動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年06月19日

殺される動物の命を救うために私たちにできる3つのこと

Yahoo! JAPAN



昨今「殺処分ゼロ」といった言葉も聞くようになったが、殺処分される犬や猫を救うには、まずは動物愛護センターなどに収容されている犬猫たちを出してやらなくては始まらない。そうしたセンターからの引き出し活動自体は、動物愛護団体として登録されている団体が行うが、肝心なのはその後の保護した犬や猫の世話だ。そこで必要になってくるのが個人のボランティアだ。

◆ミルクボランティアや預かり屋さんになる

 動物愛護団体とひと口にいっても、その活動内容はさまざま。だが、どの団体でも犬や猫の世話をするボランティア数が圧倒的に不足している。ボランティアの内容も多岐にわたり、団体所有のシェルターで犬猫の世話をするものや、授乳が必要な子猫の世話をするミルクボランティアなどがある。そのほか、自宅へ犬猫を連れて帰り、一時預かりをする“預かりさん”と呼ばれるものも。

「シェルターのケージの中で飼養するよりも、一時的とはいえ、1つの家庭の中で人と触れ合い、生活環境に慣れさせることで、社会性が身につきます。その意味で、預かりさんは非常に重要なボランティアです」(『動物環境・福祉協会Eva』スタッフ)

 こうしたボランティアの募集は常時行われているので、行政や各団体のホームページなどをチェックしてほしい。

 保護された犬や猫にとっていちばんの幸せは、新しい里親の家に迎えられること。ペットが飼える住環境が整っていて、時間的にも余裕があるなら、里親になるというのも保護した犬猫を救う方法の1つだ。

 最近は動物愛護団体が主催する犬猫の譲渡会だけではなく、各自治体の動物愛護センターなどでも積極的に譲渡活動を行っている。

「譲渡会へ行くと、飼育放棄で持ち込まれたり多頭飼育の現場にいた犬や猫などいろんな子がいます。動物と暮らす予定のあるかたは、まず譲渡会に行ってもらいたいですね」(前出・『Eva』スタッフ)

 譲渡会がどこで行われているかわからないという場合は、行政なら愛護センター、愛護団体なら各地域の団体が主催する譲渡会の情報を入手するといい。


ただし、団体によっては里親になるための条件が厳しいところも。例えば、仕事で留守になることが多い、室内飼いをするには部屋が狭い場合、譲渡が難しいと判断される場合がある。1つの団体であきらめず、複数の団体と接してみるとよい。里親になるのが難しい場合、動物愛護団体などに寄付して後方支援するという方法もある。

 ただし、動物愛護団体によって、その活動内容には大きな差がある。活動に共感できる動物愛護団体が見つかれば、直接寄付することもできるが、最近はふるさと納税を動物保護のために活用している自治体も増えている。動物愛護団体に寄付する場合、その団体がどんな団体かを見極めることも重要だ。

「東日本大震災直後はとくに顕著でしたが、日本では、活動の実態がほとんどなかったり、寄付金目当ての悪質なものも見受けられます。寄付する前に、実際の活動内容のリサーチは必要です」(国内外の動物愛護活動に詳しい専門家)

 例えば収支報告をちゃんと開示しているか、犬猫の譲渡先を最後まで把握しているかなど、厳しくチェックを。最後に、犬猫の殺処分や虐待の問題を人に話すことも、あなたができる最高の啓発。世の中を変える一歩になると知っておいてほしい。

※女性セブン2018年6月28日号
posted by しっぽ@にゅうす at 07:52 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

感謝を込めて…老犬のためにやりたい4つのサポート

ネタりか



犬の老化のサインは?
老犬

老化のサインは、以下のようなものが挙げられます。

✔筋力低下のため、歩くスピードが遅くなった
✔筋力低下のため、真っすぐに立てず、後ろ足がハの字になっている
✔聴力低下のため、名前を呼んでも反応がない
✔代謝低下のため、食欲不振になる
✔臓器や筋肉の働きの低下のため、トイレの失敗が増える
✔感情のコントロールが困難になるため、怒りっぽくなる
✔白髪が増える

