動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年07月31日

生後8週齢以下のペット販売厳禁を 岡山市獣医師会副会長・松本通博氏に聞く

山陽新聞


今秋に予定されている動物愛護法の改正は、犬、猫の殺処分ゼロを目指し、ペット販売業者やブリーダー(繁殖・育種業者)を従来の登録制から免許・許可制へ規制強化するとともに、ペットの販売対象を生後8週齢以上に厳格化するなど、よりペットの生命を保護する規制が盛り込まれる見通しだ。獣医師の立場として動物愛護法の改正をどう受け止めているのか。岡山市獣医師会副会長の松本通博さん(54)=パーム動物病院院長=に改正法への要望や問題点を聞いた。

 ―全国自治体はペットの殺処分ゼロを目標に掲げ、ペットの販売、繁殖業者らの監視を強めるとともに、飼い主にも終生の伴侶としてペットの飼養に責任を持って対応するよう指導してきた。現状はどうか。

 かつて岡山県内の犬、猫の殺処分頭(匹)数は、2005年当時、年間でざっと7000頭に上ったと聞いている。殺処分が減ったのは前回の法改正の効果が大きい。それまでは保健所などで犬、猫を無条件に引き取っていたが、改正以後は特別な理由がない限り、ペットの原則引き取りを拒否できるようになった。加えて保健所などから収容されたペットを引き取り、新たに飼い主を探す活動をするNPO団体などが増えたことが大きな要因だ。

 ―数字の上では前回の法改正の効果が十分に出ている。岡山県でつくった動物愛護管理計画(14年度〜23年度)でも、目標の殺処分数字は現時点ですでにクリアしている。

 数字の上では確かに成果はあがっている。しかし、問題は保健所から引き取りを拒否されたペットが、その後実際にどうなっているかが大きな問題だ。避妊手術をしないで多頭飼育をしている飼い主や、繁殖や販売が難しくなった老犬などを抱えるペットショップやブリーダーが、処分に困ったペットをどう扱っているのか、多分、山間地などに生きたまま遺棄され、野良犬になっているケースも多いのではないか。一部マスコミでも取り上げられたが、こうした老齢化した犬、猫をペットショップなどから安い価格で買い上げ、さらに繁殖させるという闇の引き取り屋、あるいは処分屋と呼ばれる業者もいると聞いている。動物がモノ同然に扱われる実態は、動物愛護の精神とはかけ離れている。殺処分ゼロは理念としてはすばらしいが、逆にこうした規制が闇の処分に繋がっているとしたら大変な問題だ。

 ―今回の法改正ではほかに生後8週齢以下の子犬や子猫の販売を禁止し、ペット販売などの取り扱い業者をこれまでの登録制から免許・許可制にして、業者の監視を強める動きも出ている。

 ペットは子犬、子猫が人気だから、販売業者、ブリーダーも生後間もない時に親から離し店頭に並べるケースが多い。その結果、混合ワクチンが未接種で免疫力が弱い子犬などが多く、飼い主が購入後、すぐに感染症を発症する事例が数多く見られる。また母親から早く離す結果、ペットに与える情緒面での影響が懸念される。子犬は離乳まで親、兄弟と一緒に育ち、健康な体と社会性を身に付けるが、8週齢以下の短い期間で親から離れると免疫力が低下し、社会性が養われないことで、将来人に懐かなかったり、噛み付いたり、しつけが難しい成犬になることが多く、生態的にも問題がある。

 飼い主から捨てられ、保健所に収容された犬、猫はいろいろな理由で人を警戒することが多いが、こうした里親探しのNPO活動を円滑に進めるためにも、8週齢以下の販売禁止は重要なことだ。ペットの体内に個体を認識できるマイクロチップを埋め込むことを義務化する動きもあるが、遺棄や闇の処分を防止する意味では有効な方法だと思う。しかし、それにもまして飼い主がまず適切なペットの避妊手術、病気予防のケアなどを守り、終生の伴侶として末永くペットと連れ添う姿勢が大切であることはいうまでもない。
(2018年07月30日 17時29分 更新)



posted by しっぽ@にゅうす at 08:11 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペットだって大切な家族。でもペットにかかる医療費が意外と高いってご存知ですか?ペット保険の必要性とは

Yahoo! JAPAN



皆さんはこれまで犬や猫、鳥などのペットを飼われたことはありますか?

