動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年08月02日

災害時、ペットと一緒に避難するには?環境省の改訂ガイドラインを読む

Infoseek



被災しても犬は散歩は大好き。人と触れ合い、散歩や遊びで傷ついた心を癒し、日常生活を取り戻していく。

環境省の改訂版では同行避難の定義が変更に
ペットを飼っている人が被災した場合は、ペットとの同行避難が原則でした。しかし、熊本地震の避難場所でペットに関するトラブルが発生。その結果、今年2月、環境省は飼い主とペットが必ずしも同室で一緒に過ごせないケースがあると「人とペットの災害対策ガイドライン」で明らかにしました。「同行避難は避難所でペットを人間と同室で飼育管理することを意味しない」と改訂版で明記したのです。実際、西日本豪雨ではこの方針に則って、ペットと人の同行避難が行われました。

岡山県総社市では、16日現在、市内11か所の避難所のうち市庁舎など3カ所をペット同伴者用に提供しました。飼い主と一緒に過ごしているせいか、吠え声などの問題は発生していないと総社市災害対策本部の担当者は17日付産経新聞のインタビューに答えていました。



東日本大震災ではペットがいる避難所は、いない避難所に比べると人間関係が和やかでギスギスせず、犬に関する会話が多くて居心地がよかった(撮影者談)。

飼い主は同行避難と同伴避難の違いを知っておく
災害時にペットを自宅に置き去りにせず、一緒に安全な場所へ行く「同行避難」は、ペットの飼い主の常識として定着しました。環境省の改定にはこの同行避難に加えて「同伴避難」への言及もあります。
「同行避難」が、ペットとともに安全な場所まで避難する行為(避難行動)を示す言葉であるのに対して、「同伴避難」は、被災者が避難所でペットを飼養管理すること(状態)を指す。ただし、同伴避難についても、指定避難所等で飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するものではなく、ペットの飼養環境は避難所等によって異なることに留意が必要である。(環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」抜粋)
避難所で一緒に暮らせるか否か、いつも一緒にいる飼い主にとっては大きな問題です。避難した場所で、ペットが飼い主のいる部屋に入れないケースがある。それは、あらかじめ知っておいた方がいいとひびき動物病院院長の獣医師、岡田響さんは言います。

「これまで、同行避難と同伴避難があいまいになっていたので、ここできちんと明確化されたのは意義のあることだと思います。このガイドラインは平成25年6月に策定して自治体に配布した「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を元に改訂したもので、飼い主さんにとっても大変参考になる内容が書いてあります。飼い主さんはぜひ一読していただきたい」とアドバイス。
飼い主が行うべき「平常時」の対策
岡田さんはこのガイドラインが犬の飼い主にとって参考になる内容がもりだくさんだと言います。「特に、”健康面やしつけを含めた、ペットの平常時からの適正な飼養が、最も有効な災害対策になる。また、多数のペットを飼養する時は、同行避難することが可能な頭数か否かについても、十分に検討しておく必要がある。”という部分は本当にその通りだと思いますよ。特に「飼い主が行うべき対策の例・平常時」は参考になります」とアドバイスしてくれました。
飼い主が行うべき対策の例<平常時>
・ 住まいや飼養場所の防災対策
・ ペットのしつけと健康管理 ・ 不妊・去勢処置
・ ペットが行方不明にならないための対策(鑑札、迷子札、マイクロチップ等による 所有者明示)
・ ペット用の避難用品や備蓄品の確保
・ 避難所や避難ルートの確認等の準備
・ 避難所以外の避難先やペットの預け先の確保
・ 飼い主同士の共助のためのコミュニケーションと良好な関係の構築
・ 避難訓練への参加と家族単位の避難訓練(シミュレーション)の実施
・ 携行できるペット情報のまとめ(治療記録、ワクチン接種歴など)
(環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」抜粋)
避難用具の実例を紹介
このガイドラインでは、普段備えておくと便利なペットの避難用品についても記載されています。フードや水、リードだけでなく、がれきの中を歩いても肉球が傷つかない犬用靴下やバンテージなど実際に東日本大震災で被災した時に役立った用品が紹介されており、細かな配慮が行き届いた内容になっています。