小型犬・中型犬では10歳、大型犬では8歳を過ぎたあたりから犬の高齢期といわれ、仕草や行動に変化があらわれます。今までは平気だったことも、年をとると困難になることもあります。
老化のサインと病気の症状はよく似ているため、不安な場合はすぐに動物病院で診てもらいましょう。

1.老犬の「食事サポート」
老犬の食事

老犬になると代謝が低下するため、食欲がなくなることがあります。また食事は、健康のバロメーターといわれるほど、健康管理に直結しているものです。老化ではなく病気を引き起こしている可能性も考えられるため、場合によっては動物病院で診てもらうことをオススメします。

では、食事における老犬の変化別にサポートする方法をご紹介します。

ご飯の量が減った、または食べなくなったときは
嗅覚や味覚の衰えによって、ご飯への意欲が薄れている可能性があります。その場合は、嗜好性の高いご飯を混ぜてあげましょう。また、ドッグフードは人肌程度のお湯で温めることで香りが出るため、嗅覚が刺激され、食欲の促進が期待できます。

また、成犬用のドッグフードは老犬の内臓にとって負担となります。老犬になっても、成犬のころと必要とする栄養素は変わりませんが、活動量や代謝の低下がみられる老犬は消費エネルギーが低くなるため、低エネルギーの高齢犬用ドッグフードに変更する必要があります。その場合、徐々に変えることがポイントです。

突然食事の内容が変わるとワンちゃんがとまどってしまったり、食べたとしても消化不良を起こす可能性があります。今までのフードと新しいフードを混ぜて与え、徐々に新しいフードの割合を増やしていきましょう。

ご飯を自力で食べられなくなったときは
寝たきりや、急激に体力が低下している場合、自力でご飯が食べられなくなっている可能性があります。その場合病気が疑われるので、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

また、老犬は足や首の筋力が低下しているため、食事の姿勢すらつらいと感じ、自分からすすんでご飯を食べないこともあります。食事のときはお皿を台に乗せ、少しでも足や首への負担を減らしてあげましょう。

ご飯を食べたあと、すぐにご飯を要求するようになったときは
もしかしたら、認知症の可能性があります。すぐに獣医師に相談しましょう。

また、老犬になったことでワガママな性格になった子もいるといわれています。そのため、何度もご飯を要求することで、飼い主に構ってもらおうとしている可能性があります。その場合は一度のご飯の量を減らし、回数を増やすことで、改善が望めます。

2.老犬の「トイレのサポート」
おむつをする犬

排尿に関する内臓の機能低下により、トイレの失敗がみられることがあります。排尿は体の体調が顕著にあらわれるため、ワンちゃんの様子や排尿の状態などをきちんと観察することが大切です。

では、トイレにおける老犬の変化別にサポートする方法をご紹介します。

トイレの失敗が多くみられるときは
排尿の回数や量、状態を観察し、異常がみられた場合は動物病院で診てもらいましょう。

異常がみられない場合は、脚力の低下により、トイレの場所までたどり着けないためと考えられます。その場合、通路にマットを敷くなど歩きやすい環境を作ってあげましょう。脚力の低下がないのにもかかわらずトイレを失敗している場合は、トイレの場所を忘れてしまった可能性があります。その場合は、再度トイレの場所を確認させてあげたり、トイレの場所を増やすこともいいでしょう。

自力でトイレができないときは
脚力が落ちると、自力でトイレができなくなることがあります。この場合は後ろからワンちゃんの腰を支え、トイレの姿勢をさせることで、排尿を促すことができます。

排泄物に異常がみられる(下痢や便秘など)
病気を発症している可能性があるため、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

下痢をしているが病気ではない場合、消化の吸収力の低下が原因として考えられます。内臓への負担を抑えるために、消化のよいものを与えましょう。食事の量を減らし、回数を増やすことも効果的です。