動物たちとの暮らしは、私たちの人生をより豊かにしてくれます。家族同然のペットたち。最近はペット可のマンションも増え、ペットフードの栄養価や衛生面の向上から、ペットの平均寿命も長くなってきました。

しかし、高齢になるにつれ、人間と同様にさまざまな病気やケガをすることも。そこで、ペットの保険が重要視されてきています。

ペット保険とは
私たち人間には「健康保険」があるので、治療費や薬代などは通常3割負担で済みます。しかし、ペットには公的な保険がありませんので、治療などにかかった費用は全て自己負担となります。

人間と比べて治療費や薬代が安いのでは?と思われる方も多いのですが、人間と同様、もしくはそれ以上に治療費や薬代は高額です。

少し例を見てみましょう。


【骨折】
元気なワンちゃんや猫ちゃんが、ソファーや高い場所から飛び降りて骨折!というケースは多々あります。治療にはどのぐらいの費用がかかるのでしょうか?

<例>骨折  治療費 合計30万6600円
診察1500円 手術24万円 エコー検査(2回)1万8000円 抜糸等処置2800円 麻酔3万4000円 注射・点滴  7300円 入院(1泊) 3000円


【白内障】
人間と同様に、ペットも高齢になるにつれて目の病気になりやすい傾向です。

<例>白内障 治療費 合計30万4000円
検査1万2000円
手術27万円
処置4000円
投薬6000円
入院(4泊)1万2000円

*どちらも保険会社(複数社)より参考

骨折も白内障もよくあるケガや病気ですが、いずれも30万円以上とかなり高額な治療費となっています。

より複雑な病気や重い病気の場合は、通院も長くなりますので、40万円〜100万円を治療に費やしたという方も少なくありません。

そこで、治療費の一部を保険で負担できるように「ペット保険」が誕生しました。

今ではペット保険は、数十社から販売されています。治療費の50%、70%、90%など、補償の割合が選べる保険商品が多くあります。

人間の保険とは異なりますので少し詳しくお伝えします。


○治療費の総額が30万円の場合
補償割合70%の場合、保険で支払われる金額21万円、自己負担額9万円
補償割合50%の場合、保険で支払われる金額15万円、自己負担額15万円

補償割合が高い方が、何かあった場合の出費を抑えられるので安心です。しかし、支払う月々の保険料は高くなります。補償の割合と保険料を確認し、検討すると良いでしょう。

また、各社ごとにさまざまなプランがありますので資料等で比較してみてください。
ペットの種類や年齢によっても保険料は異なります。ご自身のペットの種類、年齢でどれくらいの保険料がかかるのか、あらかじめチェックしておくと良いかと思います。

これは人間も同じことなのですが、保険で病気やケガに備えておくとお金の面で安心するだけでなく、「保険があるから何か不調があったら診察してもらおう」という精神的な安心も与えてくれます。

女性の乳がんが増えているのはご存じかと思います。早期発見ができない背景には毎年の検診を受けていない、保険に加入していないから診察に行かないといった原因があります。

多額の治療費を不安に思い、診察に行かないということにならないよう、家族の健康、そして病気やケガへの備えのために保険は必要です。

もちろん、日頃の健康管理も大切です。ある保険会社ではペット保険の補償範囲に「歯科治療・口腔外科治療」を不担保、つまり補償に入れていない商品がありました。(ケガの治療目的で行われる場合は対象となります)

なぜですか?と伺ったところ、歯の病気は日頃の歯磨き等で予防できるからとの回答でした。飼い主の健康管理によって防ぐことができる病気もあるのです。歯科治療を補償範囲に入れないことで保険料は安く設定することができます。

保険で備えるだけでなく、日頃の健康管理も合わせて大切な家族のケアをしてほしいと思います。言葉が話せないペットの健康については飼い主の皆さんがしっかりとサポートしてあげてください。

また、さまざまなペット保険が出ていますので、保険料や補償内容などを確認して病気やケガに備えていただければと思います。

Text:藤井 亜也(ふじい あや)
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長
posted by しっぽ@にゅうす at 08:09 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飽きっぽい人が犬を飼うのに向いていない理由3つ

ネタりか



犬を飼うのに向いていない理由@しつけができない
くつを噛んでいたずらする子犬

犬と一緒に暮らすためにはしつけをする必要があります。家庭犬で言えば高度な訓練は必要ありませんが、おすわりや待てなどある程度犬をコントロールしてお互い快適に、安全に暮らすためには全くしつけをしないというわけにはいきません。

犬のしつけは根気が必要です。言葉の通じない相手に対して何かを教えこと自体にも根気が必要ですが、一度教えたからと言ってそれで終わりではないのが犬のしつけ。何度も同じことを反復練習しなければすぐに忘れしまうこともありますし、困った問題が起きた時は放っておくと悪化していく一方なので常に犬の行動を観察して正していくことが大切です。飽きっぽい性格の人にとっては、地味な反復練習やすぐに結果の出ない犬のしつけはおもしろいと感じられないかもしれません。

犬を飼うのに向いていない理由A散歩など世話が続けられない
芝生の上でうれしそうな柴犬

犬を飼う場合、他のペットとは大きく異なるのが散歩の必要があるということです。一部のペットショップなどでは「小型犬は散歩しなくていい」「この犬種は運動量が少ないから家の中で十分」などと言う売り文句で犬が販売されていたこともありますが、そのようなことは絶対にありません。それは完全に人間側に都合に無理やり合わせているだけで、どんなに小さくても外への散歩は犬にとって必要不可欠。それは運動量だけの問題ではなく、社会性を見つけるためや自然の香りや感触楽しむためなど精神的にも大きな影響を与えることだからです。外に出ない犬はたまに散歩に連れ出されても、不安や恐怖ばかりが強く楽しむことができないか、めったにないことだからとテンションが上がりすぎて落ち着いていられない傾向にあります。

毎日の散歩は確かに大変です。暑い日も寒い日も忙しい日も疲れている日も、犬のために外に出なければいけないのはいくら犬好きでも「めんどうだなぁ」と感じてしまうもの。それが飽きっぽい性格の人であれば尚のことだと思います。それ以外にも、食事や健康の管理についても犬の場合は一筋縄ではいかないことや手がかかることも多いと思います。そういった毎日行わなければならない体調管理については、飽きたからといって手を抜いていいことではありません。

犬を飼うのに向いていない理由B愛情に波がある
手の上にあごを置いて伏せるチワワ

飽きっぽい人は犬に向ける愛情についても波があるようです。「かわいい!」と思っている時はたくさんかまったりあれこれ手をかけたりするのに、ふいに飽きてしまうとほとんど見向きもしなくなることはめずらしくないと思います。しかしそのような不安定な愛情をかけられた犬は、決して幸せではなく、犬自身の性格も不安定になりがち。いつ、何をすれば飼い主が振り向いてくれるのかがわからず、自分に自信が持てないでいる犬はとても幸せだとは思えません。

過剰な愛情は必要ありませんが、いつでもフラットな姿勢で犬に接することができるというのもとても大切です。犬は安心感を得るために精神的に落ち着いた人を好み、従い、信頼する傾向にあるので、その逆を行ってしまう飽きっぽい性格の人は飼い主になるにはあまり向いていないと言えるでしょう。

ペットを飼う時は慎重に考えることが鉄則!
芝生に座る少女とゴールデン

犬が好きで、犬との生活を楽しんでくれる人が増えて日本における犬の地位が少しでも上がってほしいと考えている筆者ですが、犬を飼うことはそう簡単にはおすすめできません。

しつけや散歩、飼育スペースの確保、飼育費用などを考えると、犬はとても手のかかるペットだと思います。「かわいい」「犬がいたら楽しそう!」と思う気持ちだけでは飼い続けることはむずかしいかもしれません。実際、「思っていたより手がかかる」「しつけが大変」「介護ができない」などという非常に身勝手な理由から捨てられ、殺処分になってしまっている犬がこの日本にはたくさんいます。本当に今後10〜20年間、犬を大切に飼い続けることができるのか、さまざまな側面から検討し覚悟を決めてから飼わなければ、いつか後悔する日が来るかもしれません。それは犬だけでなく、飼い主にとってもとてもとても不幸で悲しいことです。犬を飼うことはすばらしいこと。しかし、飼いたくても安易には飼わない判断をすることもすばらしいことだと思います。

犬を飼うことのすばらしさと責任の重さ、適正な飼育について描かれた漫画が東京都保健福祉局から発行されているのをご存じでしょうか。犬を飼いたいと考えている人、お子さんが犬を飼いたいと言っている時などにはぜひ読んでほしいものとなっています。簡単に読めるものなのでぜひ一度目を通していただけるとうれしいです。

『犬を飼うってすてきですーか?』http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/yomimono/dokuhon.html
出典:東京都保健福祉局HP(動物愛護読本)
posted by しっぽ@にゅうす at 08:08 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

災害時に愛犬、愛猫はどうする?ペットの防災対策ですべきこと4つ

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私たちが住む日本では、地震や水害などの自然災害が起こった際に、避難を余儀なくされることがあります。

その時に、意外とどのようにしたらいいのか悩んでしまうのが、ペットのことです。

防災グッズは何が必要か、心掛けておくことはあるかなど、いざという時に困らないように、日頃からペットの防災について考えておきましょう。

今回はその対策を4つご紹介します。

1. 災害時はペットを連れて避難したほうがいい!
阪神淡路大震災や東日本大震災では、愛犬や愛猫を自宅に残したまま避難した飼い主さんが数多くいました。


hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)

今月の頭に起きた西日本豪雨でも、愛犬を自宅に残したまま避難した家族が無事に再会したという報道がありました。

ペットを飼っている人の中には「犬や猫を避難所に連れて行っては迷惑なのでは」と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。


愛犬や愛猫などのペットを家に置いたまま、もしくは放した状態で避難すると、野良犬や野良猫を発生させる可能性があります。

環境省が発行している「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、避難所への“ペットの同行避難”を推奨しています。

いざという時に焦らないよう、家族で避難ルートと避難場所の確認をしておきましょう。


佐竹 美幸 / PIXTA(ピクスタ)

また、居住地域で行われる避難訓練には、ペットと共に参加することをオススメします。



2. 避難時に役立つように普段からの備えやトレーニングを!
避難所には犬や猫が苦手な人もいることを忘れてはいけません。

そこで重要なのが、日頃からしつけや健康管理を心掛けおくことです。そうすれば、良い印象を与えることができます。

予防接種とクレートトレーニングは、普段から備えてきましょう。

「クレート」とは犬や猫を運ぶ入れ物のことで、キャリーバッグの一種です。


避難先では犬や猫を放しておけないため、クレートに入れることになります。

しかし、ここで問題なのが、クレートに入ったことがない、もしくは慣れていない犬や猫の場合です。

そのような犬や猫がクレート内で長時間過ごすのは大きなストレスになるので、日頃からクレートトレーニングをしておきましょう。



3. フードと水などの「ペット用避難グッズ」は1週間分は準備しておく!
ペットとの同行避難をした際に困らないよう、「ペット用避難グッズ」を準備しておきましょう。

市販の「ペット用避難袋」を購入するのも良いですが、家にあるペットグッズの中から避難時に必要なものをまとめておいてもOKです。


犬や猫の防災グッズ フード(1週間分) 水(1週間分) 常備薬 リード 迷子札 鑑札 狂犬病予防注射済票 ペットシーツ タオル 、 食器(折りたたみ式のものが便利) うんち袋 愛犬・愛猫手帳 愛犬や愛猫の写真(顔、全身、特徴がわかる部位など) 水のいらないシャンプー ブラシ
援助物資は災害発生の数日から1週間程度で現地に届くことが予想されます。

しかし、処方食は簡単には手に入らない可能性があるので、普段から食べさせている処方食を避難袋に備えておいてください。

ドライフードは、1食分ごとに小分けにしておくと与えやすいです。



4. 犬猫のハウスは窓ガラスから離しておこう
地震などの災害が起こると、部屋の中の物が倒れ、散乱します。

ケガ予防のためにも、犬や猫のハウスはガラスの側には置かないこと。


チンク / PIXTA(ピクスタ)

またハウスの周囲にある家具の上には物を置かず、倒れないように固定しておいてください。

瓦礫などでケガをしないように、犬は肉球保護の靴を準備しておくのが良いでしょう。

ただし、靴は履き慣れていないと上手に歩けないので、日頃から練習して慣らしておくことをオススメします。



災害が発生した時、飼い主さんが愛犬や愛猫の側にいられるとは限りません。

近所に住んでいる友人や知人に、万が一の際は家の被害状況や犬や猫の安否を知らせてもらえるよう、前もって頼んでおくのが良いと思います。

ペットと同行避難した避難所では、飼い主さん同士で情報を共有し、みんなで支え合いましょう。



【参考】

※ 環境省 「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」


posted by しっぽ@にゅうす at 08:07 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これは愛?それとも…。愛すべき「出待ち猫」の生態とは

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まるでスター気分? 愛すべき「出待ち猫」
玄関の扉を開けると、そこにはいつも出迎えてくれる愛猫の姿。「ニャオ〜ン(お帰り〜)」の甘えた声と共にキラキラした瞳で“三つ指ついて”待っている姿に、1日の疲れも吹き飛びますよね。

飼い主さんを熱烈歓迎してくれる愛猫は、まるで憧れのスターをテレビ局やコンサート会場で待っているファンのよう。まさに「出待ち猫」です。

そんな出待ち猫、出現するのは玄関だけではありません。飼い主さんがトイレに入れば、扉をカリカリしながら「開けて〜」と催促。お風呂に入れば、スモークガラスの向こうで我慢強く待ち続ける姿にキュンとしますよね。家を出た後も、ふと振り返ると窓辺で見送ってくれていたりと、「どんだけ私が好きなの!?」と、出待ち猫のけなげな姿に癒されます。

いつもはクールなくせに、愛猫が律儀に出待ちをするのはどうしてでしょうか?  

これは愛?それとも…。愛すべき「出待ち猫」の生態とは
愛猫の出待ち、その理由は…?
愛猫の出待ち、その理由は…?
実は、愛猫が出待ちをするのは、飼い主さんを待っているというより、飼い主さんが「してくれること」を待っているのです。

集団行動をする犬と違って、猫は基本、単独行動。そのため、誰かと一緒にいたいという気持ちは薄く、飼い主さんに対してもドライです。
でも、飼い主さんが帰ってくる=ごはんを用意してくれる、トイレを掃除してくれる、遊んでくれる…と、うれしいことをいっぱいしてくれることを猫は知っています。そのため、飼い主さんの帰宅を大歓迎するのです。

では、トイレやお風呂で待っているのはどうしてでしょうか? 
これは、ただの好奇心。トイレやお風呂には飼い主さんだけが入り、自分は入れてもらえない。さらに、中からは水の流れる音がする…というので、猫は「何しているの?」と好奇心がくすぐられ、出待ちをしてしまうのです。

これは愛?それとも…。愛すべき「出待ち猫」の生態とは
出待ち猫はいつから待ってる?人を選ぶ?
出待ち猫はいつから待ってる?人を選ぶ?
では、愛猫は飼い主さんが帰宅するどれくらい前から待っているのでしょうか? 
もし、帰宅時間がいつも同じくらいなら、猫もなんとなく習慣としてその時間を覚えています。「そろそろかな…」と様子をうかがい、外で足音や車のエンジン音などが聞こえたら、ピューっと出待ちの定位置へ移動します。

でも、家族の中でも、猫が出待ちする相手って決まっていませんか? 
それは、愛猫が「してほしいことをしてくれる人」を選んで、出待ちをしているから。わが家の愛猫も、ごはん係の息子が帰宅する時間が近づくとソワソワし始め、足音や自転車の音がすると玄関へ飛んで行きます。私も含め、ほかの家族の帰宅時は、お昼寝場所からほとんど動かず…です(苦笑)。

猫にとって、願いをかなえてくれる人=大好きな人。出待ちはある意味、愛猫の愛情表現と思うと、玄関で待ってくれる姿がいっそう可愛く思えますね。

参考/「ねこのきもち」2016年8月号『出待ちする猫』(監修/藤井仁美先生(代官山動物病院獣医師、獣医行動診療科認定医、ペット行動カウンセラー。))
撮影/後藤さくら
文/ヤマモト トモミ
※写真は一部、アプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。

ねこのきもちWeb編集室


posted by しっぽ@にゅうす at 08:05 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月30日

犬・猫殺処分ゼロ守られる命 一方でボランティア負担増

毎日新聞



自治体が犬と猫の引き取りを拒否できるようになった2013年9月の改正動物愛護管理法施行から間もなく5年。安易な引き取りで殺処分される命が減った一方で、引き取り手がいない犬や猫を保護するボランティアの負担が増えている。

 法改正以前、自治体は飼い主が持ち込んできた犬や猫を一定期間収容し、新たな飼い主が見つからなければ殺処分していた。法改正で、飼い続けるのが困難と判断する「相当な理由」がない限り引き取りを拒否できるようになり、多くの自治体が「殺処分ゼロ」を掲げている。

 環境省によると、改正前の12年度には全国で犬と猫計16万1847匹が殺処分された
posted by しっぽ@にゅうす at 09:19 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫の譲渡が犬上回る 「猫ブーム」で急増 群馬県動物愛護センター 引き取りは高止まり

Yahoo! JAPAN




群馬県動物愛護センター(玉村町)に引き取られた猫のうち、県民や動物愛護団体への譲渡数が増加している。2017年度は過去10年間で最多の193匹に上り、初めて犬(154匹)を上回った。近年の「猫ブーム」を背景に、譲渡会の存在が知られるようになったほか、隣県の愛護団体に受け渡しが可能になったことなどが影響したとみられる。ただ引き取り数は年間1000匹以上と横ばいで、センターは飼い主のモラル向上に期待している。

◎殺処分数ゼロへ向け「飼い主は責任持って」
 「ワッフルくん やんちゃ、フレンドリー」「クシナダちゃん マイペース、人なつっこい」―。センターのホームページには、新たな飼い主を求める子猫のニックネームや特徴とともに、かわいらしい写真が並ぶ。飼い主になるには事前講習や登録などが必要だが、センターの担当者は「数年前より譲渡事業に関心を持つ人が増えた」と実感している。

 センターが集計した譲渡数によると、08年度は犬が96匹、猫が4匹だった。犬は09年度以降、150〜260匹で推移しているが、猫は100匹以下と伸びなかった。成犬で保護されても新たな飼い主が見つかりやすい犬に対し、猫は幼弱で譲渡に不向きなケースが多かったのが理由という。

 センターは16年4月から、子猫を譲渡できる状態まで育てる取り組みを開始。現在もボランティアによる活動が続けられ、猫を譲渡しやすい環境づくりを支える。17年1月には犬・猫を譲渡する団体の対象を、センターから距離が近い県外にまで拡大。猫を里親に仲介する団体が積極的に受け入れている。

 猫の殺処分数は17年度が1332匹で10年前と比べて半減しているが、担当者は「センターの施設面積や人員で譲渡できる猫の数は限界に近い」と指摘。「犬を含めて引き取りや殺処分がゼロになるように、飼い主は責任を持ってほしい」と話している。


posted by しっぽ@にゅうす at 09:16 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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