岡田さんによると、「ペットの避難用品では必要なモノの優先順位をつけて紹介した上、『重い物、大きな物などは避難の妨げになるため、いったん避難した後で安全を確認してから持ち出せるように、屋外倉庫や駐車場等、保管場所を工夫する』など、基本的な保管方法もちゃんと教えてくれています。緊急時の生活に必要な事、知っておいた方がいい事が書いてありますよ」と言います。

「備えておくだけで、必要なかったというのが一番いいのですが、自然災害はいつどこで起きるかわかりません。避難所生活では、自分を守る自助、そしてそれと同時に共助する行動がないとペットと一緒の生活は難しいだろう、と言われています。岡山県総社市のペット同伴者用施設ではペットと人がトラブルなく過ごせているということで、飼い主たちが共助しあって過ごされているだろうと想像します。こうした事例も参考にしたいですね。犬の飼い主さんは、是非この環境省のガイドラインを読んで、チェックと備えを進めてください」と教えてくれました。

取材協力/岡田響さん(ひびき動物病院院長)
神奈川県横浜市磯子区洋光台6丁目2−17 南洋光ビル1F
電話:045-832-0390
http://www.hibiki-ah.com/

文/柿川鮎子
明治大学政経学部卒、新聞社を経てフリー。東京都動物愛護推進委員、東京都動物園ボランティア、愛玩動物飼養管理士1級。著書に『動物病院119番』(文春新書)、『犬の名医さん100人』(小学館ムック)、『極楽お不妊物語』(河出書房新社)ほか。

写真/木村圭司
posted by しっぽ@にゅうす at 09:38 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

獣医師ら診察、トラウマの被災ペットも

産経WEST



岡山県倉敷市では、獣医師らが西日本豪雨で被災した犬や猫などを無料で診察するなど、ペットへの支援の輪が広がりつつある。災害でトラウマを抱えたペットに対する心のケアは短期間では難しく、ペットにとって安定した環境の必要性を訴える声も上がる。

 22日午後、避難所となった倉敷市真備町地区の二万小に、ペットを連れた被災者が続々と訪れた。「変わった様子はないですか」。獣医師4人が聴診器を当てて診察したり、感染症予防のワクチンを注射したりした。

 浸水した自宅の片付けの合間に愛犬のプードルを連れてきた真備町地区の会社員、脇山恵さん(41)は「大事な家族の一員。かかりつけの病院が開いていないので本当に助かる」と笑顔だった。

 県獣医師会によると、豪雨後、往診を2日間実施し、160匹以上の犬や猫を診てきた。今後も当面は週に1度、避難所での出張診察を続ける方針だ。同様の動きは民間にも広がり、千葉県市川市のペット関連企業も無料診察を実施した。

 一方で、ペットの心のケアを訴える人も。真備町地区の障害者施設職員、山口拡さん(70)の愛犬ポンタ君は豪雨の時、自宅の外につながれていた。2階建ての1階部分が水没し、犬かきで庭の木にしがみつこうと必死にもがいていたところを山口さんが助け出した。

 その後はあまり食欲がなく、物音に敏感で、音がするとすぐ逃げ出してしまう。山口さんは「精神的に不安定になっている。人間は話すことで気が楽になったりするが、犬はそれができない」と心配する。

 ボランティアでペットの診察に当たった獣医師、鈴木信吾さん(28)は「過去の災害でもストレスから体調を崩す犬や猫が多かった」と明かす。トラウマになっても応急的な心のケアは難しいといい、「落ち着いて生活できる環境を早く整えてあげるしかない。状況によってはペットホテルや一時預かりも活用してほしい」としている。


posted by しっぽ@にゅうす at 09:37 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネコ「パルボウイルス」適切なワクチン接種が重要


Yahoo! JAPAN



都内のネコ・カフェでネコのパルボウイルス感染が発生したとし、これがネット上で騒動になっている。結論からいえば、適切なワクチン接種でほぼ防げるウイルスだ。パルボウイルスとは何か、感染を広めないためにどうすべきか、専門家とネコ・カフェ店長に話を聞いた。

パルボウイルスとは
 ネコ好きは多いが、気軽にネコと触れあい癒やされる空間としてネコ・カフェが人気だ。そんなネコ・カフェのTwitterから、ネコ・パルボウイルス感染が都内で発生したとし、予防のために店間の「はしご」を禁止にするネコ・カフェも出るなどネット上で大きな話題になっている。

 このパルボウイルス(Parvovirus)は、多種多様なウイルスの総称だ。哺乳類などの脊椎動物だけではく、ヒトデなどの無脊椎動物にも感染する種類がいる。

 ウイルスのサイズが小さいため、最初に発見されたのは1960年代だ。その後、ヒトやイヌ、キツネなどの種類が1970年代に発見された。ヒトが感染した場合、いわゆるリンゴのような頬になる伝染性紅斑の原因にもなる。

 かなり変異しやすいウイルスでもあり、ウイルスの遺伝子を調べたところ、ネコやアライグマ、キツネ、ミンクなどのパルボウイルス(Canine parvovirus、CPV)が変異し、イヌのパルボウイルス(CPV Type-2)になり、その後さらに変異して1970年代の終わり頃にイヌ・パルボウイルス(CPV Type-2a)になり、1984年からはネコ・パルボウイルス(CPV Type-2b)に変異したことがわかったという(※1)。

 ネコ・パルボウイルスに感染すると、免疫系が損なわれるネコ汎白血球減少症(Feline panleukopenia virus、FPV)などの病気になる。発熱や嘔吐、下痢、血便、食欲不振といった症状が出て栄養失調になり、免疫不全で死ぬことも少なくない。

 筆者のかかりつけ獣医師に話を聞いたところ、ネコ・パルボウイルスの感染例は特に都市部で減ってきているという。ワクチン接種していない野良ネコが都市部で減っているのが理由だ。だが、地方の野良ネコ繁殖地などでは、まだウイルスを持ったネコがいるらしい。

 獣医師によれば、パルボ・ウイルスは、適切なワクチン接種により予防できるという。免疫力が極端に落ちている状態だったり、子ネコや高齢ネコを除き、ほぼ100%予防できるのだ。

 だが、パルボウイルスは、アルコールや熱湯による消毒でも除去できず、日常環境でたやすく死なないほどタフで、数ヶ月以上は生存し続ける。ウイルスの多くは外気に触れたり乾燥したりすると死滅するが、パルボウイルスの場合、漂白剤(5〜6%の次亜塩素酸ナトリウム)で10分以上、除菌しなければ消毒しきれないようだ。

 ネコからヒトへというように違う種類の生物には感染しないが、ウイルスが生き残っていた場合、感染したネコの体液や糞便、ウイルスを持ったノミやダニによって運ばれる危険性も高い。パルボウイルスは感染力が強いといわれるゆえんだ。

完全室内飼いでもワクチン接種
 前述したように、パルボウイルスは数年単位で変異しやすいため、ワクチンで抗体ができず、効果がなくなっている恐れもある。獣医師が立てたプログラムに従い、適切な時期に変異ウイルスに対してアップデートされたワクチンを定期的に接種することが重要だ。

 完全室内飼いだからといって安心し、ワクチン接種を怠ると、飼い主がウイルスを運び入れるなどして大事な飼いネコに感染し、さらに感染を拡大させるかもしれないと獣医師は警告する。

 Twitterを発信した「猫カフェきゃりこ」(新宿と吉祥寺)の店長、福井隆文さんに話を聞いたところ、これまでネコ・カフェでのパルボウイルス発症はほとんどなく、過去に2回ほど保護ネコの店舗で出た程度だったので驚いているという。

 福井さんのネコ・カフェのネコたちは全て適切なワクチン接種済みで、ネコ・パルボウイルスは適切なワクチンを接種していれば感染を防ぐことができる。

 福井さんは、ネコ・カフェの過度な「はしご」をしなければ今までどおりネコと触れ合って欲しいという一方、感染を広げないためにもネコの飼育者は自分のネコにきちんとワクチン接種をして欲しいと訴えた。

※1:Uwe Truyen, et al., "Evolution of Canine Parvovirus Involved Loss and Gain of Feline Host Range." Virology, Vol.215, 186-189, 1996


posted by しっぽ@にゅうす at 09:34 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ペット初心者の疑問】予防接種、たくさんあってわからない!どこまで必要?ペットの予防接種と必要な費用

Yahoo! JAPAN



“ペットの予防接種ってどこまでやるべき?”犬や猫を飼い始めた方々から、よくある相談の中に

「動物病院からハガキがたくさん来て何が何だかよくわからない」「どこの動物病院へ行けばいいかわからない」

というのがあります。

現在、犬に推奨されている予防接種が4種類あり、猫には3種類あります。犬には狂犬病予防、ワクチン予防接種、フィラリア予防、ノミマダニ予防の4つ。猫には、ワクチン予防接種、フィラリア予防、ノミマダニ予防の3つです。

以上の予防接種が推奨されている理由は、予防をしないと死に至る病気になる可能性があるからです。もしこれらの病気にかかってしまった場合、大きな治療費がかかってしまうことは間違いありません。

今回はこれらの予防接種について、費用も交えてお伝えします。

狂犬病予防について
犬の4大予防の中で最も浸透しているものが狂犬病予防です。法律で「狂犬病予防法」というものがあるので、最も知られているはずです。

日本では年に1回の予防接種が義務化されており、これを怠ると狂犬病予防法第5条の違反となり、20万円以下の罰金に処せられる罰則が規定されています。

では、どこで予防接種を行えば良いかというと、動物病院もしくは地域の獣医師会が行っている集合注射会場に行けば、注射を射ってもらえます。

費用はだいたい3000円前後になります。日本では昭和32年を最後に狂犬病は発生していませんが、昨年、台湾で狂犬病をもつ動物に噛まれたヒト症例が見つかりました。ヒトにも関わる重大な病気であり、予防が義務化されています。

ワクチン予防接種
続いて混合ワクチン予防接種に関してですが、こちらも感染力が強い病気、感染すると特効薬が効かない病気を予防するものです。混合ワクチン予防に関しては法律による義務付けがありませんが、上記のような重大な病気にかからないよう予防することが重要です。

動物病院によってワクチネーションプログラムが異なります、接種する時期や注射するワクチンの種類はさまざまですが、かかりつけの動物病院の指示に従い、予防接種を行いましょう。

さて、費用ですが、どの混合ワクチンを選ぶかによっても変わってきます。多くの動物病院ではおおよそ数千円〜1万円ほどで接種できます。決して安い金額とはいえませんが、残念ながら清浄化してできていないのが現状であり、定期的な予防接種を推奨します。


フィラリア予防・ノミマダニ予防
最後にフィラリア予防・ノミマダニ予防に関してお話します。この2つの病気は寄生虫によって引き起こされる病気です。

都内などではフィラリア予防が必要ないと聞くことがありますが、他県ではフィラリア陽性犬がいるのが現状ですので、都内にいるから絶対感染しないということはありません。

また、数年前からSFTSというヒトにも関わる病気が注目されています。詳しくはまだ解明されていませんが、マダニが媒介している病気といわれています。こちらもヒトが死に至る重大な病気ですので、予防することが重要であると考えられます。

この2つの病気に対する予防ですが、動物病院によって予防推奨期間や予防薬がさまざまですので、かかりつけの動物病院の指示に従い、推奨期間をきっちり予防しましょう。

費用は、おやつタイプや錠剤タイプ、また1年間に1回の注射で予防できるものなどさまざまであり、フィラリア予防とノミマダニ予防を同時にできる薬もあります。

多くの動物病院では、両方の金額を合わせて少なくても月に2000円前後かかりますので年間1万〜2万円ほどになります。

フィラリアやノミ・マダニが日本からいなくなることは非常に難しいので、しっかり予防することが重要になります。

まとめ
以上のように予防しなければならないことが多く、ペット保険も適応にならないので、数万円の費用がかかります。

ただ、これらのような重い病気にかかると動物たちも辛い思いをしますし、動物たちを看ている私たちも辛い思いをしなければなりません。このような辛い思いをしないためにも予防をすることで病気を未然に防いでいきましょう。

Text:行光 基(ゆきみつ はじめ)
獣医師 株式会社361°執行役員。

監修:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。


posted by しっぽ@にゅうす at 09:32 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬と幸せに暮らすため「良い環境作り」をしよう

ネタりか



犬と暮らす為の良い環境作り
白黒のチワワ

住む場所の環境作り
これから犬を飼おうとしている人が気になる事は住まいの周辺環境だと思います。まずは、犬が快適に暮らせる為に犬に合う散歩が出来る場所や、公園があるかどうかです。そして、交通量も重要で散歩中や外で離している時に、車などの事故が起こりやすいからです。

次に、一度は何かしらでお世話になる動物病院が、近くにあるかどうかを調べましょう。病院は近ければ良いものではありませんが、なるべく家から近い方が犬にとっても負担が少ないです。

都会と田舎どちらが住みやすい?
都会で犬を飼う時は、人や犬や車などに遭遇する数が田舎に比べて多いです。犬種にも寄りますが、基本犬は外を走り回る事が好きなので、運動をさせる為にも広い庭がある事が理想なのかも知れません。そういった点で、田舎は空気も綺麗で敷地も広く交通量も少ない事から犬には良い環境なのかも知れません。しかし、都会と田舎では都会の方が動物病院は栄えているので犬に合う病院を選べると言う利点はあるかも知れません。

犬に良い環境は様々ある
犬にとって良い環境は、自然の中でのびのびと暮らせる事が必ず良いとは言いきれません。都会の中でも、犬にとっては快適に過ごせる環境はあります。公園や広場では、犬や人に出会える事ができて刺激にもなるし友達も出来ます。ドッグランやドッグカフェ等の愛犬と一緒に楽しむことが出来る施設もあります。ペットも住めるマンションなら、同じマンションの住人の犬同士が仲良くなれたり、同じ散歩コースを楽しんだりする事もあるかも知れません。

室内で飼う時の良い環境
HOMEのマットの上に座る犬

室内飼いの犬は、ケージの中だけではなく家の中も歩き回るので、犬に危険になるような環境では怪我や病気の原因になります。犬の健康に気をつける事4つを紹介します。

1.室内温度や湿度
室外で飼育されている犬に比べて、室内飼いの犬は体温調整が苦手なので、少しの温度の変化に耐えられない犬が多いようです。犬の環境にもよりますが、室内では飼い主さんが温度管理をしてあげましょう。夏の暑さや、冬の寒さは犬の体に負担がかかります。室内は、24℃〜26℃前後、湿度は、50%〜60%が良いと言います。

また、室内の温度を適度に保っていたとしても冷えなどからお腹を壊しやすかったりする場合もあります。便秘や下痢の予防に、夏でも腹巻きをしてあげるのもいいと思います。特にシニア犬はお腹を壊しやすいので、注意してあげてください。

2.滑りにくい床材
最近の家の床材はフローリングが多いのですが、犬にはあまり相性が良くないのです。フローリングは滑りやすく、犬の膝関節を痛めてしまう可能性があります。しかも、犬の爪などでフローリングが傷つきやすいと言うのも問題です。

犬のよく通るところや部屋は、カーペットやラグを敷いて上げましょう。また、汚れた所だけを変えることが出来るコルクマットもあります。おしっこをして汚したり、走って爪の後でボロボロになったりしてもその部分だけを変えることが出来て便利です。

もしも絨毯やカーペット等に抵抗がある人は、フローリングに滑り止めを塗ったりのコーティングをしてあげてください。

3.急な段差
家の階段は、犬には段差が高くて上がるには危険な方が大きいのです。特に足の短い犬やシニア犬は上がれない事があるので抱き抱えて上げましょう。急な段差を上がると、犬の足の関節を痛めたり、ヘルニアの原因にもなります。飼い主さんが抱き抱えてあげることで犬の関節を痛めるリスクを減らせます。

4.ケージやサークルの配置
犬にも、ケージやサークルが必要な事があります。いつでも飼い主さんとくっついている事は、微笑ましいのですが離れた時や、留守番がとてもストレスになってしまい犬には良くありません。寝るときはケージやサークルの中で寝るなどで、単独でいられる時間も作ってあげましょう。

ケージやサークルを置く場所は、直射日光のない風通しが良く、人の出入りの少ない場所が良いでしょう。人がよく通る場所は、通る度に犬が反応してしまい落ち着かず安心出来ません。飼い主の姿は見えた方が安心出来るので、リビングの隅っこが望ましいと思います。

まとめ
部屋の中で家族とくつろぐ犬

犬も飼い主さんも安心して暮らせる環境が一番大切な事です。犬に良い環境がいいのは、健康維持するため、ストレスから守るためです。犬の目線で見ることで、人間には気づかない事が沢山あります。1度愛犬の高さから周りを見渡して見てはいかがでしょうか。きっと見えなかった部分に気づくかも知れません。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:31 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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