便秘をしているが病気ではない場合、水分を多めに飲ませ、食物繊維の多い食事を与えましょう。

3.老犬の「散歩サポート」
老犬の散歩

年をとると筋力が低下するため、歩くことを嫌がるようになることがあります。しかし老犬であっても、散歩に行くメリットはたくさんあります。例えば、「気持ちがリフレッシュする」「全身の血液循環がよくなる」「運動機能の衰えを防止できる」など。極端に嫌がったり、病気でない限りは散歩に出かけることをオススメします。

歩行のサポート
歩くの遅くなったワンちゃんや、転ぶことが多くなったワンちゃんには、歩行のサポートをしてあげましょう。このとき、体全体を支えるハーネスや、腰まわりを支えるウォーキングベルトが効果的です。

また、抱っこしたり、犬用カートに乗せて散歩することもいいでしょう。家で過ごすことが多くなる老犬にとって外の世界に出ることはとても新鮮で、リフレッシュ効果が期待できます、。

散歩の所要時間と時間帯
散歩は一回15〜20分を目安に行いましょう。また、老犬は体温調節の機能が衰えている可能性があるため、適した時間帯に行うことが大切です。夏の散歩は夕方以降の涼しい時間帯に行い、こまめに水分補給をしてあげましょう。冬の散歩は寒さが厳しい時間帯(早朝や日没後)を避け、洋服を着せるなどの対処をしましょう。季節によって、老犬へのサポートを変えていくことが大切です。

散歩のコース
交通量と人通りが少ないコースを選びましょう。視力や聴力が衰えている老犬は、足元や周りがよく見えていない可能性があります。車や自転車、人、急な段差などでケガをする恐れがあるため、飼い主は常に愛犬に気を配りましょう。また、犬はご主人に合わせて無理をしてしまう動物です。疲れがみられたり、歩くのが遅くなったなどの変化がみられたら、すぐに休憩するようにしましょう。

4.老犬の「家庭環境におけるサポート」
昼寝をしている老犬

老犬のために、家庭環境を整えましょう。ここで大事なのは、「大きく変えないこと」。
視力や聴力が衰えている老犬にとって、急な家庭環境の変化はとまどうばかりです。

バリアフリー
老犬は小さな段差や滑りやすいフリーリングによって、脱臼や骨折などをしてしまう可能性があります。通路にゴム製のマットや滑り防止のカーペットなどでスロープを作ることで、可能な限り段差を無くし、滑りにくくしてあげましょう。

床ずれ
寝ることが多くなる老犬にとって一番怖いもの、それは「床ずれ」です。床ずれは、寝床に接した部分が長時間圧迫されることで血流が悪循環になり、その部分の筋肉や皮膚組織が壊死してしまう状態をいいます。

まずは、床ずれの予防をしましょう。
床ずれは、膝や肩甲骨、かかとなどの皮膚が薄く骨が出っ張っている部分にできやすいため、この部分にパットを当てることで保護することができます。そして2〜3時間おきに体の向きや体勢を変えてあげましょう。体を少し持ち上げるだけでも血流の回復が期待できます。

まとめ
年をとると、今までできていたことができなくなり、不安やとまどいが多くなるでしょう。それはワンちゃんが一番強く感じています。こんなとき、飼い主さんは叱らないことが大切です。優しく声をかけてあげましょう。愛犬のサポートができるのは、あなたしかいないのです。今まで過ごした楽しい時間に感謝を込めて、年老いた愛犬のためにできることはなんでもしてあげたいですね。


posted by しっぽ@にゅうす at 05:25 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愛犬の避妊・去勢手術。メリット・デメリットを知っていますか


Yahoo! JAPAN



避妊・去勢手術のメリット
望まない妊娠を防ぐことができ、発情したときのストレスや興奮を予防することができます。さらにしつけトレーニングもしやすくなり、オスの場合は早めの去勢手術がマーキング予防にも。メスは子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍などの予防、オスは精巣腫瘍や肛門周囲腺腫、前立腺肥大などの病気の予防につながるとされています。

愛犬の避妊・去勢手術。メリット・デメリットを知っていますか
避妊・去勢手術のデメリット
避妊・去勢手術のデメリット
避妊・去勢手術は生殖能力をなくす手術なので、当たり前ですが繁殖ができなくなります。そして術後は太りやすくなるため、散歩量を増やすなど愛犬が太らないための対策が必要です。メスはオスに比べると、ホルモン反応性の尿失禁症になることも多いそう。

愛犬の避妊・去勢手術。メリット・デメリットを知っていますか
避妊・去勢手術の適正時期
避妊・去勢手術の適正時期
避妊・去勢手術に「何才まで」という明確な決まりは設けられておらず、小・中型犬か大型犬かで適正時期が異なります。小・中型犬のメスは初回発情前、オスはマーキングを始める前(6カ月齢くらい)が、病気予防の観点からも適した時期とされています。大型犬については、早めに手術すると骨の成長バランスが崩れるおそれがあるため、生後10カ月までは最低でも待ったほうがいいでしょう。

愛犬の避妊・去勢手術。メリット・デメリットを知っていますか
手術にかかる費用
手術にかかる費用
去勢手術の目安費用は3.8万円〜ですが、動物病院や犬の体重などで手術費用や入院日数は異なります。一方で体を切る範囲が広く、麻酔時間も縫合に使う糸も長い避妊手術は、目安が4.6万円〜と去勢手術よりも費用が高くなる傾向にあります。

手術をする際は、事前に問い合わせておくと安心ですね。一般的には預けた日に手術、翌日に退院というケースが多いのですが、院内で吠えるなど傷口の回復に影響する場合は、日帰りになることもあります。

愛犬の避妊・去勢手術。メリット・デメリットを知っていますか
術後の過ごし方と注意事項
術後の過ごし方と注意事項
必ず傷口の保護を
傷口をなめたり汚したりすることで、菌が入り化膿する原因になってしまいます。愛犬が気になって糸を引っ張ってしまうと、傷跡が開いてしまうことも…。エリザベスカラーや術後服を着用させるなど、抜糸までは傷口の保護を欠かさないようにしてくださいね。

術後2〜3日は散歩を控え、過度な運動はNG
傷口が汚れたり、縫った箇所に腹圧がかかったりしないよう、術後2〜3日は散歩を控えましょう。もし外でしか排泄しない犬の場合は、短時間であれば外へ連れ出してもOK。術後2〜3日過ぎならある程度の散歩は問題ありませんが、ドッグラン、何度も走らせるなどの過度な運動は、傷口が開いてしまう原因になります。


飲水量のチェック
エリザベスカラーを付けていると、水飲みボウルをひっくり返してしまう、カラーが床にあたるなど、思ったように水が飲めないこともあります。飲水量を毎日チェックし、水飲みボウルを台の上に置くなど、愛犬が水を飲みやすいような工夫をしてあげてください。

抱っこは傷口に負担がかからないように
抱っこをする際には、患部に触れないようにおなかを下にして、背中が水平になるようにしましょう。傷口に負担のかかる縦抱っこ・あおむけ抱っこは、抜糸が終わるまではしないのがベスト。愛犬の体にメスを入れなければならないため、避妊・去勢手術をするべきか思い悩んでしまいますが、決して必須というわけではありません。まずは飼い主さんが、避妊・去勢手術のメリット・デメリットをしっかりと理解することから始めましょう。「どんなリスクを避けたいか」といった視点も踏まえて、愛犬にとっても飼い主さんにとってもベストな選択をしてくださいね。

参考/「いぬのきもち」2017年4月号『避妊・去勢手術体験談』(監修:東京動物医療センター(東京都杉並区)副院長 南直秀先生)
文/佐藤
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 04:31 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本当はずっと一緒にいたい…犬や猫は何歳まで生きれる?

Yahoo! JAPAN



◆猫の寿命は20年以上も
 長寿国として知られる日本では、人間の平均寿命が男女ともに80歳を超えた。戦争や紛争などがないことはもちろん、医療技術が進歩したおかげともいえる。今後もさらに寿命が延びるという予測もあるほどだ。

この記事の写真はこちら

 ほかの動物はどうだろうか。私たちの身近に存在する動物といえば、犬と猫があげられる。犬は犬種によっても異なるが、大型犬(10〜12、13年)よりも小型犬(12〜15歳前後)の方が長生きする傾向にある。ひと昔前は、犬が10歳を超えると「長生きしているな」と思われたものだが、現在はフードや医療が進んだことによって、10歳以上でも元気に暮らす犬が増えたように感じる。とくに小型犬は、犬種を問わず、15歳以上の個体を何頭も見てきた。

 猫の場合はどうだろうか。アメリカンショートヘアやマンチカンなど、さまざまな種類があるが、じつはどれも「イエネコ」に分類され、平均寿命は15歳前後とされている。純血種は遺伝性の疾患を抱えやすい傾向があり、雑種の方が長生きするようだ。

 飼育環境によっても、寿命は異なる。一般社団法人 ペットフード協会の「平成29年(2017年)全国犬猫飼育実態調査」によれば、「家の外に出ない」猫の平均寿命は16.25歳、「家の外に出る」猫は13.83歳と大きな差が見られたという。外に出る猫は、交通事故などで命を落としたり、病気に感染したりするリスクがある。そのため、現在では完全室内飼育をよしとする傾向が見られる。

 こうしたデータから犬と猫を比較すると、猫の方が長生きする傾向にある。ペットを飼っている知り合いに調査したところ、すでに亡くなった犬猫を含め、犬は18歳(ミニチュア・ダックスフンド)、猫は21歳(雑種)が最長だった。やはり、猫の方が長生きするというのは本当かもしれない。

 これから猫を迎えるならば、こうした寿命についても考える必要がある。何歳まで生きるかはわからないが、20歳以上も生きる可能性があるわけだ。20年後も猫と暮らせる環境にあるか、世話する体力があるか。「猫と暮らしたい」という思いだけではなく、将来を見据えることが重要だ。

 さすがに20年後まで世話できるかわからない……。そう思ったら、「飼わない」という選択も必要。猫の将来を考えてこそ、真の「愛猫家」といえるのではないだろうか。

 本誌7月号では、「猫と一生、幸せに暮らす」をテーマに、猫との暮らしを特集している。残念ながら、いまは猫と暮らせないという人にも楽しめる企画が盛りだくさん。キュートな写真に癒されることだろう。

文/OFFICE-SANGA
posted by しっぽ@にゅうす at 04:12 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬は捨てられたとしても、大好きだった飼い主のことをちゃんと覚えている

ネタりか



毎年何千頭もの犬が“大好きな”飼い主に捨てられている
金網越しの5頭の犬

平成28年度に全国の動物愛護センターや保健所で引き取られた犬は41,175頭。そのうち飼い主からの引き取りは4,663頭とされ全体の約11%に相当します。飼い主による持ち込み、つまり飼育放棄が約11%ということと同年度の殺処分数が10,424頭であるということを単純に考えると1,200頭近くの犬が飼い主の都合で「殺された」ということになります。また、この数字からはわかりませんが、所有者不明で「迷子」として収容された犬の中にも飼い主がわからないように捨てられた犬も多くいると思います。

先進国から「一桁間違っているのでは!?」と驚かれたこともある日本国内での犬の殺処分数。日本の犬を取り巻くあまりにもひどい環境を打破するべく、各地の行政やボランティアによって動物愛護の啓蒙や譲渡活動などが行われ、メディアでもさまざまな情報が取り上げられるようになるなど徐々に犬や猫などペット業界の実情に注目が集まるようになってきました。
事実、それらの努力のおかげで年々殺処分数は減少してきています。10年前と比較して引き取り数は1/3以下、殺処分数は1/10以下となっていますが、それでもなお年間に4,500頭以上の犬が飼い主によって捨てられ、10,000頭以上の犬が人間の手で殺処分されています。今、この時間にも不条理な死を待っている犬が何頭もいるのです。

飼い主が犬を捨てる身勝手な理由
道路に座る黒い犬の後ろ姿

飼い主がそれまで一緒に暮らしてきた愛犬を手放す、捨てる原因はさまざまですが、そのどれもが納得できるものではなく人間の勝手な都合に過ぎないと思います。捨てる側の人間にも言い分はあるでしょうし、悩んで迷って手放すこともあると思います。それでも捨てるという最終手段を取る前にできること、事前に対策しておくべきことがあると思います。その努力をせず「仕方ない」と愛犬の命をあきらめるのはあまりにも身勝手ではないでしょうか。

筆者が実際に動物愛護センターに見学に行った際や動物保護のボランティア団体で活動している時に聞いたことのある理由は以下のようなものでした。

✔引っ越し先が社宅などペット禁止
✔高齢の飼い主が入院、他界してしまった
✔言うことを聞かず困っている
✔飼い主を噛んでケガをさせる
✔犬が思っていたよりも大きくなってしまった
✔子供の出産に伴い犬がいると困る
✔子供が犬アレルギーになってしまった
✔子犬を産ませたが貰い手が足りない
✔犬が大きくなって可愛くなくなったから
✔病気になってしまい経済的な負担が大きい
✔老犬になり介護がつらい

このほかにもブリーダーをしていたが廃業したという場合や個人のボランティアとして保護していたが増えすぎて手に負えなくなってしまった場合などもありました。

犬は昔の飼い主を覚えているのか?
金網越しの犬の目

大好きだった飼い主に捨てられてしまった犬は飼い主のことをいつまでも覚えているのでしょうか?犬は“今を生きる動物”と言われ、数十秒前に起きたこともあっさり忘れてしまうこともありますが飼い主や深く関わった人間のことは忘れないと言われています。

少しむずかしい話になりますが、犬は短期記憶が苦手ですが長期記憶は得意だと考えられています。10秒前にトイレを失敗したことなどはすぐに忘れてしまいますが、くり返し教わったことや日々の習慣、においや声で連想できる人間などについては数年〜生涯忘れないそうです。

今を生きる動物である反面、特に人間への愛着が強いため「3日飼えば3年恩を忘れない」などと言われることも。人間のように「あの時は幸せだったなぁ」などと思い出を振り返って感傷に浸ることはないとされていますが、たとえ捨てられても一度一緒に暮らした飼い主のことは決して忘れないのです。

犬を飼ったら一生一緒にいる覚悟が必要
女性に抱かれて隣に座るゴールデン

太古の昔から人と犬は一緒に生きてきました。犬は“人に付く”動物とも言われるだけあって、過去に出会った犬よりも人間の方が覚えているとも言われています。飼い主はもちろん、一緒に何かを経験してそこで感情が動いた場合は特に忘れにくいそうです。

そしてまた、犬は傷ついたことも忘れません。怖いこと、嫌なことへの記憶力がすさまじく、それを呼び起こされるようなことがあると極端な反応を見せます。いわゆるトラウマと言うもので、過去に虐待にあった犬や食事を与えられずつらい思いをした犬はそれらの経験をいつまでも忘れられず一生心の傷を引きずってしまうことも少なくありません。そのため、虐待された犬は人間に対して強い恐怖心や警戒心を持つのでなかなか新しい飼い主になつくことができなかったり、譲渡自体が不可能になってしまうこともあります。

犬を飼ったら何があろうと絶対に一緒にいることが鉄則。犬は平均15年前後生きるため、その間に飼い主自身の環境が変わることも大いに想定できます。引っ越しや入院、ライフスタイルの変化などさまざまな事態を想定して、まわりへの協力を依頼するなどいざという時のために事前に対策を考えておくことが必要です。犬を捨てないこと、これは飼い主として最低限であり最高の愛情でもあると思います。どうかこれ以上悲しい思いをする犬たちが増えないことを切に願います。


posted by しっぽ@にゅうす at 04:05 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする