている裁判官が話題になっています。

裁判官の名はマイケル・チコネッティ氏。「目には目を」方式と呼ばれる彼が出す判決の中でも、犬や猫への虐待行為に対して下された罰がアニマルラバーの間で賞賛を集めました。

その厳しくてユニークな罰とはいったいどんなものだったのでしょうか?

犬への虐待とネグレクトで告発された女性への判決
ゴミの中で横たわる犬

ある動物虐待で告発された女性。自分の飼い犬(名前はムース)をたいへん不潔な状態のゴミ溜めのような家の中に1週間食べ物も与えずに放置したネグレクトの罪で逮捕され、裁判で有罪判決を受けました。

彼女の判決に際し、チコネッティ裁判官が申し渡した罰は罰金の他に、地域のゴミ処理場に行ってそこで8時間ゴミ拾いをするというものでした。

裁判官は、

「あなたがムースにしたことと同じように過ごしなさい。不潔で悪臭に満ちた場所で自分のやったことを考えなさい。吐き気がするなら吐けばいい。」

と厳しい言葉を投げかけました。

幸いなことに、保護された時に痩せこけていたムースは健康を回復し、新しい家族を募集することになりました。

多数の子猫を捨てた女性への判決
捨てられた子猫たち

また別のケースでは、複数回に渡って森に35匹の子猫を捨てた女性に対して申し渡された罰は、雪の降る夜に野外で一人で一晩過ごすことというものでした。この女性はこの他に懲役刑と罰金刑も受けています。

「真夜中にお腹を空かせ、助けが来る望みもない中で、肉食獣の声を聞きながら過ごした子猫たちの思いを味わってみなさい。」

という言葉が投げかけられました。

この2例はチコネッティ裁判官の判決のごく一部です。これらの罰によって動物虐待の犯人たちが自分のやったことに心から気付いてほしいものです。

裁判官は大の愛犬家
バーニーズマウンテン

チコネッティ裁判官は大の犬好きでもあり、動物を虐待する者に対して強い憤りを感じています。

子供の頃、家族で飼っていたダックスフンドミックスが彼が犬を愛するようになったきっかけで、現在は10歳のバーニーズマウンテンドッグと暮らしているとのことです。

チコネッティ裁判官は、動物虐待者たちには厳罰だけでなく教育が必要だと考えています。

オハイオ州では児童のネグレクトや飲酒運転で有罪判決を受けた場合、刑の一部として強制的な教育講習の受講が含まれているのに、動物虐待も同じようにするべきではないか?と述べています。

また動物虐待で有罪となった者に対する精神鑑定も必要だと考えているそうです。

オハイオ州では昨年から動物虐待罪は軽犯罪ではなく、重罪という扱いに法律が改正されました。虐待者が根絶することが理想ですが、それが叶わないならせめて法での規制を厳しくするというのは次善策ですね。

まとめ
ガベルをくわえたヴィズラ

アメリカのオハイオ州で話題を集めている動物虐待者への罰とその裁判官のことをご紹介しました。

「動物が受けた苦痛を体験してみなさい」というアプローチは、犯罪者の意識の変化の期待が込められています。そしてこの判決が話題になることで、社会全般に「動物虐待は重罪で、罪を犯せば償いをしなくてはならない」という呼びかけの効果があるとも言われています。

法律や社会背景が違うので、日本とは比べられない部分もありますが、このようなアプローチは羨ましい気がしますね。

法律改正のパブリックコメントの募集があれば声を届けるなど、虐待やネグレクトなどで苦しい思いをする動物が一匹でも少ない世の中を作っていきたいものです。

《参考》
https://animalchannel.co/ohio-judge-fed-up-with-animal-abusers/


posted by しっぽ@にゅうす at 07:00 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の腸内細菌群、人に類似=肥満対策研究などに有用―欧州研究所

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犬の腸内細菌群の構成を調べたところ、医学の基礎実験に使われているマウスや豚より人に近いことが分かったと、欧州分子生物学研究所などのチームが6日までに英科学誌マイクロバイオームに発表した。

 犬の祖先のオオカミは肉食だが、犬は人類が飼いならし、同じような食べ物を取るのに適応した。現代では犬も、人と同様に高齢化や肥満、糖尿病などが問題となっている。腸内細菌群の変化に注目した餌やサプリメント(栄養補助食品)の研究は、犬と人の両方に役立つという。

 腸内に生息するさまざまな細菌は消化や免疫を助ける一方、病気の原因にもなる。研究チームはラブラドルレトリバーとビーグルを32匹ずつ調査。ふんからDNAを回収し、遺伝子を解析して分類した結果、マウスや豚の腸内細菌群より人に構成が近いことが判明した。

 さらに、通常のドッグフードを4週間与えた後、高たんぱく質・低炭水化物の餌と低たんぱく質・高炭水化物の餌の2グループに分け、4週間後に腸内細菌群の変化を調べる実験を行った。

 その結果、犬の種類や雌雄にかかわらず、肥満した犬の餌を高たんぱく質・低炭水化物に切り替えた場合に、乳酸菌や連鎖球菌が増えるなど細菌群の構成が最も大きく変わり、不安定な状態にあることが分かった。 


posted by しっぽ@にゅうす at 06:59 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

目指せ! ベアドッグ=人里からクマ撃退―国内で6頭初繁殖・長野

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人里に近づこうとするクマに大きな声でほえ立て、森へ追い払うベアドッグ(クマ対策犬)。

 国内では、長野県軽井沢町のNPO法人「ピッキオ」の2頭だけが活躍中だ。大きな課題だった後継犬の繁殖に取り組み、この春6頭の子犬が誕生。6月にも適性テストが始まる。

 ベアドッグは、クマのにおいを察知する特別な訓練を受け、訓練士(ハンドラー)と共にクマの活動期である6〜10月の毎日、夜間から早朝に出没しそうな地域をパトロールする。ピッキオによると、同町の住宅地でのクマの目撃件数は、2006年の36件から16年は9件まで減少した。

 ピッキオは04年、初代ベアドッグのブレットを米国の育成機関から導入。ただ、訓練士の田中純平さん(44)によると、生後4〜5カ月から訓練士とペアを組むのがベストだが、検疫の関係で10カ月程度に育つまで輸入できない。信頼関係を育てる貴重な時間を得る必要や、数百万円の購入費の負担などの事情から、繁殖に踏み切った。

 ブレットは13年に急死。現在の2頭が来日するまで2年間のブランクができ、経験を引き継げなかった。「勇敢にクマに立ち向かう勇気は、先輩犬の背中からしか得られない」。田中さんは、人間が教えられる限界をこう語る。

 田中さんの相棒の雌犬タマと、米国から繁殖用にレンタルした雄のリオとの間に、雄1頭と雌5頭が生まれた。「タマは迫り得る危険を素早く察知できる頼もしい存在。優秀な犬なので、なんとか跡継ぎを残せれば」と期待を込める。

 順応性やクマへの反応を見る「パピーテスト」を半月ほどかけて行うが、1、2頭がベアドッグになれればいい方という。夏ごろには、車に乗ったり市街地を歩いたりして、人間社会に慣れる訓練を開始。クマの手や毛皮のにおいを嗅がせるなどして徐々に興味を持たせ、来年には先輩犬と一緒に現場に出る予定だ。 



posted by しっぽ@にゅうす at 06:09 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする